リゾナントブルーAnother Versからストーリーを想像するスレ 第41話(ミラー)
≪第42話(ミラー)へ ≪過去ログ一覧へ≫ 第40話(ミラー)へ≫
1 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/02(火) 22:33:08.84 0
2 : 名無し募集中。。。[sage] 投稿日:2010/02/02(火) 22:33:50.72 0
このスレの始まりと今まで出てきた設定やイメージ画像
http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/43.html
高橋愛
http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/12.html
ttp://resonant.pockydiary.net/file/template/r_ai.jpg
新垣里沙
http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/13.html
ttp://resonant.pockydiary.net/file/template/r_risa.jpg
亀井絵里・道重さゆみ
http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/14.html
http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/15.html
ttp://resonant.pockydiary.net/file/template/r_sayueri.jpg
田中れいな
http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/16.html
ttp://resonant.pockydiary.net/file/template/r_reina.jpg
久住小春
http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/17.html
ttp://resonant.pockydiary.net/file/template/r_koharu.jpg
光井愛佳
http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/18.html
ttp://resonant.pockydiary.net/file/template/r_aika.jpg
ジュンジュン・リンリン
http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/19.html
http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/20.html
ttp://resonant.pockydiary.net/file/template/r_junlin.jpg
http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/43.html
高橋愛
http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/12.html
ttp://resonant.pockydiary.net/file/template/r_ai.jpg
新垣里沙
http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/13.html
ttp://resonant.pockydiary.net/file/template/r_risa.jpg
亀井絵里・道重さゆみ
http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/14.html
http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/15.html
ttp://resonant.pockydiary.net/file/template/r_sayueri.jpg
田中れいな
http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/16.html
ttp://resonant.pockydiary.net/file/template/r_reina.jpg
久住小春
http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/17.html
ttp://resonant.pockydiary.net/file/template/r_koharu.jpg
光井愛佳
http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/18.html
ttp://resonant.pockydiary.net/file/template/r_aika.jpg
ジュンジュン・リンリン
http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/19.html
http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/20.html
ttp://resonant.pockydiary.net/file/template/r_junlin.jpg
3 : 名無し募集中。。。[sage] 投稿日:2010/02/02(火) 22:34:34.20 0
喰らってくたばれ!
必殺!
ttp://resonant.pockydiary.net/file/helpme.gif
リゾナンカー
ttp://resonant.pockydiary.net/file/template/car.jpg
リゾナントロボ…
発……
ttp://resonant.pockydiary.net/file/robo.gif
喰らってくたばれ!
必殺!
ttp://resonant.pockydiary.net/file/helpme.gif
リゾナンカー
ttp://resonant.pockydiary.net/file/template/car.jpg
リゾナントロボ…
発……
ttp://resonant.pockydiary.net/file/robo.gif
4 : 名無し募集中。。。[sage] 投稿日:2010/02/02(火) 22:35:50.87 0
<よくわかる!? リゾナントスレの世界観図説>
リゾナンター派(多数派)─┬─ダークネスと闘う超能力少女たちだよ派(鉄板路線派)
│ ├ダークネスは悪の組織の名前だよ派(暗闇=敵だよ派)
│ │ └ラスボスの名前でもあるよ派(ダクネチュ様派)
│ ├実は前身となる正義の組織があったんだよ派(OGメンはかつての味方だよ派)
│ │ ├方針転換して悪の組織になったので新組織を立ち上げたよ派(見解の相違派)
│ │ └組織はつぶされ現メン(の一部)が生き残ったんだよ派(正義の組織再興派)
│ └前身はなく愛ちゃんが一から始めたんだよ派(OGメンは最初から敵だよ派)
│ ├最初に見つけた仲間はれいなだよ派(同居人優先派)
│ ├最初に見つけた仲間はガキさんだよ派(娘。加入順優先派)
│ ├最初に見つけた仲間はガキれな以外の子だよ派(基本にとらわれないよ派)
│ └愛ちゃんは美少女コレクターだよ派(百合愛好派)
│
├─モーニング娘。をやりつつ敵と闘うよ派(鉄板路線派「かなしみ戦隊」系)
│
├─政府直属の能力者集団だよ派(独自路線派「共鳴者」系)
│
└─その他(各種独自路線派)
リゾナンダー派(少数派)─┬─戦隊モノのヒーローなんだよ派(特撮愛好派)
│ ├各自のイメージカラーが個人の戦隊カラーになってるよ派(LLはどうなったの派)
│ └リゾナンカーとセットで使いたいよ派(とことん特撮派)
│
├─スレが始まった時はこっちだったんだよ派(原理主義)
│
└─その他(各種独自路線派)
“ター”でも“ダー”でもどっちでも派(穏健派) ─┬─面白ければなんでもいいよ派(内容重視派)
│
└─シリアスとギャグで使い分けるよ派(こだわり作者派)
リゾナンター派(多数派)─┬─ダークネスと闘う超能力少女たちだよ派(鉄板路線派)
│ ├ダークネスは悪の組織の名前だよ派(暗闇=敵だよ派)
│ │ └ラスボスの名前でもあるよ派(ダクネチュ様派)
│ ├実は前身となる正義の組織があったんだよ派(OGメンはかつての味方だよ派)
│ │ ├方針転換して悪の組織になったので新組織を立ち上げたよ派(見解の相違派)
│ │ └組織はつぶされ現メン(の一部)が生き残ったんだよ派(正義の組織再興派)
│ └前身はなく愛ちゃんが一から始めたんだよ派(OGメンは最初から敵だよ派)
│ ├最初に見つけた仲間はれいなだよ派(同居人優先派)
│ ├最初に見つけた仲間はガキさんだよ派(娘。加入順優先派)
│ ├最初に見つけた仲間はガキれな以外の子だよ派(基本にとらわれないよ派)
│ └愛ちゃんは美少女コレクターだよ派(百合愛好派)
│
├─モーニング娘。をやりつつ敵と闘うよ派(鉄板路線派「かなしみ戦隊」系)
│
├─政府直属の能力者集団だよ派(独自路線派「共鳴者」系)
│
└─その他(各種独自路線派)
リゾナンダー派(少数派)─┬─戦隊モノのヒーローなんだよ派(特撮愛好派)
│ ├各自のイメージカラーが個人の戦隊カラーになってるよ派(LLはどうなったの派)
│ └リゾナンカーとセットで使いたいよ派(とことん特撮派)
│
├─スレが始まった時はこっちだったんだよ派(原理主義)
│
└─その他(各種独自路線派)
“ター”でも“ダー”でもどっちでも派(穏健派) ─┬─面白ければなんでもいいよ派(内容重視派)
│
└─シリアスとギャグで使い分けるよ派(こだわり作者派)
5 : 名無し募集中。。。[sage] 投稿日:2010/02/02(火) 22:36:32.65 0
【今まで出てきた能力まとめ】
高橋愛:精神感応(リーディング) /瞬間移動(テレポーテーション)/光使い(フォトン・マニピュレート)
新垣里沙:精神干渉(マインドコントロール)
亀井絵里:傷の共有(インジュリー・シンクロナイズ) /風使い(ウィンド・マニピュレート)
道重さゆみ:治癒能力(ヒーリング)
さえみ(姉人格):物質崩壊(イクサシブ・ヒーリング)
田中れいな:共鳴増幅能力(リゾナント・アンプリファイア)
久住小春:念写能力(ソートグラフィー) /幻術(ハルシネーション)/発電(エレクトロキネシス)
光井愛佳:予知能力(プリコグニション)/心の浄化(ハート・プリフィケイション) /水守
リンリン:念動力(サイコキネシス)/発火能力(パイロキネシス)
ジュンジュン:念動力(サイコキネシス)/獣化(メタモルフォシス(トゥ・ビーストorパンダ))
詳しくはこちら
http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/35.html
ジュンジュン獣化参考画像
http://resonant.pockydiary.net/file/panda.jpg
【今まで出てきた能力まとめ】
高橋愛:精神感応(リーディング) /瞬間移動(テレポーテーション)/光使い(フォトン・マニピュレート)
新垣里沙:精神干渉(マインドコントロール)
亀井絵里:傷の共有(インジュリー・シンクロナイズ) /風使い(ウィンド・マニピュレート)
道重さゆみ:治癒能力(ヒーリング)
さえみ(姉人格):物質崩壊(イクサシブ・ヒーリング)
田中れいな:共鳴増幅能力(リゾナント・アンプリファイア)
久住小春:念写能力(ソートグラフィー) /幻術(ハルシネーション)/発電(エレクトロキネシス)
光井愛佳:予知能力(プリコグニション)/心の浄化(ハート・プリフィケイション) /水守
リンリン:念動力(サイコキネシス)/発火能力(パイロキネシス)
ジュンジュン:念動力(サイコキネシス)/獣化(メタモルフォシス(トゥ・ビーストorパンダ))
詳しくはこちら
http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/35.html
ジュンジュン獣化参考画像
http://resonant.pockydiary.net/file/panda.jpg
6 : 名無し募集中。。。[sage] 投稿日:2010/02/02(火) 22:37:15.34 0
【喫茶店リゾナントイメージ】
間取り
ttp://resonant.pockydiary.net/data/upfile/142-1.gif
ttp://resonant.pockydiary.net/archives/784.html
ttp://resonant.pockydiary.net/archives/785.html
本日のランチ
ttp://resonant.pockydiary.net/data/upfile/155-1.jpg
ttp://resonant.pockydiary.net/data/upfile/156-1.jpg
タウン誌紹介文
ttp://resonant.pockydiary.net/data/upfile/383-1.jpg
【TV・映画イメージ】
リゾナンターEDイメージ(字あり提供入)
http://jp.youtube.com/watch?v=ijT95qkTqfA&NR=1
リゾナンター予告イメージ
http://jp.youtube.com/watch?v=wSVKqpCYrQs
リゾナンター予告編・i914Ver. ※血液等の映像が含まれますので苦手な方は見ないほうがいいです
http://jp.youtube.com/watch?v=TEsl4BjQ8sA
リゾナンターの予告編パート2/映画風
http://jp.youtube.com/watch?v=9Rvh02cQQoI&fmt=6
リゾナンター/共鳴セヨ
http://jp.youtube.com/watch?v=3m65hxrvduY
リゾナンター予告編/ダークネスVer.
http://jp.youtube.com/watch?v=OkFqDKBJUBg&fmt=6
イントロダクション
http://www.youtube.com/watch?v=srvVoDEse2g
リゾスレ一周年記念動画
http://www.youtube.com/watch?v=VBgPc_o1u0E&fmt=18
The loneliness of the girls
間取り
ttp://resonant.pockydiary.net/data/upfile/142-1.gif
ttp://resonant.pockydiary.net/archives/784.html
ttp://resonant.pockydiary.net/archives/785.html
本日のランチ
ttp://resonant.pockydiary.net/data/upfile/155-1.jpg
ttp://resonant.pockydiary.net/data/upfile/156-1.jpg
タウン誌紹介文
ttp://resonant.pockydiary.net/data/upfile/383-1.jpg
【TV・映画イメージ】
リゾナンターEDイメージ(字あり提供入)
http://jp.youtube.com/watch?v=ijT95qkTqfA&NR=1
リゾナンター予告イメージ
http://jp.youtube.com/watch?v=wSVKqpCYrQs
リゾナンター予告編・i914Ver. ※血液等の映像が含まれますので苦手な方は見ないほうがいいです
http://jp.youtube.com/watch?v=TEsl4BjQ8sA
リゾナンターの予告編パート2/映画風
http://jp.youtube.com/watch?v=9Rvh02cQQoI&fmt=6
リゾナンター/共鳴セヨ
http://jp.youtube.com/watch?v=3m65hxrvduY
リゾナンター予告編/ダークネスVer.
http://jp.youtube.com/watch?v=OkFqDKBJUBg&fmt=6
イントロダクション
http://www.youtube.com/watch?v=srvVoDEse2g
リゾスレ一周年記念動画
http://www.youtube.com/watch?v=VBgPc_o1u0E&fmt=18
The loneliness of the girls
7 : 名無し募集中。。。[sage] 投稿日:2010/02/02(火) 22:37:56.85 0
【旧まとめサイトで投稿日順に読む裏技】
まとめサイトの[検索]で「(1)」とか指定すると、第1話(1スレ目)の作品が投稿日順に並びます(降順)
(投稿日=まとめサイト掲載日時であり、スレ投下日時ではありません)
ただし、次回予告についてはシングルの順序と合わせるために
順番に並ぶように投稿日をいじってあるのでこの限りではありません
このスレに初めて来たから様子がわかんないよ、って人にはイイかも
※時々検索結果に違うスレの作品が混じりますが、本文中に張ったリンク(例:(1)123)を拾ってしまうためです
【新まとめサイトで投稿日順に読むには】
タグでスレごと(第○話)の作品群を見ることができます。
登録日の順になっているのでそこからたどっていけばおk
【代理投稿を依頼するときのお願い】
したらば掲示板のアク禁スレに作品を上げるときは対処方法の指示も書いてください
例えば
・規制食らったので転載してほしい
・レス数多いから掲載を手伝ってほしい
など
転載する人は必ず投下する旨をアク禁スレに宣言していってください
(投下かぶり防止のため。宣言が同タイミングなこともあるのでリロード&しばらく待つのも大事)
まとめサイトの[検索]で「(1)」とか指定すると、第1話(1スレ目)の作品が投稿日順に並びます(降順)
(投稿日=まとめサイト掲載日時であり、スレ投下日時ではありません)
ただし、次回予告についてはシングルの順序と合わせるために
順番に並ぶように投稿日をいじってあるのでこの限りではありません
このスレに初めて来たから様子がわかんないよ、って人にはイイかも
※時々検索結果に違うスレの作品が混じりますが、本文中に張ったリンク(例:(1)123)を拾ってしまうためです
【新まとめサイトで投稿日順に読むには】
タグでスレごと(第○話)の作品群を見ることができます。
登録日の順になっているのでそこからたどっていけばおk
【代理投稿を依頼するときのお願い】
したらば掲示板のアク禁スレに作品を上げるときは対処方法の指示も書いてください
例えば
・規制食らったので転載してほしい
・レス数多いから掲載を手伝ってほしい
など
転載する人は必ず投下する旨をアク禁スレに宣言していってください
(投下かぶり防止のため。宣言が同タイミングなこともあるのでリロード&しばらく待つのも大事)
8 : 名無し募集中。。。[sage] 投稿日:2010/02/02(火) 22:38:39.09 0
<<サボリン∞ヽ( ゚∀。)ノからのお願い事>>
・作品投下と同時に作品タイトルも決めてあるよ!
→作品の中・前後に『 』でくくってくれたらわかりやすいよ! できれば分類も書いてね!
・前に投下した作品の題名考えたよ!
→必ずしたらばの「題名スレ」に書いてね
・題名変えたいんだけど…
→それも「題名スレ」でおkだよ
・自分の作品に誤字脱字編集したいとこ見つけた
→したらばの「催促スレ」に書き込んでね
・編集したいとこがいっぱいありすぎて書けない
→テキストをメールで送ってね まとめサイトにメールフォームあるよ
・自分のあの作品とこの作品リンクさせてほしい
→「催促スレ」に書いてね
・その分類じゃなくて違う分類がいいんだけど…
→それも「催促スレ」でおk
・こらサボティ!直せって言ったとこ直ってない!
→「催促スレ」で教えてねゴメンネ
☆「催促スレ」「題名スレ」でお願い事した場合はageてね!
・何か企画とか考えたいんだけど
→したらばに自由にスレ立てて進めてくださいな
・とりあえず雑談したいんだけど
→「更新履歴とか雑談スレ」はみんなで使っていいスレだよ
・テンプレにあれこれ追加削除したい
→したらば「テンプレスレ」で話し合おうぜ
・作品投下と同時に作品タイトルも決めてあるよ!
→作品の中・前後に『 』でくくってくれたらわかりやすいよ! できれば分類も書いてね!
・前に投下した作品の題名考えたよ!
→必ずしたらばの「題名スレ」に書いてね
・題名変えたいんだけど…
→それも「題名スレ」でおkだよ
・自分の作品に誤字脱字編集したいとこ見つけた
→したらばの「催促スレ」に書き込んでね
・編集したいとこがいっぱいありすぎて書けない
→テキストをメールで送ってね まとめサイトにメールフォームあるよ
・自分のあの作品とこの作品リンクさせてほしい
→「催促スレ」に書いてね
・その分類じゃなくて違う分類がいいんだけど…
→それも「催促スレ」でおk
・こらサボティ!直せって言ったとこ直ってない!
→「催促スレ」で教えてねゴメンネ
☆「催促スレ」「題名スレ」でお願い事した場合はageてね!
・何か企画とか考えたいんだけど
→したらばに自由にスレ立てて進めてくださいな
・とりあえず雑談したいんだけど
→「更新履歴とか雑談スレ」はみんなで使っていいスレだよ
・テンプレにあれこれ追加削除したい
→したらば「テンプレスレ」で話し合おうぜ
9 : 名無し募集中。。。[sage] 投稿日:2010/02/02(火) 22:39:21.15 0
川*’ー’) < テンプレの設定やまとめサイトを参考にして自由に想像するがし
ノ|c| ・e・) < 登場人物の能力やストーリーの背景・設定は作者さんの自由なのだ
ノノ*^ー^) < シリアル路線でもコメディ路線でもお好きなものどうぞ
从*・ 。.・) < AAを使ったものや1レス完結ものでもOKなの
从*´ ヮ`) < 他の作者さんの設定を流用するのもありっちゃ
ノリo´ゥ`リ < 気に入った話の続きや繋ぎの話を書いてみるのもありカナ☆
川=´┴`) < プロットを書いて他の作者さんにストーリーを書いてっておねだりしてもええで
川*^A^) < アーでも書いてくれるかは作者さん次第ヨ
川´・_o・) < ソッカー
ノ|c| ・e・) < 登場人物の能力やストーリーの背景・設定は作者さんの自由なのだ
ノノ*^ー^) < シリアル路線でもコメディ路線でもお好きなものどうぞ
从*・ 。.・) < AAを使ったものや1レス完結ものでもOKなの
从*´ ヮ`) < 他の作者さんの設定を流用するのもありっちゃ
ノリo´ゥ`リ < 気に入った話の続きや繋ぎの話を書いてみるのもありカナ☆
川=´┴`) < プロットを書いて他の作者さんにストーリーを書いてっておねだりしてもええで
川*^A^) < アーでも書いてくれるかは作者さん次第ヨ
川´・_o・) < ソッカー
10 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/02(火) 22:40:07.26 0
作品投稿の際、10レスを越える場合は連続投稿規制(バイバイさるさん)がかかるので注意。
それから1レス当たり最大32行までしか入らないのでそれも注意。
ttp://resonant.pockydiary.net/file/template/r_coming.jpg
君の作品を待ってる
作品投稿の際、10レスを越える場合は連続投稿規制(バイバイさるさん)がかかるので注意。
それから1レス当たり最大32行までしか入らないのでそれも注意。
ttp://resonant.pockydiary.net/file/template/r_coming.jpg
君の作品を待ってる
11 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/02(火) 22:56:31.26 0
新スレおめ&乙
12 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/02(火) 23:50:17.57 0
ダクネチュ)<寒い 寒いぞリスァーーー ワシに光をぉー 暖かい光をぉぉぉ~~
ノlc| ・e・)<ダークネス様お待ちを!今 組織内の全発火能力者に施設を暖めさせておりますので・・どうかお待ちを!
ダクネチ;)<ううぅーー寒いーーうあぁー(でも1番寒いのは ワシの心だけどな・・・)
しかしなんでこんなに冷えつくんだろうかのぅ・・・
かんぶぅ;)<施設内に謎の中国人が!
川*^A^) <ハーイ!そうですワタシが謎の中国人 リンリンでーーす!!HA!HA!HA!
オーウ!さっきこの人に捕まり お尻を叩かれて冷え冷えしまーーーす!
アー違いましたー!ヒリヒリでーーーーす!!!!新スレとてもメデタイデース!HA!HA!HA!
ノ|c| ・e・)ダクネチ)<よし摘み出せ
川*^A^)ノ <アイヤー
ノlc| ・e・)<ダークネス様お待ちを!今 組織内の全発火能力者に施設を暖めさせておりますので・・どうかお待ちを!
ダクネチ;)<ううぅーー寒いーーうあぁー(でも1番寒いのは ワシの心だけどな・・・)
しかしなんでこんなに冷えつくんだろうかのぅ・・・
かんぶぅ;)<施設内に謎の中国人が!
川*^A^) <ハーイ!そうですワタシが謎の中国人 リンリンでーーす!!HA!HA!HA!
オーウ!さっきこの人に捕まり お尻を叩かれて冷え冷えしまーーーす!
アー違いましたー!ヒリヒリでーーーーす!!!!新スレとてもメデタイデース!HA!HA!HA!
ノ|c| ・e・)ダクネチ)<よし摘み出せ
川*^A^)ノ <アイヤー
13 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/03(水) 01:07:04.06 0
新スレおめ、そしてダクネチュ様乙です
14 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/03(水) 01:12:38.80 0
15 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/03(水) 03:10:32.56 0
Neru
16 : 名無し募集中。。。 [] 投稿日:2010/02/03(水) 04:11:06.97 0
/V\
/◎ィリVハヽ
_ ム::::::l*^A^):| <HAHAHA! 新スレオメですギョ!! 鯉ING コスで潜入ですギョ!!
ヽツ.(ノ:::::::::.:::::::.::..|)
ヾソ:::::::::::::::::.::ノ
` ー U'"U'
ノ|c| ・e・)<…とりあえずつまみ出して
(;ダクネチ)
(つ と)
\
\
\
\
,ヘVフヽ、
/◎ ヽノノハヽ <アイヤ~ ダクネチュ様乙ですギョ~!
,l:::::::::::::; *^A^)つ /ヽ、
) l:::::::::レ゙くつ \ / / 入
'ヾゝ:::::::::::::: ∩ ⊃ /〃/ _,,> (´⌒;
`ゞへ:::::::::::::: <㌧f‐ '' ´(´⌒;; ズザザザ
´`'‐ニ二二<㌧´(´;;⌒ (´⌒;;
(´⌒; (´⌒;;;
/V\
/◎ィリVハヽ
_ ム::::::l*^A^):| <HAHAHA! 新スレオメですギョ!! 鯉ING コスで潜入ですギョ!!
ヽツ.(ノ:::::::::.:::::::.::..|)
ヾソ:::::::::::::::::.::ノ
` ー U'"U'
ノ|c| ・e・)<…とりあえずつまみ出して
(;ダクネチ)
(つ と)
\
\
\
\
,ヘVフヽ、
/◎ ヽノノハヽ <アイヤ~ ダクネチュ様乙ですギョ~!
,l:::::::::::::; *^A^)つ /ヽ、
) l:::::::::レ゙くつ \ / / 入
'ヾゝ:::::::::::::: ∩ ⊃ /〃/ _,,> (´⌒;
`ゞへ:::::::::::::: <㌧f‐ '' ´(´⌒;; ズザザザ
´`'‐ニ二二<㌧´(´;;⌒ (´⌒;;
(´⌒; (´⌒;;;
17 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/03(水) 07:31:11.30 0
おはようリゾナンター
18 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/03(水) 11:16:25.82 0
チュー様かわええええええええええええ
19 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/03(水) 11:45:57.43 0
遅ればせながら新スレおめ&ダクネチュ様乙です
20 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/03(水) 13:06:40.31 0
新スレおめっと
21 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/03(水) 14:36:16.86 P
うたばんでのミヤコ蝶々発言→愛佳に羽が生える!
22 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/03(水) 14:48:43.28 0
愛佳 今日は今までの どんな君より美しい
白い羽で羽ばたいてく 幸せと共に
白い羽で羽ばたいてく 幸せと共に
23 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/03(水) 14:50:29.55 0
月光蝶でも発動すんのか
24 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/03(水) 14:54:27.33 P
黒歴史=ダークネス
25 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/03(水) 17:19:57.69 0
しまった間違えた
26 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/03(水) 18:55:55.60 0
どこと間違えたんだ
27 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/03(水) 19:50:45.48 0
新曲PV見たけどあれはリゾナンダーの世界観と違いすぎるねw
28 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/03(水) 20:14:51.52 0
川*’ー’) <みんなー今日は恵方巻きよー
从*´ ヮ`) < それなんと?
ノ|c| ・e・) <節分の日に巻き寿司を食べると縁起いいのよ
川´・_o・) < バナナ入ってるアルカ
ノノ*^ー^) < 確か恵方に向かって食べるのよね
ノリo´ゥ`リ < 何それー
川*^A^) < エッホエッホ
从*・ 。.・) < リンリンはさゆみの方向向いて食べないでね
川=´┴`) < (でも高橋さん9人で1本だけって・・・)
从*´ ヮ`) < それなんと?
ノ|c| ・e・) <節分の日に巻き寿司を食べると縁起いいのよ
川´・_o・) < バナナ入ってるアルカ
ノノ*^ー^) < 確か恵方に向かって食べるのよね
ノリo´ゥ`リ < 何それー
川*^A^) < エッホエッホ
从*・ 。.・) < リンリンはさゆみの方向向いて食べないでね
川=´┴`) < (でも高橋さん9人で1本だけって・・・)
29 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/03(水) 21:22:13.45 0
>>28
まだ小春がいるんだね!嬉しい
まだ小春がいるんだね!嬉しい
30 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/03(水) 22:02:32.06 0
「おっきなおなかですねぇ。何ヶ月ですか?」
びっくりした。隣に座ってくるなり話し掛けてくるんだから
「あ、7ヶ月です…」
「そうなんですかぁ。おいくつなんですか?」
「21です」
「ええぇ~、絵里と同じじゃないですかぁ。大人っぽ~い!」
こっちだって同い年だなんて思わなかった。髪がプリンみたいに根元が黒くなって、見るからに適当な感じなのに。
「もぉ~、せっかく新しい命が宿ってるんだからそんなに難しい顔しないで、でないとさいきょう?じゃないや、あいきょう?なんだっけ、とにかくそーゆーのに良くないですよぉ」
「胎教ですね」
「そう!それそれぇ~!」
「…赤ちゃんが産まれること、お父さんがまだ許してくれてないんです。それでまだ結婚もしてなくて…」
初対面の人に何をべらべらと話しちゃってるんだろう。でもどうしてだろう、自然と引き出されちゃう
「シングルマザーっていうやつですか。カッコいい~!」
「格好良くなんかないですよ、お母さんには応援してもらってるんですけど、もう早く結婚を決めないと赤ちゃんの為にも良くないし…」
「お母さんが応援してくれる彼はどんな人なんですかぁ?」
「まだ学生なんです。3月に卒業なんですけど、それでまだ仕事に就いてなくて。それにお父さんがいなくてお母さん一人だけで育ったんで、その事も理由にお父さんは許してくれなくて…」
「うーん、それはちょっとひどいですねぇ。でもお父さんも本当は応援してあげたくてきっかけを探してるんだと思いますよ」
―――ピンポーン、347番の番号札をお持ちの方、5番窓口までお越し下さい―――
「あっ、絵里ちょっと行ってきますねぇ」
びっくりした。隣に座ってくるなり話し掛けてくるんだから
「あ、7ヶ月です…」
「そうなんですかぁ。おいくつなんですか?」
「21です」
「ええぇ~、絵里と同じじゃないですかぁ。大人っぽ~い!」
こっちだって同い年だなんて思わなかった。髪がプリンみたいに根元が黒くなって、見るからに適当な感じなのに。
「もぉ~、せっかく新しい命が宿ってるんだからそんなに難しい顔しないで、でないとさいきょう?じゃないや、あいきょう?なんだっけ、とにかくそーゆーのに良くないですよぉ」
「胎教ですね」
「そう!それそれぇ~!」
「…赤ちゃんが産まれること、お父さんがまだ許してくれてないんです。それでまだ結婚もしてなくて…」
初対面の人に何をべらべらと話しちゃってるんだろう。でもどうしてだろう、自然と引き出されちゃう
「シングルマザーっていうやつですか。カッコいい~!」
「格好良くなんかないですよ、お母さんには応援してもらってるんですけど、もう早く結婚を決めないと赤ちゃんの為にも良くないし…」
「お母さんが応援してくれる彼はどんな人なんですかぁ?」
「まだ学生なんです。3月に卒業なんですけど、それでまだ仕事に就いてなくて。それにお父さんがいなくてお母さん一人だけで育ったんで、その事も理由にお父さんは許してくれなくて…」
「うーん、それはちょっとひどいですねぇ。でもお父さんも本当は応援してあげたくてきっかけを探してるんだと思いますよ」
―――ピンポーン、347番の番号札をお持ちの方、5番窓口までお越し下さい―――
「あっ、絵里ちょっと行ってきますねぇ」
31 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/03(水) 22:03:14.51 0
「それでは、隣同士で二人一組になって心のカードを交換し合って話してみましょう」
「こんにちは、道重さゆみといいます」
「あ、こんにちは…」
「へぇ~!赤ちゃんが産まれるんですか、おめでとうございます~。でもなんでそれが悩みなんですか?」
「僕らまだ結婚してなくて…」
「あら~、という事はできちゃった結婚ですね?」
「ええまあ、そうなっちゃうんですけど、でも彼女のお父さんが許してくれなくて…」
「彼女も学生さんなんですか?」
「いや、彼女は短大を卒業してて。バイト先で知り合ったんですけど…」
講義の一環とはいえ、初めて会話する人になんでこんなに色々と話しちゃうんだろう。
でも何故か、不思議と話したくなる安心感がある…
「こんにちは、道重さゆみといいます」
「あ、こんにちは…」
「へぇ~!赤ちゃんが産まれるんですか、おめでとうございます~。でもなんでそれが悩みなんですか?」
「僕らまだ結婚してなくて…」
「あら~、という事はできちゃった結婚ですね?」
「ええまあ、そうなっちゃうんですけど、でも彼女のお父さんが許してくれなくて…」
「彼女も学生さんなんですか?」
「いや、彼女は短大を卒業してて。バイト先で知り合ったんですけど…」
講義の一環とはいえ、初めて会話する人になんでこんなに色々と話しちゃうんだろう。
でも何故か、不思議と話したくなる安心感がある…
32 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/03(水) 22:03:56.04 0
「お待たせぇ~」
恥ずかしいからこっちに駆け寄りながら手なんて振らないでよ、思わず笑っちゃった。
「そうですよ、その笑顔ですよ!」
―――ピンポーン、551番の番号札をお持ちの方、2番窓口までお越し下さい―――
「じゃあ私行って来ます」
「行ってらっしゃあ~い」
また手を振っちゃって。でもこのノンキさをちょっとは見習ってもいいかも。
「あらどうしたの?珍しく笑顔じゃない、何かイイ事あった?」
「ええ、まあそんな所ですね」
「はい、今回の診察料はこちらね、お大事に」
「さよなら~」
思い切って手を振ってみた。一瞬驚いたような顔をされたけど、すぐに笑顔で振り返してくれた。
いいかもしんない、こーゆーの。
「絵里ね、今考えてたんですけど、お父さんもみんな応援してくれてさっきみたいな難しい顔はもうしないようにするおまじないをしてあげましょう!」
おまじない!?この子はどこまでマイペースなんだろう…。でもこの子と一緒にいるといつの間にか笑顔になれて、この子の友達がうらやましいな。
恥ずかしいからこっちに駆け寄りながら手なんて振らないでよ、思わず笑っちゃった。
「そうですよ、その笑顔ですよ!」
―――ピンポーン、551番の番号札をお持ちの方、2番窓口までお越し下さい―――
「じゃあ私行って来ます」
「行ってらっしゃあ~い」
また手を振っちゃって。でもこのノンキさをちょっとは見習ってもいいかも。
「あらどうしたの?珍しく笑顔じゃない、何かイイ事あった?」
「ええ、まあそんな所ですね」
「はい、今回の診察料はこちらね、お大事に」
「さよなら~」
思い切って手を振ってみた。一瞬驚いたような顔をされたけど、すぐに笑顔で振り返してくれた。
いいかもしんない、こーゆーの。
「絵里ね、今考えてたんですけど、お父さんもみんな応援してくれてさっきみたいな難しい顔はもうしないようにするおまじないをしてあげましょう!」
おまじない!?この子はどこまでマイペースなんだろう…。でもこの子と一緒にいるといつの間にか笑顔になれて、この子の友達がうらやましいな。
33 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/03(水) 22:04:37.92 0
「それではもうすぐ時間です。次回の人権学習はビデオを見てそれについて考えてみましょう」
「あーっ!ごめんなさーい、どんどん聞き出しちゃってさゆみの事は何も話してなかったー!」
「いえ、僕の方こそすっかり相談にのってもらっちゃって…。でも道重さんと一緒にいる友達はいつも楽しいんだろーなぁ」
「えっ、どうしてですか?」
「なんだか癒やされるんですよね…。ケンカなんかしないんだろなぁ」
「…そうですね、大切な仲間なんで。平和が一番です。なんでも前向きにいかなきゃ、せっかく応援してくれる人もついてきてくれませんよ。よし、悩みが吹き飛んじゃうおまじないをさゆみがしちゃいましょう!!」
「あーっ!ごめんなさーい、どんどん聞き出しちゃってさゆみの事は何も話してなかったー!」
「いえ、僕の方こそすっかり相談にのってもらっちゃって…。でも道重さんと一緒にいる友達はいつも楽しいんだろーなぁ」
「えっ、どうしてですか?」
「なんだか癒やされるんですよね…。ケンカなんかしないんだろなぁ」
「…そうですね、大切な仲間なんで。平和が一番です。なんでも前向きにいかなきゃ、せっかく応援してくれる人もついてきてくれませんよ。よし、悩みが吹き飛んじゃうおまじないをさゆみがしちゃいましょう!!」
34 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/03(水) 22:05:20.47 0
「「いたいのいたいの、飛んでけぇ~~!!」」
体のまわりを、風が吹き抜けた気がした。
室内なのに、外は寒いのに、温かくて癒やされるような風が。
体のまわりを、風が吹き抜けた気がした。
室内なのに、外は寒いのに、温かくて癒やされるような風が。
35 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/03(水) 22:06:01.99 0
~♪
「もしもし絵里ー?」
『さゆー?今終わったよー』
「ホントー?こっちも今終わったとこー」
『マジで~?じゃあこれから一緒に行かなーい?』
「うん!行こ行こー。じゃあまた後でねー」
『バイバーイ』
「それじゃあさゆみお先に失礼します。彼女と赤ちゃん、大切にして下さいね!」
「あっ…なんか今日はありがとうございました」
「いえいえ、笑顔が戻ってさゆみも嬉しいです。じゃあまたどこかで…」
「…あっ、自分のカード置いてっちゃってる。まあいっか、また使っもんじゃないし」
心のカード 道重さゆみ
最近、悩みはないですか? 本当の平和って、いつやってくるんだろう?私が本当にすべきことは何だろう?
「もしもし絵里ー?」
『さゆー?今終わったよー』
「ホントー?こっちも今終わったとこー」
『マジで~?じゃあこれから一緒に行かなーい?』
「うん!行こ行こー。じゃあまた後でねー」
『バイバーイ』
「それじゃあさゆみお先に失礼します。彼女と赤ちゃん、大切にして下さいね!」
「あっ…なんか今日はありがとうございました」
「いえいえ、笑顔が戻ってさゆみも嬉しいです。じゃあまたどこかで…」
「…あっ、自分のカード置いてっちゃってる。まあいっか、また使っもんじゃないし」
心のカード 道重さゆみ
最近、悩みはないですか? 本当の平和って、いつやってくるんだろう?私が本当にすべきことは何だろう?
36 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/03(水) 22:06:45.41 0
「ねー聞いてー。今日絵里ね、いいことしたんだよ~」
「そうなの?実はさゆみも、いいことしたの~」
「ほんと~?ウヘヘヘ」
「うふふふ。じゃあリゾナントにあったまりに行くとしますか!」
「さんせーい!」
二人が手を握って歩き出したその時、温かい風がまた吹き抜けた。
みんなが手をつないで、支え合って、愛し合って、平和になりますように。
「そうなの?実はさゆみも、いいことしたの~」
「ほんと~?ウヘヘヘ」
「うふふふ。じゃあリゾナントにあったまりに行くとしますか!」
「さんせーい!」
二人が手を握って歩き出したその時、温かい風がまた吹き抜けた。
みんなが手をつないで、支え合って、愛し合って、平和になりますように。
37 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/03(水) 22:07:27.01 0
「今日はどうだった?」
「うん、経過は順調だって。うふふ」
「どしたの?なんか嬉しい事あった?」
「うーん、嬉しい事っていうかねー、今日病院でね…」
「うん、経過は順調だって。うふふ」
「どしたの?なんか嬉しい事あった?」
「うーん、嬉しい事っていうかねー、今日病院でね…」
38 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/03(水) 22:08:10.52 0
>>30-37
『温風(はるかぜ)』でした
ちょっと落ち込んでいた時に癒やされたくて書いてみたもので、願望が如実に表れていますw
題を付けた時に、せっかくだから時節に合わせてみたいと思い、立春を迎えるまであたためていました
なので、もうこの時期に大学で講義はしてないだろう、というツッコミは無しでw
なお、人権学習とか心のカードとかは作者が受けた講義で実際にあったものです
ちなみに、今年の立春の瞬間は2月3日の22時47分だそうです
『温風(はるかぜ)』でした
ちょっと落ち込んでいた時に癒やされたくて書いてみたもので、願望が如実に表れていますw
題を付けた時に、せっかくだから時節に合わせてみたいと思い、立春を迎えるまであたためていました
なので、もうこの時期に大学で講義はしてないだろう、というツッコミは無しでw
なお、人権学習とか心のカードとかは作者が受けた講義で実際にあったものです
ちなみに、今年の立春の瞬間は2月3日の22時47分だそうです
39 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/03(水) 22:11:08.65 0
40 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/03(水) 23:55:16.52 0
>>38
うふふってのに萌えたw
うふふってのに萌えたw
41 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/03(水) 23:58:34.69 0
さゆと絵里の二人が無意識の内に繋がってる感じが好きだ
42 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/04(木) 01:18:02.59 0
347番と551番ってハロ紺のときの2人の番号か!
今気付きました
さりげなく洒落た演出だなあ
今気付きました
さりげなく洒落た演出だなあ
43 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/04(木) 03:08:21.67 0
wikiでも眺めてから寝るホゼナント
44 : 前スレから転載[] 投稿日:2010/02/04(木) 05:10:12.58 0
892 名前:名無し募集中。。。 投稿日:2010/01/30(土) 12:55:12.49 0
いつもまとめありがとうございます!
申し訳ありませんが続かせてください
40話到達を祝い、改めて過去作品を振り返る意味も込めまして「リゾスレ作品INDEX」なるものをExcelで作成してみました。
興味のある方はお持ちくださいませ。
詳しくは同梱の説明書(txtファイル)をお読みいただけるとありがたいです。
↓(ダウンロードキーは「resonant」です ※zip形式で圧縮してあります)
http://www1.axfc.net/uploader/Sc/so/77846
ファイルを開かれる前の注意といたしまして、2点ほど述べさせてください。
「リゾスレ作品INDEX」とは言いながら、“文字による作品”のみをまとめてあります。
動画やイラスト等に関しては含まれておりませんので、予めご了解くださいませ。
また、まとめサイトでは敢えて表記されていない、作品ごとの「作者名」を明記しております。(詳細は説明書をご覧ください)
編者が把握でき得た範囲での記載ではありますが、その点も予めご了解くださいませ。
このインデックスが新規さんの簡易ガイド的な役割を果たしたり、住人の皆さまの何らかのお役に立ったりすることを祈っております。
今後とも(需要があればですがw)バージョンの更新を続けていきたいと思います。
長くなりましたが最後に…
サボリンさん初めこのインデックスを作るにあたって相談に乗ってくださった方々や、作業にご協力いただいた某作者様、改めて厚くお礼申しあげます。
本当にありがとうございました。
いつもまとめありがとうございます!
申し訳ありませんが続かせてください
40話到達を祝い、改めて過去作品を振り返る意味も込めまして「リゾスレ作品INDEX」なるものをExcelで作成してみました。
興味のある方はお持ちくださいませ。
詳しくは同梱の説明書(txtファイル)をお読みいただけるとありがたいです。
↓(ダウンロードキーは「resonant」です ※zip形式で圧縮してあります)
http://www1.axfc.net/uploader/Sc/so/77846
ファイルを開かれる前の注意といたしまして、2点ほど述べさせてください。
「リゾスレ作品INDEX」とは言いながら、“文字による作品”のみをまとめてあります。
動画やイラスト等に関しては含まれておりませんので、予めご了解くださいませ。
また、まとめサイトでは敢えて表記されていない、作品ごとの「作者名」を明記しております。(詳細は説明書をご覧ください)
編者が把握でき得た範囲での記載ではありますが、その点も予めご了解くださいませ。
このインデックスが新規さんの簡易ガイド的な役割を果たしたり、住人の皆さまの何らかのお役に立ったりすることを祈っております。
今後とも(需要があればですがw)バージョンの更新を続けていきたいと思います。
長くなりましたが最後に…
サボリンさん初めこのインデックスを作るにあたって相談に乗ってくださった方々や、作業にご協力いただいた某作者様、改めて厚くお礼申しあげます。
本当にありがとうございました。
45 : 前スレから転載[] 投稿日:2010/02/04(木) 05:11:46.52 0
985 名前:れなれな7 投稿日:2010/02/02(火) 20:13:05.59 0
40話記念にと思ってたのですが、、、
お久しゅうございます、れなれな7でございますm
規制されていて、あいさつ出来ませんでした。
サウンドノベル新バージョンをアップしました
”娘。RPG”で検索して、一番上に出るページの
”あぷろだ(L)”に入ってます。Vol0.99hです
音が大きいかもしれません。
川*’ー’) < 喫茶リゾナントへいらっしゃいませW
40話記念にと思ってたのですが、、、
お久しゅうございます、れなれな7でございますm
規制されていて、あいさつ出来ませんでした。
サウンドノベル新バージョンをアップしました
”娘。RPG”で検索して、一番上に出るページの
”あぷろだ(L)”に入ってます。Vol0.99hです
音が大きいかもしれません。
川*’ー’) < 喫茶リゾナントへいらっしゃいませW
46 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/04(木) 07:34:08.50 0
ミティ様大活躍の朝
47 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/04(木) 10:20:23.35 0
コーヒーひとつ
48 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/04(木) 11:47:41.28 0
ミティは今は東北にいるのかな?
49 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/04(木) 15:27:03.23 0
ダークネスの任務か
50 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/04(木) 18:43:44.41 0
夕暮れ時のリゾナント
51 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/04(木) 20:05:13.09 0
リゾナンダーいつの間に中国旅行に行ってたんだw
52 : 名無し募集中。。。 [] 投稿日:2010/02/04(木) 21:16:18.55 0
>>45
前スレの話になりますがれなれな7さん乙でした! 喫茶リゾナントに赴くという我々の悲願をある意味
かなえるという… ちょっと落ち着いていられないのが残念でしたがw
あと私がRPGに疎いのでちょっと苦労してしまいましたw
前スレの話になりますがれなれな7さん乙でした! 喫茶リゾナントに赴くという我々の悲願をある意味
かなえるという… ちょっと落ち着いていられないのが残念でしたがw
あと私がRPGに疎いのでちょっと苦労してしまいましたw
53 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/04(木) 22:55:08.09 0
魔女裁判の予告編も中々に興味深かった
リゾナンターが危機に見舞われるパターンとしては新鮮だった
リゾナンターが危機に見舞われるパターンとしては新鮮だった
55 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/05(金) 00:21:50.10 0
寝てもいい?
56 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/05(金) 00:54:04.29 0
>>54
ここにもいるぞw
ここにもいるぞw
57 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/05(金) 01:49:34.95 0
おやすみリゾナンターフニャフニャ…
58 : 問答無用の代理投稿師[] 投稿日:2010/02/05(金) 03:46:48.52 0
れなれな7:2010/02/05(金) 00:31:38
41話にも転記を頼もうと思っていましたので助かりました
ありがとうございます
>>52
レイアウト図にリゾナントさせていただきました
店の中を忙しく動くのがアナタの
喫茶リゾナントに来るニンムだからですw
>>53
ノベルに同時収録しています(4)194『黄昏のDRマルシェ』のあの建物です
後日話となっております
>>54
スペースボタンを押すとステータス画面になります
各リゾナンターの共鳴が50%のメンバーに話してみて下さい
もしくはメンバーの周りやアイテムらしき物をエンターしてみて下さい
感想いただき気合い入りました
ノノハヽo∈
从*` -´) ヨッシャ
(( (_o )
41話にも転記を頼もうと思っていましたので助かりました
ありがとうございます
>>52
レイアウト図にリゾナントさせていただきました
店の中を忙しく動くのがアナタの
喫茶リゾナントに来るニンムだからですw
>>53
ノベルに同時収録しています(4)194『黄昏のDRマルシェ』のあの建物です
後日話となっております
>>54
スペースボタンを押すとステータス画面になります
各リゾナンターの共鳴が50%のメンバーに話してみて下さい
もしくはメンバーの周りやアイテムらしき物をエンターしてみて下さい
感想いただき気合い入りました
ノノハヽo∈
从*` -´) ヨッシャ
(( (_o )
59 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/05(金) 04:29:20.92 0
ホゼナンダーが眠くてなぜイケナイ
60 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/05(金) 07:32:43.48 0
おはようリゾナンター
61 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/05(金) 08:29:58.27 0
新たな物語が始まるまで繋いでいこうじゃないですか
62 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/05(金) 12:12:54.12 0
おっと
63 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/05(金) 12:17:03.20 0
3、4時間書き込みが無くても落ちないってことは規制がキツいってことやね
64 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/05(金) 15:26:03.95 0
保全しやすいといえばしやすいがw
65 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/05(金) 17:31:47.20 0
ほぜ
66 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/05(金) 19:02:26.50 0
ホゼナンダーが油断して何故イケナイ
67 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/05(金) 19:04:27.26 0
れなれな7さん!ありがとう!
68 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/05(金) 20:51:30.66 0
ホゼナンターが飲んで何故イケナイ
69 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/05(金) 21:26:01.04 0
規制が解除になったと思ったら別の案件が報告されてた件
70 : あぼーん 投稿日:2010/02/05(金) 21:28:51.05 0
あぼーん
71 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/05(金) 22:18:16.98 0
72 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/05(金) 22:48:34.36 0
ストーリーも惹かれるけど画像のチョイスもまたいいんだよね
何よりリゾナントの中をうろうろしてメンバーと話ができるってのはほんとグッとくる
何よりリゾナントの中をうろうろしてメンバーと話ができるってのはほんとグッとくる
73 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/05(金) 22:53:07.52 0
74 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/06(土) 00:10:58.19 0
黄昏のDRマルシェの人ってまだスレにいるのかなあ
75 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/06(土) 01:36:40.43 0
おやすみリゾナンター
76 : 代理投稿[] 投稿日:2010/02/06(土) 01:41:15.80 0
◇
とうとう映画になるらしい!
http://www1.axfc.net/uploader/Sc/so/79896
ってそうなればいいな、という叶わぬ願いを込めて
自己満足の世界です。
【resonant-ai】でDLしてください。
ある言葉をリゾナントさせていただきました。
ありがとうございました
◇
とうとう映画になるらしい!
http://www1.axfc.net/uploader/Sc/so/79896
ってそうなればいいな、という叶わぬ願いを込めて
自己満足の世界です。
【resonant-ai】でDLしてください。
ある言葉をリゾナントさせていただきました。
ありがとうございました
77 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/06(土) 01:59:02.64 0
78 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/06(土) 02:23:22.73 0
79 : 名無し募集中。。。[sage] 投稿日:2010/02/06(土) 02:44:08.06 0
自演保全無職引きこもり頑張って
無収入
無収入
80 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/06(土) 03:33:38.51 0
おやリゾ
81 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/06(土) 03:35:32.43 0
今音流で愛ちゃんがキさんリンリン
82 : 名無し募集中。。。 [] 投稿日:2010/02/06(土) 08:30:04.59 0
( `.∀´)<時間よ止まれ
83 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/06(土) 10:16:13.30 0
こっはー
84 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/06(土) 10:54:55.13 0
モーニング戦隊リゾナンターR 第??話 「ダクネチュ様の世界」
パラレルワールドを破壊して世界を救う使命を背負い旅を続けるモーニング戦隊リゾナンターの高橋愛。
今彼女は怪しげな建物の中にいた、まるで特撮ドラマに出てくる悪の組織の秘密基地のような。
寒々とした管制室のスクリーンの前に黒覆面の男一人佇んでいる。
「あんたは誰?」
「わしの名はダークネス、闇の王と呼ばれた男」
「闇の王さんが何で一人っきりでおる」
「…皆は、他の皆は行ってしまった。 ダークネスのメンバーもリゾナンター達も」
自分達の住む世界の消滅を防ぐために、異なる世界の能力者と戦うサイキックウォーズを戦う為に。
サイキックウォーズという言葉に聞き覚えのある愛。
「それってもう起こった出来事なんじゃ?」
「お前は幾つもの世界を旅してきたのだな。 その内の一つでサイキックウォーズは起こったというのか」
…だがそれは小さなコップの中で起きた嵐に過ぎない。
今度起こるであろうサイキックウォーズは、全ての世界がその生き残りを賭けてぶつかり合う。
敗れた世界は消え去るのみ。
「わしは止めたのだ。 全ての世界には命が息づいていて、全てのモノに価値がある。
たとえ自分達の世界を守るためといっても、それを破壊していいものなのか。 争い以外に解決策を見つけ出すべきではないか、だが…」
闇の王とは思えぬ言葉に耳を傾けていた愛だったが、只ならぬ気配を感じてダークネスに駆け寄った。
ダークネスの腕を取り押さえる、そこには拳銃が…。
「危ないやん、何をするつもりだったの」 「放してくれ、夢破れた哀れな男がこれ以上生き恥を晒しても…」
揉み合っている内にダークネスの黒覆面が脱げた、そこにいるのはごく普通の男だった。
「夢? 悪の組織の首領にどんな夢があるというの?」
パラレルワールドを破壊して世界を救う使命を背負い旅を続けるモーニング戦隊リゾナンターの高橋愛。
今彼女は怪しげな建物の中にいた、まるで特撮ドラマに出てくる悪の組織の秘密基地のような。
寒々とした管制室のスクリーンの前に黒覆面の男一人佇んでいる。
「あんたは誰?」
「わしの名はダークネス、闇の王と呼ばれた男」
「闇の王さんが何で一人っきりでおる」
「…皆は、他の皆は行ってしまった。 ダークネスのメンバーもリゾナンター達も」
自分達の住む世界の消滅を防ぐために、異なる世界の能力者と戦うサイキックウォーズを戦う為に。
サイキックウォーズという言葉に聞き覚えのある愛。
「それってもう起こった出来事なんじゃ?」
「お前は幾つもの世界を旅してきたのだな。 その内の一つでサイキックウォーズは起こったというのか」
…だがそれは小さなコップの中で起きた嵐に過ぎない。
今度起こるであろうサイキックウォーズは、全ての世界がその生き残りを賭けてぶつかり合う。
敗れた世界は消え去るのみ。
「わしは止めたのだ。 全ての世界には命が息づいていて、全てのモノに価値がある。
たとえ自分達の世界を守るためといっても、それを破壊していいものなのか。 争い以外に解決策を見つけ出すべきではないか、だが…」
闇の王とは思えぬ言葉に耳を傾けていた愛だったが、只ならぬ気配を感じてダークネスに駆け寄った。
ダークネスの腕を取り押さえる、そこには拳銃が…。
「危ないやん、何をするつもりだったの」 「放してくれ、夢破れた哀れな男がこれ以上生き恥を晒しても…」
揉み合っている内にダークネスの黒覆面が脱げた、そこにいるのはごく普通の男だった。
「夢? 悪の組織の首領にどんな夢があるというの?」
85 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/06(土) 10:56:14.38 0
モーニング戦隊R 第??話 「叶わぬ夢」
「わしは世界を闇で覆い尽くしたかった。 この世界に偏見と争いを生み出す全てのものを闇で包みたかった。
何も見えぬ漆黒の闇の中で人々は恐怖するだろう。 だがやがてその闇を打ち払う為に人々は手を取り合うだろう。
肌の色、信ずる神、貧富の差、そんなものに惑わされることなく。 人々は人の掌の温かさを頭で知るのでなく、心で感じるだろう。
わしはそうして世界を一つに繋ぎたかったのだよ」
「でも、そんなことをしたら皆があんたを憎んでしまうんじゃあ」
「それで世界が一つになるならわしは構わん。
いろんな色の絵の具が重なり合ってどんな色になるか、その色を見ることが出来るのならばこの命惜しくはないと思った」
幾つにも分割されたスクリーンには、世界中の子供達が映っていた。
高価な玩具を買い与えられている子供、拾ったゴミで生計を立てる子供、ファッションショーで歓声を浴びる子供
銃を持たされ戦場に立たされる子供、1億円の募金を得て心臓移植手術を受けた子供、20セントのワクチンが打てずに息絶えた子供
「全ての子供に笑いを分け与えたかった。 全ての子供に未来への道を指し示したかった、だが…
その夢は潰えた、心が冷え切ってしまった。 叶いもしない愚かな夢を見たわしを笑うがよい」
「違うな、私はあんたの夢が愚かだなんてちっとも思わない。 そう思ってるのは私だけじゃないみたいやよ」
「おーい、ダークネス様~」 男を呼ぶ声が聞こえる。
「お前は旅を続けるのか。 それで本当に世界を救えると思っているのか」
「未来のことなんて判らない。 今の私を突き動かすのは過去に経験したこと、出会った人がくれた言葉。
それが集まって現在の私を形作っている。 現在の私が歩いていった先に未来がある、だから、あーしは…」
「旅を続けるのだな…」 光の粒子となって旅立った愛を見送りながら男は呟いた。
||c| ・e・)|<ダークネス様、こんなところにいたんですか。 捜したんですよ。
ダクネチュ)<うぉぉぉぉ寒い! 里沙、実に寒いぞ!! ミティ様が大活躍しとるぞ!!
||c| ・e・)|<弱りましたねぇ。 灯油も切れちゃってるし、リンリンを呼んで発火能力で暖めてもらいますかねえ。。
ダクネチュ)<ゴルァ、闇の王を凍死させる気か。(…高橋愛よ、お前が旅を続けるなら、わしも叶わぬ夢を抱いて歩き続けよう)
「わしは世界を闇で覆い尽くしたかった。 この世界に偏見と争いを生み出す全てのものを闇で包みたかった。
何も見えぬ漆黒の闇の中で人々は恐怖するだろう。 だがやがてその闇を打ち払う為に人々は手を取り合うだろう。
肌の色、信ずる神、貧富の差、そんなものに惑わされることなく。 人々は人の掌の温かさを頭で知るのでなく、心で感じるだろう。
わしはそうして世界を一つに繋ぎたかったのだよ」
「でも、そんなことをしたら皆があんたを憎んでしまうんじゃあ」
「それで世界が一つになるならわしは構わん。
いろんな色の絵の具が重なり合ってどんな色になるか、その色を見ることが出来るのならばこの命惜しくはないと思った」
幾つにも分割されたスクリーンには、世界中の子供達が映っていた。
高価な玩具を買い与えられている子供、拾ったゴミで生計を立てる子供、ファッションショーで歓声を浴びる子供
銃を持たされ戦場に立たされる子供、1億円の募金を得て心臓移植手術を受けた子供、20セントのワクチンが打てずに息絶えた子供
「全ての子供に笑いを分け与えたかった。 全ての子供に未来への道を指し示したかった、だが…
その夢は潰えた、心が冷え切ってしまった。 叶いもしない愚かな夢を見たわしを笑うがよい」
「違うな、私はあんたの夢が愚かだなんてちっとも思わない。 そう思ってるのは私だけじゃないみたいやよ」
「おーい、ダークネス様~」 男を呼ぶ声が聞こえる。
「お前は旅を続けるのか。 それで本当に世界を救えると思っているのか」
「未来のことなんて判らない。 今の私を突き動かすのは過去に経験したこと、出会った人がくれた言葉。
それが集まって現在の私を形作っている。 現在の私が歩いていった先に未来がある、だから、あーしは…」
「旅を続けるのだな…」 光の粒子となって旅立った愛を見送りながら男は呟いた。
||c| ・e・)|<ダークネス様、こんなところにいたんですか。 捜したんですよ。
ダクネチュ)<うぉぉぉぉ寒い! 里沙、実に寒いぞ!! ミティ様が大活躍しとるぞ!!
||c| ・e・)|<弱りましたねぇ。 灯油も切れちゃってるし、リンリンを呼んで発火能力で暖めてもらいますかねえ。。
ダクネチュ)<ゴルァ、闇の王を凍死させる気か。(…高橋愛よ、お前が旅を続けるなら、わしも叶わぬ夢を抱いて歩き続けよう)
86 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/06(土) 10:57:41.44 0
>>84-85
以上
以上
87 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/06(土) 11:45:00.26 0
ダクネチュ様ぁぁぁ……
俺あんたのことただのさえないチョイエロおやじだと思ってたよ
なのに…なんてデカいんだ…なんて熱いんだ…
愛してるぜぇぇぇ!!!
俺あんたのことただのさえないチョイエロおやじだと思ってたよ
なのに…なんてデカいんだ…なんて熱いんだ…
愛してるぜぇぇぇ!!!
88 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/06(土) 11:47:46.59 0
さすが俺の嫁だああああああああああ
チュさまああああああああああああああぁ
チュさまああああああああああああああぁ
89 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/06(土) 11:47:55.02 0
憎めないダクネチュだねw
91 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/06(土) 14:24:03.19 0
92 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/06(土) 15:24:20.47 0
かきこ
93 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/06(土) 15:51:58.75 0
一体どれくらい前のことだろうか。
学校の授業で雪の結晶の写真を見せられたのは。
プロジェクターで拡大されたそれは、透き通っていてとても幻想的だった。
「どうだい、綺麗な六角形の形をしているだろう。 雪のことを六花と呼ぶこともあるんだよ」
名前を忘れた担任教師の言葉だけが何故か記憶の中に残っている。
扇形・角板・樹枝・角柱・針・砲弾。
形のパターンで分類された雪の結晶の中でも、樹枝状のものが気に入っていた。
中心部から伸びる六本の枝にギザギザの葉が付いたような形。
その刃物のような鋭さに魅せられて……こんなどうでもいいことを思い出すなんてどうかしてる。
学校の授業で雪の結晶の写真を見せられたのは。
プロジェクターで拡大されたそれは、透き通っていてとても幻想的だった。
「どうだい、綺麗な六角形の形をしているだろう。 雪のことを六花と呼ぶこともあるんだよ」
名前を忘れた担任教師の言葉だけが何故か記憶の中に残っている。
扇形・角板・樹枝・角柱・針・砲弾。
形のパターンで分類された雪の結晶の中でも、樹枝状のものが気に入っていた。
中心部から伸びる六本の枝にギザギザの葉が付いたような形。
その刃物のような鋭さに魅せられて……こんなどうでもいいことを思い出すなんてどうかしてる。
94 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/06(土) 15:53:03.16 0
「ちょっとばかしはしたない所を見られちゃったね」
視界が閉ざされ、激しい痛みに苛まれる俺に話しかけているのは、“氷の魔女”の異名で恐れられている女だった。
未成年者誘拐と人身売買という組織の稼ぎどころに首を突っ込んできた魔女への刺客に俺は選ばれた。
荒事の経験に乏しい俺が暗殺部隊に名を連ねたのは、魔女の能力を無効化する“能力殺し”の体質が買われたからだった。
そして仕事は上手く運んでいるように思えたのだったが…
「あんた一瞬だけど気を抜いたよね。 そうじゃなくても結果は同じだったろうけど」
…気を抜いたつもりは無い。 だが女に対する殺意が一瞬薄らいだのは事実だ、そしてその一瞬の隙を女は見逃さなかった。
魔女の異名からは程遠い狂戦士振りを発揮した女の蹴りで俺は致命傷を負わされた。
そして他の仲間は…
「もしかして、一目惚れ?」
確かに女は儚げで美しかった。
数え切れないぐらいの人間をその能力で凍死させ、人身売買にまで手を染めているという情報が嘘に思えるほどに。
だが俺が女への攻撃を躊躇ったのは…
視界が閉ざされ、激しい痛みに苛まれる俺に話しかけているのは、“氷の魔女”の異名で恐れられている女だった。
未成年者誘拐と人身売買という組織の稼ぎどころに首を突っ込んできた魔女への刺客に俺は選ばれた。
荒事の経験に乏しい俺が暗殺部隊に名を連ねたのは、魔女の能力を無効化する“能力殺し”の体質が買われたからだった。
そして仕事は上手く運んでいるように思えたのだったが…
「あんた一瞬だけど気を抜いたよね。 そうじゃなくても結果は同じだったろうけど」
…気を抜いたつもりは無い。 だが女に対する殺意が一瞬薄らいだのは事実だ、そしてその一瞬の隙を女は見逃さなかった。
魔女の異名からは程遠い狂戦士振りを発揮した女の蹴りで俺は致命傷を負わされた。
そして他の仲間は…
「もしかして、一目惚れ?」
確かに女は儚げで美しかった。
数え切れないぐらいの人間をその能力で凍死させ、人身売買にまで手を染めているという情報が嘘に思えるほどに。
だが俺が女への攻撃を躊躇ったのは…
95 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/06(土) 15:54:45.58 0
「ゆ・・ゆ・き・・」
女の姿に雪を思い起こしたからだろう。
冷酷で残忍な魔女を見てそう思うなんてお笑い草だが。
純白の雪原を自分の足跡で汚すことを嫌うかのように、女を自分達の暴力で蹂躙することに二の足を踏んでしまった。
ちらり。
雪が降ってきた。
あるいは女が俺を哀れんでそのチカラで降らせたものなのか。
次から次と、その勢いを増しながら降ってくる。それは、死に瀕している俺の目にもはっきりと見えるほど大きな結晶となって。
そう、まだ悪に染まっていない無垢な少年だった遠いあの日、樹枝状の六花を見た俺は夢想していた。
鋭いナイフのような六つの花弁に、身体を切り刻まれながら息絶えることを。
仲間の悲鳴を遠くに聞きながら、俺はゆっくり目を閉じた。
「ゆ・・ゆ・き・・」
女の姿に雪を思い起こしたからだろう。
冷酷で残忍な魔女を見てそう思うなんてお笑い草だが。
純白の雪原を自分の足跡で汚すことを嫌うかのように、女を自分達の暴力で蹂躙することに二の足を踏んでしまった。
ちらり。
雪が降ってきた。
あるいは女が俺を哀れんでそのチカラで降らせたものなのか。
次から次と、その勢いを増しながら降ってくる。それは、死に瀕している俺の目にもはっきりと見えるほど大きな結晶となって。
そう、まだ悪に染まっていない無垢な少年だった遠いあの日、樹枝状の六花を見た俺は夢想していた。
鋭いナイフのような六つの花弁に、身体を切り刻まれながら息絶えることを。
仲間の悲鳴を遠くに聞きながら、俺はゆっくり目を閉じた。
97 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/06(土) 17:10:41.24 0
おおお!カッコイイラスト
結晶の映像が見えるようだった
結晶の映像が見えるようだった
98 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/06(土) 17:28:56.23 0
叙情的で素敵な掌編ですね
一人の人生の重要な一部分を見事に切り取って描写している感がありますなあ
>そう、まだ悪に染まっていない無垢な少年だった遠いあの日、樹枝状の六花を見た俺は夢想していた。
>鋭いナイフのような六つの花弁に、身体を切り刻まれながら息絶えることを。
どことなく暗い共感を覚えてしまうのは 氷の魔女の魅力のせいなのか雪の持つ魔力のせいなのか……
一人の人生の重要な一部分を見事に切り取って描写している感がありますなあ
>そう、まだ悪に染まっていない無垢な少年だった遠いあの日、樹枝状の六花を見た俺は夢想していた。
>鋭いナイフのような六つの花弁に、身体を切り刻まれながら息絶えることを。
どことなく暗い共感を覚えてしまうのは 氷の魔女の魅力のせいなのか雪の持つ魔力のせいなのか……
99 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/06(土) 18:58:30.23 0
100 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/06(土) 19:18:21.01 0
今2ちゃん全体がやばいくらい重いね
いったいどうなってんだあああ
いったいどうなってんだあああ
101 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/06(土) 19:58:19.66 0
状況は好転したみたいだけど
102 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/06(土) 20:45:49.04 0
どこかからのアタックやったんか
103 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/06(土) 21:02:30.68 0
リゾナンターイベからかなしみ無事帰還!
この後れいながさえみさんから可愛がり行為を受けるらしい・・ゴクリ
>>84-85 携帯が規制されてて感想がなかなか書けなかったぜ!
まさかリゾナンターRの愛ちゃんが自分のダクネチュ様空間に
迷い込んで来るとは・・・!!ヘンテコな世界だったでしょう?w
愛ちゃんは闇の王にでさえ愛で照らしてくれる・・なんて良い子なんだぁァアアアア…
しかしこれで調子に乗っておバカをやるダクネチュが目に浮かぶよwww
すごい面白かったっす!!
この後れいながさえみさんから可愛がり行為を受けるらしい・・ゴクリ
>>84-85 携帯が規制されてて感想がなかなか書けなかったぜ!
まさかリゾナンターRの愛ちゃんが自分のダクネチュ様空間に
迷い込んで来るとは・・・!!ヘンテコな世界だったでしょう?w
愛ちゃんは闇の王にでさえ愛で照らしてくれる・・なんて良い子なんだぁァアアアア…
しかしこれで調子に乗っておバカをやるダクネチュが目に浮かぶよwww
すごい面白かったっす!!
104 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/06(土) 21:58:47.85 0
705 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/06(土) 21:54:19.69 O
「世界を好きに変えられるなら?A・争いのない平和な世界、B・海の色をピンクにする」
選択肢Bに客メンバー笑い。B=高橋道重LL
(新垣)<えっ、愛ちゃんそっちなの?
(高橋)<いいかなって(笑)
(田中)<ごめんいい?海の色をピンクってバカじゃない?(客メンバー超爆笑、コーナーお開き)
「世界を好きに変えられるなら?A・争いのない平和な世界、B・海の色をピンクにする」
選択肢Bに客メンバー笑い。B=高橋道重LL
(新垣)<えっ、愛ちゃんそっちなの?
(高橋)<いいかなって(笑)
(田中)<ごめんいい?海の色をピンクってバカじゃない?(客メンバー超爆笑、コーナーお開き)
105 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/06(土) 22:15:37.47 0
海がピンクで何故イケナイ
106 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/06(土) 22:28:30.84 0
カーテンの向こうで何かが揺らめいた気がして、少女はベッドから体を起こした。
目をこすり、枕元の目覚まし時計を見る。
針は午前2時を指していた。
睡眠は割と深い方で、いつもは朝まで熟睡するタイプであるはずの自分がどうしてこんな時間に目を覚ましたのか、少女は寝ぼけた頭で訝しく思った。
そのとき、再び視界の隅に何かが揺らめくのを感じ、少女は無意識に視線をめぐらせた。
瞬間、まだぼんやりとしていた少女の目と頭が一気に醒めた。
それと同時に大きく開かれた口から悲鳴が飛び出しかける。
だが、その悲鳴がひんやりとした真夜中の空気を引き裂くことはなかった。
そのときにはすでに、その悲鳴の元となった黒い影が覆いかぶさり、少女から全ての自由を奪っていた―――
* * *
カーテンの向こうで何かが揺らめいた気がして、少女はベッドから体を起こした。
目をこすり、枕元の目覚まし時計を見る。
針は午前2時を指していた。
睡眠は割と深い方で、いつもは朝まで熟睡するタイプであるはずの自分がどうしてこんな時間に目を覚ましたのか、少女は寝ぼけた頭で訝しく思った。
そのとき、再び視界の隅に何かが揺らめくのを感じ、少女は無意識に視線をめぐらせた。
瞬間、まだぼんやりとしていた少女の目と頭が一気に醒めた。
それと同時に大きく開かれた口から悲鳴が飛び出しかける。
だが、その悲鳴がひんやりとした真夜中の空気を引き裂くことはなかった。
そのときにはすでに、その悲鳴の元となった黒い影が覆いかぶさり、少女から全ての自由を奪っていた―――
* * *
107 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/06(土) 22:33:28.78 0
「はぁ?吸血鬼(ヴァンパイア)?」
思いもかけない言葉を聞いた…という表情で、新垣里沙が頓狂な声を上げた。
「そう、吸血鬼」
それに対し、高橋愛は表情を変えず冷静に頷きを返す。
「れいなたちいつからお化け退治屋になったと?」
「れーな、せめてかっこよくゴーストスイーパーとか言いなよ」
呆れと困惑がない交ぜになったような田中れいなの言葉に、いつものようにどこかズレた指摘をする亀井絵里。
そしてそれをきっかけにして、喫茶「リゾナント」に様々な声が飛び交いだした。
「個人単位に止まらない、不特定多数に及ぶ甚大な人的被害を出したか、又は出す怖れの極めて高い者の捕獲、もしくは“除去”……」
まず口を開いたのは、最年少の光井愛佳だった。
「それがうちらの役目でしょう?そやったら、対象がたとえお化けやろうとエイリアンやろうと、うちらの仕事なんやないですか?」
「愛佳サンの言う通りです。大切なのは相手が何であるかではなくて、目的が何かだと思います」
その言葉にまず追随したのは、昨年中国から派遣されてきたリンリンこと銭琳。
「はぁ?吸血鬼(ヴァンパイア)?」
思いもかけない言葉を聞いた…という表情で、新垣里沙が頓狂な声を上げた。
「そう、吸血鬼」
それに対し、高橋愛は表情を変えず冷静に頷きを返す。
「れいなたちいつからお化け退治屋になったと?」
「れーな、せめてかっこよくゴーストスイーパーとか言いなよ」
呆れと困惑がない交ぜになったような田中れいなの言葉に、いつものようにどこかズレた指摘をする亀井絵里。
そしてそれをきっかけにして、喫茶「リゾナント」に様々な声が飛び交いだした。
「個人単位に止まらない、不特定多数に及ぶ甚大な人的被害を出したか、又は出す怖れの極めて高い者の捕獲、もしくは“除去”……」
まず口を開いたのは、最年少の光井愛佳だった。
「それがうちらの役目でしょう?そやったら、対象がたとえお化けやろうとエイリアンやろうと、うちらの仕事なんやないですか?」
「愛佳サンの言う通りです。大切なのは相手が何であるかではなくて、目的が何かだと思います」
その言葉にまず追随したのは、昨年中国から派遣されてきたリンリンこと銭琳。
108 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/06(土) 22:34:15.74 0
「小春もそれに一票。大体、結局のところ対象が“普通の人間”だったことなんて数えるほどじゃん?この前の“狼男”とか、吸血鬼なんかよりよっぽどお化けだし」
「……久住、それは私に対する挑戦か?」
久住小春の言葉に、銭琳と同じく中国から来たジュンジュンこと李純が反応する。
「別にぃ。でもそういう風に聞こえたんならそれでもいいけど?」
「コラ、やめなさい。そういうのは後でよそでやんなさい」
いつもの不毛な言い争いが始まりそうな空気を、里沙がすかさず抑え込む。
「新人は活きがいいね。わたしたちも見習わないといけないな」
僅かに笑顔を浮かべてそう言った後、愛は再び表情を引き締めた。
「愛佳やリンリンの言う通り、わたしたちの仕事…そして目的は“人間を守る”こと――」
再び静まった空気の中、凛とした愛の声が響く。
「たとえ相手が何であれ、不特定多数にとって危険な存在であるのならば、わたしたちはすべきことをしなければならない」
愛の言葉に、全員から力強く頼もしい頷きが返ってくる。
「小春もそれに一票。大体、結局のところ対象が“普通の人間”だったことなんて数えるほどじゃん?この前の“狼男”とか、吸血鬼なんかよりよっぽどお化けだし」
「……久住、それは私に対する挑戦か?」
久住小春の言葉に、銭琳と同じく中国から来たジュンジュンこと李純が反応する。
「別にぃ。でもそういう風に聞こえたんならそれでもいいけど?」
「コラ、やめなさい。そういうのは後でよそでやんなさい」
いつもの不毛な言い争いが始まりそうな空気を、里沙がすかさず抑え込む。
「新人は活きがいいね。わたしたちも見習わないといけないな」
僅かに笑顔を浮かべてそう言った後、愛は再び表情を引き締めた。
「愛佳やリンリンの言う通り、わたしたちの仕事…そして目的は“人間を守る”こと――」
再び静まった空気の中、凛とした愛の声が響く。
「たとえ相手が何であれ、不特定多数にとって危険な存在であるのならば、わたしたちはすべきことをしなければならない」
愛の言葉に、全員から力強く頼もしい頷きが返ってくる。
109 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/06(土) 22:34:58.39 0
――――リゾナンター
この“業界”でその符牒を持つ彼女らの仕事は、人間社会に甚だしく悪影響を及ぼす存在やその芽を人知れず取り除くこと。
テロリストやシリアルキラー、またスプリー・キラーとなり得る者等の“除去”のために10数年前に発足した。
だがいつしか、主としてその対象となる存在は、自然に一つのベクトルを示し始めた。
――――サイコフォース
いわゆる“超能力”を持った人間。
能力の種類やその強力さの程度によっては、容易に社会に致命的なダメージを与えかねない存在。
現在では、“リゾナンター”の責務対象となる者のうちの9割は、そういった“普通ではない”人間となっている。
常人とは異なるチカラを持った故に、サイコキラーやスプリー・キラーとなってしまう者が多いのもその理由の一つと言えるかもしれない。
しかし、一番の理由は“リゾナンター”を構成しているメンバーそのものにある。
すなわち――メンバー全員がサイコフォースを有した“能力者”である――それこそが、そういった案件の回ってくる機会を必然的に高めているのは明らかだった。
とはいえ――
――――リゾナンター
この“業界”でその符牒を持つ彼女らの仕事は、人間社会に甚だしく悪影響を及ぼす存在やその芽を人知れず取り除くこと。
テロリストやシリアルキラー、またスプリー・キラーとなり得る者等の“除去”のために10数年前に発足した。
だがいつしか、主としてその対象となる存在は、自然に一つのベクトルを示し始めた。
――――サイコフォース
いわゆる“超能力”を持った人間。
能力の種類やその強力さの程度によっては、容易に社会に致命的なダメージを与えかねない存在。
現在では、“リゾナンター”の責務対象となる者のうちの9割は、そういった“普通ではない”人間となっている。
常人とは異なるチカラを持った故に、サイコキラーやスプリー・キラーとなってしまう者が多いのもその理由の一つと言えるかもしれない。
しかし、一番の理由は“リゾナンター”を構成しているメンバーそのものにある。
すなわち――メンバー全員がサイコフォースを有した“能力者”である――それこそが、そういった案件の回ってくる機会を必然的に高めているのは明らかだった。
とはいえ――
110 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/06(土) 22:35:50.68 0
「それはその通りだと思うんだけどさ。でも、現実的に吸血鬼なんてものが本当に存在するわけ?」
愛の言葉自体に異論はないものの、今回持ち帰られたあまりに荒唐めいた案件に対して懐疑的な思いの消えない里沙は、その思いを直接口にした。
先ほどはあのような「オトナ」な文言を口にした愛佳や銭琳も、実のところ思いは同じらしく、黙って愛に視線を注いでいる。
“普通ではない人間”が対象となることが多いとは言ったものの、それらの者にしたところで当然生物学上は“普通の人間”であった。
先刻小春が口にした「人狼」や、メンバーの一人である李純のように“獣化”の能力を持った人間もごく稀にいる。
だが吸血鬼という存在は、それらとはまたまったく違った意味合いを含んでいる。
「う~ん……どう思う?さゆ」
実際のところ自身も半信半疑であった愛は、一番後ろの席でパソコンモニタに向かっている道重さゆみへと視線をめぐらせた。
「その存在を裏付ける確かな証拠があるか…と言われれば、それは否定せざるをえないと思います」
先ほどの喧騒にも加わっていなかったさゆみは初めてモニタから顔を離し、緩やかに首を横に振った。
「でも、だからといって短絡的に存在自体を否定するべきかというと、それもまた正しいとは言えないと思います」
「相変わらずまわりくどいよさゆ」
「もうちょいストレートに喋れんと?」
あんたの物言いは食傷だと言わんばかりの絵里とれいなの言葉など気に掛けた様子もなく、モニタに視線を戻したさゆみはキーボードとマウスを操作する。
「吸血鬼の伝承は古くから見られます。有名なのはやはりヨーロッパにおけるものですが、アジアやアラビアなど世界各地に存在します」
「中国にも、少ないですがいくつか言い伝えはありますね」
「みたいだね。そして、それらの伝承の元となる逸話は近代…いえ、現代に至るまで見られます。非常に…数多く」
そう言いながら、さゆみは再びモニタから愛の顔へと視線を移す。
「つまり、火のないところに煙は立たない……ということ?」
「はい、わたしは実在していてもおかしくはないと思います。もちろん、本当にコウモリに化けたりニンニクが苦手だったりするのかというところまでは分かりませんけど」
「それはその通りだと思うんだけどさ。でも、現実的に吸血鬼なんてものが本当に存在するわけ?」
愛の言葉自体に異論はないものの、今回持ち帰られたあまりに荒唐めいた案件に対して懐疑的な思いの消えない里沙は、その思いを直接口にした。
先ほどはあのような「オトナ」な文言を口にした愛佳や銭琳も、実のところ思いは同じらしく、黙って愛に視線を注いでいる。
“普通ではない人間”が対象となることが多いとは言ったものの、それらの者にしたところで当然生物学上は“普通の人間”であった。
先刻小春が口にした「人狼」や、メンバーの一人である李純のように“獣化”の能力を持った人間もごく稀にいる。
だが吸血鬼という存在は、それらとはまたまったく違った意味合いを含んでいる。
「う~ん……どう思う?さゆ」
実際のところ自身も半信半疑であった愛は、一番後ろの席でパソコンモニタに向かっている道重さゆみへと視線をめぐらせた。
「その存在を裏付ける確かな証拠があるか…と言われれば、それは否定せざるをえないと思います」
先ほどの喧騒にも加わっていなかったさゆみは初めてモニタから顔を離し、緩やかに首を横に振った。
「でも、だからといって短絡的に存在自体を否定するべきかというと、それもまた正しいとは言えないと思います」
「相変わらずまわりくどいよさゆ」
「もうちょいストレートに喋れんと?」
あんたの物言いは食傷だと言わんばかりの絵里とれいなの言葉など気に掛けた様子もなく、モニタに視線を戻したさゆみはキーボードとマウスを操作する。
「吸血鬼の伝承は古くから見られます。有名なのはやはりヨーロッパにおけるものですが、アジアやアラビアなど世界各地に存在します」
「中国にも、少ないですがいくつか言い伝えはありますね」
「みたいだね。そして、それらの伝承の元となる逸話は近代…いえ、現代に至るまで見られます。非常に…数多く」
そう言いながら、さゆみは再びモニタから愛の顔へと視線を移す。
「つまり、火のないところに煙は立たない……ということ?」
「はい、わたしは実在していてもおかしくはないと思います。もちろん、本当にコウモリに化けたりニンニクが苦手だったりするのかというところまでは分かりませんけど」
111 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/06(土) 22:36:39.15 0
「なるほど………」
そのさゆみの言葉を受け、愛は中空に視線を泳がせてしばし沈思した。
「道重さん、この国では吸血鬼に類する伝承とか民話ってあるんですか?うちはあんまり聞いたことない気がするんですけど」
訪れた沈黙を縫うように、そう言いながら愛佳が首を傾げる。
「うん、確かにあまりないよね。ゼロってことはないんだけど、吸血鬼に類する存在の具体的な逸話となると数えるほどしかないかもしれない」
「だったら何で今さら急に出てきたわけ?昔ならまだともかくこの21世紀になってさ」
「…いや、そんなことわたしに聞かないでくれるかな、小春ちゃん。わたしには吸血鬼の気持ちまでは分かんないよ」
「久住、トマトジュースでも飲んで吸血鬼の気持ちになってみれば分かるんじゃないか?」
「はぁ?小春トマトジュース嫌いだし。そっちこそ黙って笹でも食べてれば?」
「なんだと?」
「やめなさいっつってんでしょうが!…で、リーダー、どうする?…って言っても、もうこの件を引き受けることは決定済みなんだよね?」
再び子どもじみた言い争いを始めた2人を一喝し、里沙は顎に手を当てて考え込む愛を振り返った。
「うん、中澤さんルートからの依頼だからね。……でもそれとは関係なく、早い段階で動いた方がいい。万一本当だったことを考えると、少しでも…早く」
視線を皆の顔に戻した愛の表情には、責任感や使命感と共に、気付かないほどの微かな危惧の色が浮かんでいた。
唯一――さゆみだけがその意味に気付き、同時に同じ思いを抱いていた。
これまでに果たしてきた“除去”の任務は、大小こそあれど常に危険をはらんでいた。
“リゾナンター”が当たる案件の性質を考えれば、それは当然といえる。
だが、今回の件は、過去の任務における危険とは比べ物にならない。
いや、抱えている危険の本質的な意味合いが違っていると言った方がいいかもしれない。
何故ならば――
「なるほど………」
そのさゆみの言葉を受け、愛は中空に視線を泳がせてしばし沈思した。
「道重さん、この国では吸血鬼に類する伝承とか民話ってあるんですか?うちはあんまり聞いたことない気がするんですけど」
訪れた沈黙を縫うように、そう言いながら愛佳が首を傾げる。
「うん、確かにあまりないよね。ゼロってことはないんだけど、吸血鬼に類する存在の具体的な逸話となると数えるほどしかないかもしれない」
「だったら何で今さら急に出てきたわけ?昔ならまだともかくこの21世紀になってさ」
「…いや、そんなことわたしに聞かないでくれるかな、小春ちゃん。わたしには吸血鬼の気持ちまでは分かんないよ」
「久住、トマトジュースでも飲んで吸血鬼の気持ちになってみれば分かるんじゃないか?」
「はぁ?小春トマトジュース嫌いだし。そっちこそ黙って笹でも食べてれば?」
「なんだと?」
「やめなさいっつってんでしょうが!…で、リーダー、どうする?…って言っても、もうこの件を引き受けることは決定済みなんだよね?」
再び子どもじみた言い争いを始めた2人を一喝し、里沙は顎に手を当てて考え込む愛を振り返った。
「うん、中澤さんルートからの依頼だからね。……でもそれとは関係なく、早い段階で動いた方がいい。万一本当だったことを考えると、少しでも…早く」
視線を皆の顔に戻した愛の表情には、責任感や使命感と共に、気付かないほどの微かな危惧の色が浮かんでいた。
唯一――さゆみだけがその意味に気付き、同時に同じ思いを抱いていた。
これまでに果たしてきた“除去”の任務は、大小こそあれど常に危険をはらんでいた。
“リゾナンター”が当たる案件の性質を考えれば、それは当然といえる。
だが、今回の件は、過去の任務における危険とは比べ物にならない。
いや、抱えている危険の本質的な意味合いが違っていると言った方がいいかもしれない。
何故ならば――
112 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/06(土) 22:37:20.95 0
――“吸血鬼”は伝播する――
各地の吸血鬼伝承が物語る、様々な言い伝え。
その中にどの程度の真実が含まれているのかは分からないが、その可能性を切り捨てることはできない。
すなわち、特定の対象を“除去”すればいいという馴染みのある任務とは、完全に性質を異にしているのが今回の案件だ。
対処が遅れれば遅れるほど“除去”の対象は拡大し、下手をすれば―――
――前例がないほどの最悪の事態となるかもしれない
立ち上がり、各メンバーに指示を与えながら、愛は形容し難い嫌な予感が足元から這い上がってくるのを感じていた―――
――“吸血鬼”は伝播する――
各地の吸血鬼伝承が物語る、様々な言い伝え。
その中にどの程度の真実が含まれているのかは分からないが、その可能性を切り捨てることはできない。
すなわち、特定の対象を“除去”すればいいという馴染みのある任務とは、完全に性質を異にしているのが今回の案件だ。
対処が遅れれば遅れるほど“除去”の対象は拡大し、下手をすれば―――
――前例がないほどの最悪の事態となるかもしれない
立ち上がり、各メンバーに指示を与えながら、愛は形容し難い嫌な予感が足元から這い上がってくるのを感じていた―――
113 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/06(土) 22:38:06.61 0
>>106-112
あまりにスレが淋しかったので保全代わりにと殴り書いていたものです
でも同じ思いの方が他にもいらっしゃたようで安心しましたw
あ もちろんまとめサイト収録は不要ですし続きを書くつもりもありませんw
あまりにスレが淋しかったので保全代わりにと殴り書いていたものです
でも同じ思いの方が他にもいらっしゃたようで安心しましたw
あ もちろんまとめサイト収録は不要ですし続きを書くつもりもありませんw
114 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/06(土) 22:57:21.54 0
乙です
プロっぽい感じのリゾナンターが魅力的です
メンバー間のやりとりも
ここで放り出すなんて蛇の生殺しみたいなもんですぜ
是非とも続きを
プロっぽい感じのリゾナンターが魅力的です
メンバー間のやりとりも
ここで放り出すなんて蛇の生殺しみたいなもんですぜ
是非とも続きを
115 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/06(土) 22:57:53.72 0
>>113
ちょこれメッチャ面白いがな
ちょこれメッチャ面白いがな
116 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/07(日) 00:59:58.39 0
おやすみリゾナンター
117 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/07(日) 01:32:43.83 0
>>113
めっちゃ続きが気になるw
めっちゃ続きが気になるw
118 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/07(日) 02:06:31.67 0
>>113
続き気になりすぐるのに書かないなんて!
続き気になりすぐるのに書かないなんて!
119 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/07(日) 03:51:26.58 0
今実写版ヤッターマンを見てんだけどかなり面白いわ
このスタッフにリゾナンダー実写版作ってほしいなと思いながら見てるw
このスタッフにリゾナンダー実写版作ってほしいなと思いながら見てるw
120 : 名無し募集中。。。 [] 投稿日:2010/02/07(日) 08:43:31.83 0
>>113
『超能力戦隊(サイコフォース)リゾナンター』 次回予告
「吸血鬼」掃討に動き出したリゾナンター。しかし、敵の想像を絶する能力に驚愕する。
そして、戦いの中小春が敵に「吸血」を受けてしまうという最悪の事態。
…「吸血」を受けた人間は「吸血鬼」へと変化するという…。
銀の弾丸を込めた拳銃を差し出して、小春が言う。
「アタシが吸血鬼に“変化”したら…。ジュンジュン、あんたがあたしを殺して」
李純が叫ぶ。
「吸血鬼になったって、くっすみサンは仲間ダ!!」
次回 『超能力戦隊(サイコフォース)リゾナンター ・ 伝播』
…ご期待下さい。
…なんかTVシリーズっぽかったので勝手に書いてみた。でもマジ続き期待してます!!
『超能力戦隊(サイコフォース)リゾナンター』 次回予告
「吸血鬼」掃討に動き出したリゾナンター。しかし、敵の想像を絶する能力に驚愕する。
そして、戦いの中小春が敵に「吸血」を受けてしまうという最悪の事態。
…「吸血」を受けた人間は「吸血鬼」へと変化するという…。
銀の弾丸を込めた拳銃を差し出して、小春が言う。
「アタシが吸血鬼に“変化”したら…。ジュンジュン、あんたがあたしを殺して」
李純が叫ぶ。
「吸血鬼になったって、くっすみサンは仲間ダ!!」
次回 『超能力戦隊(サイコフォース)リゾナンター ・ 伝播』
…ご期待下さい。
…なんかTVシリーズっぽかったので勝手に書いてみた。でもマジ続き期待してます!!
121 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/07(日) 11:04:22.05 0
小春とジュンジュンの絡みが見事に繋がってるなあ
本編が無理なら予告編ででも続きが知りたい
本編が無理なら予告編ででも続きが知りたい
122 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/07(日) 12:54:24.15 0
今日はまたまったりやね
123 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/07(日) 13:28:46.10 0
規制の影響まだあるからね
書きこめる人の方が少ないだろうねぇ
書きこめる人の方が少ないだろうねぇ
124 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/07(日) 15:58:33.95 0
由々しき問題ですな
125 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/07(日) 16:53:47.57 0
とりあえず昼寝
126 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/07(日) 19:03:26.83 0
とりあえず一杯
127 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/07(日) 19:40:51.70 0
吸血鬼ウイルスによって吸血鬼変異&増殖した小春が迫る!!
劇場版リゾナンター
リゾナンターVS100人の吸血こぱる
ノリo´ゥ`リ <前売り券発売ちゅーーーーーす!!!
ttp://resonant.pockydiary.net/file/template/r_risa.jpg
ノ|c| ・e・) <どういうことなの…
劇場版リゾナンター
リゾナンターVS100人の吸血こぱる
ノリo´ゥ`リ <前売り券発売ちゅーーーーーす!!!
ttp://resonant.pockydiary.net/file/template/r_risa.jpg
ノ|c| ・e・) <どういうことなの…
128 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/07(日) 20:05:28.99 0
小春が100人もいたらガキさんがパニックになるな
129 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/07(日) 21:33:33.43 0
100人の内の1人だけ小春を独占
130 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/07(日) 22:17:06.75 0
阻止
131 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/07(日) 22:18:51.99 0
リーダーの光子化とさえみんの物質崩壊で半数以上は消えるな
132 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/07(日) 23:20:52.22 0
わっしょい
133 : 名無し募集中。。。 [] 投稿日:2010/02/07(日) 23:24:25.16 0
ノリo´ゥ`リ<えー!なんでですかー!?
ノリo´ゥ`リ<消すなんてヒドイじゃないスかー!?
ノリo´ゥ`リ<ニーガキさん何とか言ってくださいよー!
ノリo´ゥ`リ<ねーニーガキさん!!ノリo´ゥ`リ<ねーニーガキさん!!ノリo´ゥ`リ<ねーニーガキさん!!
ノリo´ゥ`リ<ねーニーガキさん!!ノリo´ゥ`リ<ねーニーガキさん!!ノリo´ゥ`リ<ねーニーガキさん!!
ノリo´ゥ`リ<ねーニーガキさん!!ノリo´ゥ`リ<ねーニーガキさん!!ノリo´ゥ`リ<ねーニーガキさん!!
ノリo´ゥ`リ<ねーニーガキさん!!ノリo´ゥ`リ<ねーニーガキさん!!ノリo´ゥ`リ<ねーニーガキさん!!
ノリo´ゥ`リ<ねーニーガキさん!!ノリo´ゥ`リ<ねーニーガキさん!!ノリo´ゥ`リ<ねーニーガキさん!!
ノ|c| ゜e゜) <うわああああああああああああああーーーーーーーーーーーーーー!!
ノリo´ゥ`リ<消すなんてヒドイじゃないスかー!?
ノリo´ゥ`リ<ニーガキさん何とか言ってくださいよー!
ノリo´ゥ`リ<ねーニーガキさん!!ノリo´ゥ`リ<ねーニーガキさん!!ノリo´ゥ`リ<ねーニーガキさん!!
ノリo´ゥ`リ<ねーニーガキさん!!ノリo´ゥ`リ<ねーニーガキさん!!ノリo´ゥ`リ<ねーニーガキさん!!
ノリo´ゥ`リ<ねーニーガキさん!!ノリo´ゥ`リ<ねーニーガキさん!!ノリo´ゥ`リ<ねーニーガキさん!!
ノリo´ゥ`リ<ねーニーガキさん!!ノリo´ゥ`リ<ねーニーガキさん!!ノリo´ゥ`リ<ねーニーガキさん!!
ノリo´ゥ`リ<ねーニーガキさん!!ノリo´ゥ`リ<ねーニーガキさん!!ノリo´ゥ`リ<ねーニーガキさん!!
ノ|c| ゜e゜) <うわああああああああああああああーーーーーーーーーーーーーー!!
134 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/07(日) 23:24:54.65 0
ウ是えええええええええええええええええええwwww
135 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/07(日) 23:50:50.53 0
めっちゃうぜぇよwwwwwwwwww
136 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/08(月) 01:27:43.84 0
第36話 >>529-533「暑い夏の伝言」の続きを投下したいと思います
季節外れですがよろしくです
季節外れですがよろしくです
137 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/08(月) 01:27:50.84 0
おやリゾ
138 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/08(月) 01:30:55.24 0
こんな暑い日にわざわざ会いに行くのは
このリンゴジュースを届ける為だ
決して 会いたくて行くわけじゃない
このリンゴジュースを届ける為に 会いに行くだけだ
こんな暑い日にわざわざ会いに行くのは
このリンゴジュースを届ける為だ
決して 会いたくて行くわけじゃない
このリンゴジュースを届ける為に 会いに行くだけだ
139 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/08(月) 01:31:44.73 0
◇◆
病院前に止まったバスから降りて、向かう先は彼女がいる病室。
足早に歩いてエレベーターに乗り、目的の階のボタンを押す。扉が開き、すぐに足を進めた。
病室の番号を口ずさみながら、彼女がいるであろう病室の前へとたどり着く。
扉を開ける前に一度だけ深呼吸をする。三日ぶりに会うことになり、少しだけ弾んでいた心を鎮める。
そして、扉を開けた。
「…さゆぅ~?」
「さゆやなくてれいなやけん」
「あ、れーなだぁ~」
うへへと笑うその顔は本当に嬉しそうで、自分もつい微笑んでしまうぐらいだった。
「でも珍しいね、れーなが来るなんて」
「さゆはなんかレポート?で忙しいから来れんって。代わりにれいな行ってきてって言われたけん」
「そっかー」
来れない人の代わりに来たのに、それでも彼女は嬉しそうにしていた。
今日は体調が良いのか、それとも自分が来てくれたことに喜んでいるのか。
後者であれば、ただただ嬉しい。
◇◆
病院前に止まったバスから降りて、向かう先は彼女がいる病室。
足早に歩いてエレベーターに乗り、目的の階のボタンを押す。扉が開き、すぐに足を進めた。
病室の番号を口ずさみながら、彼女がいるであろう病室の前へとたどり着く。
扉を開ける前に一度だけ深呼吸をする。三日ぶりに会うことになり、少しだけ弾んでいた心を鎮める。
そして、扉を開けた。
「…さゆぅ~?」
「さゆやなくてれいなやけん」
「あ、れーなだぁ~」
うへへと笑うその顔は本当に嬉しそうで、自分もつい微笑んでしまうぐらいだった。
「でも珍しいね、れーなが来るなんて」
「さゆはなんかレポート?で忙しいから来れんって。代わりにれいな行ってきてって言われたけん」
「そっかー」
来れない人の代わりに来たのに、それでも彼女は嬉しそうにしていた。
今日は体調が良いのか、それとも自分が来てくれたことに喜んでいるのか。
後者であれば、ただただ嬉しい。
140 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/08(月) 01:32:32.63 0
「んで、さゆに頼まれたリンゴジュース。買ってきたと」
「やったー!ありがとれーなっ!」
またも笑顔になり、渡されたリンゴジュースを両手で掴み嬉しそうにしていた。
喜びを横揺れで表しているのか分からないが、その仕草が何だか可愛らしいと思ったのは内緒だ。
「今日暑かったけん、ぬるくなっとらんよね?」
「ん?大丈夫だよ、全然オッケーですよー」
ストローを刺し、リンゴジュースを飲み始めた。
ちびちびと飲む彼女の主義は、なんとなく分かる気がする。
ただ、オレンジジュースが好きだったはずだけれど。
「オレンジジュースやなかと?」
「今度はリンゴジュース買ってきてって、さゆに頼んだからさ」
笑みを浮かべて、自分の質問に答えてくれただけなのに。
太陽の光に照らされた彼女の顔が、何故か印象的に映って儚げに感じた。
「んで、さゆに頼まれたリンゴジュース。買ってきたと」
「やったー!ありがとれーなっ!」
またも笑顔になり、渡されたリンゴジュースを両手で掴み嬉しそうにしていた。
喜びを横揺れで表しているのか分からないが、その仕草が何だか可愛らしいと思ったのは内緒だ。
「今日暑かったけん、ぬるくなっとらんよね?」
「ん?大丈夫だよ、全然オッケーですよー」
ストローを刺し、リンゴジュースを飲み始めた。
ちびちびと飲む彼女の主義は、なんとなく分かる気がする。
ただ、オレンジジュースが好きだったはずだけれど。
「オレンジジュースやなかと?」
「今度はリンゴジュース買ってきてって、さゆに頼んだからさ」
笑みを浮かべて、自分の質問に答えてくれただけなのに。
太陽の光に照らされた彼女の顔が、何故か印象的に映って儚げに感じた。
141 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/08(月) 01:33:51.09 0
**
ちびちびとジュースを飲む彼女をぼーっと見ていた。
そんな時にふと、彼女がこちらを見てきた。
「…れーな、なんか静かだね。体調でも悪い?」
「へ?あ、いや、大丈夫やけん。絵里に言われたくなかとー」
「へへ、それもそうだね」
しまった、と思った。
すでに後の祭り。けれど、彼女は別段気にしている様子は無かった。
なぜだろう。言葉をかけたくても、かけられない。
なぜだろう。何か言おうとしても、彼女の姿が眩しい気がして言えなかった。
「今日お店は休み?」
「あ、うん」
「そっかー。愛ちゃんは何してるんだろー?」
「たぶん、宝塚のDVDでも見てるんやなか?」
「そうかもねー」
本当に、他愛もない話だ。
いつもはお喋りしたい自分も、何故か今はあまりしたくなかった。
普段、お見舞いに来れない為に。
普段、彼女が病室にいる所を見たことは無いから。
彼女のこんな姿を、自分は見たことはなかった。
そう思うと、なぜだか彼女の纏う雰囲気も、姿も、横顔も、全てがとても神秘的に見えてくる。
近いのに、遠い存在。
**
ちびちびとジュースを飲む彼女をぼーっと見ていた。
そんな時にふと、彼女がこちらを見てきた。
「…れーな、なんか静かだね。体調でも悪い?」
「へ?あ、いや、大丈夫やけん。絵里に言われたくなかとー」
「へへ、それもそうだね」
しまった、と思った。
すでに後の祭り。けれど、彼女は別段気にしている様子は無かった。
なぜだろう。言葉をかけたくても、かけられない。
なぜだろう。何か言おうとしても、彼女の姿が眩しい気がして言えなかった。
「今日お店は休み?」
「あ、うん」
「そっかー。愛ちゃんは何してるんだろー?」
「たぶん、宝塚のDVDでも見てるんやなか?」
「そうかもねー」
本当に、他愛もない話だ。
いつもはお喋りしたい自分も、何故か今はあまりしたくなかった。
普段、お見舞いに来れない為に。
普段、彼女が病室にいる所を見たことは無いから。
彼女のこんな姿を、自分は見たことはなかった。
そう思うと、なぜだか彼女の纏う雰囲気も、姿も、横顔も、全てがとても神秘的に見えてくる。
近いのに、遠い存在。
142 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/08(月) 01:35:52.02 0
「…絵里…」
「ん?」
「…え、りは…」
また、言葉にできない。それ以前に、何を言いたいのか分からなくなった。
ふと、膝の上に置いていた右手に温もりを感じた。それは彼女の温かい手だった。
「れーな、どうした?本当に具合悪いんじゃないの?大丈夫?」
どうしてこうも、彼女の声は癒されるのだろうか。
本当は、誰よりも人を見ている。その声は心を温かくし、その笑顔は人を癒す。
どうしてこうも、彼女は心配してくれるのだろうか。
三日も会わないうちに、改めて思い知らされたことだった。
「れーな?」
「…大丈夫やけん。ちょっと、ぼーっとしとった」
「ほんとに?」
「…っよし!今日はれいなの話を聞かしてやるけん、覚悟しとってよ!」
「…えー、れーなの話ってオチが無いんだよね」
「ほら、聞いて聞いて!」
「はいはい」
言いたいことはあったのかもしれない。けれど、言わなくてもいいことだったかもしれない。
彼女から学ぶことは、たぶんたくさんある。
けれどそれは、彼女と過ごしていく日々の中で見つけていくものだ。
彼女は生きている。そして今ここで、一緒に過ごしている。
とりあえず彼女は一人しかいないし、確かにここに存在している。
たとえ不安が奥からこみ上げてきても、そのせいで泣きたくなっても。
その事実が信じられるものならば、自分は大丈夫な気がした。
「…絵里…」
「ん?」
「…え、りは…」
また、言葉にできない。それ以前に、何を言いたいのか分からなくなった。
ふと、膝の上に置いていた右手に温もりを感じた。それは彼女の温かい手だった。
「れーな、どうした?本当に具合悪いんじゃないの?大丈夫?」
どうしてこうも、彼女の声は癒されるのだろうか。
本当は、誰よりも人を見ている。その声は心を温かくし、その笑顔は人を癒す。
どうしてこうも、彼女は心配してくれるのだろうか。
三日も会わないうちに、改めて思い知らされたことだった。
「れーな?」
「…大丈夫やけん。ちょっと、ぼーっとしとった」
「ほんとに?」
「…っよし!今日はれいなの話を聞かしてやるけん、覚悟しとってよ!」
「…えー、れーなの話ってオチが無いんだよね」
「ほら、聞いて聞いて!」
「はいはい」
言いたいことはあったのかもしれない。けれど、言わなくてもいいことだったかもしれない。
彼女から学ぶことは、たぶんたくさんある。
けれどそれは、彼女と過ごしていく日々の中で見つけていくものだ。
彼女は生きている。そして今ここで、一緒に過ごしている。
とりあえず彼女は一人しかいないし、確かにここに存在している。
たとえ不安が奥からこみ上げてきても、そのせいで泣きたくなっても。
その事実が信じられるものならば、自分は大丈夫な気がした。
143 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/08(月) 01:40:33.30 0
>>138-142
以上「暑い夏のリンゴジュース」でした
「暑い夏の伝言」を書いた後すんなりと書けた続編でした
田中さんだって亀井さんのこと大切なんですよ
亀井さんの儚さとか田中さんの不器用な表現とか描きたいと思ったんです
何か伝わっていればいいなと思いました
以上「暑い夏のリンゴジュース」でした
「暑い夏の伝言」を書いた後すんなりと書けた続編でした
田中さんだって亀井さんのこと大切なんですよ
亀井さんの儚さとか田中さんの不器用な表現とか描きたいと思ったんです
何か伝わっていればいいなと思いました
144 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/08(月) 03:49:20.53 0
れいなと絵里の話珍しいね
微妙な空気がいいw
微妙な空気がいいw
145 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/08(月) 04:19:26.17 0
満月の夜。繁華街から離れた路地裏。
夜の喧騒や、人の灯りから離れていた、暗い通りだった。
ごく普通のOLである女性が、ほろ酔い気分で歩いている。
ある三流会社で事務を務めている彼女は、今日は何故か気分が優れなかった。
いつもの日々。いつもの日常ではあったが、苦手な酒が良く入った。
二桁まで飲み干し、閉店だと店員に起されなければあのまま深い眠りについていただろう。
一人で飲んでいたため、隣には身体を支えてくれる同僚すら居ない。
その内、女性は体勢を崩し、路上にも関わらず倒れこみそうになった。
そんな姿でさえも、辺りから見る者は誰も居ない。微かに酒の匂いを漂わせながら思う。
普段は仲良くやっているつもりでも、同じ人間でも断絶というのは必ずある。
寂しく思っていても、誰にも相手にされない事に胸が痛んだ。
溢れそうになる両眼のものを強引に拭い、立ち上がる。
早く家に帰って素直に眠ろう。
明日になればいつもの日常だが、何か良い事がある事を信じて忘れる為に。
女性の右足が前に踏み出されたその時。
自らの足の先、アスファルトに落ちる影があった。酩酊しながらも、女性は視線を上げていく。
アルコールで揺れる視線は、黒い長靴に包まれた足、曲線の腰を捉えて行き、平行になる。
其処には、漆黒の闇を切り取ったような衣装を纏う小さな人影が立っていた。
人影は腰まで届く長い髪、丸みを帯びた体の線をしていた。少女の姿なのだが、はっきりとは断言できない。
何故なら"その影が無数に蠢いていたからだ"。
女性はその影の瞳に気付く。
瞳孔が猫のように細く、まるで燐が燃え上がるような黄色の瞳。
少女の真紅の唇が歪み、軟体動物のような舌が踊る。
夜の喧騒や、人の灯りから離れていた、暗い通りだった。
ごく普通のOLである女性が、ほろ酔い気分で歩いている。
ある三流会社で事務を務めている彼女は、今日は何故か気分が優れなかった。
いつもの日々。いつもの日常ではあったが、苦手な酒が良く入った。
二桁まで飲み干し、閉店だと店員に起されなければあのまま深い眠りについていただろう。
一人で飲んでいたため、隣には身体を支えてくれる同僚すら居ない。
その内、女性は体勢を崩し、路上にも関わらず倒れこみそうになった。
そんな姿でさえも、辺りから見る者は誰も居ない。微かに酒の匂いを漂わせながら思う。
普段は仲良くやっているつもりでも、同じ人間でも断絶というのは必ずある。
寂しく思っていても、誰にも相手にされない事に胸が痛んだ。
溢れそうになる両眼のものを強引に拭い、立ち上がる。
早く家に帰って素直に眠ろう。
明日になればいつもの日常だが、何か良い事がある事を信じて忘れる為に。
女性の右足が前に踏み出されたその時。
自らの足の先、アスファルトに落ちる影があった。酩酊しながらも、女性は視線を上げていく。
アルコールで揺れる視線は、黒い長靴に包まれた足、曲線の腰を捉えて行き、平行になる。
其処には、漆黒の闇を切り取ったような衣装を纏う小さな人影が立っていた。
人影は腰まで届く長い髪、丸みを帯びた体の線をしていた。少女の姿なのだが、はっきりとは断言できない。
何故なら"その影が無数に蠢いていたからだ"。
女性はその影の瞳に気付く。
瞳孔が猫のように細く、まるで燐が燃え上がるような黄色の瞳。
少女の真紅の唇が歪み、軟体動物のような舌が踊る。
146 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/08(月) 04:20:06.13 0
「な、なんなの……、っ」
女性の酔いが急速に醒めて行った。
脳裏に過ぎるのは、繁華街の近くにある住宅街で起こっている奇妙な連続誘拐事件。
偶然見ていたニュース番組に映し出された少女の顔。
それが今、女性の目の前に居た。
だがあの映像のあどけない笑顔の欠片も無い。まるで捕食する獣のようなその姿。
其処まで考え、女性は酒に酔って思い通りに動かない頭と身体を駆使し、逃げようと後退する。
同時に不可視の衝撃。女性の叫び声はその衝撃によって強引に抑えられる。
ビルの壁に叩きつけられた身体の骨は軋み、意識が途絶えた。
少女の華奢な腕は高い身体能力の反動からだろう。
所々から血液を吹き、まるで鬼のような筋肉を発達させ、血管を浮かせている。
血のような唇からは、残酷な湯気が上がっていた。
動かなくなってしまった"獲物"を前に、少女は口を大きく開ける。
月夜の輝きに、其処から生え出した大きな牙が、女性の首筋を食い破ろうとした時だった。
「そこまでや。アンタは、こんな血生臭いことしたらあかん」
耳に聞こえた声は悲哀が含まれていたが、振り返った先の表情は怒りを表している。
少女は女性の身体から手を離し、現われた奇妙な人影を見つめた。
女性は腰、背中と落下し、冷たいアスファルトの上へと倒れ伏す。
「これは、さすがに御伽噺みたいにはいかないだろうね」
「作り話ならどんなに良かったか…」
愛の言葉は続かず、その代わりに夜空に浮かぶ光が其の意味を示した。
月は下弦に向かって痩せていき、少女の足元から伸びる影は、絶望のように黒く、拡大する。
女性の酔いが急速に醒めて行った。
脳裏に過ぎるのは、繁華街の近くにある住宅街で起こっている奇妙な連続誘拐事件。
偶然見ていたニュース番組に映し出された少女の顔。
それが今、女性の目の前に居た。
だがあの映像のあどけない笑顔の欠片も無い。まるで捕食する獣のようなその姿。
其処まで考え、女性は酒に酔って思い通りに動かない頭と身体を駆使し、逃げようと後退する。
同時に不可視の衝撃。女性の叫び声はその衝撃によって強引に抑えられる。
ビルの壁に叩きつけられた身体の骨は軋み、意識が途絶えた。
少女の華奢な腕は高い身体能力の反動からだろう。
所々から血液を吹き、まるで鬼のような筋肉を発達させ、血管を浮かせている。
血のような唇からは、残酷な湯気が上がっていた。
動かなくなってしまった"獲物"を前に、少女は口を大きく開ける。
月夜の輝きに、其処から生え出した大きな牙が、女性の首筋を食い破ろうとした時だった。
「そこまでや。アンタは、こんな血生臭いことしたらあかん」
耳に聞こえた声は悲哀が含まれていたが、振り返った先の表情は怒りを表している。
少女は女性の身体から手を離し、現われた奇妙な人影を見つめた。
女性は腰、背中と落下し、冷たいアスファルトの上へと倒れ伏す。
「これは、さすがに御伽噺みたいにはいかないだろうね」
「作り話ならどんなに良かったか…」
愛の言葉は続かず、その代わりに夜空に浮かぶ光が其の意味を示した。
月は下弦に向かって痩せていき、少女の足元から伸びる影は、絶望のように黒く、拡大する。
147 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/08(月) 04:20:51.17 0
―――吸血鬼が伝播するように、その影響を受けた人間も徐々に伝染していく。
"吸血鬼"の伝承の中で最もポピュラーなのは、"吸血鬼"は人の血液を摂取する事だ。
その時、中には肉体、霊的資質に優れていた事で吸血種へと成り果てるものが出現する。
"食屍鬼"(グール)とも呼ばれるそれは、稀に何年も掛けずとも短期間で"吸血鬼"(ヴァンパイア)になれる事もあった。
だが肉体は頑強になり、生きている限りは損傷部位も元に戻るが、その劣化は止まらず崩壊していく。
その特徴を考慮し、その「親」である吸血鬼は思った。
より多くの吸血種を生み出せば、自身の中にある吸血衝動を止められるのでは、と。
不老不死である己の血を分けた器達は、崩壊の為に血液を摂取して肉体を固定する。
その血液をもう一度自身の中に取り込めれば、簡単な延命療法にもなる。
これが、この一連の事件の奥にあった真実。
たった一人の存在の為に、かけがえの無い少女達の存在が犠牲にされていた。
その動かぬ現実に、愛は唇を噛み締める。
この真実に至るまで、最後の行方不明者が出てから既に2週間が経過していた。犠牲者は9人。
そして、此処で断たなければこれからももっと増える。
知性の欠片も見当たらない容貌。子供の純粋であるが故の狂気を孕む瞳。
被害者である筈の加害者達。人間であった筈の吸血鬼達。
其の呪縛から解放する手立ては唯一つ―――せめてこの場で葬るが手向けだった。
これ以上、人間への悪害を拡大させる事は出来ない。少女達が死してなお、罪を重ねない為にも。
「あの子らを倒せば、大本がやってくるはず…皆、覚悟はええな?」
9人の手には伝承に乗っ取り、「吸血鬼を倒す武器」が在った。
白銀によって形作られたソレ等は、"人間を守る為に"使用される。
そう、"普通ではない人間"から、この世を救う為の兇器。
「――――――!!!」
"吸血鬼"の伝承の中で最もポピュラーなのは、"吸血鬼"は人の血液を摂取する事だ。
その時、中には肉体、霊的資質に優れていた事で吸血種へと成り果てるものが出現する。
"食屍鬼"(グール)とも呼ばれるそれは、稀に何年も掛けずとも短期間で"吸血鬼"(ヴァンパイア)になれる事もあった。
だが肉体は頑強になり、生きている限りは損傷部位も元に戻るが、その劣化は止まらず崩壊していく。
その特徴を考慮し、その「親」である吸血鬼は思った。
より多くの吸血種を生み出せば、自身の中にある吸血衝動を止められるのでは、と。
不老不死である己の血を分けた器達は、崩壊の為に血液を摂取して肉体を固定する。
その血液をもう一度自身の中に取り込めれば、簡単な延命療法にもなる。
これが、この一連の事件の奥にあった真実。
たった一人の存在の為に、かけがえの無い少女達の存在が犠牲にされていた。
その動かぬ現実に、愛は唇を噛み締める。
この真実に至るまで、最後の行方不明者が出てから既に2週間が経過していた。犠牲者は9人。
そして、此処で断たなければこれからももっと増える。
知性の欠片も見当たらない容貌。子供の純粋であるが故の狂気を孕む瞳。
被害者である筈の加害者達。人間であった筈の吸血鬼達。
其の呪縛から解放する手立ては唯一つ―――せめてこの場で葬るが手向けだった。
これ以上、人間への悪害を拡大させる事は出来ない。少女達が死してなお、罪を重ねない為にも。
「あの子らを倒せば、大本がやってくるはず…皆、覚悟はええな?」
9人の手には伝承に乗っ取り、「吸血鬼を倒す武器」が在った。
白銀によって形作られたソレ等は、"人間を守る為に"使用される。
そう、"普通ではない人間"から、この世を救う為の兇器。
「――――――!!!」
148 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/08(月) 04:22:41.58 0
最早この世の言葉ではない叫喚を発する吸血鬼の影が、9つへと分裂する。
蠢いていた影の正体は、被害者全員の影だったのだ。
肉食獣じみた敏捷さで襲い掛かる二体の吸血鬼を、愛は軽くステップを踏み
つかみかかって来た手を避けて二体の間に入った。
下から上へ。
腕を斬り飛ばし弧を描きつつ、そのまま袈裟懸けに斬り付ける。
煌く白銀の刃を逆手に持ち替えると、そのまま腕を自分の頭上に迂回。
黄色い燐光を包んでもう片方の少女のこめかみを穿つ。
何も直接標的を見る必要はない。
月明かりで浮き彫りになる影、その位置を確認するには十分なのだから。
少女だったものは血さえ流す間もなく、その姿は灰へと変化した。
他の8人に視線を向けると、どうやら終えたらしい。
―――パチパチ、と明らかに惰性じみた拍手が聞こえてくる。
月明かりで周囲の建物の影が密集したところ。そこから足音を響かせて近付いてくる。
『さすがは"サイコフォース"、この国での我が敵ではあるようだ』
「…あんたが、親玉?」
『食事の時間が過ぎていてね、もしやと思って来てみれば』
「あんたは、あんただけは許さんっ!」
『動物を食べて生きる人間とどんな差があるというんだね?その食物連鎖が君達とは少し違うだけではないか』
「私達にそんな常識は無い。アナタが私達の常識が通用しないようにね」
『ふむ。確かにその通りだな。やれやれ。同じ"逸脱した存在"はこうも相容れないとは、残念だよ』
―――こうなっては我輩も本気で"生存"を懸けるしかない様だ』
「吸血鬼」がそう言った瞬間、愛達は底知れない恐怖を感じた。
視線の先、水路と道路の橋の上に蟠る黒い影。その下には黒々とした液体が流れていた。
夜の為にタールのように見えたが、鼻先には血臭が届く。
蠢いていた影の正体は、被害者全員の影だったのだ。
肉食獣じみた敏捷さで襲い掛かる二体の吸血鬼を、愛は軽くステップを踏み
つかみかかって来た手を避けて二体の間に入った。
下から上へ。
腕を斬り飛ばし弧を描きつつ、そのまま袈裟懸けに斬り付ける。
煌く白銀の刃を逆手に持ち替えると、そのまま腕を自分の頭上に迂回。
黄色い燐光を包んでもう片方の少女のこめかみを穿つ。
何も直接標的を見る必要はない。
月明かりで浮き彫りになる影、その位置を確認するには十分なのだから。
少女だったものは血さえ流す間もなく、その姿は灰へと変化した。
他の8人に視線を向けると、どうやら終えたらしい。
―――パチパチ、と明らかに惰性じみた拍手が聞こえてくる。
月明かりで周囲の建物の影が密集したところ。そこから足音を響かせて近付いてくる。
『さすがは"サイコフォース"、この国での我が敵ではあるようだ』
「…あんたが、親玉?」
『食事の時間が過ぎていてね、もしやと思って来てみれば』
「あんたは、あんただけは許さんっ!」
『動物を食べて生きる人間とどんな差があるというんだね?その食物連鎖が君達とは少し違うだけではないか』
「私達にそんな常識は無い。アナタが私達の常識が通用しないようにね」
『ふむ。確かにその通りだな。やれやれ。同じ"逸脱した存在"はこうも相容れないとは、残念だよ』
―――こうなっては我輩も本気で"生存"を懸けるしかない様だ』
「吸血鬼」がそう言った瞬間、愛達は底知れない恐怖を感じた。
視線の先、水路と道路の橋の上に蟠る黒い影。その下には黒々とした液体が流れていた。
夜の為にタールのように見えたが、鼻先には血臭が届く。
149 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/08(月) 04:24:18.53 0
『蓄えなど、我が一族にとっては基本だよ。さて、君達"サイコフォース"の死の味を堪能させて頂こうか』
大気に殺意と敵意が膨れ上がる。
愛の叫びよりも早く、蟠る黒い影がジュンジュンへと襲い掛かった。
恐怖によって動けないジュンジュンへと地を蹴って突進する赤い閃光。
銀色の刃を抜刀し、小春は黒い影へと斬撃を試みる。だが。
『こやつ等に人間の武器など不要』
「吸血鬼」の声が、残酷な答えを指し示す。
小春の腕に達した黒い影は人間の姿を形取り、口から飛び出た牙を腕に突き立てた。
「小春!!」
「久住さん!!」
小春は一端影から後退すると、腕から流れる出血を手で止めようとする。
だが奇妙な事に、止まる所か溢れ続けるばかり。影は愉快そうに喉を鳴らし、蠢いている。
『ハハハ。これは良い余興が見られそうだ』
吸血鬼によって血液を摂取された人間は、其の支配下に置かれる。
小春は身体の中で流れる血液に混入された異物に苦しみだす。
呼吸が乱れ、左膝を地面について何とか体勢を保つ。其処へジュンジュンが飛び掛るように近寄った。
「く、久住サン、シッカリ…!」
「…っ、ジュンジュン、大丈夫、だった?」
「ワタシのせいで…ワタシのせいで久住サンが…」
「そんな、こと…っ、言う前に、ジュンジュンは、やる事が、あるでしょ…」
「?…」
大気に殺意と敵意が膨れ上がる。
愛の叫びよりも早く、蟠る黒い影がジュンジュンへと襲い掛かった。
恐怖によって動けないジュンジュンへと地を蹴って突進する赤い閃光。
銀色の刃を抜刀し、小春は黒い影へと斬撃を試みる。だが。
『こやつ等に人間の武器など不要』
「吸血鬼」の声が、残酷な答えを指し示す。
小春の腕に達した黒い影は人間の姿を形取り、口から飛び出た牙を腕に突き立てた。
「小春!!」
「久住さん!!」
小春は一端影から後退すると、腕から流れる出血を手で止めようとする。
だが奇妙な事に、止まる所か溢れ続けるばかり。影は愉快そうに喉を鳴らし、蠢いている。
『ハハハ。これは良い余興が見られそうだ』
吸血鬼によって血液を摂取された人間は、其の支配下に置かれる。
小春は身体の中で流れる血液に混入された異物に苦しみだす。
呼吸が乱れ、左膝を地面について何とか体勢を保つ。其処へジュンジュンが飛び掛るように近寄った。
「く、久住サン、シッカリ…!」
「…っ、ジュンジュン、大丈夫、だった?」
「ワタシのせいで…ワタシのせいで久住サンが…」
「そんな、こと…っ、言う前に、ジュンジュンは、やる事が、あるでしょ…」
「?…」
150 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/08(月) 04:25:00.75 0
小春はジュンジュンの腰のホルスターから拳銃を引き抜き、突きつけた。
何が何だか分からないジュンジュンは、驚愕した表情で小春を見つめる。両眼が赤く血走っていた。
吸血鬼による影響が、すぐそこまで来ていたのだ。
意識でさえも朦朧な小春は、拳銃を一回転させてジュンジュンへ差し出す。
「アタシが吸血鬼に"変化"したら…。ジュンジュン、あんたがあたしを殺して」
「!!?」
「そうしないとアタシはきっと、皆を殺しちゃうから。だから、お願いだよジュンジュン」
小春の言葉に、ジュンジュンは震える手を必死に持ち上げる。
安心したように小春は微笑み、最後の時まで戦う事を誓った。
何が何だか分からないジュンジュンは、驚愕した表情で小春を見つめる。両眼が赤く血走っていた。
吸血鬼による影響が、すぐそこまで来ていたのだ。
意識でさえも朦朧な小春は、拳銃を一回転させてジュンジュンへ差し出す。
「アタシが吸血鬼に"変化"したら…。ジュンジュン、あんたがあたしを殺して」
「!!?」
「そうしないとアタシはきっと、皆を殺しちゃうから。だから、お願いだよジュンジュン」
小春の言葉に、ジュンジュンは震える手を必死に持ち上げる。
安心したように小春は微笑み、最後の時まで戦う事を誓った。
151 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/08(月) 04:26:27.63 0
152 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/08(月) 05:28:41.27 0
人間社会に甚だしく悪影響を及ぼす存在やその芽を人知れず取り除くこと。
それが"リゾナンター"と称された9人の責務であり、使命だった。
"超能力"を持つ人間。
"普通ではない"人間。"逸脱した"人間。
対象者と同じチカラを持ち、"化け物"と称される存在と戦ってきた。
そしてその"化け物"によって仲間が"化け物"となる。仲間は言った。
「アタシが吸血鬼に"変化"したら…。ジュンジュン、あんたがあたしを殺して」
仲間は仲間に懇願する。"化け物"の唯一の弱点とされる武器を差し出して。
"仲間"は「死」を望んでいた。
其の役目に選ばれたのが、何故自分だったのか。
"仲間"を殺す為に、自分は"リゾナンター"になった訳ではないのに。
その定義は限りなく広かったが、ジュンジュンは彼女の事を何処かで好ましく思っていた。
そんな"仲間"が、久住小春が苦しんでいる。楽になりたいと望んでいる。
"仲間"を殺したくないと心の中で涙している。
其れを止められるのは。其れを救えるのは。其れを癒せるのは。
他でもない、"仲間"の中でその望みを託された、自分自身だった。
―――拳銃を掴み、ジュンジュンは決意した。
『其の者が吸血種となるまであと6分弱。さて、どうする?』
「決まっとぅとよ」
「その前にオマエを殺す!!」
それが"リゾナンター"と称された9人の責務であり、使命だった。
"超能力"を持つ人間。
"普通ではない"人間。"逸脱した"人間。
対象者と同じチカラを持ち、"化け物"と称される存在と戦ってきた。
そしてその"化け物"によって仲間が"化け物"となる。仲間は言った。
「アタシが吸血鬼に"変化"したら…。ジュンジュン、あんたがあたしを殺して」
仲間は仲間に懇願する。"化け物"の唯一の弱点とされる武器を差し出して。
"仲間"は「死」を望んでいた。
其の役目に選ばれたのが、何故自分だったのか。
"仲間"を殺す為に、自分は"リゾナンター"になった訳ではないのに。
その定義は限りなく広かったが、ジュンジュンは彼女の事を何処かで好ましく思っていた。
そんな"仲間"が、久住小春が苦しんでいる。楽になりたいと望んでいる。
"仲間"を殺したくないと心の中で涙している。
其れを止められるのは。其れを救えるのは。其れを癒せるのは。
他でもない、"仲間"の中でその望みを託された、自分自身だった。
―――拳銃を掴み、ジュンジュンは決意した。
『其の者が吸血種となるまであと6分弱。さて、どうする?』
「決まっとぅとよ」
「その前にオマエを殺す!!」
153 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/08(月) 05:29:21.48 0
轟っ!
膨大な殺気が物質的圧力となり、夜風となった。
気弱な人間なら、心臓が停止するほどの殺気だっただろう。
れいなの持つ大剣の下からの一閃を、「吸血鬼」は素手で刃を払い、横薙ぎの一撃を返す。
巨大な刃を盾にして受けるが、刃ごと後方に吹き飛ばされた。
その影からリンリンが銀槍で急降下攻撃を放つが、黒い影によって阻まれてしまう。
『ハハハ。あと5分だぞ』
視界全面に広がる黒い髪と外套のはためき。靴の裏。
れいなが寸前まで転がっていた大地を「吸血鬼」の左足が穿孔。
足首まで埋まった右足を軸に、右の踵が下ろされる。
破砕音。
アスファルトの破片を浴びながら、愛は"瞬間移動"でれいなを救出した。
『ほう、それが超能力というヤツか…ん?』
「吸血鬼」が居る地面が波打ち、轟音と共に一瞬にして圧壊した。
全身を駆け巡るかのような雷撃の放射に「吸血鬼」もその事態に気付いたのだろう。
ついには高熱の塊によって紅蓮の炎に多い尽くされる。
「小春、アンタ…」
「最後まで戦いますよ…っ…このまま、黙って化け物になってやりませんから。
小春も―――リゾナンターだから!」
ジュンジュンに腕を支えてもらってやっと立てる小春の姿に、8人は決意する。
もう、白煙の中からの人影に屈する者は居なかった。
『不老不死である我輩にこの程度の力で勝とうなどと…』
「いや、これで十分やよ」
『何…?』
膨大な殺気が物質的圧力となり、夜風となった。
気弱な人間なら、心臓が停止するほどの殺気だっただろう。
れいなの持つ大剣の下からの一閃を、「吸血鬼」は素手で刃を払い、横薙ぎの一撃を返す。
巨大な刃を盾にして受けるが、刃ごと後方に吹き飛ばされた。
その影からリンリンが銀槍で急降下攻撃を放つが、黒い影によって阻まれてしまう。
『ハハハ。あと5分だぞ』
視界全面に広がる黒い髪と外套のはためき。靴の裏。
れいなが寸前まで転がっていた大地を「吸血鬼」の左足が穿孔。
足首まで埋まった右足を軸に、右の踵が下ろされる。
破砕音。
アスファルトの破片を浴びながら、愛は"瞬間移動"でれいなを救出した。
『ほう、それが超能力というヤツか…ん?』
「吸血鬼」が居る地面が波打ち、轟音と共に一瞬にして圧壊した。
全身を駆け巡るかのような雷撃の放射に「吸血鬼」もその事態に気付いたのだろう。
ついには高熱の塊によって紅蓮の炎に多い尽くされる。
「小春、アンタ…」
「最後まで戦いますよ…っ…このまま、黙って化け物になってやりませんから。
小春も―――リゾナンターだから!」
ジュンジュンに腕を支えてもらってやっと立てる小春の姿に、8人は決意する。
もう、白煙の中からの人影に屈する者は居なかった。
『不老不死である我輩にこの程度の力で勝とうなどと…』
「いや、これで十分やよ」
『何…?』
154 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/08(月) 05:31:25.10 0
「吸血鬼」は見上げた。満月の夜。
夜空に煌く星達の淡い光と遠い街灯りだけの世界。
だが、確かに其れは存在した。
滑空していく一つの影の姿は夜の闇に滲み、一つの亀裂を形成する。
亀裂はやがて円形へ、黄色い燐光はまるで―――太陽。
「私達は"リゾナンター"。"共鳴する者"。
人の世で人の悪害と成す者。これを私達の"敵"と見なす」
"光使い"それは"リゾナンター"のリーダーである高橋愛が得意とするチカラ。
生体エネルギーの集合体と呼べるその代物は、"共鳴率"の高い人物達からの
収集によって発動する事が出来る。
『ガ…、っ!!コ、レハ…ッ!?』
黄色い燐光に包まれて撃ち出されていたのは、小春の持っていた刀だった。
銀の刃が「吸血鬼」の心臓を的確に貫いている。先程の雷撃によって身体に綻びが出来ていたのだ。
「これで…最後だぁぁ!!!」
止めの一撃とばかりに、小春の怒号と共に射出された雷撃が刃に落ちた。
喉へ、気管へ、額へ、眼窩へとその痺れが行き届き、口からは叫喚と共に火花が吐き出される。
黒々とした血液を大量に撒き散らし、「吸血鬼」は灰へと還っていった。
絵里とリンリンによって細切れにされていた黒い影も同時にそのカタチを失くして行く。
「終わ、…った…」
「小春!」
ジュンジュンの肩から崩れ落ちる小春へと、8人が近寄る。
壁にへと持たれかけるその姿に、全員が苦痛の色を隠せない。
夜空に煌く星達の淡い光と遠い街灯りだけの世界。
だが、確かに其れは存在した。
滑空していく一つの影の姿は夜の闇に滲み、一つの亀裂を形成する。
亀裂はやがて円形へ、黄色い燐光はまるで―――太陽。
「私達は"リゾナンター"。"共鳴する者"。
人の世で人の悪害と成す者。これを私達の"敵"と見なす」
"光使い"それは"リゾナンター"のリーダーである高橋愛が得意とするチカラ。
生体エネルギーの集合体と呼べるその代物は、"共鳴率"の高い人物達からの
収集によって発動する事が出来る。
『ガ…、っ!!コ、レハ…ッ!?』
黄色い燐光に包まれて撃ち出されていたのは、小春の持っていた刀だった。
銀の刃が「吸血鬼」の心臓を的確に貫いている。先程の雷撃によって身体に綻びが出来ていたのだ。
「これで…最後だぁぁ!!!」
止めの一撃とばかりに、小春の怒号と共に射出された雷撃が刃に落ちた。
喉へ、気管へ、額へ、眼窩へとその痺れが行き届き、口からは叫喚と共に火花が吐き出される。
黒々とした血液を大量に撒き散らし、「吸血鬼」は灰へと還っていった。
絵里とリンリンによって細切れにされていた黒い影も同時にそのカタチを失くして行く。
「終わ、…った…」
「小春!」
ジュンジュンの肩から崩れ落ちる小春へと、8人が近寄る。
壁にへと持たれかけるその姿に、全員が苦痛の色を隠せない。
155 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/08(月) 05:32:41.86 0
「久住サン!シッカリ!」
「あー…んと…ごめんね…ジュンジュン…いろいろと、悪口、言って」
「そんなコト…っ!」
「さゆみん、何とかならないのっ!?」
「傷は治ってるんです、でも、吸血鬼化まではどうしようも…っ」
さゆみと里沙が慌てふためく中、小春はジュンジュンを真っ直ぐ見つめていた。
小春が最後まで戦ったのは、約束だったのだ。
あの「吸血鬼」を倒した後に、殺してやると―――ジュンジュンと、"仲間"との。
「久住サン…」
「約束、破らないで、よね…ほら…もう、身体も言う事がきかなくなってきた…」
だから、早く。
ジュンジュンは腰のホルスターから拳銃を取り出す。
里沙やさゆみは何をするのか気付き、止めようとする―――愛は其れを制し、無言で首を振った。
小春は目を閉じ、来るであろう痛みを受け止める態勢に入る。
これで良いのだと自分で言い聞かせて。
「―――吸血鬼になったって、くっすみサンは仲間ダ!!」
だが、来たのは痛みではなかった。
暖かく、優しい抱擁。
遠くの方で拳銃が落ちる音が聞こえ、近くでジュンジュンが泣き出す声で一杯になる。
小春は素っ頓狂な表情をし、愛達の方へと視線を泳がす。
「あー…んと…ごめんね…ジュンジュン…いろいろと、悪口、言って」
「そんなコト…っ!」
「さゆみん、何とかならないのっ!?」
「傷は治ってるんです、でも、吸血鬼化まではどうしようも…っ」
さゆみと里沙が慌てふためく中、小春はジュンジュンを真っ直ぐ見つめていた。
小春が最後まで戦ったのは、約束だったのだ。
あの「吸血鬼」を倒した後に、殺してやると―――ジュンジュンと、"仲間"との。
「久住サン…」
「約束、破らないで、よね…ほら…もう、身体も言う事がきかなくなってきた…」
だから、早く。
ジュンジュンは腰のホルスターから拳銃を取り出す。
里沙やさゆみは何をするのか気付き、止めようとする―――愛は其れを制し、無言で首を振った。
小春は目を閉じ、来るであろう痛みを受け止める態勢に入る。
これで良いのだと自分で言い聞かせて。
「―――吸血鬼になったって、くっすみサンは仲間ダ!!」
だが、来たのは痛みではなかった。
暖かく、優しい抱擁。
遠くの方で拳銃が落ちる音が聞こえ、近くでジュンジュンが泣き出す声で一杯になる。
小春は素っ頓狂な表情をし、愛達の方へと視線を泳がす。
156 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/08(月) 05:33:51.38 0
愛は意識を集中させ、自身と小春を"移動させる"イメージを描く。
エネルギーが、力場が、引力が。部品を、破片を、断片を、微塵を。結集し、集結し、収集する。
回復させ、再生させ、再構成させ、復活させる。
呼吸と、全身の痛み。
そして―――眩しい光が広がった。
連続誘拐事件は幕を閉じた。
犯人は見つかっておらず、テレビでの報道では何度か被害者のワイドショーが組み込まれたが
それすらもある連続殺人事件の逮捕によって世間からは二の次になってしまった。
だが家族が我が子を忘れなければ、いつか、報われる事があると信じたい。
あの日に襲われた女性の記憶は里沙のチカラで改竄され、今は普段どおりの日常を過ごしている。
どちらにしても、"化け物"という存在はこの世に居ても邪魔なだけ。
だがそれを退治できるのも、同じ"化け物"なのだと思い知らされる。
それでも違いがあるとするなら、彼らは"守るべきもの"が無い。
己の生命を第一に考え、己の願望のみを優先する。
それでは何も変わらない、変わらない事をただ続ける事に、何の意味があるのだろう。
変わらない日々の中でも、何かを変える為に動く。今日もまた、"彼女達"は戦っていた。
「ジュンジュン!今念力で小春を潰そうとしたでしょ!?」
「久住サンなら簡単に避けると思っただけダ。だってサルだもん」
「だれがサルや!」
「愛ちゃんの事じゃないから!目の前に集中してよもー!」
エネルギーが、力場が、引力が。部品を、破片を、断片を、微塵を。結集し、集結し、収集する。
回復させ、再生させ、再構成させ、復活させる。
呼吸と、全身の痛み。
そして―――眩しい光が広がった。
連続誘拐事件は幕を閉じた。
犯人は見つかっておらず、テレビでの報道では何度か被害者のワイドショーが組み込まれたが
それすらもある連続殺人事件の逮捕によって世間からは二の次になってしまった。
だが家族が我が子を忘れなければ、いつか、報われる事があると信じたい。
あの日に襲われた女性の記憶は里沙のチカラで改竄され、今は普段どおりの日常を過ごしている。
どちらにしても、"化け物"という存在はこの世に居ても邪魔なだけ。
だがそれを退治できるのも、同じ"化け物"なのだと思い知らされる。
それでも違いがあるとするなら、彼らは"守るべきもの"が無い。
己の生命を第一に考え、己の願望のみを優先する。
それでは何も変わらない、変わらない事をただ続ける事に、何の意味があるのだろう。
変わらない日々の中でも、何かを変える為に動く。今日もまた、"彼女達"は戦っていた。
「ジュンジュン!今念力で小春を潰そうとしたでしょ!?」
「久住サンなら簡単に避けると思っただけダ。だってサルだもん」
「だれがサルや!」
「愛ちゃんの事じゃないから!目の前に集中してよもー!」
157 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/08(月) 05:38:54.13 0
依頼主である中澤裕子のバックアップがあった事で、小春は一命を取り留めた。
「親」である吸血鬼が消滅した今、吸血衝動も十分押さえ込める。
それでも、吸血種という事実に変わりは無く、身体的能力も以前より向上したらしい。
「にしても、何でこうも動物が多いんでしょうね、胸が痛いですわ」
「私達ってアニメに出てくるトンデモ戦隊ですよね」
「じゃあ絵里はピンクー」
「ピンクは例え絵里でも譲らないの」
「や、色とか関係ないからね。それと光井、今のはいろんな意味で傷つくから」
「……とりあえず、話はこの人らを倒してからって事で」
愛の言葉に8人が頷く。
眼前には無数の"普通ではない"人間が取り囲んでいる。
以前、討伐を行った"狼男"の残党がまだ残っていたのだ。
しかもこの男達を裏で操っている人物が居るという。
「行こう!」
そして、次の舞台へと進んでいく―――。
To be continued.
「親」である吸血鬼が消滅した今、吸血衝動も十分押さえ込める。
それでも、吸血種という事実に変わりは無く、身体的能力も以前より向上したらしい。
「にしても、何でこうも動物が多いんでしょうね、胸が痛いですわ」
「私達ってアニメに出てくるトンデモ戦隊ですよね」
「じゃあ絵里はピンクー」
「ピンクは例え絵里でも譲らないの」
「や、色とか関係ないからね。それと光井、今のはいろんな意味で傷つくから」
「……とりあえず、話はこの人らを倒してからって事で」
愛の言葉に8人が頷く。
眼前には無数の"普通ではない"人間が取り囲んでいる。
以前、討伐を行った"狼男"の残党がまだ残っていたのだ。
しかもこの男達を裏で操っている人物が居るという。
「行こう!」
そして、次の舞台へと進んでいく―――。
To be continued.
158 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/08(月) 05:49:07.68 0
159 : 名無し募集中。。。 [] 投稿日:2010/02/08(月) 07:26:12.74 0
160 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/08(月) 08:22:38.18 0
寝てる間に読み切れない作品が上がってるというのも贅沢な悩みだな
漂う空気は対照的なんだけどどちらの作品も強い絆が描かれてる
漂う空気は対照的なんだけどどちらの作品も強い絆が描かれてる
161 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/08(月) 09:53:43.86 0
>>143
前回と今回2人それぞれの違う視点から描かれた絵里
それぞれの捉え方自体は違っていてもそこに在る揺るぎない亀井絵里という存在を感じました
>普段、彼女が病室にいる所を見たことは無いから
特にこの着眼とそこからのれいなの心情の描写がすごく印象的です
こういう絆の描き方もあるんですよねえ
すっかり吸血鬼の流れにしてしまってマズったかなと思っていたところに上げていただいたのも個人的にありがたかったです
そして……>>120さん>>158さん
お二方とそして>>113にレスを下さった方々に心からの謝意を…!
このスレすげぇそしてありがたいと改めて思わせていただきました
ここのところどことなく閉塞感があったので 新しい何かがスレに提供できればなと思って書いていました
色々思うところあって続きを書くのをやめてしまったのですが むしろそれがよかったみたいです
今だから言えますが 自分が書いていたらこんな感動的な流れには絶対なっていませんでしたので
今感謝と共に色々と反省しています
前回と今回2人それぞれの違う視点から描かれた絵里
それぞれの捉え方自体は違っていてもそこに在る揺るぎない亀井絵里という存在を感じました
>普段、彼女が病室にいる所を見たことは無いから
特にこの着眼とそこからのれいなの心情の描写がすごく印象的です
こういう絆の描き方もあるんですよねえ
すっかり吸血鬼の流れにしてしまってマズったかなと思っていたところに上げていただいたのも個人的にありがたかったです
そして……>>120さん>>158さん
お二方とそして>>113にレスを下さった方々に心からの謝意を…!
このスレすげぇそしてありがたいと改めて思わせていただきました
ここのところどことなく閉塞感があったので 新しい何かがスレに提供できればなと思って書いていました
色々思うところあって続きを書くのをやめてしまったのですが むしろそれがよかったみたいです
今だから言えますが 自分が書いていたらこんな感動的な流れには絶対なっていませんでしたので
今感謝と共に色々と反省しています
162 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/08(月) 10:41:30.25 0
凄いスピードで書けるんだな!
すごい!
すごい!
163 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/08(月) 12:54:55.69 0
何人もの作者が関わって出来た話やったんやね
164 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/08(月) 15:08:49.33 0
さあ!待ってるよ
ドンと来い!
ドンと来い!
165 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/08(月) 17:40:26.82 0
今日は暖かかったです
ミティ様ありがとう
ミティ様ありがとう
166 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/08(月) 19:14:39.14 0
来週からまたご活躍らしいぞ
167 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/08(月) 19:58:01.39 0
168 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/08(月) 21:26:14.14 0
ミティ様あっちいけー
169 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/08(月) 22:18:19.57 0
寒いのヤだから魔女こっちくんなシッシッ
170 : 名無し募集中。。。 [] 投稿日:2010/02/08(月) 22:47:37.06 0
/V\
/◎ィリVハヽ
_ ム::::::l*^A^):| <HAHAHA! ではそろそろワタシがスレをドカーンと暖め…
ヽツ.(ノ:::::::::.:::::::.::..|)
ヾソ:::::::::::::::::.::ノ
` ー U'"U'
ノ|c|;・e・)<…おっとおお!!
(つ と)
\
\
\
\
,ヘVフヽ、
/◎ ヽノノハヽ <アイヤ~ !
,l:::::::::::::; *^A^)つ /ヽ、
) l:::::::::レ゙くつ \ / / 入
'ヾゝ:::::::::::::: ∩ ⊃ /〃/ _,,> (´⌒;
`ゞへ:::::::::::::: <㌧f‐ '' ´(´⌒;; ズザザザ
´`'‐ニ二二<㌧´(´;;⌒ (´⌒;;
(´⌒; (´⌒;;;
/V\
/◎ィリVハヽ
_ ム::::::l*^A^):| <HAHAHA! ではそろそろワタシがスレをドカーンと暖め…
ヽツ.(ノ:::::::::.:::::::.::..|)
ヾソ:::::::::::::::::.::ノ
` ー U'"U'
ノ|c|;・e・)<…おっとおお!!
(つ と)
\
\
\
\
,ヘVフヽ、
/◎ ヽノノハヽ <アイヤ~ !
,l:::::::::::::; *^A^)つ /ヽ、
) l:::::::::レ゙くつ \ / / 入
'ヾゝ:::::::::::::: ∩ ⊃ /〃/ _,,> (´⌒;
`ゞへ:::::::::::::: <㌧f‐ '' ´(´⌒;; ズザザザ
´`'‐ニ二二<㌧´(´;;⌒ (´⌒;;
(´⌒; (´⌒;;;
171 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/08(月) 23:09:01.27 0
ガキさんナイスwwwwwwww
172 : 名無し募集中。。。 [] 投稿日:2010/02/09(火) 00:06:09.77 0
ノ|c|;・e・)<…危うく大惨事だったのだ
174 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/09(火) 01:54:27.32 0
kwsk
175 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/09(火) 03:37:21.92 0
寝るよ
176 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/09(火) 03:42:39.65 0
寝ないで
177 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/09(火) 07:59:25.66 0
とか言ってる間に朝が来た
178 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/09(火) 09:31:40.29 0
179 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/09(火) 11:12:13.94 0
ノノ*^ー^)<適当でなぜイケナイ!
180 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/09(火) 12:56:46.38 0
らしいといえばらしい発言だ
181 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/09(火) 13:06:55.41 0
風の谷のえりりん
182 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/09(火) 15:16:57.33 0
184 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/09(火) 17:47:20.61 0
_, ,_
从*・ 。.・)∩″<ぬぅん!!
从*・ 。.・)∩″<ぬぅん!!
185 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/09(火) 19:03:54.73 0
さ、さえみ様?
186 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/09(火) 19:09:44.99 0
>>182
怪盗レーニャのコスプレをしたれいなの画像が見たいです
怪盗レーニャのコスプレをしたれいなの画像が見たいです
187 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/09(火) 19:57:49.61 0
怪盗レーニャ実写版か
188 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/09(火) 21:13:56.45 0
怪盗といえば美勇伝
189 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/09(火) 21:44:19.39 0
美勇伝といえばおっぱい
191 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/09(火) 23:06:04.50 0
>>183
ヲタ的な愛情だがなw
ヲタ的な愛情だがなw
192 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/09(火) 23:10:59.63 0
>>190
おかえり!!!!
おかえり!!!!
193 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/10(水) 00:16:31.74 0
続きものとなる予定の話の冒頭を上げさせてください
(28)182『不能再見/請忘記我』
(30)814『過去との別れ/明日への誓い』
(32)764『始まりの終わり/始まりの始まり』
(33)911『昨日のために/明日のために』
これらに続く話となっています
また(28)571『Departure to the“FUTURE”』他の「出逢いシリーズ」とも繋がっています
続きものとなる予定の話の冒頭を上げさせてください
(28)182『不能再見/請忘記我』
(30)814『過去との別れ/明日への誓い』
(32)764『始まりの終わり/始まりの始まり』
(33)911『昨日のために/明日のために』
これらに続く話となっています
また(28)571『Departure to the“FUTURE”』他の「出逢いシリーズ」とも繋がっています
194 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/10(水) 00:17:14.55 0
夜が静かに更けようとしていた。
雲の間から微かに漏れる青白い月の光の中、無機質な建造物が佇立している。
その陰に没するかのようにして立つ3つの影―高橋愛、新垣里沙、田中れいな―はそれぞれの思いを胸にそれを見上げていた。
「ガキさんを助けに来たとき以来っちゃね」
そのれいなの小さな呟きは、愛の脳裏に再びあのときのことを甦らせる。
“組織”を離反し、愛たちとともに歩むことを決意した里沙。
だが、その直後に里沙は再び愛たちの前から唐突に姿を消した。
突然の事実を前にしたそのとき、愛はどうしていいか分からなかった。
やはり自分では頼るに足りないと里沙に見限られたのだろうか。
それとも、それとも、それとも―――
「行こう。新垣さんを助けに」
答えの出ない愛の煩悶に決着をつけたのは、久住小春のその一言だった。
分かりきった答えを当たり前のように口にしたかのような、そのシンプルな言葉だった。
そして――決然たる光を湛えた瞳で小春が見渡した先にある、同じ光を宿したいくつもの瞳だった。
「いやいや、その節は本当にお世話になりまして」
そう言っておどけたように2人に向かって頭を下げる里沙を笑顔で見遣りながら、愛は改めて感謝していた。
里沙に、れいなに、小春に……かけがえのない仲間たちに出逢えたことに。
もう、全員が揃って同じ空の下で笑い合うことはきっとないだろう。
だけど……ほんの短い間だったけれど、みんなと繋がり合った時間は決して無駄なんかじゃなかった。
自分にとっても、みんなにとっても。
そう信じたい。
夜が静かに更けようとしていた。
雲の間から微かに漏れる青白い月の光の中、無機質な建造物が佇立している。
その陰に没するかのようにして立つ3つの影―高橋愛、新垣里沙、田中れいな―はそれぞれの思いを胸にそれを見上げていた。
「ガキさんを助けに来たとき以来っちゃね」
そのれいなの小さな呟きは、愛の脳裏に再びあのときのことを甦らせる。
“組織”を離反し、愛たちとともに歩むことを決意した里沙。
だが、その直後に里沙は再び愛たちの前から唐突に姿を消した。
突然の事実を前にしたそのとき、愛はどうしていいか分からなかった。
やはり自分では頼るに足りないと里沙に見限られたのだろうか。
それとも、それとも、それとも―――
「行こう。新垣さんを助けに」
答えの出ない愛の煩悶に決着をつけたのは、久住小春のその一言だった。
分かりきった答えを当たり前のように口にしたかのような、そのシンプルな言葉だった。
そして――決然たる光を湛えた瞳で小春が見渡した先にある、同じ光を宿したいくつもの瞳だった。
「いやいや、その節は本当にお世話になりまして」
そう言っておどけたように2人に向かって頭を下げる里沙を笑顔で見遣りながら、愛は改めて感謝していた。
里沙に、れいなに、小春に……かけがえのない仲間たちに出逢えたことに。
もう、全員が揃って同じ空の下で笑い合うことはきっとないだろう。
だけど……ほんの短い間だったけれど、みんなと繋がり合った時間は決して無駄なんかじゃなかった。
自分にとっても、みんなにとっても。
そう信じたい。
195 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/10(水) 00:17:56.56 0
「あの後、どうやらここの施設は廃棄されたと同然になったみたいだね」
真面目な表情に戻った里沙のその言葉に、愛は視線と意識を建物へと戻した。
何らかの重要な役割を担っていたらしいこの施設は、部外者の内部への侵入を許したことでそれを剥奪されたのだろう。
おそらくはここで行われていた“何か”は、丸ごと他のどこかへ移されたはずだ。
要するに、今目の前にある建物はもはやその脱け殻にすぎないと言えた。
しかし―――
「もし愛佳がおらんやったら、きっと誰も気付かんかったっちゃろな……」
れいなのその半ば独り言のような呟きに、視線を建物に向けたまま愛は小さく頷きを返す。
予知能力者である光井愛佳が告げた、凄惨極まる“未来”――
言葉で聞いただけで恐怖と絶望が全身を満たすかのようなその“未来”を、実際にその目で“視”た愛佳の衝撃は一体どれほどのものだっただろう。
だが、愛佳はその“未来”に真正面から立ち向かった。
「高橋さん、“未来”を変えましょう。わたしたちの手で…明日の青空を守りましょう」
だが、力強い決意と揺るぎない仲間への信頼が浮かんだその瞳をまっすぐに見つめ返したそのとき――愛は、愛佳が敢えて隠した“未来”をも“見”てしまった。
そして――愛は決めた。
愛佳の“視”た“2つの未来”を変えるため、仲間に別れを告げることを。
いまや、誰からも顧みられることはないだろうこの施設。
だが、この忘れられた建物こそがやがて“未来”の空を覆うことになる。
愛佳曰く「ノアの大洪水」を引き起こす“雨”をもたらす闇色の雨雲となって―――
“組織”にとって不必要となったこの施設設備の一部を、今現在自身の研究のために使っている一人の女性。
その小川麻琴という女性研究者こそが、人類にとって災厄の“雨”を降らす張本人となる――と、愛佳は言っていた。
「あの後、どうやらここの施設は廃棄されたと同然になったみたいだね」
真面目な表情に戻った里沙のその言葉に、愛は視線と意識を建物へと戻した。
何らかの重要な役割を担っていたらしいこの施設は、部外者の内部への侵入を許したことでそれを剥奪されたのだろう。
おそらくはここで行われていた“何か”は、丸ごと他のどこかへ移されたはずだ。
要するに、今目の前にある建物はもはやその脱け殻にすぎないと言えた。
しかし―――
「もし愛佳がおらんやったら、きっと誰も気付かんかったっちゃろな……」
れいなのその半ば独り言のような呟きに、視線を建物に向けたまま愛は小さく頷きを返す。
予知能力者である光井愛佳が告げた、凄惨極まる“未来”――
言葉で聞いただけで恐怖と絶望が全身を満たすかのようなその“未来”を、実際にその目で“視”た愛佳の衝撃は一体どれほどのものだっただろう。
だが、愛佳はその“未来”に真正面から立ち向かった。
「高橋さん、“未来”を変えましょう。わたしたちの手で…明日の青空を守りましょう」
だが、力強い決意と揺るぎない仲間への信頼が浮かんだその瞳をまっすぐに見つめ返したそのとき――愛は、愛佳が敢えて隠した“未来”をも“見”てしまった。
そして――愛は決めた。
愛佳の“視”た“2つの未来”を変えるため、仲間に別れを告げることを。
いまや、誰からも顧みられることはないだろうこの施設。
だが、この忘れられた建物こそがやがて“未来”の空を覆うことになる。
愛佳曰く「ノアの大洪水」を引き起こす“雨”をもたらす闇色の雨雲となって―――
“組織”にとって不必要となったこの施設設備の一部を、今現在自身の研究のために使っている一人の女性。
その小川麻琴という女性研究者こそが、人類にとって災厄の“雨”を降らす張本人となる――と、愛佳は言っていた。
196 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/10(水) 00:18:40.24 0
なんとしてもその“未来”は変えなければならない。
明日の青空を守らなくてはならない。
自分たちの手で。
――この身に代えても。
災厄の根源を目の前にしてその思いを新たにした愛は、同時に微かな胸の痛みを覚えた。
愛佳もまったく同じことを言っていた。
そして、思っていた。
…いや、愛佳だけではない。
他の皆もきっと同じ思いだったはずだ。
それなのに、自分はそんな仲間たちを置いてきた。
皆の気持ちを裏切って、自分本位の選択をした。
――これでよかったのだ
――これでよかったのだろうか
今さら考えるべき事柄ではないと分かってはいても、心の奥底の迷いは消えない。
「覚悟」を決めてこの場に臨んだはずだったのにと、自分が情けなかった。
「……行こうか」
その迷いを振り切るように、愛は短く言った。
静かに頷く気配が2つ、その声に応えるように返ってくる。
そう、今はもう迷っているときではない。
自分がやるべきことをやらなければ。
いつの間にか雲が切れ、煌々とした月明かりが照らす中、静かに揺れる3つの「決意」は“未来”への一歩を踏み出した。
なんとしてもその“未来”は変えなければならない。
明日の青空を守らなくてはならない。
自分たちの手で。
――この身に代えても。
災厄の根源を目の前にしてその思いを新たにした愛は、同時に微かな胸の痛みを覚えた。
愛佳もまったく同じことを言っていた。
そして、思っていた。
…いや、愛佳だけではない。
他の皆もきっと同じ思いだったはずだ。
それなのに、自分はそんな仲間たちを置いてきた。
皆の気持ちを裏切って、自分本位の選択をした。
――これでよかったのだ
――これでよかったのだろうか
今さら考えるべき事柄ではないと分かってはいても、心の奥底の迷いは消えない。
「覚悟」を決めてこの場に臨んだはずだったのにと、自分が情けなかった。
「……行こうか」
その迷いを振り切るように、愛は短く言った。
静かに頷く気配が2つ、その声に応えるように返ってくる。
そう、今はもう迷っているときではない。
自分がやるべきことをやらなければ。
いつの間にか雲が切れ、煌々とした月明かりが照らす中、静かに揺れる3つの「決意」は“未来”への一歩を踏み出した。
197 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/10(水) 00:23:00.17 0
>>194-196
『“未来”への反逆者たち ―序―』
主設定・小ネタを問わず 色んな作品の設定を使わせてもらうことになると思います
各作者様にはどうぞ寛容な目で見守っていただけることを切にお願い致します
あ 言わずもがなですがこの後の夜中レスは感想書くより保全を最優先してくださいませw
『“未来”への反逆者たち ―序―』
主設定・小ネタを問わず 色んな作品の設定を使わせてもらうことになると思います
各作者様にはどうぞ寛容な目で見守っていただけることを切にお願い致します
あ 言わずもがなですがこの後の夜中レスは感想書くより保全を最優先してくださいませw
198 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/10(水) 00:34:06.24 O
そのシリーズ今日仕事中に読み返してたから
タイミングが良く続ききてびびった
期待してます
タイミングが良く続ききてびびった
期待してます
199 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/10(水) 01:39:11.21 0
寝るよ
200 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/10(水) 02:08:36.16 0
201 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/10(水) 03:54:14.32 0
202 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/10(水) 07:21:45.64 O
暗いと思ったら朝から雨だ…
203 : 名無し募集中。。。 [] 投稿日:2010/02/10(水) 08:09:32.92 0
>>197
静かなる序章… リゾスレの「過去」… 色々な作者さんの初期の設定をある意味「統合」
するかのように「出逢いシリーズ」でリゾナント作品をあげていらっしゃいましたが、ついに
「新章」突入ですね。
(一つの)「最終回」へ向けての今後の展開にめっちゃ期待しています。
…オイラも書かないとなあ…
静かなる序章… リゾスレの「過去」… 色々な作者さんの初期の設定をある意味「統合」
するかのように「出逢いシリーズ」でリゾナント作品をあげていらっしゃいましたが、ついに
「新章」突入ですね。
(一つの)「最終回」へ向けての今後の展開にめっちゃ期待しています。
…オイラも書かないとなあ…
204 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/10(水) 11:30:40.79 0
ヘイヘイヘイ
205 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/10(水) 11:41:57.82 0
平成ハッピー野郎?
206 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/10(水) 13:42:50.07 0
>>197
これまでにもさり気なく呈示されてきた終末が遂に描かれるわけですね
色んな書き手の世界観が融合しているだけにこれまで他の作家さんが書いてこられた終わりとは一味違った寂寥感を予期しつつ
続きを心待ちにしています
これまでにもさり気なく呈示されてきた終末が遂に描かれるわけですね
色んな書き手の世界観が融合しているだけにこれまで他の作家さんが書いてこられた終わりとは一味違った寂寥感を予期しつつ
続きを心待ちにしています
207 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/10(水) 16:09:04.99 O
あげとく
208 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/10(水) 17:31:06.89 0
209 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/10(水) 17:40:41.00 0
うむ広い心で受け止めようじゃないか(何この上から目線
210 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/10(水) 18:54:28.43 0
>>208
楽しみです
楽しみです
211 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/10(水) 20:08:40.56 0
212 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/10(水) 20:51:35.12 0
ジュンジュンの誕生記念も待ってるよ!
ねえねえ誰か!
ねえねえ誰か!
213 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/10(水) 22:08:53.40 0
ああー
214 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/10(水) 23:24:03.36 O
オフィシャルブログで
れいなちゃんが
★モーニング娘。の曲の中で一番好きな曲★
リゾナントブルーって上げてるね♪
れいなちゃんが
★モーニング娘。の曲の中で一番好きな曲★
リゾナントブルーって上げてるね♪
215 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/10(水) 23:26:01.59 0
この前の音流でもリーダーがお気に入りのライブに
春コンのリゾナント挙げてたね
春コンのリゾナント挙げてたね
216 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/10(水) 23:39:54.11 0
217 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/11(木) 00:04:14.58 0
バナナで応じてないから違うなw
そして……ジュンジュンおめ!!!
そして……ジュンジュンおめ!!!
218 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/11(木) 00:38:14.21 0
貼るの間違った
コッチにはバナナに釣られてってふうに載ってたんだよ
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn/20100210/20100210-00000561-fnn-int.html
コッチにはバナナに釣られてってふうに載ってたんだよ
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn/20100210/20100210-00000561-fnn-int.html
219 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/11(木) 01:24:34.49 0
これはw
221 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/11(木) 08:02:44.02 0
何気に正統派の話でしたね
222 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/11(木) 10:37:15.69 O
川´・_o・)<血ぃ吸うたろカー
223 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/11(木) 12:16:46.54 0
寛平乙
224 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/11(木) 12:42:48.47 0
225 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/11(木) 13:43:23.80 0
川*’ー’) <ダークネスが奇襲してきたわ!
ノ|c| ・e・) < みんな戦いの準備して!!!
ノノ*^ー^) < 絶対許さない!
从*´ ヮ`) < 行くよさゆ!!
从*・ 。.・) <私はブログで忙しいからパス
ノ|c| ・e・) < みんな戦いの準備して!!!
ノノ*^ー^) < 絶対許さない!
从*´ ヮ`) < 行くよさゆ!!
从*・ 。.・) <私はブログで忙しいからパス
226 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/11(木) 13:47:05.18 O
>>224
個人的にはもっとダークなバージョンも読んでみたいっすw何はともあれ執筆おつかれいなでした
個人的にはもっとダークなバージョンも読んでみたいっすw何はともあれ執筆おつかれいなでした
227 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/11(木) 14:42:13.47 0
>>224
ちょwwwさゆww
ちょwwwさゆww
229 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/11(木) 15:34:04.63 0
230 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/11(木) 15:45:34.30 0
231 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/11(木) 16:59:46.62 0
やはりこのスレとしては破れたパンストというシチュにもリゾナントすべきなのだろうか
232 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/11(木) 18:30:56.27 O
誕生日パーティーで飲み過ぎて(違う意味で)獣化したジュンジュンが欲望のままにさゆを襲ってパンストが…
って話を書きかけたけど我に返りました
って話を書きかけたけど我に返りました
233 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/11(木) 19:48:16.41 0
酔ったふりをしながらさゆの唇を奪うタイミングを探るジュンジュン
234 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/11(木) 20:37:53.89 0
かなしみ戦隊の逆パターンだなw
235 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/11(木) 22:10:49.84 O
あげ
236 : 名無し募集中。。。 [] 投稿日:2010/02/11(木) 23:06:51.31 0
今回はジュンジュン生誕は無しかいな…? (´・ω・`)
オイラも書けたらいいんだけどねえ…
オイラも書けたらいいんだけどねえ…
237 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/11(木) 23:10:10.43 0
他で祝って満足してしまった
238 : 名無し募集中。。。 [] 投稿日:2010/02/11(木) 23:29:40.38 0
239 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/11(木) 23:57:26.12 0
類は友を呼ぶ…かあ
この組み合わせはないやいさんの話を思い出しますが…そういう視点で見るとまたあの話も違った印象を受けますね
この組み合わせはないやいさんの話を思い出しますが…そういう視点で見るとまたあの話も違った印象を受けますね
240 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/12(金) 00:53:26.20 O
川´;_o;)
241 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/12(金) 01:27:45.47 0
ジュンジュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウン
ジュワー
ジュワー
242 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/12(金) 01:30:32.91 0
泣くなジュンジュンw
話はあがらなかったがみんな祝ってるから
話はあがらなかったがみんな祝ってるから
243 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/12(金) 03:31:35.60 O
去年は次の日に上がったりもしたけど…
244 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/12(金) 07:04:00.09 O
おはジュン
245 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/12(金) 08:25:02.94 0
あげジュン
246 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/12(金) 10:43:13.05 O
こはジュン…
247 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/12(金) 11:39:34.93 0
おいジュンジュンの話なしかよお
寂しいのぅ
このスレにジュンヲタいないのかぃ
寂しいのぅ
このスレにジュンヲタいないのかぃ
248 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/12(金) 12:16:52.70 0
リゾスレの設定を織り込んだ生誕話って難易度が高いからねえ
249 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/12(金) 12:30:39.22 0
生誕話があってナンボっていう風潮はどうなの?
あればあったでいいしなければないでいいじゃない
毎年毎回そんなに書けるものでもないでしょうよ
あればあったでいいしなければないでいいじゃない
毎年毎回そんなに書けるものでもないでしょうよ
250 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/12(金) 12:35:37.61 0
JJヲタだがただのホゼナンターだw
251 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/12(金) 12:38:09.00 O
そんな風潮はないと思うよ
ただ作品ラッシュになりやすいから楽しみにしてた人は少しガッカリってことだよきっと
ただ作品ラッシュになりやすいから楽しみにしてた人は少しガッカリってことだよきっと
253 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/12(金) 12:58:09.22 0
>>252
who are you?
who are you?
254 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/12(金) 15:05:51.04 0
寒いよリンリン助けてー
255 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/12(金) 15:52:34.43 0
ノノ*^ー^)<強い目の風がスカートをめくってもそんなの気にしない気にしないうへへ
从*・ 。.・)<いや~ん えりのエッチ!
从*・ 。.・)<いや~ん えりのエッチ!
256 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/12(金) 16:40:29.48 0
めくれた瞬間をすかさず念写
257 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/12(金) 17:44:05.48 0
<数年前のある日>
品定めするような下品な目つきの男達に私は囲まれていた
「綺麗な顔してるな。こんな時間にお嬢ちゃんみたいな綺麗な子が歩いているなんて大した度胸だ。
その度胸だけは買ってやるぜ。…おっと、悪いな、お前にはたいして胸がないようだな、失礼失礼」
全く面白くない冗談にも取り巻きの男たちは声をあげて笑う。本当に下品な連中だった。
「近づかないで!やめて!!」
男はいやらしい笑顔で会話を続けた。
「イヤと言われてもな、俺らとしてもお嬢ちゃんみたいな子はなかなか会えないから逃したくないんだよね~
運が悪かったと、諦めな。まあ、最初の相手が俺様みたいな美男子でよかったと感謝するんだな」
そう言って私を囲む男達の輪が少しずつ小さくなり、男の手が私の肩に触れそうになった
「あんた達、なにしてると?・・・ふぅん・・・そういうことしとるとね・・・」
少し鼻にかかった声が聞こえ、数人の男たちが振り返る。
そこには私とほとんど身長が変わらない少女が立っていた。
小さくて華奢な見た目なのになぜか切れ味鋭いナイフのような印象が感じられた
おそらく血の気が多いと思われる一人の男が少女に向かって声を荒げて近づいた。
「なんだ、てめえは!!お前もやってやろうか?ああ?」
少女は何も言わずに近づいてきた男の腹に蹴りを入れ、男はあっけなく気絶した。
「次はあんた達の番やね」ニヤリと少女は男達にむけて笑みを浮かべた。
「ふざけんなてめえ、やっちまおうぜ」男たちは息を荒げて一斉に少女に向かっていった
それから数分後、その場で自分の足で立っていられるのは少女だけになっていた
その少女は肩をふるわせ震えていた私に手を差し伸べてこう言った。
「・・・いっとくけどアンタのためじゃないと!勘違しないで。
ただれいなは、こういうことしているヤツラが大嫌いやけん、ブッ飛ばさないと気が済まんだけと!」
野暮な言葉づかいとはうらはらにその言葉に私は心地よい温かさを感じた。
これがあの人との忘れられない最初の出会い
品定めするような下品な目つきの男達に私は囲まれていた
「綺麗な顔してるな。こんな時間にお嬢ちゃんみたいな綺麗な子が歩いているなんて大した度胸だ。
その度胸だけは買ってやるぜ。…おっと、悪いな、お前にはたいして胸がないようだな、失礼失礼」
全く面白くない冗談にも取り巻きの男たちは声をあげて笑う。本当に下品な連中だった。
「近づかないで!やめて!!」
男はいやらしい笑顔で会話を続けた。
「イヤと言われてもな、俺らとしてもお嬢ちゃんみたいな子はなかなか会えないから逃したくないんだよね~
運が悪かったと、諦めな。まあ、最初の相手が俺様みたいな美男子でよかったと感謝するんだな」
そう言って私を囲む男達の輪が少しずつ小さくなり、男の手が私の肩に触れそうになった
「あんた達、なにしてると?・・・ふぅん・・・そういうことしとるとね・・・」
少し鼻にかかった声が聞こえ、数人の男たちが振り返る。
そこには私とほとんど身長が変わらない少女が立っていた。
小さくて華奢な見た目なのになぜか切れ味鋭いナイフのような印象が感じられた
おそらく血の気が多いと思われる一人の男が少女に向かって声を荒げて近づいた。
「なんだ、てめえは!!お前もやってやろうか?ああ?」
少女は何も言わずに近づいてきた男の腹に蹴りを入れ、男はあっけなく気絶した。
「次はあんた達の番やね」ニヤリと少女は男達にむけて笑みを浮かべた。
「ふざけんなてめえ、やっちまおうぜ」男たちは息を荒げて一斉に少女に向かっていった
それから数分後、その場で自分の足で立っていられるのは少女だけになっていた
その少女は肩をふるわせ震えていた私に手を差し伸べてこう言った。
「・・・いっとくけどアンタのためじゃないと!勘違しないで。
ただれいなは、こういうことしているヤツラが大嫌いやけん、ブッ飛ばさないと気が済まんだけと!」
野暮な言葉づかいとはうらはらにその言葉に私は心地よい温かさを感じた。
これがあの人との忘れられない最初の出会い
258 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/12(金) 17:45:39.95 0
バチッ
「痛い!」
久住は握っていたドアノブから手を離した。
「もう、冬はいやだよ・・・静電気がたまりやすいから・・・はやく春にならないかな」
<一日目> ●月×日(火) AM 7:00
リゾナントの入り口のドアが勢い良く開かれ、飛び込むようにれいなが入ってきた。
「愛ちゃん、ただいま~あったか~~い!!生き返った!朝ごはん、今日は何?」
入ってきた途端に田中は矢継ぎ早に言葉を投げつける。
日課にしている朝のトレーニングを終えて、喫茶リゾナントに帰ってきたばかりでもれいなは元気だ。
おそらく今日も寒いのだろう。コートやマフラーには水滴が付着し、れいな自身もガタガタ震えている。
「れいな~風邪引いたらダメだから、手洗って来てね。そしたら、朝ごはん出してあげるから」
高橋はそう言いながら、れいなの水色のグラスに緑茶を注いだ。
「ピークは過ぎたらしいけど、まだまだインフルエンザも注意しないといけないんだからね。
それに、ウチはお食事を扱ってるから一段と気をつけないといけないのわかってる?」
れいなは厨房の奥にある従業員用の手洗い場で手を洗いながらそれを聞いていた。
念入りに爪の間まで洗うようになったのは、従業員としての生活が身にしみた証拠であろう。
「わかってるっちゃ。食中毒と病気には気をつけるってことやろ。
れいなが休んだら愛ちゃん一人で切り盛りしないといけないっちゃ。れいな、気にしとうとよ」
れいなはタオルで念入りに水を拭き取り、リゾナントのカウンター席に座った。
「よろしい、それでは、はい、どうぞ。朝ごはんのうええおええ丼」
「うええおええ~」
静かな町の片隅にある喫茶店から町中にれいなの叫びが響き、数羽の鳩が屋根から飛び立った。
「痛い!」
久住は握っていたドアノブから手を離した。
「もう、冬はいやだよ・・・静電気がたまりやすいから・・・はやく春にならないかな」
<一日目> ●月×日(火) AM 7:00
リゾナントの入り口のドアが勢い良く開かれ、飛び込むようにれいなが入ってきた。
「愛ちゃん、ただいま~あったか~~い!!生き返った!朝ごはん、今日は何?」
入ってきた途端に田中は矢継ぎ早に言葉を投げつける。
日課にしている朝のトレーニングを終えて、喫茶リゾナントに帰ってきたばかりでもれいなは元気だ。
おそらく今日も寒いのだろう。コートやマフラーには水滴が付着し、れいな自身もガタガタ震えている。
「れいな~風邪引いたらダメだから、手洗って来てね。そしたら、朝ごはん出してあげるから」
高橋はそう言いながら、れいなの水色のグラスに緑茶を注いだ。
「ピークは過ぎたらしいけど、まだまだインフルエンザも注意しないといけないんだからね。
それに、ウチはお食事を扱ってるから一段と気をつけないといけないのわかってる?」
れいなは厨房の奥にある従業員用の手洗い場で手を洗いながらそれを聞いていた。
念入りに爪の間まで洗うようになったのは、従業員としての生活が身にしみた証拠であろう。
「わかってるっちゃ。食中毒と病気には気をつけるってことやろ。
れいなが休んだら愛ちゃん一人で切り盛りしないといけないっちゃ。れいな、気にしとうとよ」
れいなはタオルで念入りに水を拭き取り、リゾナントのカウンター席に座った。
「よろしい、それでは、はい、どうぞ。朝ごはんのうええおええ丼」
「うええおええ~」
静かな町の片隅にある喫茶店から町中にれいなの叫びが響き、数羽の鳩が屋根から飛び立った。
259 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/12(金) 17:46:49.73 0
●月×日(火) AM 11:00
「ふぅわぁぁぁ・・・」
道重は教壇で説明している教授の講義を右から左に受け流し、思いっきりあくびをした。
(本当にこの講義はつまらないなあ。最初は面白いかと思ったのに、全然だなあ・・・
出席確認が最後にあるから出ちゃいけないし…おひるごはん、何食べようかな?)
道重はぼんやりと教授の話を眠り歌のように聴きながら、ボーっとした頭で考えることを考えようとした。
机の上に置いてあった携帯がメールの着信を知らせ、携帯のLEDライトがオレンジ色に光った。
「あ、エリからのメール。なになに…
『後でクレープ食べに行こうよ!美味しいところ見つけたんだよ!エリちゃん偉いでしょ~褒めて褒めて!!』」
道重は亀井からのメールを一通り読み、机の下で先生に見つからないように注意を払って返信メールを作った。
『やった~♪エリが美味しいっていうならぜ~~~ったいだもんね!楽しみにしてるね^^
今日は2時くらいに終わるからいつもの場所で待っててね♪』
本当は2時30分に終わるのだが遅刻常習犯の亀井のことを思い一時間ほどサバを読んでメールを送った。
しばらくすると、道重の携帯がまたブルブルと震えた。
「珍しい~エリがこんなに早く返信してくるなんて。雪でも降らないかしら?」
道重はブツブツと独り言をつぶやきながらメールの内容を確認した。
『わかった~エリ、時間通りに行くからサユもしっかり来てよ!
サユが遅れて来るの、エリ、イヤだからね!
あと、れいなにもクレープを買って、後で渡そうね♪お仕事、御苦労さまって思いを込めて?』
道重は早々にそのメールの返信をし、それかられいなのことを思い浮かべた。
「ふぅわぁぁぁ・・・」
道重は教壇で説明している教授の講義を右から左に受け流し、思いっきりあくびをした。
(本当にこの講義はつまらないなあ。最初は面白いかと思ったのに、全然だなあ・・・
出席確認が最後にあるから出ちゃいけないし…おひるごはん、何食べようかな?)
道重はぼんやりと教授の話を眠り歌のように聴きながら、ボーっとした頭で考えることを考えようとした。
机の上に置いてあった携帯がメールの着信を知らせ、携帯のLEDライトがオレンジ色に光った。
「あ、エリからのメール。なになに…
『後でクレープ食べに行こうよ!美味しいところ見つけたんだよ!エリちゃん偉いでしょ~褒めて褒めて!!』」
道重は亀井からのメールを一通り読み、机の下で先生に見つからないように注意を払って返信メールを作った。
『やった~♪エリが美味しいっていうならぜ~~~ったいだもんね!楽しみにしてるね^^
今日は2時くらいに終わるからいつもの場所で待っててね♪』
本当は2時30分に終わるのだが遅刻常習犯の亀井のことを思い一時間ほどサバを読んでメールを送った。
しばらくすると、道重の携帯がまたブルブルと震えた。
「珍しい~エリがこんなに早く返信してくるなんて。雪でも降らないかしら?」
道重はブツブツと独り言をつぶやきながらメールの内容を確認した。
『わかった~エリ、時間通りに行くからサユもしっかり来てよ!
サユが遅れて来るの、エリ、イヤだからね!
あと、れいなにもクレープを買って、後で渡そうね♪お仕事、御苦労さまって思いを込めて?』
道重は早々にそのメールの返信をし、それかられいなのことを思い浮かべた。
260 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/12(金) 17:47:55.36 0
『田中れいな』は道重と同い年の20歳。
学生の道重に対し、リゾナントの看板娘としてしっかり手に職をつけ高橋のパートナーとしての地位を確立。。
その一方で、リゾナンターとしては高橋と共に戦闘の最前線に立ち、能力を使わないで敵と戦っている。
かつての向う見ずな性格は収まり、今では頼りになる存在として道重、いやリゾナンター全員は全幅の信頼を置いている。
そして、ダークネスと幾つもの激闘を経験した『いま』では道重は心からの親友と思っていた。
(エリとは長い付き合いだけど、れいなとも出会ってずいぶん経ったなあ…)
強気な口調だけど、本当はとっても繊細で、誰よりも弱い部分があることを知っている。
れいなの言う言葉は耳には鋭く聞こえるが、その言葉はまっすぐで心に正面から突き刺さる。
いつもぶっきらぼうで天の邪鬼だけど、本当は素直になれないだけってことも。
そして、優しさで包みこむ高橋とは別の方向かられいなはリゾナンターをまとめてくれることも多い。
共鳴増幅能力(Resonant Amplifier )は仲間を大切に思っているそんな彼女にふさわしい能力と思っていた。
(普通だったられいなとは友達になんてなってないんだと思うと不思議なことだな。
ダークネスは絶対に許せないけど、れいなと出会わせてくれたことは感謝しないといけないかもね)
第一印象は怖そうな人だった。今も見た目はあまり変化しないが大人への階段を上った彼女は大きく変わった。
肉体的な強さ、それよりももっと大切な強さ、心の強さを得たれいなを恐れるのはほんの一部の者のみ
「100人を相手に喧嘩して勝った」という伝説を持っている「動」のれいな
運動が苦手で他人を治すことが主な役割となっている「静」の道重
静と動、そんな二人をむすびつけたものこそが共鳴(Resonant)の力なのであろう。
学生の道重に対し、リゾナントの看板娘としてしっかり手に職をつけ高橋のパートナーとしての地位を確立。。
その一方で、リゾナンターとしては高橋と共に戦闘の最前線に立ち、能力を使わないで敵と戦っている。
かつての向う見ずな性格は収まり、今では頼りになる存在として道重、いやリゾナンター全員は全幅の信頼を置いている。
そして、ダークネスと幾つもの激闘を経験した『いま』では道重は心からの親友と思っていた。
(エリとは長い付き合いだけど、れいなとも出会ってずいぶん経ったなあ…)
強気な口調だけど、本当はとっても繊細で、誰よりも弱い部分があることを知っている。
れいなの言う言葉は耳には鋭く聞こえるが、その言葉はまっすぐで心に正面から突き刺さる。
いつもぶっきらぼうで天の邪鬼だけど、本当は素直になれないだけってことも。
そして、優しさで包みこむ高橋とは別の方向かられいなはリゾナンターをまとめてくれることも多い。
共鳴増幅能力(Resonant Amplifier )は仲間を大切に思っているそんな彼女にふさわしい能力と思っていた。
(普通だったられいなとは友達になんてなってないんだと思うと不思議なことだな。
ダークネスは絶対に許せないけど、れいなと出会わせてくれたことは感謝しないといけないかもね)
第一印象は怖そうな人だった。今も見た目はあまり変化しないが大人への階段を上った彼女は大きく変わった。
肉体的な強さ、それよりももっと大切な強さ、心の強さを得たれいなを恐れるのはほんの一部の者のみ
「100人を相手に喧嘩して勝った」という伝説を持っている「動」のれいな
運動が苦手で他人を治すことが主な役割となっている「静」の道重
静と動、そんな二人をむすびつけたものこそが共鳴(Resonant)の力なのであろう。
261 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/12(金) 17:49:12.22 0
●月×日(火) PM 6:00
カランコロンと入り口のドアのベルがお客様の来店を知らせた。
「「いらっしゃいませ」」
来客は近くの女子高の生徒達で、椅子に着くまでのわずかな絶えずペチャクチャと話している。
「こちら、メニューとなります」
れいなが丁寧にテーブルの上にメニューとお冷やを人数分並べる。
「わたし、チーズケーキセット」「サキはココア」「私もおんなじの」
注文が入ると高橋は冷蔵庫からチーズケーキを取り出し、急いでコーヒーとココアを用意する。
注文品が揃うと、れいながお盆にのせ、テーブルへと運び「ごゆっくりどうぞ」と声をかける。
その間にも女の子達は話を止めることなくずっとしゃべりっぱなしである。
「よくしゃべるっちゃね、あの子達。そう思わんと?愛ちゃん」
れいながちらっと目線を女の子たちに向け、こっそりと高橋だけに聞こえるように話しかける。
「みんなそんなもんでしょ。若い時は何だって楽しいもんだし、気の合う友達といれば饒舌になるわ。
れいなだってサユとかエリと一緒にいるとものすごいわよ。もしかしたら、あの子たちよりもうるさいかもね」
「べ、別にれいなはそれが悪いとか言っておらんもん。ただ、凄いなって感心しとうだけやもん!」
高橋はそんなれいなの様子を見て、まだまだ子供だなあと思った。
そんな心情を察したのだろうかれいなが高橋を軽く睨みつけた
「何、笑っとうと?」
「いや、れいながかわいいなぁって思ってね。」
高橋のニヤニヤ笑いは止まる気配はない。
「愛ちゃん、やめて!冗談言うとれいな、怒るとよ!羨ましいとかそんなのじゃないから!
・・・愛ちゃん、れいな、買出しに行ってくるけど何か必要なものある?」
「ん?じゃあ、リゾリゾ用のナツメグとガレット用のサフランを買ってきてくれる?あとコーヒーフィルターも」
高橋はこれ以上、れいなの心に突っ込むのは失礼にあたると思い、へたくそな会話の止め方を可愛いと思いなおした。
(れいなは本当に不器用なんだから・・・)
カランコロンと入り口のドアのベルがお客様の来店を知らせた。
「「いらっしゃいませ」」
来客は近くの女子高の生徒達で、椅子に着くまでのわずかな絶えずペチャクチャと話している。
「こちら、メニューとなります」
れいなが丁寧にテーブルの上にメニューとお冷やを人数分並べる。
「わたし、チーズケーキセット」「サキはココア」「私もおんなじの」
注文が入ると高橋は冷蔵庫からチーズケーキを取り出し、急いでコーヒーとココアを用意する。
注文品が揃うと、れいながお盆にのせ、テーブルへと運び「ごゆっくりどうぞ」と声をかける。
その間にも女の子達は話を止めることなくずっとしゃべりっぱなしである。
「よくしゃべるっちゃね、あの子達。そう思わんと?愛ちゃん」
れいながちらっと目線を女の子たちに向け、こっそりと高橋だけに聞こえるように話しかける。
「みんなそんなもんでしょ。若い時は何だって楽しいもんだし、気の合う友達といれば饒舌になるわ。
れいなだってサユとかエリと一緒にいるとものすごいわよ。もしかしたら、あの子たちよりもうるさいかもね」
「べ、別にれいなはそれが悪いとか言っておらんもん。ただ、凄いなって感心しとうだけやもん!」
高橋はそんなれいなの様子を見て、まだまだ子供だなあと思った。
そんな心情を察したのだろうかれいなが高橋を軽く睨みつけた
「何、笑っとうと?」
「いや、れいながかわいいなぁって思ってね。」
高橋のニヤニヤ笑いは止まる気配はない。
「愛ちゃん、やめて!冗談言うとれいな、怒るとよ!羨ましいとかそんなのじゃないから!
・・・愛ちゃん、れいな、買出しに行ってくるけど何か必要なものある?」
「ん?じゃあ、リゾリゾ用のナツメグとガレット用のサフランを買ってきてくれる?あとコーヒーフィルターも」
高橋はこれ以上、れいなの心に突っ込むのは失礼にあたると思い、へたくそな会話の止め方を可愛いと思いなおした。
(れいなは本当に不器用なんだから・・・)
262 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/12(金) 17:49:55.91 0
●月×日(火) PM 7:00
田中は裏口からいきつけのお店に買い出しに出かけた。凍えるような夜の下でコートに身を包ませ、目的地まで走っていく。
走っているその最中でも、先ほどの女の子達の笑い声がなぜか頭から離れない。
リゾナントではよく見る光景だし、もうそれにはだいぶ慣れたはずなのに、たまに羨ましく思ってしまう。
「あの子たち、学生生活楽しそうでいいっちゃ・・・友達がいて、バカみたいに笑って…」
小さく呟きれいなは、首に巻いた白いマフラーをぎゅっと握りしめ走りだした。
リゾナンターになる以前、高橋愛に出会う以前の彼女は孤独だった。
たった一人で自分の世界をさえぎるもの全てを薙ぎ払い、己の力だけを信じていた。
一人で数十人の男と戦い勝利を収めてこともあった。警察の面倒に合うことも一度や二度ではなかった。
でも、それは自分を守るため、自分が生きていく上で必要不可欠な現実を受け入れるため。
ただ田中は生き続けることを貫き通していただけと考えていた。
ただ、彼女は誰にも教わらなかったが善悪の判断はついており、決して悪事に手を染めることはなかった。
警察もそのことは十分承知していたが度々喧嘩を起こす彼女のことを気にかけていた。
そんな彼女に付けられた警察官の間でのあだ名は『夜の白猫(ダーク・ホワイトキャット)』
悪には染まらないが、昼の世界にも生きられない彼女を警察は憐れみと同情の眼で見ていた。
そんな過去を経験して田中は今の生活を手に入れた。
いまはリゾナントで一人前の大人として胸を誇れるような生活を今では送っている。
昔の彼女を知っている者がいたならば、間違いなく大変驚くであろう。
人を近づけようとさせなかった圧倒的なオーラは消え、今ではウエイトレスとしての愛想を見せているのだから。
決して他人を信用しなかった彼女を受け入れた女性のもとで生活をしていることが最大の変化であろう。
かつての『野良猫』はナリをひそめ、飼い猫のようにおしとやかに静かになっているのだから…
田中は裏口からいきつけのお店に買い出しに出かけた。凍えるような夜の下でコートに身を包ませ、目的地まで走っていく。
走っているその最中でも、先ほどの女の子達の笑い声がなぜか頭から離れない。
リゾナントではよく見る光景だし、もうそれにはだいぶ慣れたはずなのに、たまに羨ましく思ってしまう。
「あの子たち、学生生活楽しそうでいいっちゃ・・・友達がいて、バカみたいに笑って…」
小さく呟きれいなは、首に巻いた白いマフラーをぎゅっと握りしめ走りだした。
リゾナンターになる以前、高橋愛に出会う以前の彼女は孤独だった。
たった一人で自分の世界をさえぎるもの全てを薙ぎ払い、己の力だけを信じていた。
一人で数十人の男と戦い勝利を収めてこともあった。警察の面倒に合うことも一度や二度ではなかった。
でも、それは自分を守るため、自分が生きていく上で必要不可欠な現実を受け入れるため。
ただ田中は生き続けることを貫き通していただけと考えていた。
ただ、彼女は誰にも教わらなかったが善悪の判断はついており、決して悪事に手を染めることはなかった。
警察もそのことは十分承知していたが度々喧嘩を起こす彼女のことを気にかけていた。
そんな彼女に付けられた警察官の間でのあだ名は『夜の白猫(ダーク・ホワイトキャット)』
悪には染まらないが、昼の世界にも生きられない彼女を警察は憐れみと同情の眼で見ていた。
そんな過去を経験して田中は今の生活を手に入れた。
いまはリゾナントで一人前の大人として胸を誇れるような生活を今では送っている。
昔の彼女を知っている者がいたならば、間違いなく大変驚くであろう。
人を近づけようとさせなかった圧倒的なオーラは消え、今ではウエイトレスとしての愛想を見せているのだから。
決して他人を信用しなかった彼女を受け入れた女性のもとで生活をしていることが最大の変化であろう。
かつての『野良猫』はナリをひそめ、飼い猫のようにおしとやかに静かになっているのだから…
263 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/12(金) 17:51:11.09 0
<二日目> ●月□日(水) AM 6:00
「田中さん!」
目が覚めた時に思わず光井は叫んでしまった。ある『夢』を見て目ざまし時計にセットした時間よりも早く起きていた。
「なんや、この夢は?・・・予知夢、やないよね?」
目覚めたばかりの光井はその夢の恐ろしさに冷や汗をかき、それは冬の寒い朝をより一層厳しく感じさせた。
●月□日(水) AM 8:00
喫茶リゾナントの定休日といえども、れいなの朝はいつもと同じ朝のトレーニングから始まる。
ただ、この日だけはいつもと違い朝食は出てこない。
というのもリゾナンターリーダーでもあり、喫茶リゾナントのマスターの高橋がゆっくりと起きてくるからだ。
れいなはトレーニング終了後は帰りがけのコンビニで朝食を買ってから帰ってくる。
「愛ちゃん、疲れているのわかるけど早く起きて来んかな?れいな、暇やし」
店内に置いてあるテレビのチャンネルをパチパチと変えながら、れいなは高橋が起きて来るのを待つ。
「早く起きてくれんとゆっくりシャワーも浴びれんし・・・汗臭いのイヤっちゃ…」
そう言って買ってきたサンドイッチを食べていると、二階から高橋が降りてきた。
「ん~愛ちゃん、おはよう~」「・・・おはよう、れいな」
ぼさぼさ髪の高橋はトースターにパンをセットし、冷蔵庫からジャムを取りだした。
ビンの蓋を開けようとしたが思っていた以上に固いようで、れいなにビンを渡して、開けて、と言った。
れいなが簡単にビンの蓋をあけると、ありがとうと言い焼き上がったパンに塗り食べ始めた。
ゆっくりと遅めの朝食を食べながら、高橋がれいなに声をかける。
「れいな、ちょっと後で一緒に来てほしいところがあるんだけどいい?」
「どこいくと?この前言ってた食器屋さん?それとも愛ちゃんの洋服選びに付き合うってこと?」
「ん?まあ、そんなところね。でも、きっとれいなも行って損はないと思うとこ」
特段に用事があるわけでもなかったので二つ返事でれいなはOKを出した。
「じゃあ、ちょっと汗流してくるっちゃ。それから、愛ちゃん、早く寝ぐせ直したほうがいいと。ボサボサよ」
「田中さん!」
目が覚めた時に思わず光井は叫んでしまった。ある『夢』を見て目ざまし時計にセットした時間よりも早く起きていた。
「なんや、この夢は?・・・予知夢、やないよね?」
目覚めたばかりの光井はその夢の恐ろしさに冷や汗をかき、それは冬の寒い朝をより一層厳しく感じさせた。
●月□日(水) AM 8:00
喫茶リゾナントの定休日といえども、れいなの朝はいつもと同じ朝のトレーニングから始まる。
ただ、この日だけはいつもと違い朝食は出てこない。
というのもリゾナンターリーダーでもあり、喫茶リゾナントのマスターの高橋がゆっくりと起きてくるからだ。
れいなはトレーニング終了後は帰りがけのコンビニで朝食を買ってから帰ってくる。
「愛ちゃん、疲れているのわかるけど早く起きて来んかな?れいな、暇やし」
店内に置いてあるテレビのチャンネルをパチパチと変えながら、れいなは高橋が起きて来るのを待つ。
「早く起きてくれんとゆっくりシャワーも浴びれんし・・・汗臭いのイヤっちゃ…」
そう言って買ってきたサンドイッチを食べていると、二階から高橋が降りてきた。
「ん~愛ちゃん、おはよう~」「・・・おはよう、れいな」
ぼさぼさ髪の高橋はトースターにパンをセットし、冷蔵庫からジャムを取りだした。
ビンの蓋を開けようとしたが思っていた以上に固いようで、れいなにビンを渡して、開けて、と言った。
れいなが簡単にビンの蓋をあけると、ありがとうと言い焼き上がったパンに塗り食べ始めた。
ゆっくりと遅めの朝食を食べながら、高橋がれいなに声をかける。
「れいな、ちょっと後で一緒に来てほしいところがあるんだけどいい?」
「どこいくと?この前言ってた食器屋さん?それとも愛ちゃんの洋服選びに付き合うってこと?」
「ん?まあ、そんなところね。でも、きっとれいなも行って損はないと思うとこ」
特段に用事があるわけでもなかったので二つ返事でれいなはOKを出した。
「じゃあ、ちょっと汗流してくるっちゃ。それから、愛ちゃん、早く寝ぐせ直したほうがいいと。ボサボサよ」
264 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/12(金) 17:52:08.11 0
●月□日(水) PM 0:00
リンリンの元に一枚の手紙が届いた。それは中国にいる友達からのものであった。
もちろん全て中国語で書かれており、リンリンは懐かしげに眺めていた。
手紙の内容はこう書いてあった。
「Dear 琳
お元気ですか?私は相変わらず、こっちで頑張っているよ。寂しくない?
寂しかったかいつでも連絡頂戴ね!アドレスは変わっていないから!
あなたが日本に行ってから3年ね。突然、守りたいものが出来たなんて言って飛び出した時は驚いたわ。
それで守りたいものは今も無事なの?まあ、そんな分かりきったこと聞くのもバカみたいね。
琳のことだもん、絶対に守っているよね。私はあなたのことをいつでも信じているからね。
最近の私はね、私が小さい頃の友達と偶然再会したの!見た目は変わっていたけど、一目でわかったわ
思い出話ですごく盛り上がったわ!年月がたっても友達は友達なんだね!
もちろん、琳も心友よ!辛いことがあったら私でよかったら相談に来ていいんだからね
琳は自分一人で抱え込もうとする傾向があるから無理しちゃだめだよ!!
今度中国に来たらいっぱい話したいこともあるから会いたいな。何をしているのか教えてね!
私も御神体のお世話を頑張るからね!バイバイ」
同封されていた友達の写真を見てリンリンは故郷の暮らしと友達のことを思い出し笑顔になった。
リンリンの元に一枚の手紙が届いた。それは中国にいる友達からのものであった。
もちろん全て中国語で書かれており、リンリンは懐かしげに眺めていた。
手紙の内容はこう書いてあった。
「Dear 琳
お元気ですか?私は相変わらず、こっちで頑張っているよ。寂しくない?
寂しかったかいつでも連絡頂戴ね!アドレスは変わっていないから!
あなたが日本に行ってから3年ね。突然、守りたいものが出来たなんて言って飛び出した時は驚いたわ。
それで守りたいものは今も無事なの?まあ、そんな分かりきったこと聞くのもバカみたいね。
琳のことだもん、絶対に守っているよね。私はあなたのことをいつでも信じているからね。
最近の私はね、私が小さい頃の友達と偶然再会したの!見た目は変わっていたけど、一目でわかったわ
思い出話ですごく盛り上がったわ!年月がたっても友達は友達なんだね!
もちろん、琳も心友よ!辛いことがあったら私でよかったら相談に来ていいんだからね
琳は自分一人で抱え込もうとする傾向があるから無理しちゃだめだよ!!
今度中国に来たらいっぱい話したいこともあるから会いたいな。何をしているのか教えてね!
私も御神体のお世話を頑張るからね!バイバイ」
同封されていた友達の写真を見てリンリンは故郷の暮らしと友達のことを思い出し笑顔になった。
265 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/12(金) 17:54:28.20 0
●月□日(水) PM 1:00
高橋は両手にビニール袋をぶら下げ、れいなも同じく右手に荷物を持ち喫茶リゾナントへの帰途を辿っていた。
「愛ちゃんが損はないって言うから行ってみれば、調理器具を新調するために駆り出されただけやん。
どこが『行って損はない』ところなんだか、わけわからんかった」
「そうやってぶーぶー言わないでよ。私一人じゃこんなにたくさん買い物出来ないんだから。
それに、ほら、れいなのために新しいエプロンも買ったんだし嘘は言ってないからね」
高橋はそうは言うが、れいなの機嫌は悪く、休日なのに、とか、ジュンジュンも呼べばよかった、と絶えず不満を言っている。
れいなの機嫌が更に悪くなっていくのを恐れて高橋はある提案をした。
「じゃあ、どこか外で食べてから帰ろうか。れいなが行きたいところでいいからさ」
「本当?愛ちゃん、最高!あのね、れいな、前から行ってみたいお店があったと!
なんかね、リゾットがおいしいらしくて行列せんと食べれ・・・」
まくし立てるように話はじめたれいなを見て、高橋はほっと一安心する。
まだまだ子供のれいなに大人の対応をたまにしなくてはならないことに高橋は複雑な感情を抱いていた。
「愛ちゃん、こっち!早く、れいな、朝早かったけん、おなかすごく空いとーよ!」
「ちょ、ちょっと、れいな引っ張らないでよ」
れいなは高橋の手を引っ張って笑顔で街中をかけていった。
もちろん、二人は荷物を持ったままなのでどうしても荷物が揺れてぶつかりそうになる。
「すみませ~ん、通してくださ~い。急いでいるんです~」
れいなが他の人をお構いなしに声を上げて走り、高橋も半ばひきずられながらもついていく。
「みなさん、すみません~ごめんなさい~」
高橋が謝りながら走っていくと、右手に合ったビニール袋が女の人に当たった。
「本当にゴメンナサイ~れいな~もうちょっとゆっくり走ってよ~」
れいなに引っ張られながらも、振り向きざまに高橋は女性に謝り、れいなに注意を促した。
遠ざかっていく二人を見て、その女性は荷物のぶつかった右足をさすりながら呟いた。
「・・・田中さん?」
そして、二人に気づかれないように注意しながら、彼女は二人の後を追って走り出した。
高橋は両手にビニール袋をぶら下げ、れいなも同じく右手に荷物を持ち喫茶リゾナントへの帰途を辿っていた。
「愛ちゃんが損はないって言うから行ってみれば、調理器具を新調するために駆り出されただけやん。
どこが『行って損はない』ところなんだか、わけわからんかった」
「そうやってぶーぶー言わないでよ。私一人じゃこんなにたくさん買い物出来ないんだから。
それに、ほら、れいなのために新しいエプロンも買ったんだし嘘は言ってないからね」
高橋はそうは言うが、れいなの機嫌は悪く、休日なのに、とか、ジュンジュンも呼べばよかった、と絶えず不満を言っている。
れいなの機嫌が更に悪くなっていくのを恐れて高橋はある提案をした。
「じゃあ、どこか外で食べてから帰ろうか。れいなが行きたいところでいいからさ」
「本当?愛ちゃん、最高!あのね、れいな、前から行ってみたいお店があったと!
なんかね、リゾットがおいしいらしくて行列せんと食べれ・・・」
まくし立てるように話はじめたれいなを見て、高橋はほっと一安心する。
まだまだ子供のれいなに大人の対応をたまにしなくてはならないことに高橋は複雑な感情を抱いていた。
「愛ちゃん、こっち!早く、れいな、朝早かったけん、おなかすごく空いとーよ!」
「ちょ、ちょっと、れいな引っ張らないでよ」
れいなは高橋の手を引っ張って笑顔で街中をかけていった。
もちろん、二人は荷物を持ったままなのでどうしても荷物が揺れてぶつかりそうになる。
「すみませ~ん、通してくださ~い。急いでいるんです~」
れいなが他の人をお構いなしに声を上げて走り、高橋も半ばひきずられながらもついていく。
「みなさん、すみません~ごめんなさい~」
高橋が謝りながら走っていくと、右手に合ったビニール袋が女の人に当たった。
「本当にゴメンナサイ~れいな~もうちょっとゆっくり走ってよ~」
れいなに引っ張られながらも、振り向きざまに高橋は女性に謝り、れいなに注意を促した。
遠ざかっていく二人を見て、その女性は荷物のぶつかった右足をさすりながら呟いた。
「・・・田中さん?」
そして、二人に気づかれないように注意しながら、彼女は二人の後を追って走り出した。
266 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/12(金) 17:57:04.97 0
>>257-265
『「Vanish!」(1)鳴り始める終焉のベル』です。分類は「MM。」です
前話のラストくらいに書いたプロローグの本編です。
(1)は作者からしても読みにくい感じがありますがご了承を。
前もって言っておきますが、(2)の後半から徐々に面白くなる予定です
『「Vanish!」(1)鳴り始める終焉のベル』です。分類は「MM。」です
前話のラストくらいに書いたプロローグの本編です。
(1)は作者からしても読みにくい感じがありますがご了承を。
前もって言っておきますが、(2)の後半から徐々に面白くなる予定です
267 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/12(金) 19:13:14.76 0
面白かったです。それぞれの日常を興味深く読めました。
何かがジワジワと始まっている感じが不気味で良いですね。
後半、期待して待ってます!!!!
何かがジワジワと始まっている感じが不気味で良いですね。
後半、期待して待ってます!!!!
268 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/12(金) 19:33:23.24 0
断片的な幾つもの日常の風景がどう繋がっていくのか楽しみだ
269 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/12(金) 21:34:54.53 0
おっとっと
270 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/12(金) 22:38:06.35 0
色んな作者の終幕が上がってくるのは少し寂しい気もする
271 : 名無し募集中。。。 [] 投稿日:2010/02/12(金) 22:59:51.20 0
たぶんその後に新たな物語の幕が開くよ… きっと
272 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/12(金) 23:59:56.79 0
危ないじゃないっすかー
273 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/13(土) 00:34:21.78 0
小春乙
274 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/13(土) 01:50:10.66 0
o ○。o
○ o 。 o
o ○。o o ○。
o ○o ノノノハヽ ------
//( `.∀´) 時間よ止まれ、そして私の美しさを愛でなさい
|ヽ---ヽ⊃---o------',/ |
| | ̄ ̄ ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄| ./∠∠
ヽ.|__o____o_|/∠∠
∠∠∠∠∠∠ ∠∠
∠∠∠∠ ∠∠∠
∠∠∠∠ ∠∠∠
○ o 。 o
o ○。o o ○。
o ○o ノノノハヽ ------
//( `.∀´) 時間よ止まれ、そして私の美しさを愛でなさい
|ヽ---ヽ⊃---o------',/ |
| | ̄ ̄ ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄| ./∠∠
ヽ.|__o____o_|/∠∠
∠∠∠∠∠∠ ∠∠
∠∠∠∠ ∠∠∠
∠∠∠∠ ∠∠∠
276 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/13(土) 06:48:24.41 0
AA職人凄いな
277 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/13(土) 08:27:29.49 0
自分以外の時間を止めて色々書きたいものだw
278 : 名無し募集中。。。 [] 投稿日:2010/02/13(土) 08:53:40.34 0
>>274
開いたスレを間違えたかとオモタw
開いたスレを間違えたかとオモタw
279 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/13(土) 08:58:11.10 O
何のスレに貼ってあったら間違いじゃないんだw
280 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/13(土) 11:29:46.15 0
281 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/13(土) 12:16:24.96 0
楽しみが一つ増えた
願わくは完走を
願わくは完走を
282 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/13(土) 13:32:35.01 O
重い言葉だw
283 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/13(土) 14:24:39.23 0
アーアー聞こえない
284 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/13(土) 15:24:31.56 0
上に同じくw
285 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/13(土) 17:41:29.36 0
規制されてたときは解除されたら思う存分に書いてやろうと思ってたんだけどな
いざ解除されたら中々け書けないという
いざ解除されたら中々け書けないという
286 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/13(土) 18:54:56.05 0
そろそろ仕事おわりホ
287 : 名無し募集中。。。[sage] 投稿日:2010/02/13(土) 20:09:28.67 0
物語の続きを見届ける為にho
288 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/13(土) 20:43:29.15 0
ノノノノハヽ
キュラキュラ ( `.∀´)~失礼しちゃうわね
__,,ゝ┼─┼====┐
キュラキュラ | □| .| |:|ヾ二二二二二(O
_____|__,|_;||___,| |:|ノ-┬─┘
|ミ/// / ~~|ミ|丘百~((==___
///////////////└┼-┴─┴───┴──┐~~'''''-ゝ-┤
_____ . ((◎)~~~O~~~~~O~~(◎))三)──)三);
//// //// / /////..ゝ(◎)(◎)(◎)(◎) (◎)ノ三ノ──ノ三ノ;*;∵
 ̄ ̄ ̄ ̄∪
>>275
キュラキュラ ( `.∀´)~失礼しちゃうわね
__,,ゝ┼─┼====┐
キュラキュラ | □| .| |:|ヾ二二二二二(O
_____|__,|_;||___,| |:|ノ-┬─┘
|ミ/// / ~~|ミ|丘百~((==___
///////////////└┼-┴─┴───┴──┐~~'''''-ゝ-┤
_____ . ((◎)~~~O~~~~~O~~(◎))三)──)三);
//// //// / /////..ゝ(◎)(◎)(◎)(◎) (◎)ノ三ノ──ノ三ノ;*;∵
 ̄ ̄ ̄ ̄∪
>>275
≪第42話(ミラー)へ ≪過去ログ一覧へ≫ 第40話(ミラー)へ≫
川´-_o-)<見えたヨ。目じゃなくて、ココロ。
つ ⊂ マボロシで目には見えなかったケド。
ここにイルってジュンジュン、わかったカラ。
川´・_o・)<共鳴って、スゴイネー
『リゾナントブルーAnother Versからストーリーを想像するスレ 第28話146 「幻と雷雨とバナナクレープ」』より
前回のお話はこっちだよ↓40話記念スレだったんだよ
リゾナントブルーAnother Versからストーリーを想像するスレ 第40話
http://dubai.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1262270854/
まとめサイト
PC:http://resonant.pockydiary.net/index.html
携帯:http://resonant.pockydiary.net/index.cgi
まとめサイト Ver.2
http://resonanter.blog47.fc2.com/
リゾナントブルーAnother Versからストーリーを想像するスレ@wiki
http://www39.atwiki.jp/resonant/
掲示板 (感想スレ、作品題名申請スレ、あとがきスレ他)
http://jbbs.livedoor.jp/music/22534/
テンプレ>>2-10ぐらいまで