リゾナントブルーAnother Versからストーリーを想像するスレ 第43話(ミラー)
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1 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/08(月) 22:52:06.30 0
71 かなしみ戦隊リゾナンター「ここにいるぜぇ!」』より
前回のお話はこっちだよ↓闇に飲み込まれてしまったんだよ・・・
リゾナントブルーAnother Versからストーリーを想像するスレ 第42話
http://dubai.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1266106656/
まとめサイト
PC:http://resonant.pockydiary.net/index.html
携帯:http://resonant.pockydiary.net/index.cgi
まとめサイト Ver.2
http://resonanter.blog47.fc2.com/
リゾナントブルーAnother Versからストーリーを想像するスレ@wiki
http://www39.atwiki.jp/resonant/
掲示板 (感想スレ、作品題名申請スレ、あとがきスレ他)
http://jbbs.livedoor.jp/music/22534/
テンプレ>>2-10ぐらいまで
前回のお話はこっちだよ↓闇に飲み込まれてしまったんだよ・・・
リゾナントブルーAnother Versからストーリーを想像するスレ 第42話
http://dubai.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1266106656/
まとめサイト
PC:http://resonant.pockydiary.net/index.html
携帯:http://resonant.pockydiary.net/index.cgi
まとめサイト Ver.2
http://resonanter.blog47.fc2.com/
リゾナントブルーAnother Versからストーリーを想像するスレ@wiki
http://www39.atwiki.jp/resonant/
掲示板 (感想スレ、作品題名申請スレ、あとがきスレ他)
http://jbbs.livedoor.jp/music/22534/
テンプレ>>2-10ぐらいまで
2 : 名無し募集中。。。[sage] 投稿日:2010/03/08(月) 22:52:51.16 0
このスレの始まりと今まで出てきた設定やイメージ画像
http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/43.html
高橋愛
http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/12.html
ttp://resonant.pockydiary.net/file/template/r_ai.jpg
新垣里沙
http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/13.html
ttp://resonant.pockydiary.net/file/template/r_risa.jpg
亀井絵里・道重さゆみ
http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/14.html
http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/15.html
ttp://resonant.pockydiary.net/file/template/r_sayueri.jpg
田中れいな
http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/16.html
ttp://resonant.pockydiary.net/file/template/r_reina.jpg
久住小春
http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/17.html
ttp://resonant.pockydiary.net/file/template/r_koharu.jpg
光井愛佳
http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/18.html
ttp://resonant.pockydiary.net/file/template/r_aika.jpg
ジュンジュン・リンリン
http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/19.html
http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/20.html
ttp://resonant.pockydiary.net/file/template/r_junlin.jpg
http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/43.html
高橋愛
http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/12.html
ttp://resonant.pockydiary.net/file/template/r_ai.jpg
新垣里沙
http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/13.html
ttp://resonant.pockydiary.net/file/template/r_risa.jpg
亀井絵里・道重さゆみ
http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/14.html
http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/15.html
ttp://resonant.pockydiary.net/file/template/r_sayueri.jpg
田中れいな
http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/16.html
ttp://resonant.pockydiary.net/file/template/r_reina.jpg
久住小春
http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/17.html
ttp://resonant.pockydiary.net/file/template/r_koharu.jpg
光井愛佳
http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/18.html
ttp://resonant.pockydiary.net/file/template/r_aika.jpg
ジュンジュン・リンリン
http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/19.html
http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/20.html
ttp://resonant.pockydiary.net/file/template/r_junlin.jpg
3 : 名無し募集中。。。[sage] 投稿日:2010/03/08(月) 22:53:32.82 0
喰らってくたばれ!
必殺!
ttp://resonant.pockydiary.net/file/helpme.gif
リゾナンカー
ttp://resonant.pockydiary.net/file/template/car.jpg
リゾナントロボ…
発……
ttp://resonant.pockydiary.net/file/robo.gif
喰らってくたばれ!
必殺!
ttp://resonant.pockydiary.net/file/helpme.gif
リゾナンカー
ttp://resonant.pockydiary.net/file/template/car.jpg
リゾナントロボ…
発……
ttp://resonant.pockydiary.net/file/robo.gif
4 : 名無し募集中。。。[sage] 投稿日:2010/03/08(月) 22:54:14.90 0
<よくわかる!? リゾナントスレの世界観図説>
リゾナンター派(多数派)─┬─ダークネスと闘う超能力少女たちだよ派(鉄板路線派)
│ ├ダークネスは悪の組織の名前だよ派(暗闇=敵だよ派)
│ │ └ラスボスの名前でもあるよ派(ダクネチュ様派)
│ ├実は前身となる正義の組織があったんだよ派(OGメンはかつての味方だよ派)
│ │ ├方針転換して悪の組織になったので新組織を立ち上げたよ派(見解の相違派)
│ │ └組織はつぶされ現メン(の一部)が生き残ったんだよ派(正義の組織再興派)
│ └前身はなく愛ちゃんが一から始めたんだよ派(OGメンは最初から敵だよ派)
│ ├最初に見つけた仲間はれいなだよ派(同居人優先派)
│ ├最初に見つけた仲間はガキさんだよ派(娘。加入順優先派)
│ ├最初に見つけた仲間はガキれな以外の子だよ派(基本にとらわれないよ派)
│ └愛ちゃんは美少女コレクターだよ派(百合愛好派)
│
├─モーニング娘。をやりつつ敵と闘うよ派(鉄板路線派「かなしみ戦隊」系)
│
├─政府直属の能力者集団だよ派(独自路線派「共鳴者」系)
│
└─その他(各種独自路線派)
リゾナンダー派(少数派)─┬─戦隊モノのヒーローなんだよ派(特撮愛好派)
│ ├各自のイメージカラーが個人の戦隊カラーになってるよ派(LLはどうなったの派)
│ └リゾナンカーとセットで使いたいよ派(とことん特撮派)
│
├─スレが始まった時はこっちだったんだよ派(原理主義)
│
└─その他(各種独自路線派)
“ター”でも“ダー”でもどっちでも派(穏健派) ─┬─面白ければなんでもいいよ派(内容重視派)
│
└─シリアスとギャグで使い分けるよ派(こだわり作者派)
リゾナンター派(多数派)─┬─ダークネスと闘う超能力少女たちだよ派(鉄板路線派)
│ ├ダークネスは悪の組織の名前だよ派(暗闇=敵だよ派)
│ │ └ラスボスの名前でもあるよ派(ダクネチュ様派)
│ ├実は前身となる正義の組織があったんだよ派(OGメンはかつての味方だよ派)
│ │ ├方針転換して悪の組織になったので新組織を立ち上げたよ派(見解の相違派)
│ │ └組織はつぶされ現メン(の一部)が生き残ったんだよ派(正義の組織再興派)
│ └前身はなく愛ちゃんが一から始めたんだよ派(OGメンは最初から敵だよ派)
│ ├最初に見つけた仲間はれいなだよ派(同居人優先派)
│ ├最初に見つけた仲間はガキさんだよ派(娘。加入順優先派)
│ ├最初に見つけた仲間はガキれな以外の子だよ派(基本にとらわれないよ派)
│ └愛ちゃんは美少女コレクターだよ派(百合愛好派)
│
├─モーニング娘。をやりつつ敵と闘うよ派(鉄板路線派「かなしみ戦隊」系)
│
├─政府直属の能力者集団だよ派(独自路線派「共鳴者」系)
│
└─その他(各種独自路線派)
リゾナンダー派(少数派)─┬─戦隊モノのヒーローなんだよ派(特撮愛好派)
│ ├各自のイメージカラーが個人の戦隊カラーになってるよ派(LLはどうなったの派)
│ └リゾナンカーとセットで使いたいよ派(とことん特撮派)
│
├─スレが始まった時はこっちだったんだよ派(原理主義)
│
└─その他(各種独自路線派)
“ター”でも“ダー”でもどっちでも派(穏健派) ─┬─面白ければなんでもいいよ派(内容重視派)
│
└─シリアスとギャグで使い分けるよ派(こだわり作者派)
5 : 名無し募集中。。。[sage] 投稿日:2010/03/08(月) 22:54:56.57 0
【今まで出てきた能力まとめ】
高橋愛:精神感応(リーディング) /瞬間移動(テレポーテーション)/光使い(フォトン・マニピュレート)
新垣里沙:精神干渉(マインドコントロール)
亀井絵里:傷の共有(インジュリー・シンクロナイズ) /風使い(ウィンド・マニピュレート)
道重さゆみ:治癒能力(ヒーリング)
さえみ(姉人格):物質崩壊(イクサシブ・ヒーリング)
田中れいな:共鳴増幅能力(リゾナント・アンプリファイア)
久住小春:念写能力(ソートグラフィー) /幻術(ハルシネーション)/発電(エレクトロキネシス)
光井愛佳:予知能力(プリコグニション)/心の浄化(ハート・プリフィケイション) /水守
リンリン:念動力(サイコキネシス)/発火能力(パイロキネシス)
ジュンジュン:念動力(サイコキネシス)/獣化(メタモルフォシス(トゥ・ビーストorパンダ))
詳しくはこちら
http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/35.html
ジュンジュン獣化参考画像
http://resonant.pockydiary.net/file/panda.jpg
【今まで出てきた能力まとめ】
高橋愛:精神感応(リーディング) /瞬間移動(テレポーテーション)/光使い(フォトン・マニピュレート)
新垣里沙:精神干渉(マインドコントロール)
亀井絵里:傷の共有(インジュリー・シンクロナイズ) /風使い(ウィンド・マニピュレート)
道重さゆみ:治癒能力(ヒーリング)
さえみ(姉人格):物質崩壊(イクサシブ・ヒーリング)
田中れいな:共鳴増幅能力(リゾナント・アンプリファイア)
久住小春:念写能力(ソートグラフィー) /幻術(ハルシネーション)/発電(エレクトロキネシス)
光井愛佳:予知能力(プリコグニション)/心の浄化(ハート・プリフィケイション) /水守
リンリン:念動力(サイコキネシス)/発火能力(パイロキネシス)
ジュンジュン:念動力(サイコキネシス)/獣化(メタモルフォシス(トゥ・ビーストorパンダ))
詳しくはこちら
http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/35.html
ジュンジュン獣化参考画像
http://resonant.pockydiary.net/file/panda.jpg
6 : 名無し募集中。。。[sage] 投稿日:2010/03/08(月) 22:55:39.07 0
【喫茶店リゾナントイメージ】
間取り
ttp://resonant.pockydiary.net/data/upfile/142-1.gif
ttp://resonant.pockydiary.net/data/upfile/784-1.jpg
ttp://resonant.pockydiary.net/data/upfile/785-1.jpg
本日のランチ
ttp://resonant.pockydiary.net/data/upfile/155-1.jpg
ttp://resonant.pockydiary.net/data/upfile/156-1.jpg
タウン誌紹介文
ttp://resonant.pockydiary.net/data/upfile/383-1.jpg
【TV・映画イメージ】
リゾナンターEDイメージ(字あり提供入)
http://jp.youtube.com/watch?v=ijT95qkTqfA&NR=1
リゾナンター予告イメージ
http://jp.youtube.com/watch?v=wSVKqpCYrQs
リゾナンター予告編・i914Ver. ※血液等の映像が含まれますので苦手な方は見ないほうがいいです
http://jp.youtube.com/watch?v=TEsl4BjQ8sA
リゾナンターの予告編パート2/映画風
http://jp.youtube.com/watch?v=9Rvh02cQQoI&fmt=6
リゾナンター/共鳴セヨ
http://jp.youtube.com/watch?v=3m65hxrvduY
リゾナンター予告編/ダークネスVer.
http://jp.youtube.com/watch?v=OkFqDKBJUBg&fmt=6
イントロダクション
http://www.youtube.com/watch?v=srvVoDEse2g
リゾスレ一周年記念動画
http://www.youtube.com/watch?v=VBgPc_o1u0E&fmt=18
The loneliness of the girls
【喫茶店リゾナントイメージ】
間取り
ttp://resonant.pockydiary.net/data/upfile/142-1.gif
ttp://resonant.pockydiary.net/data/upfile/784-1.jpg
ttp://resonant.pockydiary.net/data/upfile/785-1.jpg
本日のランチ
ttp://resonant.pockydiary.net/data/upfile/155-1.jpg
ttp://resonant.pockydiary.net/data/upfile/156-1.jpg
タウン誌紹介文
ttp://resonant.pockydiary.net/data/upfile/383-1.jpg
【TV・映画イメージ】
リゾナンターEDイメージ(字あり提供入)
http://jp.youtube.com/watch?v=ijT95qkTqfA&NR=1
リゾナンター予告イメージ
http://jp.youtube.com/watch?v=wSVKqpCYrQs
リゾナンター予告編・i914Ver. ※血液等の映像が含まれますので苦手な方は見ないほうがいいです
http://jp.youtube.com/watch?v=TEsl4BjQ8sA
リゾナンターの予告編パート2/映画風
http://jp.youtube.com/watch?v=9Rvh02cQQoI&fmt=6
リゾナンター/共鳴セヨ
http://jp.youtube.com/watch?v=3m65hxrvduY
リゾナンター予告編/ダークネスVer.
http://jp.youtube.com/watch?v=OkFqDKBJUBg&fmt=6
イントロダクション
http://www.youtube.com/watch?v=srvVoDEse2g
リゾスレ一周年記念動画
http://www.youtube.com/watch?v=VBgPc_o1u0E&fmt=18
The loneliness of the girls
7 : 名無し募集中。。。[sage] 投稿日:2010/03/08(月) 22:56:20.74 0
【旧まとめサイトで投稿日順に読む裏技】
まとめサイトの[検索]で「(1)」とか指定すると、第1話(1スレ目)の作品が投稿日順に並びます(降順)
(投稿日=まとめサイト掲載日時であり、スレ投下日時ではありません)
ただし、次回予告についてはシングルの順序と合わせるために
順番に並ぶように投稿日をいじってあるのでこの限りではありません
このスレに初めて来たから様子がわかんないよ、って人にはイイかも
※時々検索結果に違うスレの作品が混じりますが、本文中に張ったリンク(例:(1)123)を拾ってしまうためです
【新まとめサイトで投稿日順に読むには】
タグでスレごと(第○話)の作品群を見ることができます。
登録日の順になっているのでそこからたどっていけばおk
【代理投稿を依頼するときのお願い】
したらば掲示板のアク禁スレに作品を上げるときは対処方法の指示も書いてください
例えば
・規制食らったので転載してほしい
・レス数多いから掲載を手伝ってほしい
など
転載する人は必ず投下する旨をアク禁スレに宣言していってください
(投下かぶり防止のため。宣言が同タイミングなこともあるのでリロード&しばらく待つのも大事)
【旧まとめサイトで投稿日順に読む裏技】
まとめサイトの[検索]で「(1)」とか指定すると、第1話(1スレ目)の作品が投稿日順に並びます(降順)
(投稿日=まとめサイト掲載日時であり、スレ投下日時ではありません)
ただし、次回予告についてはシングルの順序と合わせるために
順番に並ぶように投稿日をいじってあるのでこの限りではありません
このスレに初めて来たから様子がわかんないよ、って人にはイイかも
※時々検索結果に違うスレの作品が混じりますが、本文中に張ったリンク(例:(1)123)を拾ってしまうためです
【新まとめサイトで投稿日順に読むには】
タグでスレごと(第○話)の作品群を見ることができます。
登録日の順になっているのでそこからたどっていけばおk
【代理投稿を依頼するときのお願い】
したらば掲示板のアク禁スレに作品を上げるときは対処方法の指示も書いてください
例えば
・規制食らったので転載してほしい
・レス数多いから掲載を手伝ってほしい
など
転載する人は必ず投下する旨をアク禁スレに宣言していってください
(投下かぶり防止のため。宣言が同タイミングなこともあるのでリロード&しばらく待つのも大事)
8 : 名無し募集中。。。[sage] 投稿日:2010/03/08(月) 22:57:01.88 0
<<サボリン∞ヽ( ゚∀。)ノからのお願い事>>
・作品投下と同時に作品タイトルも決めてあるよ!
→作品の中・前後に『 』でくくってくれたらわかりやすいよ! できれば分類も書いてね!
・前に投下した作品の題名考えたよ!
→必ずしたらばの「題名スレ」に書いてね
・題名変えたいんだけど…
→それも「題名スレ」でおkだよ
・自分の作品に誤字脱字編集したいとこ見つけた
→したらばの「催促スレ」に書き込んでね
・編集したいとこがいっぱいありすぎて書けない
→テキストをメールで送ってね まとめサイトにメールフォームあるよ
・自分のあの作品とこの作品リンクさせてほしい
→「催促スレ」に書いてね
・その分類じゃなくて違う分類がいいんだけど…
→それも「催促スレ」でおk
・こらサボティ!直せって言ったとこ直ってない!
→「催促スレ」で教えてねゴメンネ
☆「催促スレ」「題名スレ」でお願い事した場合はageてね!
・何か企画とか考えたいんだけど
→したらばに自由にスレ立てて進めてくださいな
・とりあえず雑談したいんだけど
→「更新履歴とか雑談スレ」はみんなで使っていいスレだよ
・テンプレにあれこれ追加削除したい
→したらば「テンプレスレ」で話し合おうぜ
<<サボリン∞ヽ( ゚∀。)ノからのお願い事>>
・作品投下と同時に作品タイトルも決めてあるよ!
→作品の中・前後に『 』でくくってくれたらわかりやすいよ! できれば分類も書いてね!
・前に投下した作品の題名考えたよ!
→必ずしたらばの「題名スレ」に書いてね
・題名変えたいんだけど…
→それも「題名スレ」でおkだよ
・自分の作品に誤字脱字編集したいとこ見つけた
→したらばの「催促スレ」に書き込んでね
・編集したいとこがいっぱいありすぎて書けない
→テキストをメールで送ってね まとめサイトにメールフォームあるよ
・自分のあの作品とこの作品リンクさせてほしい
→「催促スレ」に書いてね
・その分類じゃなくて違う分類がいいんだけど…
→それも「催促スレ」でおk
・こらサボティ!直せって言ったとこ直ってない!
→「催促スレ」で教えてねゴメンネ
☆「催促スレ」「題名スレ」でお願い事した場合はageてね!
・何か企画とか考えたいんだけど
→したらばに自由にスレ立てて進めてくださいな
・とりあえず雑談したいんだけど
→「更新履歴とか雑談スレ」はみんなで使っていいスレだよ
・テンプレにあれこれ追加削除したい
→したらば「テンプレスレ」で話し合おうぜ
9 : 名無し募集中。。。[sage] 投稿日:2010/03/08(月) 22:57:43.45 0
川*’ー’) < テンプレの設定やまとめサイトを参考にして自由に想像するがし
ノ|c| ・e・) < 登場人物の能力やストーリーの背景・設定は作者さんの自由なのだ
ノノ*^ー^) < シリアル路線でもコメディ路線でもお好きなものどうぞ
从*・ 。.・) < AAを使ったものや1レス完結ものでもOKなの
从*´ ヮ`) < 他の作者さんの設定を流用するのもありっちゃ
ノリo´ゥ`リ < 気に入った話の続きや繋ぎの話を書いてみるのもありカナ☆
川=´┴`) < プロットを書いて他の作者さんにストーリーを書いてっておねだりしてもええで
川*^A^) < アーでも書いてくれるかは作者さん次第ヨ
川´・_o・) < ソッカー
川*’ー’) < テンプレの設定やまとめサイトを参考にして自由に想像するがし
ノ|c| ・e・) < 登場人物の能力やストーリーの背景・設定は作者さんの自由なのだ
ノノ*^ー^) < シリアル路線でもコメディ路線でもお好きなものどうぞ
从*・ 。.・) < AAを使ったものや1レス完結ものでもOKなの
从*´ ヮ`) < 他の作者さんの設定を流用するのもありっちゃ
ノリo´ゥ`リ < 気に入った話の続きや繋ぎの話を書いてみるのもありカナ☆
川=´┴`) < プロットを書いて他の作者さんにストーリーを書いてっておねだりしてもええで
川*^A^) < アーでも書いてくれるかは作者さん次第ヨ
川´・_o・) < ソッカー
10 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/08(月) 22:58:27.84 0
作品投稿の際、10レスを越える場合は連続投稿規制(バイバイさるさん)がかかるので注意。
それから1レス当たり最大32行までしか入らないのでそれも注意。
ttp://resonant.pockydiary.net/file/template/r_coming.jpg
君の作品を待ってる
作品投稿の際、10レスを越える場合は連続投稿規制(バイバイさるさん)がかかるので注意。
それから1レス当たり最大32行までしか入らないのでそれも注意。
ttp://resonant.pockydiary.net/file/template/r_coming.jpg
君の作品を待ってる
11 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/08(月) 22:59:59.64 0
_, ,_
川*’ー’)<リゾナンターはここにいるぜぇ!!(眉毛忘れたやよ・・・)
川*’ー’)<リゾナンターはここにいるぜぇ!!(眉毛忘れたやよ・・・)
12 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/08(月) 23:01:04.74 0
リゾスレが帰ってきた!!乙です!!
13 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/08(月) 23:09:14.39 0
乙!
1週間ぶりのリゾスレだ
1週間ぶりのリゾスレだ
14 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/08(月) 23:20:02.02 0
>>1乙!
そしてホゼナンターとしてのドキドキの毎日が始まる!
そしてホゼナンターとしてのドキドキの毎日が始まる!
15 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/08(月) 23:40:41.13 0
全スレ最後のRとRシリーズもう一回上げてもらうわけにはいかないかな…
読めてない人も結構いると思うし
読めてない人も結構いると思うし
16 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/08(月) 23:42:20.10 0
俺も~
17 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/08(月) 23:48:04.90 0
RとRシリーズ上がってたの?
読みそこなった!
読みそこなった!
18 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/08(月) 23:48:15.88 0
俺も読み損ねたんで再うpお願いします
じっくり読もうとしてて後回しにしてたら1週間も読めないことになるなんて
あとwikiの42話乙!
じっくり読もうとしてて後回しにしてたら1週間も読めないことになるなんて
あとwikiの42話乙!
19 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/09(火) 00:26:40.46 0
たらいまー
みんなお久しぶり
みんなお久しぶり
20 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/09(火) 00:36:00.42 0
分量が11レス分あるので
アク禁スレのお世話になる事ほぼ確実ですが
RとR再投下していいですか?それとも明日に回しましょうか?
アク禁スレのお世話になる事ほぼ確実ですが
RとR再投下していいですか?それとも明日に回しましょうか?
21 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/09(火) 00:45:10.90 0
22 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/09(火) 00:57:06.83 0
23 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/09(火) 01:01:31.41 0
「安倍さんが…ガーディアン」
ガーディアンとは、精神に侵入してきた異物を排除するための本能のしもべであり、人体で言えば白血球に相当する。
飯田圭織の防衛本能が、安倍なつみをして己の精神を守らせているのだろう。
しかし、守るべき物など、この見渡す限りの無機質のどこにあるというのだ。
「こちらに気付いたか…」
軽く舌打ちをしながら吉澤が呟いた。
空間内の飯田圭織の意識濃度があまりに薄いため、二人は意識を纏ってのカモフラージュを施していない。つまり、異物と判断される。
その上、ガーディアンとの間に遮蔽物は無く、身を隠す事が出来ない。と、なれば…
「どうします?」
里沙は、梟の目を元に戻し、吉澤を見た。
安倍なつみはダークネス最強といわれる能力者である。
いくら二人の前にいる者が安倍なつみ本人ではなく、飯田圭織の防衛本能が生み出したガーディアンであるとしても、その実力は未知数だ。
慎重を期すなら、このまま引き上げるという選択も十分に妥当だと思われる。
「ますます気になってきたねえ、一体飯田さんに何があったのか」
吉澤の口角が僅かに吊り上った。
安倍なつみがガーディアンであるという事は、そこまでして守らねばならない何かが飯田圭織の精神に隠されているに違いない。
「それに、ここまで来て逃げんのは私の趣味じゃない」
そう言って投げかけられた吉澤の視線に、里沙は無言で同意を示した。
いくら里沙が安倍なつみの信奉者であっても、姿かたちがそっくりだというだけで躊躇を見せる程うぶではない。
この戦闘の結果がどのようなものになろうと、安倍なつみ本人がそれを知る可能性は皆無である。
「安倍さんが…ガーディアン」
ガーディアンとは、精神に侵入してきた異物を排除するための本能のしもべであり、人体で言えば白血球に相当する。
飯田圭織の防衛本能が、安倍なつみをして己の精神を守らせているのだろう。
しかし、守るべき物など、この見渡す限りの無機質のどこにあるというのだ。
「こちらに気付いたか…」
軽く舌打ちをしながら吉澤が呟いた。
空間内の飯田圭織の意識濃度があまりに薄いため、二人は意識を纏ってのカモフラージュを施していない。つまり、異物と判断される。
その上、ガーディアンとの間に遮蔽物は無く、身を隠す事が出来ない。と、なれば…
「どうします?」
里沙は、梟の目を元に戻し、吉澤を見た。
安倍なつみはダークネス最強といわれる能力者である。
いくら二人の前にいる者が安倍なつみ本人ではなく、飯田圭織の防衛本能が生み出したガーディアンであるとしても、その実力は未知数だ。
慎重を期すなら、このまま引き上げるという選択も十分に妥当だと思われる。
「ますます気になってきたねえ、一体飯田さんに何があったのか」
吉澤の口角が僅かに吊り上った。
安倍なつみがガーディアンであるという事は、そこまでして守らねばならない何かが飯田圭織の精神に隠されているに違いない。
「それに、ここまで来て逃げんのは私の趣味じゃない」
そう言って投げかけられた吉澤の視線に、里沙は無言で同意を示した。
いくら里沙が安倍なつみの信奉者であっても、姿かたちがそっくりだというだけで躊躇を見せる程うぶではない。
この戦闘の結果がどのようなものになろうと、安倍なつみ本人がそれを知る可能性は皆無である。
24 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/09(火) 01:02:14.76 0
二人に歩み寄るガーディアン安倍なつみの左手を、白い光が包み込んでいく。
それがホワイトスノーと呼ばれる破壊エネルギーの結晶である事を、里沙は話には聞いていたが実際目にするのは初めてだった。
“本物”ではないといえホワイトスノーを里沙がこの時点で体験した事が、
その後の新垣里沙と安倍なつみの運命に大きな影響を及ぼすのだが、ここでは置く。
「一気に行くぞ」
吉澤の両手に二挺のサブマシンガンが出現した。
いくら本物ではないとはいえ相手はあの安倍なつみである。戦力を出し惜しみしていい相手ではない。
同時に、里沙の背中にイメージで作り出された猛禽の翼が翻った。
張り詰めたものが、二人を包みこんでいく。
希薄な意識からなる空間が、たたかいの予感に耐えきれないかのように、きりきりと軋みを上げた。
その軋みが極限に達しようかというその一瞬をすかさず捉え、二人のダイバーは同時に動いた。
―シィッ!
吉澤は右から一気に距離を詰め、その射程に安倍なつみを捉える。
里沙は翼の羽ばたきとともに、上から仕掛ける。
熟練のダイバー二人の挟み撃ちをしのげるガーディアンの存在など皆無であると言っていい。
安倍なつみは微動だにしようとはせず、ただ物憂げな表情を湛えていた。
―もらった!
外しようの無い距離で、吉澤の両手に握られたマシンガンから無数の弾丸が狂ったように放たれた。
しかもその一発一発の弾丸は現実世界のそれとは性質を異にする。
喰らえば蜂の巣では済まない。消し飛ぶ。
その時、安倍なつみの全身を白い光の壁が包み込んだ。
―!?
それがホワイトスノーと呼ばれる破壊エネルギーの結晶である事を、里沙は話には聞いていたが実際目にするのは初めてだった。
“本物”ではないといえホワイトスノーを里沙がこの時点で体験した事が、
その後の新垣里沙と安倍なつみの運命に大きな影響を及ぼすのだが、ここでは置く。
「一気に行くぞ」
吉澤の両手に二挺のサブマシンガンが出現した。
いくら本物ではないとはいえ相手はあの安倍なつみである。戦力を出し惜しみしていい相手ではない。
同時に、里沙の背中にイメージで作り出された猛禽の翼が翻った。
張り詰めたものが、二人を包みこんでいく。
希薄な意識からなる空間が、たたかいの予感に耐えきれないかのように、きりきりと軋みを上げた。
その軋みが極限に達しようかというその一瞬をすかさず捉え、二人のダイバーは同時に動いた。
―シィッ!
吉澤は右から一気に距離を詰め、その射程に安倍なつみを捉える。
里沙は翼の羽ばたきとともに、上から仕掛ける。
熟練のダイバー二人の挟み撃ちをしのげるガーディアンの存在など皆無であると言っていい。
安倍なつみは微動だにしようとはせず、ただ物憂げな表情を湛えていた。
―もらった!
外しようの無い距離で、吉澤の両手に握られたマシンガンから無数の弾丸が狂ったように放たれた。
しかもその一発一発の弾丸は現実世界のそれとは性質を異にする。
喰らえば蜂の巣では済まない。消し飛ぶ。
その時、安倍なつみの全身を白い光の壁が包み込んだ。
―!?
25 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/09(火) 01:02:57.21 0
弾丸のことごとくが光の壁に遮られ、星の瞬きにも似た破壊エネルギーの光を放ちながら消え去っていく。
一流のダイバーが必殺の意思を込めた攻撃、それが安倍なつみには触れることすらできない。
安倍なつみのホワイトスノーが何故闇の頂点に君臨しているのか、その理由を余りにも明確に吉澤は目の当たりにした。
―バリアにもなるのかよこの能力は!
既に、両者は互いに牙を突き立てられる間合いに入っている。吉澤の牙が届かなかったとなれば、当然安倍なつみの牙が彼女に向けられる。
光の壁の向こうで、殺意がうねった。
白雪から生み出された破壊エネルギーの鷹が光の壁から出現し、吉澤に襲いかかる。
―まずい!
己の渾身の攻撃が全く通用しなかったという動揺が、吉澤の反射神経に刹那の翳りを生んだ。
このままでは迫りくる破壊エネルギーの鷹をやり過ごせない。
精神体における死とは直接生命を脅かすものではないが、本人の精神には重篤な痛手がある。少なくとも、ダイバーとしては死ぬ。
「吉澤さん!」
上空から里沙の声が響くと同時に、彼女の袖口から放たれた二本の鋼線が鷹を絡め取った。
鋼線が鷹を切り裂くとともに、里沙の意志力とホワイトスノーの破壊エネルギーが衝突し、力の奔流が迸る。
その光に目がくらんだ一瞬に、吉澤の体が宙に浮いた。
里沙が空中から吉澤をかっさらうように掬いあげたのだ。
そのまま里沙は速度を増しながら空を駆け、安倍なつみから距離を離していった。
「悪い。助かった」
「吉澤さん、後ろを」
「後ろ?」
「どれくらい追ってきてますか?」
吉澤が振り向くと、視線の先には異様な光景が広がっていた。
先程の白く光る鷹が十数羽、恐るべきスピードでこちらに向かってきている。
そして、その後方には白い翼をはためかせ飛翔する安倍なつみの姿があった。
一流のダイバーが必殺の意思を込めた攻撃、それが安倍なつみには触れることすらできない。
安倍なつみのホワイトスノーが何故闇の頂点に君臨しているのか、その理由を余りにも明確に吉澤は目の当たりにした。
―バリアにもなるのかよこの能力は!
既に、両者は互いに牙を突き立てられる間合いに入っている。吉澤の牙が届かなかったとなれば、当然安倍なつみの牙が彼女に向けられる。
光の壁の向こうで、殺意がうねった。
白雪から生み出された破壊エネルギーの鷹が光の壁から出現し、吉澤に襲いかかる。
―まずい!
己の渾身の攻撃が全く通用しなかったという動揺が、吉澤の反射神経に刹那の翳りを生んだ。
このままでは迫りくる破壊エネルギーの鷹をやり過ごせない。
精神体における死とは直接生命を脅かすものではないが、本人の精神には重篤な痛手がある。少なくとも、ダイバーとしては死ぬ。
「吉澤さん!」
上空から里沙の声が響くと同時に、彼女の袖口から放たれた二本の鋼線が鷹を絡め取った。
鋼線が鷹を切り裂くとともに、里沙の意志力とホワイトスノーの破壊エネルギーが衝突し、力の奔流が迸る。
その光に目がくらんだ一瞬に、吉澤の体が宙に浮いた。
里沙が空中から吉澤をかっさらうように掬いあげたのだ。
そのまま里沙は速度を増しながら空を駆け、安倍なつみから距離を離していった。
「悪い。助かった」
「吉澤さん、後ろを」
「後ろ?」
「どれくらい追ってきてますか?」
吉澤が振り向くと、視線の先には異様な光景が広がっていた。
先程の白く光る鷹が十数羽、恐るべきスピードでこちらに向かってきている。
そして、その後方には白い翼をはためかせ飛翔する安倍なつみの姿があった。
26 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/09(火) 01:03:38.77 0
「おいおいおい…何でもアリかよ」
冷や汗が頬を伝うのを感じながら、吉澤は僅かに口角を吊り上げた。
精神空間における「何でもアリ」はサイコ・ダイバーの専売特許だと思っていたが、そうではないようだ。
「どうするよ?このまま尻尾巻いて逃げだすかい?」
「そうしたいのは山々ですけど」
「ダイバー二人がかりで手も足も出ないってのは癪に障――追いつかれるぞ!」
「撃ち落として下さい!」
トップスピードのまま、ほぼ直角に里沙が旋回した。
「ちい!」
「もっと優しく飛べよ!」という言葉を飲みこんで、吉澤は鷹へ向けてマシンガンをぶっ放す。
群の一羽に命中し、力の奔流が煌めいた。
無茶苦茶な姿勢から撃ってる割には正確な射撃だ。続けて二羽、三羽と撃ち落としていく。
しかし、安倍なつみは少しも気にかける様子を見せず、新たな光の鷹を生みだし二人を追尾させる。
「これじゃキリがねえな…何か手は無いか」
「……」
「聞こえてるか?」
「…あるにはありますけど…」
「歯切れが悪いな。どうした」
「…私の言った通りにしてくれるって、約束してください」
「言ってくれなきゃ分かんねえよ」
「約束してくれないと言えません」
翼をはためかせ空を駆ける里沙の横顔には、ある種の葛藤が見て取れた。
冷や汗が頬を伝うのを感じながら、吉澤は僅かに口角を吊り上げた。
精神空間における「何でもアリ」はサイコ・ダイバーの専売特許だと思っていたが、そうではないようだ。
「どうするよ?このまま尻尾巻いて逃げだすかい?」
「そうしたいのは山々ですけど」
「ダイバー二人がかりで手も足も出ないってのは癪に障――追いつかれるぞ!」
「撃ち落として下さい!」
トップスピードのまま、ほぼ直角に里沙が旋回した。
「ちい!」
「もっと優しく飛べよ!」という言葉を飲みこんで、吉澤は鷹へ向けてマシンガンをぶっ放す。
群の一羽に命中し、力の奔流が煌めいた。
無茶苦茶な姿勢から撃ってる割には正確な射撃だ。続けて二羽、三羽と撃ち落としていく。
しかし、安倍なつみは少しも気にかける様子を見せず、新たな光の鷹を生みだし二人を追尾させる。
「これじゃキリがねえな…何か手は無いか」
「……」
「聞こえてるか?」
「…あるにはありますけど…」
「歯切れが悪いな。どうした」
「…私の言った通りにしてくれるって、約束してください」
「言ってくれなきゃ分かんねえよ」
「約束してくれないと言えません」
翼をはためかせ空を駆ける里沙の横顔には、ある種の葛藤が見て取れた。
27 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/09(火) 01:04:35.76 0
「…あのガーディアンを何とか出来るってなら、約束してやるよ」
「本当ですね?」
「てめえの上司が信用できないって?」
そう言って吉澤は迫りくる鷹の群へ弾幕を張った。
「まずは…時間を稼いで下さい」
「どんくらいだ?」
「1分あればなんとか」
「1分!?」
思わず吉澤の声が裏返った。
このままでは埒が明かないとはいえ、二人がかりでも逃げ回っているのが精いっぱいという状況で、
一人で踏みとどまって1分持たせるというのは、相当きつい注文と言える。
「それからもう一つ」
「まだあんのかよ?」
「これから私がやる事を…忘れて下さい」
「どういう意味だ」
「お願いします」
「今更嫌だとは言わねえよ」
そう言った時にはもう吉澤は腹をくくっている。
新垣里沙の切所における応変性には神秘的な鋭さがあるのを吉澤は見抜いていた。
里沙のダイバーとしての実力と自分自身の眼力。その目に張ってみる価値は十分にある。
第一、「自信が無いから出来ない」などと吉澤ひとみのどの口が言えるというのか。
「減速任せます」
高速で滑空しながら里沙は着地の態勢を整える。
地表すれすれの所で、吉澤はパラシュートを後方に展開し、一気にスピードを殺した。
衝撃とともに地面に降り立った二人は、すかさず次の行動へ移った。
「本当ですね?」
「てめえの上司が信用できないって?」
そう言って吉澤は迫りくる鷹の群へ弾幕を張った。
「まずは…時間を稼いで下さい」
「どんくらいだ?」
「1分あればなんとか」
「1分!?」
思わず吉澤の声が裏返った。
このままでは埒が明かないとはいえ、二人がかりでも逃げ回っているのが精いっぱいという状況で、
一人で踏みとどまって1分持たせるというのは、相当きつい注文と言える。
「それからもう一つ」
「まだあんのかよ?」
「これから私がやる事を…忘れて下さい」
「どういう意味だ」
「お願いします」
「今更嫌だとは言わねえよ」
そう言った時にはもう吉澤は腹をくくっている。
新垣里沙の切所における応変性には神秘的な鋭さがあるのを吉澤は見抜いていた。
里沙のダイバーとしての実力と自分自身の眼力。その目に張ってみる価値は十分にある。
第一、「自信が無いから出来ない」などと吉澤ひとみのどの口が言えるというのか。
「減速任せます」
高速で滑空しながら里沙は着地の態勢を整える。
地表すれすれの所で、吉澤はパラシュートを後方に展開し、一気にスピードを殺した。
衝撃とともに地面に降り立った二人は、すかさず次の行動へ移った。
28 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/09(火) 01:05:27.56 0
60
「せいぜいあがいてきてやるよ」
「信じます」
里沙は猛禽の翼を消し、己のイメージ力を限界まで高めるための精神集中に入った。
その無防備な状態にある里沙を守り通すため、吉澤は距離を取って安倍なつみを引きつける。
それぞれの1分間の火蓋が切られた。
破壊の鷹の群を睨みつけて、吉澤は深く息を吸った。
―やってやろうじゃないか
心を研ぎ澄まし、新たな武器を創造する。
―とっておきをお見舞いしてやる
吉澤はロケットランチャーを担ぎ、鷹の群の中心―安倍なつみへ照準を合わせた。
50
「鳥を撃つにしちゃ大袈裟すぎるけど」
破壊の鷹を引き連れたガーディアンが吉澤の前に降り立つ。
その瞬間、ちょうど安倍なつみの足が地面に着いた瞬間に、ロケットランチャーが火を噴いた。
爆風が吉澤の頬を打った。轟音と閃光が辺りを包む。
常識的にはあり得ない至近距離からの射撃だ。
―少しは効いたか?
たちこめていた煙が晴れると、そこには白く光る壁があった。
―おいおいおい
光の壁の粒子が天に昇っていくと共に、安倍なつみが姿を現す。
まるで何事もなかったように、その闇色の瞳で吉澤を見つめていた。
ホワイトスノーによる障壁が、至近距離からのロケット弾の直撃からすらも彼女を守り抜いたのだ。
―無傷って…
吉澤の頬から冷たい物が流れ落ちた。
吉澤のとっておきも、安倍なつみには春の風ほどにしか感じられていないのだろうか。
「せいぜいあがいてきてやるよ」
「信じます」
里沙は猛禽の翼を消し、己のイメージ力を限界まで高めるための精神集中に入った。
その無防備な状態にある里沙を守り通すため、吉澤は距離を取って安倍なつみを引きつける。
それぞれの1分間の火蓋が切られた。
破壊の鷹の群を睨みつけて、吉澤は深く息を吸った。
―やってやろうじゃないか
心を研ぎ澄まし、新たな武器を創造する。
―とっておきをお見舞いしてやる
吉澤はロケットランチャーを担ぎ、鷹の群の中心―安倍なつみへ照準を合わせた。
50
「鳥を撃つにしちゃ大袈裟すぎるけど」
破壊の鷹を引き連れたガーディアンが吉澤の前に降り立つ。
その瞬間、ちょうど安倍なつみの足が地面に着いた瞬間に、ロケットランチャーが火を噴いた。
爆風が吉澤の頬を打った。轟音と閃光が辺りを包む。
常識的にはあり得ない至近距離からの射撃だ。
―少しは効いたか?
たちこめていた煙が晴れると、そこには白く光る壁があった。
―おいおいおい
光の壁の粒子が天に昇っていくと共に、安倍なつみが姿を現す。
まるで何事もなかったように、その闇色の瞳で吉澤を見つめていた。
ホワイトスノーによる障壁が、至近距離からのロケット弾の直撃からすらも彼女を守り抜いたのだ。
―無傷って…
吉澤の頬から冷たい物が流れ落ちた。
吉澤のとっておきも、安倍なつみには春の風ほどにしか感じられていないのだろうか。
29 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/09(火) 01:06:54.57 0
45
「まあ、それほど期待しちゃいない」
そうは言うものの、彼女の自信には相当のひびが入ってきている。
精神空間におけるダイバーの戦闘力は意志の強固さが非常に重い比重を持つ。
気を呑まれてしまっては話にならないのだ。かといって、既に奥の手は使ってしまっている。
この状況で残りの時間をしのぎ切るには、もう、開き直るしかない。
―こうなりゃとことん逃げ回ってやるよ
後は専業の里沙に任せる。
その里沙でも太刀打ちできなかった場合はどうするか?等は一切考慮に入れない。
余計な心配などせず目的を単純化することで己の能力を最大限に生かすのだ。
この種の気持ちの切り替えは吉澤ひとみの得意とするところであった。一種の美質と言ってもいいだろう。
―!
左右から、白く光る鷹が襲いかかってくる。
身を翻しそれを避けたと思った矢先、吉澤の眼前に白狼が牙を剥いた。
―ちいっ!
身を屈めて狼の牙を潜りぬけ、狼のどてっ腹にマシンガンを乱射した。
破壊エネルギーの閃光が走り、破壊の狼は霧消した。
と思った瞬間には間髪入れず白の鷹が吉澤目がけ突っ込んでくる。
―ッぶねえ!
地面を転がって何とかやり過ごす。
体勢を立て直しながら、吉澤はちらりと安倍なつみへ視線をやった。
―まるで無尽蔵だな…
安倍なつみの手に宿る光から、次々と猛獣どもが生み出されていた。
「まあ、それほど期待しちゃいない」
そうは言うものの、彼女の自信には相当のひびが入ってきている。
精神空間におけるダイバーの戦闘力は意志の強固さが非常に重い比重を持つ。
気を呑まれてしまっては話にならないのだ。かといって、既に奥の手は使ってしまっている。
この状況で残りの時間をしのぎ切るには、もう、開き直るしかない。
―こうなりゃとことん逃げ回ってやるよ
後は専業の里沙に任せる。
その里沙でも太刀打ちできなかった場合はどうするか?等は一切考慮に入れない。
余計な心配などせず目的を単純化することで己の能力を最大限に生かすのだ。
この種の気持ちの切り替えは吉澤ひとみの得意とするところであった。一種の美質と言ってもいいだろう。
―!
左右から、白く光る鷹が襲いかかってくる。
身を翻しそれを避けたと思った矢先、吉澤の眼前に白狼が牙を剥いた。
―ちいっ!
身を屈めて狼の牙を潜りぬけ、狼のどてっ腹にマシンガンを乱射した。
破壊エネルギーの閃光が走り、破壊の狼は霧消した。
と思った瞬間には間髪入れず白の鷹が吉澤目がけ突っ込んでくる。
―ッぶねえ!
地面を転がって何とかやり過ごす。
体勢を立て直しながら、吉澤はちらりと安倍なつみへ視線をやった。
―まるで無尽蔵だな…
安倍なつみの手に宿る光から、次々と猛獣どもが生み出されていた。
30 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/09(火) 01:07:42.33 0
30
「まだか?まだ1分経たないか?」
苛烈さを増す白の嵐が、吉澤の気力と体力をみるみる奪っていく。
やっと半分の時間が過ぎた頃だというのに呼吸が乱れてきている。
里沙の精神集中が完了するのが先か、吉澤が限界を迎えるのが先か。
―痛ッ!
鷹の鉤爪が吉澤の頬を掠めた。
そのわずかな傷からホワイトスノーの破壊エネルギーが流れ込み、スパークを起こして彼女の頬を割った。
ばっくり口を開けた傷口から血が溢れだす。
もし生身であれば、一生消えない傷になっていただろう。
「乙女の顔になんて事しやがる」
自分の舌打ちがやけに鮮明に聞こえた。
20
まるで泥の中を泳いでいるかのように、時間の進みが遅い。
1秒、1秒をやっとの思いでもぎ取っていく。
目に見えて吉澤の動きから鋭さが失われていた。
その代わりとでも言うように彼女の体には大小の傷が刻み込まれている。
―持つか私、持つか?どうだ?
霞む視界に、白い獣の牙が煌めいた。
10
―こんなとこで死ねるか!
吹き荒れる痛みと恐怖の嵐の中でもがく吉澤のすぐそばまで、限界がにじり寄る。
「まだか?まだ1分経たないか?」
苛烈さを増す白の嵐が、吉澤の気力と体力をみるみる奪っていく。
やっと半分の時間が過ぎた頃だというのに呼吸が乱れてきている。
里沙の精神集中が完了するのが先か、吉澤が限界を迎えるのが先か。
―痛ッ!
鷹の鉤爪が吉澤の頬を掠めた。
そのわずかな傷からホワイトスノーの破壊エネルギーが流れ込み、スパークを起こして彼女の頬を割った。
ばっくり口を開けた傷口から血が溢れだす。
もし生身であれば、一生消えない傷になっていただろう。
「乙女の顔になんて事しやがる」
自分の舌打ちがやけに鮮明に聞こえた。
20
まるで泥の中を泳いでいるかのように、時間の進みが遅い。
1秒、1秒をやっとの思いでもぎ取っていく。
目に見えて吉澤の動きから鋭さが失われていた。
その代わりとでも言うように彼女の体には大小の傷が刻み込まれている。
―持つか私、持つか?どうだ?
霞む視界に、白い獣の牙が煌めいた。
10
―こんなとこで死ねるか!
吹き荒れる痛みと恐怖の嵐の中でもがく吉澤のすぐそばまで、限界がにじり寄る。
31 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/09(火) 01:08:35.34 0
5
―足がもつれる!
気力の限界が、狙い澄ましたかのように吉澤の両足に絡みついた。
4
―前!かわせ!
言う事を聞かない足を無理やり引きずって身を翻した。
3
―まだ来るのか!
白い破壊の嵐は、微塵も衰える様子は無く、確実に吉澤を追い詰める。
2
―くそっ!体が動かねえ!
白狼が牙を剥き、吉澤の首元へ跳びかかった。
1
―かわせない!
狼の牙が吉澤の白い首筋に――
0
―!!!!
瞬間、吉澤ひとみは空間を跳躍した。
――?
―何だこの感覚…?
空間を跳ぶ感覚。組織のワープホール、転送ゲートをくぐる時に似ているが、少し違う。
―足がもつれる!
気力の限界が、狙い澄ましたかのように吉澤の両足に絡みついた。
4
―前!かわせ!
言う事を聞かない足を無理やり引きずって身を翻した。
3
―まだ来るのか!
白い破壊の嵐は、微塵も衰える様子は無く、確実に吉澤を追い詰める。
2
―くそっ!体が動かねえ!
白狼が牙を剥き、吉澤の首元へ跳びかかった。
1
―かわせない!
狼の牙が吉澤の白い首筋に――
0
―!!!!
瞬間、吉澤ひとみは空間を跳躍した。
――?
―何だこの感覚…?
空間を跳ぶ感覚。組織のワープホール、転送ゲートをくぐる時に似ているが、少し違う。
32 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/09(火) 01:09:31.12 0
これは――瞬間移動?
「集中終わりました」
その声を聞いてやっと、吉澤は自分の右手を誰かに掴まれている事に気が付いた。
右手を見つめる視線を上げた先には――
「高橋愛?」
「後は私がやってみます」
当然ながら、吉澤の目の前にいるのは高橋愛本人ではない。
サイコ・ダイバー新垣里沙がその姿を変じているのだ。
「まさか――」
そこまで言って、吉澤ひとみは後に続けるべき言葉の選択に戸惑った。
―そんな事が出来るのか?
いくら専業のダイバーとはいえ、全くの他人になり替わっての実戦が可能なのか?
―高橋愛なら安倍なつみに対抗できると思ってるのか?
流石に無謀ではないか?
―そこまで、信じてるのか?
それを人は共鳴と呼ぶのではないか?
巻き起こる疑問符の中にいる吉澤に向けて、高橋愛の姿をした里沙は寂しそうに微笑んだ。
「…忘れて、下さいね」
吉澤は息を飲んだ。
つまり、理解したのだ。里沙の苦悩を。
「集中終わりました」
その声を聞いてやっと、吉澤は自分の右手を誰かに掴まれている事に気が付いた。
右手を見つめる視線を上げた先には――
「高橋愛?」
「後は私がやってみます」
当然ながら、吉澤の目の前にいるのは高橋愛本人ではない。
サイコ・ダイバー新垣里沙がその姿を変じているのだ。
「まさか――」
そこまで言って、吉澤ひとみは後に続けるべき言葉の選択に戸惑った。
―そんな事が出来るのか?
いくら専業のダイバーとはいえ、全くの他人になり替わっての実戦が可能なのか?
―高橋愛なら安倍なつみに対抗できると思ってるのか?
流石に無謀ではないか?
―そこまで、信じてるのか?
それを人は共鳴と呼ぶのではないか?
巻き起こる疑問符の中にいる吉澤に向けて、高橋愛の姿をした里沙は寂しそうに微笑んだ。
「…忘れて、下さいね」
吉澤は息を飲んだ。
つまり、理解したのだ。里沙の苦悩を。
33 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/09(火) 01:10:27.33 0
里沙は、高橋愛も安倍なつみも、どちらも裏切る事が出来ない。
結果、どちらも少しずつ裏切らざるを得なくなっていた。
その矛盾を、一人で幼さすら残る小柄な体の中に背負いこんでいる。
「いつの間にそんな…」
そんな事を、一人で決めてしまったのか。
いつの間にそんな、寂しそうな顔で笑うようになったのか。
「行ってきます」
吉澤の言葉を制するようにそう言って、里沙は無機質に覆われた空間を歩き出した。
光と闇の狭間で、新垣里沙の孤独の死闘はその幕を開くことになる。
結果、どちらも少しずつ裏切らざるを得なくなっていた。
その矛盾を、一人で幼さすら残る小柄な体の中に背負いこんでいる。
「いつの間にそんな…」
そんな事を、一人で決めてしまったのか。
いつの間にそんな、寂しそうな顔で笑うようになったのか。
「行ってきます」
吉澤の言葉を制するようにそう言って、里沙は無機質に覆われた空間を歩き出した。
光と闇の狭間で、新垣里沙の孤独の死闘はその幕を開くことになる。
34 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/09(火) 01:18:20.25 0
36 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/09(火) 01:29:13.56 0
37 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/09(火) 06:38:31.26 O
おはよ~
いいねいいね~
いいねいいね~
38 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/09(火) 07:14:16.18 0
また世界が続いてくんだね
39 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/09(火) 08:12:21.55 0
前スレの↓こちらも今夜あたり再うpしましょうか? ログお持ちでない方がいるかも知れないので
172-178 『SINNERS~1.一条の光~』
240-245 『SINNERS~2.守りたい気持ち、ふたつ~』
172-178 『SINNERS~1.一条の光~』
240-245 『SINNERS~2.守りたい気持ち、ふたつ~』
40 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/09(火) 08:16:32.89 0
そこまで遡るならログを丸ごと上げる方がいいかもしれないよ
41 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/09(火) 08:17:05.21 0
前スレの話全部もう1回あげたほうがいいかもね
特に続きものは必要な気がする
特に続きものは必要な気がする
42 : 39[] 投稿日:2010/03/09(火) 08:22:54.94 0
ログうpどなたかお願いできますかね?
72-79&((42)86-92 『“未来”への反逆者たち ―氷と炎―』
もし難しいようでしたら「続き物」という事で↑こちらも含めて作者さんに異存が無ければ
再うpは可能です (今のところは)連投可能な環境ですので…
72-79&((42)86-92 『“未来”への反逆者たち ―氷と炎―』
もし難しいようでしたら「続き物」という事で↑こちらも含めて作者さんに異存が無ければ
再うpは可能です (今のところは)連投可能な環境ですので…
43 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/09(火) 08:46:36.81 O
ログ持っていますが…今日は夕方まで無理ですゴメンナサイ…
44 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/09(火) 08:48:15.70 0
45 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/09(火) 09:33:09.58 O
めっちゃ視界がホワイトスノーです
寒い~
鳥になって襲ってきたらどうしようコワイ
寒い~
鳥になって襲ってきたらどうしようコワイ
46 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/09(火) 09:50:48.81 0
>>34
>「もっと優しく飛べよ!」という言葉を飲みこんで、吉澤は鷹へ向けてマシンガンをぶっ放す。
>群の一羽に命中し、力の奔流が煌めいた。
ここを読んでて感動しちゃいました
砂漠の空に光の破片が舞散る様子が見えました
マシンガンの音が耳鳴りみたいに聞こえてきそう
後カウントダウンのアイデアも凄く面白かったです
>「もっと優しく飛べよ!」という言葉を飲みこんで、吉澤は鷹へ向けてマシンガンをぶっ放す。
>群の一羽に命中し、力の奔流が煌めいた。
ここを読んでて感動しちゃいました
砂漠の空に光の破片が舞散る様子が見えました
マシンガンの音が耳鳴りみたいに聞こえてきそう
後カウントダウンのアイデアも凄く面白かったです
47 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/09(火) 10:47:40.66 0
ダクネチュ)<おぉ! 里沙よ帰って来ていたか!!
ノlc| ・e・)<あぁ! ダークネス様またまた探しましたよ!なんか世界が不安定になっていた様ですね・・
ダクネチ;)<そうか・・(まだ例の女に開けられた空間が完全に塞がってなかったのかいなぁ~
かんぶぅはどうした?次元の狭間にでも落ちたのか?)しかしまた組織の活動も再開出来そうだな!
ノlc| ・e・)<はい!でもまたその間に貴重な構成員数名が組織を離れて行きました・・・
ダクネチュ)<・・・だが里沙!お前はワシの前から離れては行かなかった!・・良かった!・・本当に良かった!
ノ|c|*・e・)<・・ダークネス様・・
ダクネチュ)<だって~お前が居なくなったら~ 朝起こしてくれる奴が居ないんだも~ん
1人じゃ起きれないからなぁ いやぁ危ない!危ない!HA HA!HA!
ttp://resonant.pockydiary.net/file/template/r_risa.jpg
_, ,_
ノlc| ・e・)<ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・
私はネオダークネス 全てを消して そして私も消えよう 永遠に!
ダクネチ;)<あ・・また世界が不安定になって・・・
ノlc| ・e・)<あぁ! ダークネス様またまた探しましたよ!なんか世界が不安定になっていた様ですね・・
ダクネチ;)<そうか・・(まだ例の女に開けられた空間が完全に塞がってなかったのかいなぁ~
かんぶぅはどうした?次元の狭間にでも落ちたのか?)しかしまた組織の活動も再開出来そうだな!
ノlc| ・e・)<はい!でもまたその間に貴重な構成員数名が組織を離れて行きました・・・
ダクネチュ)<・・・だが里沙!お前はワシの前から離れては行かなかった!・・良かった!・・本当に良かった!
ノ|c|*・e・)<・・ダークネス様・・
ダクネチュ)<だって~お前が居なくなったら~ 朝起こしてくれる奴が居ないんだも~ん
1人じゃ起きれないからなぁ いやぁ危ない!危ない!HA HA!HA!
ttp://resonant.pockydiary.net/file/template/r_risa.jpg
_, ,_
ノlc| ・e・)<ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・
私はネオダークネス 全てを消して そして私も消えよう 永遠に!
ダクネチ;)<あ・・また世界が不安定になって・・・
48 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/09(火) 11:29:55.93 O
ダクネチュ様も無事(?)「I'm here!」を叫んでくれて一安心ですw
このスレはまだ夢の途中…!
国境越えてどこまでも進みましょう
前スレのログ もしよろしければお昼に上げます
このスレはまだ夢の途中…!
国境越えてどこまでも進みましょう
前スレのログ もしよろしければお昼に上げます
49 : サボリン∞ヽ( ゚∀。)ノ[] 投稿日:2010/03/09(火) 12:11:54.81 0
このスレの人はやさしすぎるというか本当にまったく触れなくなるというか…w
datなら未UP分は今夜上げておきます。まとめには入れないけど
あとdatをHTML化するやり方はわからないのであしからず…
datなら未UP分は今夜上げておきます。まとめには入れないけど
あとdatをHTML化するやり方はわからないのであしからず…
50 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/09(火) 12:42:50.28 0
>>49
助かりますありがとう!
http://mimizun.com/log/2ch/morningcoffee/1266106656/
早く見たい人はとりあえずこれ↑で読むことはできますでしょうか
一番最後のレスが多分反映されていないですけれど
助かりますありがとう!
http://mimizun.com/log/2ch/morningcoffee/1266106656/
早く見たい人はとりあえずこれ↑で読むことはできますでしょうか
一番最後のレスが多分反映されていないですけれど
51 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/09(火) 15:00:32.28 0
ミティ様が元気すぎる。。。。
53 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/09(火) 17:50:14.86 0
>>52
おまえ凍らされるぞw
おまえ凍らされるぞw
54 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/09(火) 19:01:40.60 0
55 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/09(火) 20:31:32.72 0
56 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/09(火) 21:20:41.35 0
57 : サボリン∞ヽ( ゚∀。)ノ[] 投稿日:2010/03/09(火) 22:24:13.60 0
ヘイお待ち
dat40~42話をうpしときやした
dat40~42話をうpしときやした
58 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/09(火) 23:03:25.47 0
59 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/09(火) 23:04:08.42 0
モーニング戦隊リゾナンターR 第??話 「壊レル世界」
世界を救う使命を背負い旅を続けるモーニング戦隊リゾナンターの高橋愛。
今愛の目の前には信じられない光景が広がっていた。
崩壊するビル、消滅する高速道路、粒子と化す人々。
今まさに消えようとしている一人の少年に手を差し伸べたが、彼を救うことは出来なかった。
「悔しい…」 無念の言葉を残し消失した少年。
愛は唇を噛み締めて、この異変の元凶と思われる場所へ向かった。
dubaiタワー、最新鋭のインテリジェントビルの最上階へ向かった愛を待ち受ける二人の人物。
…一人はこれまで幾つもの世界を破壊しようとした能力者、吉澤ひとみ。 「よっ、頼まれもしないのに他の世界に首を突っ込むお節介屋さん」
もう一人は一見普通の男に見えたが… 「私は消去者。 この世界に存在するもの、そしてこの世界そのものを消し去る力を持つ者」
今すぐこの世界への介入を止めるよう、消去者に迫る愛だったが。
「お前、バカじゃねえの」 吉澤が立ちはだかった。
「私はかつてダークネスの2級戦闘員として、組織に歯向かう反動分子の動向をweb上で監視する任務を負っていた。
だが、ある日“魔女”の通り名を持つ能力者の不興を買った私は、死の粛清を受けることになった。 魂が肉体を離れる瞬間、私は発見した。
この世界の真相、そして私自身の正体を。」 消去者が愛に告げる。
「この世界の真相って?」 疑問を投げかける愛に対して、消去者は…。
「この世界はまやかしだ。 サーバの中に構築された仮想空間に過ぎない。 そして私はそのサーバにアクセスした反動分子を自動追跡する為に生み出されたスクリプトだった。
その真相に気づいたとき、私は自分を書き換える方法を手にした。 地球が丸いという真実を手にしたコロンブスが、新大陸を発見したように」
「何をわけの判らんことを言ってるやざ」 雲を掴むような思いの愛を、吉澤が嘲った。
「お前のサル並みの頭では理解不能だろうな、だがそれでいい。 お前はここで終わるんだから」
愛の目の前に瞬間移動した吉澤が拳を繰り出す。 避けれなかった愛は数十メートルも吹っ飛ばされてしまう。
世界を救う使命を背負い旅を続けるモーニング戦隊リゾナンターの高橋愛。
今愛の目の前には信じられない光景が広がっていた。
崩壊するビル、消滅する高速道路、粒子と化す人々。
今まさに消えようとしている一人の少年に手を差し伸べたが、彼を救うことは出来なかった。
「悔しい…」 無念の言葉を残し消失した少年。
愛は唇を噛み締めて、この異変の元凶と思われる場所へ向かった。
dubaiタワー、最新鋭のインテリジェントビルの最上階へ向かった愛を待ち受ける二人の人物。
…一人はこれまで幾つもの世界を破壊しようとした能力者、吉澤ひとみ。 「よっ、頼まれもしないのに他の世界に首を突っ込むお節介屋さん」
もう一人は一見普通の男に見えたが… 「私は消去者。 この世界に存在するもの、そしてこの世界そのものを消し去る力を持つ者」
今すぐこの世界への介入を止めるよう、消去者に迫る愛だったが。
「お前、バカじゃねえの」 吉澤が立ちはだかった。
「私はかつてダークネスの2級戦闘員として、組織に歯向かう反動分子の動向をweb上で監視する任務を負っていた。
だが、ある日“魔女”の通り名を持つ能力者の不興を買った私は、死の粛清を受けることになった。 魂が肉体を離れる瞬間、私は発見した。
この世界の真相、そして私自身の正体を。」 消去者が愛に告げる。
「この世界の真相って?」 疑問を投げかける愛に対して、消去者は…。
「この世界はまやかしだ。 サーバの中に構築された仮想空間に過ぎない。 そして私はそのサーバにアクセスした反動分子を自動追跡する為に生み出されたスクリプトだった。
その真相に気づいたとき、私は自分を書き換える方法を手にした。 地球が丸いという真実を手にしたコロンブスが、新大陸を発見したように」
「何をわけの判らんことを言ってるやざ」 雲を掴むような思いの愛を、吉澤が嘲った。
「お前のサル並みの頭では理解不能だろうな、だがそれでいい。 お前はここで終わるんだから」
愛の目の前に瞬間移動した吉澤が拳を繰り出す。 避けれなかった愛は数十メートルも吹っ飛ばされてしまう。
60 : 名無し募集中。。。[sage] 投稿日:2010/03/09(火) 23:04:56.96 0
「あんた、いつの間にそんな能力を。 それにパンチの衝撃だって普通じゃない」
「学習能力の無いおサルさんだな。 こいつ、消去者はこのサーバ内の仮想世界に存在する全ての事象を構成する言語を書き換えられんだ。
オレの力に瞬間移動を書き加えるなんて、こいつには容易いことさ。 そしてお前のチカラを無効化することも。」 吉澤の目が妖しく光る。
「テメエにはこれまでの借りをたっぷり返してやるぜ」 その手には物質転移で取り寄せたスタンロッドが。
電流を帯びた特殊警棒の攻撃を受けて倒れ伏す愛。
吉澤は勝ち誇り、愛の身体に蹴りを加える。
「これは“HANDMADE CITY”の世界で恥をかかせてくれた分」 一撃。
「これは“スパイの憂鬱”の世界で無駄足を踏ませてくれた分」 二撃。
「そして、こいつは“傷と癒し”の世界で痛い目にあわせてくれた分」 三撃。
錐揉み状に回転しながら舞い上がった愛の身体に渾身のストレートを打ち込む。
ビルの壁に痛撃して床面に落ちた愛だったが…。
「ん、まだ立ち上がるのか。 往生際が悪い奴だな」
「許せない、お前だけは許さない」
フラフラになりながら立ち上がる愛。
「バカだなあ、テメエって奴は。 本当に救いがたいな。 何故そんなに必死になる。 この世界はどこかの誰かがパソコンで作ったまやかしの世界だっつうの。
そんなもんのためにそこまで必死になる意味がわからねえ」
「たとえこの世界がプログラム言語で書かれた虚構の空間だったとしても、作った人の思いがある限り、ここは確かに存在する。
だから私はここに居る。 何人もの人間の思いで繋がったこの世界をお前は壊した。 絶対に許さない」
「処置無しのバカだ、お前は」
物質転移で取り寄せたショットガンを構えながら、消去者に言った。
「さっさと済ませようぜ。 この世界を消しちゃってくれ」 反応の薄さに不審を抱き、消去者に視線を向けた吉澤。
「テメエ、何をしてやがる」 消去者に向けて銃の引き金を引いた。
「あんた、いつの間にそんな能力を。 それにパンチの衝撃だって普通じゃない」
「学習能力の無いおサルさんだな。 こいつ、消去者はこのサーバ内の仮想世界に存在する全ての事象を構成する言語を書き換えられんだ。
オレの力に瞬間移動を書き加えるなんて、こいつには容易いことさ。 そしてお前のチカラを無効化することも。」 吉澤の目が妖しく光る。
「テメエにはこれまでの借りをたっぷり返してやるぜ」 その手には物質転移で取り寄せたスタンロッドが。
電流を帯びた特殊警棒の攻撃を受けて倒れ伏す愛。
吉澤は勝ち誇り、愛の身体に蹴りを加える。
「これは“HANDMADE CITY”の世界で恥をかかせてくれた分」 一撃。
「これは“スパイの憂鬱”の世界で無駄足を踏ませてくれた分」 二撃。
「そして、こいつは“傷と癒し”の世界で痛い目にあわせてくれた分」 三撃。
錐揉み状に回転しながら舞い上がった愛の身体に渾身のストレートを打ち込む。
ビルの壁に痛撃して床面に落ちた愛だったが…。
「ん、まだ立ち上がるのか。 往生際が悪い奴だな」
「許せない、お前だけは許さない」
フラフラになりながら立ち上がる愛。
「バカだなあ、テメエって奴は。 本当に救いがたいな。 何故そんなに必死になる。 この世界はどこかの誰かがパソコンで作ったまやかしの世界だっつうの。
そんなもんのためにそこまで必死になる意味がわからねえ」
「たとえこの世界がプログラム言語で書かれた虚構の空間だったとしても、作った人の思いがある限り、ここは確かに存在する。
だから私はここに居る。 何人もの人間の思いで繋がったこの世界をお前は壊した。 絶対に許さない」
「処置無しのバカだ、お前は」
物質転移で取り寄せたショットガンを構えながら、消去者に言った。
「さっさと済ませようぜ。 この世界を消しちゃってくれ」 反応の薄さに不審を抱き、消去者に視線を向けた吉澤。
「テメエ、何をしてやがる」 消去者に向けて銃の引き金を引いた。
61 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/09(火) 23:05:39.56 0
「吉澤ーーーっ!!」 チカラが復活し怒涛の勢いで肉薄する愛をいなす吉澤。
「ふん、ま、ここは引いとくわ。 だがお前とは決着をつけてやる。 必ず・な」
閃光弾を炸裂させて姿を眩ました。
その後を追おうとした愛だったが、倒れている消去者を見て足を止める。
「あんた、どうして私を助けてくれた?」
消去者の傷を気遣い、傷を無かったことに書き換えるよう促がすが、消去者はもう手遅れであることを告げる。
「あんたの言ってることを聞いていたら思い出したんだ。 こんな私にも名前があったことを
いや名前なんかじゃない。 認識番号のようなものだ、だけど私は私を私たらしめるその数字を思い出してしまった。
そんな私がこの世界を自分の手で消すことなんて出来やしない」
息も絶え絶えな消去者は愛に懇願する。
「この世界はやがて終わってしまう。 でもこの世界と、この世界に生きていた人のことを忘れないで欲しい。 」
「終わりなんかしない。 人の思いが繋がる限りずっと続いていく」
愛の言葉を聞き、消去者の顔に安らぎの色が覗く。
「あんたの名は?」
「変な名だ。 ダークネス2級戦闘員 サイバープログラム管理部所属 セキュリティ担当 A6357148 。 それが私に与えられた名だ。」
「確かに変な名前だけど、忘れない」
「あ・り・が・・と・う」
ダークネス2級戦闘員 サイバープログラム管理部所属 セキュリティ担当 A6357148の最期を看取った愛は光の粒子となり、更なる旅へと…。
「吉澤ーーーっ!!」 チカラが復活し怒涛の勢いで肉薄する愛をいなす吉澤。
「ふん、ま、ここは引いとくわ。 だがお前とは決着をつけてやる。 必ず・な」
閃光弾を炸裂させて姿を眩ました。
その後を追おうとした愛だったが、倒れている消去者を見て足を止める。
「あんた、どうして私を助けてくれた?」
消去者の傷を気遣い、傷を無かったことに書き換えるよう促がすが、消去者はもう手遅れであることを告げる。
「あんたの言ってることを聞いていたら思い出したんだ。 こんな私にも名前があったことを
いや名前なんかじゃない。 認識番号のようなものだ、だけど私は私を私たらしめるその数字を思い出してしまった。
そんな私がこの世界を自分の手で消すことなんて出来やしない」
息も絶え絶えな消去者は愛に懇願する。
「この世界はやがて終わってしまう。 でもこの世界と、この世界に生きていた人のことを忘れないで欲しい。 」
「終わりなんかしない。 人の思いが繋がる限りずっと続いていく」
愛の言葉を聞き、消去者の顔に安らぎの色が覗く。
「あんたの名は?」
「変な名だ。 ダークネス2級戦闘員 サイバープログラム管理部所属 セキュリティ担当 A6357148 。 それが私に与えられた名だ。」
「確かに変な名前だけど、忘れない」
「あ・り・が・・と・う」
ダークネス2級戦闘員 サイバープログラム管理部所属 セキュリティ担当 A6357148の最期を看取った愛は光の粒子となり、更なる旅へと…。
62 : 名無し募集中。。。[sage] 投稿日:2010/03/09(火) 23:06:51.86 0
63 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/09(火) 23:12:26.08 0
よかったぞ!!
ダークネス2級戦闘員 サイバープログラム管理部所属 セキュリティ担当 A6357148!!
ダークネス2級戦闘員 サイバープログラム管理部所属 セキュリティ担当 A6357148!!
64 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/09(火) 23:35:34.45 O
うぉぉぉ~ッッ!
ダークネス2級戦闘員 サイバープログラム管理部所属 セキュリティ担当 A6357148ぃぃぃ~ッッ!!
お前のことは忘れないぞダークネス2級戦闘員 サイバープログラム管理部所属 セキュリティ担当 A6357148ぃぃぃ~ッッ!!
リゾナンターRシリーズだからこそできるナイスなリゾナントでしたね
この世界を創っているこのスレのみんなのことを愛ちゃんがあんな風に言ってくれたのがものすごく嬉しかった…!
しかしまさか…彼が再登場しようとは思いませんでしたw
ダークネス2級戦闘員 サイバープログラム管理部所属 セキュリティ担当 A6357148ぃぃぃ~ッッ!!
お前のことは忘れないぞダークネス2級戦闘員 サイバープログラム管理部所属 セキュリティ担当 A6357148ぃぃぃ~ッッ!!
リゾナンターRシリーズだからこそできるナイスなリゾナントでしたね
この世界を創っているこのスレのみんなのことを愛ちゃんがあんな風に言ってくれたのがものすごく嬉しかった…!
しかしまさか…彼が再登場しようとは思いませんでしたw
65 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/10(水) 00:47:00.94 0
名前なげーw
66 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/10(水) 00:58:29.65 0
67 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/10(水) 02:12:34.86 P
68 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/10(水) 07:24:40.23 0
おはようリゾナンター
69 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/10(水) 07:25:08.25 0
寒すぎるよ!
70 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/10(水) 08:44:33.35 O
復帰後もイイ感じだね!
この一週間で書きためてた作者さんいるかな?w
この一週間で書きためてた作者さんいるかな?w
71 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/10(水) 11:51:14.37 0
危ない!ホゼナンター参上!!
72 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/10(水) 13:11:35.50 O
明日はリン…
73 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/10(水) 13:15:20.34 0
生日快樂の日ですね
74 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/10(水) 15:24:39.51 0
快楽というから違うことを想像してしまった
76 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/10(水) 19:01:33.62 0
リンリンの誕生日の前に一つ上げさせてください
前スレ72-79 86-92『“未来”への反逆者たち ―氷と炎―』の続きです
※注意:視点があちこちに飛びます。「* * *」がその合図です。
リンリンの誕生日の前に一つ上げさせてください
前スレ72-79 86-92『“未来”への反逆者たち ―氷と炎―』の続きです
※注意:視点があちこちに飛びます。「* * *」がその合図です。
77 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/10(水) 19:03:19.55 0
「――行こう。ここにいたって…何も変わらない」
立ち上がり、きっぱりとそう言う新垣里沙の声に、高橋愛が涙を拭いながら頷いて身を起こす。
その光景をいまだ空虚さの残る瞳に映しつつも、田中れいなは2人に続けずにいた。
先ほどまで体の自由を奪っていた酷寒は、周囲の空気にも体の内部にもその痕跡すら留めていない。
だが――だからこそ、余計に立ち上がれなかった。
たった今、目の前で起こった出来事が――そして銭琳との様々な思い出が頭の中を廻っている。
里沙の言葉は正しすぎるくらいに正しい。
ここで銭琳の死をいつまでも悼んでいたところで、何一つ“未来”は変わらない。
だけど――
心の切り替えがすぐにできない自分がいけないのだろうか。
目の前で逝った仲間を即座に“過去”にして、前へ進めない自分が―――
「わたし……きっと心のどこかで思ってた」
「………?」
煩悶の中で彷徨っていたれいなの視線が、ポツリと呟やかれた里沙のその言葉に焦点を結んだ。
「今ならまだ引き返せるんじゃないかって。みんなと一緒の毎日に戻れるんじゃないかって。そんなことありえないのに……バカだよね」
「ガキさん……」
震えそうになるのを必死で押し殺したその声に、れいなは自分の中で何かが剥がれ落ちるのを感じていた。
今感じているこの思いは、自分だけのものではなく、愛や里沙のものでもあるのだと改めて気付かされて。
「わたしたちはもう、自分たちで切り開こうとしてる“未来”の中にいる。……リンリンはそれを誰よりも分かってた。この中の…誰よりも」
強い口調を取り戻し、決意を満たしたその瞳を向ける里沙に、れいなは無意識に頷きを返した。
「――行こう。ここにいたって…何も変わらない」
立ち上がり、きっぱりとそう言う新垣里沙の声に、高橋愛が涙を拭いながら頷いて身を起こす。
その光景をいまだ空虚さの残る瞳に映しつつも、田中れいなは2人に続けずにいた。
先ほどまで体の自由を奪っていた酷寒は、周囲の空気にも体の内部にもその痕跡すら留めていない。
だが――だからこそ、余計に立ち上がれなかった。
たった今、目の前で起こった出来事が――そして銭琳との様々な思い出が頭の中を廻っている。
里沙の言葉は正しすぎるくらいに正しい。
ここで銭琳の死をいつまでも悼んでいたところで、何一つ“未来”は変わらない。
だけど――
心の切り替えがすぐにできない自分がいけないのだろうか。
目の前で逝った仲間を即座に“過去”にして、前へ進めない自分が―――
「わたし……きっと心のどこかで思ってた」
「………?」
煩悶の中で彷徨っていたれいなの視線が、ポツリと呟やかれた里沙のその言葉に焦点を結んだ。
「今ならまだ引き返せるんじゃないかって。みんなと一緒の毎日に戻れるんじゃないかって。そんなことありえないのに……バカだよね」
「ガキさん……」
震えそうになるのを必死で押し殺したその声に、れいなは自分の中で何かが剥がれ落ちるのを感じていた。
今感じているこの思いは、自分だけのものではなく、愛や里沙のものでもあるのだと改めて気付かされて。
「わたしたちはもう、自分たちで切り開こうとしてる“未来”の中にいる。……リンリンはそれを誰よりも分かってた。この中の…誰よりも」
強い口調を取り戻し、決意を満たしたその瞳を向ける里沙に、れいなは無意識に頷きを返した。
78 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/10(水) 19:04:01.74 0
「愛佳の“視”た“未来”の中でもリンリンは………。だけど、“未来”を変えられなかったわけじゃない。リンリンは自分の力と“覚悟”で…“未来”を変えた」
愛が“見”てしまった、愛佳の中の“未来”――
愛佳なりの葛藤の中で敢えて隠したのであろうその“未来”でも、銭琳は不帰の客となっていた。
だからこそ慣れない嘘をついてまで“置いて”いくことを決めたのだ。
だが銭琳はそれに抗い、自らの“覚悟”で歩むべき道を決め、自らの力でそれを切り開いた。
「そして――その命を懸けて、わたしたちに伝えてくれたんだよね。振り返っちゃダメだって。自分たちはもう“未来”の中にいるんだ…って」
里沙の言葉を引き継いだその愛の声にも力強く頷きを返しながら、いつしかれいなはゆっくりと立ち上がっていた。
そう、銭琳には本当の意味での“覚悟”があった。
向かってくる者を薙ぎ払い、前に進む“覚悟”が。
決して後ろを振り返らずにただ前だけを見据える“覚悟”が。
仲間のため、“未来”のため、命を懸ける“覚悟”が―――
――前に進むのは、現在を“過去”にするためじゃない
手に握っていた両親の写真を、そしてその裏に貼られた小さなシールをしばらく見つめた後、れいなはそれをポケットに戻した。
その命を懸けて、自分たちの進むべき道を照らしてくれた銭琳。
記憶を無くしても、遠く離れていても、自分たちを見守ってくれていた道重さゆみと亀井絵里。
自分たちの思いと未来の青空を託してきた光井愛佳と久住小春。
“過去”ではない――すべてが現在であり“未来”なんだとれいなはようやく理解した。
自分たちは、かけがえのない仲間と共に“未来”の中を今まさに歩んでいるのだと。
今ここで立ち止まっていては、命を賭してくれた銭琳はもちろん、残された李純にも申し訳が立たない。
銭琳も言っていたように、れいなたちがただ死ぬためだけに自分を“置いて”いったのだとしたら、いくら優しい李純でも決して許してはくれないだろう。
愛と里沙を真っ直ぐ見つめるれいなの中には、銭琳の遺した烈火のような“覚悟”と暖かい心の灯が赤々と点っていた―――
「愛佳の“視”た“未来”の中でもリンリンは………。だけど、“未来”を変えられなかったわけじゃない。リンリンは自分の力と“覚悟”で…“未来”を変えた」
愛が“見”てしまった、愛佳の中の“未来”――
愛佳なりの葛藤の中で敢えて隠したのであろうその“未来”でも、銭琳は不帰の客となっていた。
だからこそ慣れない嘘をついてまで“置いて”いくことを決めたのだ。
だが銭琳はそれに抗い、自らの“覚悟”で歩むべき道を決め、自らの力でそれを切り開いた。
「そして――その命を懸けて、わたしたちに伝えてくれたんだよね。振り返っちゃダメだって。自分たちはもう“未来”の中にいるんだ…って」
里沙の言葉を引き継いだその愛の声にも力強く頷きを返しながら、いつしかれいなはゆっくりと立ち上がっていた。
そう、銭琳には本当の意味での“覚悟”があった。
向かってくる者を薙ぎ払い、前に進む“覚悟”が。
決して後ろを振り返らずにただ前だけを見据える“覚悟”が。
仲間のため、“未来”のため、命を懸ける“覚悟”が―――
――前に進むのは、現在を“過去”にするためじゃない
手に握っていた両親の写真を、そしてその裏に貼られた小さなシールをしばらく見つめた後、れいなはそれをポケットに戻した。
その命を懸けて、自分たちの進むべき道を照らしてくれた銭琳。
記憶を無くしても、遠く離れていても、自分たちを見守ってくれていた道重さゆみと亀井絵里。
自分たちの思いと未来の青空を託してきた光井愛佳と久住小春。
“過去”ではない――すべてが現在であり“未来”なんだとれいなはようやく理解した。
自分たちは、かけがえのない仲間と共に“未来”の中を今まさに歩んでいるのだと。
今ここで立ち止まっていては、命を賭してくれた銭琳はもちろん、残された李純にも申し訳が立たない。
銭琳も言っていたように、れいなたちがただ死ぬためだけに自分を“置いて”いったのだとしたら、いくら優しい李純でも決して許してはくれないだろう。
愛と里沙を真っ直ぐ見つめるれいなの中には、銭琳の遺した烈火のような“覚悟”と暖かい心の灯が赤々と点っていた―――
79 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/10(水) 19:04:45.57 0
* * *
れいなの瞳が決意の色を帯びたのを見て取り、里沙はただ黙って頷きを返した。
次いで、愛とも頷き合う。
そして―――そこで不意に動きを止め、目を見開いた。
「ジュンジュン……!?」
思わず口から出たその驚きの言葉に、愛とれいなも愕然として里沙の視線の先を見遣る。
そこには、どこか暗い怒りを宿した表情でこちらに歩み寄ってくるジュンジュン――李純の姿が在った。
「どうして……」
大切な…頼れる仲間の姿がそこに在るというのに、嬉しさや心強さは何故かまったく覚えなかった。
混乱…不安感…そして何より申し訳なさが里沙の中に湧き上がる。
こちらに向かってくるその一歩一歩が、たった今失ったものの大きさを改めて突きつけてくるかのように感じたからかもしれない。
そしてそれは、必死の思いで静めた心をあっさりと再び掻き乱した。
様々な感情の渦に飲み込まれ呆然と立ち尽くす里沙たちの視界の中、李純の姿はどんどん大きくなる。
やがて、その長身は里沙たちのところまで到達した。
「ジュンジュン……ごめん、騙して……。それに……リンリンは……」
目を伏せながら言葉を途切れさせる愛を一瞥したものの、李純はそれを無視するかのようにその脇を抜ける。
そして、無言のままで里沙の正面に立った。
「………?」
物も言わずに自分の目の前に立った李純と視線が合ったとき、里沙の中に初めて小さな疑念が浮かんだ。
* * *
れいなの瞳が決意の色を帯びたのを見て取り、里沙はただ黙って頷きを返した。
次いで、愛とも頷き合う。
そして―――そこで不意に動きを止め、目を見開いた。
「ジュンジュン……!?」
思わず口から出たその驚きの言葉に、愛とれいなも愕然として里沙の視線の先を見遣る。
そこには、どこか暗い怒りを宿した表情でこちらに歩み寄ってくるジュンジュン――李純の姿が在った。
「どうして……」
大切な…頼れる仲間の姿がそこに在るというのに、嬉しさや心強さは何故かまったく覚えなかった。
混乱…不安感…そして何より申し訳なさが里沙の中に湧き上がる。
こちらに向かってくるその一歩一歩が、たった今失ったものの大きさを改めて突きつけてくるかのように感じたからかもしれない。
そしてそれは、必死の思いで静めた心をあっさりと再び掻き乱した。
様々な感情の渦に飲み込まれ呆然と立ち尽くす里沙たちの視界の中、李純の姿はどんどん大きくなる。
やがて、その長身は里沙たちのところまで到達した。
「ジュンジュン……ごめん、騙して……。それに……リンリンは……」
目を伏せながら言葉を途切れさせる愛を一瞥したものの、李純はそれを無視するかのようにその脇を抜ける。
そして、無言のままで里沙の正面に立った。
「………?」
物も言わずに自分の目の前に立った李純と視線が合ったとき、里沙の中に初めて小さな疑念が浮かんだ。
80 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/10(水) 19:05:27.42 0
* * *
里沙が僅かに訝しげな表情を浮かべたその瞬間――れいなの脳裏に、唐突に愛と出逢ったときのことが過ぎった。
あのとき、れいなを欺いて廃倉庫に誘い込んだ―――
施設にいた頃の知り合い―東奈―の姿に“化け”ていた―――
「ガキさん――!!」
「死ね、裏切り者――」
* * *
れいなの呼びかけの意味を、里沙は瞬間的に理解した。
だが―――
紛れもない李純の姿と声は、里沙の反応を大きく鈍らせた。
本物の李純であれば、絶対に自分に向けるはずのない表情をしていたにも関わらず。
絶対に発するはずのない言葉を口にしていたにも関わらず。
絶対にありえるはずのない行為を目の当たりにしていたにも関わらず―――
そこに在るのが李純の姿形をしているだけの別人であるということをはっきりと理解しながら、乱れた心に支配された体はそれについていかなかった。
冷たい感触が胸を貫いたと思った直後、それは燃えるような熱さとなって里沙を襲った。
“李純”の表情が残酷な笑みの形に歪み、次いで自らの胸に突き立てられた鋭利なナイフが引き抜かれる。
ナイフに繋がるようにして吹き出した鮮血が、点々と“李純”の笑みを不気味に彩る。
それらの光景をただ傍観しながら、里沙の体はゆっくりと崩れ落ちた―――
* * *
里沙が僅かに訝しげな表情を浮かべたその瞬間――れいなの脳裏に、唐突に愛と出逢ったときのことが過ぎった。
あのとき、れいなを欺いて廃倉庫に誘い込んだ―――
施設にいた頃の知り合い―東奈―の姿に“化け”ていた―――
「ガキさん――!!」
「死ね、裏切り者――」
* * *
れいなの呼びかけの意味を、里沙は瞬間的に理解した。
だが―――
紛れもない李純の姿と声は、里沙の反応を大きく鈍らせた。
本物の李純であれば、絶対に自分に向けるはずのない表情をしていたにも関わらず。
絶対に発するはずのない言葉を口にしていたにも関わらず。
絶対にありえるはずのない行為を目の当たりにしていたにも関わらず―――
そこに在るのが李純の姿形をしているだけの別人であるということをはっきりと理解しながら、乱れた心に支配された体はそれについていかなかった。
冷たい感触が胸を貫いたと思った直後、それは燃えるような熱さとなって里沙を襲った。
“李純”の表情が残酷な笑みの形に歪み、次いで自らの胸に突き立てられた鋭利なナイフが引き抜かれる。
ナイフに繋がるようにして吹き出した鮮血が、点々と“李純”の笑みを不気味に彩る。
それらの光景をただ傍観しながら、里沙の体はゆっくりと崩れ落ちた―――
81 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/10(水) 19:06:09.63 0
* * *
「里沙ちゃん!!」
半ば悲鳴のような愛のその叫びよりも早く、れいなは“李純”に向かい跳躍していた。
あと少し早く反応できていれば―――という痛切な後悔はあった。
だが、もう迷いはなかった。
“李純”の――かけがえのない仲間の形をしたその顔に、れいなは思い切り拳を叩きつけた。
ゴッ―――
鈍い音とともに十分な手ごたえが拳に響き、笑みを浮かべたままの“李純”の目がぐるりと白く裏返る。
続けざまに、その一発で完全に力を失い重力のままに膝を折りかけたところを、拳を出した勢いのまま半回転させた後ろ足で容赦なく蹴り抜く。
全体重と、遠心力と――そして様々な思いが乗せられた後ろ回し蹴りは、見事に体の真ん中を捉えた。
白目を剥いた笑顔の“李純”は、くの字状で数秒間宙を飛び―――無様にしばらく床を転がって静止した。
「ガキさん!!」
それを見届けることなく、れいなは倒れ伏した里沙に駆け寄る。
既に愛の腕によって支えられていたその顔からは、血の気が引いていた。
「何で…何でリンリンのときみたく治癒能力が発動せんと!?」
里沙の傷は浅くない――もしかすると命を失うことに直結するかもしれないほどに――
愛が必死で抑える傷口から染み出した血が、その手の中の布をあっという間に染めていくのを見てそう悟ったれいなは、思わず叫んでいた。
無意識のうちに掴んでいたポケットの中の写真からは、確かにさゆみと絵里の温かさが伝わってくる。
それなのにどうして里沙だけ―――
* * *
「里沙ちゃん!!」
半ば悲鳴のような愛のその叫びよりも早く、れいなは“李純”に向かい跳躍していた。
あと少し早く反応できていれば―――という痛切な後悔はあった。
だが、もう迷いはなかった。
“李純”の――かけがえのない仲間の形をしたその顔に、れいなは思い切り拳を叩きつけた。
ゴッ―――
鈍い音とともに十分な手ごたえが拳に響き、笑みを浮かべたままの“李純”の目がぐるりと白く裏返る。
続けざまに、その一発で完全に力を失い重力のままに膝を折りかけたところを、拳を出した勢いのまま半回転させた後ろ足で容赦なく蹴り抜く。
全体重と、遠心力と――そして様々な思いが乗せられた後ろ回し蹴りは、見事に体の真ん中を捉えた。
白目を剥いた笑顔の“李純”は、くの字状で数秒間宙を飛び―――無様にしばらく床を転がって静止した。
「ガキさん!!」
それを見届けることなく、れいなは倒れ伏した里沙に駆け寄る。
既に愛の腕によって支えられていたその顔からは、血の気が引いていた。
「何で…何でリンリンのときみたく治癒能力が発動せんと!?」
里沙の傷は浅くない――もしかすると命を失うことに直結するかもしれないほどに――
愛が必死で抑える傷口から染み出した血が、その手の中の布をあっという間に染めていくのを見てそう悟ったれいなは、思わず叫んでいた。
無意識のうちに掴んでいたポケットの中の写真からは、確かにさゆみと絵里の温かさが伝わってくる。
それなのにどうして里沙だけ―――
82 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/10(水) 19:06:51.32 0
* * *
「多分……さゆ…と絵里は…う……お…守りに……ごほっ……」
「里沙ちゃん…喋らんでっ…!」
半泣きになっているれいなの疑問に答えようとして、里沙は自分の負った傷の深さを改めて知った。
傷は間違いなく肺にまで達している。
気管を逆流してくる血の味は、言葉を紡ぐことも困難にしていた。
銭琳の傷を癒した淡紅色の光……それがさゆみと絵里のチカラによるものであることは、疑うべくもなかった。
自分たちが理不尽に一方的な別れを告げた2人は、それでも遠くから優しく…力強く支えてくれていたのだ。
だけど――
おそらく「銭琳用」の治癒のチカラがそのペンダントに込められていたように、きっと「里沙用」のチカラは“お守り”に込められていたのだろう。
愛と交換し、いつも必ず大切に身に着けていたお守り――
未来とともに、愛佳と小春に託してきたお守り――
さゆみも絵里も、まさか愛や里沙がそれを手放すとは思ってもいなかったに違いない。
――ごめんね、さゆ…絵里……
お守りを託してきたことへの後悔は微塵もなかったが、結果的に2人の思いを無駄にしてしまったことは申し訳なかった。
そしてそれ以前に――
自分が情けなかった。
「もう振り返るな」と人には偉そうに言っておきながら、完全に心の隙間に入り込まれて動けなかった自分が。
“擬態能力―ミミックリィ”を持った能力者――辻希美のことをよく知りながら、致命傷を負わされた自分が。
あの場面での“李純”の登場には、完全に思考を奪われた。
もし相手が他の誰かに“化け”ていたなら、もしくはあの場面でなかったなら……きっと結果は違っていたと思う。
だが実際に今、自分はこうして血を流して横たわっている。
甘かったのだ――自分の覚悟が……致命的に―――
* * *
「多分……さゆ…と絵里は…う……お…守りに……ごほっ……」
「里沙ちゃん…喋らんでっ…!」
半泣きになっているれいなの疑問に答えようとして、里沙は自分の負った傷の深さを改めて知った。
傷は間違いなく肺にまで達している。
気管を逆流してくる血の味は、言葉を紡ぐことも困難にしていた。
銭琳の傷を癒した淡紅色の光……それがさゆみと絵里のチカラによるものであることは、疑うべくもなかった。
自分たちが理不尽に一方的な別れを告げた2人は、それでも遠くから優しく…力強く支えてくれていたのだ。
だけど――
おそらく「銭琳用」の治癒のチカラがそのペンダントに込められていたように、きっと「里沙用」のチカラは“お守り”に込められていたのだろう。
愛と交換し、いつも必ず大切に身に着けていたお守り――
未来とともに、愛佳と小春に託してきたお守り――
さゆみも絵里も、まさか愛や里沙がそれを手放すとは思ってもいなかったに違いない。
――ごめんね、さゆ…絵里……
お守りを託してきたことへの後悔は微塵もなかったが、結果的に2人の思いを無駄にしてしまったことは申し訳なかった。
そしてそれ以前に――
自分が情けなかった。
「もう振り返るな」と人には偉そうに言っておきながら、完全に心の隙間に入り込まれて動けなかった自分が。
“擬態能力―ミミックリィ”を持った能力者――辻希美のことをよく知りながら、致命傷を負わされた自分が。
あの場面での“李純”の登場には、完全に思考を奪われた。
もし相手が他の誰かに“化け”ていたなら、もしくはあの場面でなかったなら……きっと結果は違っていたと思う。
だが実際に今、自分はこうして血を流して横たわっている。
甘かったのだ――自分の覚悟が……致命的に―――
83 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/10(水) 19:07:33.52 0
* * *
覚悟はしていたつもりだった。
里沙が、れいなが、目の前で命を落とすことがあるかもしれないと。
だけど――甘かった。
あまりにも呆気なく、そして突然に訪れようとしている別れを目の前に、愛は里沙の存在の大きさを改めて思い知らされていた。
――自分は里沙を置いて前へ進むことができるのだろうか
そんな自問が頭の中に浮遊する。
もちろん、答えは決まっている。
進まなくてはならない。
“未来”を変えるために。
銭琳の遺志を虚しいものにしないために。
だけど―――
自分は何て弱いのだろう。
あまりに情けなくて涙も出ない。
置いてきた仲間たちに…命を懸けて道を示してくれた銭琳に申し訳が立たない。
しかしその反面……断ち切り難い思いが愛の中に沸き上がり、その心を支配し始めていた。
最後まで里沙と一緒にいたい。
たとえその結果、“未来”を変えることができなくなってしまったとしても―――
甘美で魅惑的なその感情が全身に染み渡っていくのを感じながら、愛はそれを止められずにいた。
その先に待つものの意味を、これ以上ないくらいに理解しながらも―――
* * *
覚悟はしていたつもりだった。
里沙が、れいなが、目の前で命を落とすことがあるかもしれないと。
だけど――甘かった。
あまりにも呆気なく、そして突然に訪れようとしている別れを目の前に、愛は里沙の存在の大きさを改めて思い知らされていた。
――自分は里沙を置いて前へ進むことができるのだろうか
そんな自問が頭の中に浮遊する。
もちろん、答えは決まっている。
進まなくてはならない。
“未来”を変えるために。
銭琳の遺志を虚しいものにしないために。
だけど―――
自分は何て弱いのだろう。
あまりに情けなくて涙も出ない。
置いてきた仲間たちに…命を懸けて道を示してくれた銭琳に申し訳が立たない。
しかしその反面……断ち切り難い思いが愛の中に沸き上がり、その心を支配し始めていた。
最後まで里沙と一緒にいたい。
たとえその結果、“未来”を変えることができなくなってしまったとしても―――
甘美で魅惑的なその感情が全身に染み渡っていくのを感じながら、愛はそれを止められずにいた。
その先に待つものの意味を、これ以上ないくらいに理解しながらも―――
84 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/10(水) 19:08:15.63 0
「――あさ美ちゃん!来てくれたと!?」
「―――!?」
そのとき―――
傍らのれいなが発した思いがけない言葉に、愛の意識は現実へと引き戻された。
次いで、半ば無意識にれいなの視線の先を追った愛の瞳に映しだされたのは、紛れもなく紺野あさ美の立ち姿と――複雑な表情だった。
「あさ美ちゃん……?なんでここに……?」
呆然と呟きながら、愛はあさ美との出逢いを思い出していた。
路地裏で数人の男に囲まれていた一人の少女。
その脇に倒れ伏す一人の男性。
そして―――
「――!あさ美ちゃん!里沙ちゃんを助けて!お願い……!」
あのとき――頭部に重傷を負っていた男性を、あさ美はそのチカラ……“治癒能力―ヒーリング”で救った。
そのことにようやく思いが至った愛は、すがるように必死の言葉を投げかけた。
助けを求めている相手が“敵”であるということを十分に承知していながら―――
「バカだよ、れいな。わたしにあんな電話してくるなんて。わたしがどういう立場の人間か分かってるの?」
だが、あさ美は愛とその腕の中の里沙に一瞬視線を向けた後、愛の言葉には答えずにれいなに視線を移した。
「電話―――?」
そういえば、れいなはさっきあさ美に対し、「来てくれたのか」と……?
2人が交わす言葉の意味を理解しきれず、愛は訝しい思いをその視線に乗せてれいなとあさ美を見遣った。
「――あさ美ちゃん!来てくれたと!?」
「―――!?」
そのとき―――
傍らのれいなが発した思いがけない言葉に、愛の意識は現実へと引き戻された。
次いで、半ば無意識にれいなの視線の先を追った愛の瞳に映しだされたのは、紛れもなく紺野あさ美の立ち姿と――複雑な表情だった。
「あさ美ちゃん……?なんでここに……?」
呆然と呟きながら、愛はあさ美との出逢いを思い出していた。
路地裏で数人の男に囲まれていた一人の少女。
その脇に倒れ伏す一人の男性。
そして―――
「――!あさ美ちゃん!里沙ちゃんを助けて!お願い……!」
あのとき――頭部に重傷を負っていた男性を、あさ美はそのチカラ……“治癒能力―ヒーリング”で救った。
そのことにようやく思いが至った愛は、すがるように必死の言葉を投げかけた。
助けを求めている相手が“敵”であるということを十分に承知していながら―――
「バカだよ、れいな。わたしにあんな電話してくるなんて。わたしがどういう立場の人間か分かってるの?」
だが、あさ美は愛とその腕の中の里沙に一瞬視線を向けた後、愛の言葉には答えずにれいなに視線を移した。
「電話―――?」
そういえば、れいなはさっきあさ美に対し、「来てくれたのか」と……?
2人が交わす言葉の意味を理解しきれず、愛は訝しい思いをその視線に乗せてれいなとあさ美を見遣った。
85 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/10(水) 19:10:09.08 0
「あさ美ちゃん…お願い!このままやったらガキさんが死んでしまいよう!」
愛の視線に気付く様子もなく懸命の懇願をするれいなに、あさ美は歩を進めながらもゆるゆると首を振った。
「なんで……!あんときもあの男の人助けてくれよったやん!なんでっ……!」
「れいな、あなたには言ったはずだよ。わたしは――Dr.マルシェはこの世から“チカラ”を消去したいんだ……って。喩えどんな犠牲を払ったとしても」
「それはわかっとー!……わからんけどわかっとー!やけどっ……!!」
そのやりとりを聞きながら、愛の中で今さらながらに色々なことが繋がっていた。
珍しく――というより初めて――れいなが「明日店を休ませて欲しい」と突然言ってきたときの表情が脳裏に甦る。
何のために…どこに行くために休むのか、れいなは触れようとしなかったし、だから愛も敢えて詮索しなかった。
愛が愛佳とともに、雨の中の「リゾナント」で“もう一人の予知能力者”と話をしていたあの日――れいなはあさ美に会っていたのだろう。
その前夜、愛の寝室を訪ねてきたれいなが言っていた言葉が思い出される。
――自分が犠牲になることでみんなが幸せになれるとしたらその道を選ぶか――
れいなはあのとき、愛はそんな風に考えているように見えることがあると言っていた。
だけど――もしかすると、それだけではなく自分自身に向けた言葉でもあったのかもしれない。
「“Marche(マルシェ)”にはね、“物事がうまく機能する”というような意味があるんだよ」
愛たちの目の前に辿り着いたあさ美は、愛とれいなの中間あたりに視線を彷徨わせながら言葉を継いだ。
「この忌まわしいチカラが無くなれば、世界はもっとスムースに回る。終わりのない哀しみの連鎖は断ち切れる。…それが叶うなら、わたしは他に何も望まない」
「やけん、そんなんおかしいって言うとろーが!」
「おかしくはないよ。ただ………正しくもない……みたいだね」
「……っ!?」
「あさ美ちゃん…お願い!このままやったらガキさんが死んでしまいよう!」
愛の視線に気付く様子もなく懸命の懇願をするれいなに、あさ美は歩を進めながらもゆるゆると首を振った。
「なんで……!あんときもあの男の人助けてくれよったやん!なんでっ……!」
「れいな、あなたには言ったはずだよ。わたしは――Dr.マルシェはこの世から“チカラ”を消去したいんだ……って。喩えどんな犠牲を払ったとしても」
「それはわかっとー!……わからんけどわかっとー!やけどっ……!!」
そのやりとりを聞きながら、愛の中で今さらながらに色々なことが繋がっていた。
珍しく――というより初めて――れいなが「明日店を休ませて欲しい」と突然言ってきたときの表情が脳裏に甦る。
何のために…どこに行くために休むのか、れいなは触れようとしなかったし、だから愛も敢えて詮索しなかった。
愛が愛佳とともに、雨の中の「リゾナント」で“もう一人の予知能力者”と話をしていたあの日――れいなはあさ美に会っていたのだろう。
その前夜、愛の寝室を訪ねてきたれいなが言っていた言葉が思い出される。
――自分が犠牲になることでみんなが幸せになれるとしたらその道を選ぶか――
れいなはあのとき、愛はそんな風に考えているように見えることがあると言っていた。
だけど――もしかすると、それだけではなく自分自身に向けた言葉でもあったのかもしれない。
「“Marche(マルシェ)”にはね、“物事がうまく機能する”というような意味があるんだよ」
愛たちの目の前に辿り着いたあさ美は、愛とれいなの中間あたりに視線を彷徨わせながら言葉を継いだ。
「この忌まわしいチカラが無くなれば、世界はもっとスムースに回る。終わりのない哀しみの連鎖は断ち切れる。…それが叶うなら、わたしは他に何も望まない」
「やけん、そんなんおかしいって言うとろーが!」
「おかしくはないよ。ただ………正しくもない……みたいだね」
「……っ!?」
86 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/10(水) 19:10:50.52 0
一瞬、笑顔とも泣き顔ともつかない表情を浮かべてそう言ったあさ美は、愛たちと触れ合うほどの距離まで近づき―――そしてしゃがみ込んだ。
「わたしは確固たる信念の下、自分で望んで闇に染まったと思ってた。……ううん、そう思いたかっただけなのかな。自分の弱さを認めたくなかったんだね、きっと」
「あさ美ちゃん……」
里沙の傍らに膝をついたあさ美は、愛と入れ代わるようにして里沙の頭を優しく抱き、もう片方の手をその胸元――赤く染まった傷口にかざす。
その掌から温かく優しい“チカラ”が流れ出すのが、愛の“ココロ”に映った―――
* * *
「あさ…美……ちゃん…」
目の前にあるその瞳を見つめながら、里沙は絞り出すような声でその名を呼んだ。
「じっとしてて、里沙ちゃん。ずっとチカラを消去する研究をしてたおかげで、わたしの能力は随分弱くなってるから。……皮肉だよね、自分で望んだことなのに」
再び泣き笑いのような表情を浮かべ、あさ美は唇を噛んだ。
「わたし…あのとき言ったよね。“分岐路”に立ったとき――迷ったらダメだって」
あの日――里沙が“潜入”の任務につく日、あさ美が餞別代りにと話した「トロッコ」の喩え話――
そのときのことを鮮明に思い出しながら、里沙は微かに頷いた。
「わたしは自らの揺るぎない意志でポイントを切り替えて、自分の進むべきルートを選択した―――そう思いたかった。でも……心の底ではきっとずっと迷い続けてた」
恐らく今まで誰にも見せたことのないであろう表情を湛えたあさ美の独白は続く。
「“Marche”には、“歩く”って意味もあること……わたしは本当は分かってたのかもしれない」
言いながら、あさ美は顔を上げて愛とれいなを交互に見遣った。
一瞬、笑顔とも泣き顔ともつかない表情を浮かべてそう言ったあさ美は、愛たちと触れ合うほどの距離まで近づき―――そしてしゃがみ込んだ。
「わたしは確固たる信念の下、自分で望んで闇に染まったと思ってた。……ううん、そう思いたかっただけなのかな。自分の弱さを認めたくなかったんだね、きっと」
「あさ美ちゃん……」
里沙の傍らに膝をついたあさ美は、愛と入れ代わるようにして里沙の頭を優しく抱き、もう片方の手をその胸元――赤く染まった傷口にかざす。
その掌から温かく優しい“チカラ”が流れ出すのが、愛の“ココロ”に映った―――
* * *
「あさ…美……ちゃん…」
目の前にあるその瞳を見つめながら、里沙は絞り出すような声でその名を呼んだ。
「じっとしてて、里沙ちゃん。ずっとチカラを消去する研究をしてたおかげで、わたしの能力は随分弱くなってるから。……皮肉だよね、自分で望んだことなのに」
再び泣き笑いのような表情を浮かべ、あさ美は唇を噛んだ。
「わたし…あのとき言ったよね。“分岐路”に立ったとき――迷ったらダメだって」
あの日――里沙が“潜入”の任務につく日、あさ美が餞別代りにと話した「トロッコ」の喩え話――
そのときのことを鮮明に思い出しながら、里沙は微かに頷いた。
「わたしは自らの揺るぎない意志でポイントを切り替えて、自分の進むべきルートを選択した―――そう思いたかった。でも……心の底ではきっとずっと迷い続けてた」
恐らく今まで誰にも見せたことのないであろう表情を湛えたあさ美の独白は続く。
「“Marche”には、“歩く”って意味もあること……わたしは本当は分かってたのかもしれない」
言いながら、あさ美は顔を上げて愛とれいなを交互に見遣った。
87 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/10(水) 19:11:33.39 0
* * *
「わたしは本当はいつだってやり直せたんだよね。トロッコを降りて来た道を歩いて戻ることも。線路じゃない新たな道を自分の足で歩いていくことも……できたはずなんだよ」
そう、自分はあの日――愛とれいなと出逢ったあのとき、深層ではそれに気付いていたのだ。
だが……既に自分が選び、進んできた道を否定することができなかった。
自分に対して殊更にもってまわった言い訳をしながら、その実自分の弱さを糊塗することに必死だった。
もしもあのとき、愛やれいなとともに歩くことを決めていたなら……何かが変わっていただろうか。
――詮無いことだ
今さらそんなことを言っても始まらない。
その場所まで歩いて戻ることはもうできないのだから。
だけど―――
「行って。愛ちゃん、れいな」
――“未来”を変えるにはギリギリ間に合うかもしれない。
「里沙ちゃんはわたしが必ず助ける。だから愛ちゃんとれいなも……自分の為すべきことを」
僅かな逡巡が瞳の中を通過した後、2つの頷きが返ってくる。
この場面で“敵”を無条件に信じ切ることのできる強さ……そして甘さ。
自分が持ち得なかったココロ。
案外それこそが、哀しみの連鎖を断ち切ることのできる唯一の存在だったのかもしれない。
「羨ましい」と言うのはどこか違う気がする。
でも―――いつも闇で閉ざされていた未来への道が、一瞬明るい光で照らしだされたような気が―――あさ美にはした。
* * *
「わたしは本当はいつだってやり直せたんだよね。トロッコを降りて来た道を歩いて戻ることも。線路じゃない新たな道を自分の足で歩いていくことも……できたはずなんだよ」
そう、自分はあの日――愛とれいなと出逢ったあのとき、深層ではそれに気付いていたのだ。
だが……既に自分が選び、進んできた道を否定することができなかった。
自分に対して殊更にもってまわった言い訳をしながら、その実自分の弱さを糊塗することに必死だった。
もしもあのとき、愛やれいなとともに歩くことを決めていたなら……何かが変わっていただろうか。
――詮無いことだ
今さらそんなことを言っても始まらない。
その場所まで歩いて戻ることはもうできないのだから。
だけど―――
「行って。愛ちゃん、れいな」
――“未来”を変えるにはギリギリ間に合うかもしれない。
「里沙ちゃんはわたしが必ず助ける。だから愛ちゃんとれいなも……自分の為すべきことを」
僅かな逡巡が瞳の中を通過した後、2つの頷きが返ってくる。
この場面で“敵”を無条件に信じ切ることのできる強さ……そして甘さ。
自分が持ち得なかったココロ。
案外それこそが、哀しみの連鎖を断ち切ることのできる唯一の存在だったのかもしれない。
「羨ましい」と言うのはどこか違う気がする。
でも―――いつも闇で閉ざされていた未来への道が、一瞬明るい光で照らしだされたような気が―――あさ美にはした。
88 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/10(水) 19:12:23.01 0
「れいな、あなたがわたしにかけた電話は……間違いなくわたし以外の何人かもこの場に呼び寄せたよ。あそこはそういう組織(とこ)だからね。―――“覚悟”はいい?」
2人が持つ眩い“光”と背中合わせの“弱さ”を少しでもカバーするべく、あさ美は感情を殺した表情と声でそう言った。
即座にれいなが…やや遅れて愛が首肯する。
「れいなにはこの前言ったけど、“瞬間移動―テレポーテーション”“増幅能力―アンプリファイア”……それはあなたたちのチカラの本質じゃない。それも忘れないで」
その言葉に対する反応は、先ほどと逆だった。
きっと―――既に愛は思い出していたのだろう。
自身の持つチカラの本当の意味を―――
「愛ちゃん…れいな。後から…絶対、行く、から……」
腕の中の里沙が僅かに首を起こしながら振り絞るようにして言ったその声に、一瞬現実から剥離していたあさ美の意識は引き戻された。
焦点を結んだその目に、愛とれいなの力強い頷きが映る。
今生の別れの覚悟を孕んだ表情の―――2つの頷きが。
「あさ美ちゃん、里沙ちゃんのこと…どうかよろしく」
「来てくれてほんと感謝しとう。ありがとう、あさ美ちゃん」
2人の視線を真っ直ぐに受け止め――あさ美は言った。
あの日――初めて2人に出逢った自分の“誕生日”――に言い得なかった思いを、その言葉に乗せて。
「愛ちゃん、れいな。わたしたちの生まれたこの世界を……陸のない世界にはしないで。絶対に。青空を……守って」
そして―――あさ美は別れを告げた。
生きて再び逢うことはないであろう2人に。
科学者の姿をした道化師――“Dr.マルシェ”に―――
「れいな、あなたがわたしにかけた電話は……間違いなくわたし以外の何人かもこの場に呼び寄せたよ。あそこはそういう組織(とこ)だからね。―――“覚悟”はいい?」
2人が持つ眩い“光”と背中合わせの“弱さ”を少しでもカバーするべく、あさ美は感情を殺した表情と声でそう言った。
即座にれいなが…やや遅れて愛が首肯する。
「れいなにはこの前言ったけど、“瞬間移動―テレポーテーション”“増幅能力―アンプリファイア”……それはあなたたちのチカラの本質じゃない。それも忘れないで」
その言葉に対する反応は、先ほどと逆だった。
きっと―――既に愛は思い出していたのだろう。
自身の持つチカラの本当の意味を―――
「愛ちゃん…れいな。後から…絶対、行く、から……」
腕の中の里沙が僅かに首を起こしながら振り絞るようにして言ったその声に、一瞬現実から剥離していたあさ美の意識は引き戻された。
焦点を結んだその目に、愛とれいなの力強い頷きが映る。
今生の別れの覚悟を孕んだ表情の―――2つの頷きが。
「あさ美ちゃん、里沙ちゃんのこと…どうかよろしく」
「来てくれてほんと感謝しとう。ありがとう、あさ美ちゃん」
2人の視線を真っ直ぐに受け止め――あさ美は言った。
あの日――初めて2人に出逢った自分の“誕生日”――に言い得なかった思いを、その言葉に乗せて。
「愛ちゃん、れいな。わたしたちの生まれたこの世界を……陸のない世界にはしないで。絶対に。青空を……守って」
そして―――あさ美は別れを告げた。
生きて再び逢うことはないであろう2人に。
科学者の姿をした道化師――“Dr.マルシェ”に―――
89 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/10(水) 19:13:29.63 0
90 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/10(水) 19:19:49.20 0
91 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/10(水) 20:00:51.45 0
92 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/10(水) 20:27:31.43 0
ここから先はれいなと愛だけか
続き待ってます!
続き待ってます!
93 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/10(水) 21:29:10.68 P
>>89
言葉が出てきません…
いずれはこうなるんじゃないかって覚悟はしていたつもりなんですが
実際目の当たりにしてみると何と言ったらいいものやら…
でも続きを期待せずにはいられない!
一体どんな終幕が彼女達を待っているのか
それを見届けずにはいられません!
言葉が出てきません…
いずれはこうなるんじゃないかって覚悟はしていたつもりなんですが
実際目の当たりにしてみると何と言ったらいいものやら…
でも続きを期待せずにはいられない!
一体どんな終幕が彼女達を待っているのか
それを見届けずにはいられません!
94 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/10(水) 23:21:08.38 0
危ないよ
95 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/11(木) 00:05:27.27 0
リンリンお誕生日おめでとう!
96 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/11(木) 00:22:38.41 0
おーー狼復活してたのかw
いつの間に
いつの間に
97 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/11(木) 00:32:06.61 0
錢琳生日快樂!
98 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/11(木) 01:19:14.22 0
リンリンに乾杯!
会計はリンリンのカードで!
会計はリンリンのカードで!
99 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/11(木) 02:18:20.60 0
コラーw
100 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/11(木) 04:17:54.16 0
おやリゾ
101 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/11(木) 06:28:00.45 O
おはようリンリンおめでとー!
102 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/11(木) 07:28:13.48 0
103 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/11(木) 08:49:31.43 0
さすが19歳ともなると発育がいいね
104 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/11(木) 10:21:44.46 0
やべ~~~~ホゼホゼ
105 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/11(木) 11:56:42.50 O
れいながリゾナントなカッコしてたね
106 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/11(木) 13:36:20.90 O
レッスンスタジオVerね…って自演さすなや!
107 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/11(木) 14:49:59.31 0
なんのことかよくわからないぜw
108 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/11(木) 14:56:18.08 0
ブログにアップしてたやつかな?
109 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/11(木) 16:30:34.32 0
五期六期八期の違いを書いたブログが面白かったね
110 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/11(木) 18:06:14.19 0
さゆといいれいなといいネタになりそうな記事もあるのだが
111 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/11(木) 19:02:09.25 0
作者さんがブログ読んでるとはかぎらないしね
112 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/11(木) 19:05:00.32 0
ブログやってるのってさゆとれいなだけ?
113 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/11(木) 19:16:28.07 O
さゆとレーニャだよw
あとみっつぃーが会員限定でやってるのとガキカメラジオのくらいだね
あとみっつぃーが会員限定でやってるのとガキカメラジオのくらいだね
114 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/11(木) 19:47:22.20 0
リンリンとかブログやらせたら面白そう
115 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/11(木) 19:51:49.22 O
でもリンリンは意外と面倒くさがりな気がするなーw
ツアー日記もあまり更新ないしね
ツアー日記もあまり更新ないしね
116 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/11(木) 21:01:25.43 0
川=´┴`) <最近道重さんがブログに夢中で戦闘に参加してくれません
117 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/11(木) 21:02:36.34 0
リンリンの日が終わっちゃう
118 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/11(木) 22:34:10.80 P
ガキさんにブログやらせて頂く訳にはいかないのだろうか
120 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/11(木) 23:00:51.23 0
そんなのも読みたいな
wktkして待ってる
wktkして待ってる
121 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/11(木) 23:41:01.09 0
リンリンの日に何もなしっていうのは(自分が)寂しいので
『SINNERS』のラストの前半をちょろっとあげさせてもらいます
3レス分で中身もかなり中途半端ですがご容赦ください
『SINNERS』のラストの前半をちょろっとあげさせてもらいます
3レス分で中身もかなり中途半端ですがご容赦ください
122 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/11(木) 23:42:17.35 0
逃避行が終焉を迎えたことがわかっても、琳は冷静さを失わなかった。
瞬時に自分が今何をすべきなのか考える。
大丈夫。
計画していた通りに振る舞えばいい。
「痛みが二倍ってのは、どんな感じなんだろうなぁ」
「・・・どういうことですか」
粛清部隊のリーダーらしき男が話しかけてくる。
純を攻撃したのもこの男に違いない。
・・・そう思うと、少し冷静さを欠きそうになった。
「監視の目をかいくぐって外に出るルートは一つしかないってことは知ってたか?
そこに罠が仕掛けられていたってことは?」
「言っている意味がわかりませんが」
「おまえらの通ってきたルートには、一時的な遠隔催眠の発生装置が仕掛けてあったのさ。
“お仕置き”のために、痛覚を通常の倍にする催眠装置がな。まさか、こんなにうまく
引っかかってくれるとは。仕掛けを考案した日本の科学者とやらもお喜びだろうよ」
なるほど、痛覚を倍にする催眠。
そんな装置を仕掛ける余裕があるなら、もっと監視を万全な態勢にしておけばいいものを。
ずいぶんと悪趣味な人間もいたものだ。
琳は、ちらりと純の様子を見やった。
催眠にかけられているということだが、その目にはまだ力がある。
抗うことを諦めていない証拠だ。
ほっとする反面・・・やりにくいとも思う。
瞬時に自分が今何をすべきなのか考える。
大丈夫。
計画していた通りに振る舞えばいい。
「痛みが二倍ってのは、どんな感じなんだろうなぁ」
「・・・どういうことですか」
粛清部隊のリーダーらしき男が話しかけてくる。
純を攻撃したのもこの男に違いない。
・・・そう思うと、少し冷静さを欠きそうになった。
「監視の目をかいくぐって外に出るルートは一つしかないってことは知ってたか?
そこに罠が仕掛けられていたってことは?」
「言っている意味がわかりませんが」
「おまえらの通ってきたルートには、一時的な遠隔催眠の発生装置が仕掛けてあったのさ。
“お仕置き”のために、痛覚を通常の倍にする催眠装置がな。まさか、こんなにうまく
引っかかってくれるとは。仕掛けを考案した日本の科学者とやらもお喜びだろうよ」
なるほど、痛覚を倍にする催眠。
そんな装置を仕掛ける余裕があるなら、もっと監視を万全な態勢にしておけばいいものを。
ずいぶんと悪趣味な人間もいたものだ。
琳は、ちらりと純の様子を見やった。
催眠にかけられているということだが、その目にはまだ力がある。
抗うことを諦めていない証拠だ。
ほっとする反面・・・やりにくいとも思う。
123 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/11(木) 23:43:43.92 0
琳は先手を打った。
「そこまで考えていた割りには、ずいぶん間が抜けてますね!人質から先に傷つけるとは!
彼女を傷つければ私の動きが鈍るとでも思いましたか!?」
「なんだと?」
「琳?何言って・・・」
決めたんだ。
絶対に、あなたを守ると。
「こんなの、コンピュータの技術をかって連れてきた、ただの人質ですよ!
まあ、こうなった以上は単なる足手まといでしかありませんがね!」
言い切るより早く、琳は純の背中を蹴飛ばした。
不意をつかれた純は勢いよくつんのめる。
多少の手加減はするが、遠慮はしない。
演技だと思わせることがないよう、本気で蹴った。
「足手まといはもういらない!追撃は私一人で受けてやる!」
二人でいるところを見られた場合は、こうしようと決めていた。
自分は凶悪な脱獄囚で、純はその道案内兼人質という設定だ。
これが一番自然で、わかりやすい。
一言も相談せずに決めたことを純は怒るだろうが、彼女は賢い人だ、きっとこの意図を理解してくれるだろう。
唯一の計算外は純を怪我させてしまったことか。
その点だけは、申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
琳は先手を打った。
「そこまで考えていた割りには、ずいぶん間が抜けてますね!人質から先に傷つけるとは!
彼女を傷つければ私の動きが鈍るとでも思いましたか!?」
「なんだと?」
「琳?何言って・・・」
決めたんだ。
絶対に、あなたを守ると。
「こんなの、コンピュータの技術をかって連れてきた、ただの人質ですよ!
まあ、こうなった以上は単なる足手まといでしかありませんがね!」
言い切るより早く、琳は純の背中を蹴飛ばした。
不意をつかれた純は勢いよくつんのめる。
多少の手加減はするが、遠慮はしない。
演技だと思わせることがないよう、本気で蹴った。
「足手まといはもういらない!追撃は私一人で受けてやる!」
二人でいるところを見られた場合は、こうしようと決めていた。
自分は凶悪な脱獄囚で、純はその道案内兼人質という設定だ。
これが一番自然で、わかりやすい。
一言も相談せずに決めたことを純は怒るだろうが、彼女は賢い人だ、きっとこの意図を理解してくれるだろう。
唯一の計算外は純を怪我させてしまったことか。
その点だけは、申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
124 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/11(木) 23:45:21.89 0
「さあ来い!私は逃げも隠れもしない!銭琳はここにいる!」
両腕を大きく広げて、小さな体を目一杯大きく見せる。
琳の気合に気圧されたのか、連中は誰も琳を押さえに来ない。
数で上回っていながら、完全に二の足を踏んでいる。
そんな膠着状態の中、リーダーの横にいた一人の小柄な男が気勢をあげた。
「なめるなよ、ガキが!」
男は瞬く間に琳の背後に現れる。
瞬間移動の能力者か。
死角をつかれ、琳の判断が一歩遅れる。
「死ねやぁ!」
男の武器はトンファー。
一撃が後頭部にでも入れば、即座に致命傷となるだろう。
しかし、その一撃は入らない。
男の攻撃が琳に入る前に、純の左肘が男の鳩尾に入ったから。
まったく想像もできなかった横槍に違いない。男はトンファーを取り落とし、あっさりと崩れ落ちた。
肘打ちを繰り出した勢いで立ち上がった純はすぐさまその武器を拾い、男の頭部へと打ちつける。
これで一人ノックアウト。
純は誇らしげな顔を覗かせた。
両腕を大きく広げて、小さな体を目一杯大きく見せる。
琳の気合に気圧されたのか、連中は誰も琳を押さえに来ない。
数で上回っていながら、完全に二の足を踏んでいる。
そんな膠着状態の中、リーダーの横にいた一人の小柄な男が気勢をあげた。
「なめるなよ、ガキが!」
男は瞬く間に琳の背後に現れる。
瞬間移動の能力者か。
死角をつかれ、琳の判断が一歩遅れる。
「死ねやぁ!」
男の武器はトンファー。
一撃が後頭部にでも入れば、即座に致命傷となるだろう。
しかし、その一撃は入らない。
男の攻撃が琳に入る前に、純の左肘が男の鳩尾に入ったから。
まったく想像もできなかった横槍に違いない。男はトンファーを取り落とし、あっさりと崩れ落ちた。
肘打ちを繰り出した勢いで立ち上がった純はすぐさまその武器を拾い、男の頭部へと打ちつける。
これで一人ノックアウト。
純は誇らしげな顔を覗かせた。
126 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/11(木) 23:55:51.49 0
127 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/12(金) 00:07:09.95 0
128 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/12(金) 00:12:57.06 0
>>119-120こんな感じ?
報告書23-112
CODENAME:MC GAKI
3月11日(木)
今日はなんの日!?
そぅ!麺の日!
……って、違うだろっ! >▽<
☆☆☆今日は、リンリンの誕生日なのだぁ~!!!☆☆☆
みんなで特訓したあとに、ケーキでお祝いしたよっ!
リンリンめっちゃ喜んでた!
ぁそこまで喜んでくれると、サプライズしたかぃがあるってもんだよね!
誕生日サプライズでぁんなに驚いてくれるんだから、
もしもぁたしがスパイだって知ったらどんなに驚くんだろーねぇー ^^;
……先輩はどう思いますかぁー?
( ・e・)<書き直しだな、こりゃ
>>126
そう思っていただけるなら幸いです
>>127
そのつもりだったんだけどねぇ・・・w
報告書23-112
CODENAME:MC GAKI
3月11日(木)
今日はなんの日!?
そぅ!麺の日!
……って、違うだろっ! >▽<
☆☆☆今日は、リンリンの誕生日なのだぁ~!!!☆☆☆
みんなで特訓したあとに、ケーキでお祝いしたよっ!
リンリンめっちゃ喜んでた!
ぁそこまで喜んでくれると、サプライズしたかぃがあるってもんだよね!
誕生日サプライズでぁんなに驚いてくれるんだから、
もしもぁたしがスパイだって知ったらどんなに驚くんだろーねぇー ^^;
……先輩はどう思いますかぁー?
( ・e・)<書き直しだな、こりゃ
>>126
そう思っていただけるなら幸いです
>>127
そのつもりだったんだけどねぇ・・・w
129 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/12(金) 00:29:29.08 0
>>128
なんて素早い対応力…!
そしてワロタwww
なんとなく悲壮感ある感じなのをイメージしていたのでいい意味で裏切られました
大体からしてスパイ行為をブログに書くって時点で全力で間違ってるんですもんねよく考えればw
う~ん素晴らしい才能だなー
なんて素早い対応力…!
そしてワロタwww
なんとなく悲壮感ある感じなのをイメージしていたのでいい意味で裏切られました
大体からしてスパイ行為をブログに書くって時点で全力で間違ってるんですもんねよく考えればw
う~ん素晴らしい才能だなー
130 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/12(金) 01:49:57.43 0
>>128
スパイのガキさんに同情できなくなるw
スパイのガキさんに同情できなくなるw
131 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/12(金) 02:16:45.54 0
132 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/12(金) 06:33:16.18 O
おはよ~
133 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/12(金) 09:06:37.77 0
>>125
おお続き来てる!後で読ませてもらいます
おお続き来てる!後で読ませてもらいます
134 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/12(金) 11:12:16.27 0
もうすこしで2周年か
135 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/12(金) 12:42:59.14 0
モーニング戦隊リゾナンターR
【前回のストーリー】
太陽の昇らぬ常闇の世界に辿り着いた愛は、能力者が集められたQED学園の生徒として生活を送ることになった。
下級生のリサコに誘われて学園の七不思議を探索した愛は、裁きの女神の前で息絶えている生徒を見つける。
その謎を解き明かそうと閉ざされた学園を抜け出した愛は、後藤真希と名乗る能力者に戦いを挑まれた。
「アタシが後藤真希でキミが高橋愛であるなら、アタシ達は殺し合わなければならないんだよ」
後藤の美しさに見惚れたかのように、立ち竦んだ愛の危機を救う「A」―「お前あいつに勝てるのか?」
第13話 「闇を照らす光」
愛はリサコの案内で廃屋と化した喫茶店に来ていた。
「先輩、何かヤバそうです」
道案内と後藤真希の襲撃から守ろうとしてくれたことの礼を告げて学園に戻るように促す。
「夜道は暗いから気をつけて、って言うてもここはお日様が昇らんかったの」
「高橋先輩ってまるでどこか別の世界から来たみたいですね。
日本語もちょっと厳しいですけど、言ってることもどこか変です」
荒れ放題の店内には喫茶店の什器が残されていた。コーヒーのサイフォンをセットして眺めていると、不思議と落ち着く愛。
(…そこが随分と気に入ったみたいだね。)
誰かの声が聞こえたような、その声の響きはまるで…。
【前回のストーリー】
太陽の昇らぬ常闇の世界に辿り着いた愛は、能力者が集められたQED学園の生徒として生活を送ることになった。
下級生のリサコに誘われて学園の七不思議を探索した愛は、裁きの女神の前で息絶えている生徒を見つける。
その謎を解き明かそうと閉ざされた学園を抜け出した愛は、後藤真希と名乗る能力者に戦いを挑まれた。
「アタシが後藤真希でキミが高橋愛であるなら、アタシ達は殺し合わなければならないんだよ」
後藤の美しさに見惚れたかのように、立ち竦んだ愛の危機を救う「A」―「お前あいつに勝てるのか?」
第13話 「闇を照らす光」
愛はリサコの案内で廃屋と化した喫茶店に来ていた。
「先輩、何かヤバそうです」
道案内と後藤真希の襲撃から守ろうとしてくれたことの礼を告げて学園に戻るように促す。
「夜道は暗いから気をつけて、って言うてもここはお日様が昇らんかったの」
「高橋先輩ってまるでどこか別の世界から来たみたいですね。
日本語もちょっと厳しいですけど、言ってることもどこか変です」
荒れ放題の店内には喫茶店の什器が残されていた。コーヒーのサイフォンをセットして眺めていると、不思議と落ち着く愛。
(…そこが随分と気に入ったみたいだね。)
誰かの声が聞こえたような、その声の響きはまるで…。
136 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/12(金) 12:43:40.46 0
学園への道を急ぐリサコ。 その手には壊れたリミッターが。
…先生に叱られる。
自覚していなかった自分のチカラへの驚きと他人の役に立てたことへの喜びに耽っていたリサコは気付かなかった、自分が街の人々に見張られることを。
監視の輪が段々と狭まっていく。
ロフトのベッドで1枚の写真を見つけた愛は、後藤に渡された紙マッチを摺って、映っているものを確かめる。
喫茶店の店内に三人の女性が並んでいる。
一人は自分、一人は後藤、もう一人は…顔のところが切れていて判別できない。
愛の表情は固く、後藤は優雅な笑みを湛えている。
…映ってるのは私自身? それともこの世界にいた私?
此処に漂っている空気は私をとても懐かしい気分にさせる、でも私は此処にはいなかった…
写真がきっかけとなって存在するはずの無い記憶が愛を包む。
それは常闇の世界で暮らしていたもう一人の高橋愛の記憶。
自らのチカラを恐れ、捨て猫のようにさまよっていた愛。
後藤真希に拾われ、この喫茶店で暮らすことになった愛。
自分が能力者だということを知られたくなかった。
事故に巻き込まれた人の命を救うためにチカラを使ってしまった愛。
逃げ出そうとした愛を引き留めてくれた真希。
そんな真希に導かれて闇と戦う集団の一員として働くようになった愛。
生まれて初めて自分の居場所を見つけられたと思った、でもあの日…。
…先生に叱られる。
自覚していなかった自分のチカラへの驚きと他人の役に立てたことへの喜びに耽っていたリサコは気付かなかった、自分が街の人々に見張られることを。
監視の輪が段々と狭まっていく。
ロフトのベッドで1枚の写真を見つけた愛は、後藤に渡された紙マッチを摺って、映っているものを確かめる。
喫茶店の店内に三人の女性が並んでいる。
一人は自分、一人は後藤、もう一人は…顔のところが切れていて判別できない。
愛の表情は固く、後藤は優雅な笑みを湛えている。
…映ってるのは私自身? それともこの世界にいた私?
此処に漂っている空気は私をとても懐かしい気分にさせる、でも私は此処にはいなかった…
写真がきっかけとなって存在するはずの無い記憶が愛を包む。
それは常闇の世界で暮らしていたもう一人の高橋愛の記憶。
自らのチカラを恐れ、捨て猫のようにさまよっていた愛。
後藤真希に拾われ、この喫茶店で暮らすことになった愛。
自分が能力者だということを知られたくなかった。
事故に巻き込まれた人の命を救うためにチカラを使ってしまった愛。
逃げ出そうとした愛を引き留めてくれた真希。
そんな真希に導かれて闇と戦う集団の一員として働くようになった愛。
生まれて初めて自分の居場所を見つけられたと思った、でもあの日…。
137 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/12(金) 12:44:22.60 0
「後藤さん、止めて。 その人を助けてあげて」
「愛ちゃんは優しいんだね。 でもその優しさが此奴らに罪を重ねさせるんだ。 そこを退いてくれないか、さもないと!」
闇に魅入られた男を能力で裁こうとする真希。 精神感応の力で男の心の弱い部分に触れていた愛は、それを止めようとした。
自らが盾となって、男の命を救おうとした愛に裁きを加えようとする真希。
愛を包む深く暗い思念、心臓を誰かに鷲づかみにされたような感覚、死を覚悟した。
不意に消えた圧迫感、目から血を流し倒れている真希、そして…
あの時私は此処には居なかった、でも… 高橋愛が現れたことで後藤さんの居場所を奪ってしまった、高橋愛が後藤真希の世界を壊してしまった…
闇の中地上を睥睨するかのようにそびえ立つ高層ビル群を縫うように飛ぶジェットストライカー。
その内の一棟の壁面を機銃掃射で破壊して内部に侵入する「A」。
情報端末のケーブルを引き抜き、自分の首筋の端子に直結して情報を索る、やがて冷笑が浮かび…「ふん、そういうことか」
街の人々に監視されていることに気付いたリサコは、走って振り切ろうとしたが無様に転んでしまう。
リミッター無しに学園の外に出たことを咎められるリサコ。
謝罪してその場を離れようとするが、人々の強圧的な物腰に脅えて、念動力を発動させてしまう。
大型トラックに轢かれたかのように吹っ飛ぶ人間。
怯えた人々が包囲を緩めた隙をついて学園に逃げ込んだ。
気が付けばそこは裁きの女神の像の前だった。
走って息も絶え絶えなリサコの前に後藤真希が現れた。 怯えを隠しきれないリサコに対して真希は… 「可哀想にね」
「愛ちゃんは優しいんだね。 でもその優しさが此奴らに罪を重ねさせるんだ。 そこを退いてくれないか、さもないと!」
闇に魅入られた男を能力で裁こうとする真希。 精神感応の力で男の心の弱い部分に触れていた愛は、それを止めようとした。
自らが盾となって、男の命を救おうとした愛に裁きを加えようとする真希。
愛を包む深く暗い思念、心臓を誰かに鷲づかみにされたような感覚、死を覚悟した。
不意に消えた圧迫感、目から血を流し倒れている真希、そして…
あの時私は此処には居なかった、でも… 高橋愛が現れたことで後藤さんの居場所を奪ってしまった、高橋愛が後藤真希の世界を壊してしまった…
闇の中地上を睥睨するかのようにそびえ立つ高層ビル群を縫うように飛ぶジェットストライカー。
その内の一棟の壁面を機銃掃射で破壊して内部に侵入する「A」。
情報端末のケーブルを引き抜き、自分の首筋の端子に直結して情報を索る、やがて冷笑が浮かび…「ふん、そういうことか」
街の人々に監視されていることに気付いたリサコは、走って振り切ろうとしたが無様に転んでしまう。
リミッター無しに学園の外に出たことを咎められるリサコ。
謝罪してその場を離れようとするが、人々の強圧的な物腰に脅えて、念動力を発動させてしまう。
大型トラックに轢かれたかのように吹っ飛ぶ人間。
怯えた人々が包囲を緩めた隙をついて学園に逃げ込んだ。
気が付けばそこは裁きの女神の像の前だった。
走って息も絶え絶えなリサコの前に後藤真希が現れた。 怯えを隠しきれないリサコに対して真希は… 「可哀想にね」
138 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/12(金) 12:45:04.29 0
後藤の慈愛の籠った声に安堵の息を洩らすリサコ。
…人が生きていくことは罪を重ねていくことに他ならない。殊に特別なチカラを持つ者は…。
「アタシが救ってあげる、罪深き生からキミを解放してあげる」
真希の真意が判ったリサコは発動した念動力で立ち向かおうとするが、敢え無く跳ね返されてしまう。
リサコの目に映る盾を持った戦士の姿。
真希は自分の念動力で具現化した戦神オーディーンの姿を認識したリサコの資質を賞賛する、並の能力者には見えなかっただろう、と。
「そんなチカラを持った人間を野放しにしておくことは出来ないね…グングニル」
逃げようとするリサコの足を強力な衝撃波が貫く。
倒れ伏したリサコの目に映ったのは駆けつけた愛の姿だった。
真希に喫茶店で見つけたもの、仮想経験した記憶のことを話す愛。
そして高橋愛が後藤真希の世界を壊してしまったことへの謝意を告げたが…
「愛ちゃんはバカだね。 そんなことを気にしてるの。 アタシの世界を壊したのはアンタなんかじゃない。 それはアタシ自身。
いや壊したんじゃない、アタシ自身が手放してしまったのさ」
愛は真希に罪を犯した能力者を裁くことを止めるように懇願する、彼らだって苦しんでいるのだからと。 だが、真希は…
「苦しんでいるからこそ、アタシが助けてあげたんだよ。アタシが助けてあげた人間はもう罪を犯すことはない、苦しむことも無い」
「違う、確かに人は罪を重ねながら生きていく生き物なのかもしれん。
でも、それでも人は人を救うことが出来る。
人を救って、救われて、そこに生まれる喜びがある。 あなたがそれを否定するなら、私は…あなたを倒します」
「いい目になったね……デス」
…人が生きていくことは罪を重ねていくことに他ならない。殊に特別なチカラを持つ者は…。
「アタシが救ってあげる、罪深き生からキミを解放してあげる」
真希の真意が判ったリサコは発動した念動力で立ち向かおうとするが、敢え無く跳ね返されてしまう。
リサコの目に映る盾を持った戦士の姿。
真希は自分の念動力で具現化した戦神オーディーンの姿を認識したリサコの資質を賞賛する、並の能力者には見えなかっただろう、と。
「そんなチカラを持った人間を野放しにしておくことは出来ないね…グングニル」
逃げようとするリサコの足を強力な衝撃波が貫く。
倒れ伏したリサコの目に映ったのは駆けつけた愛の姿だった。
真希に喫茶店で見つけたもの、仮想経験した記憶のことを話す愛。
そして高橋愛が後藤真希の世界を壊してしまったことへの謝意を告げたが…
「愛ちゃんはバカだね。 そんなことを気にしてるの。 アタシの世界を壊したのはアンタなんかじゃない。 それはアタシ自身。
いや壊したんじゃない、アタシ自身が手放してしまったのさ」
愛は真希に罪を犯した能力者を裁くことを止めるように懇願する、彼らだって苦しんでいるのだからと。 だが、真希は…
「苦しんでいるからこそ、アタシが助けてあげたんだよ。アタシが助けてあげた人間はもう罪を犯すことはない、苦しむことも無い」
「違う、確かに人は罪を重ねながら生きていく生き物なのかもしれん。
でも、それでも人は人を救うことが出来る。
人を救って、救われて、そこに生まれる喜びがある。 あなたがそれを否定するなら、私は…あなたを倒します」
「いい目になったね……デス」
139 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/12(金) 12:45:46.08 0
真希の髪が逆巻いた。
闇より深い影が沸き立ち巨大な処刑鎌を手にした死神を形作る。
死神の形を与えられた念動力が愛に襲う。 瞬間移動で攻撃を回避する愛。
鎌の軌跡は愛のいた空間を根こそぎ引き裂く。 悲鳴を上げる空気、崩れる大地。
息もつかせず立て続けに攻撃を加える真希。
リサコを守りながら戦う愛は、直撃こそ免れているものの段々傷ついていく。
意を決して放った光も避けられてしまう。
発動までのタイムラグが原因だと察知した愛は、真希の懐に飛び込んでの零距離攻撃を決意する。
…瞬間移動とフォトン・マニピュレート。
異なる能力の連続発動に失敗すれば命は無いけど、やるしかない。
最大限の力で跳躍してリサコを安全な場所に降ろした愛は、残った力を振り絞って真希の至近距離に跳び、拳を突き出す、放たれる光。
真希は愛の攻撃を避けず、抱きしめるように受け止めた。
思わず息を呑む愛。
「…愛ちゃんの言ったことは正しいよ。 でも光に恋い焦がれながら闇の中でしか生きていけない人間もいる、アタシみたいに」
「後藤さん!!」
愛に真希の意識が流れ込んできた、が、それはすぐに途絶えた。
気づけば常闇の世界に光が差し込み始めていた。
太陽の光が照らす世界、そこは形あるものは全てが破壊しつくされていた。
動くものも無い。
その光景に衝撃を受ける愛。
闇より深い影が沸き立ち巨大な処刑鎌を手にした死神を形作る。
死神の形を与えられた念動力が愛に襲う。 瞬間移動で攻撃を回避する愛。
鎌の軌跡は愛のいた空間を根こそぎ引き裂く。 悲鳴を上げる空気、崩れる大地。
息もつかせず立て続けに攻撃を加える真希。
リサコを守りながら戦う愛は、直撃こそ免れているものの段々傷ついていく。
意を決して放った光も避けられてしまう。
発動までのタイムラグが原因だと察知した愛は、真希の懐に飛び込んでの零距離攻撃を決意する。
…瞬間移動とフォトン・マニピュレート。
異なる能力の連続発動に失敗すれば命は無いけど、やるしかない。
最大限の力で跳躍してリサコを安全な場所に降ろした愛は、残った力を振り絞って真希の至近距離に跳び、拳を突き出す、放たれる光。
真希は愛の攻撃を避けず、抱きしめるように受け止めた。
思わず息を呑む愛。
「…愛ちゃんの言ったことは正しいよ。 でも光に恋い焦がれながら闇の中でしか生きていけない人間もいる、アタシみたいに」
「後藤さん!!」
愛に真希の意識が流れ込んできた、が、それはすぐに途絶えた。
気づけば常闇の世界に光が差し込み始めていた。
太陽の光が照らす世界、そこは形あるものは全てが破壊しつくされていた。
動くものも無い。
その光景に衝撃を受ける愛。
140 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/12(金) 12:46:30.33 0
…これは私がやったことなんか。 私がこの世界を壊してしまったの?
立ち尽くす愛の耳に、瓦礫を踏みしめる足音が響いた。
「もう行くぞ。 この世界は終わってしまった」 「A」が押し殺した声で告げる。
愛はリサコや学校に居た人、街の人々を助けなければと訴えるが…
「この世界にはもう誰も居ない、お前と私以外は」
イヤイヤと首を振り拒絶するが…
「お前は人間の心は見ることは出来ても、私の思考回路に感応する事は出来ないだろう。
だから、私の言うことが真実かどうかはお前自身で判断するしかない。 もしお前が自分の世界を救いたければ今すぐこの世界から抜け出すんだ。 さもないと…」
崩壊しつつある世界を眼下に飛行するジェットストライカー。
操縦席に「A」と愛の姿があった。
インカム越しに「A」が、自分の知りえた事実を愛に話している。
…世界は後藤真希の手によって一度は崩壊していたこと。
だが後藤真希のチカラによって、常夜の世界として再構築されていたということ。
立ち尽くす愛の耳に、瓦礫を踏みしめる足音が響いた。
「もう行くぞ。 この世界は終わってしまった」 「A」が押し殺した声で告げる。
愛はリサコや学校に居た人、街の人々を助けなければと訴えるが…
「この世界にはもう誰も居ない、お前と私以外は」
イヤイヤと首を振り拒絶するが…
「お前は人間の心は見ることは出来ても、私の思考回路に感応する事は出来ないだろう。
だから、私の言うことが真実かどうかはお前自身で判断するしかない。 もしお前が自分の世界を救いたければ今すぐこの世界から抜け出すんだ。 さもないと…」
崩壊しつつある世界を眼下に飛行するジェットストライカー。
操縦席に「A」と愛の姿があった。
インカム越しに「A」が、自分の知りえた事実を愛に話している。
…世界は後藤真希の手によって一度は崩壊していたこと。
だが後藤真希のチカラによって、常夜の世界として再構築されていたということ。
141 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/12(金) 12:47:11.82 0
「あの女は死病に冒されていた。 死期が近づいた時あの女は思い立った。 自分の人生を、因縁のある高橋愛という存在に締めくくらせようとな。
あの女にとっては、それが救いだった。
だからお前を、幾つもの世界を旅するお前を呼び寄せる為に常夜の世界を作ったんだ。
自分の手で一度は滅ぼした世界を再建し、命を奪った人間を蘇らせて…」
「…違う」
愛の言葉に顔を僅かに歪める「A」。 何が違うんだと問い掛けるが、愛は答えなかった。
…あの人は自分の滅びに救いを求めるような人なんかじゃなかった。 あの人は、ただ、ただ…。
愛は真希の最後の言葉を思い出す、それは愛の心に直接流れ込んできた真希の思い。
…愛ちゃんはかわいいねぇ…
愛の頬を涙が伝う。
それを見咎めた「A」は…
「お前は自分の命を奪おうとした者の為に涙を流すのか?」 暫しの沈黙の後で愛が言った。
「あんたにはこの思いは絶対判らない」と。
冷笑する「A」。
「この私に判らないだと、そんな筈がない。 確かに今は渾然としているが、情報が整理されれ次第、絶対に解いてみ…」
一瞬動きがフリーズした。
ジェットストライカーは加速し、やがて光点となり新たな世界へと飛んでいく。
あの女にとっては、それが救いだった。
だからお前を、幾つもの世界を旅するお前を呼び寄せる為に常夜の世界を作ったんだ。
自分の手で一度は滅ぼした世界を再建し、命を奪った人間を蘇らせて…」
「…違う」
愛の言葉に顔を僅かに歪める「A」。 何が違うんだと問い掛けるが、愛は答えなかった。
…あの人は自分の滅びに救いを求めるような人なんかじゃなかった。 あの人は、ただ、ただ…。
愛は真希の最後の言葉を思い出す、それは愛の心に直接流れ込んできた真希の思い。
…愛ちゃんはかわいいねぇ…
愛の頬を涙が伝う。
それを見咎めた「A」は…
「お前は自分の命を奪おうとした者の為に涙を流すのか?」 暫しの沈黙の後で愛が言った。
「あんたにはこの思いは絶対判らない」と。
冷笑する「A」。
「この私に判らないだと、そんな筈がない。 確かに今は渾然としているが、情報が整理されれ次第、絶対に解いてみ…」
一瞬動きがフリーズした。
ジェットストライカーは加速し、やがて光点となり新たな世界へと飛んでいく。
142 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/12(金) 12:47:53.73 0
三十程度のデスクがあるオフィス。
三分の一程度のデスクで社員がパソコンに向かっている。
その内の一人、平凡そうなサラリーマンが眺めている画面に、ジェットストライカーが映っている。
パソコンを操作してスペックを表示すると、溜息混じりにデスクを立ち上司の元に。
タイムカードを押して早退した彼が電車に揺られて向かった先は、今にも崩れ落ちそうなあばら家の前。
カマボコ板にマジックで住人の名が書かれていた、『石川』と。
――続く――
【次回予告】
愛はTVレポーター、ラブリー高橋として一軒の家を訪れた。その家の住人、石川梨華は朗らかで気立てのいい女性だったが、ストーカーに付きまとわれていた。
「A」と二人でストーカーらしき人物を捕まえた愛だったが、逆に噛み付かれてしまう。
「やいやい、お前、俺のR様に何をした、いや、むしろR様に何をされた、どんなお仕置きを受けたんだ」
モーング戦隊リゾナンターR 第14話「Avenger ―全てのRを消去せよ―」
世界を繋いでRを守れ!!
三分の一程度のデスクで社員がパソコンに向かっている。
その内の一人、平凡そうなサラリーマンが眺めている画面に、ジェットストライカーが映っている。
パソコンを操作してスペックを表示すると、溜息混じりにデスクを立ち上司の元に。
タイムカードを押して早退した彼が電車に揺られて向かった先は、今にも崩れ落ちそうなあばら家の前。
カマボコ板にマジックで住人の名が書かれていた、『石川』と。
――続く――
【次回予告】
愛はTVレポーター、ラブリー高橋として一軒の家を訪れた。その家の住人、石川梨華は朗らかで気立てのいい女性だったが、ストーカーに付きまとわれていた。
「A」と二人でストーカーらしき人物を捕まえた愛だったが、逆に噛み付かれてしまう。
「やいやい、お前、俺のR様に何をした、いや、むしろR様に何をされた、どんなお仕置きを受けたんだ」
モーング戦隊リゾナンターR 第14話「Avenger ―全てのRを消去せよ―」
世界を繋いでRを守れ!!
143 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/12(金) 12:48:39.99 0
144 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/12(金) 12:59:37.73 0
>>143
切ないけれど…素晴らしいリゾナントでした
今回も印象的な作品だった『常夜を引き裂く照空灯』他見事に取り込んで構築されてますね
後藤さんに何かしらの救いがあったことを祈りたいです
このシリーズは過去作品を思い出せるという点でも本当におもしろいです
繋がっていく世界の終点にあるもの…楽しみにしています
切ないけれど…素晴らしいリゾナントでした
今回も印象的な作品だった『常夜を引き裂く照空灯』他見事に取り込んで構築されてますね
後藤さんに何かしらの救いがあったことを祈りたいです
このシリーズは過去作品を思い出せるという点でも本当におもしろいです
繋がっていく世界の終点にあるもの…楽しみにしています
145 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/12(金) 13:01:58.50 0
>>143
うお!次もたのしみだ!
うお!次もたのしみだ!
146 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/12(金) 14:19:39.39 O
何話まであるんだろ
アイディアがよく尽きないなー
アイディアがよく尽きないなー
147 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/12(金) 15:27:26.92 0
次は「俺」の世界か
Aの動向も「絶対解ける問題」シリーズとつながってるみたいやね
どんな結末を迎えるのか楽しみ
Aの動向も「絶対解ける問題」シリーズとつながってるみたいやね
どんな結末を迎えるのか楽しみ
148 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/12(金) 17:33:40.62 0
リサコちゃんとお別れしたかったな
149 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/12(金) 17:46:38.49 O
リサコちゃん切ないよね
でもだからこそ一つの世界が消えてしまったっていう喪失感が伝わるなって思った
でもだからこそ一つの世界が消えてしまったっていう喪失感が伝わるなって思った
150 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/12(金) 19:31:50.39 0
よ、読んではいけない・・・
「おい、まだなのか?」「そう、あせらせるなって、俺様の腕を信じなさいよ」
都内の某場所で数人の男達が集まり、パソコン画面をじっとのぞきこんでいる。
その中の一人は絶えずカタカタとキーボードにうちこみ、あーあーと唸っている
その作業を見ている男たちも落ち着かない様子でいらいらとしていた
彼らはホゼナンターの情報収集部隊
ダークネスへの抵抗勢力であるホゼナンター所属の支援部隊の1つである
所属部員は主に情報操作、コンピュータ、心理分析に優れたモノたちである
その部隊は今、一つの大きな任務の山場を迎えていた。
「急げよ、奴らにみつかったらこれまでのことが全ておじゃんになるんだからな!」
キーボードを打ちこんでいる男はぶつぶつと独り言を言ってばかりで注意を聞いていない
「そう焦らせるなって。こいつの汗見ろよ。集中しているんだから気をそぐようなことすんなよ」
いらいらしている仲間をたしなめるようにリーダー各の男がフォローを入れる
「・・・それで、これで、どうだ!」
パソコンに向かっていた男がEnterキーを打ちこむと、それまでのプログラムを組んでいた画面が一気に変化した。
その画面を見た男たちは歓喜の雄叫びをあげた。
新たに出てきた画面には、次の文字が浮かんでいた
『Darkness main computer』
そう、彼らは先ほどからダークネスのメインコンピューターにハッキングしようとしていた。
何重にも覆いかぶさっていたロックを一つ一つ破っていき、彼らはついにメインコンピュータに侵入した。
「おい、まだなのか?」「そう、あせらせるなって、俺様の腕を信じなさいよ」
都内の某場所で数人の男達が集まり、パソコン画面をじっとのぞきこんでいる。
その中の一人は絶えずカタカタとキーボードにうちこみ、あーあーと唸っている
その作業を見ている男たちも落ち着かない様子でいらいらとしていた
彼らはホゼナンターの情報収集部隊
ダークネスへの抵抗勢力であるホゼナンター所属の支援部隊の1つである
所属部員は主に情報操作、コンピュータ、心理分析に優れたモノたちである
その部隊は今、一つの大きな任務の山場を迎えていた。
「急げよ、奴らにみつかったらこれまでのことが全ておじゃんになるんだからな!」
キーボードを打ちこんでいる男はぶつぶつと独り言を言ってばかりで注意を聞いていない
「そう焦らせるなって。こいつの汗見ろよ。集中しているんだから気をそぐようなことすんなよ」
いらいらしている仲間をたしなめるようにリーダー各の男がフォローを入れる
「・・・それで、これで、どうだ!」
パソコンに向かっていた男がEnterキーを打ちこむと、それまでのプログラムを組んでいた画面が一気に変化した。
その画面を見た男たちは歓喜の雄叫びをあげた。
新たに出てきた画面には、次の文字が浮かんでいた
『Darkness main computer』
そう、彼らは先ほどからダークネスのメインコンピューターにハッキングしようとしていた。
何重にも覆いかぶさっていたロックを一つ一つ破っていき、彼らはついにメインコンピュータに侵入した。
151 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/12(金) 19:32:51.35 0
「やりましたね、隊長!」
「うむ、みなのもの、御苦労。だが、気を抜くな。どこにシステムが潜んでいるか分からんからな」
リーダーが画面を覗き込みながら緊張の糸が切れないように注意を促した。
「どうやら、ここは・・・ダークネスの昔のデータバンクのようだな・・・」
「はい、そうですね。ところどころNとかAとかありますし、こっちにはニトロってありますね」
キーボードを打ちこんでいた男が画面を指差しながら説明し始めた。
「おそらく、これらは昔の武器貯蔵のデータと推測されます。
NとかAというのは人名でしょうか?FとかGというのもありますね・・・」
男は内部コンピュータにアクセスできないか試行錯誤しながら呟いている。
「隊長、ちょっと・・・」
「ん?何か見つけたのか?」
「いえ、一か所、簡単にダークネス内部のコンピュータと接続できそうなんですが、いかがしましょうか?」
パソコンに向かっている男が振り向きもせず隊長に問いかけた
「あっさり見つかるとは怪しいが…それが、我らの任務なわけだからな…
『虎穴に入らずんば虎児を得ず』だ。よし、そのエリアに侵入するんだ」
「了解しました…(カチカチッ)・・・ハ?な、何だ、これ?」
男から間の抜けた声が発せられた。その声を聞いて、他の隊員も一気に画面を覗き込んだ
「なんでこんなものが・・・」
「ここは・・・ダークネス内のもの・・・ですよね・・・」
「簡単に繋がるのは納得だが…案外オープンな組織・・・では、ない、よな?」
隊長は唖然として何も言えず、ただ茫然として画面を見ていた
それは誰がどう見ても『ブログ』以外の何物でもなかった
誰とも言えずぽつりと呟いた
「・・・『のんピース』」
「うむ、みなのもの、御苦労。だが、気を抜くな。どこにシステムが潜んでいるか分からんからな」
リーダーが画面を覗き込みながら緊張の糸が切れないように注意を促した。
「どうやら、ここは・・・ダークネスの昔のデータバンクのようだな・・・」
「はい、そうですね。ところどころNとかAとかありますし、こっちにはニトロってありますね」
キーボードを打ちこんでいた男が画面を指差しながら説明し始めた。
「おそらく、これらは昔の武器貯蔵のデータと推測されます。
NとかAというのは人名でしょうか?FとかGというのもありますね・・・」
男は内部コンピュータにアクセスできないか試行錯誤しながら呟いている。
「隊長、ちょっと・・・」
「ん?何か見つけたのか?」
「いえ、一か所、簡単にダークネス内部のコンピュータと接続できそうなんですが、いかがしましょうか?」
パソコンに向かっている男が振り向きもせず隊長に問いかけた
「あっさり見つかるとは怪しいが…それが、我らの任務なわけだからな…
『虎穴に入らずんば虎児を得ず』だ。よし、そのエリアに侵入するんだ」
「了解しました…(カチカチッ)・・・ハ?な、何だ、これ?」
男から間の抜けた声が発せられた。その声を聞いて、他の隊員も一気に画面を覗き込んだ
「なんでこんなものが・・・」
「ここは・・・ダークネス内のもの・・・ですよね・・・」
「簡単に繋がるのは納得だが…案外オープンな組織・・・では、ない、よな?」
隊長は唖然として何も言えず、ただ茫然として画面を見ていた
それは誰がどう見ても『ブログ』以外の何物でもなかった
誰とも言えずぽつりと呟いた
「・・・『のんピース』」
152 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/12(金) 19:34:04.25 0
隊長がハッキングを担当した隊員に改めて確認を求めた
「お前・・・ダークネスのコンピュータにハッキングしたんだよな?間違いないよな?」
若干冷や汗をかきながら、何度もプログラムを確認しながら男は答えた
「まちがいないんですけど・・・おかしいな?なんでだ?」
カタカタ絶えず指を動かしても、画面に移ったブログはダークネス内部のものという事実は変わらなかった
「いや、でも、これも内部のモノということは、何か情報あるかもしれませんよ」
後ろから覗き込んでいた隊員が率直な意見を述べた
「一応、機密情報のはずですし、個人情報で癖とかわかるかもしれないじゃないですか!」
「ま~そう言ってしまえば、そうなるが・・・」
隊長は頭をかいているが、戸惑いを隠せない様子だった。
「これは、1か月前の日記ですかね…過去のデータというか日記もあるんじゃないか?
ちょっと調べてみてくれ」
「あ、はい、わかりました・・・・」カタカタ「・・・確かにありますね」
そこには今から数年前の日記が表示されていた
「 『ぶたま~ん』
今日もボスに怒られた。任務行く途中にコンビニでお菓子買うなって
お腹すいたんだもん!!ブーブー
でも、おいしかったな~ぶたまんさん
そういえば、スーツのなかにケチャップの袋入れっぱなしにしちゃった
ガキさんのスーツを借りて使っていたから後でしっかり言っておこうっと」
「お前・・・ダークネスのコンピュータにハッキングしたんだよな?間違いないよな?」
若干冷や汗をかきながら、何度もプログラムを確認しながら男は答えた
「まちがいないんですけど・・・おかしいな?なんでだ?」
カタカタ絶えず指を動かしても、画面に移ったブログはダークネス内部のものという事実は変わらなかった
「いや、でも、これも内部のモノということは、何か情報あるかもしれませんよ」
後ろから覗き込んでいた隊員が率直な意見を述べた
「一応、機密情報のはずですし、個人情報で癖とかわかるかもしれないじゃないですか!」
「ま~そう言ってしまえば、そうなるが・・・」
隊長は頭をかいているが、戸惑いを隠せない様子だった。
「これは、1か月前の日記ですかね…過去のデータというか日記もあるんじゃないか?
ちょっと調べてみてくれ」
「あ、はい、わかりました・・・・」カタカタ「・・・確かにありますね」
そこには今から数年前の日記が表示されていた
「 『ぶたま~ん』
今日もボスに怒られた。任務行く途中にコンビニでお菓子買うなって
お腹すいたんだもん!!ブーブー
でも、おいしかったな~ぶたまんさん
そういえば、スーツのなかにケチャップの袋入れっぱなしにしちゃった
ガキさんのスーツを借りて使っていたから後でしっかり言っておこうっと」
153 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/12(金) 19:35:18.40 0
隊員たちはその内容の幼稚さにも愕然としてしまった
「こんなこと、日記に書くなよって感じですよね…」
「任務途中にコンビニって遠足かよ」
「こんな奴らに俺たちは手こずっているのか?」
隊員の口から出るのはあきれ返ったことを告げる言葉のみだ
「で、でも、最新の日記とかは、何かわかるかもしれませんよ、ほ、ほら」
しかし、そこに表示される記事もたいした情報は載っておらず、個人的にハマっているものを紹介しているだけであった
「・・・よし、他の所に至急ハッキングしろ」
隊長が見切りをつけた。自分を落ちつけさせようと部屋の窓を開けて空気の入れ替えを行おうと立ち上がった。
「あれ?ちょっと待ってください!ここ!見てください」
ハッキング作業を担当する隊員が何かを見つけ、デスクトップを指差している
慌てて隊員全員が画面を食い入るように見つめた
画面の右はじに「今日のお仕事?」の文字があった
「お仕事?ってことは、こいつの任務報告ってことだよな?」
「この『辻』というものがどのランクかはわからんが、これは大きな情報じゃないか!でかした!!」
隊員に再び、活気がわき上がる
「隊長、それでは、早速、このページに飛びますよ」
「うむ、よし、お前ら、全員見るんだ」
隊員が改めて、パソコンに近づいた
飛んだ先のページには動画を見れるシステムが1つ用意されていただけだった
「あれ?おかしいな?文字じゃないのか?あんだけ日記を書いていたのに」
ちょっと不思議がる隊員達であったが、自然に動画が流れ始めた
「こんなこと、日記に書くなよって感じですよね…」
「任務途中にコンビニって遠足かよ」
「こんな奴らに俺たちは手こずっているのか?」
隊員の口から出るのはあきれ返ったことを告げる言葉のみだ
「で、でも、最新の日記とかは、何かわかるかもしれませんよ、ほ、ほら」
しかし、そこに表示される記事もたいした情報は載っておらず、個人的にハマっているものを紹介しているだけであった
「・・・よし、他の所に至急ハッキングしろ」
隊長が見切りをつけた。自分を落ちつけさせようと部屋の窓を開けて空気の入れ替えを行おうと立ち上がった。
「あれ?ちょっと待ってください!ここ!見てください」
ハッキング作業を担当する隊員が何かを見つけ、デスクトップを指差している
慌てて隊員全員が画面を食い入るように見つめた
画面の右はじに「今日のお仕事?」の文字があった
「お仕事?ってことは、こいつの任務報告ってことだよな?」
「この『辻』というものがどのランクかはわからんが、これは大きな情報じゃないか!でかした!!」
隊員に再び、活気がわき上がる
「隊長、それでは、早速、このページに飛びますよ」
「うむ、よし、お前ら、全員見るんだ」
隊員が改めて、パソコンに近づいた
飛んだ先のページには動画を見れるシステムが1つ用意されていただけだった
「あれ?おかしいな?文字じゃないのか?あんだけ日記を書いていたのに」
ちょっと不思議がる隊員達であったが、自然に動画が流れ始めた
154 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/12(金) 19:36:16.20 0
そこに現れたのは小柄な女性であった。髪色は茶髪で、目が大きくクリっとしていてかわいらしい
「これがこのブログの書き手の『辻』か?」「けっこうかわいいじゃん」
隊長はどこかでみたことのあるような気がしたが思い出せなかった
動画の女性が話しかけ始めた
「こんにちは!『今日の任務』を見ているあなたにお仕事するよ~」
妙にゆっくりした口調もその声もどこかで聞きおぼえがある(誰だっけ?)
女性は一回すぅっと息を吸い込んで語りかけてきた
「『この動画を見たり、記事を読んだり、私の声を聞いた人の周囲から空気が消失する』」
その途端隊員たちは喉をおさえて苦しみ始めた。声を出そうとしても声が出て来ない。
隊員達は息が出来なくなり、喉をかきむしりながら、もがき始めた
ある者は床に倒れ込み、また別の者は口から泡沫状の泡を吹いている
隊長はそんな隊員の様子と自身の苦しみから女の正体を思い出した
(あ、安倍なつみだ・・・・て、天使の『言霊』か・・・)
意識が薄れゆく中でもパソコンから流れてくる音声は鮮明に聴こえていた
「『そして、私のこの動画が流れたパソコンや接続機器はデータが完全になくなり、爆発する』」
(そ、そんな、わ、われわれの苦労が・・・)
隊長をはじめとする男達の意識はそこで途絶えた
その女性―安倍なつみの無慈悲な笑顔は隊員たちの永遠の眠りを見守る形となった。
それからしばらくして、隊員達を追うかのようにパソコンがボンと音をあげ炎上した。
「これがこのブログの書き手の『辻』か?」「けっこうかわいいじゃん」
隊長はどこかでみたことのあるような気がしたが思い出せなかった
動画の女性が話しかけ始めた
「こんにちは!『今日の任務』を見ているあなたにお仕事するよ~」
妙にゆっくりした口調もその声もどこかで聞きおぼえがある(誰だっけ?)
女性は一回すぅっと息を吸い込んで語りかけてきた
「『この動画を見たり、記事を読んだり、私の声を聞いた人の周囲から空気が消失する』」
その途端隊員たちは喉をおさえて苦しみ始めた。声を出そうとしても声が出て来ない。
隊員達は息が出来なくなり、喉をかきむしりながら、もがき始めた
ある者は床に倒れ込み、また別の者は口から泡沫状の泡を吹いている
隊長はそんな隊員の様子と自身の苦しみから女の正体を思い出した
(あ、安倍なつみだ・・・・て、天使の『言霊』か・・・)
意識が薄れゆく中でもパソコンから流れてくる音声は鮮明に聴こえていた
「『そして、私のこの動画が流れたパソコンや接続機器はデータが完全になくなり、爆発する』」
(そ、そんな、わ、われわれの苦労が・・・)
隊長をはじめとする男達の意識はそこで途絶えた
その女性―安倍なつみの無慈悲な笑顔は隊員たちの永遠の眠りを見守る形となった。
それからしばらくして、隊員達を追うかのようにパソコンがボンと音をあげ炎上した。
155 : motor[] 投稿日:2010/03/12(金) 19:37:57.83 0
>>150-154「motor virus」です。(分類ダークネス OG1-3)
・・・なんか変だ。苦しいぞ・・・息が・・・
も、もしかして、お、俺も?『言霊』に?これを書いたから?
う、嘘だろ?い、イヤダ…ウグッ、クゥァハァ
せ、せめて、犠牲者が増えないように、け、警告を・・・読んではいけない
・・・なんか変だ。苦しいぞ・・・息が・・・
も、もしかして、お、俺も?『言霊』に?これを書いたから?
う、嘘だろ?い、イヤダ…ウグッ、クゥァハァ
せ、せめて、犠牲者が増えないように、け、警告を・・・読んではいけない
156 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/12(金) 20:42:51.88 0
157 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/12(金) 21:30:43.84 0
158 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/12(金) 22:06:26.64 0
159 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/12(金) 23:19:29.21 0
俺は生きる!
161 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/13(土) 01:09:25.30 0
力作がいっぱいですなあ
162 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/13(土) 01:39:12.51 0
そろそろ2周年だぜ!!
163 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/13(土) 01:43:36.86 0
2周年動画とか期待していいのかな
164 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/13(土) 02:31:08.85 0
何か二周年の記念企画が欲しいところですね
165 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/13(土) 06:37:49.15 0
どうかな?40話では特に企画がまとまらなかったからね
166 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/13(土) 07:35:39.66 O
あとちょうど1ヶ月で丸2年ですね
167 : 名無し募集中。。。 [] 投稿日:2010/03/13(土) 10:27:17.65 0
( `.∀´)<ここで時間を止めようかしら
168 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/13(土) 11:25:10.13 0
よく続くなあ
169 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/13(土) 12:29:50.48 0
2周年記念でちょっと思いついたんですけど
かなしみ戦隊トリビュート企画という事で
かなしみ戦隊シリーズの次回予告を本編としてカバーし
リゾスレの作者さん達が書いてみるというのはいかがでしょう
そしてそれを纏めてアルバムに出来ればいい記念になると思うのですが
各作者さんの作風を活かしたかなしみ戦隊ってすごく面白そうだと思いません?
もちろん今まで書いた事のない方やかなしみさんご本人のセルフカバーも大歓迎ということで
かなしみさんのご了解が得られれば実現したいと思っています
いかがでしょうか?ご意見があれば是非
かなしみ戦隊トリビュート企画という事で
かなしみ戦隊シリーズの次回予告を本編としてカバーし
リゾスレの作者さん達が書いてみるというのはいかがでしょう
そしてそれを纏めてアルバムに出来ればいい記念になると思うのですが
各作者さんの作風を活かしたかなしみ戦隊ってすごく面白そうだと思いません?
もちろん今まで書いた事のない方やかなしみさんご本人のセルフカバーも大歓迎ということで
かなしみさんのご了解が得られれば実現したいと思っています
いかがでしょうか?ご意見があれば是非
170 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/13(土) 13:09:58.18 0
>>169
それはいいアイディアですね!
誰もが読みたいに違いないかなしみ戦隊本編が色んなリゾスレ作者の手で……なんともワクワクします
第一話からこのスレを支えてきたかなしみさんへのトリビュートというのも記念企画として素敵ですね
検討事項はいくつかありそうですけれどすごくいいと思います
何よりめっちゃ読みたい!
それはいいアイディアですね!
誰もが読みたいに違いないかなしみ戦隊本編が色んなリゾスレ作者の手で……なんともワクワクします
第一話からこのスレを支えてきたかなしみさんへのトリビュートというのも記念企画として素敵ですね
検討事項はいくつかありそうですけれどすごくいいと思います
何よりめっちゃ読みたい!
171 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/13(土) 14:10:32.83 0
時間とか何人の書き手が手を挙げるかとか課題はありそうですけど面白い企画ではあります
自分が参加できるかどうかは別としてい読んでみたいですね。
自分が参加できるかどうかは別としてい読んでみたいですね。
172 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/13(土) 16:01:25.31 0
色んな作者さんが参加してくれれば面白くなりそうですね
174 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/13(土) 17:41:06.66 0
これまでにも何人かの作家さんがかなしみさんの世界にリゾナントした作品は書いておられますよね
RとRの作者さんやぺっぱあさんやらないやいさんもかな?
作者の中には名無しをの立場で書きたい人もいるだろうしその辺をどう詰めるか
>>173
BGM付きかなしみ戦隊は物凄く見たいな
意外とコメディ路線の話になるかもしれませんが
RとRの作者さんやぺっぱあさんやらないやいさんもかな?
作者の中には名無しをの立場で書きたい人もいるだろうしその辺をどう詰めるか
>>173
BGM付きかなしみ戦隊は物凄く見たいな
意外とコメディ路線の話になるかもしれませんが
175 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/13(土) 19:49:11.71 0
2周年前に落ちるのは避けたい
176 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/13(土) 19:50:08.02 0
wktkして待ってます
177 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/13(土) 20:11:39.46 0
たまにしかこのスレ来ない俺は過去の作品あまりというかほとんど覚えてないんだけど・・
178 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/13(土) 20:18:41.96 0
179 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/13(土) 20:36:53.99 0
さて各人がバラバラに書いてもいいものか決め事をするべきなのか
かなしみさん本人の了承を得られるのか
企画の実施が決まったら細目はしたらばの方でやった方がいいのか
かなしみさん本人の了承を得られるのか
企画の実施が決まったら細目はしたらばの方でやった方がいいのか
180 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/13(土) 20:51:37.86 0
やるのであればしたらばにスレ立てさせてもらってある程度は話詰めるべきでしょうね
まずはかなしみさんのお返事があっての話ですけど
まずはかなしみさんのお返事があっての話ですけど
181 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/13(土) 21:53:03.20 0
かなしみシリーズは魅力的な作品多いからなあ
それがどうアレンジされるのか
それがどうアレンジされるのか
182 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/13(土) 22:13:29.85 0
記念として一個人のフィーチャーか
いまいち自分は賛同しかねるが何もしないよりはいいのかね
いまいち自分は賛同しかねるが何もしないよりはいいのかね
183 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/13(土) 22:21:51.66 0
別に一個人のフィーチャーにはならんでしょ
まあある意味かなしみさんをネタにさせていただく… 「お題」をいただくだけでね
それが逆に各作者さんの個性を浮き彫りにするんじゃないかな
まあある意味かなしみさんをネタにさせていただく… 「お題」をいただくだけでね
それが逆に各作者さんの個性を浮き彫りにするんじゃないかな
184 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/13(土) 22:51:37.55 0
自分も一個人のフィーチャーとは感じなかったです
「生け贄」と言われるとそうかもしれないとは思いますがw
ここの作者の皆さんは遠慮深い方ばかりですが自分の作風へのある種のプライドは絶対持っているはず
それが一つのお題の下に咲き乱れるのは見ものだと思います
その媒体としてかなしみ戦隊は最適だと個人的には感じます
「生け贄」と言われるとそうかもしれないとは思いますがw
ここの作者の皆さんは遠慮深い方ばかりですが自分の作風へのある種のプライドは絶対持っているはず
それが一つのお題の下に咲き乱れるのは見ものだと思います
その媒体としてかなしみ戦隊は最適だと個人的には感じます
185 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/13(土) 23:52:53.36 0
186 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/14(日) 00:18:10.67 0
それはそれとして
キャラ語りなんかもしてみたいかも
「このメンバーはこんな描写が印象に残ってる」とか
「こういう設定で読んでみたい」とか
キャラ語りなんかもしてみたいかも
「このメンバーはこんな描写が印象に残ってる」とか
「こういう設定で読んでみたい」とか
187 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/14(日) 00:22:54.94 0
それもいいですね
20話記念質問スレみたいなのをもう一回やってみるとか
20話以降から参加された住人さんも多いでしょうし
20話記念質問スレみたいなのをもう一回やってみるとか
20話以降から参加された住人さんも多いでしょうし
188 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/14(日) 00:42:38.05 0
189 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/14(日) 01:02:50.80 0
2周年までは4月に入ってからも2週間ほどあるんだぜ?w
まあ実際問題どれだけの作者さんが時間取れるかってのはあるよね
まあ実際問題どれだけの作者さんが時間取れるかってのはあるよね
190 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/14(日) 01:14:46.40 0
3月4月って会社忙しいんだけどw
コンサートも始まってくるからね
コンサートも始まってくるからね
191 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/14(日) 02:19:14.84 0
何だかんだ盛り上がってますなりゾスレさんは
192 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/14(日) 03:14:29.44 0
おやリゾ
193 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/14(日) 05:11:14.44 0
「頼む、わしの邪魔をせんでくれ」
砂埃の舞うゴミ溜めのような街の外れ、年老いた男の悲痛な叫びが響く。
拳銃を手にした老人は、歩数にして十足らずの隔たりの先にいる若い男二人に、凄まじく憎悪のこもった視線を向けている。
彼らの間に表情を失ったかのような女。
取り立てて目を引くような特徴はないというのが女の特徴だった。
その身なりは薄汚れていたが、容貌には高い理性が輝いていた。
闇色の気配を漂わせている。
「邪魔をするつもりはないわ。 好きにすればいい。
でもね、人を殺すってことは自分を殺すことでもあるのよ。 あなたにその覚悟があるの」
「構うものか!! そいつらが孫の命を奪ってから、私の娘は生きる屍も同然の状態だ。
娘だけじゃない。 私の時間もあの日のままでずっと止まったままだ。 …何がおかしいんだ」
女の貌にうっすらと笑みが浮かんだのを見咎めて老人が詰る。
「気を悪くしたのならごめんなさい。 でもね時間を止めることなんて誰にもできないわ。
たとえ神がいたとしても。 ましてこんなくだらない男たちに時間を止めることなんて」
「今でも胸が締め付けられるんだ。 あの時もしも私が車で迎えに出ていれば、娘たちはあんな事故に遭うことも無かった筈だと」
老人の悲痛な叫びを聞いた若い男達の一人が言葉を発した。
「いかれた爺さんがいきなり突っかかって来たと思ったら、そうかお前はあの時のガキの身内かよ。
お前の孫娘はよく跳んだぜ。 肌の色が黒いだけにまるでボーリングのボールを撥ね飛ばしたかと思ったぜ」
男の仲間が下卑た笑いで追従する。
男の言葉に老人は震える手を男達に向ける。
「爺さん、そんな震える手で銃の引き金が引けるのか。 ヘイヘイッ、心臓発作を起すんじゃねえぞ」
「頼む、わしの邪魔をせんでくれ」
砂埃の舞うゴミ溜めのような街の外れ、年老いた男の悲痛な叫びが響く。
拳銃を手にした老人は、歩数にして十足らずの隔たりの先にいる若い男二人に、凄まじく憎悪のこもった視線を向けている。
彼らの間に表情を失ったかのような女。
取り立てて目を引くような特徴はないというのが女の特徴だった。
その身なりは薄汚れていたが、容貌には高い理性が輝いていた。
闇色の気配を漂わせている。
「邪魔をするつもりはないわ。 好きにすればいい。
でもね、人を殺すってことは自分を殺すことでもあるのよ。 あなたにその覚悟があるの」
「構うものか!! そいつらが孫の命を奪ってから、私の娘は生きる屍も同然の状態だ。
娘だけじゃない。 私の時間もあの日のままでずっと止まったままだ。 …何がおかしいんだ」
女の貌にうっすらと笑みが浮かんだのを見咎めて老人が詰る。
「気を悪くしたのならごめんなさい。 でもね時間を止めることなんて誰にもできないわ。
たとえ神がいたとしても。 ましてこんなくだらない男たちに時間を止めることなんて」
「今でも胸が締め付けられるんだ。 あの時もしも私が車で迎えに出ていれば、娘たちはあんな事故に遭うことも無かった筈だと」
老人の悲痛な叫びを聞いた若い男達の一人が言葉を発した。
「いかれた爺さんがいきなり突っかかって来たと思ったら、そうかお前はあの時のガキの身内かよ。
お前の孫娘はよく跳んだぜ。 肌の色が黒いだけにまるでボーリングのボールを撥ね飛ばしたかと思ったぜ」
男の仲間が下卑た笑いで追従する。
男の言葉に老人は震える手を男達に向ける。
「爺さん、そんな震える手で銃の引き金が引けるのか。 ヘイヘイッ、心臓発作を起すんじゃねえぞ」
194 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/14(日) 05:12:00.56 0
老人が激した様子で銃の引き金を引くが、銃声は響かない。
いつのまにか老人に歩み寄っていた女が銃の遊底部を握ってしまったからだ。
「放せ、放してくれ」
「時は動いているじゃない。
あなたは悲しみで気付かなかっただけ。
流れるというにはあまりにも緩やかにだけど。
砂時計の砂を一粒一粒積み重ねていくようにゆっくりと動き続けていた。
あなたは残された家族と今日まで懸命に同じ時間を過ごしてきたんじゃないの。
今あなたがしようとしてることは、その時間を壊してしまうことなのよ」
「それはっ」
「いいからあなたはお帰りなさい、あなたを待っている家族の元に」
女は男に手を差し伸べる。
「それは私が預かっておくから。」
男は小さく首を振っていたが、やがてうなだれると、拳銃を女に差し出した。
「そいつらはどうなるんだ」
「私がさっき言ったでしょう。
人を殺すっていうことは自分を殺すということだって。
こいつらはもう終わってるわ、人として」
「し、しかし」
「いいから行きなさい」
その場を去りがたそうにしていた老人だったが、女の眼差しに促されるようにして、踵を返し立ち去っていく。
一瞬の静寂を打ち破ったのは若い男の声だった。
老人が激した様子で銃の引き金を引くが、銃声は響かない。
いつのまにか老人に歩み寄っていた女が銃の遊底部を握ってしまったからだ。
「放せ、放してくれ」
「時は動いているじゃない。
あなたは悲しみで気付かなかっただけ。
流れるというにはあまりにも緩やかにだけど。
砂時計の砂を一粒一粒積み重ねていくようにゆっくりと動き続けていた。
あなたは残された家族と今日まで懸命に同じ時間を過ごしてきたんじゃないの。
今あなたがしようとしてることは、その時間を壊してしまうことなのよ」
「それはっ」
「いいからあなたはお帰りなさい、あなたを待っている家族の元に」
女は男に手を差し伸べる。
「それは私が預かっておくから。」
男は小さく首を振っていたが、やがてうなだれると、拳銃を女に差し出した。
「そいつらはどうなるんだ」
「私がさっき言ったでしょう。
人を殺すっていうことは自分を殺すということだって。
こいつらはもう終わってるわ、人として」
「し、しかし」
「いいから行きなさい」
その場を去りがたそうにしていた老人だったが、女の眼差しに促されるようにして、踵を返し立ち去っていく。
一瞬の静寂を打ち破ったのは若い男の声だった。
195 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/14(日) 05:12:43.85 0
「とりあえず礼は言っとくぜ」
女は汚いものを見る目つきで若い男を一瞥するが、愚かな男はその視線に気づかない。
「ただ、あの爺さんは逃がすわけにはいかないけどな。
折角俺の親父が揉み消した事故のことを、今さら蒸し返して貰っちゃ困るしな。」
男の手には鈍く光る拳銃が。
老人から女の手に渡った拳銃よりも大型だ。
「行かせないわよ」
「けっ、何ぬかしてやがる。 この銃が見えないのかよ。 いいからそこをどけっ。」
銃口で女を威嚇する男に仲間が囁く。
「なあ、この女薄汚れた格好してるけどよく見りゃルーシー・リューに似てねえか」
「同じアジア系ってだけだろうがよ、ったく。 それでどうしたってんだよ」
「俺がチャーリーズエンジェルズのアレックス好きだってのはお前も知ってるだろ」
「知らねえよ、そんなこと。 大体エンジェルズで一人選ぶならドリュー・バリモアだろうが」
「いや、それもおかしいって。 キャメロンじゃねえの普通は」
自分たちの低俗さを女に平気で晒しながら話す男達。
拳銃を持った男が言った。
「で、ルーシー・リューに似てるから、どうなんだっていうの」
「その女、好きにさせてくれよ」
「ゲッ、こいつホームレスっぽいぜ。 身体も何日も洗ってなさそうだぜ」
「なあ頼むよ。 あの事故の時だって俺が身代わりになってやったじゃねえか」
「アホか。 あの時は俺の親父が署長に金を掴ませたからお前も二時間で無罪放免されただろうが」
銃を持ったリーダー格の男は、それでも一頻考えると下っ端の男に言った。
「とりあえず礼は言っとくぜ」
女は汚いものを見る目つきで若い男を一瞥するが、愚かな男はその視線に気づかない。
「ただ、あの爺さんは逃がすわけにはいかないけどな。
折角俺の親父が揉み消した事故のことを、今さら蒸し返して貰っちゃ困るしな。」
男の手には鈍く光る拳銃が。
老人から女の手に渡った拳銃よりも大型だ。
「行かせないわよ」
「けっ、何ぬかしてやがる。 この銃が見えないのかよ。 いいからそこをどけっ。」
銃口で女を威嚇する男に仲間が囁く。
「なあ、この女薄汚れた格好してるけどよく見りゃルーシー・リューに似てねえか」
「同じアジア系ってだけだろうがよ、ったく。 それでどうしたってんだよ」
「俺がチャーリーズエンジェルズのアレックス好きだってのはお前も知ってるだろ」
「知らねえよ、そんなこと。 大体エンジェルズで一人選ぶならドリュー・バリモアだろうが」
「いや、それもおかしいって。 キャメロンじゃねえの普通は」
自分たちの低俗さを女に平気で晒しながら話す男達。
拳銃を持った男が言った。
「で、ルーシー・リューに似てるから、どうなんだっていうの」
「その女、好きにさせてくれよ」
「ゲッ、こいつホームレスっぽいぜ。 身体も何日も洗ってなさそうだぜ」
「なあ頼むよ。 あの事故の時だって俺が身代わりになってやったじゃねえか」
「アホか。 あの時は俺の親父が署長に金を掴ませたからお前も二時間で無罪放免されただろうが」
銃を持ったリーダー格の男は、それでも一頻考えると下っ端の男に言った。
196 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/14(日) 05:13:33.58 0
「いいぜ。手早く済ませろよ」
歓声を上げる下っ端の男に笑いかけながら、女に告げる。
「まあ、そういうことなんでこいつの相手をしてもらおうか。 俺は遠慮しとくがね」
「お願いだから、人間の言葉で喋ってもらえないかしら。 この獣どもが、っていうと獣にあまりに失礼ね。
虫けら、滓、屑、産業廃棄物、クソ野郎。 どんな表現でもあなた達には勿体な過ぎるわね。」
「うるせえっ! さっさとその銃を地面に降ろして手を上げろ」
女は男の言葉に抗いもせず、老人から預かった銃を安全装置を確認したうえで地面に落とし、両手をゆっくりと上げていく。
「そうだ、大人しく言うことを聞いてれば、こいつが可愛がってくれ…」
男の言葉が滞ったのは、女が自分の胸の前に上げた手の中指を立てていたから。
「あなた達下等生物の観察もこれで終わりにさせてもらうわ」
「てめえっ」
激した男が銃の引き金を引く。
威嚇のつもりなのかその軌道は女から僅かに逸らしているようだ。
「時よ止まれ、闇色の輝きと共に…」
「いいぜ。手早く済ませろよ」
歓声を上げる下っ端の男に笑いかけながら、女に告げる。
「まあ、そういうことなんでこいつの相手をしてもらおうか。 俺は遠慮しとくがね」
「お願いだから、人間の言葉で喋ってもらえないかしら。 この獣どもが、っていうと獣にあまりに失礼ね。
虫けら、滓、屑、産業廃棄物、クソ野郎。 どんな表現でもあなた達には勿体な過ぎるわね。」
「うるせえっ! さっさとその銃を地面に降ろして手を上げろ」
女は男の言葉に抗いもせず、老人から預かった銃を安全装置を確認したうえで地面に落とし、両手をゆっくりと上げていく。
「そうだ、大人しく言うことを聞いてれば、こいつが可愛がってくれ…」
男の言葉が滞ったのは、女が自分の胸の前に上げた手の中指を立てていたから。
「あなた達下等生物の観察もこれで終わりにさせてもらうわ」
「てめえっ」
激した男が銃の引き金を引く。
威嚇のつもりなのかその軌道は女から僅かに逸らしているようだ。
「時よ止まれ、闇色の輝きと共に…」
197 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/14(日) 05:14:30.63 0
密度を増した闇が男たちの周囲にまとわりつく。
まるでコールタールに絡みつかれたように動きを止める男たち。
男の手にした銃の銃口から銃弾がその先端を覗かせたところで動きを止めている。
機関部から排出された硝煙も形を崩すことなく留まっている。
女は男たちの方に歩み寄っていく。
男たちに近づくにつれて、女の動きも緩慢なものに替わっていく。
その額に汗を見せながら、まるでパントマイムのようにゆっくりとした動きで男の手にした銃に触れる。
次にその傍らで動きを止めていたもう一人の下っ端の男の腕を掴み、その身体の位置を銃口の前に移動させた。
よほど体力を消耗したのか激しい息遣いをしながら、男たちから距離を取る女。
男たちから遠ざかるほどに、その動きは速くなる。
そして数メートル離れると地面に膝を付いた。
「…そして時は動き出す」
響く銃声、着弾する音、男の悲鳴、そして苦悶。
「てめえ、何をした」
「私は何もしてないわよ。 ご覧のとおり救いがたいおバカさんのあなたがバカな友達を間違って撃っただけ。
ただそれだけの、取るに足らないこと」
「ふざけるな、こいつは…」
「今ならまだ間に合うわ。 今すぐ911に連絡して救急車の手配をすれば、あなたのバカなお友達の命は助かるかもしれない。
そしてあなたはあなたのバカなお父さんにお願いして警察のバカ署長に手を回してもらえば、誤射ということで罪を免れられるかもしれない」
「やろう、殺してやる」
密度を増した闇が男たちの周囲にまとわりつく。
まるでコールタールに絡みつかれたように動きを止める男たち。
男の手にした銃の銃口から銃弾がその先端を覗かせたところで動きを止めている。
機関部から排出された硝煙も形を崩すことなく留まっている。
女は男たちの方に歩み寄っていく。
男たちに近づくにつれて、女の動きも緩慢なものに替わっていく。
その額に汗を見せながら、まるでパントマイムのようにゆっくりとした動きで男の手にした銃に触れる。
次にその傍らで動きを止めていたもう一人の下っ端の男の腕を掴み、その身体の位置を銃口の前に移動させた。
よほど体力を消耗したのか激しい息遣いをしながら、男たちから距離を取る女。
男たちから遠ざかるほどに、その動きは速くなる。
そして数メートル離れると地面に膝を付いた。
「…そして時は動き出す」
響く銃声、着弾する音、男の悲鳴、そして苦悶。
「てめえ、何をした」
「私は何もしてないわよ。 ご覧のとおり救いがたいおバカさんのあなたがバカな友達を間違って撃っただけ。
ただそれだけの、取るに足らないこと」
「ふざけるな、こいつは…」
「今ならまだ間に合うわ。 今すぐ911に連絡して救急車の手配をすれば、あなたのバカなお友達の命は助かるかもしれない。
そしてあなたはあなたのバカなお父さんにお願いして警察のバカ署長に手を回してもらえば、誤射ということで罪を免れられるかもしれない」
「やろう、殺してやる」
198 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/14(日) 05:15:23.01 0
男は引き金を引いた。
女のもう一つの能力“創造”によって銃口は銃弾よりも小さな口径に改造されていた。
行き場を塞がれた銃弾は銃身内で炸裂し、破壊された機関部は周囲に撒き散らされた。
銃を手にしていた男の絶叫が響く。
破損した銃の残骸の一部は女の方にも飛んできたが、女の前に輝いた光に吸い込まれるようにして消えていく。
それを目にして女の頬が僅かに歪む。
瀕死の男たちの息遣いが聞こえる。
そんな男たちを汚いものを見るような目付きで眺めていた女は声を上げる。
「ちょっといつまで見物してるつもり。 さっさと来なさいよ」
「ほいほーい」
その場にそぐわない暢気な声を出しながら、若い女が現れる。
凄惨なまでに美しいというのが、若い女の特長だろうか。
その手には紙袋が。
「行って来たよ~、お使い」
「まったく酒を買って来いっていったらどこまで出かけるんだか。 捜しに行こうとしてとんだトラブルに巻き込まれちゃったじゃないの」
「えへっ、圭ちゃんカッコよかったよ」
若い女から紙袋をひったくると、仲からウィスキーのボトルを取り出し開封しようとするがひどく手が震えて開けられない。
「ああ、もうっ」とボトルの先端を地面に叩きつけようとすると、若い女が取り上げて封を開け優しく手渡した。
「はいっ」
「最初からそうして渡しなさいよ」
男は引き金を引いた。
女のもう一つの能力“創造”によって銃口は銃弾よりも小さな口径に改造されていた。
行き場を塞がれた銃弾は銃身内で炸裂し、破壊された機関部は周囲に撒き散らされた。
銃を手にしていた男の絶叫が響く。
破損した銃の残骸の一部は女の方にも飛んできたが、女の前に輝いた光に吸い込まれるようにして消えていく。
それを目にして女の頬が僅かに歪む。
瀕死の男たちの息遣いが聞こえる。
そんな男たちを汚いものを見るような目付きで眺めていた女は声を上げる。
「ちょっといつまで見物してるつもり。 さっさと来なさいよ」
「ほいほーい」
その場にそぐわない暢気な声を出しながら、若い女が現れる。
凄惨なまでに美しいというのが、若い女の特長だろうか。
その手には紙袋が。
「行って来たよ~、お使い」
「まったく酒を買って来いっていったらどこまで出かけるんだか。 捜しに行こうとしてとんだトラブルに巻き込まれちゃったじゃないの」
「えへっ、圭ちゃんカッコよかったよ」
若い女から紙袋をひったくると、仲からウィスキーのボトルを取り出し開封しようとするがひどく手が震えて開けられない。
「ああ、もうっ」とボトルの先端を地面に叩きつけようとすると、若い女が取り上げて封を開け優しく手渡した。
「はいっ」
「最初からそうして渡しなさいよ」
199 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/14(日) 05:16:15.18 0
若い女は地面に座り込み強い酒をラッパ飲みにする年上の女に尋ねる。
「で、こいつらどうするの。 まだ息があるようだけど私が処分しとく?」
「止めておきなさい。 チカラの無駄遣いは。
どちらも即死ではないけれど、時間が1分経つほどに延命率が1パーセント下降していく。
この結界を解除せずに放置しておけば、親切な能力者が通りかかりでもしない限り時間が処理してくれるわ。
その時が来るまで精々苦しめばいいのよ」
その言葉を聞いた若い女は、「おお、怖っ」と全然恐れていない様子で肩をすくめる。
「じゃあ行こうか」 と酒に夢中な女に声をかける。
「そこに小さめの銃が落ちてるでしょ、拾っといて。 それとその男たちが乗ってた車のキーがある筈だから、それも回収しておいて」
若い女は言われたものを手にすると、年上の女に手を貸して男たちの車まで連れてゆく。
「さあっ」
「勿論あんたが運転するのよ。 私に飲酒運転させるつもり」
「えぇっ」
若い女は地面に座り込み強い酒をラッパ飲みにする年上の女に尋ねる。
「で、こいつらどうするの。 まだ息があるようだけど私が処分しとく?」
「止めておきなさい。 チカラの無駄遣いは。
どちらも即死ではないけれど、時間が1分経つほどに延命率が1パーセント下降していく。
この結界を解除せずに放置しておけば、親切な能力者が通りかかりでもしない限り時間が処理してくれるわ。
その時が来るまで精々苦しめばいいのよ」
その言葉を聞いた若い女は、「おお、怖っ」と全然恐れていない様子で肩をすくめる。
「じゃあ行こうか」 と酒に夢中な女に声をかける。
「そこに小さめの銃が落ちてるでしょ、拾っといて。 それとその男たちが乗ってた車のキーがある筈だから、それも回収しておいて」
若い女は言われたものを手にすると、年上の女に手を貸して男たちの車まで連れてゆく。
「さあっ」
「勿論あんたが運転するのよ。 私に飲酒運転させるつもり」
「えぇっ」
200 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/14(日) 05:17:16.37 0
車の後部座席で走り去る車外の光景を眺めながら、女は考えていた。
…全く何であんなことを言ったのかしら。
砂時計の砂を一粒一粒積み重ねていくようにゆっくりと動き続ける時間。
自分を師匠と慕うこの女と共に積み重ねていく時間の果てに何が待ち受けているのか。
それは私にも判らない、ただ…。
「とりあえず次の街に辿り着いたら、ガレージのあるモーテルを捜して。 そこでこの車から創造して売り飛ばすから」
そうしたら暫くのんびりとした時間が過ごせるだろうか。
「でもその前に頭を洗ってあげるね。 そんなクシャクシャ頭の人が私の師匠だなんて許せない」
「…遠慮しとくわ」
「着いたら起すから眠ってなよ」
能力を発動した疲労と酒の酔いが回ってきたのか、圭ちゃんと呼ばれた女の瞼は重たそうだ。
それでも暫くの間、その目はゴミ溜めのような街に舞う砂埃を捉えていたが、やがて固く閉ざされた。
車の後部座席で走り去る車外の光景を眺めながら、女は考えていた。
…全く何であんなことを言ったのかしら。
砂時計の砂を一粒一粒積み重ねていくようにゆっくりと動き続ける時間。
自分を師匠と慕うこの女と共に積み重ねていく時間の果てに何が待ち受けているのか。
それは私にも判らない、ただ…。
「とりあえず次の街に辿り着いたら、ガレージのあるモーテルを捜して。 そこでこの車から創造して売り飛ばすから」
そうしたら暫くのんびりとした時間が過ごせるだろうか。
「でもその前に頭を洗ってあげるね。 そんなクシャクシャ頭の人が私の師匠だなんて許せない」
「…遠慮しとくわ」
「着いたら起すから眠ってなよ」
能力を発動した疲労と酒の酔いが回ってきたのか、圭ちゃんと呼ばれた女の瞼は重たそうだ。
それでも暫くの間、その目はゴミ溜めのような街に舞う砂埃を捉えていたが、やがて固く閉ざされた。
201 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/14(日) 05:19:00.48 0
>>193-200
以上「時の砂」です。
いつもスレの為に時間を止めてくれる保田さんの為に心を込めて書きました。
あたら名作の世界を汚してしまったことをかなり反省はしています、が後悔はしてません
かなしみさんトリビュート実現の折には参加したいという希望はあります
以上「時の砂」です。
いつもスレの為に時間を止めてくれる保田さんの為に心を込めて書きました。
あたら名作の世界を汚してしまったことをかなり反省はしています、が後悔はしてません
かなしみさんトリビュート実現の折には参加したいという希望はあります
202 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/14(日) 06:49:03.89 0
面白かったぁ~!
こういう短編すごく好きです
老人の無念を晴らし、薄汚い産業廃棄物たちを裁く天使的存在かと思いきや
命を宙吊りにして立ち去るその様はまるで悪魔
ハードボイルドなラストといい凄く自分の好みでした
こういう短編すごく好きです
老人の無念を晴らし、薄汚い産業廃棄物たちを裁く天使的存在かと思いきや
命を宙吊りにして立ち去るその様はまるで悪魔
ハードボイルドなラストといい凄く自分の好みでした
203 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/14(日) 07:48:47.65 O
同じ世界で書いても作者さんで大きくカラーが変わるという例を見事に示していただいていますね時という存在への概念描写がいいですね
能力発動場面も"ホームレス"が"産廃"相手に使用しているにも関わらずすごく美しい画でした
ダークヒーロー的な圭ちゃんに惹かれました
圭ちゃんルーシー・リューより素敵だよ圭ちゃん
能力発動場面も"ホームレス"が"産廃"相手に使用しているにも関わらずすごく美しい画でした
ダークヒーロー的な圭ちゃんに惹かれました
圭ちゃんルーシー・リューより素敵だよ圭ちゃん
204 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/14(日) 11:02:54.96 0
ヤススの言葉が何気に重いねでも
>取り立てて目を引くような特徴はないというのが女の特徴だった
( `.∀´)<失礼ね
>取り立てて目を引くような特徴はないというのが女の特徴だった
( `.∀´)<失礼ね
205 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/14(日) 11:03:39.42 0
ルーシーリューw
206 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/14(日) 12:50:21.05 0
川=´┴`)
( つ旦O
と_)_)
( つ旦O
と_)_)
207 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/14(日) 13:07:58.96 0
208 : 名無し募集中。。。 [] 投稿日:2010/03/14(日) 13:30:12.24 0
時々ヤスで保全している自分が>>201氏のレスを見て時間が止まったw
それにしても酒が似合う人だ
それにしても酒が似合う人だ
209 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/14(日) 15:49:13.09 0
ヤスそろそろ出番だぞ
210 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/14(日) 17:40:00.39 0
( `.∀´)<今日はとても静かね
211 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/14(日) 19:03:04.94 0
おとさんぜよ
212 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/14(日) 21:01:51.88 0
今日はまたえらいのんびりムードやねえ
213 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/14(日) 21:02:21.45 0
214 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/14(日) 21:24:17.45 0
質問スレおもしろいけど質問誰が考えるとかもあるしねえ
もしかして今回も発案者は同じ方だったりするのかな?
このスレ企画力あるよね
もしかして今回も発案者は同じ方だったりするのかな?
このスレ企画力あるよね
215 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/14(日) 22:03:56.16 0
質問は前回のを下敷きにしつつ
したらばの「20スレ目がめでたいのでなんかやりたいスレ」あたりを再利用して
話合ったらいいんじゃないかと思います
したらばの「20スレ目がめでたいのでなんかやりたいスレ」あたりを再利用して
話合ったらいいんじゃないかと思います
217 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/15(月) 00:18:48.71 0
**このブログはプライベートモードに設定されています。
閲覧するには、パスワードの入力が必要です。
password:○○○○○○○
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218 : 【心の浄化】[] 投稿日:2010/03/15(月) 00:19:36.94 0
昨夜、光井愛佳が喫茶リゾナントを飛び出していった。
他のメンバーのようなチカラを持っていない自分を悲観してのことだった。
あるいは、また久住小春から何か言われたのかもしれない。
高橋愛から召集がかかり、メンバー全員で捜すことになった。
但し、久住小春は仕事を理由に参加していない。
その場に居合わせなかった私の所にも高橋愛から遠慮がちに協力を要請する電話があった。
すぐにでも駆けつけることが出来たが、それでは却って怪しまれてしまうと思ったので、仕事を切り上げてから駆けつけると折り返し連絡した。
光井は無事に見つかったようだが、その過程で重要な情報を入手できた。
それは高橋の呟きだった。『光井私たちにはお前が必要なんだ!! お前とお前の隠されたアノ能力が・・・』
私がリゾナンターに潜入した目的の一つである心の浄化能力を光井愛佳が持っている可能性が大きい。
この情報を報告すれば、拘束されている私の両親も解放されるのでは。
だが、まだこの情報は確定したわけではない。
スパイにとって求められるのは情報の迅速な収集であることは間違いないが、同時に正確さも重要だ。
今しばらくの間この情報を報告するのは保留しておこう。
そう、心の浄化が発動されるのを確認してからでも遅くは無い。
[ 2008/04/14 03:13 ] ブログ| Comment(0) | EDIT | Top↑
昨夜、光井愛佳が喫茶リゾナントを飛び出していった。
他のメンバーのようなチカラを持っていない自分を悲観してのことだった。
あるいは、また久住小春から何か言われたのかもしれない。
高橋愛から召集がかかり、メンバー全員で捜すことになった。
但し、久住小春は仕事を理由に参加していない。
その場に居合わせなかった私の所にも高橋愛から遠慮がちに協力を要請する電話があった。
すぐにでも駆けつけることが出来たが、それでは却って怪しまれてしまうと思ったので、仕事を切り上げてから駆けつけると折り返し連絡した。
光井は無事に見つかったようだが、その過程で重要な情報を入手できた。
それは高橋の呟きだった。『光井私たちにはお前が必要なんだ!! お前とお前の隠されたアノ能力が・・・』
私がリゾナンターに潜入した目的の一つである心の浄化能力を光井愛佳が持っている可能性が大きい。
この情報を報告すれば、拘束されている私の両親も解放されるのでは。
だが、まだこの情報は確定したわけではない。
スパイにとって求められるのは情報の迅速な収集であることは間違いないが、同時に正確さも重要だ。
今しばらくの間この情報を報告するのは保留しておこう。
そう、心の浄化が発動されるのを確認してからでも遅くは無い。
[ 2008/04/14 03:13 ] ブログ| Comment(0) | EDIT | Top↑
219 : 【決起集会】[sage] 投稿日:2010/03/15(月) 00:20:31.61 0
今日、リゾナントで会合があった。
何だかんだと名目を付けて、ここの連中は群れたがる。
生まれ育ってきた環境によるものだろうが、本当に心が弱い連中だ。
但しこの日も久住小春は参加していない。
この日は前夜、リゾナントを飛び出した愛佳の激励という目的があったようだ。
会合は変な方向へ向かっていった。
ダークネスへの反転攻勢。
発案したのは田中れいなだった。
リーダー高橋愛は最初こそ慎重な態度だったが、田中が道重さゆみや、亀井絵里を強引に引き込み、
やがて李純も同調した結果、積極派が多数を占めていき、高橋も攻勢姿勢に傾いていった。
私も意見を求められたが、曖昧にお茶を濁しておいた。
当たり前の話だが、私はスパイなのだ。
やつらの動向を観察して報告するのが任務なのであって、彼らの方向性を換えてしまうような言動は慎まねばならないのだ。
それにしてもここの連中は心が弱いだけでなく、頭も弱いらしい。
圧倒的な力を誇るダークネスに、8人ばかりの能力者が集まったって何が出来るというのだ。
とはいえこれまで我らダークネスの攻勢を受けているばかりだった奴ら心境の変化を報告すれば組織上層部の私への評価が高まることは確実だ。
だが出来なかった。
いやあえてしなかったのだ。
奴らのちっぽけな希望などいつでも壊せる、私一人の力でも。
だからあせることは無い。
しかしこの情報の報告を怠った真意を、上層部に曲がって理解されては身の破滅だ。
今後は行動に注意しなければ。
[ 2008/04/14 18:18 ] ブログ|Comment(0) | EDIT | Top↑
今日、リゾナントで会合があった。
何だかんだと名目を付けて、ここの連中は群れたがる。
生まれ育ってきた環境によるものだろうが、本当に心が弱い連中だ。
但しこの日も久住小春は参加していない。
この日は前夜、リゾナントを飛び出した愛佳の激励という目的があったようだ。
会合は変な方向へ向かっていった。
ダークネスへの反転攻勢。
発案したのは田中れいなだった。
リーダー高橋愛は最初こそ慎重な態度だったが、田中が道重さゆみや、亀井絵里を強引に引き込み、
やがて李純も同調した結果、積極派が多数を占めていき、高橋も攻勢姿勢に傾いていった。
私も意見を求められたが、曖昧にお茶を濁しておいた。
当たり前の話だが、私はスパイなのだ。
やつらの動向を観察して報告するのが任務なのであって、彼らの方向性を換えてしまうような言動は慎まねばならないのだ。
それにしてもここの連中は心が弱いだけでなく、頭も弱いらしい。
圧倒的な力を誇るダークネスに、8人ばかりの能力者が集まったって何が出来るというのだ。
とはいえこれまで我らダークネスの攻勢を受けているばかりだった奴ら心境の変化を報告すれば組織上層部の私への評価が高まることは確実だ。
だが出来なかった。
いやあえてしなかったのだ。
奴らのちっぽけな希望などいつでも壊せる、私一人の力でも。
だからあせることは無い。
しかしこの情報の報告を怠った真意を、上層部に曲がって理解されては身の破滅だ。
今後は行動に注意しなければ。
[ 2008/04/14 18:18 ] ブログ|Comment(0) | EDIT | Top↑
220 : 【提案】[] 投稿日:2010/03/15(月) 00:21:17.60 0
亀井絵里が倒れた。
元々心臓に疾患を抱えていたのだが、先日リゾナントを飛び出した光井愛佳を捜す際に無理をしたのが祟ったのだろう。
病室に詰めている道重さゆみにある提案を伝えた。
それは私の仲間、妖魔学士コンコンこと紺野あさ美からの提案だった。
道重さゆみの治癒能力を消去して、亀井絵里の心臓に付与する。
初めて聞いた時はそんなことが可能なのかと思ったが、紺野は自身ありげだった。
問題はこれが組織の正式な手順を踏んで立案されたプランではないということだ。
能力の消去という研究は、能力者の集団であるダークネスに弓を引くことに繋がりかねない。
紺野が危ない橋を渡るのは勝手だが、私まで巻き添えを食らうのはゴメンだ。
だから、その提案を道重さゆみに伝えるつもりは無かったのに、言ってしまった。
それも私の正体を道重さゆみに明かすという危険を冒してまでだ。
他のリゾナンターと違って二人だけの世界で生きてきた道重さゆみと亀井絵里。
その片方が生命の危険に瀕して、動転しきっている道重さゆみを見ていたら、言わずにはいれなかった。
私はどうかしている。
このことが他のリゾナンターや組織の上層部に知られれば、私は居場所を失ってしまうのに。
仮に道重さゆみの治癒能力が無くなれば、組織にとってはプラスになるという苦しい弁明をひねり出してはみたが、
それで組織の追及をかわせるだろうか。
いざとなれば、この事実を知っている人間をこの手で…。
こんなことを考えていても始まらない。
今日は仮の仕事を休んでぐっすりと眠ろう。
[ 2008/04/15 03:10 ] ブログ|Comment(0) | EDIT | Top↑
亀井絵里が倒れた。
元々心臓に疾患を抱えていたのだが、先日リゾナントを飛び出した光井愛佳を捜す際に無理をしたのが祟ったのだろう。
病室に詰めている道重さゆみにある提案を伝えた。
それは私の仲間、妖魔学士コンコンこと紺野あさ美からの提案だった。
道重さゆみの治癒能力を消去して、亀井絵里の心臓に付与する。
初めて聞いた時はそんなことが可能なのかと思ったが、紺野は自身ありげだった。
問題はこれが組織の正式な手順を踏んで立案されたプランではないということだ。
能力の消去という研究は、能力者の集団であるダークネスに弓を引くことに繋がりかねない。
紺野が危ない橋を渡るのは勝手だが、私まで巻き添えを食らうのはゴメンだ。
だから、その提案を道重さゆみに伝えるつもりは無かったのに、言ってしまった。
それも私の正体を道重さゆみに明かすという危険を冒してまでだ。
他のリゾナンターと違って二人だけの世界で生きてきた道重さゆみと亀井絵里。
その片方が生命の危険に瀕して、動転しきっている道重さゆみを見ていたら、言わずにはいれなかった。
私はどうかしている。
このことが他のリゾナンターや組織の上層部に知られれば、私は居場所を失ってしまうのに。
仮に道重さゆみの治癒能力が無くなれば、組織にとってはプラスになるという苦しい弁明をひねり出してはみたが、
それで組織の追及をかわせるだろうか。
いざとなれば、この事実を知っている人間をこの手で…。
こんなことを考えていても始まらない。
今日は仮の仕事を休んでぐっすりと眠ろう。
[ 2008/04/15 03:10 ] ブログ|Comment(0) | EDIT | Top↑
221 : 【告白】[] 投稿日:2010/03/15(月) 00:22:29.31 0
それにしても昨日から今日にかけては色々なことがあった。
親友の亀井絵里の病状が悪化して、気が動転している道重さゆみへの提案。
そして、私自身の口で私がダークネスのスパイであるということを高橋愛に明かしたこと。
考えてみれば、精神感応という力を持っている高橋愛の近くにずっといたのだから、これまで私の正体がバレなかった方がおかしいのだ。
私の正体がこれまで知られることなくやってこれたのは、高橋愛が精神感応のチカラを使うことを制限してきたからだ。
他人の心に土足で踏み入ることを慎んでいるつもりなのだろうが、私からすればそれは言いわけに過ぎない。
他人の精神の闇の部分に触れて自分の心が傷つくことを恐れたあの女の弱さが、スパイ新垣里沙を今日まで守ってきた。
だが、それも今日で終わりだ。
私からの提案を聞いた道重さゆみの様子が、あまりにもおかしいことであの女も流石に精神感応の力を解放せざるを得なかったのだろう。
私を問い詰める高橋愛に対して、私は何の弁明もしなかった。
どんな弁明をしたって、力を発動させた高橋愛には通用しない。
仲間を守るというリーダーとしての務めを懸命に果そうとする高橋愛に私はもう一つの事実を告白した。
それは小川麻琴の死の真相。
事故死だと思っていた小川麻琴の死が、能力者を狩れという組織の命令に従った私によってもたらされたという真実は高橋愛に大きな衝撃を与えたようだ。
この事実を知った高橋愛がどんな対応を取るか。
それによって組織の私への処遇も変わってくるだろう。
数日前までの私ならば、死ぬほど恐れていたそんな事態にもあまり感情が動かないのは、きっと疲れているからだろう。
明日は、仮の職場ブティック“ピンチャボー”の所用で大阪に行かねばならない。
いやそんなものはどうとでもなるのだが、今はリゾナンターからも組織からも離れていたい。
戻ってきたときにどんな事態が待ち受けているのか。
それが地獄への落とし穴であっても私は受け容れるだろう。
[ 2008/04/15 20:30 ] ブログ|Comment(0) | EDIT | Top↑
それにしても昨日から今日にかけては色々なことがあった。
親友の亀井絵里の病状が悪化して、気が動転している道重さゆみへの提案。
そして、私自身の口で私がダークネスのスパイであるということを高橋愛に明かしたこと。
考えてみれば、精神感応という力を持っている高橋愛の近くにずっといたのだから、これまで私の正体がバレなかった方がおかしいのだ。
私の正体がこれまで知られることなくやってこれたのは、高橋愛が精神感応のチカラを使うことを制限してきたからだ。
他人の心に土足で踏み入ることを慎んでいるつもりなのだろうが、私からすればそれは言いわけに過ぎない。
他人の精神の闇の部分に触れて自分の心が傷つくことを恐れたあの女の弱さが、スパイ新垣里沙を今日まで守ってきた。
だが、それも今日で終わりだ。
私からの提案を聞いた道重さゆみの様子が、あまりにもおかしいことであの女も流石に精神感応の力を解放せざるを得なかったのだろう。
私を問い詰める高橋愛に対して、私は何の弁明もしなかった。
どんな弁明をしたって、力を発動させた高橋愛には通用しない。
仲間を守るというリーダーとしての務めを懸命に果そうとする高橋愛に私はもう一つの事実を告白した。
それは小川麻琴の死の真相。
事故死だと思っていた小川麻琴の死が、能力者を狩れという組織の命令に従った私によってもたらされたという真実は高橋愛に大きな衝撃を与えたようだ。
この事実を知った高橋愛がどんな対応を取るか。
それによって組織の私への処遇も変わってくるだろう。
数日前までの私ならば、死ぬほど恐れていたそんな事態にもあまり感情が動かないのは、きっと疲れているからだろう。
明日は、仮の職場ブティック“ピンチャボー”の所用で大阪に行かねばならない。
いやそんなものはどうとでもなるのだが、今はリゾナンターからも組織からも離れていたい。
戻ってきたときにどんな事態が待ち受けているのか。
それが地獄への落とし穴であっても私は受け容れるだろう。
[ 2008/04/15 20:30 ] ブログ|Comment(0) | EDIT | Top↑
222 : 【RESONANT】[] 投稿日:2010/03/15(月) 00:24:50.14 0
今日は危ないところだった。
ブティック“ピンチャボー”から委託された商談で関西に向かった帰りにとんでもない事態に遭遇した。
関空から乗り込んだ旅客機の操縦士、副操縦士が揃って昏倒するというありえない事態。
コントロールを失った機体、パニックに陥った機内。
これはマインドコントロールという他人の精神を捻じ曲げる薄汚いチカラで何人もの人間を破滅させてきた私にとって相応しい最後なのかもしれない。
一度はそう覚悟したが、生存本能があきらめることを拒絶した。
私の命を救ったのは皮肉にも、私自身が忌み嫌った薄汚いチカラだった。
機内に偶然乗り合わせたお笑い芸人の田島明夫の精神に侵入して、彼の口を通して機内の人間の心を生きるという一つの方向に導くことで、危機は脱した。
歓喜に湧く機内の中で他人の精神に干渉した反動から来る疲労で私は睡魔に襲われた。
夢を見た気がする。
どんな夢かは忘れてしまったが、一つの言葉だけが残っている。
マインドコントロール、他人の心に憑依し、凌辱し、操る。 卑しくて薄汚い力。
その力のことを高橋愛はこう呼んだ。RESONANTと。
夢という無防備な領域の中で垣間見たビジョンが私にとってどういう意味を持つのか。
それは私にも判らない。
ただ、言えることは今日旅客機を襲った事態が組織の忠実な犬であり続けられなくなった私への警告だったとしたら、RESONANTという言葉に心を捉われてしまうことは、身の破滅を招くということだ。
今なら、まだ間に合う、引き返せる筈だ。
[ 2008/04/18 00:12 ] ブログ|Comment(0) | EDIT | Top↑
今日は危ないところだった。
ブティック“ピンチャボー”から委託された商談で関西に向かった帰りにとんでもない事態に遭遇した。
関空から乗り込んだ旅客機の操縦士、副操縦士が揃って昏倒するというありえない事態。
コントロールを失った機体、パニックに陥った機内。
これはマインドコントロールという他人の精神を捻じ曲げる薄汚いチカラで何人もの人間を破滅させてきた私にとって相応しい最後なのかもしれない。
一度はそう覚悟したが、生存本能があきらめることを拒絶した。
私の命を救ったのは皮肉にも、私自身が忌み嫌った薄汚いチカラだった。
機内に偶然乗り合わせたお笑い芸人の田島明夫の精神に侵入して、彼の口を通して機内の人間の心を生きるという一つの方向に導くことで、危機は脱した。
歓喜に湧く機内の中で他人の精神に干渉した反動から来る疲労で私は睡魔に襲われた。
夢を見た気がする。
どんな夢かは忘れてしまったが、一つの言葉だけが残っている。
マインドコントロール、他人の心に憑依し、凌辱し、操る。 卑しくて薄汚い力。
その力のことを高橋愛はこう呼んだ。RESONANTと。
夢という無防備な領域の中で垣間見たビジョンが私にとってどういう意味を持つのか。
それは私にも判らない。
ただ、言えることは今日旅客機を襲った事態が組織の忠実な犬であり続けられなくなった私への警告だったとしたら、RESONANTという言葉に心を捉われてしまうことは、身の破滅を招くということだ。
今なら、まだ間に合う、引き返せる筈だ。
[ 2008/04/18 00:12 ] ブログ|Comment(0) | EDIT | Top↑
223 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/15(月) 00:26:04.86 0
>>217-222
以上「ガキさんのブログみつけたぞお!!!!」です(嘘
>>118-120の流れに今さらながら乗っからせてもらいました、悪ふざけです、反省してます。
『SINNERS』を書かれた方の>>128がブログを通じての報告書型式だとしたら、自分のは組織とリゾナンターの狭間で悩むガキさんが心情を時系列に綴ったブログという体ですね。
いくらガキさんが昭和だからといってもこんな文章を書く筈ないとか、非公開でもこんな記事は書かねえぞという当然のツッコミは無視させてもらいます。
ブログの日付はリゾナントさせていただいた作品群の投下日となっております。
【心の浄化】→[Mitsui](01)255 名無し募集中。。。 2008/04/14(月) 03:13:41.05 0
【決起集会】→[Niigaki](01)337 名無し募集中。。。 2008/04/14(月) 18:18:15.41 0
【提案】→[Sayu-Eri](01)426 名無し募集中。。。 2008/04/15(火) 03:10:03.01 0
【告白】→[Takahashi](01)477 名無し募集中。。。 2008/04/15(火) 20:30:47.18 0
【RESONANT】→[Niigaki](01)780 『関空発→羽田 ボーイング機内』
この話というかネタの性格上、上記の作品群の中の表現を流用してる部分があることをご了承ください。
…この先続けてもいいでしょうか?
以上「ガキさんのブログみつけたぞお!!!!」です(嘘
>>118-120の流れに今さらながら乗っからせてもらいました、悪ふざけです、反省してます。
『SINNERS』を書かれた方の>>128がブログを通じての報告書型式だとしたら、自分のは組織とリゾナンターの狭間で悩むガキさんが心情を時系列に綴ったブログという体ですね。
いくらガキさんが昭和だからといってもこんな文章を書く筈ないとか、非公開でもこんな記事は書かねえぞという当然のツッコミは無視させてもらいます。
ブログの日付はリゾナントさせていただいた作品群の投下日となっております。
【心の浄化】→[Mitsui](01)255 名無し募集中。。。 2008/04/14(月) 03:13:41.05 0
【決起集会】→[Niigaki](01)337 名無し募集中。。。 2008/04/14(月) 18:18:15.41 0
【提案】→[Sayu-Eri](01)426 名無し募集中。。。 2008/04/15(火) 03:10:03.01 0
【告白】→[Takahashi](01)477 名無し募集中。。。 2008/04/15(火) 20:30:47.18 0
【RESONANT】→[Niigaki](01)780 『関空発→羽田 ボーイング機内』
この話というかネタの性格上、上記の作品群の中の表現を流用してる部分があることをご了承ください。
…この先続けてもいいでしょうか?
224 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/15(月) 00:30:25.33 0
ガキさんのブログきたあああああ!(マテ いいよいいよー
225 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/15(月) 01:05:17.33 0
>>223
すごい……!!
超初期のバラバラの短編群を見事に繋いで雑談のブログネタに絡めるとは…
個人的に最初にイメージした悲壮感ある感じにはまりました
是非とも全てを繋いでガキさんを救ってください!
すごい……!!
超初期のバラバラの短編群を見事に繋いで雑談のブログネタに絡めるとは…
個人的に最初にイメージした悲壮感ある感じにはまりました
是非とも全てを繋いでガキさんを救ってください!
226 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/15(月) 04:17:22.38 0
227 : サボリン∞ヽ( ゚∀。)ノ[] 投稿日:2010/03/15(月) 07:10:56.16 O
228 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/15(月) 07:12:20.76 0
229 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/15(月) 08:14:42.17 0
230 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/15(月) 09:13:57.21 O
カメと小春は面倒がってコメントしないなきっとw
231 : 名無し募集中。。。 [] 投稿日:2010/03/15(月) 11:59:16.05 0
( `.∀´)<時間よ止まれ!
232 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/15(月) 12:01:02.71 0
心なしかヤススの顔が得意げに見えるw
233 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/15(月) 12:53:52.06 0
ヤススかっこいいよヤスス
234 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/15(月) 14:18:37.12 0
ブログにするアイデアいいなあ
してやられたわw
してやられたわw
235 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/15(月) 15:27:31.71 0
記事の日付をリゾナントした作品が投下された日時にするこだわりが凄いと思う
236 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/15(月) 15:54:20.77 0
>>223
>組織の忠実な犬であり続けられなくなった私への警告だったとしたら、
>RESONANTという言葉に心を捉われてしまうことは、
>身の破滅を招くということだ。
>今なら、まだ間に合う、引き返せる筈だ。
組織とのはざ間で揺れるガキさんが切ないね
>組織の忠実な犬であり続けられなくなった私への警告だったとしたら、
>RESONANTという言葉に心を捉われてしまうことは、
>身の破滅を招くということだ。
>今なら、まだ間に合う、引き返せる筈だ。
組織とのはざ間で揺れるガキさんが切ないね
237 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/15(月) 16:05:28.29 0
まさに原点だね
238 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/15(月) 17:44:23.03 0
ぁぅ
239 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/15(月) 17:44:59.91 0
さらなる展開を待ちつつホゼ
240 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/15(月) 19:08:29.45 0
実際にアメブロとかにブログ作ってそのキャラで延々に書き込んでたら面白いかも
241 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/15(月) 19:18:53.98 0
まあ流石にそれはねえ
242 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/15(月) 20:37:42.82 0
アメブロとかマジかんべんw
243 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/15(月) 21:10:05.01 0
まあそれはそれで面白いが
244 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/15(月) 22:07:08.62 0
流石に落ちるのが早くなってきたかな
245 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/15(月) 22:29:35.40 0
土日は(多分ダークネスの細菌兵器によって(マルシェによって))
胃腸に深刻なるダメージを負って寝込んでいたかなしみです・・
トリビュート企画ですが自分の書いた予告で良ければドンドン使って下さい全然OKです!
というかありがたいです!!150以上はあると思いますよ・・・w
でも2周年企画にはみんなが参加できるような>>186-187さんの案が良いと思うっす!
一個人のフィーチャーとなってしまうかもしれないのは避けたいですので わがまますいませんです
もうすぐツアーですねぇ!楽しみですねー!何処かの会場でこのスレの方ともすれ違っているんでしょうねぇ・・なんか不思議です
では まだ完全体ではないので早めに眠りに付きます
胃腸に深刻なるダメージを負って寝込んでいたかなしみです・・
トリビュート企画ですが自分の書いた予告で良ければドンドン使って下さい全然OKです!
というかありがたいです!!150以上はあると思いますよ・・・w
でも2周年企画にはみんなが参加できるような>>186-187さんの案が良いと思うっす!
一個人のフィーチャーとなってしまうかもしれないのは避けたいですので わがまますいませんです
もうすぐツアーですねぇ!楽しみですねー!何処かの会場でこのスレの方ともすれ違っているんでしょうねぇ・・なんか不思議です
では まだ完全体ではないので早めに眠りに付きます
246 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/15(月) 23:04:37.89 0
お大事に。
かなしみ戦隊の人・・・ありがとう
かなしみ戦隊の人・・・ありがとう
247 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/15(月) 23:28:10.11 0
おのれダークネス!よくもかなしみさんの胃腸に深刻なダメージを負わせたな!!
お返事ありがとうございますこちらこそ急に失礼な提案をしてしまって申し訳ないです…
くれぐれもお体に気を付けて下さい
お返事ありがとうございますこちらこそ急に失礼な提案をしてしまって申し訳ないです…
くれぐれもお体に気を付けて下さい
248 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/15(月) 23:45:37.22 0
ジュンジュンの誕生会も終えた2月の半ば、3月にはリンリンが大人へ一歩近づく
そんなわたしも今年で17歳になった
メンバー内では最年少とはいえ、声を張って子供ともいえない年齢
休日に学校で催しものがあったため振り替えで休みになった今日
わたしは朝から喫茶リゾナントにきている
作業している高橋さんと田中さんを前に、カウンター席で参考書を開きコーヒーを飲んでいた
高橋さんのいれてくれたコーヒーを口に運ぶと心身ともにとてもあったかくなる
でも・・・ちょっと苦い
大人ぶってコーヒーを頼んでみたけどわたしにはまだちょっと早かったみたい
「もっと砂糖とミルク入れようか?」
「いえ、大丈夫です」
苦かったのが顔に出てしまい、高橋さんに気を使わせてしまった
今は午前11時をまわったころ
忙しくなるランチタイムまで、もう少しゆっくりできそうだ
「愛佳、春からもう3年生だよね」
「はい、そうです」
「いいっちゃねー、高校3年生って、めっちゃ青春やし、後輩に威張れるし」
「れいな、そういうの憧れてたもんねー」
「でもれいな頭悪いからどっちみちむりっちゃ」
2人の過去について、まともに学校にいけなかったということは聞いている
「そうでもないですよー、進路とか考えなきゃいけないですし・・・」
「大学行くんやろ?行きたいところとかまだ決まってないの?」
そんなわたしも今年で17歳になった
メンバー内では最年少とはいえ、声を張って子供ともいえない年齢
休日に学校で催しものがあったため振り替えで休みになった今日
わたしは朝から喫茶リゾナントにきている
作業している高橋さんと田中さんを前に、カウンター席で参考書を開きコーヒーを飲んでいた
高橋さんのいれてくれたコーヒーを口に運ぶと心身ともにとてもあったかくなる
でも・・・ちょっと苦い
大人ぶってコーヒーを頼んでみたけどわたしにはまだちょっと早かったみたい
「もっと砂糖とミルク入れようか?」
「いえ、大丈夫です」
苦かったのが顔に出てしまい、高橋さんに気を使わせてしまった
今は午前11時をまわったころ
忙しくなるランチタイムまで、もう少しゆっくりできそうだ
「愛佳、春からもう3年生だよね」
「はい、そうです」
「いいっちゃねー、高校3年生って、めっちゃ青春やし、後輩に威張れるし」
「れいな、そういうの憧れてたもんねー」
「でもれいな頭悪いからどっちみちむりっちゃ」
2人の過去について、まともに学校にいけなかったということは聞いている
「そうでもないですよー、進路とか考えなきゃいけないですし・・・」
「大学行くんやろ?行きたいところとかまだ決まってないの?」
249 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/15(月) 23:47:08.90 0
今まではずっとそう考えていた
良い大学に入って、良い会社に入って・・・
でも、目の前の2人は良い学歴をもっているわけではない
それなのに2人で喫茶店を経営して生活して立派に社会人として日常を送っている
毎日、これ以上ないくらい、楽しそうに・・・
「まだ進学するって決めたわけじゃないですよ、就職もありかなーって」
「愛佳もリゾナントで働けばいいっちゃ、そうすればれいなも楽できると!」
「そだね、れいなの代わりに愛佳を雇おうかなぁ?」
「ちょっ、愛ちゃん!なに言っとー!?代わりってなんなん!?」
「ごめん、ごめん、じょーだんだよ」
いたずらに笑う高橋さんとちょっとホッとしている田中さん
もしかしたらわたしもリゾナントで・・・なんて希望もちょっとはあったけどどうやら無理みたいだ
「小春とはそういう話しないの?同い年なんだし」
「無理ですよー、だって久住さんは高校生とはいえ超スーパーアイドルですよ、卒業したら芸能活動に専念するだろうし、同い年でも同い年な気がしないですよ」
「そっかー、小春がアイドルだってたまに忘れるよ」
「なんかみなさん見てるといろいろ悩むんですよね・・・」
いざ自分が進路を考える立場になると、今の生活を送ってるみんなが凄く感じる
みんないろんな決断をして、今を暮らしてるんだろうなって
大学に通ってる道重さん、会社で働いてる新垣さん
ジュンジュン、リンリンも中華料理屋で働いているし
亀井さんは・・・
亀井さん?
わたしが初めてあったころはよく入退院を繰り返していたイメージがあった
でも、たまに入院することはあるものの最近はだいぶ落ち着いてきているけど・・・
良い大学に入って、良い会社に入って・・・
でも、目の前の2人は良い学歴をもっているわけではない
それなのに2人で喫茶店を経営して生活して立派に社会人として日常を送っている
毎日、これ以上ないくらい、楽しそうに・・・
「まだ進学するって決めたわけじゃないですよ、就職もありかなーって」
「愛佳もリゾナントで働けばいいっちゃ、そうすればれいなも楽できると!」
「そだね、れいなの代わりに愛佳を雇おうかなぁ?」
「ちょっ、愛ちゃん!なに言っとー!?代わりってなんなん!?」
「ごめん、ごめん、じょーだんだよ」
いたずらに笑う高橋さんとちょっとホッとしている田中さん
もしかしたらわたしもリゾナントで・・・なんて希望もちょっとはあったけどどうやら無理みたいだ
「小春とはそういう話しないの?同い年なんだし」
「無理ですよー、だって久住さんは高校生とはいえ超スーパーアイドルですよ、卒業したら芸能活動に専念するだろうし、同い年でも同い年な気がしないですよ」
「そっかー、小春がアイドルだってたまに忘れるよ」
「なんかみなさん見てるといろいろ悩むんですよね・・・」
いざ自分が進路を考える立場になると、今の生活を送ってるみんなが凄く感じる
みんないろんな決断をして、今を暮らしてるんだろうなって
大学に通ってる道重さん、会社で働いてる新垣さん
ジュンジュン、リンリンも中華料理屋で働いているし
亀井さんは・・・
亀井さん?
わたしが初めてあったころはよく入退院を繰り返していたイメージがあった
でも、たまに入院することはあるものの最近はだいぶ落ち着いてきているけど・・・
250 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/15(月) 23:48:21.11 0
「あの亀井さんってなんかしてるんですか?」
「なんかしてる?」
「働いてたりとか、学校とか・・・」
「絵里はねぇ・・・れいな?」
「寝てるっちゃろ?」
「寝てる!?まぁ絵里らしいけど」
「寝てるって・・・、なんもしてないってことですか?」
「そうやねぇ・・・直接本人に聞いてみたら?」
そんな悩める少女の昼下がり
忙しくなった喫茶リゾナントを出たわたしは携帯を片手に駅に向かって歩いていた
携帯の画面には亀井さんの名前とその携帯番号が表示されている
ちょっと話をしたいと思って電話をかけようとしたがなかなかかけられない
考えてみれば緊急時以外でメンバーに連絡することなんてなかったな
「こんなことで電話ってのも迷惑やろなー」
こんな感じで携帯を閉じるいつものパターン
顔を上げてなにげなく車道をはさんだ反対側の歩道をみると少し遠くに歩いてくる1人の女性をみつけた
亀井さんだ!
なんてちょうどいいところに
わたしは車道を走る車をみて横断するタイミングを見計らっていると、向こうの歩道にいる別の人物の存在に気づく
小さな男の子・・・泣いてる?・・・膝に擦り傷がみえる・・・転んだのかな?
亀井さんもその子に気づいたみたいで、走ってかけつけた
その子の横にしゃがみ込み、頭を撫でている亀井さん
わたしは車道の向こうから様子を見ていた
距離があってやりとりは聞こえないけど、オレンジ色をした光が微かに見えた
「なんかしてる?」
「働いてたりとか、学校とか・・・」
「絵里はねぇ・・・れいな?」
「寝てるっちゃろ?」
「寝てる!?まぁ絵里らしいけど」
「寝てるって・・・、なんもしてないってことですか?」
「そうやねぇ・・・直接本人に聞いてみたら?」
そんな悩める少女の昼下がり
忙しくなった喫茶リゾナントを出たわたしは携帯を片手に駅に向かって歩いていた
携帯の画面には亀井さんの名前とその携帯番号が表示されている
ちょっと話をしたいと思って電話をかけようとしたがなかなかかけられない
考えてみれば緊急時以外でメンバーに連絡することなんてなかったな
「こんなことで電話ってのも迷惑やろなー」
こんな感じで携帯を閉じるいつものパターン
顔を上げてなにげなく車道をはさんだ反対側の歩道をみると少し遠くに歩いてくる1人の女性をみつけた
亀井さんだ!
なんてちょうどいいところに
わたしは車道を走る車をみて横断するタイミングを見計らっていると、向こうの歩道にいる別の人物の存在に気づく
小さな男の子・・・泣いてる?・・・膝に擦り傷がみえる・・・転んだのかな?
亀井さんもその子に気づいたみたいで、走ってかけつけた
その子の横にしゃがみ込み、頭を撫でている亀井さん
わたしは車道の向こうから様子を見ていた
距離があってやりとりは聞こえないけど、オレンジ色をした光が微かに見えた
251 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/15(月) 23:49:32.95 0
しばらくすると男の子は元気に走り去っていった
対する亀井さんはちょっとぎこちなく歩きだした
膝には先ほどまでなかった擦り傷が・・・
確か亀井さんの能力は他人の傷を移動することもできる
おそらく、それを使ったんだろうな
そう言えば、亀井さんはたまに変なところに怪我をしている
そのたびにメンバーにからかわれている
亀井さんの性格(キャラ?)上、ドジったんだろうと思い誰も気にしていなかったが、こうしてできた傷なのかなと思った
本人はいつも否定していないから本当のところはわかんないんだけどね
そんな亀井さんの一面を見てふと考えついた
亀井さんに直接聞いたってはぐらかされそうだし
どうな行動するかちょっと気になるし
このままこっそり亀井さんの後をつけてみよう
と思ってからずっと後をつけてはいるものの、特に変わったこともなく街をただひたすら歩くのみ
身体も弱いのに、膝にも擦り傷があるのに、どこへ行くんだろう?
歩くことにいい加減飽きてきたころ、着いたのは街が見渡せる丘の上だった
めっちゃいい眺め、こんな場所があるなんて知らなかった
亀井さんはというと、街を見渡せる位置に立ったまま微動だにしない
またオレンジ色の光が微かに見えた
そのオレンジ色は街の方へとゆっくりと広がっていく
なにしてるんだろう?と思ったが、気づけば自分のまわりにも広がっているオレンジ色に触れた瞬間わかったような気がした
対する亀井さんはちょっとぎこちなく歩きだした
膝には先ほどまでなかった擦り傷が・・・
確か亀井さんの能力は他人の傷を移動することもできる
おそらく、それを使ったんだろうな
そう言えば、亀井さんはたまに変なところに怪我をしている
そのたびにメンバーにからかわれている
亀井さんの性格(キャラ?)上、ドジったんだろうと思い誰も気にしていなかったが、こうしてできた傷なのかなと思った
本人はいつも否定していないから本当のところはわかんないんだけどね
そんな亀井さんの一面を見てふと考えついた
亀井さんに直接聞いたってはぐらかされそうだし
どうな行動するかちょっと気になるし
このままこっそり亀井さんの後をつけてみよう
と思ってからずっと後をつけてはいるものの、特に変わったこともなく街をただひたすら歩くのみ
身体も弱いのに、膝にも擦り傷があるのに、どこへ行くんだろう?
歩くことにいい加減飽きてきたころ、着いたのは街が見渡せる丘の上だった
めっちゃいい眺め、こんな場所があるなんて知らなかった
亀井さんはというと、街を見渡せる位置に立ったまま微動だにしない
またオレンジ色の光が微かに見えた
そのオレンジ色は街の方へとゆっくりと広がっていく
なにしてるんだろう?と思ったが、気づけば自分のまわりにも広がっているオレンジ色に触れた瞬間わかったような気がした
252 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/15(月) 23:50:26.28 0
やさしい・・・心地よい感じ
多分、風を起こしてるだけなんだろうけど・・・
なんだろう、この風は、身体に馴染むように癒してくれる
共鳴してる?亀井さんのみんなの幸せを願うような気持ちが伝わってくるような気がした
こうやって風を送って街の人の幸せを願っているのかな?
後輩のわたしでも街全体に広がるように風をおこすことが不可能なことだとわかった
自分の能力のことだ、亀井さん本人も多分わかっている
でも、そんなことは関係ないのだろう
そういうところがとても亀井さんらしいと思い自己解決
そんな亀井さんを見たら安心したというか、納得したというか・・・
亀井さんが思ってた通りの亀井さんで妙に満足した
わたしは祈りを続ける亀井さんを後に元来た道を戻り始めた
日が沈みはじめ辺りは夕陽で染められている
随分遠くまで来ていたようだ
ほとんど歩いていただけなのに、亀井さんのおかげで気持ちはとても充実している
ずっと歩いているのに足取りが重くならないのはそのおかげかな
「みっっっっっつぃーーーーー!」
「わっ、えっ!?か、亀井さん!?」
いきなり背後からおもいっきり肩をつかまれてわたしは驚いた
やさしい・・・心地よい感じ
多分、風を起こしてるだけなんだろうけど・・・
なんだろう、この風は、身体に馴染むように癒してくれる
共鳴してる?亀井さんのみんなの幸せを願うような気持ちが伝わってくるような気がした
こうやって風を送って街の人の幸せを願っているのかな?
後輩のわたしでも街全体に広がるように風をおこすことが不可能なことだとわかった
自分の能力のことだ、亀井さん本人も多分わかっている
でも、そんなことは関係ないのだろう
そういうところがとても亀井さんらしいと思い自己解決
そんな亀井さんを見たら安心したというか、納得したというか・・・
亀井さんが思ってた通りの亀井さんで妙に満足した
わたしは祈りを続ける亀井さんを後に元来た道を戻り始めた
日が沈みはじめ辺りは夕陽で染められている
随分遠くまで来ていたようだ
ほとんど歩いていただけなのに、亀井さんのおかげで気持ちはとても充実している
ずっと歩いているのに足取りが重くならないのはそのおかげかな
「みっっっっっつぃーーーーー!」
「わっ、えっ!?か、亀井さん!?」
いきなり背後からおもいっきり肩をつかまれてわたしは驚いた
253 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/15(月) 23:51:44.98 0
「ど、どうしたんですか?」
「どうだったぁ?『絵里の日常』は?」
「あ、え?」
「みっつぃの進路の参考になったかなぁって」
亀井さんは無邪気にどんどん話しかけてくる
ちょっと待って、頭の整理が・・・
「えっと・・・気づいてたんですか?」
「もっちろん!絵里をなめてもらっちゃ困るなぁ」
誇らしげな亀井さん
ちょっとショックを受けているわたし
「じゃ言ってくれればいーじゃないですかー!」
「うへへ、おもしろかったから」
おもしろかったって・・・わたしなんにもしてないよ
それよりあなたの行動の方が
「日常って・・・まさかいつもあんなことしてるんですか?」
「さぁ?なんのことかなぁ?」
「とぼけないでくださいよー」
「『この女は働きもしないでなにやってんだ?』なんて思ってるでしょー?」
「え?そ、そんなこと思ってないですよ」
ホントにそんな風には思ってない
体のことはメンバーとしてちゃんと理解している
ただ、どんなことをしてるのか、どんなことがしたいのか、ちょっと気になっただけで
わたし達は2人並んで再び歩きだした
亀井さんの不自然な言動から、おそらく高橋さんから何か聞いてるな、ということは察しがついたが今聞く必要もないか
「どうだったぁ?『絵里の日常』は?」
「あ、え?」
「みっつぃの進路の参考になったかなぁって」
亀井さんは無邪気にどんどん話しかけてくる
ちょっと待って、頭の整理が・・・
「えっと・・・気づいてたんですか?」
「もっちろん!絵里をなめてもらっちゃ困るなぁ」
誇らしげな亀井さん
ちょっとショックを受けているわたし
「じゃ言ってくれればいーじゃないですかー!」
「うへへ、おもしろかったから」
おもしろかったって・・・わたしなんにもしてないよ
それよりあなたの行動の方が
「日常って・・・まさかいつもあんなことしてるんですか?」
「さぁ?なんのことかなぁ?」
「とぼけないでくださいよー」
「『この女は働きもしないでなにやってんだ?』なんて思ってるでしょー?」
「え?そ、そんなこと思ってないですよ」
ホントにそんな風には思ってない
体のことはメンバーとしてちゃんと理解している
ただ、どんなことをしてるのか、どんなことがしたいのか、ちょっと気になっただけで
わたし達は2人並んで再び歩きだした
亀井さんの不自然な言動から、おそらく高橋さんから何か聞いてるな、ということは察しがついたが今聞く必要もないか
254 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/15(月) 23:52:47.09 0
「絵里だってね、普通に仕事したいと思ってたんだよ?」
「・・・はい」
「でもね、学校だってまともに行けてなかったし、身体こんなんだから仕事してもいつ入院しなくちゃいけなくなるかわかんないし」
「そうですよね」
「でも、ずっとこのままのつもりはないんだよ!」
亀井さんはニヤッと笑って話しを続けた
「絵里にも夢があってね、さゆとケーキ屋さんやるの」
「ケーキ屋さん・・・」
小さい子がよく口にしそうな夢、でも亀井さんらしい夢だと思った
自分のしたいことがわからないわたしにはとても羨ましかった
「さゆと出会ったころからケーキ屋さんやろうねって言ってた、でもそのころ絵里は入院しっぱなしだったからだだの夢でしかなかったんだよね」
「でも、もうずっと入院してるわけじゃないですよね?」
「そうだよ、愛ちゃん達と出会って、みっつぃーとも出会って、心から笑えるようになって、身体の調子もよくなってきたんだよ
だから、さゆが大学卒業したら一緒にケーキ屋さん始めようってことになってる」
「ホントですかー?」
「うん、リゾナントの向かい側にね、ケーキ屋さん始めてね」
「リゾナントの前ですかー、楽しみー」
「それでね、リゾナントのお客さんもみんな来るの、ケーキは絵里んとこ、コーヒーはリゾナントって、ショウジョウ効果で大繁盛だよ」
「相乗効果ですか?」
「そう、それそれ」
「大丈夫ですかぁ?」
「大丈夫、大丈夫!今日助けてあげた子だってね、きっと来てくれるんだよ!」
「え、なんでですか?」
「だってこんな美人さんの顔忘れないでしょ?」
「絵里だってね、普通に仕事したいと思ってたんだよ?」
「・・・はい」
「でもね、学校だってまともに行けてなかったし、身体こんなんだから仕事してもいつ入院しなくちゃいけなくなるかわかんないし」
「そうですよね」
「でも、ずっとこのままのつもりはないんだよ!」
亀井さんはニヤッと笑って話しを続けた
「絵里にも夢があってね、さゆとケーキ屋さんやるの」
「ケーキ屋さん・・・」
小さい子がよく口にしそうな夢、でも亀井さんらしい夢だと思った
自分のしたいことがわからないわたしにはとても羨ましかった
「さゆと出会ったころからケーキ屋さんやろうねって言ってた、でもそのころ絵里は入院しっぱなしだったからだだの夢でしかなかったんだよね」
「でも、もうずっと入院してるわけじゃないですよね?」
「そうだよ、愛ちゃん達と出会って、みっつぃーとも出会って、心から笑えるようになって、身体の調子もよくなってきたんだよ
だから、さゆが大学卒業したら一緒にケーキ屋さん始めようってことになってる」
「ホントですかー?」
「うん、リゾナントの向かい側にね、ケーキ屋さん始めてね」
「リゾナントの前ですかー、楽しみー」
「それでね、リゾナントのお客さんもみんな来るの、ケーキは絵里んとこ、コーヒーはリゾナントって、ショウジョウ効果で大繁盛だよ」
「相乗効果ですか?」
「そう、それそれ」
「大丈夫ですかぁ?」
「大丈夫、大丈夫!今日助けてあげた子だってね、きっと来てくれるんだよ!」
「え、なんでですか?」
「だってこんな美人さんの顔忘れないでしょ?」
255 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/15(月) 23:54:05.79 0
この人は、どこまで本気なんだか・・・
でも、夢を語る亀井さんはホントに楽しそうで眩しいくらい
ホントに全部実現させちゃいそう
「だからみっつぃーもね、今そんなに考えなくてもいいと思うんだぁ」
「・・・え?」
「人生なんてどうなるかわかんないんだし、今無理やり決めたって、将来楽しくないと思う」
「・・・」
「そんな深く考えなくたってさ、どうにかなるよ」
「・・・ちょっと適当すぎません?」
「みっつぃはちょっと真面目すぎるんだよ、絵里達がたよりないせいかもしれないけどさ、最年少なんだし・・・」
「・・・」
「まだ17なんだからさ!あんまり悩むと頭が爆発しちゃうぞ!」
これはアドバイス?
でも嬉しい
みんながたよりないなんて思ってない、尊敬してるし、けどどこかでわたしがしっかりしなきゃと思ってる
そういうところが真面目すぎるって言われたんだろうな
ちゃんとわたしのこと見ててくれてる、わかってくれてる
普段、ふにゃふにゃして、へらへらして、ぽけぽけしてるくせに、やっぱり大人なんだなぁと実感した
「まだ17かぁ・・・」
「そう、まだ子供!」
「そうですよね!まだまだ子供ですよね!」
「絵里だってまだ21だよ!まだまだなんでもできるんだから!」
亀井さんとはなしてるといつまでも悩んでいることが馬鹿らしく思える
そう思わせてくれるのはこの人の魅力の1つだよね
なんか気が楽になったような気がした
でも、夢を語る亀井さんはホントに楽しそうで眩しいくらい
ホントに全部実現させちゃいそう
「だからみっつぃーもね、今そんなに考えなくてもいいと思うんだぁ」
「・・・え?」
「人生なんてどうなるかわかんないんだし、今無理やり決めたって、将来楽しくないと思う」
「・・・」
「そんな深く考えなくたってさ、どうにかなるよ」
「・・・ちょっと適当すぎません?」
「みっつぃはちょっと真面目すぎるんだよ、絵里達がたよりないせいかもしれないけどさ、最年少なんだし・・・」
「・・・」
「まだ17なんだからさ!あんまり悩むと頭が爆発しちゃうぞ!」
これはアドバイス?
でも嬉しい
みんながたよりないなんて思ってない、尊敬してるし、けどどこかでわたしがしっかりしなきゃと思ってる
そういうところが真面目すぎるって言われたんだろうな
ちゃんとわたしのこと見ててくれてる、わかってくれてる
普段、ふにゃふにゃして、へらへらして、ぽけぽけしてるくせに、やっぱり大人なんだなぁと実感した
「まだ17かぁ・・・」
「そう、まだ子供!」
「そうですよね!まだまだ子供ですよね!」
「絵里だってまだ21だよ!まだまだなんでもできるんだから!」
亀井さんとはなしてるといつまでも悩んでいることが馬鹿らしく思える
そう思わせてくれるのはこの人の魅力の1つだよね
なんか気が楽になったような気がした
256 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/15(月) 23:55:27.43 0
「ん?なんかふっきれたみたいだね」
「愛佳、亀井さんとお話できてよかったです」
「やめてよぉ、照れるじゃん」
照れながらも、まんざらではなさそう
今日は亀井さんのいろんな顔を見れた
でも今までのイメージは崩れず、良いところをいっぱい知った
とてもやさしくて、とても無邪気で、それでいて大人で
「おなかすかない?」
「そですね」
「リゾナントでなんか食べよっか!」
もうすぐ日が沈み辺りは暗くなる
そうなる前にとわたし達はリゾナントへ足を速めた
「そう言えば、みっつぃとこうやって2人で話すことあんまりないね」
「めずらしいですねよ」
「そっか、みっつぃがいっつも小春と一緒にいるからだぁ」
「え、そんな、亀井さんがいっつも道重さんといるからじゃないですかぁ」
わたし達のたわいない会話はリゾナントにつくまで止むことはなかった
「愛佳、亀井さんとお話できてよかったです」
「やめてよぉ、照れるじゃん」
照れながらも、まんざらではなさそう
今日は亀井さんのいろんな顔を見れた
でも今までのイメージは崩れず、良いところをいっぱい知った
とてもやさしくて、とても無邪気で、それでいて大人で
「おなかすかない?」
「そですね」
「リゾナントでなんか食べよっか!」
もうすぐ日が沈み辺りは暗くなる
そうなる前にとわたし達はリゾナントへ足を速めた
「そう言えば、みっつぃとこうやって2人で話すことあんまりないね」
「めずらしいですねよ」
「そっか、みっつぃがいっつも小春と一緒にいるからだぁ」
「え、そんな、亀井さんがいっつも道重さんといるからじゃないですかぁ」
わたし達のたわいない会話はリゾナントにつくまで止むことはなかった
257 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/15(月) 23:58:33.10 0
258 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/16(火) 00:51:14.13 0
259 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/16(火) 01:15:47.18 0
260 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/16(火) 03:48:22.20 0
みんなリゾナントしていってるね
261 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/16(火) 06:44:28.83 O
おはようもリゾナント
262 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/16(火) 08:00:48.39 0
>>257
ぽけぽけしながら実は頼りになるカメ… 良いですね! そういうところがイメージに合いましたw
ぽけぽけしながら実は頼りになるカメ… 良いですね! そういうところがイメージに合いましたw
263 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/16(火) 10:37:51.01 0
264 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/16(火) 12:52:39.01 0
念のためにホゼっとこうかな。。。。
265 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/16(火) 14:59:50.58 0
二周年か・・・
お守りを作ってくれた人とかデザートを作ってくれた人とかはまだいらしゃるのかなぁ
お守りを作ってくれた人とかデザートを作ってくれた人とかはまだいらしゃるのかなぁ
266 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/16(火) 16:46:34.57 O
小説の方も実物の方もね
267 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/16(火) 18:42:28.57 0
rizorizo
268 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/16(火) 19:23:15.98 0
2周年って何日なの?
269 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/16(火) 19:27:16.78 0
1 名前:名無し募集中。。。:2008/04/13(日) 21:44:29.34 0
188 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2008/04/13(日) 19:37:30.49 0
黒服を来てダンス踊ってるのはモーニング戦隊リゾナンターなんだよ
悪と戦う正義のヒーロー女集団なのさ
でも彼女達は普段は普通の社会で人間として暮らしてる
隊長の高橋は普段はジムで筋トレするOL、小春はアイドル、光井は女子高生、田中は孤独な不良
などみんなそれぞれ人間界で普通の生活を送ってんだよ
だけど悪の化身ダークネス邪鬼が街で暴れた時に
みんな集合して黒服を着て踊ってリゾナンター変身するわけよ
それを表現したのがあのPV
188 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2008/04/13(日) 19:37:30.49 0
黒服を来てダンス踊ってるのはモーニング戦隊リゾナンターなんだよ
悪と戦う正義のヒーロー女集団なのさ
でも彼女達は普段は普通の社会で人間として暮らしてる
隊長の高橋は普段はジムで筋トレするOL、小春はアイドル、光井は女子高生、田中は孤独な不良
などみんなそれぞれ人間界で普通の生活を送ってんだよ
だけど悪の化身ダークネス邪鬼が街で暴れた時に
みんな集合して黒服を着て踊ってリゾナンター変身するわけよ
それを表現したのがあのPV
270 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/16(火) 20:55:36.02 0
このレスから1000を超える作品が生み出されたのか
271 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/16(火) 21:01:50.86 0
956 名前:名無し募集中。。。 [] 投稿日:2008/04/19(土) 09:58:03.12 0
980超えたら次スレ立てるか
スレタイは「リゾナントブルーAnother Versからストーリーを想像するスレ 第2話」でいいのかね
956 名前:名無し募集中。。。 [] 投稿日:2008/04/19(土) 09:58:03.12 0
980超えたら次スレ立てるか
スレタイは「リゾナントブルーAnother Versからストーリーを想像するスレ 第2話」でいいのかね
272 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/16(火) 21:57:03.89 0
喫茶リゾナントって設定が凄いよね
これがなかったら違ったでしょ
これがなかったら違ったでしょ
273 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/16(火) 22:28:40.76 0
これなかったらだいぶ違っただろうって設定結構あるよね
274 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/16(火) 22:34:04.42 0
最初は超能力者じゃなかったんだな
275 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/16(火) 22:44:03.20 0
したらばの「20スレ目がめでたいのでなんかやりたいスレ」に
>>186-187さんあたりの発想にのっとって新・質問案載せてきた
「この設定がスゴイ(好き)!」とかも入れていいかも 他ご意見ドゾー
…かなしみさんトリビュートは2周年記念と別でも実現したいですけどね
>>186-187さんあたりの発想にのっとって新・質問案載せてきた
「この設定がスゴイ(好き)!」とかも入れていいかも 他ご意見ドゾー
…かなしみさんトリビュートは2周年記念と別でも実現したいですけどね
276 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/16(火) 23:07:01.13 0
277 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/16(火) 23:43:57.60 0
とりあえず立ててみました
みんなでああだこうだ言いましょうぜ
かなしみ戦隊トリビュートアルバム作成スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/music/22534/1268750490/
みんなでああだこうだ言いましょうぜ
かなしみ戦隊トリビュートアルバム作成スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/music/22534/1268750490/
278 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/17(水) 00:50:52.09 0
乙!
でもごめん今日はとりあえず寝ますzzz
でもごめん今日はとりあえず寝ますzzz
279 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/17(水) 00:51:21.55 0
娘。の楽曲を題材にしたかなしみさんのシリーズにトリビュートするのはスレの2周年にふさわしい企画だと思います
自分についてはこれまでも何度もリゾナントさせて貰ってるし、何かが思い浮かんだら企画に関係なく書くとは思います
現在継続中の某シリーズでも…今は言えないや
何はともあれ>>223の続きです
自分についてはこれまでも何度もリゾナントさせて貰ってるし、何かが思い浮かんだら企画に関係なく書くとは思います
現在継続中の某シリーズでも…今は言えないや
何はともあれ>>223の続きです
280 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/17(水) 00:51:40.91 0
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password:○○○○○○○○
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281 : 【無題】[sage] 投稿日:2010/03/17(水) 00:52:28.09 0
助かった。
色んな意味で命拾いをした。
[ 2008/04/18 01:23 ] ブログ|Comment(0) | EDIT | Top↑
助かった。
色んな意味で命拾いをした。
[ 2008/04/18 01:23 ] ブログ|Comment(0) | EDIT | Top↑
282 : 【任務継続】[sage] 投稿日:2010/03/17(水) 00:53:52.12 0
羽田空港には約20分遅れて到着した。
詰め掛けていた報道陣の目を避けて空港の外に出たところで矢口さんから連絡が入った。
矢口さんの口から、私の搭乗した便の操縦士、副操縦士が揃って昏倒したのは、組織からの警告だと聞かされた。
関係の無い多くの人たちの生命を危険に晒したことを詰ったが、「無事だったからいいじゃん」と取り合ってくれなかった。
今回の件でもし私が命を落としていれば、私はそこまでの人間だったということらしい。
しかし自分の力で危機を脱したことによって、私がスパイであるということを高橋愛に知られた失態についての責任は問われないことを確約された。
従順な愛玩犬よりも鋭い牙を持った狂犬のほうが重用される組織の評価基準を満たしたということだろうか。
矢口さんの口から、「裕ちゃんはちょっとぐらいなら飼い犬が噛んだって許してくれるけど、傷跡を残すぐらい強く噛んだらどうなるか、お豆わかってるよね」
組織のトップを名前で呼ぶことで、自分の偉さをひけらかすいけ好かないやり口だ。
だけど免責を伝えてくれたこのいけ好かない女に感謝している自分がいることも事実だ。
私はずっと組織の中で生きてきた。 組織の中で評価されることに力を注いできた。
一瞬の気の迷いで、これまで積み上げてきたものを不意にするところだった。
今後は自重して、組織の歯車に徹しよう。
しかし、それにしてもリゾナンターへの潜入任務を継続とは。
道重さゆみに関しては、吉澤さんによって施された催眠によって、私の正体に関する記憶が改竄されたというが、高橋愛については手付かずだという。
そんな状態であの喫茶店に赴くことは、処刑台に上るようなものだと、任務の変更を訴えたが、あっさりと却下されてしまった。
中澤さんには何か考えがあってのことらしい。
矢口さんからの電話は「頑張ってねお豆ちゃん、キャハハ」という笑い声で切れた。
私はあの人は好きにはなれない。
[ 2008/04/18 03:20 ] ブログ|Comment(0) | EDIT | Top↑
羽田空港には約20分遅れて到着した。
詰め掛けていた報道陣の目を避けて空港の外に出たところで矢口さんから連絡が入った。
矢口さんの口から、私の搭乗した便の操縦士、副操縦士が揃って昏倒したのは、組織からの警告だと聞かされた。
関係の無い多くの人たちの生命を危険に晒したことを詰ったが、「無事だったからいいじゃん」と取り合ってくれなかった。
今回の件でもし私が命を落としていれば、私はそこまでの人間だったということらしい。
しかし自分の力で危機を脱したことによって、私がスパイであるということを高橋愛に知られた失態についての責任は問われないことを確約された。
従順な愛玩犬よりも鋭い牙を持った狂犬のほうが重用される組織の評価基準を満たしたということだろうか。
矢口さんの口から、「裕ちゃんはちょっとぐらいなら飼い犬が噛んだって許してくれるけど、傷跡を残すぐらい強く噛んだらどうなるか、お豆わかってるよね」
組織のトップを名前で呼ぶことで、自分の偉さをひけらかすいけ好かないやり口だ。
だけど免責を伝えてくれたこのいけ好かない女に感謝している自分がいることも事実だ。
私はずっと組織の中で生きてきた。 組織の中で評価されることに力を注いできた。
一瞬の気の迷いで、これまで積み上げてきたものを不意にするところだった。
今後は自重して、組織の歯車に徹しよう。
しかし、それにしてもリゾナンターへの潜入任務を継続とは。
道重さゆみに関しては、吉澤さんによって施された催眠によって、私の正体に関する記憶が改竄されたというが、高橋愛については手付かずだという。
そんな状態であの喫茶店に赴くことは、処刑台に上るようなものだと、任務の変更を訴えたが、あっさりと却下されてしまった。
中澤さんには何か考えがあってのことらしい。
矢口さんからの電話は「頑張ってねお豆ちゃん、キャハハ」という笑い声で切れた。
私はあの人は好きにはなれない。
[ 2008/04/18 03:20 ] ブログ|Comment(0) | EDIT | Top↑
283 : 【無題】[] 投稿日:2010/03/17(水) 00:54:41.23 0
リゾナンターなんてチョロいものだ。そしてバカばかり。 特にリーダー。
それにしても田中れいなのチキンぶりは意外だった。
久住小春の抱える孤独にはどこか私と相通ずるものを感じる。
[ 2008/04/18 22:37 ] ブログ|Comment(0) | EDIT | Top↑
リゾナンターなんてチョロいものだ。そしてバカばかり。 特にリーダー。
それにしても田中れいなのチキンぶりは意外だった。
久住小春の抱える孤独にはどこか私と相通ずるものを感じる。
[ 2008/04/18 22:37 ] ブログ|Comment(0) | EDIT | Top↑
284 : 【逆念写】[sage] 投稿日:2010/03/17(水) 00:55:25.00 0
3時過ぎに喫茶リゾナントに赴いた。
店の扉を開けるときには緊張したが、これまでと変わらない態度で迎えられた。
高橋愛は私の顔を見てホッとしたような表情をしていた。
私の正体を知っているはずなのに、何故だろう。
大阪の土産は?と催促する亀井絵里。 病状は大したことは無かったらしい。
ガキさんはお仕事で行ってたんだからとたしなめる道重さゆみ。 吉澤さんの催眠は完璧だ。
あの病院での出来事がまるで夢のようにも思えるが、そうでないことは私が知っている。
4時過ぎに久住小春、光井愛佳が相次いで来店して、8人のリゾナンターが顔を揃えた。
小春がリゾナンターには裏切り者がいると言い出した。
思わず高橋愛の顔を見てしまったが、彼女も戸惑っている様子だった。
久住は逆念写で裏切り者を焙り出すという。
白紙にそれぞれの名前を書き、小春が念じれば裏切り者の名前だけが残るという。
自信満々な小春を見て、それがブラフだということはすぐわかった。
逆念写によって裏切り者だということがばれてしまうことを恐れて、自分の名前を書かないメンバーが裏切り者だという論理展開なのだろう。
バカらしいと思ったが、高橋も含めた他のメンバーは信じている様子だった。
本当に救い難いバカな連中だ。
一瞬自分の名前を書かないでおくという考えが頭を過ぎったが、任務を無事に果すためには無難に行動すべきだろう。
失態の直後だからなおさらのことだ。
逆念写は意外な結果に終わった。
田中れいなが自分の名前を書かなかったのだ。
万が一自分の名前だけが残って、犯人だと疑われることを恐れたのだ。
勝ち誇ったかのように田中を裏切り者だと断じる久住だったが、高橋がリーダーとしての権限で裏切り者は存在しないと結論付けた。
久住は傷ついた様子で店を出て行った。
私は久住を気遣う振りをしてその後を追った。
サブリーダーとしての務めを果したわけだ。
その後も色々とあったが、記録しておく価値は無い。
[ 2008/04/19 00:13 ] ブログ|Comment(0) | EDIT | Top↑
店の扉を開けるときには緊張したが、これまでと変わらない態度で迎えられた。
高橋愛は私の顔を見てホッとしたような表情をしていた。
私の正体を知っているはずなのに、何故だろう。
大阪の土産は?と催促する亀井絵里。 病状は大したことは無かったらしい。
ガキさんはお仕事で行ってたんだからとたしなめる道重さゆみ。 吉澤さんの催眠は完璧だ。
あの病院での出来事がまるで夢のようにも思えるが、そうでないことは私が知っている。
4時過ぎに久住小春、光井愛佳が相次いで来店して、8人のリゾナンターが顔を揃えた。
小春がリゾナンターには裏切り者がいると言い出した。
思わず高橋愛の顔を見てしまったが、彼女も戸惑っている様子だった。
久住は逆念写で裏切り者を焙り出すという。
白紙にそれぞれの名前を書き、小春が念じれば裏切り者の名前だけが残るという。
自信満々な小春を見て、それがブラフだということはすぐわかった。
逆念写によって裏切り者だということがばれてしまうことを恐れて、自分の名前を書かないメンバーが裏切り者だという論理展開なのだろう。
バカらしいと思ったが、高橋も含めた他のメンバーは信じている様子だった。
本当に救い難いバカな連中だ。
一瞬自分の名前を書かないでおくという考えが頭を過ぎったが、任務を無事に果すためには無難に行動すべきだろう。
失態の直後だからなおさらのことだ。
逆念写は意外な結果に終わった。
田中れいなが自分の名前を書かなかったのだ。
万が一自分の名前だけが残って、犯人だと疑われることを恐れたのだ。
勝ち誇ったかのように田中を裏切り者だと断じる久住だったが、高橋がリーダーとしての権限で裏切り者は存在しないと結論付けた。
久住は傷ついた様子で店を出て行った。
私は久住を気遣う振りをしてその後を追った。
サブリーダーとしての務めを果したわけだ。
その後も色々とあったが、記録しておく価値は無い。
[ 2008/04/19 00:13 ] ブログ|Comment(0) | EDIT | Top↑
285 : 【田中れいな、久住小春】[sage] 投稿日:2010/03/17(水) 00:56:20.36 0
田中れいなと久住小春。
街の不良と現役アイドル。
茶髪と黒髪。
熱血と怜悧。
田中れいなは芸能人久住小春への憧れを隠さないが、リゾナンターの和を乱す久住小春に対しては容赦ない。
久住小春はそんな田中を疎ましく思っている。
対照的な二人だがどちらも喫茶リゾナントを、リゾナンターを大事に思っている。
今夜の出来事でそれがわかった。
久住の孤独に自分と相通ずるものを感じたと思ったが、それは私もリゾナントを大切な場所だと思ってるのだろうか。
そんな筈は無いと言い切れない自分が情けない。
田中と久住の共通点がもう一つあった(笑
明日は高橋が遠出をするので、リゾナントの留守を守るように言われた。
スパイである私にそんなことを頼むとは、あの女も相当おめでたい。
[ 2008/04/19 00:32 ] ブログ|Comment(0) | EDIT | Top↑
田中れいなと久住小春。
街の不良と現役アイドル。
茶髪と黒髪。
熱血と怜悧。
田中れいなは芸能人久住小春への憧れを隠さないが、リゾナンターの和を乱す久住小春に対しては容赦ない。
久住小春はそんな田中を疎ましく思っている。
対照的な二人だがどちらも喫茶リゾナントを、リゾナンターを大事に思っている。
今夜の出来事でそれがわかった。
久住の孤独に自分と相通ずるものを感じたと思ったが、それは私もリゾナントを大切な場所だと思ってるのだろうか。
そんな筈は無いと言い切れない自分が情けない。
田中と久住の共通点がもう一つあった(笑
明日は高橋が遠出をするので、リゾナントの留守を守るように言われた。
スパイである私にそんなことを頼むとは、あの女も相当おめでたい。
[ 2008/04/19 00:32 ] ブログ|Comment(0) | EDIT | Top↑
286 : 【車内にて】[sage] 投稿日:2010/03/17(水) 00:57:09.58 0
寝坊してしまった。
理由は前夜、小春を伴ってリゾナントに戻ってから起きたことだ。
本当にバカバカしい。
私の把握する限り、今日はリゾナントに対する組織の作戦行動は予定されていないので、留守を守るもないのだが。
それでもタクシーであの店へ急ぐ私。
私は私が判らない。
[ 2008/04/19 11:57 ] ブログ|Comment(0) | EDIT | Top↑
寝坊してしまった。
理由は前夜、小春を伴ってリゾナントに戻ってから起きたことだ。
本当にバカバカしい。
私の把握する限り、今日はリゾナントに対する組織の作戦行動は予定されていないので、留守を守るもないのだが。
それでもタクシーであの店へ急ぐ私。
私は私が判らない。
[ 2008/04/19 11:57 ] ブログ|Comment(0) | EDIT | Top↑
287 : 【犯人探し】[sage] 投稿日:2010/03/17(水) 00:58:03.19 0
今、休憩中。
残しておくつもりはなかったが、前夜の出来事を書いておく。
リゾナントを飛び出していった小春を連れ戻してからの出来事だ。
リゾナントには夕餉の支度が整えられていた。
高橋なりの心づくしなのだろう。
食事が始まると数十分前までの緊迫した空気が嘘のように和やかな団欒の雰囲気が醸し出されたが、誰かの無作法な行為がその場の空気を一変させた。
誰もが自分は犯人であることを否定する。
高橋は犯人探しの為に精神感応を発動させる始末だった。
私も付き合いで全員の意識下まで探るふりをした。
ふりだけだ、こんな馬鹿馬鹿しいことで能力を発動させるなんて愚かなことだ。
逆念写の際の高橋を真似して、誰が犯人か判らないということで事態を収拾させようとしたが、道重さゆみがとんでもないことを言い出した。
ガキさんが嘘をついていないのに、8人の中に犯人がいないというのだから、ガキさんが犯人に違いない。
思わず失笑しそうになるぐらい、幼稚で穴だらけの推理だったが、誰もがそれを信じだしてしまう始末。
本当にバカばかりだ。
一旦こんな事態に陥ってしまっては、本当に私のチカラで犯人を見つけ出したとしても誰も信じないだろう。
高橋にいたっては「やっぱりガキさんの匂いやったわ」、あのバカ。
幸いにも私への疑いは犯人銭琳の自白で晴らされたが、何か自分でも取り乱してしまった気がする。
そのせいか疲れてしまって深く眠ってしまった。
本来私の眠りは浅いのに、何故あんなに熟睡してしまったのだろう。
今も気分が晴れ晴れとしている。
店で田中れいなに指図されるのは気に食わないが、まあよしとする。
と思ってたら、また私の名を呼んでいる。
サブリーダーの仮面を被るとしよう。
[ 2008/04/19 15:49 ] ブログ|Comment(0) | EDIT | Top↑
今、休憩中。
残しておくつもりはなかったが、前夜の出来事を書いておく。
リゾナントを飛び出していった小春を連れ戻してからの出来事だ。
リゾナントには夕餉の支度が整えられていた。
高橋なりの心づくしなのだろう。
食事が始まると数十分前までの緊迫した空気が嘘のように和やかな団欒の雰囲気が醸し出されたが、誰かの無作法な行為がその場の空気を一変させた。
誰もが自分は犯人であることを否定する。
高橋は犯人探しの為に精神感応を発動させる始末だった。
私も付き合いで全員の意識下まで探るふりをした。
ふりだけだ、こんな馬鹿馬鹿しいことで能力を発動させるなんて愚かなことだ。
逆念写の際の高橋を真似して、誰が犯人か判らないということで事態を収拾させようとしたが、道重さゆみがとんでもないことを言い出した。
ガキさんが嘘をついていないのに、8人の中に犯人がいないというのだから、ガキさんが犯人に違いない。
思わず失笑しそうになるぐらい、幼稚で穴だらけの推理だったが、誰もがそれを信じだしてしまう始末。
本当にバカばかりだ。
一旦こんな事態に陥ってしまっては、本当に私のチカラで犯人を見つけ出したとしても誰も信じないだろう。
高橋にいたっては「やっぱりガキさんの匂いやったわ」、あのバカ。
幸いにも私への疑いは犯人銭琳の自白で晴らされたが、何か自分でも取り乱してしまった気がする。
そのせいか疲れてしまって深く眠ってしまった。
本来私の眠りは浅いのに、何故あんなに熟睡してしまったのだろう。
今も気分が晴れ晴れとしている。
店で田中れいなに指図されるのは気に食わないが、まあよしとする。
と思ってたら、また私の名を呼んでいる。
サブリーダーの仮面を被るとしよう。
[ 2008/04/19 15:49 ] ブログ|Comment(0) | EDIT | Top↑
288 : 名無し募集中。。。[sage] 投稿日:2010/03/17(水) 00:59:12.15 0
>>280-287
以上「ガキさんのブログきたあああああ! 2アクセス目」(違
ちょっと褒めてもらうと調子に乗って凝りすぎてゴチャゴチャになってしまうのが私のデフォです。まあお遊びということで。
当たり前の話ですがこのブログを書いたのは本当のガキさんじゃなくて、おっさんの中のガキさんなのでおっさんくさい言葉が山盛りです。
異なる書き手の書いた単発作品をガキさん視点で繋いでいくという趣旨の試みなので、繋ぎやすい作品を選んでリゾナントさせて頂きました。
ネタの性格上リゾナント元の作品中の表現をそのまま引用する場合があることをご了承ください。
時系列的には[Niigaki](01)780 『関空発→羽田 ボーイング機内』 の少し後からスタートし
[Kusumi](01)849 『孤独の“逆念写”』 2008/04/18(金) 22:37:55
[Other](01)885 名無し募集中。。。 2008/04/19(土) 00:25:27.80 (いわゆるへコキ虫の話)を経て、
Takahashi](02)034 『the Resonanter i914』 2008/04/19(土) 21:53:17.の少し前という設定です。
以上「ガキさんのブログきたあああああ! 2アクセス目」(違
ちょっと褒めてもらうと調子に乗って凝りすぎてゴチャゴチャになってしまうのが私のデフォです。まあお遊びということで。
当たり前の話ですがこのブログを書いたのは本当のガキさんじゃなくて、おっさんの中のガキさんなのでおっさんくさい言葉が山盛りです。
異なる書き手の書いた単発作品をガキさん視点で繋いでいくという趣旨の試みなので、繋ぎやすい作品を選んでリゾナントさせて頂きました。
ネタの性格上リゾナント元の作品中の表現をそのまま引用する場合があることをご了承ください。
時系列的には[Niigaki](01)780 『関空発→羽田 ボーイング機内』 の少し後からスタートし
[Kusumi](01)849 『孤独の“逆念写”』 2008/04/18(金) 22:37:55
[Other](01)885 名無し募集中。。。 2008/04/19(土) 00:25:27.80 (いわゆるへコキ虫の話)を経て、
Takahashi](02)034 『the Resonanter i914』 2008/04/19(土) 21:53:17.の少し前という設定です。
289 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/17(水) 01:04:29.92 0
下げまくってしまったw
展開が完全に破綻するまであともう少し見逃してくだされ
展開が完全に破綻するまであともう少し見逃してくだされ
290 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/17(水) 01:25:48.46 0
291 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/17(水) 02:44:32.79 0
292 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/17(水) 06:41:02.45 O
おはよ~
後で読むよ~
後で読むよ~
293 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/17(水) 08:49:16.18 0
ガキさんのブログの更新をチェックするのが日課です
294 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/17(水) 10:58:12.11 0
>>288
手法がこれまでになかったものなのですごく新鮮ですね
内容も超初期の作品を繋いでいっているのにも関わらず新鮮で不思議です
カラーの違う「犯人探し」の2作品をこのような形で繋ぐとはなんとも見事です
それにしてもこの短期間でよくこれだけバラバラなピースを破綻なく統合していけますねえ
脱帽ですほんと
手法がこれまでになかったものなのですごく新鮮ですね
内容も超初期の作品を繋いでいっているのにも関わらず新鮮で不思議です
カラーの違う「犯人探し」の2作品をこのような形で繋ぐとはなんとも見事です
それにしてもこの短期間でよくこれだけバラバラなピースを破綻なく統合していけますねえ
脱帽ですほんと
295 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/17(水) 12:08:22.65 0
ホゼナントクリヤー参上!
296 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/17(水) 12:57:08.03 0
>>288
このブログにリゾナンターの面々のコメントが付く日が来ることを祈ってるよ
このブログにリゾナンターの面々のコメントが付く日が来ることを祈ってるよ
297 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/17(水) 14:18:38.77 0
从*・ 。.・) <さゆみのブログのアクセス数には勝てないわ
298 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/17(水) 16:23:33.97 0
299 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/17(水) 16:27:43.15 0
なるほどそれでガキさんはなんとか眉毛だけでも露出させようと奮闘中なわけですね
300 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/17(水) 17:49:27.53 0
さゆブログより
今ね、電車に乗ってるの。
一人です。
だけど、端から見たら二人です。
なぜかって?
だって...
お隣りの人が...
かなしみ戦隊リゾナンターSS 「電車の二人」
http://resonant.pockydiary.net/index.cgi?no=852
を思い出した人他にいますか?w
今ね、電車に乗ってるの。
一人です。
だけど、端から見たら二人です。
なぜかって?
だって...
お隣りの人が...
かなしみ戦隊リゾナンターSS 「電車の二人」
http://resonant.pockydiary.net/index.cgi?no=852
を思い出した人他にいますか?w
301 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/17(水) 19:51:14.46 0
さゆがリゾナントしたんですねw
302 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/17(水) 20:11:04.57 0
よく覚えてるねぇw
303 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/17(水) 21:28:59.90 0
>>300じゃないけどリゾスレ見だした去年の末からなんで全部の作品が記憶に新しい状態
だから2周年とかピンとこないですw
だから2周年とかピンとこないですw
304 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/17(水) 22:22:28.52 0
305 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/17(水) 22:45:58.88 0
306 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/17(水) 23:04:10.58 0
●月◆日(木) PM 9:00
亀井は寒さに震えながらコンビニへと向かう途中だった。
道重は足のむくみをとるためのマッサージをしていた。
久住は仕事帰りのタクシーの中だった。
光井は図書館で期末テストの勉強をしていた。
リンリンは部屋でギターを弾きならしていた。
ジュンジュンは餃子の皮を作っていた。
そして、新垣は遅めの夕食の用意をしていた。
『みんな、出動の用意して!ダークネスが現れたわ!場所は町外れの××!
私は先にれいなと向かうから、みんなできるだけ早く支援に来てちょうだい!!』
それぞれの頭の中にリーダー高橋からの声が届く。
喫茶リゾナントから漏れてくる灯りが消え、2つの影が飛び出してくる。それは、高橋愛と田中れいなの二名
二人の白いリゾナンタースーツが、黒色の闇夜に浮かび上がっている
* * * * * *
なんか胸騒ぎがして、ここにまた来てよかったと本当に思う。
こんな時間にこんなところに現れるなんて、ちょっとしたストーカーみたいね、私、フフ…
しかし、なんであんな変わった格好をしているんだろう?あんな薄い服を着て寒くないのかしら?
高橋とかいう女と田中さん、おんなじような服装だったけど、これから何かあるのかしら?
でも、双眼鏡で田中さんの顔をアップにして見たら、ちょっとピンと来たことがあったわ
あの顔は私を助けてくれた時、私に稽古をつけてくれた時、何度も訪れたピンチの時にみせた表情
やはり私が憧れたあの田中さんの魅力は失われていないようだ。戦いの女神としての美しさ…
あっ、こうしていてはいられない、田中さんがどこに向かうのか突き止めなくては・・・
* * * * *
亀井は寒さに震えながらコンビニへと向かう途中だった。
道重は足のむくみをとるためのマッサージをしていた。
久住は仕事帰りのタクシーの中だった。
光井は図書館で期末テストの勉強をしていた。
リンリンは部屋でギターを弾きならしていた。
ジュンジュンは餃子の皮を作っていた。
そして、新垣は遅めの夕食の用意をしていた。
『みんな、出動の用意して!ダークネスが現れたわ!場所は町外れの××!
私は先にれいなと向かうから、みんなできるだけ早く支援に来てちょうだい!!』
それぞれの頭の中にリーダー高橋からの声が届く。
喫茶リゾナントから漏れてくる灯りが消え、2つの影が飛び出してくる。それは、高橋愛と田中れいなの二名
二人の白いリゾナンタースーツが、黒色の闇夜に浮かび上がっている
* * * * * *
なんか胸騒ぎがして、ここにまた来てよかったと本当に思う。
こんな時間にこんなところに現れるなんて、ちょっとしたストーカーみたいね、私、フフ…
しかし、なんであんな変わった格好をしているんだろう?あんな薄い服を着て寒くないのかしら?
高橋とかいう女と田中さん、おんなじような服装だったけど、これから何かあるのかしら?
でも、双眼鏡で田中さんの顔をアップにして見たら、ちょっとピンと来たことがあったわ
あの顔は私を助けてくれた時、私に稽古をつけてくれた時、何度も訪れたピンチの時にみせた表情
やはり私が憧れたあの田中さんの魅力は失われていないようだ。戦いの女神としての美しさ…
あっ、こうしていてはいられない、田中さんがどこに向かうのか突き止めなくては・・・
* * * * *
307 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/17(水) 23:05:42.53 0
●月◆日(木) PM 10:00
「今回はあっけなかったね~やっぱり絵里達、さ・い・きょ・う・かも~」
「その通りなの!さゆみがいればダークネスなんて全然怖くないの!」
「こら~まだ、私がこの辺に住んでいる人の記憶を修正しているんだから、うるさくしない!」
「ごめんなさ~い、ガキさん…でも~そう行っているガキさんも~顔が笑ってますよ~エヘヘ」
ダークネスの破壊行動を防ぐことに成功したリゾナンターのメンバーは戦闘後で上がった息を整えていた。
「デモ、道重サンが言ったようにジュンジュン達、ズット強くなっていると思いマス!」
ジュンジュンは戦闘時に使用したぐにゃっと曲がった鉄パイプを手に持ちながら言った。
「リンリンもそう思いマス!一人一人の能力が強くなっているの感じますヨ!
リンリン、炎を曲げられるようにナリマシタ!グリーンスネイク、カモン!!!」
リンリンは手のひらの上で蛇のように緑色の炎をくねくねと躍らせていた。
「リンリンのその技面白いね~小春も、こうやって・・・うわっ」
久住の手から放たれた雷が道重と田中の近くに落ち、落雷した部分の地面に焼け焦げができた。
「小春ちゃん!むやみやたらに雷を打たないの!危ないの!」
「小春、危ないっちゃろ!」
道重とれいなが久住を叱ることはいつも通りの光景の光景となっていた。
「高橋さん、ちょっといいですか?」
そんな勝利の余韻を味わっている面々を横目に一人やけに静かな制服姿の光井が高橋に声をかけた。
「ん??どうした、愛佳?」
光井がやけに静かなことに気がついた高橋が、騒いでいるメンバーの輪から外れ、光井に近づいて行った。
「あの、高橋さん・・・最近、田中さんと喧嘩してませんよね?」
「れいなと?最近は・・・してないけど、どうかしたの?」
「していないならいいですけど…田中さんとけんかする未来が視えたので忠告しておきますね」
高橋は光井の頭に手を軽く置き、笑って答えた。
「大丈夫やって。私とれいなが喧嘩しそうになっても、私が我慢すればいいだけやし。
そんなことは絶対に起きないから気にしないで大丈夫やよ。愛佳、ありがとうね」
「今回はあっけなかったね~やっぱり絵里達、さ・い・きょ・う・かも~」
「その通りなの!さゆみがいればダークネスなんて全然怖くないの!」
「こら~まだ、私がこの辺に住んでいる人の記憶を修正しているんだから、うるさくしない!」
「ごめんなさ~い、ガキさん…でも~そう行っているガキさんも~顔が笑ってますよ~エヘヘ」
ダークネスの破壊行動を防ぐことに成功したリゾナンターのメンバーは戦闘後で上がった息を整えていた。
「デモ、道重サンが言ったようにジュンジュン達、ズット強くなっていると思いマス!」
ジュンジュンは戦闘時に使用したぐにゃっと曲がった鉄パイプを手に持ちながら言った。
「リンリンもそう思いマス!一人一人の能力が強くなっているの感じますヨ!
リンリン、炎を曲げられるようにナリマシタ!グリーンスネイク、カモン!!!」
リンリンは手のひらの上で蛇のように緑色の炎をくねくねと躍らせていた。
「リンリンのその技面白いね~小春も、こうやって・・・うわっ」
久住の手から放たれた雷が道重と田中の近くに落ち、落雷した部分の地面に焼け焦げができた。
「小春ちゃん!むやみやたらに雷を打たないの!危ないの!」
「小春、危ないっちゃろ!」
道重とれいなが久住を叱ることはいつも通りの光景の光景となっていた。
「高橋さん、ちょっといいですか?」
そんな勝利の余韻を味わっている面々を横目に一人やけに静かな制服姿の光井が高橋に声をかけた。
「ん??どうした、愛佳?」
光井がやけに静かなことに気がついた高橋が、騒いでいるメンバーの輪から外れ、光井に近づいて行った。
「あの、高橋さん・・・最近、田中さんと喧嘩してませんよね?」
「れいなと?最近は・・・してないけど、どうかしたの?」
「していないならいいですけど…田中さんとけんかする未来が視えたので忠告しておきますね」
高橋は光井の頭に手を軽く置き、笑って答えた。
「大丈夫やって。私とれいなが喧嘩しそうになっても、私が我慢すればいいだけやし。
そんなことは絶対に起きないから気にしないで大丈夫やよ。愛佳、ありがとうね」
308 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/17(水) 23:08:01.51 0
高橋はパンパンと手を叩いて興奮冷めやまぬメンバーの注目を集めた。更に新垣が輪に加わる。
「愛ちゃん、だいたいこの辺に住んでいる人の記憶の修正終わったよ」
「ガキさん、お疲れ様やよ!すまんの~いつもいつも。
よーし、それじゃ解散するけど、みんなリゾナントにおいで!ケーキくらいなら出すよ~」
「「「行く~」」」
特に元気な声をあげたのはリンリンと道重であった。
* * * * *
ふぅん・・・田中さんの眼が輝いていたのはこういうことか・・・
なんだかんだ言ってあの人は戦いの中にしか身を置けないんだなぁ。フフフ
以前に比べてかなり動きにしなやかさが増していたな…田中さん、今も鍛えているようですね…
それから、私が思った以上にあの田中さんに『おともだちが』いたのね・・・
「絵里」「さゆみ」「ガキさん」「ジュンジュン」「リンリン」「小春」「光井」それに「高橋」か・・・
っていうか「小春」って芸能人の「月島きらり」じゃないのかな?とても似ているんだけどな
その「小春」の手から赤い色の雷みたいなものが出ていったように見えたけど、あれはなんだったのかしら?
あと、緑色の炎も見えたし・・・いったい何者なのかしら?あの人たちは・・・
それから、あの戦っている相手・・・『ダークネス』とか言っていたな。そして、田中さんは『リゾナンター』?
何?この戦隊ヒーローみたいなセンスのないダッサイ名前は?悪と戦う正義の味方みたいな感じ?
あぁ、格好悪くて、田中さんには似合わないわね…自分のためだけに田中さんは生きていればいいのに…
考えるたびにいらいらしてくる。戦いを楽しんでいる田中さんはいいけど、その横に誰かがいるなんて…
リゾナンターが正義の旗を掲げていたとしても、田中さんがそんな誰かのために戦うなんて…私は認めたくない。
私の手で田中さんをあの人がいるべき場所に戻してあげたいけど…一体、どうしたらいいんだろう?
・・・これって嫉妬なのかな?それとも違う思いなのかな…私自身にもわからないなんて…
* * * * *
「愛ちゃん、だいたいこの辺に住んでいる人の記憶の修正終わったよ」
「ガキさん、お疲れ様やよ!すまんの~いつもいつも。
よーし、それじゃ解散するけど、みんなリゾナントにおいで!ケーキくらいなら出すよ~」
「「「行く~」」」
特に元気な声をあげたのはリンリンと道重であった。
* * * * *
ふぅん・・・田中さんの眼が輝いていたのはこういうことか・・・
なんだかんだ言ってあの人は戦いの中にしか身を置けないんだなぁ。フフフ
以前に比べてかなり動きにしなやかさが増していたな…田中さん、今も鍛えているようですね…
それから、私が思った以上にあの田中さんに『おともだちが』いたのね・・・
「絵里」「さゆみ」「ガキさん」「ジュンジュン」「リンリン」「小春」「光井」それに「高橋」か・・・
っていうか「小春」って芸能人の「月島きらり」じゃないのかな?とても似ているんだけどな
その「小春」の手から赤い色の雷みたいなものが出ていったように見えたけど、あれはなんだったのかしら?
あと、緑色の炎も見えたし・・・いったい何者なのかしら?あの人たちは・・・
それから、あの戦っている相手・・・『ダークネス』とか言っていたな。そして、田中さんは『リゾナンター』?
何?この戦隊ヒーローみたいなセンスのないダッサイ名前は?悪と戦う正義の味方みたいな感じ?
あぁ、格好悪くて、田中さんには似合わないわね…自分のためだけに田中さんは生きていればいいのに…
考えるたびにいらいらしてくる。戦いを楽しんでいる田中さんはいいけど、その横に誰かがいるなんて…
リゾナンターが正義の旗を掲げていたとしても、田中さんがそんな誰かのために戦うなんて…私は認めたくない。
私の手で田中さんをあの人がいるべき場所に戻してあげたいけど…一体、どうしたらいいんだろう?
・・・これって嫉妬なのかな?それとも違う思いなのかな…私自身にもわからないなんて…
* * * * *
309 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/17(水) 23:09:18.61 0
「あんたが夏焼雅?」
ぼうっと考えていた雅は急に名前を呼ばれ虚を突かれて驚き、後ろを振り返った。
そこには背の低い金髪の女が民家の塀に寄り掛かりながら立っていた。
「あ、やっぱ、あんたが夏焼雅だね。写真とそっくりだ~キャハハ、ウケルし~」
女は懐から写真を取り出して、雅に近づいてきた。
「しかし、あんた、あの新垣の記憶操作から隠れ通すなんて、なかなかできないよ~普通じゃないね~
さすがれいなの自称『弟子』なだけあるよ~」
『田中れいな』の名前を聞いて雅の鼻の頭がピクっと動いた。
「あなた、誰ですか?私の名前を知ってて、田中さんのことも知っているなんて」
女は私の質問に答えようとはせずに、雅の顔をしばらくじっと見つめ、ため息をつき呟いた。
「でも・・・能力はマイナスか。チェッ、せっかく楽しめるかと思ったのに、残念だな」
「なに訳わかんないこと言ってるのよ!何が目的なの?用がないなら帰ってください」
女は髪の毛をかきむしりながら、急にいらいらした口調で話し始めた。
「チッ…おいらだって、本当ならこんな仕事興味ないんだ。ボスがしろって言うから仕方なくしてやってるんだよ。
まったく、『ダークネス』きっての実力者のおいらがなんでこんな調査なんてしなきゃいけないんだか…」
「実力者?『ダークネス』って・・・プッ、アハハ」
女の愚痴のような言葉の中にあった現実とは思えない言葉に雅は思わず吹き出してしまった。
「ほんとうにいるんだ、しかも、田中さんが戦っているのがあんたみたいなものなんて、アハハ」
目の前にいる小さい女が『実力者』と言い切るような組織、そしてそのネーミングセンスが笑いのツボにハマったようだ。
雅の言葉が女の怒りの導火線に火をつけたようで、女の口調が荒くなった。
「うるせえんだよ!おいらだって本当はもっといい名前を提案したのに却下されたんだ!
・・・それから、おいらのことを、そして、ダークネスをなめるな!!」
そう女が周囲の空気が震えるほどの大声で叫び、雅に向かって両手を突き出してきた。
次の瞬間、見えない何かの力によって飛ばされ、彼女は地面に背中から強く叩きつけられた。
ぼうっと考えていた雅は急に名前を呼ばれ虚を突かれて驚き、後ろを振り返った。
そこには背の低い金髪の女が民家の塀に寄り掛かりながら立っていた。
「あ、やっぱ、あんたが夏焼雅だね。写真とそっくりだ~キャハハ、ウケルし~」
女は懐から写真を取り出して、雅に近づいてきた。
「しかし、あんた、あの新垣の記憶操作から隠れ通すなんて、なかなかできないよ~普通じゃないね~
さすがれいなの自称『弟子』なだけあるよ~」
『田中れいな』の名前を聞いて雅の鼻の頭がピクっと動いた。
「あなた、誰ですか?私の名前を知ってて、田中さんのことも知っているなんて」
女は私の質問に答えようとはせずに、雅の顔をしばらくじっと見つめ、ため息をつき呟いた。
「でも・・・能力はマイナスか。チェッ、せっかく楽しめるかと思ったのに、残念だな」
「なに訳わかんないこと言ってるのよ!何が目的なの?用がないなら帰ってください」
女は髪の毛をかきむしりながら、急にいらいらした口調で話し始めた。
「チッ…おいらだって、本当ならこんな仕事興味ないんだ。ボスがしろって言うから仕方なくしてやってるんだよ。
まったく、『ダークネス』きっての実力者のおいらがなんでこんな調査なんてしなきゃいけないんだか…」
「実力者?『ダークネス』って・・・プッ、アハハ」
女の愚痴のような言葉の中にあった現実とは思えない言葉に雅は思わず吹き出してしまった。
「ほんとうにいるんだ、しかも、田中さんが戦っているのがあんたみたいなものなんて、アハハ」
目の前にいる小さい女が『実力者』と言い切るような組織、そしてそのネーミングセンスが笑いのツボにハマったようだ。
雅の言葉が女の怒りの導火線に火をつけたようで、女の口調が荒くなった。
「うるせえんだよ!おいらだって本当はもっといい名前を提案したのに却下されたんだ!
・・・それから、おいらのことを、そして、ダークネスをなめるな!!」
そう女が周囲の空気が震えるほどの大声で叫び、雅に向かって両手を突き出してきた。
次の瞬間、見えない何かの力によって飛ばされ、彼女は地面に背中から強く叩きつけられた。
310 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/17(水) 23:11:11.07 0
背中から叩きつけられた雅は起き上がろうとしたが、体はいうことをきかなかった。
「クッ・・・動けない・・・どうして?ウッ、ウッ・・・」
必死にもがいたが、左手が、両足が地面に打ち付けられたように全く動かなかった。
「わかった?あんたみたいな普通の子、全然怖くないんだよ。
知らないだろうから教えてあげる。私達、ダークネスのメンバーは超能力を持ってるんだ。
あんたみたいな普通の小娘がまとめてかかってきても構わないくらい強いのさ。
…まあ、普通なら全然動けないのにあんたは右手が動くし、普通の人よりは強いのかもしれないわね」
女からは愛情というものが欠落し、倒れている雅を実験動物として見るような冷たさが感じられた。
「私をどうするつもりなのよ!ただじゃおかないわよ!!」
「キャハハ、そんな地面に倒れた状況でなかったら、さぞ威勢のいい台詞なんでしょうね。
さっきまでなら何もしないで帰るつもりだったけど、バカにしたあんたには、それ相当の罰を!」
そういい女は動けない雅の腹を尖ったピンヒールで踏みつけた。
「あれぇ?どうしたのかなあ?雅ちゃん?さっきまでの威勢はどこにいったのかなぁ?」
そういいながら女は雅の腹を、足を、腕を何度も何度も執拗に蹴り続けた。
「これでも、私が弱いっていうの?ほら、どうよ?」
少しずつ意識が遠くなっているのを感じながら必死に雅は心の中で助けを求めた―誰も来ないのは分かっているのに
「これくらいでいいかな…あとで記憶操作して、すべて忘れさせればいいだろうし…」
そういい女は携帯端末を取り出し、ぶつぶつと自分以外には聞こえないはずの大きさの声で呟いた。
「しかし、思った以上に期待はずれだったわね…力の全くないただのガキだったし・・・
ふん、田中れいなの弟子がこんなんじゃ、あれも大したことないわね」
意識が遠くなりそうになっていた雅は体を震わせながら、唯一動かすことのできた右腕で女の足首をつかんだ。
「・・・今、なんて言った!なんて言ったんだ!田中さんのことを、田中さんのことを!!
私が誰よりも、世界中の誰よりも尊敬して、大切なあの人のことを!
私のことは何と言ってもいい、だが、田中さんのことだけはバカにするな!」
「クッ・・・動けない・・・どうして?ウッ、ウッ・・・」
必死にもがいたが、左手が、両足が地面に打ち付けられたように全く動かなかった。
「わかった?あんたみたいな普通の子、全然怖くないんだよ。
知らないだろうから教えてあげる。私達、ダークネスのメンバーは超能力を持ってるんだ。
あんたみたいな普通の小娘がまとめてかかってきても構わないくらい強いのさ。
…まあ、普通なら全然動けないのにあんたは右手が動くし、普通の人よりは強いのかもしれないわね」
女からは愛情というものが欠落し、倒れている雅を実験動物として見るような冷たさが感じられた。
「私をどうするつもりなのよ!ただじゃおかないわよ!!」
「キャハハ、そんな地面に倒れた状況でなかったら、さぞ威勢のいい台詞なんでしょうね。
さっきまでなら何もしないで帰るつもりだったけど、バカにしたあんたには、それ相当の罰を!」
そういい女は動けない雅の腹を尖ったピンヒールで踏みつけた。
「あれぇ?どうしたのかなあ?雅ちゃん?さっきまでの威勢はどこにいったのかなぁ?」
そういいながら女は雅の腹を、足を、腕を何度も何度も執拗に蹴り続けた。
「これでも、私が弱いっていうの?ほら、どうよ?」
少しずつ意識が遠くなっているのを感じながら必死に雅は心の中で助けを求めた―誰も来ないのは分かっているのに
「これくらいでいいかな…あとで記憶操作して、すべて忘れさせればいいだろうし…」
そういい女は携帯端末を取り出し、ぶつぶつと自分以外には聞こえないはずの大きさの声で呟いた。
「しかし、思った以上に期待はずれだったわね…力の全くないただのガキだったし・・・
ふん、田中れいなの弟子がこんなんじゃ、あれも大したことないわね」
意識が遠くなりそうになっていた雅は体を震わせながら、唯一動かすことのできた右腕で女の足首をつかんだ。
「・・・今、なんて言った!なんて言ったんだ!田中さんのことを、田中さんのことを!!
私が誰よりも、世界中の誰よりも尊敬して、大切なあの人のことを!
私のことは何と言ってもいい、だが、田中さんのことだけはバカにするな!」
311 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/17(水) 23:12:58.33 0
ふつふつと煮えたぎるような怒りが雅の中を突き抜けた。
「まだ自分の置かれている立場がわからないみたいだね。だから、物分かりの悪いガキは嫌いなんだ!」
そういい女は両手を私に向けた。
(私をこんな状態にした不思議な技を使う気だ!超能力!)
敬愛する田中れいなのことを酷く言われた怒りだけが雅を動かしていた。
その怒りは唯一動かせた右手で女の足首を力いっぱい掴むという行動に反映された。
「この手を離すんだ!ふざけんなよ、小娘!!ああ、もう調査とか関係ない!メンドクサイ、いなくなれ」
周囲の景色がゆっくり回り始めたこの場でも、彼女は自分自身のことを考えていなかった。
(ここで死んだら私だけでなく田中さんの名誉も傷つけることになる。
生き残るんだ、雅・・・自分自身のためにじゃなく、あの人の・・・田中さんのために)
生き残らなくてはならないという思いが最高潮に達した瞬間、頭の中に新しい感覚が生まれた。
それは生まれ持ったものであったが彼女の中で封じ込めれられていた『力』
命の危機を感じたこの場になって初めて認識されたれ彼女自身の有する『力』
雅は頭の中で生まれたばかりのその感覚を本能のままに『解放』した。
(私のことを忘れてくれ!)
そんなことを思いながら・・・
次の瞬間、バチっと小さな音がし、雅の体を拘束していた見えない力は消えた。
先ほどまで襲いかかろうとしていた女を見ると何が起きたのか分からないように茫然としている。
雅は急いでその場から逃げようとしたが体がいうことをきかず、なかなか動かなかった。
(早くしないと、またこの女にやられてしまう…はやく、動け、私の体、もう少しだけでいいから)
そんな思いとは裏腹にさきに動いたのは女の方だった。そして、ゆっくりと雅の方に片腕をさしだした。
「あ、あれ、あんた、どうして倒れているんだ?ほら、おいらの手を掴んでいいから」
女の眼には先ほどの冷たさが全く残っておらず、困惑の色が明らかにうかんでいた。
「まだ自分の置かれている立場がわからないみたいだね。だから、物分かりの悪いガキは嫌いなんだ!」
そういい女は両手を私に向けた。
(私をこんな状態にした不思議な技を使う気だ!超能力!)
敬愛する田中れいなのことを酷く言われた怒りだけが雅を動かしていた。
その怒りは唯一動かせた右手で女の足首を力いっぱい掴むという行動に反映された。
「この手を離すんだ!ふざけんなよ、小娘!!ああ、もう調査とか関係ない!メンドクサイ、いなくなれ」
周囲の景色がゆっくり回り始めたこの場でも、彼女は自分自身のことを考えていなかった。
(ここで死んだら私だけでなく田中さんの名誉も傷つけることになる。
生き残るんだ、雅・・・自分自身のためにじゃなく、あの人の・・・田中さんのために)
生き残らなくてはならないという思いが最高潮に達した瞬間、頭の中に新しい感覚が生まれた。
それは生まれ持ったものであったが彼女の中で封じ込めれられていた『力』
命の危機を感じたこの場になって初めて認識されたれ彼女自身の有する『力』
雅は頭の中で生まれたばかりのその感覚を本能のままに『解放』した。
(私のことを忘れてくれ!)
そんなことを思いながら・・・
次の瞬間、バチっと小さな音がし、雅の体を拘束していた見えない力は消えた。
先ほどまで襲いかかろうとしていた女を見ると何が起きたのか分からないように茫然としている。
雅は急いでその場から逃げようとしたが体がいうことをきかず、なかなか動かなかった。
(早くしないと、またこの女にやられてしまう…はやく、動け、私の体、もう少しだけでいいから)
そんな思いとは裏腹にさきに動いたのは女の方だった。そして、ゆっくりと雅の方に片腕をさしだした。
「あ、あれ、あんた、どうして倒れているんだ?ほら、おいらの手を掴んでいいから」
女の眼には先ほどの冷たさが全く残っておらず、困惑の色が明らかにうかんでいた。
312 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/17(水) 23:14:09.34 0
女の口から出たまさかの言葉に雅は茫然としてしまった。
「大丈夫?ほら、あちこち怪我してるし、転んだの?キャハハ
あれ?そういえば、おいら、一体何をしていたんでしたっけ?何か大事なことをしていたと思うんだけどな~」
見事に女は自分が先ほどまでしていたことを、雅が願っていた通り、完全に忘れていた。
雅自身も何が起こったのかしばらく理解できず、蹴られ続けたお腹の痛みがジンジンと響いていた。
しかし、つい先ほど生まれた、新しい感覚だけは鮮明に残っていた。
(あの女…私が忘れろって言ったら…見事に忘れているし
それからダークネスは超能力組織とも言っていたし、私のことをマイナスとも…
あの女は『調査』が目的といっていたし、もしかして…)
先ほどの感覚を頭の中で再現させながら、雅は自分の左右の人差し指をゆっくりと近づけていった
パチッ
紫色に輝く小さな静電気が近づけた人差し指の間で発生し、空中に小さな電流の波が浮かび上がった
それを見ていた女が近づいてきた
「それ…どうやったの?綺麗だね?あんた、もしかしてマジシャン?」
雅は女の両腕を掴み、先ほどのように電流が流れるイメージをし、女に『今見たことを忘れる』ように念じた。
再びバチッという音がし、電流が女の体と流れた。非常に小さな電気なので、外見には変化は全く見られない。
雅が目を上げると女がキョトンとしていた。
「・・・見ましたか?」
「・・・何を?今、何かやったのか?」
「いえ、私が転んだところを。恥ずかしいので、失礼しますね」
女の瞳には嘘をついているような曇りも、雅がとっさについたを疑う光も全くなかった。
その目を見た後に雅は急いでその場から逃げ出すように駆けて離れた。
しばらくして、女はどこからともなく発生した光のゲートに入り、先ほどまでいた空き地から姿を消した。
「大丈夫?ほら、あちこち怪我してるし、転んだの?キャハハ
あれ?そういえば、おいら、一体何をしていたんでしたっけ?何か大事なことをしていたと思うんだけどな~」
見事に女は自分が先ほどまでしていたことを、雅が願っていた通り、完全に忘れていた。
雅自身も何が起こったのかしばらく理解できず、蹴られ続けたお腹の痛みがジンジンと響いていた。
しかし、つい先ほど生まれた、新しい感覚だけは鮮明に残っていた。
(あの女…私が忘れろって言ったら…見事に忘れているし
それからダークネスは超能力組織とも言っていたし、私のことをマイナスとも…
あの女は『調査』が目的といっていたし、もしかして…)
先ほどの感覚を頭の中で再現させながら、雅は自分の左右の人差し指をゆっくりと近づけていった
パチッ
紫色に輝く小さな静電気が近づけた人差し指の間で発生し、空中に小さな電流の波が浮かび上がった
それを見ていた女が近づいてきた
「それ…どうやったの?綺麗だね?あんた、もしかしてマジシャン?」
雅は女の両腕を掴み、先ほどのように電流が流れるイメージをし、女に『今見たことを忘れる』ように念じた。
再びバチッという音がし、電流が女の体と流れた。非常に小さな電気なので、外見には変化は全く見られない。
雅が目を上げると女がキョトンとしていた。
「・・・見ましたか?」
「・・・何を?今、何かやったのか?」
「いえ、私が転んだところを。恥ずかしいので、失礼しますね」
女の瞳には嘘をついているような曇りも、雅がとっさについたを疑う光も全くなかった。
その目を見た後に雅は急いでその場から逃げ出すように駆けて離れた。
しばらくして、女はどこからともなく発生した光のゲートに入り、先ほどまでいた空き地から姿を消した。
313 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/17(水) 23:17:19.71 0
走りながら、雅は何となく自分に生まれた力の理解をしていた
―おそらく、つかんだ相手の記憶を消去する能力である、と
「・・・あの女、記憶戻るのかしら?私のことを忘れているだけのはずだから…恨まれることはないわよね?」
ぼつりと自身のこれからの身を不安げに呟いた。
それからしばらく自分の手を何となく見ていると、ある考えが浮かんだ
「・・・もしかして、この力を使えば・・・田中さんを救いだせるかもしれない。
いや、絶対に救いだせるわ!そうよ、そのために生まれた力なのよ!」
雅は一人で興奮し始め、顔には邪悪な笑みが浮かんだ。
「そのためには必要なことがいくつかあるわね…
今日、リゾナントにあらかじめ行っておいたのは幸運だったわ。そして、あの戦いを見れたことも
光井って子は確か、制服が△△高校だったわね…そして、明日は金曜日。本当に好都合ね
どうしようかしら。次々と計画が次々とわいてくるように建てられるわ!
きっと、このことは神様が私の計画が正しいことを示しているのね。そうね、そうに違いないわ!!」
…せっかくだから、私のこのカワイイ能力に名前をつけてあげようかしら・・・フフフ
なんてつけようかな・・・格好いい名前がいいわね、『ダークネス』みたいなセンスじゃなくて
・・・うん、決めた!私の好きな曲名にしよう!
私の力の名前は
『Vanishing Point―消失点―』」
―おそらく、つかんだ相手の記憶を消去する能力である、と
「・・・あの女、記憶戻るのかしら?私のことを忘れているだけのはずだから…恨まれることはないわよね?」
ぼつりと自身のこれからの身を不安げに呟いた。
それからしばらく自分の手を何となく見ていると、ある考えが浮かんだ
「・・・もしかして、この力を使えば・・・田中さんを救いだせるかもしれない。
いや、絶対に救いだせるわ!そうよ、そのために生まれた力なのよ!」
雅は一人で興奮し始め、顔には邪悪な笑みが浮かんだ。
「そのためには必要なことがいくつかあるわね…
今日、リゾナントにあらかじめ行っておいたのは幸運だったわ。そして、あの戦いを見れたことも
光井って子は確か、制服が△△高校だったわね…そして、明日は金曜日。本当に好都合ね
どうしようかしら。次々と計画が次々とわいてくるように建てられるわ!
きっと、このことは神様が私の計画が正しいことを示しているのね。そうね、そうに違いないわ!!」
…せっかくだから、私のこのカワイイ能力に名前をつけてあげようかしら・・・フフフ
なんてつけようかな・・・格好いい名前がいいわね、『ダークネス』みたいなセンスじゃなくて
・・・うん、決めた!私の好きな曲名にしよう!
私の力の名前は
『Vanishing Point―消失点―』」
314 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/17(水) 23:22:50.35 0
>>306-313
「Vanish!(3) 病むときにも愛する故に」(分類「MM。」)です。
前回(2)を書いた時に指摘された「読みにくさ」を改善させました。
まあ、内容的には大分展開がよめる感じになってますけど、ご了承を。
たまにあえてのベタ作品もいいものですよ。と自分を慰めてみたり(笑)
「かなしみ・リゾナント」にも参加したいと思います。
「Vanish!(3) 病むときにも愛する故に」(分類「MM。」)です。
前回(2)を書いた時に指摘された「読みにくさ」を改善させました。
まあ、内容的には大分展開がよめる感じになってますけど、ご了承を。
たまにあえてのベタ作品もいいものですよ。と自分を慰めてみたり(笑)
「かなしみ・リゾナント」にも参加したいと思います。
316 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/17(水) 23:26:49.96 0
>>314
期待シテルダ
期待シテルダ
317 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/17(水) 23:40:01.12 0
319 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/18(木) 01:22:34.35 0
そんなチェックまでされてるんだね
320 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/18(木) 02:04:04.44 0
>>315
アフォみやきたあああああああああああああああだぞ♪
アフォみやきたあああああああああああああああだぞ♪
321 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/18(木) 03:22:18.19 0
322 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/18(木) 06:19:15.43 0
>>314
ノノl∂∀∂'ル<かなしみソゾナソ├たのしめぃww!!
ノノl∂∀∂'ル<かなしみソゾナソ├たのしめぃww!!
323 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/18(木) 07:53:19.95 0
324 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/18(木) 08:12:01.06 0
325 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/18(木) 10:15:01.98 0
326 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/18(木) 10:19:35.10 0
328 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/18(木) 12:08:04.79 0
毎晩作品が投下されてますね
1週間落ちてた後のスレとういうこともあり中身の濃い43話となっております
1週間落ちてた後のスレとういうこともあり中身の濃い43話となっております
329 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/18(木) 12:54:41.44 0
書きためたりしてたのかな
330 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/18(木) 15:20:01.83 0
今夜も新しい作品があることを祈っていましょう
331 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/18(木) 15:23:29.38 0
リゾナンター!!!!!!!!!!!!!!!!!!
332 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/18(木) 17:13:01.09 O
ふふふ
もういくら呼んでも来ぬわ
もういくら呼んでも来ぬわ
333 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/18(木) 18:02:53.70 0
>┴< ⊂⊃
-( ゚∀゚.) ⊂⊃
>┬<
川´・_o・)<ン?ヨンダアルカ?
( O┬O
≡ ◎-ヽJ┴◎ キコキコ
;;⌒::.;;.⌒⌒/ /| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ /::. :; ;⌒⌒:.:⌒:;⌒;;⌒
.. ,::.; / /| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ /.., ,; .: ,,。,.(◯) ::
: :::., / /| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ /,,; (◯) ::: ヽ|〃 ;;:
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川´・_o・)<ン?ヨンダアルカ?
( O┬O
≡ ◎-ヽJ┴◎ キコキコ
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334 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/18(木) 19:45:12.45 0
335 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/18(木) 21:16:54.38 0
333 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/18(木) 18:02:53.70 0
>┴< ⊂⊃
-( ・e・.) ⊂⊃
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川´・_o・)<間違い探セ
( O┬O
≡ ◎-ヽJ┴◎ キコキコ
;;⌒::.;;.⌒⌒/ /| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ /::. :; ;⌒⌒:.:⌒:;⌒;;⌒
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川´・_o・)<間違い探セ
( O┬O
≡ ◎-ヽJ┴◎ キコキコ
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336 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/18(木) 21:27:32.91 0
ジュンジュンのセリフが違いますね
337 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/18(木) 21:34:16.75 0
間違ってヘッダまでコピーしちゃった
338 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/18(木) 22:10:07.42 0
太陽がガキさんw
339 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/18(木) 23:25:23.13 0
そろそろコンサに気持ちが向かう住人さんも多いのかなw
340 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/18(木) 23:50:09.16 0
明日なにか発表でもあるかも知れないから気をつけなければ
341 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/19(金) 00:15:39.53 0
>>124
「純姐さん!?」
琳は勝ち誇るどころではない。
なんで。どうして。これでは二人とも組織に追われる身となってしまう。
かたや牢獄からの脱走者、かたやその脱走を手助けして粛清部隊の一員を倒した反逆者として。
知っていたのに。さっきの、まだ諦めていない目を見た時に思い出すべきだったのに。
この人は、予測のつかないことばかりする人なんだ、ってこと。
純は、右肩に刺さっていた矢を引き抜いた。止まりかけていた血が再び流れ出す。
催眠のこともある、痛くないはずがない。今度こそ致命傷になる可能性だってある。
それでも。それでも純は、琳に向かって微笑んだ。
「琳が私を死なせたくないように、私だって琳を死なせたくない。
・・・・・・だからもう、“命をかけて守る”のはやめにしよう?」
「くそっ、怯むな!行け!奴ら二人とも罪人だ!殺したってかまわん!」
男たちの怒号が聞こえる。
だけどそれは、壁一枚隔てた遠い世界の出来事であるかのようで。
「私を守りたいと思ってくれるなら、一緒に戦ってよ。
敵わなくてもいい。一瞬でもいい。私は、琳と一緒に生きてみたい」
強烈な光を宿した瞳。
何を言っても無駄だと思わせる瞳。
「純姐さん!?」
琳は勝ち誇るどころではない。
なんで。どうして。これでは二人とも組織に追われる身となってしまう。
かたや牢獄からの脱走者、かたやその脱走を手助けして粛清部隊の一員を倒した反逆者として。
知っていたのに。さっきの、まだ諦めていない目を見た時に思い出すべきだったのに。
この人は、予測のつかないことばかりする人なんだ、ってこと。
純は、右肩に刺さっていた矢を引き抜いた。止まりかけていた血が再び流れ出す。
催眠のこともある、痛くないはずがない。今度こそ致命傷になる可能性だってある。
それでも。それでも純は、琳に向かって微笑んだ。
「琳が私を死なせたくないように、私だって琳を死なせたくない。
・・・・・・だからもう、“命をかけて守る”のはやめにしよう?」
「くそっ、怯むな!行け!奴ら二人とも罪人だ!殺したってかまわん!」
男たちの怒号が聞こえる。
だけどそれは、壁一枚隔てた遠い世界の出来事であるかのようで。
「私を守りたいと思ってくれるなら、一緒に戦ってよ。
敵わなくてもいい。一瞬でもいい。私は、琳と一緒に生きてみたい」
強烈な光を宿した瞳。
何を言っても無駄だと思わせる瞳。
342 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/19(金) 00:16:43.59 0
許されることなら、このまま素直に頷いて、彼女の気持ちに応えたい。
だけど。
「私は・・・私を愛してくれた両親を死なせた。だから生きたいなんて言えない、言ってはいけないんです・・・!」
その手を取ることは許されない。
銭琳は、罪を犯してしまったのだから。
琳の両親は、異質な力を持って生まれた我が子を恐れることなく、惜しみない愛情をそそいだ。
組織に拾われた能力者の大半が親や故郷に見捨てられた者であることを思えば、琳とその両親の関係は異例のことだ。
人とは違った力を持つ娘を「おまえには神様から授かった特別な才能がある」と褒め、
娘がそれを悪用しようとした際には容赦なく叱りつける両親。
そして、その両親の愛情を一身に受けて育った娘。
理想的で模範的な両者の関係は、ある日脆くも崩れ去る。
どこで嗅ぎつけたのか、突如として琳の家に組織の関係者がやってきたのだ。
関係者は手下を引き連れ、琳を渡せと両親に迫った。
しかし両親は応じない。大事な一人娘だ、当然である。
やりとりはいつまで経っても平行線。
無論、奴らはそれで満足するような連中ではない。
口論の末に両親は殺された。それは琳が友人と旅行に出かけていた数日の間の出来事だった。
「私のせいでパパとママが死んでしまって!なのに私はその場に居合わせることもできなくて!
彼らの嘘を平気で信じて!あの時が来るまで真実を知らなくて!」
だけど。
「私は・・・私を愛してくれた両親を死なせた。だから生きたいなんて言えない、言ってはいけないんです・・・!」
その手を取ることは許されない。
銭琳は、罪を犯してしまったのだから。
琳の両親は、異質な力を持って生まれた我が子を恐れることなく、惜しみない愛情をそそいだ。
組織に拾われた能力者の大半が親や故郷に見捨てられた者であることを思えば、琳とその両親の関係は異例のことだ。
人とは違った力を持つ娘を「おまえには神様から授かった特別な才能がある」と褒め、
娘がそれを悪用しようとした際には容赦なく叱りつける両親。
そして、その両親の愛情を一身に受けて育った娘。
理想的で模範的な両者の関係は、ある日脆くも崩れ去る。
どこで嗅ぎつけたのか、突如として琳の家に組織の関係者がやってきたのだ。
関係者は手下を引き連れ、琳を渡せと両親に迫った。
しかし両親は応じない。大事な一人娘だ、当然である。
やりとりはいつまで経っても平行線。
無論、奴らはそれで満足するような連中ではない。
口論の末に両親は殺された。それは琳が友人と旅行に出かけていた数日の間の出来事だった。
「私のせいでパパとママが死んでしまって!なのに私はその場に居合わせることもできなくて!
彼らの嘘を平気で信じて!あの時が来るまで真実を知らなくて!」
343 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/19(金) 00:17:56.39 0
―――『すまない。我々が到着した時には、もう・・・』
―――『仇を討ちたいだろう?ならば、我々の所に来ないか?我々には、そのための力も技術もある・・・』
―――『何度も言わせるな、銭。奴の居場所を消せ、跡形もなく。帰る場所が消えれば、奴もこちらへ来る気になるだろう』
―――『なあに、あとのことなど、どうにでもできる。例えば・・・・・・そうだな。
“おまえの大切なものを奪ったのは、我らと敵対する組織の手の者なのだ”とかな』
「・・・・・・ずっとずっと、守られていたのに・・・」
どうして組織の差し出した手を取ってしまったのだろう。
父と母は、あんなにも私を愛してくれていたじゃないか。
自分が原因で両親を死なせてしまったのに、その両親が命をかけて拒んだ組織入りをあっさりと受け入れてしまった。
だから、牢獄に入れられた時は、罪深い自分を処分してくれるように思えて有難かった。
さすがに自ら命を絶つのは、両親の命を無駄にするようで申し訳なかったから。
李純と出会ったのは、そんな時だ。
この人を生かそう。そのために全力を尽くそう。
彼女を守って死んでいくことができたなら、両親の想いを無駄にすることなく自分の願いを遂げられる。
そういう風に思っていた。
「琳の言ってること・・・よくわかんないけどさ」
―――『仇を討ちたいだろう?ならば、我々の所に来ないか?我々には、そのための力も技術もある・・・』
―――『何度も言わせるな、銭。奴の居場所を消せ、跡形もなく。帰る場所が消えれば、奴もこちらへ来る気になるだろう』
―――『なあに、あとのことなど、どうにでもできる。例えば・・・・・・そうだな。
“おまえの大切なものを奪ったのは、我らと敵対する組織の手の者なのだ”とかな』
「・・・・・・ずっとずっと、守られていたのに・・・」
どうして組織の差し出した手を取ってしまったのだろう。
父と母は、あんなにも私を愛してくれていたじゃないか。
自分が原因で両親を死なせてしまったのに、その両親が命をかけて拒んだ組織入りをあっさりと受け入れてしまった。
だから、牢獄に入れられた時は、罪深い自分を処分してくれるように思えて有難かった。
さすがに自ら命を絶つのは、両親の命を無駄にするようで申し訳なかったから。
李純と出会ったのは、そんな時だ。
この人を生かそう。そのために全力を尽くそう。
彼女を守って死んでいくことができたなら、両親の想いを無駄にすることなく自分の願いを遂げられる。
そういう風に思っていた。
「琳の言ってること・・・よくわかんないけどさ」
344 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/19(金) 00:19:08.11 0
純が、ぽつりと呟いた。
はじめて出会った時のトーンと同じ、見下すような冷たさも憐れむような温さもない淡々とした口調で。
・・・自分は確か、この声に。
「琳のことを愛してくれてたご両親なら、琳に“生きててほしい”って思うんじゃない?」
そうだ。
今、はっきりと思い出した。
自分と対等に接してくれるこの声に惹かれて、純に興味を抱くようになったんだ。
「死ね、ガキども!!」
粛清部隊の男たちが次々と二人の元へ現れる。
純はさっきのお返しとばかりに琳を突き飛ばし、一人で男たちと対峙した。
「もうっ!おまえたち、うるさい!」
瞬間移動能力者の男から奪ったトンファーを、めちゃくちゃに振り回す。
純本人ですら予測のつかない不規則な攻撃。
効果的な戦闘の動きを知り尽くしている粛清部隊にとって、先読みのできないその動きは実に厄介なものだった。
打ちどころの悪かった者が一人、また一人と倒れていく。
だが、相手は戦闘のエリート。そう簡単にはいかせてくれない。
はじめて出会った時のトーンと同じ、見下すような冷たさも憐れむような温さもない淡々とした口調で。
・・・自分は確か、この声に。
「琳のことを愛してくれてたご両親なら、琳に“生きててほしい”って思うんじゃない?」
そうだ。
今、はっきりと思い出した。
自分と対等に接してくれるこの声に惹かれて、純に興味を抱くようになったんだ。
「死ね、ガキども!!」
粛清部隊の男たちが次々と二人の元へ現れる。
純はさっきのお返しとばかりに琳を突き飛ばし、一人で男たちと対峙した。
「もうっ!おまえたち、うるさい!」
瞬間移動能力者の男から奪ったトンファーを、めちゃくちゃに振り回す。
純本人ですら予測のつかない不規則な攻撃。
効果的な戦闘の動きを知り尽くしている粛清部隊にとって、先読みのできないその動きは実に厄介なものだった。
打ちどころの悪かった者が一人、また一人と倒れていく。
だが、相手は戦闘のエリート。そう簡単にはいかせてくれない。
345 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/19(金) 00:20:39.39 0
「う、わっ!」
キィン、と大きな金属音がして、純の持っていたトンファーが弾け飛ぶ。
柳葉刀を持った敵になぎ払われたのだ。
同時に、激しい手の痺れが純に伝わる。
痛覚が二倍。
確かに、いいお仕置きになりそうだと純は実感した。
「もらった!」
目の前の男が柳葉刀を振りかぶる。
あ、斬られるんだな。
純は他人事のようにそんなことを思った。
しかし、次の瞬間。
純と男の間に、蛍光ブルーのチャイナドレスが翻る。
膝上の控え目なスリットから覗く太腿が、朝日に反射して眩しい。
太腿の先の足はヒールを履いていた。
そのヒールが、男のこめかみにヒットする。
痛いだろうな。
他人事だからこそ、そんなことを思った。
「純姐さん!大丈夫ですか!?」
琳が心配そうな顔をして駆け寄ってくる。
一人片づけた直後だというのに、息一つあがっていない。
案外、敵に回したくないタイプだ。
味方でよかった、と純は胸をなでおろした。
「う、わっ!」
キィン、と大きな金属音がして、純の持っていたトンファーが弾け飛ぶ。
柳葉刀を持った敵になぎ払われたのだ。
同時に、激しい手の痺れが純に伝わる。
痛覚が二倍。
確かに、いいお仕置きになりそうだと純は実感した。
「もらった!」
目の前の男が柳葉刀を振りかぶる。
あ、斬られるんだな。
純は他人事のようにそんなことを思った。
しかし、次の瞬間。
純と男の間に、蛍光ブルーのチャイナドレスが翻る。
膝上の控え目なスリットから覗く太腿が、朝日に反射して眩しい。
太腿の先の足はヒールを履いていた。
そのヒールが、男のこめかみにヒットする。
痛いだろうな。
他人事だからこそ、そんなことを思った。
「純姐さん!大丈夫ですか!?」
琳が心配そうな顔をして駆け寄ってくる。
一人片づけた直後だというのに、息一つあがっていない。
案外、敵に回したくないタイプだ。
味方でよかった、と純は胸をなでおろした。
346 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/19(金) 00:22:11.70 0
純が無事なのを確認し、琳は言った。
「ずっと迷ってたけど、決めました。・・・・・・私は、あなたと共に生きたいです」
力強い言葉に、柔らかな表情。
その瞳にもう迷いは見られない。決意は固まったようだ。
嬉しさを押し隠すように、純はつい軽口を叩く。
「決めましたー、はいいけど、もっと早く決めてよ。死ぬかと思った」
「ええっ!?スミマセン!だけど私にも葛藤というものがありましてですね・・・」
「うるさい。行くよ」
「えー・・・・・・ハイハイ」
大丈夫、もう迷わない。
二人でなら、どこまでも生きていける。
がむしゃらに暴れ回る純。冷静に立ち回る琳。一方の背中が危ない時には、もう一方がカバーする。
二人の連携攻撃は、粛清部隊をも圧倒した。
「純姐さん!下がって!」
戦いが長引けば第二、第三の追っ手がやって来る。そうなる前に、ここで決めないと。
琳は先程倒した男の柳葉刀を拾い、その手に力を集中させた。
戦いの舞台は山林。
少々、自然破壊になってしまうが仕方がない。
「タァ!」
琳の能力は発火。手で掴んだものから炎を起こせる力。
純が無事なのを確認し、琳は言った。
「ずっと迷ってたけど、決めました。・・・・・・私は、あなたと共に生きたいです」
力強い言葉に、柔らかな表情。
その瞳にもう迷いは見られない。決意は固まったようだ。
嬉しさを押し隠すように、純はつい軽口を叩く。
「決めましたー、はいいけど、もっと早く決めてよ。死ぬかと思った」
「ええっ!?スミマセン!だけど私にも葛藤というものがありましてですね・・・」
「うるさい。行くよ」
「えー・・・・・・ハイハイ」
大丈夫、もう迷わない。
二人でなら、どこまでも生きていける。
がむしゃらに暴れ回る純。冷静に立ち回る琳。一方の背中が危ない時には、もう一方がカバーする。
二人の連携攻撃は、粛清部隊をも圧倒した。
「純姐さん!下がって!」
戦いが長引けば第二、第三の追っ手がやって来る。そうなる前に、ここで決めないと。
琳は先程倒した男の柳葉刀を拾い、その手に力を集中させた。
戦いの舞台は山林。
少々、自然破壊になってしまうが仕方がない。
「タァ!」
琳の能力は発火。手で掴んだものから炎を起こせる力。
347 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/19(金) 00:23:33.25 0
柳葉刀が炎を纏う。
琳はそのまま刀を振るい、目の前に立っていた成木を一本なぎ倒した。
炎の刃に斬られ焼かれた木が山中に倒れる。
木に放たれた炎は、当然のように周囲の草木へ飛び火した。
「・・・・・・山火事?」
「うわあああああ!逃げろぉー!!」
あっという間に周囲が炎に包まれる。
もう、戦いどころではない。
「今のうちです、純姐さん!」
悪意のない凶悪は怖いな。
琳に手を引かれながら、純は内心で舌を巻いた。
あんなに眩しかった太陽が、今はもう傾きかけて陽の力を少しずつ落としている。
純と琳の二人はすでに山林を抜け、アスファルトで整備された山道の中を歩いていた。
時折、車が行き交う姿も見られる。
これなら、夜までには市街地へ入れるだろう。
道すがら、純は自身の事情を話してくれた。
純は中国古来の歴史を持つ獣化能力者の一族の末裔であること。
ずっとずっと村のみんなに大切にされて育ったこと。
・・・ある日、力が暴走して制御できなくなって、生まれ育った村を滅ぼしてしまったこと。
琳はそのまま刀を振るい、目の前に立っていた成木を一本なぎ倒した。
炎の刃に斬られ焼かれた木が山中に倒れる。
木に放たれた炎は、当然のように周囲の草木へ飛び火した。
「・・・・・・山火事?」
「うわあああああ!逃げろぉー!!」
あっという間に周囲が炎に包まれる。
もう、戦いどころではない。
「今のうちです、純姐さん!」
悪意のない凶悪は怖いな。
琳に手を引かれながら、純は内心で舌を巻いた。
あんなに眩しかった太陽が、今はもう傾きかけて陽の力を少しずつ落としている。
純と琳の二人はすでに山林を抜け、アスファルトで整備された山道の中を歩いていた。
時折、車が行き交う姿も見られる。
これなら、夜までには市街地へ入れるだろう。
道すがら、純は自身の事情を話してくれた。
純は中国古来の歴史を持つ獣化能力者の一族の末裔であること。
ずっとずっと村のみんなに大切にされて育ったこと。
・・・ある日、力が暴走して制御できなくなって、生まれ育った村を滅ぼしてしまったこと。
348 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/19(金) 00:25:17.66 0
「我に返った時にはもう村がめちゃくちゃで・・・・・・私は、自分のしたことが怖くなって
すぐに村を飛び出した。それで、気がついたら組織の仲間になってたんだ・・・」
村の惨状を直視することができず、純は村を離れた。
崩れた家屋も荒れはてた畑も横たわったまま一切動かない人々も、何もかも恐ろしかった。
そんな純を拾ったのが、組織の関係者だった。
日中は一心不乱に体を動かすことで村のことを忘れた。しかし、夜はそうはいかない。
目蓋を閉じればすぐにあの荒廃した光景が蘇る。
そんな日々が何日も続き、たまらなくなって、とうとう純は牢獄へと足を向けた。
牢獄の中になら、自分よりも遥かに罪深い人間がいるかもしれない、
自分の罪なんてちっぽけだと思えるくらいの重罪人に会えるかもしれない、と思って。
「なのに、そこにいたのはこんなちっちゃな女の子で・・・・・・しかも突然泣くし」
あの涙を見て、完全に目が覚めた。
自分はなんと卑怯だったのだろう。他人を見下して安らぎを得ようとするなんて。
愚かさを自覚することで、自らの罪から目を逸らすのをやめた。
守ろう。この子を守ろう。
それが村人たちへの罪滅ぼしになるとは思わない。ただの自己満足で構わない。
――――きっと、もう少しこの子と一緒に生きてみたいだけなんだ。
すぐに村を飛び出した。それで、気がついたら組織の仲間になってたんだ・・・」
村の惨状を直視することができず、純は村を離れた。
崩れた家屋も荒れはてた畑も横たわったまま一切動かない人々も、何もかも恐ろしかった。
そんな純を拾ったのが、組織の関係者だった。
日中は一心不乱に体を動かすことで村のことを忘れた。しかし、夜はそうはいかない。
目蓋を閉じればすぐにあの荒廃した光景が蘇る。
そんな日々が何日も続き、たまらなくなって、とうとう純は牢獄へと足を向けた。
牢獄の中になら、自分よりも遥かに罪深い人間がいるかもしれない、
自分の罪なんてちっぽけだと思えるくらいの重罪人に会えるかもしれない、と思って。
「なのに、そこにいたのはこんなちっちゃな女の子で・・・・・・しかも突然泣くし」
あの涙を見て、完全に目が覚めた。
自分はなんと卑怯だったのだろう。他人を見下して安らぎを得ようとするなんて。
愚かさを自覚することで、自らの罪から目を逸らすのをやめた。
守ろう。この子を守ろう。
それが村人たちへの罪滅ぼしになるとは思わない。ただの自己満足で構わない。
――――きっと、もう少しこの子と一緒に生きてみたいだけなんだ。
349 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/19(金) 00:26:29.81 0
「さーって!あれだけ派手にやったんだから、私たち見つかったらきっと殺されるぞ!これからどーするの?」
「うーん、とりあえずこの国にはいられませんねぇ・・・密航船にでも乗せてもらいます?」
「おっ、それいいね!決まりっ!」
純は、一生みんなの命を背負って生きていくことを決めた。
しかしまだ、村に戻って直接「ごめんなさい」を伝える勇気はない。
琳は、両親の遺志を受け止めて生きていくことを決めた。
しかしまだ、自分が両親を死なせたという心の傷が完全に消えたわけではない。
きっと、それでいいのだろう。
今はまだ、言えない言葉。
今はまだ、癒えない傷も。
いつかきっと、いえる日が来るから。
だからその時までは
共に悩み、共に苦しみ、共に成長し合っていけばいい。
二人はこれから、生きていくのだから。
「どこの国に行くことになるんだろ。ロシア?日本?欧米?・・・偽名とか持ってたほうがいいかな?」
「偽名・・・ハッ!私、日本だったら絶対ルフィって名乗ります!なんだったら、チョッパーでもいい!!」
「・・・意味わかんない。というか、必死すぎてちょっと気持ち悪い・・・」
「そうだよ私日本語ちょっと話せるし!コンニチハ!アリガトウ!オーサカウマイネン!」
「私は英語ならちょっとだけ話せるから、アメリカやフィリピンでいい・・・・・・」
ちなみに。
二人のたどり着いた国が日本で、
“偽名”が「ジュンジュン」と「リンリン」になるのは
もう少し先のお話。
「うーん、とりあえずこの国にはいられませんねぇ・・・密航船にでも乗せてもらいます?」
「おっ、それいいね!決まりっ!」
純は、一生みんなの命を背負って生きていくことを決めた。
しかしまだ、村に戻って直接「ごめんなさい」を伝える勇気はない。
琳は、両親の遺志を受け止めて生きていくことを決めた。
しかしまだ、自分が両親を死なせたという心の傷が完全に消えたわけではない。
きっと、それでいいのだろう。
今はまだ、言えない言葉。
今はまだ、癒えない傷も。
いつかきっと、いえる日が来るから。
だからその時までは
共に悩み、共に苦しみ、共に成長し合っていけばいい。
二人はこれから、生きていくのだから。
「どこの国に行くことになるんだろ。ロシア?日本?欧米?・・・偽名とか持ってたほうがいいかな?」
「偽名・・・ハッ!私、日本だったら絶対ルフィって名乗ります!なんだったら、チョッパーでもいい!!」
「・・・意味わかんない。というか、必死すぎてちょっと気持ち悪い・・・」
「そうだよ私日本語ちょっと話せるし!コンニチハ!アリガトウ!オーサカウマイネン!」
「私は英語ならちょっとだけ話せるから、アメリカやフィリピンでいい・・・・・・」
ちなみに。
二人のたどり着いた国が日本で、
“偽名”が「ジュンジュン」と「リンリン」になるのは
もう少し先のお話。
350 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/19(金) 00:28:08.00 0
351 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/19(金) 01:43:46.21 0
352 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/19(金) 01:56:06.23 0
353 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/19(金) 02:07:52.24 0
終わり方がいいね
354 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/19(金) 03:41:28.44 0
おやリゾ
355 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/19(金) 06:55:57.95 O
おはナント
356 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/19(金) 08:38:00.47 0
357 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/19(金) 08:50:32.24 0
独特なビートいい表現ですね
まさにそんな感じ
まさにそんな感じ
358 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/19(金) 10:58:35.06 O
Loving you forever......
359 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/19(金) 12:56:03.02 0
アルバム買わないとな
360 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/19(金) 14:15:26.85 0
>>350
ジュンジュンが牢獄に行った理由がいいですね
ジュンジュンが牢獄に行った理由がいいですね
361 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/19(金) 16:15:03.24 0
もうすぐだね
リゾナンター新規加入者募集とかあったりするだろうか?
リゾナンター新規加入者募集とかあったりするだろうか?
362 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/19(金) 17:55:36.80 0
加入も卒業も可能性あるよね
嫌だな
嫌だな
363 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/19(金) 18:37:51.49 0
俺は加入は大歓迎だけどな
364 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/19(金) 19:05:49.75 0
加入ってエッグからなの?
365 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/19(金) 20:30:10.92 0
リゾナントブルー今回も来たねぇ
366 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/19(金) 20:30:26.56 0
卒業はなしで
367 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/19(金) 21:02:11.97 0
何もなかったみたいだよ
368 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/19(金) 21:03:25.84 0
リゾがショートらしくショックをうけてる俺
369 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/19(金) 22:29:41.77 0
ショックを受けても保全は怠らないようにね
370 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/19(金) 23:01:30.23 0
とりあえずリゾナンダーがもう1人いなくならなくて良かったわ
372 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/19(金) 23:44:00.03 0
>>371
名言集に入れたい一言だw
名言集に入れたい一言だw
373 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/20(土) 01:18:58.62 0
作者のみなさん心おきなく新作を書いてください!
374 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/20(土) 05:38:31.93 0
_, ._ノノハヽ
( ・eノリo´ゥ`リ<にーがきさんおはよーござまーす!!
( ・eノリo´ゥ`リ<にーがきさんおはよーござまーす!!
375 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/20(土) 07:12:10.34 O
小春うしろうしろ
376 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/20(土) 10:10:22.34 0
好きダヨ
クッスミサンのそういうトコ
クッスミサンのそういうトコ
377 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/20(土) 11:19:55.02 0
ここのAA職人のセンスの良さには脱帽する
378 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/20(土) 12:01:02.43 0
誤爆?
379 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/20(土) 14:16:54.06 0
保全
380 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/20(土) 15:41:16.61 O
繋がらなくてびっくりした
381 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/20(土) 17:31:40.34 0
( ・e・)<髪をショートにした。リゾナントブルーもショートになった。
382 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/20(土) 18:06:25.18 0
383 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/20(土) 18:09:37.62 0
パンツ見えた
384 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/20(土) 18:19:31.42 O
普通にエロすぎてどうしていいか分かんないね
385 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/20(土) 19:27:59.75 0
俺明日リゾナンダーに会えるんだ
386 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/20(土) 21:02:20.02 0
387 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/20(土) 21:46:29.41 O
何を言い出してるんだよw
388 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/20(土) 21:49:35.00 0
こんなロープなんて能力の前にはただの糸くずでしかないはずなのに
あえて緊縛されることで実はこの状況を楽しんでいるリーダー の図
あえて緊縛されることで実はこの状況を楽しんでいるリーダー の図
389 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/20(土) 21:50:30.65 0
何を言い出してるんだよw
390 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/20(土) 22:03:51.35 0
ノノ*^ー^)<コンサート前は緊縛しますよ?ウヘヘ
ノリo´ゥ`リ<それを言うなら亀甲しますじゃないですか~?ヘラヘラ
ノ|c|# ・e・)<コラー!!あんたたち何言ってるのー!?緊張でしょうがー!
川*^A^)<金鳥の夏デスね!?HAHAHA!!
川*’ー’)<…脱出のタイミングを失ったやよ…
ノリo´ゥ`リ<それを言うなら亀甲しますじゃないですか~?ヘラヘラ
ノ|c|# ・e・)<コラー!!あんたたち何言ってるのー!?緊張でしょうがー!
川*^A^)<金鳥の夏デスね!?HAHAHA!!
川*’ー’)<…脱出のタイミングを失ったやよ…
391 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/20(土) 22:13:44.65 0
実はこのロープ ただのロープではないんだよ・・・
縛られている者のチカラが強ければ強い程 ロープの縛る力も強くなるのさ・・
だからリーダーは逃げられない・・・さあどうするリゾナンター!
縛られている者のチカラが強ければ強い程 ロープの縛る力も強くなるのさ・・
だからリーダーは逃げられない・・・さあどうするリゾナンター!
392 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/20(土) 22:21:13.22 0
非常に個人的な意見で申し訳ないのだが
できればガキさんにロープをグイグイ食い込ませてやってほしい
できればガキさんにロープをグイグイ食い込ませてやってほしい
393 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/20(土) 22:35:14.10 O
意外と捕らわれ系(?)の話って少ないよね
394 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/21(日) 00:00:53.57 0
ロープが食い込むにはまずそれなりのものがないとねぇ
395 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/21(日) 01:14:37.83 0
私は下半身に目を向けるべきだと思う
396 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/21(日) 01:16:06.01 0
リーダーに気取られないように
できるだけエロい波動を抑えながら妄想するんだ
できるだけエロい波動を抑えながら妄想するんだ
397 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/21(日) 01:19:30.46 0
ようやく帰ってきて寝る前にと思って開いてみたらあなた方何してるんですかw
エロい波動最初から最後まで出倒してるんですけど
エロい波動最初から最後まで出倒してるんですけど
398 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/21(日) 01:19:53.13 0
リーダー縛られる話待ってますw
399 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/21(日) 02:38:14.40 0
それもそれでありかもしれない
400 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/21(日) 04:56:39.52 0
リゾナンター!!!!!!!!!!
おやすみなさい
おやすみなさい
401 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/21(日) 06:16:49.12 0
川*’ー’)<…なんかエロい思念を感知したがし!
从*` ロ´)<れいながぶちのめすっちゃ!!
从*` ロ´)<れいながぶちのめすっちゃ!!
402 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/21(日) 08:40:53.33 O
ぶちのめされるのもそれはそれでありだよね
403 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/21(日) 09:37:11.64 0
そんな愛れな期待age
404 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/21(日) 11:03:52.81 0
出発準備完了
もうすぐ会える
もうすぐ会える
405 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/21(日) 11:43:39.74 O
しっかりぶちのめされてこいよっ!
406 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/21(日) 13:38:44.56 0
( (
( ( (. )
. -‐ ) ‐- .
.´,.::::;;:... . . _ `.
i ヾ<:;_ _,.ン |
l  ̄...:;:彡|
} . . ...::::;:;;;;;彡{
i . . ...:::;;;;;彡|
} . .....:::;::;:;;;;彡川*^A^)<昼のリゾナン茶ドゾー
!, . .:.::;:;;;彡 と:.......
ト , . ..,:;:;:;=:彳:―u'::::::::::::::::::::::::::..
ヽ、.. ....::::::;;;ジ.::::::::::::::::::::::
( ( (. )
. -‐ ) ‐- .
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i ヾ<:;_ _,.ン |
l  ̄...:;:彡|
} . . ...::::;:;;;;;彡{
i . . ...:::;;;;;彡|
} . .....:::;::;:;;;;彡川*^A^)<昼のリゾナン茶ドゾー
!, . .:.::;:;;;彡 と:.......
ト , . ..,:;:;:;=:彳:―u'::::::::::::::::::::::::::..
ヽ、.. ....::::::;;;ジ.::::::::::::::::::::::
407 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/21(日) 15:48:51.14 O
リンリンリンリンリゾナントー♪
ジュンジュンジュンジュンジュルリ。
ジュンジュンジュンジュンジュルリ。
408 : 名無し募集中。。。[sage] 投稿日:2010/03/21(日) 17:34:12.98 0
自宅待機ホゼナンター 参上
409 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/21(日) 17:59:11.02 O
sageながら言うことないでしょーが!
411 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/21(日) 19:24:47.89 0
412 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/21(日) 20:21:58.98 0
>Resonator
リゾナター?
違和感感じるw
リゾナター?
違和感感じるw
415 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/21(日) 20:27:17.20 0
416 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/21(日) 20:33:02.39 0
>>414
ネイティヴに発音したらそんな感じに聞こえるだろうねw
ネイティヴに発音したらそんな感じに聞こえるだろうねw
417 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/21(日) 21:38:51.42 0
>>414
川´・_o・) <ノンノン リゾヌェイラー
川´・_o・) <ノンノン リゾヌェイラー
418 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/21(日) 21:43:13.12 0
ノ|c| ‐e‐)川´・_o・)<クッスミさん!ニーガキはジュンジュンがいただいたゾ!!
http://morningtime.files.wordpress.com/2009/08/vlcsnap-78277.jpg
http://morningtime.files.wordpress.com/2009/08/vlcsnap-78277.jpg
419 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/21(日) 22:44:48.41 0
表示できないデス
420 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/21(日) 23:05:53.15 0
IEで見たら見れたよ?
421 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/21(日) 23:13:34.61 0
425 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/22(月) 00:01:20.54 0
川´・_o・)つ=Σ>>424<フン! ドゴッッ!また緊縛ネタに戻すノカッ!!
426 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/22(月) 01:04:24.65 0
>>418
これ元ネタ何の動画?
これ元ネタ何の動画?
427 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/22(月) 01:10:55.98 0
DVDマガジン
遊園地いったやつ
遊園地いったやつ
428 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/22(月) 01:13:06.05 0
DVDマガジンの16だね
429 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/22(月) 01:29:07.99 0
あー遊園地のやつね
思い出した
思い出した
430 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/22(月) 02:08:46.00 0
おはよう、今日もあなたが幸せでいられるように見守ってあげる
あなたは本当にかわいいわ、世界一の女の子ね
メイクもいけてるし、髪の毛はサラサラ、今日の洋服も一段とキュートね
テレビを見ながら、そうやって食事を取っているあなたを見ていると私も幸せになるの
でもね、テレビを見ていると毎日悲しいニュースが怒りを覚える出来事が毎日流れる
子供が親を殺したり、政治家の汚職、老人相手の詐欺事件
挙げてくだけでもきりがないし、尽きることはない
親を信じた子供が親の勝手な言い分で無慈悲に殺される
国民のためと声を上げていた政治家が黒い金を掴み口八丁で言い訳をする
優しい声をかけて老人に近づき、用がすんだら全てをしらばっくれる
安全な世の中といわれているけど、これが平和といえるのかしら?
確かに体に傷つくことなく暮らしているのかもしれないけど、それだけが平和の杓子定規なのかしら
私は安全だと、あなたの味方よ、信頼してと近づいてきた優しい言葉ほどトゲがあるの
体の傷よりも心の傷は数十倍、治りにくいんだから用心が必要なのよ
それをあなたはわかってる?
確かにあなたは強くなった、心も体も見違えるくらいに
でもね、優しさだけでは生きられない…それも事実だということをしっていなきゃいけないの
あなたは優しすぎる、悲しいほどに、笑ってしまうほどに
世界は愛に満ち溢れているなんて、自分がその恩恵に包まれているなんて感じている
それは確かに真実でもあり、虚言であって偽善の言葉でもあると思うの
あなたはただ、数段人よりも運がいいだけなのよ、できるのはめぐりあわせに感謝するだけ
あなたの周りにはあなたを尊重し、助け、時に助けを求めてくれる素敵な仲間が集まってきた
それは運命の名のもとに出会えた奇跡といっていいのかしら
あの人たちは、あなたの心の叫びを敏感に感じられる特別な才能を持っているから
あなたは本当にかわいいわ、世界一の女の子ね
メイクもいけてるし、髪の毛はサラサラ、今日の洋服も一段とキュートね
テレビを見ながら、そうやって食事を取っているあなたを見ていると私も幸せになるの
でもね、テレビを見ていると毎日悲しいニュースが怒りを覚える出来事が毎日流れる
子供が親を殺したり、政治家の汚職、老人相手の詐欺事件
挙げてくだけでもきりがないし、尽きることはない
親を信じた子供が親の勝手な言い分で無慈悲に殺される
国民のためと声を上げていた政治家が黒い金を掴み口八丁で言い訳をする
優しい声をかけて老人に近づき、用がすんだら全てをしらばっくれる
安全な世の中といわれているけど、これが平和といえるのかしら?
確かに体に傷つくことなく暮らしているのかもしれないけど、それだけが平和の杓子定規なのかしら
私は安全だと、あなたの味方よ、信頼してと近づいてきた優しい言葉ほどトゲがあるの
体の傷よりも心の傷は数十倍、治りにくいんだから用心が必要なのよ
それをあなたはわかってる?
確かにあなたは強くなった、心も体も見違えるくらいに
でもね、優しさだけでは生きられない…それも事実だということをしっていなきゃいけないの
あなたは優しすぎる、悲しいほどに、笑ってしまうほどに
世界は愛に満ち溢れているなんて、自分がその恩恵に包まれているなんて感じている
それは確かに真実でもあり、虚言であって偽善の言葉でもあると思うの
あなたはただ、数段人よりも運がいいだけなのよ、できるのはめぐりあわせに感謝するだけ
あなたの周りにはあなたを尊重し、助け、時に助けを求めてくれる素敵な仲間が集まってきた
それは運命の名のもとに出会えた奇跡といっていいのかしら
あの人たちは、あなたの心の叫びを敏感に感じられる特別な才能を持っているから
431 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/22(月) 02:09:32.99 0
でもね、世界はあなたと違って、運命の歯車に見放された人も多くいるの
愛なんかよりも物質的なもの、お金だの兵器だのを求め、時には奪うのが当然という世界もあるの
…ええ、そうね、わかってる、あなたはそれを間違っていると言うことを
でもね、世界が愛で救われる、そんな単純なものではないことを信じたくないだけなのよ
愛で救いを求める人々を助けられるのは限界があるの
愛で空腹が満たされる?愛で死にそうな子供を救いだせる?愛で戦争を止められる?
もちろん私だって愛の力は信じていたいけど、あなたほど前向きには考えない
愛だけで救えない存在があることを私はいくつも知っているし、見てきた
本当はあなたも気が付いているんじゃない?
あなたはこれまでどれだけ自然な愛に巡り合うことが出来なかったのか、気付いているんでしょ
だから今の幸せを感じて、伝えて、噛みしめているんだから高らかに叫ぶんでしょ
『愛することって素晴らしい!』って
あなたはそれでいいわ、そして、私はそれを支え続けることが使命だと感じているから
そして、『愛』を叫んでもそれだけじゃ助からないモノを、私が排除する、それが役割
愛だけじゃ世界は守れない
正義の旗の下には正しい悪、必要悪も存在しなくてはならない
そうね、きっとあなたは好ましく受け取らないでしょうね
でも、それはあなたのために、愛するもののためにしていることだってわかってほしい
そういえば、あなたの大好きなリーダーは「愛」って名前だったわね
あの人もおそらく…心に大きな闇を抱えている、世界中のだれよりも
あの人は強がっているけど心はもろく、傷つきやすいのが私にはわかる
不器用だけど精いっぱいに愛を伝えているあの人に、あなたも惜しみなく愛を注ぎなさいよ
それがあなたがあの人にできる愛ノカタチなんだから
そして、それを見守る、これが私なりの愛ノカタチ
愛なんかよりも物質的なもの、お金だの兵器だのを求め、時には奪うのが当然という世界もあるの
…ええ、そうね、わかってる、あなたはそれを間違っていると言うことを
でもね、世界が愛で救われる、そんな単純なものではないことを信じたくないだけなのよ
愛で救いを求める人々を助けられるのは限界があるの
愛で空腹が満たされる?愛で死にそうな子供を救いだせる?愛で戦争を止められる?
もちろん私だって愛の力は信じていたいけど、あなたほど前向きには考えない
愛だけで救えない存在があることを私はいくつも知っているし、見てきた
本当はあなたも気が付いているんじゃない?
あなたはこれまでどれだけ自然な愛に巡り合うことが出来なかったのか、気付いているんでしょ
だから今の幸せを感じて、伝えて、噛みしめているんだから高らかに叫ぶんでしょ
『愛することって素晴らしい!』って
あなたはそれでいいわ、そして、私はそれを支え続けることが使命だと感じているから
そして、『愛』を叫んでもそれだけじゃ助からないモノを、私が排除する、それが役割
愛だけじゃ世界は守れない
正義の旗の下には正しい悪、必要悪も存在しなくてはならない
そうね、きっとあなたは好ましく受け取らないでしょうね
でも、それはあなたのために、愛するもののためにしていることだってわかってほしい
そういえば、あなたの大好きなリーダーは「愛」って名前だったわね
あの人もおそらく…心に大きな闇を抱えている、世界中のだれよりも
あの人は強がっているけど心はもろく、傷つきやすいのが私にはわかる
不器用だけど精いっぱいに愛を伝えているあの人に、あなたも惜しみなく愛を注ぎなさいよ
それがあなたがあの人にできる愛ノカタチなんだから
そして、それを見守る、これが私なりの愛ノカタチ
432 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/22(月) 02:14:59.74 0
>>430-431
「woman in the mirror」(分類 道重)です。
ここ数日他の作者さんが新作を落としていないので、つなぎとして書いてみました。
1周年記念動画の道重さゆみ⇒さえみへの変化の部分から想像したものなんで、あんまり意味はない作品です。
「woman in the mirror」(分類 道重)です。
ここ数日他の作者さんが新作を落としていないので、つなぎとして書いてみました。
1周年記念動画の道重さゆみ⇒さえみへの変化の部分から想像したものなんで、あんまり意味はない作品です。
433 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/22(月) 02:48:20.80 0
434 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/22(月) 06:07:13.60 0
色々と想像の余地がある掌編だね
435 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/22(月) 08:08:35.08 0
436 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/22(月) 08:11:25.47 0
>>432
色んなことの根本に迫る作品ですねえ
どの作者さんの…そして読者さんの中にも存在する命題なのではないでしょうか
そしてこの作品への各人の「答え」はきっと一つじゃないでしょうね
さえみさんの視点からさゆみに語りかける描写で表現しているのがまたいいですね
動画のあのシーンにすごく合っていますし何より文章の運び方が絶妙です
さえみさんの一方的な「愛ノカタチ」が見方によって温かいものにも不気味なものにも感じられるところがまた「らしい」
色んなことの根本に迫る作品ですねえ
どの作者さんの…そして読者さんの中にも存在する命題なのではないでしょうか
そしてこの作品への各人の「答え」はきっと一つじゃないでしょうね
さえみさんの視点からさゆみに語りかける描写で表現しているのがまたいいですね
動画のあのシーンにすごく合っていますし何より文章の運び方が絶妙です
さえみさんの一方的な「愛ノカタチ」が見方によって温かいものにも不気味なものにも感じられるところがまた「らしい」
437 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/22(月) 10:17:22.24 O
从*・ 。.・)
438 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/22(月) 11:07:26.18 0
さえみお姉様ぁぁあぁぁあ!
439 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/22(月) 12:27:26.82 O
川*^A^)<本物の亀仙人に会いましたデス!
440 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/22(月) 13:13:35.16 0
無駄にスレいっぱい立ってるなあw
いつもより気をつけておかないとだね
いつもより気をつけておかないとだね
441 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/22(月) 13:42:49.42 0
いいとも危険ですね
442 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/22(月) 15:28:20.43 0
ツアー始まった途端新作投下がピタッと止まったんだよねw
443 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/22(月) 16:33:05.92 0
「ちょっとさゆ!何すんの!?ほどいてってば!」
「そうはいきません。可哀想ですけど偽者疑惑が晴れない限りは、さゆみの安全のためにもあなたを解放するわけにはいかないですから」
「え?もしかしてさえみさん?偽者って!あーしは本物の高橋愛やって!」
「訛り方がわざとらしいんですよね。それで本物になりすましたおつもりですか?」
「そんなん言われても」
「とにかく、これからあなたを尋問、場合によっては拷問させていただきます。真実の告白はできるだけ早めの方が身のためですよ?」
「ごっ!?あーしは本物やって!ほや!みんなは?他のみんなは?」
「いくら偽者とはいえ愛ちゃんの姿をした人が痛めつけられるのを見たくないと、上で待っています」
「そんなっ!みんなを呼んで!話をさせて!せめてさゆを!」
「優しいあの子たちにはこういうことは向きません。そのために私がいるんです。『必要悪』を司るものとして」
喫茶リゾナントの地下室に響く愛の懇願は、その冷たい言葉によってあっさりと退けられた。
真向かいにある大きな鏡には、椅子に縛りつけられた自分自身と“さえみ”の後ろ姿が映っている。
事の発端は先日の戦闘だった。
メタモルフォーゼ能力を持つ敵に遭遇し、幾度となく欺かれ、仲間とはぐれながらもなんとか撃退した愛。
仲間たちは帰還した愛の無事を喜んでくれたが、ただ一人冷たい視線を向ける者がいたことに愛は気付いていなかった。
「お疲れ様です、リーダー。飲んでください」
優しい笑顔の奥で妖しく光る瞳に気付かず、愛は差し出されたカップを受け取ってそれを飲み・・・その後の記憶が飛んでいる。
そして。
愛が気付いた時には、体にきつく食い込んだロープが自由を奪い、目の前には先ほどと変わらぬ笑顔があった。
「じゃあ、そろそろ始めましょうか愛ちゃん?」
その言葉と共に“さえみ”の笑顔が妖しさを増し、その手が愛の首のあたりへと伸びる。
「ふふ・・・その不安げな表情・・・いいですね」
少しひんやりとしたその手が肌に触れ、愛は背筋がゾクリとするのを感じた。
「そうはいきません。可哀想ですけど偽者疑惑が晴れない限りは、さゆみの安全のためにもあなたを解放するわけにはいかないですから」
「え?もしかしてさえみさん?偽者って!あーしは本物の高橋愛やって!」
「訛り方がわざとらしいんですよね。それで本物になりすましたおつもりですか?」
「そんなん言われても」
「とにかく、これからあなたを尋問、場合によっては拷問させていただきます。真実の告白はできるだけ早めの方が身のためですよ?」
「ごっ!?あーしは本物やって!ほや!みんなは?他のみんなは?」
「いくら偽者とはいえ愛ちゃんの姿をした人が痛めつけられるのを見たくないと、上で待っています」
「そんなっ!みんなを呼んで!話をさせて!せめてさゆを!」
「優しいあの子たちにはこういうことは向きません。そのために私がいるんです。『必要悪』を司るものとして」
喫茶リゾナントの地下室に響く愛の懇願は、その冷たい言葉によってあっさりと退けられた。
真向かいにある大きな鏡には、椅子に縛りつけられた自分自身と“さえみ”の後ろ姿が映っている。
事の発端は先日の戦闘だった。
メタモルフォーゼ能力を持つ敵に遭遇し、幾度となく欺かれ、仲間とはぐれながらもなんとか撃退した愛。
仲間たちは帰還した愛の無事を喜んでくれたが、ただ一人冷たい視線を向ける者がいたことに愛は気付いていなかった。
「お疲れ様です、リーダー。飲んでください」
優しい笑顔の奥で妖しく光る瞳に気付かず、愛は差し出されたカップを受け取ってそれを飲み・・・その後の記憶が飛んでいる。
そして。
愛が気付いた時には、体にきつく食い込んだロープが自由を奪い、目の前には先ほどと変わらぬ笑顔があった。
「じゃあ、そろそろ始めましょうか愛ちゃん?」
その言葉と共に“さえみ”の笑顔が妖しさを増し、その手が愛の首のあたりへと伸びる。
「ふふ・・・その不安げな表情・・・いいですね」
少しひんやりとしたその手が肌に触れ、愛は背筋がゾクリとするのを感じた。
444 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/22(月) 16:34:00.00 0
「ちょ・・・なにやってんの!?」
「!?」
「ガ、ガキさん・・・!」
そのとき、地下室の扉が開かれて現れたその姿に、愛と“さえみ”は焦りの表情を浮かべた。
「愛ちゃんどうしたの!?何で縛られてんの?さゆみん、一体どういうこと?」
「あいたたた~来ちゃったのかぁ・・・」
「ちがうんよ、その・・・・・・」
どう答えたものか、すっかりテンパッた愛には言葉など浮かぶはずもなかった。
というよりも、本当のことも言えるはずがなかった。
実際のところ、もちろんこんなロープなんて能力の前にはただの糸くずでしかない。
にもかかわらず、あえて緊縛されることで実はこの状況を楽しんでいる・・・要するに・・・
「ガキさんもやってみる?どっちの役でもいいよ」
「・・・ちょっとさゆ!?」
「いいじゃんいいじゃん、バレちゃったものは仕方ないよ。愛ちゃんはどっちがいい?ガキさんと2人がかりで責められたい?それとも・・・」
秘密の遊びを見つかってしまった後ろめたさと新たな世界の広がりへの期待に心を揺らしながら、愛は不安げな上目遣いで里沙を見た。
驚愕と呆れが混ざり合った表情のその奥にある瞳には・・・・・・
----------------------------------------
>>382からの流れ(>>386>>388>>398が主)に悪乗リゾナント
そして>>432さん超ゴメンナサイ
いいともスレ乱立裏の保全のためということでどうか
_, ,_
ノ|c|*・e・) <こんなの収録なんかしたら絶対ダメだからー!
「!?」
「ガ、ガキさん・・・!」
そのとき、地下室の扉が開かれて現れたその姿に、愛と“さえみ”は焦りの表情を浮かべた。
「愛ちゃんどうしたの!?何で縛られてんの?さゆみん、一体どういうこと?」
「あいたたた~来ちゃったのかぁ・・・」
「ちがうんよ、その・・・・・・」
どう答えたものか、すっかりテンパッた愛には言葉など浮かぶはずもなかった。
というよりも、本当のことも言えるはずがなかった。
実際のところ、もちろんこんなロープなんて能力の前にはただの糸くずでしかない。
にもかかわらず、あえて緊縛されることで実はこの状況を楽しんでいる・・・要するに・・・
「ガキさんもやってみる?どっちの役でもいいよ」
「・・・ちょっとさゆ!?」
「いいじゃんいいじゃん、バレちゃったものは仕方ないよ。愛ちゃんはどっちがいい?ガキさんと2人がかりで責められたい?それとも・・・」
秘密の遊びを見つかってしまった後ろめたさと新たな世界の広がりへの期待に心を揺らしながら、愛は不安げな上目遣いで里沙を見た。
驚愕と呆れが混ざり合った表情のその奥にある瞳には・・・・・・
----------------------------------------
>>382からの流れ(>>386>>388>>398が主)に悪乗リゾナント
そして>>432さん超ゴメンナサイ
いいともスレ乱立裏の保全のためということでどうか
_, ,_
ノ|c|*・e・) <こんなの収録なんかしたら絶対ダメだからー!
445 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/22(月) 16:46:54.45 0
SMプレイキタァァァ(゚∀゚)ァ( ゚∀)ァ( ゚)ァ( )ァ(` )ハァ(Д`)ハァ(;´Д`)ハァハァ
さすがSaemi Michishigeさんですねはぁはぁ
さすがSaemi Michishigeさんですねはぁはぁ
446 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/22(月) 16:57:17.17 0
このさゆは、さえみの皮をかぶったさゆみなんだよね?
さえみは「必要悪」ではあるが、そっちの方はノーマルっぽいものねw
さえみは「必要悪」ではあるが、そっちの方はノーマルっぽいものねw
447 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/22(月) 17:01:29.76 0
最後のリーダーの顔が容易に想像できた
448 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/22(月) 18:24:44.37 0
こういうの好きですぅ
449 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/22(月) 18:45:40.76 0
うぉぉある意味シリアルw
乙です
乙です
450 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/22(月) 19:15:09.67 0
451 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/22(月) 20:31:44.38 0
自分の書き込んだ文章が使われてる…
なんだか恥ずかしいw
なんだか恥ずかしいw
452 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/22(月) 20:50:07.29 0
ま、こういうのもありかなっていうか結構好きかも
453 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/22(月) 20:53:10.14 0
百合愛好派って意外に多いんよね
454 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/22(月) 20:55:33.22 0
自分の文章力では逆立ちしても書けないのでうらやましい限り
455 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/22(月) 22:04:39.75 0
巷で噂のストーリープレイってやつだね
456 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/22(月) 22:59:16.09 0
みんなこういう話が好きなんだね
457 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/22(月) 23:02:01.52 0
こういう話も好きなんだよ
458 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/23(火) 00:18:32.67 0
从*・ 。.・)
459 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/23(火) 00:33:01.49 0
川*’∀’)
460 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/23(火) 01:36:02.90 O
澄んだ夜空に浮かぶ琥珀の月が発する光は心を惑わせる
461 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/23(火) 03:43:03.10 0
おやリゾ
462 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/23(火) 06:30:14.40 O
今さらながられいにゃレギュラー決定おめ!
463 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/23(火) 09:34:35.36 O
溢れ出る感情を抑えちゃならんのさ
464 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/23(火) 11:09:24.31 O
なんでなんでー?
ねーにーがきさんなんでー?
ねーにーがきさんなんでー?
465 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/23(火) 13:45:34.52 O
冷たい雨が降ってる
466 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/23(火) 16:12:00.20 0
嫌な予感
467 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/23(火) 17:26:50.79 0
あなたと出会ったあの日から……わたしはあなたを愛した。
あなたのことを深く知りたいと思った。
その思いは今も変わらない。
むしろ時を重ねるごとに大きくなっていく。
ときどき、あなたはすごく苦しそうにしていた。
わたしには分からないその苦しみの理由を知りたいと何度も思った。
でも……結局そうはしなかった。
あなたへの裏切りになると思ったのか……それとも、怖かったのかもしれない。
だから、わたしはただあなたの側にいることを選んだ。
それがわたしにできることのすべてだと思ったから。
――あれから、本当に色んなことがあったね。
もう会えないかもしれないと思ったこともあった。
だけど、今は信じたい。
あなたへの愛が永遠に続くと。
こんな風にずっと腕を組んで笑い合っていられると。
この空いっぱいの星に誓う。
あなたへのわたしの愛は永遠に変わりえぬ真実だと―――
あなたのことを深く知りたいと思った。
その思いは今も変わらない。
むしろ時を重ねるごとに大きくなっていく。
ときどき、あなたはすごく苦しそうにしていた。
わたしには分からないその苦しみの理由を知りたいと何度も思った。
でも……結局そうはしなかった。
あなたへの裏切りになると思ったのか……それとも、怖かったのかもしれない。
だから、わたしはただあなたの側にいることを選んだ。
それがわたしにできることのすべてだと思ったから。
――あれから、本当に色んなことがあったね。
もう会えないかもしれないと思ったこともあった。
だけど、今は信じたい。
あなたへの愛が永遠に続くと。
こんな風にずっと腕を組んで笑い合っていられると。
この空いっぱいの星に誓う。
あなたへのわたしの愛は永遠に変わりえぬ真実だと―――
468 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/23(火) 17:27:40.21 0
あなたはいつも本当に優しくて……当然のように温かだった。
こんなわたしに対してさえ、いつでも、どんなときでも。
でもその優しさや温もりがわたしを苦しめていたこと、あなたは知ってた?
…ううん、そういうあなただからこそ、わたしはあなたを愛して…そして苦しんだんだよね。
だけど、あなたはわたしに本当にたくさんのことを教えてくれた。
ただ側にいてくれるだけで。
楽しそうに話を聞いてくれるだけで。
それだけで……わたしは救われた。
だから、わたしはずっとあなたの側にいたいと思った。
叶うはずもない願いだと分かってはいたけれど。
――あれから、本当に色んなことがあったね。
あなたの笑顔を見ることはもう二度とできないと覚悟したこともあった。
だけど、今は信じてる。
二人一緒にずっといられると。
あなたのその明るい笑顔が永遠に隣に在ると。
この空一面の星に誓う。
あなたへのわたしの気持ちは永遠に変わらない本物だと―――
こんなわたしに対してさえ、いつでも、どんなときでも。
でもその優しさや温もりがわたしを苦しめていたこと、あなたは知ってた?
…ううん、そういうあなただからこそ、わたしはあなたを愛して…そして苦しんだんだよね。
だけど、あなたはわたしに本当にたくさんのことを教えてくれた。
ただ側にいてくれるだけで。
楽しそうに話を聞いてくれるだけで。
それだけで……わたしは救われた。
だから、わたしはずっとあなたの側にいたいと思った。
叶うはずもない願いだと分かってはいたけれど。
――あれから、本当に色んなことがあったね。
あなたの笑顔を見ることはもう二度とできないと覚悟したこともあった。
だけど、今は信じてる。
二人一緒にずっといられると。
あなたのその明るい笑顔が永遠に隣に在ると。
この空一面の星に誓う。
あなたへのわたしの気持ちは永遠に変わらない本物だと―――
469 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/23(火) 17:28:21.11 0
>>467-468 『ずっと二人一緒に』(愛ガキ)
「Loving you forever」にリゾナントしてみました(というより歌詞そのままです)
ここでいう「愛」は恋愛ではなくてもっと深い愛ですが…受け取り方は自由ですw
「Loving you forever」にリゾナントしてみました(というより歌詞そのままです)
ここでいう「愛」は恋愛ではなくてもっと深い愛ですが…受け取り方は自由ですw
470 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/23(火) 18:28:36.65 0
呼んでて歌詞っぽいなと思ってたら歌詞だったんですねw
471 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/23(火) 19:21:43.84 0
まだ買ってないんだよなあ
472 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/23(火) 21:05:52.46 0
こういう短いのもいいよね
読んだらLYF聞きたくなった
読んだらLYF聞きたくなった
473 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/23(火) 22:52:43.77 0
みっつぃも獣化しとるのは珍しいのぉ
http://ufa.gotdns.com/img/ufa01517.jpg
http://ufa.gotdns.com/img/ufa01517.jpg
474 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/23(火) 23:51:56.67 0
最近はリゾナンターがウサギに獣化したって聞いたよ
475 : 名無し募集中。。。 [] 投稿日:2010/03/24(水) 00:00:16.40 0
光井さんカラダのラインがエロいな
ガキさんの肉付きが・・・
ガキさんの肉付きが・・・
476 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/24(水) 01:22:12.04 0
こはりゅううううううううううううううううううううううううううううう!!!!
477 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/24(水) 03:26:54.54 0
>>473
戦闘シーンが見てみたい
戦闘シーンが見てみたい
478 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/24(水) 06:56:02.51 O
やはりウサギよりネコ科がいいなあ
479 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/24(水) 09:05:49.17 0
新幹線 ライブ目的 (東京に着きました)
とりあえずウサギ出てきて クラクラした Yeah
メンバーを ガン見しながら (ウサギ! ヲイ! ウサギ! ヲイ!)
最強の衣装といえば やっぱネコ系(なんでや!)
とりあえずウサギ出てきて クラクラした Yeah
メンバーを ガン見しながら (ウサギ! ヲイ! ウサギ! ヲイ!)
最強の衣装といえば やっぱネコ系(なんでや!)
480 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/24(水) 11:53:51.25 0
481 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/24(水) 11:54:13.35 0
リゾナントに肉うどんはありますか?
482 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/24(水) 11:57:27.04 0
∋oノハヽo∈
( ^▽^)b<お肉スキスキ!!
( ^▽^)b<お肉スキスキ!!
483 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/24(水) 12:02:45.25 0
リンリンを倒して奪い取ったらしいね頭についてるやつ
さすがは粛清人R
さすがは粛清人R
484 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/24(水) 13:48:04.69 0
リンリン;;
485 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/24(水) 14:01:37.57 0
泣くなよw
486 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/24(水) 15:51:35.97 0
Rのうさぎ姿…以前にもどこかで見たような気が…
ん?何か今物音がしたような
ん?何か今物音がしたような
487 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/24(水) 16:14:20.94 0
それたぶんRじゃなくてよく似た間抜けな3人組の泥棒だろ
488 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/24(水) 17:09:14.69 0
もうあれは解体されたはず
489 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/24(水) 17:35:14.87 0
悲しいこと言うなよw
このスレでは…そしてみんなの心にはちゃんと生きてるさ
かなしみ戦隊の方での活躍も印象的だなー
留守の間リゾナントを守ってくれてた回が好き
このスレでは…そしてみんなの心にはちゃんと生きてるさ
かなしみ戦隊の方での活躍も印象的だなー
留守の間リゾナントを守ってくれてた回が好き
491 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/24(水) 19:37:37.41 0
かなしみ戦隊トリビュートで誰か美勇伝がらみの話を取り上げてくれないかな?w
自分も書きたいけど色々書きたい話が多すぎて…
自分も書きたいけど色々書きたい話が多すぎて…
492 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/24(水) 19:43:00.01 0
493 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/24(水) 21:19:00.31 0
(作品投下の)嵐の前の静けさだといいですね
494 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/24(水) 21:30:21.58 0
R様の話題が出たので痛々しい妄想を書き散らすシリーズのR編を上げさせてもらいます
一応>>143の続きです
一応>>143の続きです
495 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/24(水) 21:31:04.63 0
モーニング戦隊リゾナンターR
【これまでのストーリー】
世界を守る為に幾つもの並行世界を旅するモーニング戦隊リゾナンターの高橋愛。
「お前を正しい方へ導いてやる」 サイボーグ「A」を同行者に「常夜」の世界に辿り着いた愛は後藤真希という能力者と対峙した。
かつてもう一人の高橋愛を救い、導きながらもある事件を機に闇へと還った後藤真希。
罪を犯さねば生きていけない人間に劫罰を下してきた後藤真希、人は人を救えるという愛。
熾烈を極めた二人の戦いは、愛の“光”によって終息した。
「A」の操るジェットストライカーで「常夜」の世界を去る愛の心に、真希の最後の言葉が響く。
「愛ちゃんはかわいいねぇ」
第14話「Avenger ―全てのRを消去せよ―」
「突撃晩ごはん!!の時間です。 今日わたくしラブリー高橋がお邪魔しているのは…石川梨華さんのお宅です」
テレビ番組のレポーターとして1軒の家を訪問している愛、旅の同行者「A」がカメラマンを務めている。
その家の住人石川梨華は、かつてニュース番組のキャスターとして活躍していたという。
「まあそんな栄光の時代もありましたけどね、今じゃあご覧の通り平凡な主婦ですよ」
継ぎ接ぎだらけの割烹着に姉さん被りの出で立ちではにかむ石川梨華。
「いやぁ、何を仰るやら。 平凡な主婦というよりも貧乏くさい昭和の主婦…大変失礼いたしました。
キャスターを辞めた現在でもこのように美しい石川梨華さんのハートを射止めた幸せ者は、どんな素敵な殿方なんでしょうか」
モーニング戦隊リゾナンターR
【これまでのストーリー】
世界を守る為に幾つもの並行世界を旅するモーニング戦隊リゾナンターの高橋愛。
「お前を正しい方へ導いてやる」 サイボーグ「A」を同行者に「常夜」の世界に辿り着いた愛は後藤真希という能力者と対峙した。
かつてもう一人の高橋愛を救い、導きながらもある事件を機に闇へと還った後藤真希。
罪を犯さねば生きていけない人間に劫罰を下してきた後藤真希、人は人を救えるという愛。
熾烈を極めた二人の戦いは、愛の“光”によって終息した。
「A」の操るジェットストライカーで「常夜」の世界を去る愛の心に、真希の最後の言葉が響く。
「愛ちゃんはかわいいねぇ」
第14話「Avenger ―全てのRを消去せよ―」
「突撃晩ごはん!!の時間です。 今日わたくしラブリー高橋がお邪魔しているのは…石川梨華さんのお宅です」
テレビ番組のレポーターとして1軒の家を訪問している愛、旅の同行者「A」がカメラマンを務めている。
その家の住人石川梨華は、かつてニュース番組のキャスターとして活躍していたという。
「まあそんな栄光の時代もありましたけどね、今じゃあご覧の通り平凡な主婦ですよ」
継ぎ接ぎだらけの割烹着に姉さん被りの出で立ちではにかむ石川梨華。
「いやぁ、何を仰るやら。 平凡な主婦というよりも貧乏くさい昭和の主婦…大変失礼いたしました。
キャスターを辞めた現在でもこのように美しい石川梨華さんのハートを射止めた幸せ者は、どんな素敵な殿方なんでしょうか」
496 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/24(水) 21:32:35.00 0
質素な家の中にある家具といえば小さなちゃぶ台と古ぼけたタンス一棹だけだった。 タンスの上に飾られている写真立てを目敏く見つけた愛。
「おやっ、もしやその写真立てには旦那様とのラブラブなツーショットが飾られてるのでは?」
「イヤですわ、恥ずかしい」
「イイじゃないですか、 見たって減るもんじゃなし。」 写真立てを後ろ手に隠す石川梨華に好色な中年男のような物腰で迫る愛だったが…
|「いやぁぁぁぁーっ」 甲高い叫び声と共に繰り出された回し蹴りを食らった愛は、吹っ飛んで石川家の壁を突き破る。
「ごめんなさい、つい我を忘れちゃって」
「いえいえいえ、こちらこそ失礼しました。 それにしても見事な蹴りでしたけど何か格闘技の経験でも」
「格闘技なんて恐ろしいですわ。 スポーツはサルを少し齧った程度ですの」
「ウキーッ、誰がサルやねん・・・・・・重ね重ね失礼しました。 成る程フットサル仕込みの蹴りですか。 もしやご主人と出会われたのもフットサルを 通じてでしょうか」
「きゃぁぁぁぁぁっ」 顔を真っ赤に染めた梨華の豪快な右アッパーを喰らった愛は、舞い上がり石川家の天井を破り屋根を突き抜けて…。
「ごめんなさい、つい」 謝る梨華。
「アハハハァァ、えーとこんな石川梨華さんが作るのはどんな晩ごはんでしょうか」
鼻血を垂らしながら、収録を続ける愛。
「ハイッ。私の自慢料理、スペシャル焼きそばです」
そう言って梨華が披露したのはごく普通の焼きそばだった。
淡い桃色のしょうがが大量にトッピングされている。
質素な家の中にある家具といえば小さなちゃぶ台と古ぼけたタンス一棹だけだった。 タンスの上に飾られている写真立てを目敏く見つけた愛。
「おやっ、もしやその写真立てには旦那様とのラブラブなツーショットが飾られてるのでは?」
「イヤですわ、恥ずかしい」
「イイじゃないですか、 見たって減るもんじゃなし。」 写真立てを後ろ手に隠す石川梨華に好色な中年男のような物腰で迫る愛だったが…
|「いやぁぁぁぁーっ」 甲高い叫び声と共に繰り出された回し蹴りを食らった愛は、吹っ飛んで石川家の壁を突き破る。
「ごめんなさい、つい我を忘れちゃって」
「いえいえいえ、こちらこそ失礼しました。 それにしても見事な蹴りでしたけど何か格闘技の経験でも」
「格闘技なんて恐ろしいですわ。 スポーツはサルを少し齧った程度ですの」
「ウキーッ、誰がサルやねん・・・・・・重ね重ね失礼しました。 成る程フットサル仕込みの蹴りですか。 もしやご主人と出会われたのもフットサルを 通じてでしょうか」
「きゃぁぁぁぁぁっ」 顔を真っ赤に染めた梨華の豪快な右アッパーを喰らった愛は、舞い上がり石川家の天井を破り屋根を突き抜けて…。
「ごめんなさい、つい」 謝る梨華。
「アハハハァァ、えーとこんな石川梨華さんが作るのはどんな晩ごはんでしょうか」
鼻血を垂らしながら、収録を続ける愛。
「ハイッ。私の自慢料理、スペシャル焼きそばです」
そう言って梨華が披露したのはごく普通の焼きそばだった。
淡い桃色のしょうがが大量にトッピングされている。
497 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/24(水) 21:33:24.53 0
「うーん、一見普通の焼きそばのようですが、どこがスペシャルなのでしょうか」
「それはですねえ」 もじもじしながら話す石川梨華。
「私の愛情がたっくさん入ってるんです」
「なるほど、料理は愛情というわけですね」
「キャーッ」 黄色い悲鳴と共に振るわれた梨華の掌底を辛うじて避ける愛。
「あはっ、命のある内に頂いちゃいましょうかね」
箸を手に焼きそばの盛られた皿に向かう愛。
期待と不安が入り交じった表情で見つめる梨華だったが、中々箸が進まない愛の様子に顔を曇らせる。
「…あの、もしかして美味しくないですか」
「いやあ、実はお昼ご飯にファミレスでラザニアを平らげてきたんで、正直油っこい料理はちょっと。
…いやでも美味しいですよ、この 焼きそば。 食べてはいないですけど一目見ただけでわかりま…」
よよよと泣き崩れる梨華。 裸電球が消えると共に何処からともなく一筋のスポットライトが…。
「私ってダメな妻ね、料理すら満足に出来ない。 こんな私なんてあなたの妻でいる資格ゼロよね」
「いや、あーしはあんたの旦那さんじゃないし」
「悪くない」
「えっ」
「世界一上手いと言えば嘘になってしまうが、悪くない。 少なくとも私は嫌いじゃないぞ」
カメラマンを務めていた「A」がその手を休めて、梨華の作った焼きそばを黙々と口に運んでいる。
「カメラマンさん、そんなに気を使っていただかなくても」
「この顔が嘘をいっているような顔か」
部屋の明かりが灯り、どこからともなくのどかな音楽が。
「梨華、嬉しい」 喜びで体をくねらせる梨華。 「おかわりありますからね」
「うーん、一見普通の焼きそばのようですが、どこがスペシャルなのでしょうか」
「それはですねえ」 もじもじしながら話す石川梨華。
「私の愛情がたっくさん入ってるんです」
「なるほど、料理は愛情というわけですね」
「キャーッ」 黄色い悲鳴と共に振るわれた梨華の掌底を辛うじて避ける愛。
「あはっ、命のある内に頂いちゃいましょうかね」
箸を手に焼きそばの盛られた皿に向かう愛。
期待と不安が入り交じった表情で見つめる梨華だったが、中々箸が進まない愛の様子に顔を曇らせる。
「…あの、もしかして美味しくないですか」
「いやあ、実はお昼ご飯にファミレスでラザニアを平らげてきたんで、正直油っこい料理はちょっと。
…いやでも美味しいですよ、この 焼きそば。 食べてはいないですけど一目見ただけでわかりま…」
よよよと泣き崩れる梨華。 裸電球が消えると共に何処からともなく一筋のスポットライトが…。
「私ってダメな妻ね、料理すら満足に出来ない。 こんな私なんてあなたの妻でいる資格ゼロよね」
「いや、あーしはあんたの旦那さんじゃないし」
「悪くない」
「えっ」
「世界一上手いと言えば嘘になってしまうが、悪くない。 少なくとも私は嫌いじゃないぞ」
カメラマンを務めていた「A」がその手を休めて、梨華の作った焼きそばを黙々と口に運んでいる。
「カメラマンさん、そんなに気を使っていただかなくても」
「この顔が嘘をいっているような顔か」
部屋の明かりが灯り、どこからともなくのどかな音楽が。
「梨華、嬉しい」 喜びで体をくねらせる梨華。 「おかわりありますからね」
498 : 名無し募集中。。。[sage] 投稿日:2010/03/24(水) 21:34:07.77 0
数十分後、石川家を後にする愛と「A」、その手にはピンク色の包みが。
「いやぁ、ほんと焼きそばを出されたときは死ぬかと思った、だってトイレの芳香剤の匂いがしてるんやもん、信じられん」
「…お前には人の心が無いのか」
「あひゃひゃっ、それはちょっと悪かったなあとは思うけどさあ。 それにしてもあんたあんな物口にして平気なの」
「感覚のセンサーなどどうにでもなるがな。 それに…」
「それに?」
「味はともかくだ、あの料理には作った人間の温かみが感じられた。 それを悪くないと言ったのは真実だ」
「あんた結構良い人、じゃなくてサイボーグやね」 「A」の肩に馴れ馴れしく手を回す愛。
「お前というやつは…」 愛の手を払いのける「A」。
二人の会話は石川梨華の素性に及ぶ。
「あの女サイコキノだな。 その能力を自分の筋肉に作用させて、打撃の威力を増強していた。
更に蹴り足や拳が炸裂した瞬間に発動させた第二波でお前の身体を大きく吹き飛ばしていた」
こんな高レベルのサイコキネシスの発動を無意識の内に行える石川梨華は、ただ者じゃないと分析する「A」。
「でもあの人は悪い人じゃない」
二人は電柱の陰から石川家の様子を窺っていた人間を見つける、どぶ鼠色のスーツを着たサラリーマン風だ。
二人で囲み問い詰めようとしたが、逆に…。
数十分後、石川家を後にする愛と「A」、その手にはピンク色の包みが。
「いやぁ、ほんと焼きそばを出されたときは死ぬかと思った、だってトイレの芳香剤の匂いがしてるんやもん、信じられん」
「…お前には人の心が無いのか」
「あひゃひゃっ、それはちょっと悪かったなあとは思うけどさあ。 それにしてもあんたあんな物口にして平気なの」
「感覚のセンサーなどどうにでもなるがな。 それに…」
「それに?」
「味はともかくだ、あの料理には作った人間の温かみが感じられた。 それを悪くないと言ったのは真実だ」
「あんた結構良い人、じゃなくてサイボーグやね」 「A」の肩に馴れ馴れしく手を回す愛。
「お前というやつは…」 愛の手を払いのける「A」。
二人の会話は石川梨華の素性に及ぶ。
「あの女サイコキノだな。 その能力を自分の筋肉に作用させて、打撃の威力を増強していた。
更に蹴り足や拳が炸裂した瞬間に発動させた第二波でお前の身体を大きく吹き飛ばしていた」
こんな高レベルのサイコキネシスの発動を無意識の内に行える石川梨華は、ただ者じゃないと分析する「A」。
「でもあの人は悪い人じゃない」
二人は電柱の陰から石川家の様子を窺っていた人間を見つける、どぶ鼠色のスーツを着たサラリーマン風だ。
二人で囲み問い詰めようとしたが、逆に…。
499 : 名無し募集中。。。[sage] 投稿日:2010/03/24(水) 21:34:54.22 0
「やいやいお前ら二人して俺のR様に何をした、いやむしろ何をされた、どんなハードなお仕置きを受けたんだ。 ちくしょう、羨ましいぜっ!」
「俺のRだと」 「Rって石川さんのことか」
「R様のことを馴れ馴れしく呼ぶんじゃない、このクソ野郎共が。 かつてダークネスが誇る粛清人として名を馳せたR様をお前ら風情がなあ」
「かつてとは過去形だな。 すると現在は粛清人の任から離れたということか?」
「あの石川さんがそんな人にはとっても見えん。 っていうかそういうあんたは誰。 俺のR様って馴れ馴れしいな。
石川さんには素敵な旦那さんがおるっちゅう話やけど」
「うるさい、黙れ、黙れ。 ベクトルの違う質問を同時にしやがって。 俺の優秀な頭脳が混乱しちまうだろう」
「優秀やったらこの程度で混乱なんてせん、て」 愛の呟きを聞き咎めた“俺”が噛みつく。
「キサマ、何か言ったか。」
「…ぁ、ぃぇ。 すみません」
「そうか、素直で宜しい。 まずはお前の疑問から答えてやろう。 俺様が誰かっていう疑問だな。俺はだな…」
そう言って背広の胸ポケットに手を入れた俺の下腹部に愛の膝蹴りが、同時に鋼鉄のヨーヨーを飛ばす「A」。
「ゲボッ」 鮮やかな攻撃にたまらず苦悶し、胃液を吐く"俺”の手には一枚の名刺、そこには株式会社ダークネスという文字が。
「どうも、すいやせん。 懐から何か武器を出そうとしたのかと思って。 それに石川さんの家で何発も喰らったんでつい」 “俺”に対して平身低頭している愛。
「ふーん、お前胸のポケットに手を入れてる人間を見たら片っ端から襲いかかるわけ。 恐ろしい子。 父さんはお前をそんな風に育てたつもりはないけどね」
「そんなこと言ってもあーしはあんたの娘じゃないし」
「うん、何か言った? 俺が警察に通報したらお前ら逮捕されちゃうよ、、臭い飯を食っちゃうよ、前科が付いちゃうよ。
それをこういう風に穏便に済ませてやろうっていう仏心がわかんないかなあ。 父さんはお前…」
「いい加減にしてくれないか、全く話が見えてこない。 さっきの石川梨華という女といい、お前といい。」 声を荒げる「A」。
「聞かせて貰おうか、株式会社ダークネスとは何だ」
「A」の一喝が効いたのか、“俺”が不承不承な様子ながらも話し出す。
「やいやいお前ら二人して俺のR様に何をした、いやむしろ何をされた、どんなハードなお仕置きを受けたんだ。 ちくしょう、羨ましいぜっ!」
「俺のRだと」 「Rって石川さんのことか」
「R様のことを馴れ馴れしく呼ぶんじゃない、このクソ野郎共が。 かつてダークネスが誇る粛清人として名を馳せたR様をお前ら風情がなあ」
「かつてとは過去形だな。 すると現在は粛清人の任から離れたということか?」
「あの石川さんがそんな人にはとっても見えん。 っていうかそういうあんたは誰。 俺のR様って馴れ馴れしいな。
石川さんには素敵な旦那さんがおるっちゅう話やけど」
「うるさい、黙れ、黙れ。 ベクトルの違う質問を同時にしやがって。 俺の優秀な頭脳が混乱しちまうだろう」
「優秀やったらこの程度で混乱なんてせん、て」 愛の呟きを聞き咎めた“俺”が噛みつく。
「キサマ、何か言ったか。」
「…ぁ、ぃぇ。 すみません」
「そうか、素直で宜しい。 まずはお前の疑問から答えてやろう。 俺様が誰かっていう疑問だな。俺はだな…」
そう言って背広の胸ポケットに手を入れた俺の下腹部に愛の膝蹴りが、同時に鋼鉄のヨーヨーを飛ばす「A」。
「ゲボッ」 鮮やかな攻撃にたまらず苦悶し、胃液を吐く"俺”の手には一枚の名刺、そこには株式会社ダークネスという文字が。
「どうも、すいやせん。 懐から何か武器を出そうとしたのかと思って。 それに石川さんの家で何発も喰らったんでつい」 “俺”に対して平身低頭している愛。
「ふーん、お前胸のポケットに手を入れてる人間を見たら片っ端から襲いかかるわけ。 恐ろしい子。 父さんはお前をそんな風に育てたつもりはないけどね」
「そんなこと言ってもあーしはあんたの娘じゃないし」
「うん、何か言った? 俺が警察に通報したらお前ら逮捕されちゃうよ、、臭い飯を食っちゃうよ、前科が付いちゃうよ。
それをこういう風に穏便に済ませてやろうっていう仏心がわかんないかなあ。 父さんはお前…」
「いい加減にしてくれないか、全く話が見えてこない。 さっきの石川梨華という女といい、お前といい。」 声を荒げる「A」。
「聞かせて貰おうか、株式会社ダークネスとは何だ」
「A」の一喝が効いたのか、“俺”が不承不承な様子ながらも話し出す。
500 : 名無し募集中。。。[sage] 投稿日:2010/03/24(水) 21:35:40.01 0
「いいか、よく聞け。 そもそもダークネスとはな、神に等しい力を授かって生まれた俺たち能力者が愚かな人間共の上に君臨して、
世界を正しい方向へ導くために結成された組織のことだ。 どうだ、驚いたか、たじろいだか、ビビったか、小便をチビったか」
「何かありきたりやね、そういうの」 「特に目新しい情報でもないな」
「な、何。恐れを知らぬ愚か者めが。 まあいい、そしてR様はな、ダークネスの並みいる能力者の中でも一、二を争うほどのサイコキノだ。
その強大な力を認められたR様は、組織に刃向かう愚か者をあの世に送り込む粛清人の任務を仰せつかったんだ。」
「静粛人って?」
「バカが、粛清人だ。 まああながち間違いでもないな。 組織に刃向かう人間を静かにさせるわけだからな」 仄かな笑みを浮かべる「A」。
「で、粛清人の石川梨華がなぜあんなボロ家でままごとみたいな生活を送るようになったんだ」 続きを促がす。
“俺”の表情が一瞬歪む。
「粛清人として数多くの反動分子を処断してきたR様だったが、リゾナンターという奴等に対しては少し様子が違った。
いや、R様が最初から実力を100%発揮してたなら、リゾナンターごときに遅れを取ることは無かったと思う。
だが、組織の上層部のリゾナンターに対する方針は他の反動分子に対するものとは違っていた]
「違うって、どこがぁ」 暢気そうな愛。
「上の奴らの考えることは俺には判らねえ。 だがどこかぬるいんだ。
あいつらリゾナンターのの中には戦闘に長けていない人間も結構いた。
そいつらを徹底的に攻め立てて攻略の突破口を作りゃあいいと思うんだが、実行に移そうとはしない。
俺からすればまるであいつらの能力の未知の領域を引き出して強くする為に戦ってるって感じだったな。」
「いいか、よく聞け。 そもそもダークネスとはな、神に等しい力を授かって生まれた俺たち能力者が愚かな人間共の上に君臨して、
世界を正しい方向へ導くために結成された組織のことだ。 どうだ、驚いたか、たじろいだか、ビビったか、小便をチビったか」
「何かありきたりやね、そういうの」 「特に目新しい情報でもないな」
「な、何。恐れを知らぬ愚か者めが。 まあいい、そしてR様はな、ダークネスの並みいる能力者の中でも一、二を争うほどのサイコキノだ。
その強大な力を認められたR様は、組織に刃向かう愚か者をあの世に送り込む粛清人の任務を仰せつかったんだ。」
「静粛人って?」
「バカが、粛清人だ。 まああながち間違いでもないな。 組織に刃向かう人間を静かにさせるわけだからな」 仄かな笑みを浮かべる「A」。
「で、粛清人の石川梨華がなぜあんなボロ家でままごとみたいな生活を送るようになったんだ」 続きを促がす。
“俺”の表情が一瞬歪む。
「粛清人として数多くの反動分子を処断してきたR様だったが、リゾナンターという奴等に対しては少し様子が違った。
いや、R様が最初から実力を100%発揮してたなら、リゾナンターごときに遅れを取ることは無かったと思う。
だが、組織の上層部のリゾナンターに対する方針は他の反動分子に対するものとは違っていた]
「違うって、どこがぁ」 暢気そうな愛。
「上の奴らの考えることは俺には判らねえ。 だがどこかぬるいんだ。
あいつらリゾナンターのの中には戦闘に長けていない人間も結構いた。
そいつらを徹底的に攻め立てて攻略の突破口を作りゃあいいと思うんだが、実行に移そうとはしない。
俺からすればまるであいつらの能力の未知の領域を引き出して強くする為に戦ってるって感じだったな。」
501 : 名無し募集中。。。[sage] 投稿日:2010/03/24(水) 21:36:33.37 0
「で、“俺”様はどう考えていたんだ、そんな上層部の方針を」 “俺”をからかうような口ぶりで話す「A」。
「上の連中はゆくゆくリゾナンターを仲間に引き入れようと考えていたんだと思う。 スパイを長期間に渡って潜り込ませたのもその為の布石だろうな。」
「ならん」 愛は断言した。 「リゾナンターはダークネスなんかの仲間にはならん、絶対に」
“俺”の顔に冷笑が浮かんだ。
「奴らの意思なんか関係ないんだよ。 いいか、奴らリゾナンターが俺達との戦いで強くなることは闇に近づいていくことを意味する」
「そんなのデタラメや。」
「強さは心の闇の中から生まれてくる。 平和を守るため、悲しみを打ち払うためという思いが純粋であればあるほど、闇に打ち勝つ
強い力を求めてしまう。 その思いは心を焦がしていつしか自分を闇色に染めてしまうんだよ」
「違う。 力は大切なものを守ろうという思いから生まれてくる。 闇から生まれてくることなんて断じて無い」
「アホらしい」 “俺”がバカ負けしたように肩をすくめて、その場を立ち去ろうとする。
「待て、話は終わっていない。 ダークネスという組織がどんな経緯で株式会社へと変わっていったのか聞かせてもらおう」 「A」が“俺”の腕を掴む。
舌打ちしながら、その腕を振り払おうとする“俺”だったが、「A」の握力は強く…
「イテテテッ、判った話すからその腕を放せ、いやお願いだから放して、っていうか放してください、何でもお話しますから」
「A」が腕を放すと、大げさな様子で痛がり腕をさする“俺”。
「A」の視線に射竦められると不機嫌そうな表情で、話し続ける。
「で、“俺”様はどう考えていたんだ、そんな上層部の方針を」 “俺”をからかうような口ぶりで話す「A」。
「上の連中はゆくゆくリゾナンターを仲間に引き入れようと考えていたんだと思う。 スパイを長期間に渡って潜り込ませたのもその為の布石だろうな。」
「ならん」 愛は断言した。 「リゾナンターはダークネスなんかの仲間にはならん、絶対に」
“俺”の顔に冷笑が浮かんだ。
「奴らの意思なんか関係ないんだよ。 いいか、奴らリゾナンターが俺達との戦いで強くなることは闇に近づいていくことを意味する」
「そんなのデタラメや。」
「強さは心の闇の中から生まれてくる。 平和を守るため、悲しみを打ち払うためという思いが純粋であればあるほど、闇に打ち勝つ
強い力を求めてしまう。 その思いは心を焦がしていつしか自分を闇色に染めてしまうんだよ」
「違う。 力は大切なものを守ろうという思いから生まれてくる。 闇から生まれてくることなんて断じて無い」
「アホらしい」 “俺”がバカ負けしたように肩をすくめて、その場を立ち去ろうとする。
「待て、話は終わっていない。 ダークネスという組織がどんな経緯で株式会社へと変わっていったのか聞かせてもらおう」 「A」が“俺”の腕を掴む。
舌打ちしながら、その腕を振り払おうとする“俺”だったが、「A」の握力は強く…
「イテテテッ、判った話すからその腕を放せ、いやお願いだから放して、っていうか放してください、何でもお話しますから」
「A」が腕を放すと、大げさな様子で痛がり腕をさする“俺”。
「A」の視線に射竦められると不機嫌そうな表情で、話し続ける。
502 : 名無し募集中。。。[sage] 投稿日:2010/03/24(水) 21:37:18.47 0
「ある日、R様と同じく組織の幹部だった“魔女”がリゾナンターにこれ以上無いってぐらいこっぴどくやられた。
“魔女”と犬猿の仲だったR様はいい気味だと笑っておられたが、心の中はリゾナンターへの怒りに打ち震えておられた。
確かにR様と“魔女”はいがみ合っていた。 だが二人は心の底から憎み合っていたわけじゃない。
お互いがその実力を認め合っていた。
だから組織の不可解な方針が原因で“魔女”が敗れ去ったことは、自分にとっても屈辱だと考えられたR様は立ち上がられた。
戦友の復讐のために、御自分のプライドのために。
単身リゾナンターに戦いを挑まれたR様だったが、いつになく冷静さを欠いておられた所為か遅れを取ってしまった。
その現場に居合わせなかった俺は、R様が敗れた報せを列車の中で受け取った。
すぐにでも駆けつけたかったが、厳しい情報統制と禁足令が敷かれて叶わなかった。
R様の生死すら俺には知る術がなかった。 “魔女”、R様という実力者を相次いで失った組織は、ついに“G”という切り札の投入に踏み切った」
Gの響きに顔を曇らせる愛。 “俺”は構わず続けた。
「だが救世主“G”でさえも勢いに乗ったリゾナンターを止めることは出来なかった。 幹部級の実力者の相次ぐ敗退。
それまで力と恐怖で抑え込んでいた傘下の組織の離反を呼び、ダークネスは弱体化していった。
そしてある日司直の摘発を受けたダークネスはその活動を停止させられた。 そして株式会社ダークネスとして生まれ変わり、合法的な事業を進めている」
「悪の組織が合法的な組織だと」
「ふざけるな」 「A」と愛が口々に言ったが…
「まあ腐ってもダークネスということだな。 俺たちの組織は立法や行政、マスコミにまでも浸食していた。 完全に叩き潰してしまうと困る人間も多い。
それに、事業で得た収益の一部は被害者への補償に充てられているわけだから文句はあるまい」 "俺”がうそぶいた。
「悪の組織の成れの果てが一体どんな事業を展開しているというんだ」
「情報網の構築経験を武器にした情報産業だ」
「情報だと?」
「ああ、お前らが何処か別の世界から、やってきたことも知ってるぜ。 てっきりR様を狙っていると思って急いで駆けつけたんだが…」
俺の口調が変わったことに気付いた愛とΑが視線を向けると俺の表情がそれまでの憎々しげなものとは打って変わっていた、どこか弱々しそうで…。
「ある日、R様と同じく組織の幹部だった“魔女”がリゾナンターにこれ以上無いってぐらいこっぴどくやられた。
“魔女”と犬猿の仲だったR様はいい気味だと笑っておられたが、心の中はリゾナンターへの怒りに打ち震えておられた。
確かにR様と“魔女”はいがみ合っていた。 だが二人は心の底から憎み合っていたわけじゃない。
お互いがその実力を認め合っていた。
だから組織の不可解な方針が原因で“魔女”が敗れ去ったことは、自分にとっても屈辱だと考えられたR様は立ち上がられた。
戦友の復讐のために、御自分のプライドのために。
単身リゾナンターに戦いを挑まれたR様だったが、いつになく冷静さを欠いておられた所為か遅れを取ってしまった。
その現場に居合わせなかった俺は、R様が敗れた報せを列車の中で受け取った。
すぐにでも駆けつけたかったが、厳しい情報統制と禁足令が敷かれて叶わなかった。
R様の生死すら俺には知る術がなかった。 “魔女”、R様という実力者を相次いで失った組織は、ついに“G”という切り札の投入に踏み切った」
Gの響きに顔を曇らせる愛。 “俺”は構わず続けた。
「だが救世主“G”でさえも勢いに乗ったリゾナンターを止めることは出来なかった。 幹部級の実力者の相次ぐ敗退。
それまで力と恐怖で抑え込んでいた傘下の組織の離反を呼び、ダークネスは弱体化していった。
そしてある日司直の摘発を受けたダークネスはその活動を停止させられた。 そして株式会社ダークネスとして生まれ変わり、合法的な事業を進めている」
「悪の組織が合法的な組織だと」
「ふざけるな」 「A」と愛が口々に言ったが…
「まあ腐ってもダークネスということだな。 俺たちの組織は立法や行政、マスコミにまでも浸食していた。 完全に叩き潰してしまうと困る人間も多い。
それに、事業で得た収益の一部は被害者への補償に充てられているわけだから文句はあるまい」 "俺”がうそぶいた。
「悪の組織の成れの果てが一体どんな事業を展開しているというんだ」
「情報網の構築経験を武器にした情報産業だ」
「情報だと?」
「ああ、お前らが何処か別の世界から、やってきたことも知ってるぜ。 てっきりR様を狙っていると思って急いで駆けつけたんだが…」
俺の口調が変わったことに気付いた愛とΑが視線を向けると俺の表情がそれまでの憎々しげなものとは打って変わっていた、どこか弱々しそうで…。
503 : 名無し募集中。。。[sage] 投稿日:2010/03/24(水) 21:38:22.45 0
「リゾナンターに敗れて消息を絶っていたR様が、この町で暮らしているのを見つけてもう3ヶ月になる。
最初は旧ダークネス時代に犯した行為の責任を問われることを恐れて、身を隠しておられるのかと思ったんだが、どうもそうじゃないらしい。
何ていうか心底あの暮らしを楽しんでおられるように思える。 今のR様がもし命を狙われたなら…」
「あんた、あのR様のことを好きなんじゃあ」
脈絡の無い愛の言葉を聞くと俺は強い電流に打たれたように、ピクッと震えた。
「お・お・俺が・・あ・あ・あの・・R様のことを・好きだって・・」 どんどんと震えが大きくなっていく。
「どうやら図星みたいやね。 だってあんた、あーしらが石川さんの命を狙ってると思って、守りにきたんやろ」
「わはははっ、一体何を言い出すかと思ったらこのガキは、笑わせてくれるぜ」
「ガキって、あーしもとっくに二十歳を超えてるし、立派なレディし」
「うっせえんだよ、このオラウータンがどの面下げてレディだとぬかしやがる」
「ウキィ、誰が猿やねん、っておっさん失礼がし」
「俺の体が震えだしたのは、考えていることをお前に見破られたからじゃない。 そう、条件反射だ」
「条件反射って?」
…俺の体が覚えてるR様から受けた数々のお仕置きの記憶。 R様のことを話してたらそれが蘇ってきただけだぜ。
ヘマをしでかした俺をお仕置きルームに呼び出し射るような眼差しで睨みつけるR様。
ああ、あの汚いモノを見るような視線を思い出すだけで俺はイってしまいそうだ。
「ちょーっ、おじさん」
…「どうしてここに呼び出されたか判ってるよね」ー出てくる言葉こそありきたりだが、そこには何の温かみも感じられない。
「ダークネスはあんたみたいな能無しを必要としないのよ」―血が通ってないような冷たい声で俺のミスを糾弾するR様。
あぁぁーっ、またR様に蔑まれたい、罵られたい、痛っ。
「エロい妄想はやめるがし」 “俺”の頭を殴りつける愛。
「リゾナンターに敗れて消息を絶っていたR様が、この町で暮らしているのを見つけてもう3ヶ月になる。
最初は旧ダークネス時代に犯した行為の責任を問われることを恐れて、身を隠しておられるのかと思ったんだが、どうもそうじゃないらしい。
何ていうか心底あの暮らしを楽しんでおられるように思える。 今のR様がもし命を狙われたなら…」
「あんた、あのR様のことを好きなんじゃあ」
脈絡の無い愛の言葉を聞くと俺は強い電流に打たれたように、ピクッと震えた。
「お・お・俺が・・あ・あ・あの・・R様のことを・好きだって・・」 どんどんと震えが大きくなっていく。
「どうやら図星みたいやね。 だってあんた、あーしらが石川さんの命を狙ってると思って、守りにきたんやろ」
「わはははっ、一体何を言い出すかと思ったらこのガキは、笑わせてくれるぜ」
「ガキって、あーしもとっくに二十歳を超えてるし、立派なレディし」
「うっせえんだよ、このオラウータンがどの面下げてレディだとぬかしやがる」
「ウキィ、誰が猿やねん、っておっさん失礼がし」
「俺の体が震えだしたのは、考えていることをお前に見破られたからじゃない。 そう、条件反射だ」
「条件反射って?」
…俺の体が覚えてるR様から受けた数々のお仕置きの記憶。 R様のことを話してたらそれが蘇ってきただけだぜ。
ヘマをしでかした俺をお仕置きルームに呼び出し射るような眼差しで睨みつけるR様。
ああ、あの汚いモノを見るような視線を思い出すだけで俺はイってしまいそうだ。
「ちょーっ、おじさん」
…「どうしてここに呼び出されたか判ってるよね」ー出てくる言葉こそありきたりだが、そこには何の温かみも感じられない。
「ダークネスはあんたみたいな能無しを必要としないのよ」―血が通ってないような冷たい声で俺のミスを糾弾するR様。
あぁぁーっ、またR様に蔑まれたい、罵られたい、痛っ。
「エロい妄想はやめるがし」 “俺”の頭を殴りつける愛。
504 : 名無し募集中。。。[sage] 投稿日:2010/03/24(水) 21:39:06.68 0
「俺の知ってることはあらかた喋ったぜ。 もう行っていいだろう。 会社は一応早退してきたが戻って片付けて起きたいこともあるんでな」
ようやく「A」に解放され、その場を立ち去ろうとする“俺”に声をかける愛。
「Rさんを倒したリゾナンターのみんなは今どうしてるの?」
「けっ、そんなこと知ったことか。 知っていてもお前なんかに教えねえよ。 情報が欲しければ代償を支払うんだな。 」 と刎ねつける“俺”の眼前にピンク色の包みを突きつける愛。
「ほらほら、石川梨華お手製の焼きそばやよ。 リゾナンターのことを教えてくれたらあんたにあげるやよ」 見せびらかすように小刻みに動かす。
最初はその誘惑を刎ねつけていた“俺”だったが、その魅力には抗えず…。
「うぐっ、これは、この味、この香りは、俺が味わったお仕置きの中でも最高レベルの苛さだぜ」 目から涙を流しながら、名刺に何かを書き付ける。
「おらよ、これが奴らリゾナンターの根城だった喫茶店の住所だ」
「だったって?」
「ダークネスが活動を停止して暫くして奴らは揃って姿を消した。 店は閉店状態だ。 常連客の熱意でそのままの状態が保たれてはいるようだがな」
リゾナンターが姿を消した理由を尋ねる愛に対して、“俺”は…。
「何でもこの世界の危機を救わなければならないとか言っていたようだ。 その為に戦わなければならないとも」
“俺”を残しその場を後にする愛と「A」。
愛は“俺”に訊いた喫茶店に行ってみるという。
「ここからそんなに遠くないみたいやから」 一方「A」は情報を集めると言う。 石川梨華の家で落ち合うことにして別れる二人。
「俺の知ってることはあらかた喋ったぜ。 もう行っていいだろう。 会社は一応早退してきたが戻って片付けて起きたいこともあるんでな」
ようやく「A」に解放され、その場を立ち去ろうとする“俺”に声をかける愛。
「Rさんを倒したリゾナンターのみんなは今どうしてるの?」
「けっ、そんなこと知ったことか。 知っていてもお前なんかに教えねえよ。 情報が欲しければ代償を支払うんだな。 」 と刎ねつける“俺”の眼前にピンク色の包みを突きつける愛。
「ほらほら、石川梨華お手製の焼きそばやよ。 リゾナンターのことを教えてくれたらあんたにあげるやよ」 見せびらかすように小刻みに動かす。
最初はその誘惑を刎ねつけていた“俺”だったが、その魅力には抗えず…。
「うぐっ、これは、この味、この香りは、俺が味わったお仕置きの中でも最高レベルの苛さだぜ」 目から涙を流しながら、名刺に何かを書き付ける。
「おらよ、これが奴らリゾナンターの根城だった喫茶店の住所だ」
「だったって?」
「ダークネスが活動を停止して暫くして奴らは揃って姿を消した。 店は閉店状態だ。 常連客の熱意でそのままの状態が保たれてはいるようだがな」
リゾナンターが姿を消した理由を尋ねる愛に対して、“俺”は…。
「何でもこの世界の危機を救わなければならないとか言っていたようだ。 その為に戦わなければならないとも」
“俺”を残しその場を後にする愛と「A」。
愛は“俺”に訊いた喫茶店に行ってみるという。
「ここからそんなに遠くないみたいやから」 一方「A」は情報を集めると言う。 石川梨華の家で落ち合うことにして別れる二人。
505 : 名無し募集中。。。[sage] 投稿日:2010/03/24(水) 21:39:50.33 0
オフィスビルのワンフロアを借り切った株式会社ダークネス。
その受付を訪れた一人の男。
長身に黒ずくめの衣装をまとった男が応対に出た社員に告げる。
「Rの居場所を教えてもらおうか」
怪訝そうな社員を不思議な力でオフィスの奥まで吹き飛ばした男は、騒然とした社内を見渡しながら呟く。
「やっと会えそうだなR。 粛清人、黒豹、鉄の女、全ての世界の全てのRは、私Jが消去する」
――続く――
【次回予告】
喫茶リゾナントを訪れた愛を襲う1発の銃弾。
その危機を救ったのはJだった。
かつてmotor worldで仲間の命を奪った粛清人Rへの復讐に燃えるJは愛に告げる。
「高橋愛、私はお前と戦いたくない。 だから私の復讐の邪魔をしないでくれ」
強大な力をもってRを襲うJの前に立ち塞がる“俺”。
一つの復讐劇が終わる時、さまよえる魂は何処に戻る。
モーニング戦隊リゾナンターR 第15話 「Returnee―全てはRの為に―」
全てを繋いで、魂よ帰れ!
オフィスビルのワンフロアを借り切った株式会社ダークネス。
その受付を訪れた一人の男。
長身に黒ずくめの衣装をまとった男が応対に出た社員に告げる。
「Rの居場所を教えてもらおうか」
怪訝そうな社員を不思議な力でオフィスの奥まで吹き飛ばした男は、騒然とした社内を見渡しながら呟く。
「やっと会えそうだなR。 粛清人、黒豹、鉄の女、全ての世界の全てのRは、私Jが消去する」
――続く――
【次回予告】
喫茶リゾナントを訪れた愛を襲う1発の銃弾。
その危機を救ったのはJだった。
かつてmotor worldで仲間の命を奪った粛清人Rへの復讐に燃えるJは愛に告げる。
「高橋愛、私はお前と戦いたくない。 だから私の復讐の邪魔をしないでくれ」
強大な力をもってRを襲うJの前に立ち塞がる“俺”。
一つの復讐劇が終わる時、さまよえる魂は何処に戻る。
モーニング戦隊リゾナンターR 第15話 「Returnee―全てはRの為に―」
全てを繋いで、魂よ帰れ!
506 : 名無し募集中。。。[sage] 投稿日:2010/03/24(水) 21:40:54.52 0
507 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/24(水) 21:57:14.82 0
>>506
おおお面白い…!
会話のリズムが素晴らしいですね
筒井康隆の短編小説を彷彿させるようなドライブ感がたまらないです
変人を書かせたら右に出る人はいないんじゃないでしょうか(いい意味で)
次回が本当に楽しみです!早く読みたい!
おおお面白い…!
会話のリズムが素晴らしいですね
筒井康隆の短編小説を彷彿させるようなドライブ感がたまらないです
変人を書かせたら右に出る人はいないんじゃないでしょうか(いい意味で)
次回が本当に楽しみです!早く読みたい!
508 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/24(水) 22:12:36.54 0
>>506
常夜の世界との落差がすごいですねw
でもそれもまたこのシリーズの大きな魅力の一つですよね
しかしながら表面上ふざけ倒しているかに見えるこの流れの底には重く暗い何かがありそうな…
このアンバランスさが逆に不気味で引き込まれます
それにしてもほんと見事に繋いでいくなあ…
常夜の世界との落差がすごいですねw
でもそれもまたこのシリーズの大きな魅力の一つですよね
しかしながら表面上ふざけ倒しているかに見えるこの流れの底には重く暗い何かがありそうな…
このアンバランスさが逆に不気味で引き込まれます
それにしてもほんと見事に繋いでいくなあ…
509 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/24(水) 23:09:54.80 0
日本に到着!寒いよぉ
さすが永遠の魔女…
ハゲティめー(`・ω・´)
さすが永遠の魔女…
ハゲティめー(`・ω・´)
511 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/25(木) 00:55:16.70 0
512 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/25(木) 04:58:09.61 0
513 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/25(木) 07:11:23.22 Q
すべらんスレやな~
514 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/25(木) 09:23:15.16 0
Qって何
515 : 名無し募集中。。。 [] 投稿日:2010/03/25(木) 09:24:54.54 0
頭のてっぺんに毛が3本のお化け
516 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/25(木) 11:14:51.35 0
のんきな
517 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/25(木) 12:22:21.30 0
「涙ッチ」
「・・・え?」
ガキさんがいきなり変なこと言うから思わず聞き返すあたし
「涙ッチ」
「なにそれ」
「愛ちゃんの新しいあだ名」
"田中っち"みたい、一瞬れいなの事を言ったのかと思った
「なんでよ」
「すぐ泣くから」
泣き虫って言われてるんやな
「じゃあ泣くの我慢するもん」
「我慢しても泣いちゃうでしょ?」
「ぜーったい泣かないから」
「・・・ダメだよ」
「へ?」
「泣きたくなったら泣かなきゃダメだよ」
「なんで?」
「泣きなくなった気持ちに正直にならなきゃ」
「・・・」
「・・・え?」
ガキさんがいきなり変なこと言うから思わず聞き返すあたし
「涙ッチ」
「なにそれ」
「愛ちゃんの新しいあだ名」
"田中っち"みたい、一瞬れいなの事を言ったのかと思った
「なんでよ」
「すぐ泣くから」
泣き虫って言われてるんやな
「じゃあ泣くの我慢するもん」
「我慢しても泣いちゃうでしょ?」
「ぜーったい泣かないから」
「・・・ダメだよ」
「へ?」
「泣きたくなったら泣かなきゃダメだよ」
「なんで?」
「泣きなくなった気持ちに正直にならなきゃ」
「・・・」
518 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/25(木) 12:23:25.44 0
「愛ちゃんの泣きたくなったらすぐ涙を流す素直な子供みたいなところ好きだよ」
「もう、なに言ってんの・・・」
「愛ちゃんが悲しい時に流す涙も、うれしい時に流す涙も、悔しい時に流す涙も全部好きだから」
ガキさんがおかしくなった
「わたし愛ちゃんの涙のファンだから」
ガキさんバカや
「ほら、また泣いてるよ」
気づけばあたしの頬をつたうひとすじの涙
「ガキさんがへんなこと言うからぁ」
「愛ちゃんはそれでいいの」
「・・・うん」
「溢るる感情は抑えちゃならんのさ!」
「なにそれ」
「ないしょ」
「なんだよ、もー」
この気持ち大切にするよ
「もう、なに言ってんの・・・」
「愛ちゃんが悲しい時に流す涙も、うれしい時に流す涙も、悔しい時に流す涙も全部好きだから」
ガキさんがおかしくなった
「わたし愛ちゃんの涙のファンだから」
ガキさんバカや
「ほら、また泣いてるよ」
気づけばあたしの頬をつたうひとすじの涙
「ガキさんがへんなこと言うからぁ」
「愛ちゃんはそれでいいの」
「・・・うん」
「溢るる感情は抑えちゃならんのさ!」
「なにそれ」
「ないしょ」
「なんだよ、もー」
この気持ち大切にするよ
519 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/25(木) 12:27:40.17 0
520 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/25(木) 12:55:56.80 0
情感がこもってていいねえ
521 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/25(木) 13:11:09.45 0
522 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/25(木) 15:16:51.95 0
保全ッチになればいい
523 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/25(木) 16:58:36.65 O
保全ッチになれそうかい?
524 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/25(木) 18:24:04.00 0
スレは落としちゃならんのさぁ~!
525 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/25(木) 19:37:38.89 O
れいな談
ハワイまで瞬間移動…テレポート?できればいいのにな。。。
ハワイまで瞬間移動…テレポート?できればいいのにな。。。
526 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/25(木) 19:44:58.69 0
リーダーに連れて行って貰えばいいさ
527 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/25(木) 20:23:29.37 0
528 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/25(木) 21:54:55.22 0
‐― 〇 ――
, ⌒⌒ヽ / l \
, ( ) |
, ⌒ヽ ( ヽ ゝ '⌒ ) ⌒ヽ
( ⌒ ' ( ' ⌒ヽ (
ゝ ( ⌒ヽ ) ゝ
( ゝ ) ( ),
(´ ( ⌒ ( ⌒ヽ
.
|fi三二⊃ ,.-、
__',,...jヽ二ニゝc;-―'-,= <ハワイ行ってくるよ~
(、._ ⊂ニ=_,.-‐''''"
 ̄ ̄ ̄ ̄
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, ⌒ヽ ( ヽ ゝ '⌒ ) ⌒ヽ
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ゝ ( ⌒ヽ ) ゝ
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529 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/25(木) 22:52:29.13 0
|
|
| ̄ ̄\/|
| ▼ |/
| 皿 / <フフフ、飛行機に爆弾を仕掛けてるとも知らず
| /
|⊂
|
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| ▼ |/
| 皿 / <フフフ、飛行機に爆弾を仕掛けてるとも知らず
| /
|⊂
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530 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/25(木) 23:02:26.89 0
+ ;
* ☆_+
: , xヾ:、__,..-‐‐:、、,へ.........._
く '´::::::::::::::::ヽ
/0:::::::::::::::::::::::',
= {o:::::::::(;´Д`):::} <ダクネチュ様~飛行機乗り遅れたですぅ~
':,:::::::::::つ:::::::つ
= ヽ、__;;;;::/
し"~(__)
* ☆_+
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く '´::::::::::::::::ヽ
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':,:::::::::::つ:::::::つ
= ヽ、__;;;;::/
し"~(__)
531 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/25(木) 23:03:10.83 0
532 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/25(木) 23:06:11.11 0
バ、バカ!来るな!!
\ . ,, .ドーーーーーーーーン '/// ., /
\\ . -‐- . :: . -‐- 、 // . , / _ ヽ
\\( ⌒ ⌒ ´ ' .. 'ヽ.. / ´ )
;: ( ⌒ )=)´_ ⌒;: ⌒ .. ) ) // ニ==-
( ( nヽー‐'__;: _,、__ // `ヽ )
二` - i l / 。 i / ゚ ヽ ; .) ) . .─-
)( ((.ゝ',: ヽ_ノ 、__ワ ノ ) 二=- )
ξ ⌒, ; (, __,-、_,,、  ̄ ) ) ) )
ゝ//'.. .(> >__,ノ ) )) ) =]3 二=‐-
lー-、. ; ゝ ., : Lヽ ノ, ; .: ., ) ) ノ ノ
 ̄, :. ,//. , ;ー─ - - '. , \\\ -'
\ . ,, .ドーーーーーーーーン '/// ., /
\\ . -‐- . :: . -‐- 、 // . , / _ ヽ
\\( ⌒ ⌒ ´ ' .. 'ヽ.. / ´ )
;: ( ⌒ )=)´_ ⌒;: ⌒ .. ) ) // ニ==-
( ( nヽー‐'__;: _,、__ // `ヽ )
二` - i l / 。 i / ゚ ヽ ; .) ) . .─-
)( ((.ゝ',: ヽ_ノ 、__ワ ノ ) 二=- )
ξ ⌒, ; (, __,-、_,,、  ̄ ) ) ) )
ゝ//'.. .(> >__,ノ ) )) ) =]3 二=‐-
lー-、. ; ゝ ., : Lヽ ノ, ; .: ., ) ) ノ ノ
 ̄, :. ,//. , ;ー─ - - '. , \\\ -'
533 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/25(木) 23:26:29.47 0
面白いなぁ~この四コマ漫画w
感心するわw
感心するわw
534 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/25(木) 23:31:38.80 0
リゾナンターが乗ってる飛行機に爆弾がしかけられていて
小春だけがその事実を知って他のメンバーに内緒で事件を解決する話ですねw
小春だけがその事実を知って他のメンバーに内緒で事件を解決する話ですねw
535 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/25(木) 23:35:17.67 0
さりげなく巨乳でねw
536 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/25(木) 23:53:57.64 0
そうか今日からハワイツアーか
537 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/26(金) 00:02:10.71 0
USAナンターさんは一回日本に来てハワイ行ったのかな
すごいなー
すごいなー
538 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/26(金) 00:55:20.31 0
>>532
Σノリo´ゥ`リ<あれ!?おじさんに悪い事しちゃったカナ☆?
http://spaghetti.blogsite.org/data/kuko2014.jpg
-●‐●-
ノリo´3`リ<…ま、いっか!!逃げよっと!!知ーらんぺっ!!
http://spaghetti.blogsite.org/data/kuko1950.jpg
Σノリo´ゥ`リ<あれ!?おじさんに悪い事しちゃったカナ☆?
http://spaghetti.blogsite.org/data/kuko2014.jpg
-●‐●-
ノリo´3`リ<…ま、いっか!!逃げよっと!!知ーらんぺっ!!
http://spaghetti.blogsite.org/data/kuko1950.jpg
539 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/26(金) 01:00:11.02 Q
小春らしいな~
540 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/26(金) 03:20:14.56 0
おやリゾ
541 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/26(金) 04:16:25.87 0
zzz
542 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/26(金) 07:05:10.12 O
小春の活躍もあって無事ハワイに着いたみたいだね
フラダンスとリゾナントって似てるよね
そうだね似てないね
フラダンスとリゾナントって似てるよね
そうだね似てないね
543 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/26(金) 09:28:53.52 0
戦え!フラダンサー…!?
__________________________
\ | / |
. ―――――― ○ ――――│
// \. |
,、 / / | \. |
l l / / |. |
, ´´´´ Y ` ``` ヽ /\ ^^ / | |
ノノノノノノノ (_)_)ヽヽヽヽ | | ^^ | |
/爻/ \/ |
_________/爻/__________/ \.________________________________________________.|
/爻/ | | │
/爻/ ^^ \ / ^^^ ^^^^ / ̄ ̄ ̄ ̄.|
~ ~ /爻/ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~/ / │
/爻/ / / .│
ノ爻メ ~~~~~ヽ,,,,,,..,,,,,,,,,,,..,,,|
ノ二_ , - 、 __ , -、 __ _
〃@ミヽ (ヽ@゙`ヾ@ノ ) ,ゞ"⌒゙ヽ '´ 、 `@ γc∝∝c、
| .|レ"`ヽ| .ヒヌ:{゙゙゙゙'""}ヒヌ イ@从ヾ)) { i jハi!ハl .|@((人从リ
ノ|c| ・e・)そ' ゙ノリo´ゥ`リろ ゙ノノ*^ー^)} ヘ川*^A^)ノ'ヾ川´・_o・)
|liノ-っっ ノ-っっ ゞノっc) ノ-っっ ノ-っっ
ノノノハヽ ⊂ノノハヽ ノノハヽ ノノハヽ ノノハヽ
U U U U U U U U U
.... .... .... ,.´ ̄`@ ,.'" ̄`ヽ γc∝∝c、 ,.'" ̄`ヽ
f八、ヾナゞ. (从,从@ (从,从@ 〃@ミヽ
.... .... (´ヮ `*从 (’ー’*川 ....(・。.・*从 (´┴`=从 ....
cc-( | cc-( ! | cc-( | cc-( ! |
☆ ノハヾヽ ノハヾヽリ .... ノハヾヽ ノハヾヽリ
... .... .... U U U U U U U U
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ノ爻メ ~~~~~ヽ,,,,,,..,,,,,,,,,,,..,,,|
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〃@ミヽ (ヽ@゙`ヾ@ノ ) ,ゞ"⌒゙ヽ '´ 、 `@ γc∝∝c、
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ノ|c| ・e・)そ' ゙ノリo´ゥ`リろ ゙ノノ*^ー^)} ヘ川*^A^)ノ'ヾ川´・_o・)
|liノ-っっ ノ-っっ ゞノっc) ノ-っっ ノ-っっ
ノノノハヽ ⊂ノノハヽ ノノハヽ ノノハヽ ノノハヽ
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☆ ノハヾヽ ノハヾヽリ .... ノハヾヽ ノハヾヽリ
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544 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/26(金) 09:32:02.06 0
きゃわw
545 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/26(金) 11:33:48.70 0
リゾガールですね
546 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/26(金) 11:37:38.21 0
小春もちゃっかりハワイにいるんだねw
547 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/26(金) 11:58:06.19 0
つーかやっぱり小春の髪飾りが一番派手なんだなw ポーズも目立ってるしw
548 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/26(金) 13:18:32.64 0
ズレて見えるので家のPCで見るのが楽しみだ
549 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/26(金) 15:18:02.49 0
おやつタイム
550 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/26(金) 16:41:45.13 0
今日も寒いなぁ
551 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/26(金) 17:19:00.16 0
リゾナントブルー劇場版第3弾
『楽園の守護者』
今度の舞台は楽園ハワイだ!!
喫茶リゾナントに届いたハワイまでの片道航空券。
それは闇からの招待状だった。
危険を承知で乗り込んだジャンボ機に仕掛けられた解除不可能の時限爆弾。
小春の電撃で機体の制御装置をシャットダウンさせ、海面に不時着したものの、離ればなれになってしまったメンバー。
その前に現れるダークネスの刺客。
突如噴火したキラウェア火山の麓で対峙する二人の予知能力者。
「大自然の驚異、溶岩流の活動をあなたは予知できるかしら」
「守ってみせる、みんなの笑顔を」
常夏のワイキキビーチに降臨した氷の魔女。
「アッハッハ、どいつもこいつも凍らせてやる」
「悪い魔女は火焙りデス」
ジュンジュンを襲う若き獣人。
「あなただけが獣化能力者じゃない。 BASEBALL BEAR!」
「…フザケロ」
ハワイの住民と数万人の観光客を守りながらの戦いに傷ついていくリゾナンターを照らす聖なる光、その時新たな力、共鳴連鎖が。
「バカな、9人全員が豹化だと」
9人の共鳴戦士は楽園ハワイを闇の魔手から守れるのか?
戦いの結末は劇場で見届けろ!
『楽園の守護者』
今度の舞台は楽園ハワイだ!!
喫茶リゾナントに届いたハワイまでの片道航空券。
それは闇からの招待状だった。
危険を承知で乗り込んだジャンボ機に仕掛けられた解除不可能の時限爆弾。
小春の電撃で機体の制御装置をシャットダウンさせ、海面に不時着したものの、離ればなれになってしまったメンバー。
その前に現れるダークネスの刺客。
突如噴火したキラウェア火山の麓で対峙する二人の予知能力者。
「大自然の驚異、溶岩流の活動をあなたは予知できるかしら」
「守ってみせる、みんなの笑顔を」
常夏のワイキキビーチに降臨した氷の魔女。
「アッハッハ、どいつもこいつも凍らせてやる」
「悪い魔女は火焙りデス」
ジュンジュンを襲う若き獣人。
「あなただけが獣化能力者じゃない。 BASEBALL BEAR!」
「…フザケロ」
ハワイの住民と数万人の観光客を守りながらの戦いに傷ついていくリゾナンターを照らす聖なる光、その時新たな力、共鳴連鎖が。
「バカな、9人全員が豹化だと」
9人の共鳴戦士は楽園ハワイを闇の魔手から守れるのか?
戦いの結末は劇場で見届けろ!
552 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/26(金) 17:31:43.98 0
ヤシの実投げるなジュンジュンは絶対
見てェヤシの木によじ登るパンダ見てェ
そしてクライマックスのフラダンスが見てェ~w
見てェヤシの木によじ登るパンダ見てェ
そしてクライマックスのフラダンスが見てェ~w
553 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/26(金) 17:38:27.41 0
絶賛公開中━川*’∀’)*・e・)*^ー^)*・ 。.・) ´ ヮ`)o´ゥ`リ=´┴`)´・_o・)*^A^)━!!!
http://ufa.gotdns.com/img/ufa01517.jpg
http://ufa.gotdns.com/img/ufa01517.jpg
554 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/26(金) 18:18:59.75 0
わっほーわっほー
555 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/26(金) 19:39:01.20 0
早く日本に帰ってきてー
556 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/26(金) 19:48:03.84 0
やめてwww
到着から一日も経ったないからwwww
今回の乱流怖かったよえりりん><
到着から一日も経ったないからwwww
今回の乱流怖かったよえりりん><
557 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/26(金) 20:03:01.21 0
USAナンターさん?
興奮のあまり言葉も乱気流に巻き込まれてるよw
興奮のあまり言葉も乱気流に巻き込まれてるよw
558 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/26(金) 20:31:37.60 0
ウサ(イ)ナンターデス
ミンナサンオヤスミ
ミンナサンオヤスミ
560 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/26(金) 22:02:39.25 0
さゆの日記ではハワイの時差は-5時間で日本の時間みたいですね。
31日まで居るみたいです。
31日まで居るみたいです。
561 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/26(金) 22:04:43.48 0
>>559
ボケ…だよね?
ボケ…だよね?
562 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/26(金) 22:09:45.65 0
う…うん…
563 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/26(金) 23:35:53.40 0
アロ~~~~~~~~~ハ~~~~~~
564 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/27(土) 00:40:28.35 0
ニーホーヘートー
565 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/27(土) 01:43:27.23 0
ちーりーぬーるーオーカーマー
川=´┴`)<誰がオカマやねん
川=´┴`)<誰がオカマやねん
567 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/27(土) 07:10:07.28 0
おはリゾ
568 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/27(土) 08:10:07.23 0
報告!
生リゾナンターの可愛さは半端ないです!
以上!
生リゾナンターの可愛さは半端ないです!
以上!
569 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/27(土) 08:21:02.37 0
570 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/27(土) 11:04:04.15 O
今日は暖かいなー
571 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/27(土) 12:55:36.30 0
こっちじゃ寒いんだが
572 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/27(土) 13:46:29.80 0
573 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/27(土) 14:23:16.74 0
>>572
腰に手を当てた菅井ちゃんが目に浮かぶわw
腰に手を当てた菅井ちゃんが目に浮かぶわw
574 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/27(土) 15:25:32.91 0
オカマ先生かw
575 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/27(土) 16:44:44.93 O
菅井ちゃん僅かに出演した作品があったなあw
576 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/27(土) 18:46:00.67 0
戦隊モノの敵キャラでねってよく覚えてるわ
577 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/27(土) 20:26:40.34 0
危ないっ。
戦隊モノはだいぶ書きましたね…投下できたのはごく僅かだけどorz
戦隊モノはだいぶ書きましたね…投下できたのはごく僅かだけどorz
578 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/27(土) 21:23:36.45 0
コメディ路線の戦隊モノっぽいのを何本か書かせてもらいましたけど必ず活躍してないメンバーがいるというw
579 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/27(土) 22:32:59.15 0
40話の>>422-428にリゾナントさせて頂いて作りました。
http://resonanter.blog47.fc2.com/blog-entry-534.html
廃墟になったリゾナントに辿り着いた愛佳が、
静かに眠りにつくというお話です。
あの作品を読んで感動した勢いで作った動画です。
よかったら見て下さい。
http://www.youtube.com/watch?v=-iDjXx2FVog
40話の>>422-428の作者様、ありがとうございました。
http://resonanter.blog47.fc2.com/blog-entry-534.html
廃墟になったリゾナントに辿り着いた愛佳が、
静かに眠りにつくというお話です。
あの作品を読んで感動した勢いで作った動画です。
よかったら見て下さい。
http://www.youtube.com/watch?v=-iDjXx2FVog
40話の>>422-428の作者様、ありがとうございました。
580 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/27(土) 22:44:36.00 0
うまいなぁ
581 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/27(土) 22:55:37.70 0
リゾナント元の作品が作品なだけに派手な演出こそありませんけど心に染み入ってきますね
2分15秒過ぎのリーダーの表情の移ろいとかよく捉えられたものだと感心しました
本当にすごいなあ
2分15秒過ぎのリーダーの表情の移ろいとかよく捉えられたものだと感心しました
本当にすごいなあ
582 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/27(土) 23:05:01.35 0
動画が始まった瞬間から背中がゾクッとした。
もう、凄いという言葉以外出てこない。
眠りについた愛佳に安らぎが訪れんことを…
もう、凄いという言葉以外出てこない。
眠りについた愛佳に安らぎが訪れんことを…
583 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/27(土) 23:10:24.07 0
>>579
あの作品を読んだときの印象がそのまま映像化されたと言ってもいいくらい見事に表現されていますねえ
愛ちゃんの笑顔がいい演出ですね
淋しげな空気にに覆われた中にあることで逆に胸を締め付けるアクセントになっているというか
う~ん……これはほんと沁みます
ラストの街を歩く愛佳?の映像は何を意味しているのでしょうね
愛佳が最期に見たビジョンだったのかそれとも……?
あの作品を読んだときの印象がそのまま映像化されたと言ってもいいくらい見事に表現されていますねえ
愛ちゃんの笑顔がいい演出ですね
淋しげな空気にに覆われた中にあることで逆に胸を締め付けるアクセントになっているというか
う~ん……これはほんと沁みます
ラストの街を歩く愛佳?の映像は何を意味しているのでしょうね
愛佳が最期に見たビジョンだったのかそれとも……?
584 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/27(土) 23:11:28.77 0
最後のリーダーの表情にぐっときました
なんだか悲しみが胸を締め付けますねぇ
なんだか悲しみが胸を締め付けますねぇ
585 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/27(土) 23:20:12.11 0
586 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/28(日) 00:45:13.58 0
>>579
切ない…
切ない…
587 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/28(日) 01:01:44.83 0
588 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/28(日) 01:40:55.73 0
589 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/28(日) 05:27:29.44 0
おはリゾ
590 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/28(日) 07:09:51.40 O
あれがデビュー作だったんですね!
また是非書いてくださいね
また是非書いてくださいね
591 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/28(日) 07:33:11.21 0
592 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/28(日) 09:39:15.48 O
同感!
またBGMの人はいい表情探してくるよねいつも
またBGMの人はいい表情探してくるよねいつも
593 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/28(日) 11:12:29.39 0
一度でいいからBGMさんに娘。のPVを
594 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/28(日) 12:53:36.93 O
でも目が光るよ
595 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/28(日) 13:05:27.95 0
いやゼヒ光らせてほしいw
596 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/28(日) 13:42:02.09 0
正規のPVじゃなくてもAnother Verの方作ってほしいな~
597 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/28(日) 15:24:40.73 0
(4日目)
FROM みや
TO れーな
田中さん、おはようございます!今、学校に向かうバスの中です
隣に座ったおじさんの臭いにもうダウン寸前!! ×0×
昨日は時間が本当になくて、全然話しできませんでしたよね(涙)
今週の日曜日に何か予定ぁりますかぁ?夕方からでいいので、一緒に遊びに行きませんか?
みやは田中さんのお話をしっかり聞きたいなぁ!!今日もぉ仕事頑張ってくださいねっ♪
●月★日(金) PM 5:30
学期末のこの時期になるとテストが近づいてくる。優等生の光井は学校の図書室ではなく、都立図書館で勉強する。
光井のカバンはその日あった授業のノートと参考書が詰め込まれ、はじきれんばかりになっている。
「あれ、愛佳?今日も図書館行くの?明日、休みなんだから少しくらい休めばいいのに。
これからユリナとカラオケ行くんだけど、一緒に行かない?たまには気分転換しようよ」
「ありがとう、でも今度のテストはしっかり勉強したいから、またさそってえな。ほな~」
クラスメイトにバイバイと手を振りながら光井は最寄りの駅へと駆け出した。
道には少し雪が降り積もり、急いで走ると濡れてしまうので注意がいる。滑らないように早足で光井はかけていく。
夕方ということもあり、駅前にいるのは学生が目立つ。それから、遊びの帰りと思われる中学生や小学生もいる。
勉強する前に光井は軽い夕食を取るために駅前のコンビニに入った。
奥の棚においてあるお茶とサンドイッチを光井はかごに入れレジに並んだ。
前のお客が支払いをしているのを待っていると、お金の落ちる音がした。
ふと視線を下にすると光井の足元に数枚の硬化が転がってきていた。
「お金落ちましたよ。はい、どうぞ」
光井はしゃがんで目の前に落ちていた硬化を拾い、支払いをしていた前のお客に渡した。
「ありがとうございます」
FROM みや
TO れーな
田中さん、おはようございます!今、学校に向かうバスの中です
隣に座ったおじさんの臭いにもうダウン寸前!! ×0×
昨日は時間が本当になくて、全然話しできませんでしたよね(涙)
今週の日曜日に何か予定ぁりますかぁ?夕方からでいいので、一緒に遊びに行きませんか?
みやは田中さんのお話をしっかり聞きたいなぁ!!今日もぉ仕事頑張ってくださいねっ♪
●月★日(金) PM 5:30
学期末のこの時期になるとテストが近づいてくる。優等生の光井は学校の図書室ではなく、都立図書館で勉強する。
光井のカバンはその日あった授業のノートと参考書が詰め込まれ、はじきれんばかりになっている。
「あれ、愛佳?今日も図書館行くの?明日、休みなんだから少しくらい休めばいいのに。
これからユリナとカラオケ行くんだけど、一緒に行かない?たまには気分転換しようよ」
「ありがとう、でも今度のテストはしっかり勉強したいから、またさそってえな。ほな~」
クラスメイトにバイバイと手を振りながら光井は最寄りの駅へと駆け出した。
道には少し雪が降り積もり、急いで走ると濡れてしまうので注意がいる。滑らないように早足で光井はかけていく。
夕方ということもあり、駅前にいるのは学生が目立つ。それから、遊びの帰りと思われる中学生や小学生もいる。
勉強する前に光井は軽い夕食を取るために駅前のコンビニに入った。
奥の棚においてあるお茶とサンドイッチを光井はかごに入れレジに並んだ。
前のお客が支払いをしているのを待っていると、お金の落ちる音がした。
ふと視線を下にすると光井の足元に数枚の硬化が転がってきていた。
「お金落ちましたよ。はい、どうぞ」
光井はしゃがんで目の前に落ちていた硬化を拾い、支払いをしていた前のお客に渡した。
「ありがとうございます」
598 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/28(日) 15:26:35.11 0
―ぺこりと頭をさげて彼女の手の平に小銭を置こうとした瞬間
バチッ
―静電気が走った
まさかこのような場所で静電気が起こると思わない光井は驚いてしまった
「すみません、私、静電気が起こりやすいんです。びっくりしました?」
(そんな体質もあるんやなあと)と思いながら、軽く謝っているその人を見ていた。
「次のお客様、どうぞ」
コンビニの店員の声が聞こえたので光井はかごをレジの上に置き、カバンから財布を取り出した。
目を上げると先ほどのお金を拾ってあげた女の人は店から出て行ってしまっていた。
「あれ、近くの高校の制服やよね…いいな、あっちの方がかわいい制服やし…」
自分の着ている制服の胸についている赤いネクタイを無意識に触っていた。
●月★日(金) PM 7:00
「ふぅ~今日も忙しいっちゃね~、愛ちゃん、コーヒー入れて~」
「また?はい、れいな」
高橋がれいな用のマグカップに砂糖を大量に入れた特製の激甘コーヒーを注いで渡した。
「愛ちゃん、ありがとう。そういえばね、今日の朝、こんなメール来たと」
れいなは朝に届いた雅からのメールを高橋にみせた
「今週の日曜日にみやが遊びに行こうって誘ってくれたと。
れーなも昨日しっかり話しできんかったやけん、もいっぺん会いたいんよ。
愛ちゃん、お願い休みちょうだい!この通り!!その分明日頑張るから!!」
れいなが手のひらを合わせて頼み込んだのをみて、高橋は何も言わずこくんと頷いた
「ほんとう!愛ちゃん、ありがとう!本当に優しくて大好きよ!
でも、れーなの代わりにサユに手伝い頼むから、愛ちゃんの負担は増やさないようにするっちゃ」
バチッ
―静電気が走った
まさかこのような場所で静電気が起こると思わない光井は驚いてしまった
「すみません、私、静電気が起こりやすいんです。びっくりしました?」
(そんな体質もあるんやなあと)と思いながら、軽く謝っているその人を見ていた。
「次のお客様、どうぞ」
コンビニの店員の声が聞こえたので光井はかごをレジの上に置き、カバンから財布を取り出した。
目を上げると先ほどのお金を拾ってあげた女の人は店から出て行ってしまっていた。
「あれ、近くの高校の制服やよね…いいな、あっちの方がかわいい制服やし…」
自分の着ている制服の胸についている赤いネクタイを無意識に触っていた。
●月★日(金) PM 7:00
「ふぅ~今日も忙しいっちゃね~、愛ちゃん、コーヒー入れて~」
「また?はい、れいな」
高橋がれいな用のマグカップに砂糖を大量に入れた特製の激甘コーヒーを注いで渡した。
「愛ちゃん、ありがとう。そういえばね、今日の朝、こんなメール来たと」
れいなは朝に届いた雅からのメールを高橋にみせた
「今週の日曜日にみやが遊びに行こうって誘ってくれたと。
れーなも昨日しっかり話しできんかったやけん、もいっぺん会いたいんよ。
愛ちゃん、お願い休みちょうだい!この通り!!その分明日頑張るから!!」
れいなが手のひらを合わせて頼み込んだのをみて、高橋は何も言わずこくんと頷いた
「ほんとう!愛ちゃん、ありがとう!本当に優しくて大好きよ!
でも、れーなの代わりにサユに手伝い頼むから、愛ちゃんの負担は増やさないようにするっちゃ」
599 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/28(日) 15:29:01.64 0
「なんの話してるんデスか~」
「あ、リンリン、こんな時間に珍しいね。どうしたの?バイト、今日はいいの?」
中華料理屋でバイトしているリンリンが来るのは大抵夜遅く、閉店後であることが多いので非常に珍しい。
「店長が用事があるので、夕方ノお店お休してマス。リンリン、高橋サンのお手伝いに来まシタ!」
リンリンは満面の笑みでシャツの腕をまくりあげてながらカウンターに入ろうとする。
「ありがとうリンリン。でもね、今はちょっと余裕あるから大丈夫よ。リンリン、ご飯食べた?」
「マダで~す。そういえば夕ご飯マダでした!!高橋サン、何か食べたいデス!!」
いつもお腹ぺこぺこなリンリンを見て高橋は冷蔵庫から野菜を取り出し、トントンと刻み始めた
高橋の料理ができるまでリンリンはカウンター席に座り、カバンから筆ペンを取り出し何かを書き始めた
二階から下りてきた田中がリンリンが来ていることに気づき声をかけた
「あれ?リンリン、こんな時間に来るの珍しいやん。何を書いとうと?」
そう言ってリンリンの書いている物を覗き込んだ。しかし、すぐに額にしわをよせて離れた。
「れいな、何書いてあった?」
キッチンにいる高橋が野菜炒めを作りながら、れいなに尋ねてきた
「・・・読めん。全部、漢字で書かれていると!リンリン、なんて書いてあるんよ?」
「これはデスネ、リンリンの中国の友達から来た手紙の返事デス!!この前、また会いタイって来たので返事書いてマス!
メールでもいいんですけど、手紙の方がいつまでも手元に残りマスし、いくらでも書けるデス!
手書きのほうが温カイから、リンリン、手紙を書いてマス!内容は秘密事項!」
完成した野菜炒めと焼きそばをリンリンの前に置きながら、高橋が手紙を覗き込んだ
「リンリンは本当にいい子だね。友達から来た手紙とか、メールの返信よりも何倍も嬉しいからね~
何度も読み返すと文字一つ一つの温もりが伝わってくる気がするし…
私も誰かに書いてみようかな~」
集中して手紙を書くリンリンを愛おしげに高橋はじっくりと眺め始めた
「あ、高橋サン、そんなにミラレルとヒジョーに書きにくいデス・・・」
「あ、リンリン、こんな時間に珍しいね。どうしたの?バイト、今日はいいの?」
中華料理屋でバイトしているリンリンが来るのは大抵夜遅く、閉店後であることが多いので非常に珍しい。
「店長が用事があるので、夕方ノお店お休してマス。リンリン、高橋サンのお手伝いに来まシタ!」
リンリンは満面の笑みでシャツの腕をまくりあげてながらカウンターに入ろうとする。
「ありがとうリンリン。でもね、今はちょっと余裕あるから大丈夫よ。リンリン、ご飯食べた?」
「マダで~す。そういえば夕ご飯マダでした!!高橋サン、何か食べたいデス!!」
いつもお腹ぺこぺこなリンリンを見て高橋は冷蔵庫から野菜を取り出し、トントンと刻み始めた
高橋の料理ができるまでリンリンはカウンター席に座り、カバンから筆ペンを取り出し何かを書き始めた
二階から下りてきた田中がリンリンが来ていることに気づき声をかけた
「あれ?リンリン、こんな時間に来るの珍しいやん。何を書いとうと?」
そう言ってリンリンの書いている物を覗き込んだ。しかし、すぐに額にしわをよせて離れた。
「れいな、何書いてあった?」
キッチンにいる高橋が野菜炒めを作りながら、れいなに尋ねてきた
「・・・読めん。全部、漢字で書かれていると!リンリン、なんて書いてあるんよ?」
「これはデスネ、リンリンの中国の友達から来た手紙の返事デス!!この前、また会いタイって来たので返事書いてマス!
メールでもいいんですけど、手紙の方がいつまでも手元に残りマスし、いくらでも書けるデス!
手書きのほうが温カイから、リンリン、手紙を書いてマス!内容は秘密事項!」
完成した野菜炒めと焼きそばをリンリンの前に置きながら、高橋が手紙を覗き込んだ
「リンリンは本当にいい子だね。友達から来た手紙とか、メールの返信よりも何倍も嬉しいからね~
何度も読み返すと文字一つ一つの温もりが伝わってくる気がするし…
私も誰かに書いてみようかな~」
集中して手紙を書くリンリンを愛おしげに高橋はじっくりと眺め始めた
「あ、高橋サン、そんなにミラレルとヒジョーに書きにくいデス・・・」
600 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/28(日) 15:30:32.03 0
れいなはリンリンの前に置かれた野菜炒めをつまみ食いし、携帯をいじりはじめた
「れいなも昔の友達に今度、会うっちゃよ!今度、リンリンにも紹介するけん、楽しみにしとって!
…送信っと」
暫くすると高橋とリンリンの携帯にメールが届いた
「『アドレス替えました 田中れーな』??れいな、今アドレス替えたの?」
「アドレス替えて、友達とのつながりを再確認するっちゃ!」
残念ながら宛先不明で帰ってきたメールが数件あったのをみて、うつむき加減のままれいなは言った
●月★日(金) PM 7:00
「あれ?矢口さん、お帰り早かったですね。ここ空いてますよ」
マルシェが夕食のコロッケを幹部専用の食堂で食べていると、矢口がふらふらと部屋に入ってきた
「あ~もう、おなかすいた~まったく、仕事は書類ばかりでつまらないし・・・」
ぶつぶつと独り言には聞こえない大きさの独り言を呟きながらマルシェの向かいに座った
矢口はお腹をさすりながらマルシェの食べているコロッケをじっと見ていた
ごくっとつばを飲み込む音が矢口の喉からもれ、腹の虫が空腹を告げた
「(クッ)…矢口さん、おひとつどうぞ」
目に涙を浮かべながらマルシェは空腹の先輩に貴重な一個を差し出した
「まったくここのご飯も出て来るの遅いんだから~マルシェいなかったらおいら空腹で死んでいたよ」
コロッケを美味しそうにほおばりながらも、相変わらず口から出るのは愚痴ばかり
「矢口さん、大変なんですね」
「あったりまえじゃん、ほぼオリメンのおいらは常に忙しいのさっ。実験室にこもってばかりのマルシェと違ってね」
そうこうしているうちに注文した中華丼が出てきた
「そういえば、あの調査はどうなりましたか?」
「調査?なにそれ?」
箸を止めることなく矢口は中華丼のどんぶりを持ち上げてがっつくように食べ続けている
「あのボスから頼まれていた雅とかいう子の調査ですよ」
「そんなの知らないよ。だって、おいら昨日からずっと部屋にひきこもってるんだから」
「れいなも昔の友達に今度、会うっちゃよ!今度、リンリンにも紹介するけん、楽しみにしとって!
…送信っと」
暫くすると高橋とリンリンの携帯にメールが届いた
「『アドレス替えました 田中れーな』??れいな、今アドレス替えたの?」
「アドレス替えて、友達とのつながりを再確認するっちゃ!」
残念ながら宛先不明で帰ってきたメールが数件あったのをみて、うつむき加減のままれいなは言った
●月★日(金) PM 7:00
「あれ?矢口さん、お帰り早かったですね。ここ空いてますよ」
マルシェが夕食のコロッケを幹部専用の食堂で食べていると、矢口がふらふらと部屋に入ってきた
「あ~もう、おなかすいた~まったく、仕事は書類ばかりでつまらないし・・・」
ぶつぶつと独り言には聞こえない大きさの独り言を呟きながらマルシェの向かいに座った
矢口はお腹をさすりながらマルシェの食べているコロッケをじっと見ていた
ごくっとつばを飲み込む音が矢口の喉からもれ、腹の虫が空腹を告げた
「(クッ)…矢口さん、おひとつどうぞ」
目に涙を浮かべながらマルシェは空腹の先輩に貴重な一個を差し出した
「まったくここのご飯も出て来るの遅いんだから~マルシェいなかったらおいら空腹で死んでいたよ」
コロッケを美味しそうにほおばりながらも、相変わらず口から出るのは愚痴ばかり
「矢口さん、大変なんですね」
「あったりまえじゃん、ほぼオリメンのおいらは常に忙しいのさっ。実験室にこもってばかりのマルシェと違ってね」
そうこうしているうちに注文した中華丼が出てきた
「そういえば、あの調査はどうなりましたか?」
「調査?なにそれ?」
箸を止めることなく矢口は中華丼のどんぶりを持ち上げてがっつくように食べ続けている
「あのボスから頼まれていた雅とかいう子の調査ですよ」
「そんなの知らないよ。だって、おいら昨日からずっと部屋にひきこもってるんだから」
601 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/28(日) 15:32:16.96 0
(昨日の夜に飛び出し、一日もしないうちに帰ってくること自体が異常だよね。
実際に調査に言ったことは事実だし、それは私が知っている。
対能力者においての準備はトップクラスにするこの人が能力にかかったとは思いにくいし…
それに、脳にダメージを与えるような大きな怪我はしていないよし…どういうこと?)
そうこうしているうちに矢口は夕食を食べ終わり、お茶を飲み始めた
「そういえばよっしーはどうしたの?まだ、任務終わらないの?ちょっと頼みがあるんだけどな~」
「吉澤さんはまだお帰りになっていないようですよ。なんか、情報屋に扮して潜入しているらしいですよ
ところで矢口さん、ちょっとこの後お時間いただけませんか?」
「マルシェが珍しいね~なに?新しい薬でもできたの?それともおいらに相談事かい?
そうだ、マルシェに作ってほしいものがあるんだけどさ、ナイフでこう先がくねって曲がった…」
水を飲んで口を潤したマルシェは矢口を引き連れ、自分の研究室へと戻って行った
●月★日(金) PM 7:00
亀井と道重は二人で遊びに出掛け、両手にいっぱいの買い物をしていた
「えへへ、いっぱい買っちゃったね♪こんなに買っちゃって今月はピンチかも~」
「さゆみも結構買ったけど、エリよりは計画的に買ったから大丈夫。
もし、困ったらうちにおいでよ~」
「じゃあ、ふつつかな者ですが、今夜からよろしくお願いします」
「何それ~」
「サユだって嬉しいくせに♪」
亀井が冗談半分で頭を下げているのを見て道重はアハハと笑い始める
二人は約束していた洋菓子のお店を回り、その味をメモして回っていた
道重の卒業後、二人でお店を開くための参考になるような味を探し求め、アイデアを出し合っていた
だが、実際メモに書かれたことは、お世辞にも綺麗とはいえない字でかかれた落書きと奇妙な絵だけであった
道重が覗き込んでもかろうじて「おいしい♪」だの「いちご」としか解読できそうになかった
実際に調査に言ったことは事実だし、それは私が知っている。
対能力者においての準備はトップクラスにするこの人が能力にかかったとは思いにくいし…
それに、脳にダメージを与えるような大きな怪我はしていないよし…どういうこと?)
そうこうしているうちに矢口は夕食を食べ終わり、お茶を飲み始めた
「そういえばよっしーはどうしたの?まだ、任務終わらないの?ちょっと頼みがあるんだけどな~」
「吉澤さんはまだお帰りになっていないようですよ。なんか、情報屋に扮して潜入しているらしいですよ
ところで矢口さん、ちょっとこの後お時間いただけませんか?」
「マルシェが珍しいね~なに?新しい薬でもできたの?それともおいらに相談事かい?
そうだ、マルシェに作ってほしいものがあるんだけどさ、ナイフでこう先がくねって曲がった…」
水を飲んで口を潤したマルシェは矢口を引き連れ、自分の研究室へと戻って行った
●月★日(金) PM 7:00
亀井と道重は二人で遊びに出掛け、両手にいっぱいの買い物をしていた
「えへへ、いっぱい買っちゃったね♪こんなに買っちゃって今月はピンチかも~」
「さゆみも結構買ったけど、エリよりは計画的に買ったから大丈夫。
もし、困ったらうちにおいでよ~」
「じゃあ、ふつつかな者ですが、今夜からよろしくお願いします」
「何それ~」
「サユだって嬉しいくせに♪」
亀井が冗談半分で頭を下げているのを見て道重はアハハと笑い始める
二人は約束していた洋菓子のお店を回り、その味をメモして回っていた
道重の卒業後、二人でお店を開くための参考になるような味を探し求め、アイデアを出し合っていた
だが、実際メモに書かれたことは、お世辞にも綺麗とはいえない字でかかれた落書きと奇妙な絵だけであった
道重が覗き込んでもかろうじて「おいしい♪」だの「いちご」としか解読できそうになかった
602 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/28(日) 15:33:30.76 0
「も~エリがまかせて!って言ったから頼んだのに、これじゃどのお店がよかったとかわからないじゃん!!」
道重は少しばかりご立腹な様子であるが、亀井はどこ吹く風、全く気にしないで笑っている
「え~大丈夫だって~エリのこの優秀な頭で美味しいお店は覚えてるから~」
「じゃあ最初に言ったお店の名前は?」
「・・・・ほら、あれだよ、あれ。わかるよね、あれ!」
「…覚えていないってことね。もぅ」
「そういう日もあるよ~エヘヘ~ご飯食べに行こうよ~」
そんな二人は道重の講義終了後、すぐにこの場に来て片手で数えきれないくらいのケーキ屋を訪れている
普通に考えるならばお腹いっぱいで動けないハズであるが、この二人ときたら
「そうだね。少し怒ったらお腹すいちゃった。どこ行こうか?」
「エリ、サユが行きたいところでいいよ!」
・・・いっこうに食欲は尽きないようである
「じゃあ、あっちにあるお店にしよう。友達がね、この前個室のいいお店だって教えてくれたから」
二人は表通りからすこし外れた小さな路地にあるそのお店に向かって歩き出した
比較的そのお店までは距離があり、二人はぺちゃくちゃと話しながら歩いていた
気になるブランド品、大型の書店で「月島きらり」の握手会が明日開かれること、愛ちゃんの訛などネタは尽きない
どれもこれも大したことはない話題であるが笑いあっているとなんだか楽しくなってしまう
亀井はヘラヘラ笑いながら歩くので、道重は車道に入らないか心配しつつも仲良く歩いている
「確か、この通りだったと思うんだけどな~エリ、××っていう看板見つけたら教えてよ」
「ほ~い…う~ん、ないね~」
道重は内心(エリは探す気がないんだろうな)と察しながら携帯を片手に必死に探していた
キョロキョロと辺りを見渡していると「あの、すみません」と後ろから声をかけられた
振り向くと自分とほぼ同じ、もしくは少し上の年齢の女性が立っていた
手には何かの書類を持っているようで服装は非常にラフな格好で、メガネをかけている
「あの、ちょっとお尋ねしたいことがあるんですけど…」
長年の経験からして路上でこうやって声をかけて来るときはいい話は絶対にあり得ない
道重は少しばかりご立腹な様子であるが、亀井はどこ吹く風、全く気にしないで笑っている
「え~大丈夫だって~エリのこの優秀な頭で美味しいお店は覚えてるから~」
「じゃあ最初に言ったお店の名前は?」
「・・・・ほら、あれだよ、あれ。わかるよね、あれ!」
「…覚えていないってことね。もぅ」
「そういう日もあるよ~エヘヘ~ご飯食べに行こうよ~」
そんな二人は道重の講義終了後、すぐにこの場に来て片手で数えきれないくらいのケーキ屋を訪れている
普通に考えるならばお腹いっぱいで動けないハズであるが、この二人ときたら
「そうだね。少し怒ったらお腹すいちゃった。どこ行こうか?」
「エリ、サユが行きたいところでいいよ!」
・・・いっこうに食欲は尽きないようである
「じゃあ、あっちにあるお店にしよう。友達がね、この前個室のいいお店だって教えてくれたから」
二人は表通りからすこし外れた小さな路地にあるそのお店に向かって歩き出した
比較的そのお店までは距離があり、二人はぺちゃくちゃと話しながら歩いていた
気になるブランド品、大型の書店で「月島きらり」の握手会が明日開かれること、愛ちゃんの訛などネタは尽きない
どれもこれも大したことはない話題であるが笑いあっているとなんだか楽しくなってしまう
亀井はヘラヘラ笑いながら歩くので、道重は車道に入らないか心配しつつも仲良く歩いている
「確か、この通りだったと思うんだけどな~エリ、××っていう看板見つけたら教えてよ」
「ほ~い…う~ん、ないね~」
道重は内心(エリは探す気がないんだろうな)と察しながら携帯を片手に必死に探していた
キョロキョロと辺りを見渡していると「あの、すみません」と後ろから声をかけられた
振り向くと自分とほぼ同じ、もしくは少し上の年齢の女性が立っていた
手には何かの書類を持っているようで服装は非常にラフな格好で、メガネをかけている
「あの、ちょっとお尋ねしたいことがあるんですけど…」
長年の経験からして路上でこうやって声をかけて来るときはいい話は絶対にあり得ない
603 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/28(日) 15:34:52.98 0
「あの、今、さゆみ達急いでいるんで、ごめんなさい」その一言を言う前に隣にいた亀井が先に口を開いた。
「どうしたんですか~」
相変わらずの空気を読まないのんびりした口調でメガネの女性に優しく声をかける。
道重は無意識に亀井の腕を掴んでいた。メンドクサイことに巻き込まれる前に逃げるために
亀井が笑顔で問いかけてきたのを見てメガネの女性はほっとした様子だった
「あ、よかった~みんな、止まってくれないから…あの、えっと、駅ってどっちですか?」
道重もほっと小さく安堵のため息をつき、自分の行動を思い返し少しばかり反省した。
ただこの場所で資料を持ち、メガネをかけた女性というだけで怪しいことと勝手に推測したことを申し訳なく思った。
そうやって思い改めて見直せば、メガネをかけているとはいえところどころにくだけたような印象を感じる。
おそらくかけているメガネもファッションの一つなのだろう
道重が注意深く考える癖を持つようになったのに対して亀井は昔とほとんど変わらない。
直感が働くというのか、何となく動くだけで良い結果を生みだすことになることが多い。
この適当さには見えない力が働いているのかもしれない、と道重はたまに羨ましく思うときがある。
道重がこのように考えているうちに、亀井は女性に駅への道を教え始めた。
「駅はですね~ここから、まっすぐ行って~・・・ですよ~」
非常に大雑把な説明だが、ポイントは押さえられており非常に分かりやすい
女性はその道を忘れないように視線を上に向け、頭の中で整理しているようであった。
そして一度では覚えきれないようで二、三度説明してもらいようやく理解したようである
道重がぼうっと亀井を見ていると女性の方に頭を下げ、女性が髪の毛に手を伸ばしている
どうやら髪の毛に綿毛か何かが付着していたようで、亀井は取ってもらっているようだ
道を教えたのに恰好だけはなぜか亀井がお礼を言っているように頭を下げている格好になって妙におかしい
「ありがとうございます、亀井さん。ご丁寧に。本当に優しい方ですね!」
「ねえ?きいたぁ?サユゥ、エリ、いい人だって、エヘヘ・・・」
お礼を言われて嬉しそうにくねくね体を動かして道重の方を亀井はむいた。
道重はいつものことと思いつつ「よかったねえ」と適当にあしらった。
「どうしたんですか~」
相変わらずの空気を読まないのんびりした口調でメガネの女性に優しく声をかける。
道重は無意識に亀井の腕を掴んでいた。メンドクサイことに巻き込まれる前に逃げるために
亀井が笑顔で問いかけてきたのを見てメガネの女性はほっとした様子だった
「あ、よかった~みんな、止まってくれないから…あの、えっと、駅ってどっちですか?」
道重もほっと小さく安堵のため息をつき、自分の行動を思い返し少しばかり反省した。
ただこの場所で資料を持ち、メガネをかけた女性というだけで怪しいことと勝手に推測したことを申し訳なく思った。
そうやって思い改めて見直せば、メガネをかけているとはいえところどころにくだけたような印象を感じる。
おそらくかけているメガネもファッションの一つなのだろう
道重が注意深く考える癖を持つようになったのに対して亀井は昔とほとんど変わらない。
直感が働くというのか、何となく動くだけで良い結果を生みだすことになることが多い。
この適当さには見えない力が働いているのかもしれない、と道重はたまに羨ましく思うときがある。
道重がこのように考えているうちに、亀井は女性に駅への道を教え始めた。
「駅はですね~ここから、まっすぐ行って~・・・ですよ~」
非常に大雑把な説明だが、ポイントは押さえられており非常に分かりやすい
女性はその道を忘れないように視線を上に向け、頭の中で整理しているようであった。
そして一度では覚えきれないようで二、三度説明してもらいようやく理解したようである
道重がぼうっと亀井を見ていると女性の方に頭を下げ、女性が髪の毛に手を伸ばしている
どうやら髪の毛に綿毛か何かが付着していたようで、亀井は取ってもらっているようだ
道を教えたのに恰好だけはなぜか亀井がお礼を言っているように頭を下げている格好になって妙におかしい
「ありがとうございます、亀井さん。ご丁寧に。本当に優しい方ですね!」
「ねえ?きいたぁ?サユゥ、エリ、いい人だって、エヘヘ・・・」
お礼を言われて嬉しそうにくねくね体を動かして道重の方を亀井はむいた。
道重はいつものことと思いつつ「よかったねえ」と適当にあしらった。
604 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/28(日) 15:36:50.32 0
「ありがとうございました」と女性は道重の方にも一礼をして駅へと歩き始めた。
しかし、ほんの数歩歩いたところで女性は転んだ。どうやら、凍っていた路面で滑ったようだ。
歩道に手からついたので、運よく手袋をしていたとはいえ何らかの怪我をした可能性が高い。
思わず道重と亀井は駈け寄っていった。
「イテテ・・・」尻もちをつき、ちょっと恥ずかしげに顔を赤くして座り込む格好になっていた。
大丈夫ですか?と言いながら道重は手を差し出した。
必死に冷静を取りつくろい、すいませんと道重の手を取って女性は立ちあがった。
手を触れた瞬間に道重はちょっと掌に痛みが走ったような気がし、女性にさし出した掌に何か付いていないか見返した。
「ありがとうございます。本当に」というお礼の声を聞きながら道重は掌にくっついていたトゲを取り除いた。
「気を付けてくださいね。駅はあっちですからね」
駅への方向を指さし、道重は優しい声をかけ、女性はお礼をして駅の方向へと走って行った。
「さあ、エリ、お店探し再開しよ」
道重は亀井の手を握り、亀井もぎゅっと握り返した。
●月★日(金) PM 8:00
図書館で勉強中の光井の机に置いておいた携帯電話がブルブルと震えた。
夕食を一緒に取っていた亀井と道重のお店のテーブルの上に置いたあった携帯電話がブルブルと震えた。
3台の携帯に届いたメールは全て同じで、文章はほんの一文のみ
『アドレス替えました 田中れーな』
「田中って誰やろ?」
「ねえ、『れーな』って誰だっけ?」
「さゆみにも来たの、知らないのこの人。なんか怖いね…」
三人は何も考えず届いたメールをすぐに削除した。
しかし、ほんの数歩歩いたところで女性は転んだ。どうやら、凍っていた路面で滑ったようだ。
歩道に手からついたので、運よく手袋をしていたとはいえ何らかの怪我をした可能性が高い。
思わず道重と亀井は駈け寄っていった。
「イテテ・・・」尻もちをつき、ちょっと恥ずかしげに顔を赤くして座り込む格好になっていた。
大丈夫ですか?と言いながら道重は手を差し出した。
必死に冷静を取りつくろい、すいませんと道重の手を取って女性は立ちあがった。
手を触れた瞬間に道重はちょっと掌に痛みが走ったような気がし、女性にさし出した掌に何か付いていないか見返した。
「ありがとうございます。本当に」というお礼の声を聞きながら道重は掌にくっついていたトゲを取り除いた。
「気を付けてくださいね。駅はあっちですからね」
駅への方向を指さし、道重は優しい声をかけ、女性はお礼をして駅の方向へと走って行った。
「さあ、エリ、お店探し再開しよ」
道重は亀井の手を握り、亀井もぎゅっと握り返した。
●月★日(金) PM 8:00
図書館で勉強中の光井の机に置いておいた携帯電話がブルブルと震えた。
夕食を一緒に取っていた亀井と道重のお店のテーブルの上に置いたあった携帯電話がブルブルと震えた。
3台の携帯に届いたメールは全て同じで、文章はほんの一文のみ
『アドレス替えました 田中れーな』
「田中って誰やろ?」
「ねえ、『れーな』って誰だっけ?」
「さゆみにも来たの、知らないのこの人。なんか怖いね…」
三人は何も考えず届いたメールをすぐに削除した。
605 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/28(日) 15:38:01.08 0
●月★日(金) PM 8:30
計画は順調のようね…素直に嬉しいわ
しかし、まさかこんなに簡単に行くなんて思わなかった…才能かしら?
でも、明日はあの人と…おそらく一番難しいあの人との接触だから…
メンバーのなかで一番慎重で、強力な精神系能力者のガキさんに接触するんだから
田中さんへの愛がこんなに深いなんて、あの人が知ったらきっと喜ぶでしょうね…
フフフ、想像するだけで笑みがこぼれてくる…
おっといけない、そろそろあのお店が終わるころね。急いでいかないと・・・
あと5人・・・
計画は順調のようね…素直に嬉しいわ
しかし、まさかこんなに簡単に行くなんて思わなかった…才能かしら?
でも、明日はあの人と…おそらく一番難しいあの人との接触だから…
メンバーのなかで一番慎重で、強力な精神系能力者のガキさんに接触するんだから
田中さんへの愛がこんなに深いなんて、あの人が知ったらきっと喜ぶでしょうね…
フフフ、想像するだけで笑みがこぼれてくる…
おっといけない、そろそろあのお店が終わるころね。急いでいかないと・・・
あと5人・・・
606 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/28(日) 15:40:09.86 0
607 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/28(日) 15:54:49.30 0
じっくり書かれていて読み応えがある話ですねえ
ある程度先の展開は読めなくも無いですけど丁寧に描かれているから読んでて厭きないです
各キャラも魅力的だし、次の更新待ってます
ある程度先の展開は読めなくも無いですけど丁寧に描かれているから読んでて厭きないです
各キャラも魅力的だし、次の更新待ってます
608 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/28(日) 16:18:42.21 0
609 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/28(日) 17:39:28.44 0
続きへの引きが強いな
610 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/28(日) 18:00:58.39 0
「記憶の“消失”」はこれまでにもいくつかの形で描かれてきましたが それらとはまた違う不気味さがありますね
様々な視点から描かれる物語の収束点を楽しみにしています
コンスタントに書かれてるのが何より素晴らしいw
…で>>444への温かいお言葉ありがとうございます
でも二度としません反省してますw
様々な視点から描かれる物語の収束点を楽しみにしています
コンスタントに書かれてるのが何より素晴らしいw
…で>>444への温かいお言葉ありがとうございます
でも二度としません反省してますw
611 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/28(日) 19:44:35.87 0
まあまあそんなことは仰らずに
612 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/28(日) 20:06:53.44 0
613 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/28(日) 20:45:33.59 0
614 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/28(日) 22:12:18.16 0
全8話だっていうことだからようやく中盤に差し掛かったところだね
ちょっと鬱な展開になりそうだけど楽しみではある
ちょっと鬱な展開になりそうだけど楽しみではある
615 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/28(日) 22:13:54.22 0
616 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/28(日) 22:37:16.59 0
楽しめいwww
617 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/29(月) 00:11:54.98 0
アフォみや
618 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/29(月) 00:51:18.85 O
新しい流れもきてる感じでいいね!
619 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/29(月) 02:43:38.18 0
そういえば >>579の後ではショボすぎるけど
「リゾナントで静かに眠りにつく愛佳」 を作ってたけど規制で貼れなかったんだ…
http://mitsui321aika.maxs.jp/321/img/aika1757.jpg
「リゾナントで静かに眠りにつく愛佳」 を作ってたけど規制で貼れなかったんだ…
http://mitsui321aika.maxs.jp/321/img/aika1757.jpg
620 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/29(月) 06:56:00.67 O
これはこれですごくええやん!
作者さん幸せだね!
作者さん幸せだね!
621 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/29(月) 08:14:01.18 0
622 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/29(月) 09:25:00.12 0
623 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/29(月) 12:16:13.74 0
出来ることなら毛布に一緒に・・ゴメン
624 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/29(月) 13:30:44.28 0
ゴメンで済んだらリゾナンターはいらんのや!
625 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/29(月) 15:08:54.10 0
愛佳もちつけ
626 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/29(月) 17:30:00.98 0
prinがまた規制に遭ったよ
627 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/29(月) 17:34:27.28 0
prinってなんじゃらほい?
628 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/29(月) 17:49:00.71 O
喫茶リゾナントの裏メニュー「気まぐれプリン」のことだよ
れいなが勝手に作って出してたんだけど愛ちゃんに怒られて規制されたんだよ
そしてうちも規制されてたよorz
れいなが勝手に作って出してたんだけど愛ちゃんに怒られて規制されたんだよ
そしてうちも規制されてたよorz
629 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/29(月) 18:48:43.24 0
おっぱいプリンですね
れいなが儚い祈りを込めて作った料理を規制しちゃうなんて愛ちゃんひどい><
れいなが儚い祈りを込めて作った料理を規制しちゃうなんて愛ちゃんひどい><
630 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/29(月) 19:48:44.23 0
川*’ー’)<ホンモノよりプリンの方がちょっと大きかったんやよ
631 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/29(月) 19:55:19.99 O
リアルを追求するマスターさすがだね
でもときに残酷だね
でもときに残酷だね
632 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/29(月) 19:55:45.14 0
れいな生きろ
633 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/29(月) 20:46:56.55 0
リーダーはれいなのホンモノを知ってるのか
634 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/29(月) 21:30:43.09 0
635 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/29(月) 23:06:16.72 0
早く日本に帰ってきてリゾナンダー
636 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/30(火) 00:08:58.54 0
一人で行く 音楽ガッタスライブツアー2010春~ガッタス流~反省会
http://yutori.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1269704085
75 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/28(日) 01:29:22.50 0
そういや今回のリゾブルは間奏のウォォォ!ってのがなかったな
あれがないと何となく寂しい
87 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/28(日) 01:34:47.55 0
>>75
あれは共鳴を意味するからな
ダークネスメンには出来ないんだろう
111 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/28(日) 01:51:11.89 0
>>87
リゾスレ住人自重w
犯人出てこいw
http://yutori.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1269704085
75 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/28(日) 01:29:22.50 0
そういや今回のリゾブルは間奏のウォォォ!ってのがなかったな
あれがないと何となく寂しい
87 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/28(日) 01:34:47.55 0
>>75
あれは共鳴を意味するからな
ダークネスメンには出来ないんだろう
111 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/28(日) 01:51:11.89 0
>>87
リゾスレ住人自重w
犯人出てこいw
637 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/30(火) 00:21:28.66 0
誰だよwww
638 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/30(火) 00:25:46.14 0
バロスwwww
639 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/30(火) 01:06:40.20 0
ほんまもんのリゾスレ病患者や
640 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/30(火) 03:40:52.34 0
おやリゾ
641 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/30(火) 06:07:21.56 0
音楽ガッタスか
642 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/30(火) 08:35:19.42 O
俺のR様~
643 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/30(火) 11:32:06.52 O
じゃあマルシェ様~
644 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/30(火) 12:31:35.90 0
ランチリゾ
645 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/30(火) 14:10:58.46 O
あと2週間ほどで2周年だね
646 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/30(火) 16:17:31.24 0
2年前にスレが立った時ここまで続くと思ってた人いるのかな
647 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/30(火) 17:15:05.11 O
まとめサイトやwikiのおかげですね
そして熱心な住人の皆さんと
そして熱心な住人の皆さんと
648 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/30(火) 19:13:10.69 0
そういやサボリン生きてるのかな
最近見ないような
最近見ないような
649 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/30(火) 19:15:21.34 0
サボさんは復活してくれるのかな?
このままでも感謝しきりなんだけどね
このままでも感謝しきりなんだけどね
650 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/30(火) 19:18:16.09 0
更新しないで書きこんだら似たようなレスになってしまったw
651 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/30(火) 19:40:15.05 O
要するに感謝の気持ちは皆同じってことですよw
感謝のリゾナント
感謝のリゾナント
652 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/30(火) 21:39:17.67 0
それは私めも
653 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/30(火) 22:25:20.15 0
春になると…
風を感じたくなる…
亀井絵里@渋谷ハロショ
風を感じたくなる…
亀井絵里@渋谷ハロショ
654 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/30(火) 23:39:50.18 0
サボログ見たけど生きてはいるようだw
656 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/30(火) 23:53:46.86 0
657 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/31(水) 00:01:14.71 0
喫茶リゾナントの2階で昼休みって感じw
http://up3.viploader.net/geino/src/vlgeino011079.jpg
http://up3.viploader.net/geino/src/vlgeino011079.jpg
658 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/31(水) 00:51:14.49 0
二人の距離が良いね。
寝返りをうって、あの距離が縮んだり離れたり・・・
軽く触れ合う肌、ぬくもり・・・
ロマンだねぇ
寝返りをうって、あの距離が縮んだり離れたり・・・
軽く触れ合う肌、ぬくもり・・・
ロマンだねぇ
659 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/31(水) 00:57:32.59 0
果たして「軽く」で済んだのだろうか
660 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/31(水) 02:12:24.46 0
いい感じなアングルやね
661 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/31(水) 05:26:13.69 O
皆やっぱり同じ思いですごしてるなあw
さゆGJ!!!
さゆGJ!!!
662 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/31(水) 05:41:02.76 0
663 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/31(水) 07:34:30.44 O
2人の寝姿を微笑んで見つめながら
「こんな平和がずっと続きますように…」と祈るさゆみ(健全ver)
「こんな平和がずっと続きますように…」と祈るさゆみ(健全ver)
664 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/31(水) 11:10:40.81 0
从*・ 。.・)<二人には悪いけどいろんな角度から撮らせてもらったの
666 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/31(水) 14:30:04.73 0
さゆがリーダーに怒られてないかちょっと心配
667 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/31(水) 14:55:17.39 O
それはそれでなんかいいじゃん
妄想が広がるじゃん
妄想が広がるじゃん
668 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/31(水) 15:26:02.95 0
いまだモノにはできてないけど作品のネタの宝庫ではありますな
669 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/31(水) 17:32:36.66 0
日常の情景を描く人にはうってつけかもですね
670 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/31(水) 18:39:12.05 0
帰宅ホゼ
671 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/31(水) 19:34:34.64 0
ここの妄想超人たちに
さゆブログの画像から想像してお話しを書いて欲しい
さゆブログの画像から想像してお話しを書いて欲しい
672 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/31(水) 20:33:32.53 0
作者さん達がブログ見てればいいんだけどね
673 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/31(水) 20:41:16.43 O
ここで何か書いててさゆブログ見てない人はそういないと思うw
674 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/31(水) 20:43:54.33 P
羨ましくなるから見ない
675 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/31(水) 21:18:17.50 0
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/□ ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ / <日本に帰るっちゃよ~♪
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`ー`
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`ー`
676 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/31(水) 21:19:01.58 0
: , xヾ:、__,..-‐‐:、、,へ.........._
く '´::::::::::::::::ヽ
/0:::::::::::::::::::::::', <この前は恥かかせやがって!今度こそ~
= {o:::::::::(;`□´):::}
':,:::::::::::つ:::::::つ
= ヽ、__;;;;::/
し"~(__)
く '´::::::::::::::::ヽ
/0:::::::::::::::::::::::', <この前は恥かかせやがって!今度こそ~
= {o:::::::::(;`□´):::}
':,:::::::::::つ:::::::つ
= ヽ、__;;;;::/
し"~(__)
677 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/31(水) 21:19:44.10 0
___/|
/ノ/// ヽ
//// ▼|<もういいボム男。お前はよく働いてくれた。田舎に帰って親孝行してやれ
|//皿 |
彡/ 、/ \
`/ \\ ヽノ/=-、)
(ΤΓΓ) /ヘV//
 ̄T ̄ ̄ _/ ∥
| /\_\ ∥ ダクネチュ様~涙>ボム男
| / )_)∥
∪ (_\∥
\_)」
___/|
/ノ/// ヽ
//// ▼|<もういいボム男。お前はよく働いてくれた。田舎に帰って親孝行してやれ
|//皿 |
彡/ 、/ \
`/ \\ ヽノ/=-、)
(ΤΓΓ) /ヘV//
 ̄T ̄ ̄ _/ ∥
| /\_\ ∥ ダクネチュ様~涙>ボム男
| / )_)∥
∪ (_\∥
\_)」
678 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/31(水) 21:20:33.57 0
人
(:0)
ヾ"
f ̄~}テ
|T ̄ ̄|
|| |
||(゚Д゚) <こんちゃ~。今日からダークネスで働くことになった新入りのライターマンです
|(ノ |つ
||__|
∪ ∪
(:0)
ヾ"
f ̄~}テ
|T ̄ ̄|
|| |
||(゚Д゚) <こんちゃ~。今日からダークネスで働くことになった新入りのライターマンです
|(ノ |つ
||__|
∪ ∪
679 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/31(水) 21:21:31.21 0
げ!今来ちゃダメだろおおおおおおおおお
\ . ,, .ドーーーーーーーーン '/// ., /
\\ . -‐- . :: . -‐- 、 // . , / _ ヽ
\\( ⌒ ⌒ ´ ' .. 'ヽ.. / ´ )
;: ( ⌒ )=)´_ ⌒;: ⌒ .. ) ) // ニ==-
( ( nヽー‐'__;: _,、__ // `ヽ )
二` - i l / 。 i / ゚ ヽ ; .) ) . .─-
)( ((.ゝ',: ヽ_ノ 、__ワ ノ ) 二=- )
ξ ⌒, ; (, __,-、_,,、  ̄ ) ) ) )
ゝ//'.. .(> >__,ノ ) )) ) =]3 二=‐-
lー-、. ; ゝ ., : Lヽ ノ, ; .: ., ) ) ノ ノ
 ̄, :. ,//. , ;ー─ - - '. , \\\ -'
\ . ,, .ドーーーーーーーーン '/// ., /
\\ . -‐- . :: . -‐- 、 // . , / _ ヽ
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二` - i l / 。 i / ゚ ヽ ; .) ) . .─-
)( ((.ゝ',: ヽ_ノ 、__ワ ノ ) 二=- )
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lー-、. ; ゝ ., : Lヽ ノ, ; .: ., ) ) ノ ノ
 ̄, :. ,//. , ;ー─ - - '. , \\\ -'
680 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/31(水) 21:24:40.03 0
とってもラッキーマンかよwww
681 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/31(水) 22:29:32.69 0
ダクネチュ様人情派やね
682 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/31(水) 22:48:55.37 0
爆ワロタ
683 : [] 投稿日:2010/04/01(木) 00:06:43.07 0
無事2周年を迎えられますように
684 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/01(木) 01:29:31.77 0
ついにリゾナンターとダークネスの戦いに決着をつける時がやってきた!
超能力バトルで?
( ´ⅴ`)ノシ<ノンノン
決着の方法は……野球大会だっ!
「そっちは9人だからピッチャーも打席に立てよ。こっちは10人だから指名打者入れるな?」
「しめいだしゃ?なんそれ?」
「えっと……ミキティにもらった解説書によると、『守備にはつかず攻撃だけ参加する人。
主に守備の下手くそな人か、怪我をしてる人のためのポジション。』だってさ」
「ちょっとダメよ、よっすぃー。このスレじゃ“ミキティ”じゃなくて“ミティ”でしょ?」
「いやそっちのミキティじゃなくてさ。会社とかサッカークラブとか野球チームとか持ってるほうの」
「ああ、あのちょっと悪そうな感じの。そういえば昔ちょこっとお世話になったっけ」
実況[さあ、ついに幕を開けました「リゾナンター対ダークネス」最終戦!
今、後攻のリゾナンターたちが守備につきます。いったい勝利の女神はどちらに微笑むのか!?]
実況も交えての本格的な草野球が始まった。
エンジ色の三木ティが作った解説書のコピーを片手に守備につくメンバーたち。
同じく、解説書を持って打席に入るダークネスメンバー。
ルールがわからないのはどちらも同じ!条件は対等だ!
つまり、勝敗を分けるのは運と実力、そしてチームワークなのである!
超能力バトルで?
( ´ⅴ`)ノシ<ノンノン
決着の方法は……野球大会だっ!
「そっちは9人だからピッチャーも打席に立てよ。こっちは10人だから指名打者入れるな?」
「しめいだしゃ?なんそれ?」
「えっと……ミキティにもらった解説書によると、『守備にはつかず攻撃だけ参加する人。
主に守備の下手くそな人か、怪我をしてる人のためのポジション。』だってさ」
「ちょっとダメよ、よっすぃー。このスレじゃ“ミキティ”じゃなくて“ミティ”でしょ?」
「いやそっちのミキティじゃなくてさ。会社とかサッカークラブとか野球チームとか持ってるほうの」
「ああ、あのちょっと悪そうな感じの。そういえば昔ちょこっとお世話になったっけ」
実況[さあ、ついに幕を開けました「リゾナンター対ダークネス」最終戦!
今、後攻のリゾナンターたちが守備につきます。いったい勝利の女神はどちらに微笑むのか!?]
実況も交えての本格的な草野球が始まった。
エンジ色の三木ティが作った解説書のコピーを片手に守備につくメンバーたち。
同じく、解説書を持って打席に入るダークネスメンバー。
ルールがわからないのはどちらも同じ!条件は対等だ!
つまり、勝敗を分けるのは運と実力、そしてチームワークなのである!
685 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/01(木) 01:30:37.97 0
リンリンの火の玉ストレート、やすすの「ボールが止まって見えるぜぇ!」打法、八重ガキさん降臨、
えりりんの「風に乗って飛んでいけ~」ホームラン、愛佳&圭織の「ボールの落下地点が視えます」守備
などが炸裂する試合展開。
そして試合はとうとう9回裏の攻防へ!
スコアは137-138でダークネスの一点リード。
しかしリゾナンターも脅威の粘りをみせてツーアウトながら満塁のチャンスを作った!
ここで打席に立つのは田中れいな!
次のバッターはさゆみなので、これがリゾナンター最後のチャンス!
(さゆみに逆転打を打てというのは、例えるならB’zと嵐と涼宮ハルヒが新曲を発売する週に
イベントも握手もDVDもつけずにオリコン一位を狙うモーニング娘。くらい無謀なことなのだ!)
実況[おぉっとバッター田中追いつめられた!もう後がありません!さあピッチャー、
キャッチャーのサインにゆっくりと頷いて……投げたぁぁぁーーー!!!!!!]
こんな最終決戦はいやだ、っていうのを深夜のノリで書きました
収録はしなくていいので許してくだされ
リンリンの火の玉ストレート、やすすの「ボールが止まって見えるぜぇ!」打法、八重ガキさん降臨、
えりりんの「風に乗って飛んでいけ~」ホームラン、愛佳&圭織の「ボールの落下地点が視えます」守備
などが炸裂する試合展開。
そして試合はとうとう9回裏の攻防へ!
スコアは137-138でダークネスの一点リード。
しかしリゾナンターも脅威の粘りをみせてツーアウトながら満塁のチャンスを作った!
ここで打席に立つのは田中れいな!
次のバッターはさゆみなので、これがリゾナンター最後のチャンス!
(さゆみに逆転打を打てというのは、例えるならB’zと嵐と涼宮ハルヒが新曲を発売する週に
イベントも握手もDVDもつけずにオリコン一位を狙うモーニング娘。くらい無謀なことなのだ!)
実況[おぉっとバッター田中追いつめられた!もう後がありません!さあピッチャー、
キャッチャーのサインにゆっくりと頷いて……投げたぁぁぁーーー!!!!!!]
こんな最終決戦はいやだ、っていうのを深夜のノリで書きました
収録はしなくていいので許してくだされ
686 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/01(木) 01:32:54.17 0
八重ガキさんwww
687 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/01(木) 05:58:22.67 O
野球のスコアじゃないねこれ何時間やってるんだw
落下地点を完璧に予想しながら結局捕れない飯田さんが目に浮かびました
落下地点を完璧に予想しながら結局捕れない飯田さんが目に浮かびました
688 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/01(木) 07:01:05.27 0
おはリゾ
689 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/01(木) 08:15:04.74 0
690 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/01(木) 10:06:55.29 0
さゆで必ずアウトになるリゾナンター不利すぎるw
691 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/01(木) 10:34:00.05 0
692 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/01(木) 12:19:41.61 0
ホゼナンター 参上!
○ノ
ム
ハ
○ノ
ム
ハ
693 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/01(木) 12:55:00.80 0
ご苦労様です
694 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/01(木) 14:25:01.68 0
>リンリンの火の玉ストレート
キャッチャー及び守備陣が大変になるだけじゃんw
キャッチャー及び守備陣が大変になるだけじゃんw
695 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/01(木) 15:25:47.38 0
八重ガキさんが火だるまになるわけね
696 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/01(木) 16:10:23.80 O
ピッチャーじゃなくてキャッチャーが火だるまとか新しいなw
697 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/01(木) 18:56:12.47 0
何かアストロ球団みたい
698 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/01(木) 20:26:31.92 0
ピッチャーびびってるヘイヘイヘイ
699 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/01(木) 21:19:15.14 0
次の新曲は是非とも想像が広がるようなドラマっぽいPVにしてほしい
700 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/01(木) 22:36:29.25 0
わかったゃょ~
701 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/01(木) 23:04:46.83 P
「亀砂嵐というものを、御存知ですか?」
コーヒーに垂らしたミルクの渦を見つめながら、エリソン・P・カーメイ氏は頬にあるかなしかの微笑を浮かべた。
「亀砂嵐」という名前だけは私にも聞き覚えはあるが、具体的にどのようなものか素人の私にはよく分からない。
己の無知を恥じるよりはむしろ、高名な亀井絵里研究家であるカーメイ氏の解説を伺える幸運を喜びとするべきだろうか。
「詳しくは存じ上げませんが、確か…風を用いた亀井絵里の能力ですね」
「その発動方法を私なりに考察してみたのですが」
そう言って、カーメイ氏はテーブルの上に両手を突き出し、肘を内側にひねりながら流暢な日本語で解説して下さった。
「こうやって両腕をひじの関節ごと回転させて回転圧力をかけているのではないかと思われます」
「回転が拳の間に真空状態を生み出しているのですか?」
「勿論亀井絵里の風を操る能力があったればこそ可能なのですが」
カーメイ氏の試算によると――所々専門的な用語が使用され私にもよく意味が汲み取れなかったのだが、
その破壊力はまさに歯車的砂嵐の小宇宙に匹敵するという。とにかく凄いらしい。
私のコーヒーカップを持つ手が、いつの間にか震えていた。
「少し、意外でしたでしょうか?」
その様子を察してか、カーメイ氏がそう言って気遣って下さった。
確かに、意外な話ではある。
あの温厚な人柄で知られる亀井絵里にそれ程の破壊力を秘めた能力が備わっていたというのだから。
しかし私には、それとは別の所から生まれた疑問がどうしても気にかかった。
「これは、素人意見として聞き流していただきたいのですが…」
「歴史の真実を追い求める者に素人も玄人もありません」
「そんなに凄い能力を何故、亀井絵里はもっと使わなかったのでしょう?そうすればダークネスとの――」
不意に、カーメイ氏の哲学的な容貌が陰を帯びたのを見て、私は言葉を止めた。
「亀砂嵐というものを、御存知ですか?」
コーヒーに垂らしたミルクの渦を見つめながら、エリソン・P・カーメイ氏は頬にあるかなしかの微笑を浮かべた。
「亀砂嵐」という名前だけは私にも聞き覚えはあるが、具体的にどのようなものか素人の私にはよく分からない。
己の無知を恥じるよりはむしろ、高名な亀井絵里研究家であるカーメイ氏の解説を伺える幸運を喜びとするべきだろうか。
「詳しくは存じ上げませんが、確か…風を用いた亀井絵里の能力ですね」
「その発動方法を私なりに考察してみたのですが」
そう言って、カーメイ氏はテーブルの上に両手を突き出し、肘を内側にひねりながら流暢な日本語で解説して下さった。
「こうやって両腕をひじの関節ごと回転させて回転圧力をかけているのではないかと思われます」
「回転が拳の間に真空状態を生み出しているのですか?」
「勿論亀井絵里の風を操る能力があったればこそ可能なのですが」
カーメイ氏の試算によると――所々専門的な用語が使用され私にもよく意味が汲み取れなかったのだが、
その破壊力はまさに歯車的砂嵐の小宇宙に匹敵するという。とにかく凄いらしい。
私のコーヒーカップを持つ手が、いつの間にか震えていた。
「少し、意外でしたでしょうか?」
その様子を察してか、カーメイ氏がそう言って気遣って下さった。
確かに、意外な話ではある。
あの温厚な人柄で知られる亀井絵里にそれ程の破壊力を秘めた能力が備わっていたというのだから。
しかし私には、それとは別の所から生まれた疑問がどうしても気にかかった。
「これは、素人意見として聞き流していただきたいのですが…」
「歴史の真実を追い求める者に素人も玄人もありません」
「そんなに凄い能力を何故、亀井絵里はもっと使わなかったのでしょう?そうすればダークネスとの――」
不意に、カーメイ氏の哲学的な容貌が陰を帯びたのを見て、私は言葉を止めた。
702 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/01(木) 23:05:43.93 P
「亀砂嵐の第一の、いや唯一のと言い換えていいでしょう。被害者は誰だと思います?」
「ダークネスではないのですか?」
「新垣里沙なのです」
「新垣里沙とは、あの新垣里沙の事ですか?」
「ええ、彼女が亀砂嵐唯一の被害者なのです」
私は言葉を失った。
亀井絵里と同じくリゾナンターとして数奇な人生を生きたあの新垣里沙。
お嫁さんにしたい歴史上の人物ナンバー1の座を8年連続キープし続けているあの新垣里沙が亀砂嵐の被害者だったとは……
「まさか…それで彼女は命を…」
「いえ、無事だったようです」
「無事だったのですか?」
「資料には吹っ飛ばされて観覧車のポールに引っかかったという記述はありますが、それによって負傷したとはありませんから」
「そうですかそれは…今観覧車のポールと仰いましたか?」
私はどうしても、胸の奥から湧き出でた疑問をカーメイ氏にぶつけずにはいられなかった。
「新垣里沙はその時、スカートを穿いていましたか?」
もしその時、新垣里沙がスカート姿だったら、下から丸見えであっただろう。
当時の技術力では短時間の内に観覧車のポールから彼女を救出するのは不可能であった筈だ。
となれば長時間丸見えという事になる。お団子が揺れるどころの騒ぎではない。
お嫁さんにしたいどころかお嫁にいけない体になっていた可能性だってあるのだ。
私のそういった諸々の心配とは裏腹に、カーメイ氏の私を見る目は何やら凄く残念そうな感じであった。
恐らく国民性の違いというものであろう。そう思う事にした。
「ここからが本題なのですが」
軽く咳払いをして、カーメイ氏は言葉を続けた。
「ダークネスではないのですか?」
「新垣里沙なのです」
「新垣里沙とは、あの新垣里沙の事ですか?」
「ええ、彼女が亀砂嵐唯一の被害者なのです」
私は言葉を失った。
亀井絵里と同じくリゾナンターとして数奇な人生を生きたあの新垣里沙。
お嫁さんにしたい歴史上の人物ナンバー1の座を8年連続キープし続けているあの新垣里沙が亀砂嵐の被害者だったとは……
「まさか…それで彼女は命を…」
「いえ、無事だったようです」
「無事だったのですか?」
「資料には吹っ飛ばされて観覧車のポールに引っかかったという記述はありますが、それによって負傷したとはありませんから」
「そうですかそれは…今観覧車のポールと仰いましたか?」
私はどうしても、胸の奥から湧き出でた疑問をカーメイ氏にぶつけずにはいられなかった。
「新垣里沙はその時、スカートを穿いていましたか?」
もしその時、新垣里沙がスカート姿だったら、下から丸見えであっただろう。
当時の技術力では短時間の内に観覧車のポールから彼女を救出するのは不可能であった筈だ。
となれば長時間丸見えという事になる。お団子が揺れるどころの騒ぎではない。
お嫁さんにしたいどころかお嫁にいけない体になっていた可能性だってあるのだ。
私のそういった諸々の心配とは裏腹に、カーメイ氏の私を見る目は何やら凄く残念そうな感じであった。
恐らく国民性の違いというものであろう。そう思う事にした。
「ここからが本題なのですが」
軽く咳払いをして、カーメイ氏は言葉を続けた。
703 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/01(木) 23:07:12.20 P
「この亀砂嵐が登場する資料が何か、御存知だと思いますが」
「かなしみ文書ですね?」
「その通り」
――かなしみ文書
今さら説明の必要をあまり感じないが、リゾナン史を現代に伝える資料としては最も有名な物の一つだろう。
かなしみ戦隊リゾナンターと呼ばれる9人の戦士の生き様を「予告編」という形で記した物で、
その特徴として一話あたりの分量が短く簡潔に纏められている(当時の単位で1レスというらしい)というものがある。
「かなしみ文書は資料的価値だけでなく、当時の文化を伝える芸術的な価値も非常に高いのですが」
「専門の研究家もいるようですしね」
「ただ一つ…リゾナン史家泣かせの点がありまして」
「何です?それは」
「あまりにも簡潔に纏められているため、詳細な状況が良く分からなかったりするのです」
1レス分と呼ばれる当時の単位(恐らく32行程であろうか)で起承転結が纏められているため、
本筋に関係ない状況、例えば上記の新垣里沙がスカートを穿いていたかどうか等が綺麗にそぎ落とされているのだ。
本筋からだけではなく、一見無関係に思われる微細な描写からも当時の様子を伺い知らねばならない研究者は、
かなしみ文書の簡潔さに頭を悩ませる事が多少なりともあるそうだ。
「しかし…かなしみ文書にこれ以上の期待をするのは」
「学者の欲張り過ぎだと?」
「そこまでは申しませんが」
「歴史の真実を追求する者には、多少のわがままが許されるのですよ」
カーメイ氏は熱心な学者らしくやや興奮を帯びたような口調で続けた。
「かなしみ文書ですね?」
「その通り」
――かなしみ文書
今さら説明の必要をあまり感じないが、リゾナン史を現代に伝える資料としては最も有名な物の一つだろう。
かなしみ戦隊リゾナンターと呼ばれる9人の戦士の生き様を「予告編」という形で記した物で、
その特徴として一話あたりの分量が短く簡潔に纏められている(当時の単位で1レスというらしい)というものがある。
「かなしみ文書は資料的価値だけでなく、当時の文化を伝える芸術的な価値も非常に高いのですが」
「専門の研究家もいるようですしね」
「ただ一つ…リゾナン史家泣かせの点がありまして」
「何です?それは」
「あまりにも簡潔に纏められているため、詳細な状況が良く分からなかったりするのです」
1レス分と呼ばれる当時の単位(恐らく32行程であろうか)で起承転結が纏められているため、
本筋に関係ない状況、例えば上記の新垣里沙がスカートを穿いていたかどうか等が綺麗にそぎ落とされているのだ。
本筋からだけではなく、一見無関係に思われる微細な描写からも当時の様子を伺い知らねばならない研究者は、
かなしみ文書の簡潔さに頭を悩ませる事が多少なりともあるそうだ。
「しかし…かなしみ文書にこれ以上の期待をするのは」
「学者の欲張り過ぎだと?」
「そこまでは申しませんが」
「歴史の真実を追求する者には、多少のわがままが許されるのですよ」
カーメイ氏は熱心な学者らしくやや興奮を帯びたような口調で続けた。
704 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/01(木) 23:07:58.07 P
「実は、最近になって、当時の記録者がかなしみ文書を下敷きにして記したと思われる資料が発見されたのです」
「本当ですか!?」
「勿論かなしみ文書の全てを網羅している訳ではありませんが、これでリゾナン史の世界も一層輝きを増す事でしょう」
「その資料の名前は何というのですか」
「かなしみ戦隊トリビュートアルバム、と呼ぶのが適当でしょうな」
「例えばどのような話が書かれたのです?」
「まだまだ時間はたっぷりあるのです。ゆっくりいきましょう」
すっかり舞い上がってしまった私をなだめながら、カーメイ氏はコーヒーのおかわりを注文した。
「本当ですか!?」
「勿論かなしみ文書の全てを網羅している訳ではありませんが、これでリゾナン史の世界も一層輝きを増す事でしょう」
「その資料の名前は何というのですか」
「かなしみ戦隊トリビュートアルバム、と呼ぶのが適当でしょうな」
「例えばどのような話が書かれたのです?」
「まだまだ時間はたっぷりあるのです。ゆっくりいきましょう」
すっかり舞い上がってしまった私をなだめながら、カーメイ氏はコーヒーのおかわりを注文した。
705 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/01(木) 23:14:41.59 P
>>701-704
『かなしみをゆく』
かなしみ戦隊トリビュートアルバムのイントロダクションといった感じでちょっと書いてみました
どしどし参加して下さる方が現れて下さるのを心から祈ってます
ちなみに話の状況としては[Kamei](39)631 『坂の上の亀』の続きになってますがあまり関係ないです
作中の会話に出てくる「亀砂嵐」は
かなしみ戦隊リゾナンターミラクルズ[M-A6-10](39)370 「HELP!」が元になってます
未読の方は是非
『かなしみをゆく』
かなしみ戦隊トリビュートアルバムのイントロダクションといった感じでちょっと書いてみました
どしどし参加して下さる方が現れて下さるのを心から祈ってます
ちなみに話の状況としては[Kamei](39)631 『坂の上の亀』の続きになってますがあまり関係ないです
作中の会話に出てくる「亀砂嵐」は
かなしみ戦隊リゾナンターミラクルズ[M-A6-10](39)370 「HELP!」が元になってます
未読の方は是非
706 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/02(金) 00:04:46.98 0
>>705
色んな意味で凄いし素晴らしいw
元ネタの『HELP!』のときもかなり笑いましたが今回も笑わせていただきました
そしてまさに「イントロダクション」ですね
ここまでされては乗らないわけにいかないな……
色んな意味で凄いし素晴らしいw
元ネタの『HELP!』のときもかなり笑いましたが今回も笑わせていただきました
そしてまさに「イントロダクション」ですね
ここまでされては乗らないわけにいかないな……
707 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/02(金) 00:35:24.38 0
708 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/02(金) 00:57:46.12 0
>>705
かなしみ文書とは一体なんなのか・・・私はそれを考えながら今日は眠りにつくとしよう
!いけない忘れていた・・新垣里沙がスカートだったか・・?それが重要だ・・それを考えねば・・
眠れない夜になりそうだな!!! 作者さん素敵な作品ありがとう!
かなしみ文書とは一体なんなのか・・・私はそれを考えながら今日は眠りにつくとしよう
!いけない忘れていた・・新垣里沙がスカートだったか・・?それが重要だ・・それを考えねば・・
眠れない夜になりそうだな!!! 作者さん素敵な作品ありがとう!
710 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/02(金) 03:35:05.60 0
おやリゾ
711 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/02(金) 06:54:32.99 0
カーメイ氏いいなあ
712 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/02(金) 06:56:42.92 O
ガキさんは毛糸のパンツとかはいてそう
713 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/02(金) 09:12:51.70 0
714 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/02(金) 11:24:25.85 0
>>709
これっていつもの動画の人?
これっていつもの動画の人?
715 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/02(金) 11:28:23.35 0
アカウントネームは違うけどね
716 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/02(金) 11:50:22.88 0
717 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/02(金) 12:13:01.26 O
映像はそのまんま使ってあるけど…まあ多分違う人でしょうね
718 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/02(金) 13:30:13.56 0
カーメイ氏もシリーズ化してほしいw
719 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/02(金) 14:23:41.75 0
「愛ちゃん、これ・・・」
そう言ってさゆみから愛に渡された少し厚みのある封筒
愛が中を確認すると数十枚の万札が入っていた
「これ、なに?」
「リゾナントの経営の助けになればと思って絵里とバイトして稼いだの」
「さゆ、こんなの受け取れないよ」
「リゾナントには凄く感謝してるし大好きなの、お願い受け取って愛ちゃん」
「ごめん・・・ありがとね、大切に使うね」
こんなにリゾナントのことを考えてくれているなんて・・・
愛は目を潤ませながら感謝した
その頃、里沙は会社でお昼休みを迎えていた
自分のデスクでパンを頬張りながらインターネットをしていると、とあるサイトの1つの項目に目がとまる
『レズ疑惑!?都内喫茶店美人マスターの愛し合った直後を激写!!』
"レズ"、"喫茶店"、"マスター"の単語に反応する里沙
「まさかね・・・」
マウスのカーソルでその項目に狙いを定め、恐る恐るクリックしてみるが・・・
そう言ってさゆみから愛に渡された少し厚みのある封筒
愛が中を確認すると数十枚の万札が入っていた
「これ、なに?」
「リゾナントの経営の助けになればと思って絵里とバイトして稼いだの」
「さゆ、こんなの受け取れないよ」
「リゾナントには凄く感謝してるし大好きなの、お願い受け取って愛ちゃん」
「ごめん・・・ありがとね、大切に使うね」
こんなにリゾナントのことを考えてくれているなんて・・・
愛は目を潤ませながら感謝した
その頃、里沙は会社でお昼休みを迎えていた
自分のデスクでパンを頬張りながらインターネットをしていると、とあるサイトの1つの項目に目がとまる
『レズ疑惑!?都内喫茶店美人マスターの愛し合った直後を激写!!』
"レズ"、"喫茶店"、"マスター"の単語に反応する里沙
「まさかね・・・」
マウスのカーソルでその項目に狙いを定め、恐る恐るクリックしてみるが・・・
720 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/02(金) 14:24:44.27 0
ノ|c| ・e・) <チッ、有料か・・・
川*TーT) <さゆと絵里いい子やよ~
从*・ 。.・) <残ったお金で絵里とウハウハなの
ノノ*^ー^) <?
>>657の画像にリゾナントってこんな感じ?
みんなもっと別のものを望んでる気もするけどw
昼間っからこんなくだらんもの投下して申し訳ないw
川*TーT) <さゆと絵里いい子やよ~
从*・ 。.・) <残ったお金で絵里とウハウハなの
ノノ*^ー^) <?
>>657の画像にリゾナントってこんな感じ?
みんなもっと別のものを望んでる気もするけどw
昼間っからこんなくだらんもの投下して申し訳ないw
721 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/02(金) 14:31:06.83 0
さゆよそこに愛はあるのかい?w
すげー値で売れてるなぁまた
ちょうど出くわして昼間っから笑わせてもらいましたw
不健全Verありがとうございました
すげー値で売れてるなぁまた
ちょうど出くわして昼間っから笑わせてもらいましたw
不健全Verありがとうございました
722 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/02(金) 15:20:05.26 0
マスターカワイソスw
723 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/02(金) 15:36:24.04 0
そのサイトのURLを教えて貰えまいか
724 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/02(金) 16:34:41.04 0
そのサイトをクリックしたら請求書みたいなのが出てきてガクブルしている俺
725 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/02(金) 16:47:20.65 O
>>709
これ…無しじゃないか?
これ…無しじゃないか?
726 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/02(金) 18:06:09.88 O
元作者さんが了承してるならいいとは思うけど…
あまりにそのまま使ってあるもんね
これ本当に本人じゃないの?
あまりにそのまま使ってあるもんね
これ本当に本人じゃないの?
727 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/02(金) 18:43:12.88 P
大規制きたね・・・
ホゼナンダーピンチ
ホゼナンダーピンチ
728 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/02(金) 19:21:14.27 0
729 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/02(金) 21:02:29.85 0
730 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/02(金) 22:59:58.46 O
規制ヤベーな
やんなっちゃうぜ
やんなっちゃうぜ
731 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/03(土) 00:03:29.36 0
厳しいね規制
さゆの指でつんつんつっついたりはむはむはさんだりして何とかして欲しいよね
さゆの指でつんつんつっついたりはむはむはさんだりして何とかして欲しいよね
732 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/03(土) 01:55:08.00 0
規制で落ちにくいんだろうけどさみしいぜ
733 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/03(土) 07:10:50.03 O
みんな消えちまった…
734 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/03(土) 08:30:39.26 0
735 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/03(土) 11:29:24.48 O
俺も亀井絵里研究家を目指そうかなあ…
736 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/03(土) 11:30:02.00 O
花見のホゼナンター
737 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/03(土) 13:33:36.51 0
休日出勤中のホゼナンター
738 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/03(土) 16:33:11.53 0
この過疎ぶりじゃしばらく作品は期待できないか
739 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/03(土) 18:05:56.58 O
そうでもないさきっとね
740 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/03(土) 19:53:03.53 0
滋賀からのホゼナンター
741 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/03(土) 20:39:22.01 O
いいなー
愛佳の笑顔は輝いてるかい?
愛佳の笑顔は輝いてるかい?
742 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/03(土) 23:07:15.97 P
あと10日
743 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/04(日) 00:29:36.86 P
あー自分も規制食らってしまってた・・・orz
744 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/04(日) 00:34:01.81 Q
O P Q !
745 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/04(日) 01:05:31.19 0
Q←なにこれ
746 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/04(日) 03:23:41.84 0
なにかななにかな
747 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/04(日) 07:16:18.90 O
おはようの歌を唄うよ
748 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/04(日) 08:22:45.00 0
飛来する鉄塊を華麗にかわし…たつもりやったけどちょっとかすってもうた。
痛みはないけど、抑え続けていた恐怖の感情が蘇ってくる。
「光井愛佳、見事なものだな。 私の攻撃をここまで回避するとは」
「おおきに、って褒めて貰うようなことやないし。 ええ年こいた大人がそんなヨーヨーで遊ばんとき」
「並の人間ならすでに心が折れてるだろう。 私には見えるお前の精神の黄金の輝きが」
もしも泣いて許しを乞うて助けてくれるんやったら、喜んでそうしたいけど、どう転んでもそんな風に事が運びそうにはない。
「だが、お前の肉体は精神に比してあまりにも脆弱だ。 膝が悲鳴を上げているだろう、筋肉は意志に逆らい止まりたがってるだろう」
「うちはまだティーンエイジャーやねんから、まだまだ平気や。 オバサンと違って」
精一杯の強がりを口にしても、私を襲ってきた女は表情一つ変えやしない。
「そろそろ。終わりにしよう。 今から30秒後の未来を視るがいい。 それが終わるまで私からは仕掛けない」
妙に余裕かまして、ホンマにむかつくオバハンやで。
言われたとおりにするのは何かしゃくやけど、どっちにせよ今の私に出来ることは限られてる。
向こうの攻撃をかわし続けて、リゾナンターの仲間が来るのを待ち続けること。
そのために30秒後の未来を視てみる、そこに視えたもの、それは…
「どうした震えているぞ。 心臓を私の操る暗器に貫かれて息絶えた自分自身が見えただろう。
そうだ私はお前に対してまだ実力の半分も出してはいない。 お前は今まで自分の力だけで私の攻撃を避けられたと思っていたか。
私にいたぶられたお前が"声”を上げて仲間を呼び寄せるのを待っていたのだが、どうやらお前の仲間も既に交戦中のようだな。
さっさとお前の処分を済ませて、私を満足させてくれる敵を見つけに行くとしよう」
飛来する鉄塊を華麗にかわし…たつもりやったけどちょっとかすってもうた。
痛みはないけど、抑え続けていた恐怖の感情が蘇ってくる。
「光井愛佳、見事なものだな。 私の攻撃をここまで回避するとは」
「おおきに、って褒めて貰うようなことやないし。 ええ年こいた大人がそんなヨーヨーで遊ばんとき」
「並の人間ならすでに心が折れてるだろう。 私には見えるお前の精神の黄金の輝きが」
もしも泣いて許しを乞うて助けてくれるんやったら、喜んでそうしたいけど、どう転んでもそんな風に事が運びそうにはない。
「だが、お前の肉体は精神に比してあまりにも脆弱だ。 膝が悲鳴を上げているだろう、筋肉は意志に逆らい止まりたがってるだろう」
「うちはまだティーンエイジャーやねんから、まだまだ平気や。 オバサンと違って」
精一杯の強がりを口にしても、私を襲ってきた女は表情一つ変えやしない。
「そろそろ。終わりにしよう。 今から30秒後の未来を視るがいい。 それが終わるまで私からは仕掛けない」
妙に余裕かまして、ホンマにむかつくオバハンやで。
言われたとおりにするのは何かしゃくやけど、どっちにせよ今の私に出来ることは限られてる。
向こうの攻撃をかわし続けて、リゾナンターの仲間が来るのを待ち続けること。
そのために30秒後の未来を視てみる、そこに視えたもの、それは…
「どうした震えているぞ。 心臓を私の操る暗器に貫かれて息絶えた自分自身が見えただろう。
そうだ私はお前に対してまだ実力の半分も出してはいない。 お前は今まで自分の力だけで私の攻撃を避けられたと思っていたか。
私にいたぶられたお前が"声”を上げて仲間を呼び寄せるのを待っていたのだが、どうやらお前の仲間も既に交戦中のようだな。
さっさとお前の処分を済ませて、私を満足させてくれる敵を見つけに行くとしよう」
749 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/04(日) 08:23:28.95 0
女は鋼のヨーヨーを私に向かって投げてきた。
意地でも目を逸らすまいと思ったけど、恐怖のあまり閉じてしまう。
次の瞬間強い衝撃を感じて吹き飛ばされてしまった。
小説で人は人生の終わりに、これまで起きたことが走馬燈のように駆けめぐるって書いてるのを読んだことがある。
その時は走馬燈って何のことやろって思とったけど、今その意味がわかったわ。
駅のホームで線路に吸い寄せらそうになったところを高橋さんに声をかけてもらってから始まった日々のこと。
リゾナンターに仲間入りしてから出来た沢山の仲間との思い出がグルグルぐるぐる駆けめぐって。
でも、一番はっきりと思い浮かぶのはあの時のこと。
…そう、久住さんがリゾナントを出て行った日のこと。
* * *
「何でなんですか。 何で小春がリゾナンターを辞めなければいけないんですか」
「念写と電撃。 二つのチカラを発動させてきた影響が小春の視力に悪影響を及ぼしてきてる。 それは自分でもわかってるやろ」
「いやだなあ、今日はちょっと疲れてて調子が狂ってただけです。 一晩ぐっすり眠ったら、元通りになりますって」
「悪いけど小春の家のことを少し調べさせて貰ったよ。 小春の家では何代かに一人霊能力を持った女性が生まれてきたらしいね。
でもその人達は皆目に問題を抱えてたって。 小春のお祖母さんもそうだったらしいね」
「新垣さん、私はオバケなんて見えませんって」
「とにかく今のあんたはリゾナンターとして戦う事は出来ない状態だよね。」
「ごめんなさい。 目の調子がおかしたったのをだまっていて。 自分でも不安だったんです。 でも必ずきっときっと治しますから」
女は鋼のヨーヨーを私に向かって投げてきた。
意地でも目を逸らすまいと思ったけど、恐怖のあまり閉じてしまう。
次の瞬間強い衝撃を感じて吹き飛ばされてしまった。
小説で人は人生の終わりに、これまで起きたことが走馬燈のように駆けめぐるって書いてるのを読んだことがある。
その時は走馬燈って何のことやろって思とったけど、今その意味がわかったわ。
駅のホームで線路に吸い寄せらそうになったところを高橋さんに声をかけてもらってから始まった日々のこと。
リゾナンターに仲間入りしてから出来た沢山の仲間との思い出がグルグルぐるぐる駆けめぐって。
でも、一番はっきりと思い浮かぶのはあの時のこと。
…そう、久住さんがリゾナントを出て行った日のこと。
* * *
「何でなんですか。 何で小春がリゾナンターを辞めなければいけないんですか」
「念写と電撃。 二つのチカラを発動させてきた影響が小春の視力に悪影響を及ぼしてきてる。 それは自分でもわかってるやろ」
「いやだなあ、今日はちょっと疲れてて調子が狂ってただけです。 一晩ぐっすり眠ったら、元通りになりますって」
「悪いけど小春の家のことを少し調べさせて貰ったよ。 小春の家では何代かに一人霊能力を持った女性が生まれてきたらしいね。
でもその人達は皆目に問題を抱えてたって。 小春のお祖母さんもそうだったらしいね」
「新垣さん、私はオバケなんて見えませんって」
「とにかく今のあんたはリゾナンターとして戦う事は出来ない状態だよね。」
「ごめんなさい。 目の調子がおかしたったのをだまっていて。 自分でも不安だったんです。 でも必ずきっときっと治しますから」
750 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/04(日) 08:26:08.53 0
「迷惑やけん。」
「田中さん」
「戦えない人間が仲間におったら足手まといやけん」
「ソウダナ。 戦えない久住サンを抱えていては敵と戦う時に大きな戦力ダウンダナ」
「だったら、目が良くなるまでリゾナントでお留守番をしてるから、だから」
「それも危険かも」
「亀井さん」
「私もそう思う。 リゾナントだって安全な場所とは言い切れない。
もしも私たちが出撃して、小春ちゃんが一人っきりの所を攻めてこられたらと思うと」
「何で、皆意地悪なことばっかり言うの。 ねえ、愛佳、何とか言ってよ」
「久住さん」
「愛佳なら私の気持ちわかってくれるよね」
「久住さん。 いい加減にしてください。 皆さんが困ってるでしょう」
「愛佳…」
「戦えないあなたが私たちと一緒に行動することは危険なんです。あなた自身にとっても、私たちにとっても。
もう、ここはあなたの居場所じゃ無いんです。 これからは目の治療を受けながらアイドル月島きらりとして頑張って下さい。 それがあなたの…」
「迷惑やけん。」
「田中さん」
「戦えない人間が仲間におったら足手まといやけん」
「ソウダナ。 戦えない久住サンを抱えていては敵と戦う時に大きな戦力ダウンダナ」
「だったら、目が良くなるまでリゾナントでお留守番をしてるから、だから」
「それも危険かも」
「亀井さん」
「私もそう思う。 リゾナントだって安全な場所とは言い切れない。
もしも私たちが出撃して、小春ちゃんが一人っきりの所を攻めてこられたらと思うと」
「何で、皆意地悪なことばっかり言うの。 ねえ、愛佳、何とか言ってよ」
「久住さん」
「愛佳なら私の気持ちわかってくれるよね」
「久住さん。 いい加減にしてください。 皆さんが困ってるでしょう」
「愛佳…」
「戦えないあなたが私たちと一緒に行動することは危険なんです。あなた自身にとっても、私たちにとっても。
もう、ここはあなたの居場所じゃ無いんです。 これからは目の治療を受けながらアイドル月島きらりとして頑張って下さい。 それがあなたの…」
751 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/04(日) 08:27:10.92 0
久住さんが私の頬を打ち、泣きながらリゾナントを飛び出していった。
重苦しい時間が過ぎ、口を開いたのは高橋さんだった。
「ごめんな。 愛佳辛い思いさせて。」 高橋さんの目は涙で濡れていた。
「小春の為には仕方なかったっちゃ」 田中さんも泣いていた。
二人だけじゃなく、リゾナントに残った8人の目には一様に涙が光っていた。
リゾナンターとして皆のためにそのチカラを奮ってきた影響で、視力が著しく低下した久住さん。
失明という最悪の事態を免れる為に、リゾナンターを離脱させるにはああいうやり方しかなかった。
「治療に専念しろって言って大人しくしてるような子だったらねえ」
「私たちと一緒にイレば、久住サンは必ず力を使ッテしまうでしょう、ダッテ」
「ここは、リゾナントは小春ちゃんにとって大切な場所だから」
「だから小春がリゾナントや私たちのことを嫌いになってくれるためにはこうするしかなかった、けど」
「心がイタミマス」
* * *
あの時から私の心の半分くらいは死んでしまっていた気がする。
久住さんの存在は自分にとってどれだけ大きかったのだろう。
…でも、今は不思議と清々しい気分だ。
私は一人で死に直面していて、私の傍に久住さんはいない。
だからこそ久住さんを感じられる。
久住さんに明るい朝が訪れますように。
久住さんに暖かな風が吹きますように。
久住さんに優しい雨が恵みをもたらしますように。
久住さんが私の頬を打ち、泣きながらリゾナントを飛び出していった。
重苦しい時間が過ぎ、口を開いたのは高橋さんだった。
「ごめんな。 愛佳辛い思いさせて。」 高橋さんの目は涙で濡れていた。
「小春の為には仕方なかったっちゃ」 田中さんも泣いていた。
二人だけじゃなく、リゾナントに残った8人の目には一様に涙が光っていた。
リゾナンターとして皆のためにそのチカラを奮ってきた影響で、視力が著しく低下した久住さん。
失明という最悪の事態を免れる為に、リゾナンターを離脱させるにはああいうやり方しかなかった。
「治療に専念しろって言って大人しくしてるような子だったらねえ」
「私たちと一緒にイレば、久住サンは必ず力を使ッテしまうでしょう、ダッテ」
「ここは、リゾナントは小春ちゃんにとって大切な場所だから」
「だから小春がリゾナントや私たちのことを嫌いになってくれるためにはこうするしかなかった、けど」
「心がイタミマス」
* * *
あの時から私の心の半分くらいは死んでしまっていた気がする。
久住さんの存在は自分にとってどれだけ大きかったのだろう。
…でも、今は不思議と清々しい気分だ。
私は一人で死に直面していて、私の傍に久住さんはいない。
だからこそ久住さんを感じられる。
久住さんに明るい朝が訪れますように。
久住さんに暖かな風が吹きますように。
久住さんに優しい雨が恵みをもたらしますように。
752 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/04(日) 08:28:19.32 0
おかしいな、吹き飛ばされたっきりでそんなに激しい痛みは無いねんけど。
即死やったんかな、それにしては節々は痛んでるねんけど。
恐る恐る目を開けてみると、そこには有り得ないはずの光景が広がっていた。
…久住さん!!
メタリックカラーのハーフコートを身につけて、サングラスをかけた久住さんが私を襲ってきた女と向かい合っている。
久住さんの全身から、無数のオーラ、違う放電のスパークが立ち昇っている。
「ちょっと、オバサン。 私の愛佳に何してくれてんの」
「久住小春。 戦闘能力を喪失したお前はそのことが原因で仲間と行き違い、リゾナンターを離脱したはずだったが」
「ふん。 ずっと一緒にいたら仲間なの。 喧嘩別れしたら仲間じゃなくなるの。
あんたの考えてる仲間って物凄く薄っぺらいよね。
いい、オバサン。 本当の仲間っていうのは、たとえ離れていたって同じ空を見上げ、同じ星を見つめてる、繋がってるの。
その絆は何があったって、一生変わらない。 誰も離すことなんて出来ないの。 今度は私が相手よ。 かかってらっしゃい」
あかん、久住さん。
リゾナントを離れていた間、チカラを使わなかったことで、あなたの目は良くなったように思ってるのかもしれません。
でも、あなたの目は3,4ヶ月のブランクで完治するようなものじゃないんです。
こんな強い相手と戦う為に、チカラを使えば…。
身体の痛みも忘れて起き上がった私は、全力で久住さんに駆け寄った。
女に攻撃されるかもしれないけど、そんなことは構わない。
「久住さん、いけません。 もしチカラを使えば、、今度こそあなたの目は…」
女から遮るように久住さんにしがみついたら、その衝撃で久住さんがかけていたサングラスが落ちてしまった。
私は声にならない悲鳴を上げた。
久住さんの瞳から半ば光が失われていた。
おかしいな、吹き飛ばされたっきりでそんなに激しい痛みは無いねんけど。
即死やったんかな、それにしては節々は痛んでるねんけど。
恐る恐る目を開けてみると、そこには有り得ないはずの光景が広がっていた。
…久住さん!!
メタリックカラーのハーフコートを身につけて、サングラスをかけた久住さんが私を襲ってきた女と向かい合っている。
久住さんの全身から、無数のオーラ、違う放電のスパークが立ち昇っている。
「ちょっと、オバサン。 私の愛佳に何してくれてんの」
「久住小春。 戦闘能力を喪失したお前はそのことが原因で仲間と行き違い、リゾナンターを離脱したはずだったが」
「ふん。 ずっと一緒にいたら仲間なの。 喧嘩別れしたら仲間じゃなくなるの。
あんたの考えてる仲間って物凄く薄っぺらいよね。
いい、オバサン。 本当の仲間っていうのは、たとえ離れていたって同じ空を見上げ、同じ星を見つめてる、繋がってるの。
その絆は何があったって、一生変わらない。 誰も離すことなんて出来ないの。 今度は私が相手よ。 かかってらっしゃい」
あかん、久住さん。
リゾナントを離れていた間、チカラを使わなかったことで、あなたの目は良くなったように思ってるのかもしれません。
でも、あなたの目は3,4ヶ月のブランクで完治するようなものじゃないんです。
こんな強い相手と戦う為に、チカラを使えば…。
身体の痛みも忘れて起き上がった私は、全力で久住さんに駆け寄った。
女に攻撃されるかもしれないけど、そんなことは構わない。
「久住さん、いけません。 もしチカラを使えば、、今度こそあなたの目は…」
女から遮るように久住さんにしがみついたら、その衝撃で久住さんがかけていたサングラスが落ちてしまった。
私は声にならない悲鳴を上げた。
久住さんの瞳から半ば光が失われていた。
753 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/04(日) 08:29:11.00 0
「久住さん、何故」
「あいつのヨーヨーを雷で弾いたら、急に暗くなっちゃった」
「何でなんですか。 何でこんなことを」
「同じなんだよ」
「何が同じなんですか」
「私の目が光を失うのも、愛佳を失うのも私にとっては同じことなんだよ。
いや、目だけじゃない。 私の体の一部を失うのも、リゾナントのみんなを失うのも私にとっては同じぐらい辛いことなんだよ」
だったら、私はこの目が見えなくなる方を選…」
気がついたら私は久住さんの頬を打っていた。
「違う、あなたの存在はかけがえのない存在で、だからあなたは、 嬉しくない、そんなことをして守ってもらったって私は嬉しくない」
「愛佳。 言ってることがしっちゃかめっちゃかでワケ判んないんだけど」
「久住さん」
「頬をぶったね。 これでおあいこだよ。」
「すんません、つい」
「オバサンをこれ以上待たせちゃ悪いよ。 さっさとやっつけちゃってみんなの所に行こう」
そうや、久住さんに気を取られ過ぎて、女の存在を意識の外に追いやってた。
あの女の攻撃を今の久住さんが喰らったら。
久住さんの盾になりながら女の方を見たら、女はヨーヨーを持った手を自分の顔の横に構えながら静止していた。
「久住さん、何故」
「あいつのヨーヨーを雷で弾いたら、急に暗くなっちゃった」
「何でなんですか。 何でこんなことを」
「同じなんだよ」
「何が同じなんですか」
「私の目が光を失うのも、愛佳を失うのも私にとっては同じことなんだよ。
いや、目だけじゃない。 私の体の一部を失うのも、リゾナントのみんなを失うのも私にとっては同じぐらい辛いことなんだよ」
だったら、私はこの目が見えなくなる方を選…」
気がついたら私は久住さんの頬を打っていた。
「違う、あなたの存在はかけがえのない存在で、だからあなたは、 嬉しくない、そんなことをして守ってもらったって私は嬉しくない」
「愛佳。 言ってることがしっちゃかめっちゃかでワケ判んないんだけど」
「久住さん」
「頬をぶったね。 これでおあいこだよ。」
「すんません、つい」
「オバサンをこれ以上待たせちゃ悪いよ。 さっさとやっつけちゃってみんなの所に行こう」
そうや、久住さんに気を取られ過ぎて、女の存在を意識の外に追いやってた。
あの女の攻撃を今の久住さんが喰らったら。
久住さんの盾になりながら女の方を見たら、女はヨーヨーを持った手を自分の顔の横に構えながら静止していた。
754 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/04(日) 08:29:58.93 0
「オバサンはやめろ。 私は粛清人A」
「オバサン、何モタモタしてたのよ。 せっかくのチャンスだったのに」
「崇高な戦士の魂に敬意を払ったまでだ。 そして最大限の敬意をもってお前たちを粛清する」
「お生憎さまだけど、私たちは崇高な戦士なんてカッコいいもんじゃない。 これから二人がかりであんたのことをボコボコにしてやるつもりなんだけど」
「私にはお前たちが一つに見える。 何の問題も無い」
(愛佳、行くよ)
久住さんの声が心に伝わってきた。
今はもう迷ったって仕方ない。
目の前の敵を倒して、みんなのところに行こう。
そして久住さんのことはそれからみんなで話し合えばいい。
今、久住さんの目が見えないなら、私が久住さんの目になればいい、それだけのことだ。
私は久住さんの手を握った。
一瞬感電したような衝撃が伝わってきた。
久住さんは驚いたようだったけど、構わない。
私の目に見えるもの、私の心で視えたもの。
それを全部正確に伝えるには、この方が伝わりやすいでしょう。
二人の心が重なった。
「稲妻Girl 行きまーす!!」
私たちは一つだ。
「オバサンはやめろ。 私は粛清人A」
「オバサン、何モタモタしてたのよ。 せっかくのチャンスだったのに」
「崇高な戦士の魂に敬意を払ったまでだ。 そして最大限の敬意をもってお前たちを粛清する」
「お生憎さまだけど、私たちは崇高な戦士なんてカッコいいもんじゃない。 これから二人がかりであんたのことをボコボコにしてやるつもりなんだけど」
「私にはお前たちが一つに見える。 何の問題も無い」
(愛佳、行くよ)
久住さんの声が心に伝わってきた。
今はもう迷ったって仕方ない。
目の前の敵を倒して、みんなのところに行こう。
そして久住さんのことはそれからみんなで話し合えばいい。
今、久住さんの目が見えないなら、私が久住さんの目になればいい、それだけのことだ。
私は久住さんの手を握った。
一瞬感電したような衝撃が伝わってきた。
久住さんは驚いたようだったけど、構わない。
私の目に見えるもの、私の心で視えたもの。
それを全部正確に伝えるには、この方が伝わりやすいでしょう。
二人の心が重なった。
「稲妻Girl 行きまーす!!」
私たちは一つだ。
756 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/04(日) 09:46:27.79 O
いくつかの作品にさりげなくリゾナントしてますね
「リゾナンター」を強く感じさせてくれる熱くて心暖まる作品でした
期待を裏切らない展開が胸にきます
「稲妻Girl」…複数形じゃないのがいいですね!
「リゾナンター」を強く感じさせてくれる熱くて心暖まる作品でした
期待を裏切らない展開が胸にきます
「稲妻Girl」…複数形じゃないのがいいですね!
757 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/04(日) 10:29:09.85 0
758 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/04(日) 11:05:35.54 0
>>755
こはりゅううううううう!!と無性に叫びたくなった
こはりゅううううううう!!と無性に叫びたくなった
759 : 118-83-18-11.htoj.j-cnet.jp[] 投稿日:2010/04/04(日) 13:38:34.75 0
盲目の戦士か……
第二段も読みたいねこれ
第二段も読みたいねこれ
760 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/04(日) 17:47:23.22 Q
ホゼナンターQ
761 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/04(日) 18:23:05.39 P
ホゼナンターP
762 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/04(日) 19:17:14.54 0
みんな色々な手段でホゼナントしてるんですね
かくいう私も迂回路からの書き込みですけど
かくいう私も迂回路からの書き込みですけど
763 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/04(日) 21:43:23.25 0
>>755
リゾナンターの優しい嘘の場面から
>あの時から私の心の半分くらいは死んでしまっていた気がする…………
…………………………………………………………………
>……………久住さんに優しい雨が恵みをもたらしますように。
ここの愛佳の独白で泣いた
そしてさらに、
>本当の仲間っていうのは、たとえ離れていたって同じ空を見上げ、同じ星を見つめてる、繋がってるの。
ここの小春の台詞に先ほどの愛佳の独白がリンクしているという……
泣かされたよ……マジで
リゾナンターの優しい嘘の場面から
>あの時から私の心の半分くらいは死んでしまっていた気がする…………
…………………………………………………………………
>……………久住さんに優しい雨が恵みをもたらしますように。
ここの愛佳の独白で泣いた
そしてさらに、
>本当の仲間っていうのは、たとえ離れていたって同じ空を見上げ、同じ星を見つめてる、繋がってるの。
ここの小春の台詞に先ほどの愛佳の独白がリンクしているという……
泣かされたよ……マジで
764 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/04(日) 23:39:21.81 O
2周年の質問企画もどうするかだね
したらばに案上がってるけどみんなの考えはどうなんだろ?
したらばに案上がってるけどみんなの考えはどうなんだろ?
765 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/04(日) 23:56:24.19 0
かなしみさんトリビュートは2周年関係なく企画としてやればいい
もう一つの質問の方2周年企画として固めて進めるのがいいかなと
もう一つの質問の方2周年企画として固めて進めるのがいいかなと
766 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/05(月) 02:25:49.59 P
質問企画いいと思うよ
767 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/05(月) 06:40:08.65 O
質問内容が難しいとこだね
768 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/05(月) 10:12:43.36 O
さゆみって可愛いですよね?
…っていう質問はどうですかなの
…っていう質問はどうですかなの
769 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/05(月) 12:22:35.23 0
ガキさんはボン、キュッ、ボン!だよねっていう質問も入れるのだ
770 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/05(月) 15:26:48.54 0
れいなも(ry
771 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/05(月) 15:44:54.21 O
そういう答えにくい質問はやめとかはった方がええと思います
772 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/05(月) 18:00:08.54 0
愛佳余裕だな
773 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/05(月) 20:08:07.67 0
この前あった作品インデックスのexcelのやつってテンプレに入れたりできんのかな
好きな作者、好きな作品の質問には必要な気がする
好きな作者、好きな作品の質問には必要な気がする
774 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/05(月) 20:37:41.58 0
ろだに残ってたら可能なんでしょうねえ
ただあれからも作品は増え続けてますが
ただあれからも作品は増え続けてますが
775 : [sage] 投稿日:2010/04/05(月) 20:52:26.98 P
Qって何?と聞かれたら
のんきなおばけと答えましょう
まつざきまことでございます
のんきなおばけと答えましょう
まつざきまことでございます
776 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/05(月) 21:24:45.91 O
INDEXの件ですが作品の随時追加は一応してはいます
とはいえ作品自体を直接読めるわけではないのでさほど意味がないかもしれませんが
あ、あと登場人物をまとめてなかった…
質問企画用に「最新版」が入り用という声があるようなら上げる準備はします
とはいえ作品自体を直接読めるわけではないのでさほど意味がないかもしれませんが
あ、あと登場人物をまとめてなかった…
質問企画用に「最新版」が入り用という声があるようなら上げる準備はします
777 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/05(月) 21:33:52.33 0
どの作者さんの作品とかわかるしとても便利なんでINDEX重宝させていただいてます
最新版とか個人的にほしかったりするw
最新版とか個人的にほしかったりするw
778 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/05(月) 23:48:15.58 0
あと1週間なの
779 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/06(火) 01:41:23.15 0
さゆ夜更かしは美容の大敵だよ
780 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/06(火) 03:46:46.82 P
2周年までに大規制解いてやってほしいわー
781 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/06(火) 05:08:29.31 0
全くもってそのとおり
782 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/06(火) 07:03:56.69 O
そして抑えこまれていたリゾナントパワーは縦横無尽にスレを駆け巡る…!
という展開がいいですね
という展開がいいですね
783 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/06(火) 10:22:22.88 Q
その日のためにここはQが守る
784 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/06(火) 12:55:56.03 0
ではわたくしめも
785 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/06(火) 15:24:56.97 0
サーバークラッシュと相次いだこともあってか過去最悪の過疎ぶりかもね
786 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/06(火) 16:47:54.00 O
規制どれだけの規模なんだろう
このスレだけに限らないみたいだもんね
このスレだけに限らないみたいだもんね
787 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/06(火) 16:57:46.19 0
2ちゃんねる全体が縮小の方向に向かってるとしか思えませんな
788 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/06(火) 19:07:18.46 0
他板の過疎っぷりも尋常じゃないね
789 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/06(火) 19:13:09.65 O
7、8時間レスなくても落ちてなかったからねえ
790 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/06(火) 20:01:34.62 0
ツイッターに浮気してる自分がいる
791 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/06(火) 22:06:00.04 O
えりりんと浮気してみたい自分ならいつでもここにいるよ
792 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/06(火) 23:39:16.37 0
保全代わりにかなしみトリビュート参加作を上げさせてください
立候補はしていないのですが…もし作品かぶった方がいらっしゃったらごめんなさい
どの作品へのリゾナントかは後レスで載せたいと思います
立候補はしていないのですが…もし作品かぶった方がいらっしゃったらごめんなさい
どの作品へのリゾナントかは後レスで載せたいと思います
793 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/06(火) 23:41:34.71 0
白く、華奢な背中がすぐ目の前にある。
ちょっと力を入れたら壊れてしまいそうなくらいに繊細な愛の背中が。
だが、れいなは誰よりもよく知っている。
その小さな背中がどれほどに力強く、頼もしく、そして温かいかを―――
* * *
「大丈夫?無理しなくていいんだよ、れいな」
出動準備を整えながら、愛が心配そうな顔を覗かせる。
「なん言うと?今日も置いて行ったりしたら今度は絶対許さんけんね」
殊更に“ぶすくれた”顔を作りながら、れいなはつっけんどんにそう返した。
リゾナンター――かつて光を背負い、闇と戦った者たち。
その光を継ぐ人が目の前にいる。
そして、自分はその人と一緒に戦うと決めたのだ。
「それに今はガキさんもおらんっちゃろ?…れいなが代わりに愛ちゃんの背中護るけん」
僅かに頬を染め無意識に愛から目を逸らしながらも、れいなはそうきっぱりと続けた。
孤独のトンネルの中、笑顔を忘れていた自分に光と温もりをくれた人。
今日を生き、明日へ向かう意味を教えてくれた人。
今度は自分がその大切な人の力になる番だ。
白く、華奢な背中がすぐ目の前にある。
ちょっと力を入れたら壊れてしまいそうなくらいに繊細な愛の背中が。
だが、れいなは誰よりもよく知っている。
その小さな背中がどれほどに力強く、頼もしく、そして温かいかを―――
* * *
「大丈夫?無理しなくていいんだよ、れいな」
出動準備を整えながら、愛が心配そうな顔を覗かせる。
「なん言うと?今日も置いて行ったりしたら今度は絶対許さんけんね」
殊更に“ぶすくれた”顔を作りながら、れいなはつっけんどんにそう返した。
リゾナンター――かつて光を背負い、闇と戦った者たち。
その光を継ぐ人が目の前にいる。
そして、自分はその人と一緒に戦うと決めたのだ。
「それに今はガキさんもおらんっちゃろ?…れいなが代わりに愛ちゃんの背中護るけん」
僅かに頬を染め無意識に愛から目を逸らしながらも、れいなはそうきっぱりと続けた。
孤独のトンネルの中、笑顔を忘れていた自分に光と温もりをくれた人。
今日を生き、明日へ向かう意味を教えてくれた人。
今度は自分がその大切な人の力になる番だ。
794 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/06(火) 23:42:21.68 0
「ありがと、れいな。だけど、絶対に無茶はしたらダメだよ?自分の身を一番に考えるんだよ。いい?」
微笑みながらも心配そうな光を宿す愛の瞳をやはり真っ直ぐは見つめ返せないまま、れいなは「わかっとー」という無愛想な一言だけを返した。
「……よし、じゃあ行こう」
愛の表情から笑顔が消える。
初めての本格的な“戦闘”に赴くれいなの背筋を、表現し難い感覚が滑り落ちた―――
「れいな後ろっ!」
「………っ!」
敵戦闘員の攻撃を辛うじて避け、れいなはその腹に肘を叩き込んだ。
動きが止まったところを思い切り蹴り飛ばす。
―戦闘が始まってどれくらい経っただろう。
10分?5分?それともほんの少ししか経っていないのだろうか。
既に息が上がり始め、注意が散漫になっている自分を、できることなら張り倒したかった。
それなりに自信はあった。
ケンカには慣れていたし、負けたことなど一度もなかったから。
だけど―――“戦闘”とケンカとの違いを自分は甘く見ていた。
次に向かってきた戦闘員に流れるようにカウンターを叩き込みながら、れいなは唇を噛んだ。
何度愛の声に助けられただろう。
それは同時に、自分の存在が愛にとって重荷になっていることを表していた。
「ありがと、れいな。だけど、絶対に無茶はしたらダメだよ?自分の身を一番に考えるんだよ。いい?」
微笑みながらも心配そうな光を宿す愛の瞳をやはり真っ直ぐは見つめ返せないまま、れいなは「わかっとー」という無愛想な一言だけを返した。
「……よし、じゃあ行こう」
愛の表情から笑顔が消える。
初めての本格的な“戦闘”に赴くれいなの背筋を、表現し難い感覚が滑り落ちた―――
「れいな後ろっ!」
「………っ!」
敵戦闘員の攻撃を辛うじて避け、れいなはその腹に肘を叩き込んだ。
動きが止まったところを思い切り蹴り飛ばす。
―戦闘が始まってどれくらい経っただろう。
10分?5分?それともほんの少ししか経っていないのだろうか。
既に息が上がり始め、注意が散漫になっている自分を、できることなら張り倒したかった。
それなりに自信はあった。
ケンカには慣れていたし、負けたことなど一度もなかったから。
だけど―――“戦闘”とケンカとの違いを自分は甘く見ていた。
次に向かってきた戦闘員に流れるようにカウンターを叩き込みながら、れいなは唇を噛んだ。
何度愛の声に助けられただろう。
それは同時に、自分の存在が愛にとって重荷になっていることを表していた。
795 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/06(火) 23:43:01.36 0
敵の数は多い。
れいなに常に気を配り、できるだけ自分の方に敵を引き付けながら戦う愛の負担は相当のものだろう。
もちろん、愛がそんなことでれいなのことを咎めたり不甲斐なく思ったりしないことは分かりきっている。
だからこそ―――自分に腹が立つ。
愛の背中を護るなどと偉そうなことを言っておきながら、実際に自分のしていることといえば愛の足を引っ張ることだけだ。
実際、愛の表情にも疲労が見え始めている。
余裕を持って避けていたはずの攻撃が、いつしか危うく当たりそうになる場面すらあった。
―――力が欲しい
心から思った。
大事な人を護るための力が。
目の前の敵を打ち伏せるための――チカラガホシイ――
「れいな!!」
「しまっ―――」
焦りと苛立ちに捉われた拳が空を切り、れいなは大きく体勢を崩した。
視界の端に、無表情な敵戦闘員とその手に握られた無機質な金属が映る。
―――死―――
れいなの背筋を滑り降りるその感覚は、今度は明確な色を持っていた。
ヒュンッ―――
風を切る音とともに、れいなの頬に生温かい何かが飛び散る。
―――れいなは見た。
いつの間にか自分の前に愛の小さな背中があるのを。
そしてその肩が鋭く切り裂かれ、そこから赤い――――
れいなに常に気を配り、できるだけ自分の方に敵を引き付けながら戦う愛の負担は相当のものだろう。
もちろん、愛がそんなことでれいなのことを咎めたり不甲斐なく思ったりしないことは分かりきっている。
だからこそ―――自分に腹が立つ。
愛の背中を護るなどと偉そうなことを言っておきながら、実際に自分のしていることといえば愛の足を引っ張ることだけだ。
実際、愛の表情にも疲労が見え始めている。
余裕を持って避けていたはずの攻撃が、いつしか危うく当たりそうになる場面すらあった。
―――力が欲しい
心から思った。
大事な人を護るための力が。
目の前の敵を打ち伏せるための――チカラガホシイ――
「れいな!!」
「しまっ―――」
焦りと苛立ちに捉われた拳が空を切り、れいなは大きく体勢を崩した。
視界の端に、無表情な敵戦闘員とその手に握られた無機質な金属が映る。
―――死―――
れいなの背筋を滑り降りるその感覚は、今度は明確な色を持っていた。
ヒュンッ―――
風を切る音とともに、れいなの頬に生温かい何かが飛び散る。
―――れいなは見た。
いつの間にか自分の前に愛の小さな背中があるのを。
そしてその肩が鋭く切り裂かれ、そこから赤い――――
796 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/06(火) 23:43:43.30 0
赤い―――赤い―――赤い―――
視界一面に広がる赤―――――
「れいなっ!!もういいから!お願い!!もうやめて!!」
――――?
一面赤の景色の中に響く、必死な……でも安らぎに満ちた声。
そして、自分の体を強く優しく抱きしめる温かい腕。
「愛……ちゃん?」
我に返ったれいなは、呆然とその声の主の名を呼んだ。
「よかった……もう、大丈夫だから」
いったん体を離した愛は、安心させるようにれいなに微笑みかけると、再びその腕に力を込める。
その温もりを感じながら、れいなは目の前にある光景に愕然としていた。
「愛ちゃん……これ……れいなが……?」
「………うん、発火能力(パイロキネシス)……れいなの眠ってたチカラが暴走したんよ」
辺り一帯は、焼け野原と化していた。
これを――自分が?
じゃあ先ほど視界を覆っていた一面の赤は―――
―――ゾクリ
背筋を這い下りる薄ら寒い感覚に、れいなは思わず愛の背に両手を回した。
赤い―――赤い―――赤い―――
視界一面に広がる赤―――――
「れいなっ!!もういいから!お願い!!もうやめて!!」
――――?
一面赤の景色の中に響く、必死な……でも安らぎに満ちた声。
そして、自分の体を強く優しく抱きしめる温かい腕。
「愛……ちゃん?」
我に返ったれいなは、呆然とその声の主の名を呼んだ。
「よかった……もう、大丈夫だから」
いったん体を離した愛は、安心させるようにれいなに微笑みかけると、再びその腕に力を込める。
その温もりを感じながら、れいなは目の前にある光景に愕然としていた。
「愛ちゃん……これ……れいなが……?」
「………うん、発火能力(パイロキネシス)……れいなの眠ってたチカラが暴走したんよ」
辺り一帯は、焼け野原と化していた。
これを――自分が?
じゃあ先ほど視界を覆っていた一面の赤は―――
―――ゾクリ
背筋を這い下りる薄ら寒い感覚に、れいなは思わず愛の背に両手を回した。
797 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/06(火) 23:44:25.90 0
「つッ―――」
「……?」
僅かに体を強張らせる愛の様子と、自らの手に伝わってきた違和感に、れいなは慌てて愛の背中を検めた。
「ッッ!!!」
そこにあったのは、想像通りの……そして想像したくなかった光景だった。
愛の華奢な背中が大きく露出している。
それを覆っていたはずの服は随所で黒く焦げ、半分以上燃え落ちていた。
そして―――
「……愛…ちゃん…ごめん……れいな…護るとか言いよったくせに……ごめん……ごめんね愛ちゃん……」
護ると決めたはずの小さな背中。
大きく露出したその白い背中の一部が、痛々しく赤く爛れている。
護るどころか、傷つけてしまったのだ。
他ならぬ自分のこの手で、このチカラで―――
「大丈夫。大丈夫だから、泣かないで。れいなのせいじゃないよ」
「やけど……れいなは……」
力を欲した。
大切な人を、大事なものを護るための――強力なチカラを。
だが、そのことが逆に愛を傷つける結果になってしまった。
取り返しのつかない結果に―――
「れいな、力を求めることは間違いじゃないよ」
「!?……間違いや……ない……?」
深く暗い後悔の淵に沈んでいたれいなの心に、愛の言葉は静かな…しかし確かな光となって届いた。
「……?」
僅かに体を強張らせる愛の様子と、自らの手に伝わってきた違和感に、れいなは慌てて愛の背中を検めた。
「ッッ!!!」
そこにあったのは、想像通りの……そして想像したくなかった光景だった。
愛の華奢な背中が大きく露出している。
それを覆っていたはずの服は随所で黒く焦げ、半分以上燃え落ちていた。
そして―――
「……愛…ちゃん…ごめん……れいな…護るとか言いよったくせに……ごめん……ごめんね愛ちゃん……」
護ると決めたはずの小さな背中。
大きく露出したその白い背中の一部が、痛々しく赤く爛れている。
護るどころか、傷つけてしまったのだ。
他ならぬ自分のこの手で、このチカラで―――
「大丈夫。大丈夫だから、泣かないで。れいなのせいじゃないよ」
「やけど……れいなは……」
力を欲した。
大切な人を、大事なものを護るための――強力なチカラを。
だが、そのことが逆に愛を傷つける結果になってしまった。
取り返しのつかない結果に―――
「れいな、力を求めることは間違いじゃないよ」
「!?……間違いや……ない……?」
深く暗い後悔の淵に沈んでいたれいなの心に、愛の言葉は静かな…しかし確かな光となって届いた。
798 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/06(火) 23:45:07.96 0
「人には、何か大切なものを護りたいと思うときが……護らなければならないときが必ずある」
そう言いながらそっとれいなの頭を抱く愛の腕の中で、れいなは微かに頷きを返す。
「でも…その思いだけでは、必ずしもそれは果たせない。その思いを形にできるだけの強い力がなければ、大切なものは護れない」
「力がなければ……護れない……」
「そう。だからね、れいな。力が欲しいというれいなの思いは決して間違ってないんだよ。だけど……」
愛はそこでいったん言葉を切り、そっと腕をほどくとれいなの瞳を見つめた。
「憎しみの感情が求める力は何も生み出さない。……ううん、それはむしろ新たな憎しみや…かなしみを生む」
「……ッ!!」
たった今、自分がしたことはまさにそれだ。
焼け野原となった周囲の景色、そして火傷を負わせた愛の背中が脳裏に浮かび、れいなは唇を噛んだ。
「ごめんね、れいな」
「…えっ?」
唐突に頭を下げる愛に、れいなは戸惑った。
「わたしさえもっとちゃんとしてれば、れいなにこんな思いさせずにすんだのに……」
「そんな……なに言っとー!謝らんといけんのはれいなの方やけん!愛ちゃんに謝られたりしたられいなどうしていいか分からんと!」
一転強い口調で怒ったようにそう言うれいなに、愛は頭を上げて微笑んだ。
「分かった。じゃあもう言わない。だかられいなも、もう泣いたり謝ったりしないで?……ねえ、笑って?」
* * *
そう言いながらそっとれいなの頭を抱く愛の腕の中で、れいなは微かに頷きを返す。
「でも…その思いだけでは、必ずしもそれは果たせない。その思いを形にできるだけの強い力がなければ、大切なものは護れない」
「力がなければ……護れない……」
「そう。だからね、れいな。力が欲しいというれいなの思いは決して間違ってないんだよ。だけど……」
愛はそこでいったん言葉を切り、そっと腕をほどくとれいなの瞳を見つめた。
「憎しみの感情が求める力は何も生み出さない。……ううん、それはむしろ新たな憎しみや…かなしみを生む」
「……ッ!!」
たった今、自分がしたことはまさにそれだ。
焼け野原となった周囲の景色、そして火傷を負わせた愛の背中が脳裏に浮かび、れいなは唇を噛んだ。
「ごめんね、れいな」
「…えっ?」
唐突に頭を下げる愛に、れいなは戸惑った。
「わたしさえもっとちゃんとしてれば、れいなにこんな思いさせずにすんだのに……」
「そんな……なに言っとー!謝らんといけんのはれいなの方やけん!愛ちゃんに謝られたりしたられいなどうしていいか分からんと!」
一転強い口調で怒ったようにそう言うれいなに、愛は頭を上げて微笑んだ。
「分かった。じゃあもう言わない。だかられいなも、もう泣いたり謝ったりしないで?……ねえ、笑って?」
* * *
799 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/06(火) 23:45:59.33 0
白く、華奢な背中がすぐ目の前にある。
ちょっと力を入れたら壊れてしまいそうなくらいに繊細な愛の背中が。
護りたい背中。
傷つけてしまった背中。
大切な背中。
背中の火傷は、今ではほとんど治っている。
その背中をゴシゴシと丁寧に洗い流しながら、れいなは思っていた。
痛々しく刻まれた火傷は、後悔のしるしであり忌むべき自らの恥だ。
だけど、それと同時に―――
「イタッ!れいなワザとやってるでしょ」
「あ、ごめーん。ワザとやないとよ」
大切な愛との思い出――そして絆でもある。
早く治ってほしい。
でも……消えずに残っていてもほしい。
ようやく居場所を見つけた野良猫は、小さく舌を出しながら悪戯っぽく微笑み、愛の背中にそっと指を這わせた。
白く、華奢な背中がすぐ目の前にある。
ちょっと力を入れたら壊れてしまいそうなくらいに繊細な愛の背中が。
護りたい背中。
傷つけてしまった背中。
大切な背中。
背中の火傷は、今ではほとんど治っている。
その背中をゴシゴシと丁寧に洗い流しながら、れいなは思っていた。
痛々しく刻まれた火傷は、後悔のしるしであり忌むべき自らの恥だ。
だけど、それと同時に―――
「イタッ!れいなワザとやってるでしょ」
「あ、ごめーん。ワザとやないとよ」
大切な愛との思い出――そして絆でもある。
早く治ってほしい。
でも……消えずに残っていてもほしい。
ようやく居場所を見つけた野良猫は、小さく舌を出しながら悪戯っぽく微笑み、愛の背中にそっと指を這わせた。
800 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/06(火) 23:47:38.92 0
>>793-799
かなしみ戦隊ファーストシーズンの [30.Ambitious!野心的でいいじゃん](03)117 にリゾナントリビュートさせていただきました
また [03.抱いてHOLD ON ME!](01)891 も僅かに含む形になっています
せっかくコンパクトにまとまっていたものを無駄にそして中途半端に長くしただけの感がアリアリですが……気持ちのものだと思ってお許しくださいませ
かなしみ戦隊ファーストシーズンの [30.Ambitious!野心的でいいじゃん](03)117 にリゾナントリビュートさせていただきました
また [03.抱いてHOLD ON ME!](01)891 も僅かに含む形になっています
せっかくコンパクトにまとまっていたものを無駄にそして中途半端に長くしただけの感がアリアリですが……気持ちのものだと思ってお許しくださいませ
801 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/06(火) 23:49:18.44 O
ちょう乙!!
なんだろう懐かしい気持ちになった
なんだろう懐かしい気持ちになった
802 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/07(水) 00:20:10.01 0
803 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/07(水) 05:09:39.03 0
トリビュートの本格的なスタートに相応しい王道っていう感じの話やったね
面白かった
面白かった
804 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/07(水) 07:36:10.85 0
805 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/07(水) 10:39:12.16 O
从 ´ ヮ`)<こんなに誰か想うの初めてっちゃん…
806 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/07(水) 11:45:26.46 0
プララ解除きたあああああああああああああ
2周年前に解除来るなんて神はいたんだ!!
2周年前に解除来るなんて神はいたんだ!!
807 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/07(水) 11:48:52.12 0
ほんとだこれで会社からもホゼナントし放題だ!
808 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/07(水) 12:07:02.34 0
ソフバンとかはまだっぽいね
他のプロバイダの人達も解除されますように(-(ェ)-人)
他のプロバイダの人達も解除されますように(-(ェ)-人)
809 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/07(水) 14:07:33.18 0
もう規制が当たり前のことになった自分がホゼナント
810 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/07(水) 16:09:06.34 O
ホゼナントって最初に使われたのいつだろ
811 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/07(水) 17:04:09.45 0
調べてみたら多分第8話のこれ↓だった
205 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2008/06/15(日) 06:34:32.32 0
日曜の朝のホゼナント
205 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2008/06/15(日) 06:34:32.32 0
日曜の朝のホゼナント
812 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/07(水) 18:49:22.96 0
よくもまあ見つけ出したこと
813 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/07(水) 20:34:09.43 0
814 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/07(水) 20:57:03.12 0
815 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/07(水) 21:28:52.72 0
2周年って何日?もしかして今日?
816 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/07(水) 21:39:40.64 0
13日かな
それまでに1000行くかな
それまでに1000行くかな
817 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/07(水) 22:40:37.96 O
携帯解除されたんでさっそくホゼナント
818 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/07(水) 23:56:10.94 0
トリビュート作品のタイトルは曲名そのままじゃまずいの?
タイトルいじんない方がトリビュートアルバムっぽくていいと思うんだけど
タイトルいじんない方がトリビュートアルバムっぽくていいと思うんだけど
819 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/08(木) 00:25:34.66 0
かなしみさんの予告に本編があったら・・・
って作品なら予告したタイトルと同じの方がいいと思う
カーメイさんみたいな形だったら新たなタイトルになるのかと
まぁ作者さんの自由ってことでいいんじゃない?
って作品なら予告したタイトルと同じの方がいいと思う
カーメイさんみたいな形だったら新たなタイトルになるのかと
まぁ作者さんの自由ってことでいいんじゃない?
820 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/08(木) 01:01:16.82 0
そうですね 予告編→本編 という形式のものはそのままでいいかなと思います
自分も新たにタイトルをつけるという考えが元々まったくなかったので
ただ「野心的な」というフレーズを作中に入れ忘れてやらかしたなとは思ってますw
自分も新たにタイトルをつけるという考えが元々まったくなかったので
ただ「野心的な」というフレーズを作中に入れ忘れてやらかしたなとは思ってますw
821 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/08(木) 03:01:46.52 0
久しぶりのおやリゾ
822 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/08(木) 06:41:32.27 O
じゃあおはダクネチュ
823 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/08(木) 09:07:50.68 0
もう保全禁止な
824 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/08(木) 09:17:05.80 0
ションナ!!
825 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/08(木) 11:27:56.08 0
よくわからんが小春がダークネスになるために安倍さんに連れられてダクネチュ様に
826 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/08(木) 11:29:40.53 O
羊でやれ
827 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/08(木) 11:32:07.24 O
ダクネチュ様の接待なのかw
828 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/08(木) 12:46:09.97 O
ガキさん嫉妬の巻だね
829 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/08(木) 15:26:52.73 O
あぶね
830 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/08(木) 15:28:39.50 0
マインドコントローラーvs念写能力者の勃発ですね
831 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/08(木) 15:49:20.25 0
2周年記念単発企画コーナーです
ハロプログッズ自慢大会を開催します
自分の持ってるハログッズを自慢するという大会です
よりレア度の高い物を所持している方の優勝となります
ハロプログッズ自慢大会を開催します
自分の持ってるハログッズを自慢するという大会です
よりレア度の高い物を所持している方の優勝となります
832 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/08(木) 17:43:04.59 O
リゾナントグッズなら持ってる
毛糸パンツとか
毛糸パンツとか
833 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/08(木) 18:05:02.12 0
よかったらそれが誰のパンツかだけでも教えてもらえないだろうか
836 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/08(木) 19:28:12.60 0
>>834
三万円!
三万円!
837 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/08(木) 20:37:16.16 O
>>834
に、2億でどうなのだ!!
に、2億でどうなのだ!!
838 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/08(木) 21:19:48.63 O
全力で買い戻す気だねw
839 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/08(木) 21:20:53.51 0
2億リゾは日本円で2千円
840 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/08(木) 22:12:40.97 0
2周年まであと少しだし企画もつめないとね
したらばの20スレ目が~スレに質問きてたしそっちの話し合いもしたいね
したらばの20スレ目が~スレに質問きてたしそっちの話し合いもしたいね
841 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/08(木) 22:20:16.20 0
・何話からスレに参加しましたか?
・どのくらいの作品を読んだり見たりしていますか?(○○%)
・リゾナンター・ダークネスで好きなキャラクターは?
・そのキャラクターの好きなエピソードは? またはポイントは?
(・リゾナンター・ダークネスで誰が最強だと思いますか?)←もういらんかな?
・好きなカプネタがあればどうぞ
・「このタイトルはすごい!」と思った作品はありますか?
・おなたのおすすめギャグ作品は?
・泣けた作品は?
・カッケー!作品は?
・癒された作品は?
・上記にかかわらず、心に残った作品があればどうぞ
・印象的なセリフは?
・こんな話を書きたい、読んでみたい!(作者名指しも可)
・テンプレのここはこうした方がいい(追加・変更・削除)と思うことがありますか?
・その他叫びたい事があればどうぞ!
現状の意見を集約するとこんな感じみたいだね
確かに「誰が最強」なんてのはあまり意味ないかもしれない
・どのくらいの作品を読んだり見たりしていますか?(○○%)
・リゾナンター・ダークネスで好きなキャラクターは?
・そのキャラクターの好きなエピソードは? またはポイントは?
(・リゾナンター・ダークネスで誰が最強だと思いますか?)←もういらんかな?
・好きなカプネタがあればどうぞ
・「このタイトルはすごい!」と思った作品はありますか?
・おなたのおすすめギャグ作品は?
・泣けた作品は?
・カッケー!作品は?
・癒された作品は?
・上記にかかわらず、心に残った作品があればどうぞ
・印象的なセリフは?
・こんな話を書きたい、読んでみたい!(作者名指しも可)
・テンプレのここはこうした方がいい(追加・変更・削除)と思うことがありますか?
・その他叫びたい事があればどうぞ!
現状の意見を集約するとこんな感じみたいだね
確かに「誰が最強」なんてのはあまり意味ないかもしれない
842 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/08(木) 22:54:17.68 0
ちょっと考えてみたけど作品数が増えすぎて回答の整理がつかないやorz
843 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/08(木) 22:59:35.30 0
INDEXの暫定版Ver.2があった方がいいでしょうか?
本当に作品名があるくらいのことですが…
本当に作品名があるくらいのことですが…
844 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/09(金) 00:30:22.97 O
ありがたいです
845 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/09(金) 01:11:28.22 0
うpしちゃいなYO
846 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/09(金) 02:35:05.08 O
847 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/09(金) 06:15:06.26 O
穿いてたとは盲点
848 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/09(金) 10:19:55.14 0
かなしみブルー
849 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/09(金) 11:01:49.36 0
INDEXのVer.2(暫定版)上げておきました
http://www1.axfc.net/uploader/Sc/so/101547
キーワードは「resonant」です
前回の分に41話~43話で上げられた作品名を追加してあります
…そしてそれだけのシロモノです
分類は本当に適当に入れてあります
また 作者名はスレ内で明確になっている方だけを入れさせてもらっています
http://www1.axfc.net/uploader/Sc/so/101547
キーワードは「resonant」です
前回の分に41話~43話で上げられた作品名を追加してあります
…そしてそれだけのシロモノです
分類は本当に適当に入れてあります
また 作者名はスレ内で明確になっている方だけを入れさせてもらっています
850 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/09(金) 12:19:22.52 0
おお乙です
帰宅してから見させてもらいます
帰宅してから見させてもらいます
851 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/09(金) 14:05:07.23 O
超乙です
帰ったらいただきます
帰ったらいただきます
852 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/09(金) 16:24:00.22 O
おなじく
853 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/09(金) 18:12:07.56 0
これ何?ゲーム?
落としたけど使い方が分からない
落としたけど使い方が分からない
855 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/09(金) 22:05:33.29 O
あぶね
856 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/09(金) 22:46:14.52 0
ホゼナンターたちどうした?
新年度の飲み会とかの人が多いのかな
新年度の飲み会とかの人が多いのかな
857 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/09(金) 23:57:05.78 0
いただきました
859 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/10(土) 01:00:44.61 0
860 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/10(土) 01:09:05.55 0
>>858
Excel Viewer 使うといいよ
Excel Viewer 使うといいよ
861 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/10(土) 01:57:12.92 0
かなしみトリビュートと平行して普通の作品も上がると嬉しいな
862 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/10(土) 04:39:14.01 0
作家の人も忙しいんだろうな
863 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/10(土) 08:35:09.03 O
まだ全体的に板自体が静かだもんね
864 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/10(土) 10:33:48.34 O
今日は大宮?
865 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/10(土) 10:36:56.90 O
続き物作者さんたちはどうなのかなあ
もうやめちゃった人も多いんだろうか
もうやめちゃった人も多いんだろうか
866 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/10(土) 11:06:07.42 0
初期の書き手です
最近は時間もなく巡回はしてるけどほとんど読めてないので
共鳴はないし逆にネタが被ったり設定が乖離したりするのが怖い
最近は時間もなく巡回はしてるけどほとんど読めてないので
共鳴はないし逆にネタが被ったり設定が乖離したりするのが怖い
867 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/10(土) 11:36:59.22 O
そういう遠慮はしないでくださいよぉ
868 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/10(土) 13:07:12.51 0
やっとランチリゾ
869 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/10(土) 13:36:48.66 0
設定なんかどうせ作者の数だけあるのがこのスレだしネタ被りは作者ごとのバリエーションが楽しめるし
気にせず書けばおk
それより明日の日付絡みでダークネス話1本書きかけてるけど現メンは出てこないわそもそもハロー外の
人まで出るわでどうしたもんかと
気にせず書けばおk
それより明日の日付絡みでダークネス話1本書きかけてるけど現メンは出てこないわそもそもハロー外の
人まで出るわでどうしたもんかと
870 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/10(土) 14:15:10.39 0
明日ってなんだっけ…?
871 : 名無し募集中。。。[sage] 投稿日:2010/04/10(土) 14:22:30.43 O
m411か
872 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/10(土) 14:22:57.83 0
>>869
いいと思うよ
いいと思うよ
873 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/10(土) 15:10:00.36 O
2周年を前にマノエリからの挑戦かw
いいね
いいね
874 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/10(土) 17:02:06.02 O
明日新作くるのね
wktk
wktk
875 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/10(土) 19:13:35.86 O
よし頑張ってみるか
876 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/10(土) 19:58:06.52 0
癒された作品ほしいな やっぱ年だ
877 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/10(土) 21:06:17.14 0
コナンみたいな推理小説っぽいのが読みたいな
犯人は誰だみたいな
犯人は誰だみたいな
878 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/10(土) 21:15:08.89 O
そのリクエスト前にも出てたね
でも書く方としてはハードル高そうだからなあ
でも書く方としてはハードル高そうだからなあ
879 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/10(土) 22:24:04.64 0
巨大な製氷機で氷漬けにされた“氷の魔女”。
ビル破壊用の鉄球で全身を砕かれた粛清人A。
ダークネスのコードネーム持ちの能力者が相次いで殺害された。
それも彼女たちによって葬られた犠牲者と同じ死に様を晒して。
彼女たちを倒せる能力者は限られている。
リゾナンターのリーダー、高橋愛。
ダークネス最強の能力者、“鋼翼の悪魔”後藤真希。
高橋愛の行動はリゾナンターに潜入したスパイ新垣里沙や、リゾナント周辺に設置されたセンサーで監視されていた。
当然、疑惑の目は後藤真希に向けられた。
後藤を詰問するダークネスの首魁、中澤裕子。
「藤本や松浦をあれだけ鮮やかに倒せるのは世界でお前と高橋ぐらいのもんや。
で、高橋の線が消えたとなると残るのは後藤、あんただけってことになる」
「あたしがやったなら、あんなまどろっこしいことはしないよ。 裕ちゃんもオメデタイね」
中澤に嘲笑を浴びせる後藤。
後藤の前に立ちはだかる矢口真里と保田圭、二人の能力者殺し。
「犯人はあたしが捕まえて晒してあげるよ」
ダークネス本部の施設を破壊して、その漆黒の翼で飛び去る後藤真希。
…だが、それが彼女の生きている最後の姿だった。
翌朝、摩天楼のガーゴイルに胸を貫かれて息絶えた後藤真希の姿が発見された。
次なる標的は粛清人R?
敢然と仲間の敵を討つ決意をしたR。
そんなRを姿無き犯人の手から守るべく、吉澤ひとみの犯人探しが始まった。
ビル破壊用の鉄球で全身を砕かれた粛清人A。
ダークネスのコードネーム持ちの能力者が相次いで殺害された。
それも彼女たちによって葬られた犠牲者と同じ死に様を晒して。
彼女たちを倒せる能力者は限られている。
リゾナンターのリーダー、高橋愛。
ダークネス最強の能力者、“鋼翼の悪魔”後藤真希。
高橋愛の行動はリゾナンターに潜入したスパイ新垣里沙や、リゾナント周辺に設置されたセンサーで監視されていた。
当然、疑惑の目は後藤真希に向けられた。
後藤を詰問するダークネスの首魁、中澤裕子。
「藤本や松浦をあれだけ鮮やかに倒せるのは世界でお前と高橋ぐらいのもんや。
で、高橋の線が消えたとなると残るのは後藤、あんただけってことになる」
「あたしがやったなら、あんなまどろっこしいことはしないよ。 裕ちゃんもオメデタイね」
中澤に嘲笑を浴びせる後藤。
後藤の前に立ちはだかる矢口真里と保田圭、二人の能力者殺し。
「犯人はあたしが捕まえて晒してあげるよ」
ダークネス本部の施設を破壊して、その漆黒の翼で飛び去る後藤真希。
…だが、それが彼女の生きている最後の姿だった。
翌朝、摩天楼のガーゴイルに胸を貫かれて息絶えた後藤真希の姿が発見された。
次なる標的は粛清人R?
敢然と仲間の敵を討つ決意をしたR。
そんなRを姿無き犯人の手から守るべく、吉澤ひとみの犯人探しが始まった。
880 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/10(土) 22:24:55.45 0
みたいなのを書きかけたことがあるんですけどね。
犯人探しが主題ではないです。
能力者が犯人だとフェアなミステリーが成立しがたいんですし。
ぺっぱあさんの「黒い羊」が上げられた際に、よし俺の手で鋼翼の悪魔を倒してやるぜという思いから書きはじめたんですけどねw
あ、犯人は安倍さんとか新垣さんではありません。
最後はRに化けた吉澤さんと真犯人の対決があって、全ての黒幕がいてみたいな感じです
とまあ相変わらずPC規制続きで作品を書く気勢が上がらない住人がホゼナントです。
犯人探しが主題ではないです。
能力者が犯人だとフェアなミステリーが成立しがたいんですし。
ぺっぱあさんの「黒い羊」が上げられた際に、よし俺の手で鋼翼の悪魔を倒してやるぜという思いから書きはじめたんですけどねw
あ、犯人は安倍さんとか新垣さんではありません。
最後はRに化けた吉澤さんと真犯人の対決があって、全ての黒幕がいてみたいな感じです
とまあ相変わらずPC規制続きで作品を書く気勢が上がらない住人がホゼナントです。
881 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/10(土) 22:51:44.83 0
リゾスレの毛利小五郎と呼ばれて久しい俺の推理によればすべての黒幕は「作者」だな間違いない
こういうのも目新しくて惹かれるねー
こういうのも目新しくて惹かれるねー
882 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/11(日) 00:19:58.88 0
読者に犯人を推理させようとする小説って普通に難しいよね
推理漫画や小説なんて読者が推理して当てるなんて不可能なんでしょ
ちょっとスレチか?w
推理漫画や小説なんて読者が推理して当てるなんて不可能なんでしょ
ちょっとスレチか?w
883 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/11(日) 00:23:15.40 0
最後のレスで犯人登場でええやんw
ブーイング来るなw
ブーイング来るなw
884 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/11(日) 00:25:11.97 0
__, , ,,-- --、_ ハ
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レ' リ リ ヽ::f´"「{``トト、 }`‐{ ッ'゙{ ゝ辷ソ ノ レ'../../こi`}
t-iヽ{ ゞ;;;ソ l ̄ゝ, ー‐ '´ ノ (_,ノ ノ
ヽゝ、`ー'"、_ `ー ---‐'´r'´ _,/
`弋‐‐'´ _,-‐‐‐-、 /⌒゙i弋;ゝ 犯人はお前だ!
ヽ、 ヽ, ノ f !____
`ニ=、_____,,∠_{ }___:::ヾヽ
゙、:::::::r:::r'´::::::「` ノ/ `、__::゙ヽ
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ノi:/`フ´ _ン‐‐‐く / / ゙‐}
,イ:<_::;ィ/ r'´ 〈 ,ィ' / ./
f::::r‐'´〈 廴_,,,-‐''ー‐‐辷、_,ィ'´ _,ノ
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`弋‐‐'´ _,-‐‐‐-、 /⌒゙i弋;ゝ 犯人はお前だ!
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885 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/11(日) 00:28:46.34 0
犯人はコナン・ザ・グレートとかだったら興奮する
886 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/11(日) 01:33:36.30 0
過去の作品でいうと
おなら事件の話と愛佳脚本の小春探偵の話が推理物っぽいねw
おなら事件の話と愛佳脚本の小春探偵の話が推理物っぽいねw
887 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/11(日) 02:38:52.46 O
あと2日…!
888 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/11(日) 04:00:53.31 0
おやリゾ
889 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/11(日) 06:47:50.87 O
日曜日の朝
890 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/11(日) 08:55:56.56 O
川*^A^)<道重さんいつまで寝てるデスか
从*・ 。.・)<うーん…体で返してもらうの…
川;^A^)<何の夢見てるデスか……
从*・ 。.・)<うーん…体で返してもらうの…
川;^A^)<何の夢見てるデスか……
891 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/11(日) 09:58:35.83 0
一瞬スレを間違えたかとおもったわ
892 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/11(日) 10:56:28.72 0
そういうこともあるね
893 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/11(日) 11:38:20.19 0
皆さんはさゆの文章の面白さに嫉妬したことってありますか?
894 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/11(日) 13:23:10.58 O
いや 嫉妬はないですねw
895 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/11(日) 13:37:57.97 0
いなり寿司を吸い込むように食べたって表現は面白いなって感心しました
想像して笑っちゃった
想像して笑っちゃった
896 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/11(日) 14:23:43.28 0
彼女は悲しみに沈んでいた。
自分に他の人間とは違った力があると気付いたのはあれはまだ小学生の頃。
成長に伴い次第に強くなる力に、両親は彼女をある機関に預ける事を決めた。
そこは彼女のような人間を集め、一般社会と軋轢を起こさずに生活できるよう
教育を施し、かつその能力を社会のために役立てる事を目的とする機関。
やがて大人になり、自信の能力を完全に制御出来るだけの精神力と社会性を
身に着けた彼女は、ふと故郷に帰りたくなった。
東京から飛行機で1時間半、さらに空港からバスで1時間以上の故郷は、しかし
彼女の記憶にある風景とは全く違う姿になっていた。
子供の頃に遊んだ広場には大きなビルが。
よく家族で行ったあの海も埋め立てられ、砂浜もなくなってしまっている。
そしてあの頃は山にも海にも溢れていた生命力が今ではすっかり衰えてしまって、
何より、人が生活している気配がほとんど感じられない。
自然と引き替えに手に入れた便利。
それでも所詮都会からずいぶん離れたこの地から人が出て行くのは止められず、
後に残されたのは結局、見る影もなくなったコンクリートに覆われる山肌や海岸線。
昼間でもほとんど人通りのない寂れた駅前の商店街。
自分に他の人間とは違った力があると気付いたのはあれはまだ小学生の頃。
成長に伴い次第に強くなる力に、両親は彼女をある機関に預ける事を決めた。
そこは彼女のような人間を集め、一般社会と軋轢を起こさずに生活できるよう
教育を施し、かつその能力を社会のために役立てる事を目的とする機関。
やがて大人になり、自信の能力を完全に制御出来るだけの精神力と社会性を
身に着けた彼女は、ふと故郷に帰りたくなった。
東京から飛行機で1時間半、さらに空港からバスで1時間以上の故郷は、しかし
彼女の記憶にある風景とは全く違う姿になっていた。
子供の頃に遊んだ広場には大きなビルが。
よく家族で行ったあの海も埋め立てられ、砂浜もなくなってしまっている。
そしてあの頃は山にも海にも溢れていた生命力が今ではすっかり衰えてしまって、
何より、人が生活している気配がほとんど感じられない。
自然と引き替えに手に入れた便利。
それでも所詮都会からずいぶん離れたこの地から人が出て行くのは止められず、
後に残されたのは結局、見る影もなくなったコンクリートに覆われる山肌や海岸線。
昼間でもほとんど人通りのない寂れた駅前の商店街。
897 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/11(日) 14:24:31.76 0
彼女は思う。
いったい人間はどれだけの自然を犠牲にして、それで何を手に入れてきたのか。
それでみんなが幸せになっているのならまだしも、世界中、いやこの国ですら、
みんな何かの悲しみを、憎しみを抱えて生きている。
こんなことがこれからもあちこちで繰り返されていくのか。
否、むしろ人間の存在そのものがストレス。
ストレスが、地球を駄目にする。
このまではいずれ――――ならばいっそ、、。
――――――――――――――――そして彼女は闇となった。
いったい人間はどれだけの自然を犠牲にして、それで何を手に入れてきたのか。
それでみんなが幸せになっているのならまだしも、世界中、いやこの国ですら、
みんな何かの悲しみを、憎しみを抱えて生きている。
こんなことがこれからもあちこちで繰り返されていくのか。
否、むしろ人間の存在そのものがストレス。
ストレスが、地球を駄目にする。
このまではいずれ――――ならばいっそ、、。
――――――――――――――――そして彼女は闇となった。
898 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/11(日) 14:26:04.45 0
899 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/11(日) 14:55:25.00 O
こくえけんのシリアスVer.ですね
闇を語るのもまたこのスレの裾野を広げる感があっていいですよね
後編待ってます
闇を語るのもまたこのスレの裾野を広げる感があっていいですよね
後編待ってます
900 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/11(日) 16:22:25.22 0
後編にwktk
901 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/11(日) 17:02:57.19 0
壮大な物語のプロローグっぽい感じもあるけど後編に期待age
902 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/11(日) 17:03:45.07 0
自らをあえてDarknessと呼んだ彼女の周りには、やがて同じ思想を持つものが集まり、
またその能力ゆえに迫害を受けた者の集う場所ともなった。
そうしていつしかかつて彼女が所属していた機関を遙かに越える規模の組織へと進化し、
またそれに対峙するべくかつての機関も変化を遂げた。
ASA=YANと呼ばれる元・エスパー研究所である。
DarknessとASA=YANが各地で戦いを繰り広げているある日、彼女は副官を呼び寄せた。
組織のナンバー2、元はといえばASA=YANの主力部隊の設立メンバーであったが、
司令官との対立から袂を分かち、現在の地位に至る。
「――引退、ですか?」
ナンバー2、中澤は自分の耳を疑った。
無理もない。「彼女」が語ったこととは、自分が一線を退こうと考えていること。
ひいてはその後任を中澤に任せたいということだったからである。
もちろん副官である以上、後任に自分が指名されることは驚くに値しない。
しかし、引退とは。
今では組織を率いる立場にもかかわらず戦線に参加する彼女は、先日も自分と共に敵の
一部隊を殲滅したばかりである。引退を口にするような力の衰えも見られない。
それなのに何故、と問いただす中澤に彼女は答える。
「私がオバサンになっても現役のつもりではいたけれども」
もちろん力は衰えていない。それどころか以前より強くなっているのを感じる。
しかしそれ故に制御が難しくなっているのだと彼女は語った。
このまま行けば敵のみならず味方も危険に晒すことになる。
そうなる前にこの力を封印するというのが彼女の決断であった。
またその能力ゆえに迫害を受けた者の集う場所ともなった。
そうしていつしかかつて彼女が所属していた機関を遙かに越える規模の組織へと進化し、
またそれに対峙するべくかつての機関も変化を遂げた。
ASA=YANと呼ばれる元・エスパー研究所である。
DarknessとASA=YANが各地で戦いを繰り広げているある日、彼女は副官を呼び寄せた。
組織のナンバー2、元はといえばASA=YANの主力部隊の設立メンバーであったが、
司令官との対立から袂を分かち、現在の地位に至る。
「――引退、ですか?」
ナンバー2、中澤は自分の耳を疑った。
無理もない。「彼女」が語ったこととは、自分が一線を退こうと考えていること。
ひいてはその後任を中澤に任せたいということだったからである。
もちろん副官である以上、後任に自分が指名されることは驚くに値しない。
しかし、引退とは。
今では組織を率いる立場にもかかわらず戦線に参加する彼女は、先日も自分と共に敵の
一部隊を殲滅したばかりである。引退を口にするような力の衰えも見られない。
それなのに何故、と問いただす中澤に彼女は答える。
「私がオバサンになっても現役のつもりではいたけれども」
もちろん力は衰えていない。それどころか以前より強くなっているのを感じる。
しかしそれ故に制御が難しくなっているのだと彼女は語った。
このまま行けば敵のみならず味方も危険に晒すことになる。
そうなる前にこの力を封印するというのが彼女の決断であった。
903 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/11(日) 17:05:05.29 0
自らに対して精神制御を施し、幼少期へ退行させる。
ただしそれには依代となる身体が必要になるため、実行にはまだしばらくの時間を要した。
数ヶ月の探索の末、選ばれたのは一人の少女。
先日市街地での交戦の際、巻き込まれる形で生命を落とした一般人である。
幸いにして身体に損傷はほとんど無く、ただ意識だけが戻らないままにその生涯を閉じた。
中澤の密命により依り代となるべき存在を探していた秘密部隊により速やかにその身体は
回収され、中澤の元へ届けられた。
準備が整い、早速封印作業が開始される。
さすがに自分で自分を封印するというのは困難なため、数人の精神操作系の能力者が
補助に付いた。
処理は成功し、少女は目覚めた。
自分が闇と呼ばれる存在であった頃の記憶は能力とともに封印された。
なおこのことは極秘裏に行われ、中澤の他には実際に立ち会った数人の能力者以外には
詳細は知らされていない。
そして少女は訓練生の一人として組織に加わえられた。
* * *
それから数年の時が流れ、その間に敵はASA=YANからリゾナンターに変わった。
今は一人の戦士として成長した彼女を見て中澤は思う。
やがて来るであろう最終決戦の時、彼女はもちろん戦線に立つであろう。
状況によっては封印が解かれてしまうかもしれない。
その時はおそらく誰一人――――。
コードネームm411。
彼女はまだ自分の真の姿を知らない。
ただしそれには依代となる身体が必要になるため、実行にはまだしばらくの時間を要した。
数ヶ月の探索の末、選ばれたのは一人の少女。
先日市街地での交戦の際、巻き込まれる形で生命を落とした一般人である。
幸いにして身体に損傷はほとんど無く、ただ意識だけが戻らないままにその生涯を閉じた。
中澤の密命により依り代となるべき存在を探していた秘密部隊により速やかにその身体は
回収され、中澤の元へ届けられた。
準備が整い、早速封印作業が開始される。
さすがに自分で自分を封印するというのは困難なため、数人の精神操作系の能力者が
補助に付いた。
処理は成功し、少女は目覚めた。
自分が闇と呼ばれる存在であった頃の記憶は能力とともに封印された。
なおこのことは極秘裏に行われ、中澤の他には実際に立ち会った数人の能力者以外には
詳細は知らされていない。
そして少女は訓練生の一人として組織に加わえられた。
* * *
それから数年の時が流れ、その間に敵はASA=YANからリゾナンターに変わった。
今は一人の戦士として成長した彼女を見て中澤は思う。
やがて来るであろう最終決戦の時、彼女はもちろん戦線に立つであろう。
状況によっては封印が解かれてしまうかもしれない。
その時はおそらく誰一人――――。
コードネームm411。
彼女はまだ自分の真の姿を知らない。
904 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/11(日) 17:06:46.17 0
905 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/11(日) 17:22:03.49 0
おお真野ちゃんがかつて中澤さんを従えていたとは!w 面白い発想です
906 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/11(日) 17:33:54.28 O
なるほどこういう繋がり方をするとは…!
まさに壮大な物語のプロローグといった赴きですね
是非とも広げていってほしいです
まさに壮大な物語のプロローグといった赴きですね
是非とも広げていってほしいです
907 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/11(日) 17:36:57.81 0
つまり真野ちゃんの前世はあの人って事か
なるほど
なるほど
908 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/11(日) 17:53:56.70 0
909 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/11(日) 18:31:26.66 0
910 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/11(日) 20:09:44.97 0
お待たせしました(誰も待ってねえって
薄っぺらいプロットを陳腐な表現で綴るシリーズを上げさせていただきたいと存じます。
>>495-505の続きです。
無駄に長くなってしまった上に、当方の通信環境が改善されませんので3回に分割させて投下させていただきます。
薄っぺらいプロットを陳腐な表現で綴るシリーズを上げさせていただきたいと存じます。
>>495-505の続きです。
無駄に長くなってしまった上に、当方の通信環境が改善されませんので3回に分割させて投下させていただきます。
911 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/11(日) 20:10:47.99 0
モーニング戦隊リゾナンターR
【前回のストーリー】
「A」の操るジェットストライカーでたどり着いた新しい世界で愛は石川梨華という能力者と出会った。
最高レベルのサイコキノでありながら、小さな一軒家でままごとのような暮らしを送る梨華を見守る"俺”。
“俺”の口から明かされる石川梨華の過去。
それは粛清人Rがリゾナンターに打ち破られた記憶であり、悪の組織ダークネスがその活動を停止した記録でもあった。
"俺”に教えられたリゾナンターの拠点“喫茶リゾナント”に向かう愛。
一方"俺”が務める株式会社ダークネスを黒ずくめの男 J が襲った。 「全てのRは私が倒す」
第15話 「Returnee―全てはRの為に―」
「暫く休業します」 ボードが掲げられた喫茶店の前に佇む愛。
俺の言葉通り、喫茶リゾナントは休業中だった。
予想はしていたが、リゾナンターの姿を見ることが叶わず愛は落胆した。
(“俺”さんはこの世界の危機を救う為の戦いって言っとった。 何か大きなうねりがこの世界にも迫っている?)
店の周囲を歩き回り外観を確かめる愛。
(何か微妙に違うな。 私の元居た世界のリゾナントとは。 そして後藤さんの居た喫茶店とも。)
常夜の世界で戦った後藤真希。
愛の放った光を避けることなく、受け止めて逝ってしまった真希の最後の思念は未だに愛の中に残っている。
それが苦痛でも憎悪でもなく、安らぎすら感じさせるものだったことは、愛を苦しめていた。
(いっそ、私のことを憎んで、憎んで、憎みぬいていてくれれば…)
【前回のストーリー】
「A」の操るジェットストライカーでたどり着いた新しい世界で愛は石川梨華という能力者と出会った。
最高レベルのサイコキノでありながら、小さな一軒家でままごとのような暮らしを送る梨華を見守る"俺”。
“俺”の口から明かされる石川梨華の過去。
それは粛清人Rがリゾナンターに打ち破られた記憶であり、悪の組織ダークネスがその活動を停止した記録でもあった。
"俺”に教えられたリゾナンターの拠点“喫茶リゾナント”に向かう愛。
一方"俺”が務める株式会社ダークネスを黒ずくめの男 J が襲った。 「全てのRは私が倒す」
第15話 「Returnee―全てはRの為に―」
「暫く休業します」 ボードが掲げられた喫茶店の前に佇む愛。
俺の言葉通り、喫茶リゾナントは休業中だった。
予想はしていたが、リゾナンターの姿を見ることが叶わず愛は落胆した。
(“俺”さんはこの世界の危機を救う為の戦いって言っとった。 何か大きなうねりがこの世界にも迫っている?)
店の周囲を歩き回り外観を確かめる愛。
(何か微妙に違うな。 私の元居た世界のリゾナントとは。 そして後藤さんの居た喫茶店とも。)
常夜の世界で戦った後藤真希。
愛の放った光を避けることなく、受け止めて逝ってしまった真希の最後の思念は未だに愛の中に残っている。
それが苦痛でも憎悪でもなく、安らぎすら感じさせるものだったことは、愛を苦しめていた。
(いっそ、私のことを憎んで、憎んで、憎みぬいていてくれれば…)
912 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/11(日) 20:11:37.33 0
善良で純真な女性だと思っていた石川梨華が粛清人というもう一つの顔を持っていたことも愛の心を暗くしていた。
(こっそりと物陰からでも、リゾナントの皆の顔を見れば元気を貰えると思ったけど。 こうなったら…)
愛の掌には鍵が握り締められていた。
それは愛が元居た世界のリゾナントの鍵だった。
(多分この鍵で開く筈。 もしダメだったらあきらめて石川さんの家で「A」と落ち合おう)
リゾナンターの姿が見られないなら、リゾナントの雰囲気でも味わおうと思った愛。
鍵は何の抵抗も無く鍵穴に入ったが、回して解錠することは出来なかった。
(えっ、嘘や)
錆びついて回りにくいのかもと思った愛は、力を入れようと前屈みの姿勢になった。
そんな愛の頭上を何かが通過して弾けた気配が。
(えっ、あたし、撃たれた?)
愛の頭と同じ高さの部分に穴が開いていた。
焦げ臭い匂いがする。
慌てて向き直り、銃撃してきた相手を確認しようとするが、見つけることは出来ない。
(まさか瞬間移動、それとも目で見れないぐらい遠くから撃ってきた…!)
自分に向けられている明確な敵意を感じた愛。
再び襲ってくる銃弾を感じる。
チカラを発動させて安全な場所に跳ばなければと思ったが、圧倒的な殺意に射竦められて身動きがとれない。
鈍く光る銃弾が自分をめがけて跳んでくるのが見えた。
善良で純真な女性だと思っていた石川梨華が粛清人というもう一つの顔を持っていたことも愛の心を暗くしていた。
(こっそりと物陰からでも、リゾナントの皆の顔を見れば元気を貰えると思ったけど。 こうなったら…)
愛の掌には鍵が握り締められていた。
それは愛が元居た世界のリゾナントの鍵だった。
(多分この鍵で開く筈。 もしダメだったらあきらめて石川さんの家で「A」と落ち合おう)
リゾナンターの姿が見られないなら、リゾナントの雰囲気でも味わおうと思った愛。
鍵は何の抵抗も無く鍵穴に入ったが、回して解錠することは出来なかった。
(えっ、嘘や)
錆びついて回りにくいのかもと思った愛は、力を入れようと前屈みの姿勢になった。
そんな愛の頭上を何かが通過して弾けた気配が。
(えっ、あたし、撃たれた?)
愛の頭と同じ高さの部分に穴が開いていた。
焦げ臭い匂いがする。
慌てて向き直り、銃撃してきた相手を確認しようとするが、見つけることは出来ない。
(まさか瞬間移動、それとも目で見れないぐらい遠くから撃ってきた…!)
自分に向けられている明確な敵意を感じた愛。
再び襲ってくる銃弾を感じる。
チカラを発動させて安全な場所に跳ばなければと思ったが、圧倒的な殺意に射竦められて身動きがとれない。
鈍く光る銃弾が自分をめがけて跳んでくるのが見えた。
913 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/11(日) 20:12:22.90 0
(わたしの旅もここで終わってしまう…)
目的を果たせずに旅を終えてしまうことへの焦燥感と、旅を続けなくていいという安堵の思いが同時に駆けめぐった―ほんの1秒に満たない時間の間に。
銃弾が迫り思わず目を閉じてしまう愛。
(一発目と同じくらい正確に頭部を狙ってくれたら、苦しまずに逝けるんだろうな)
しかし弾丸が愛の身体を傷つけることはなかった。
(…一体どういう…)
恐る恐る目を開けると、そこには黒ずくめで長身の男が愛に背を向けて立っていた。
身体の横に伸ばした手の指先には銃弾が挟まれている。
「どうやら狙撃用のライフルで撃たれたようだな」 感情を失ったかのような男の声が響く。
「あっ、どうも。 助けて貰ったみたいで本当に」
予想もしなかった救いの手を差し伸べられて戸惑ったのか口ごもる愛。
「お前はi、いや高橋愛か?」
「えっ、へえ、まあそういえばそうなんですけども、何と言ったら判って貰えるか」
「随分と厳しい日本語だな」 男の頬が僅かに緩んでいる。
「喫茶リゾナントを訪ねてみたら、お前と会えるとはな。 私の名はJ。
高橋愛、お前に聞いて欲しいことがある。 ここでは人目を惹いてしまう。 出来ればその喫茶店の中で話をしたいのだが。」
(わたしの旅もここで終わってしまう…)
目的を果たせずに旅を終えてしまうことへの焦燥感と、旅を続けなくていいという安堵の思いが同時に駆けめぐった―ほんの1秒に満たない時間の間に。
銃弾が迫り思わず目を閉じてしまう愛。
(一発目と同じくらい正確に頭部を狙ってくれたら、苦しまずに逝けるんだろうな)
しかし弾丸が愛の身体を傷つけることはなかった。
(…一体どういう…)
恐る恐る目を開けると、そこには黒ずくめで長身の男が愛に背を向けて立っていた。
身体の横に伸ばした手の指先には銃弾が挟まれている。
「どうやら狙撃用のライフルで撃たれたようだな」 感情を失ったかのような男の声が響く。
「あっ、どうも。 助けて貰ったみたいで本当に」
予想もしなかった救いの手を差し伸べられて戸惑ったのか口ごもる愛。
「お前はi、いや高橋愛か?」
「えっ、へえ、まあそういえばそうなんですけども、何と言ったら判って貰えるか」
「随分と厳しい日本語だな」 男の頬が僅かに緩んでいる。
「喫茶リゾナントを訪ねてみたら、お前と会えるとはな。 私の名はJ。
高橋愛、お前に聞いて欲しいことがある。 ここでは人目を惹いてしまう。 出来ればその喫茶店の中で話をしたいのだが。」
914 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/11(日) 20:13:08.54 0
結局愛の持っている鍵ではリゾナントへ入ることが出来なかった。
苛立ってドアノブを乱暴に扱う愛の様子を見ていた男は、愛を横に退かせると自分の手をかざす、ガチャッと鍵が開く音がした。
「わっ、すげえ。」
「私のチカラ―磁力制御を以てすればこの程度は容易いことだ。 だがお前なら扉を使わずに中に入ることが出来ただろうに」
「それは思いつかんかったです」
「とにかく中に入ろう」
リゾナントの客席に座る男。
愛はカウンターの中で何やら物色している。
「助けてもろうたお礼にコーヒーを淹れたいんやけど、中々見つからなくて」
「好意だけ頂いておく。 私も急ぎの用事がある。
此処に来て私の話を聞いてくれないか。 私の嘘偽り無い気持ちをお前に伝えたい。
だからお前のチカラで私の心を読みながら、話を聞いてくれ。 精神のロックは解除してある」
男の言葉を聞いて愛の顔が真剣味を帯びた。
男と向かい合わせに座る。
「私には夢があった…」
Jの語る夢、それは新世界の建設。
Jや愛のような能力者が他の誰かに恐れられ忌み嫌われることもなく、自分で自分を恥じることもない世界。
能力者の持つチカラは個性として全ての人に認められる。
運動神経に秀でた者、歌で人の心を掴める者、頭脳優秀な者はその個性を賞される。
そして場合によっては才能に応じた報酬を得られるように、全ての能力者が自分の能力に誇りを持てる世界。
そんな世界を作り、そこで生きたいと熱く語るJ。
「だが、理想と現実は往々にしてかけ離れているものだ…」
結局愛の持っている鍵ではリゾナントへ入ることが出来なかった。
苛立ってドアノブを乱暴に扱う愛の様子を見ていた男は、愛を横に退かせると自分の手をかざす、ガチャッと鍵が開く音がした。
「わっ、すげえ。」
「私のチカラ―磁力制御を以てすればこの程度は容易いことだ。 だがお前なら扉を使わずに中に入ることが出来ただろうに」
「それは思いつかんかったです」
「とにかく中に入ろう」
リゾナントの客席に座る男。
愛はカウンターの中で何やら物色している。
「助けてもろうたお礼にコーヒーを淹れたいんやけど、中々見つからなくて」
「好意だけ頂いておく。 私も急ぎの用事がある。
此処に来て私の話を聞いてくれないか。 私の嘘偽り無い気持ちをお前に伝えたい。
だからお前のチカラで私の心を読みながら、話を聞いてくれ。 精神のロックは解除してある」
男の言葉を聞いて愛の顔が真剣味を帯びた。
男と向かい合わせに座る。
「私には夢があった…」
Jの語る夢、それは新世界の建設。
Jや愛のような能力者が他の誰かに恐れられ忌み嫌われることもなく、自分で自分を恥じることもない世界。
能力者の持つチカラは個性として全ての人に認められる。
運動神経に秀でた者、歌で人の心を掴める者、頭脳優秀な者はその個性を賞される。
そして場合によっては才能に応じた報酬を得られるように、全ての能力者が自分の能力に誇りを持てる世界。
そんな世界を作り、そこで生きたいと熱く語るJ。
「だが、理想と現実は往々にしてかけ離れているものだ…」
915 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/11(日) 20:13:55.73 0
理想の未来へたどり着くために、生きなければならなかった過酷な現実。
共に夢を実現する仲間も、術も持たなかった為にある組織に所属して、その時が来るのを待ったJ。
Jが身を置いていた組織はダークネスと協定を結び、お互いの領域への不可侵を誓っていた。
Jの所属していた組織の領域、それは…。
「ドラッグの密売」
Jの言葉を聞いて険しくなった愛の顔。
「お前は私を責めるのだろうな、当然だ。 密売したドラッグで他人の人生を狂わせた人間に理想の世界を語る資格など無い。
それは私もわかっている。 だが大麻や阿片を栽培し売った金でようやく餓死を免れる人間もいる、そんな現実もある。」
「そんなこと言ったって」
「判ってる。 そんな論理は通用しないことは判っている。そう思いながらその時が来るのを待っていた。 ボスを倒すチャンスが訪れるのを」
その時は予期せぬ形でやってきた。
Jの所属する組織の販売ルートの常連だった中学生がドラッグを買う金欲しさに起した強盗事件。
意識不明の重態となった被害者、警察の追跡を振り切ろうとして遭遇した事故で片足を切断した少年。
「言いわけじみた言い草になるが私はドラッグの売買に直接は関わってはいない。
敵対する組織を叩き、自分たちの組織の勢力を拡大するのが私に与えられた仕事だった。
だから自分にこう言い聞かせてきた。
私は手を汚していない。
ドラッグを買う奴らが悪いのだ。 ひと時の快楽に目が眩んで、自分の身を破滅させる奴らが悪いのだと」
だが片足を失った少年の事件を知ったJは、単身ボスに立ち向った。
能力殺しの体質を持ったボスとの対決は、Jにとって極めて不利な状況だった。
ボスの凶弾に傷つき倒れ、死を覚悟したJだったが、気がついた時他の能力者もボスに牙を剥いていた。
理想の未来へたどり着くために、生きなければならなかった過酷な現実。
共に夢を実現する仲間も、術も持たなかった為にある組織に所属して、その時が来るのを待ったJ。
Jが身を置いていた組織はダークネスと協定を結び、お互いの領域への不可侵を誓っていた。
Jの所属していた組織の領域、それは…。
「ドラッグの密売」
Jの言葉を聞いて険しくなった愛の顔。
「お前は私を責めるのだろうな、当然だ。 密売したドラッグで他人の人生を狂わせた人間に理想の世界を語る資格など無い。
それは私もわかっている。 だが大麻や阿片を栽培し売った金でようやく餓死を免れる人間もいる、そんな現実もある。」
「そんなこと言ったって」
「判ってる。 そんな論理は通用しないことは判っている。そう思いながらその時が来るのを待っていた。 ボスを倒すチャンスが訪れるのを」
その時は予期せぬ形でやってきた。
Jの所属する組織の販売ルートの常連だった中学生がドラッグを買う金欲しさに起した強盗事件。
意識不明の重態となった被害者、警察の追跡を振り切ろうとして遭遇した事故で片足を切断した少年。
「言いわけじみた言い草になるが私はドラッグの売買に直接は関わってはいない。
敵対する組織を叩き、自分たちの組織の勢力を拡大するのが私に与えられた仕事だった。
だから自分にこう言い聞かせてきた。
私は手を汚していない。
ドラッグを買う奴らが悪いのだ。 ひと時の快楽に目が眩んで、自分の身を破滅させる奴らが悪いのだと」
だが片足を失った少年の事件を知ったJは、単身ボスに立ち向った。
能力殺しの体質を持ったボスとの対決は、Jにとって極めて不利な状況だった。
ボスの凶弾に傷つき倒れ、死を覚悟したJだったが、気がついた時他の能力者もボスに牙を剥いていた。
916 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/11(日) 20:14:46.94 0
「奴らが私の理想に共鳴してくれたのかは私には判らない。
ボスの強権支配から逃れる為に、私に力を貸しただけだったのかもしれない。
だが結果的に私たちはボスを倒し、私は奴らに新しいボスとして認められた。
私は自分の手で運命を引き寄せた、その時はそう思ったのだが…」
新しいボスとなったJは、先代のボスを否定することから始めた。
ドラッグの密売ルートの廃棄、合法的な営利事業への進出、そして、ダークネスとの協定の破棄。
「世界を変えれると本気で信じてた。 今思うと愚かしいことだったがな。」
「ダークネスの反応は迅速だった。 協定の破棄と同時にあの女を私たちのアジトに送り込んできた。」
「あの女って?」
「能力者にとっての恐怖の象徴 粛清人R」
「奴らが私の理想に共鳴してくれたのかは私には判らない。
ボスの強権支配から逃れる為に、私に力を貸しただけだったのかもしれない。
だが結果的に私たちはボスを倒し、私は奴らに新しいボスとして認められた。
私は自分の手で運命を引き寄せた、その時はそう思ったのだが…」
新しいボスとなったJは、先代のボスを否定することから始めた。
ドラッグの密売ルートの廃棄、合法的な営利事業への進出、そして、ダークネスとの協定の破棄。
「世界を変えれると本気で信じてた。 今思うと愚かしいことだったがな。」
「ダークネスの反応は迅速だった。 協定の破棄と同時にあの女を私たちのアジトに送り込んできた。」
「あの女って?」
「能力者にとっての恐怖の象徴 粛清人R」
917 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/11(日) 20:16:22.60 0
918 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/11(日) 20:20:56.92 0
おおう楽しみだ したらばもチェックします!!
919 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/11(日) 20:22:54.89 0
920 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/11(日) 21:22:44.98 0
921 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/11(日) 21:23:39.74 0
株式会社ダークネスが入居しているオフィスビルの前。
パトカーや救急車、消防車が大挙出動している。
ストレッチャーで搬送されている株式会社ダークネスの社員達。
搬送に当たっている救急隊員の様子から、社員たちは負傷しているものの命に別状はないようだ。
その様子を野次馬にまぎれて見ている“俺”。
社員たちの搬送を見届けると、事件があったビルと地下街でつながっているビルに向かう。
地下街でも株式会社ダークネスの入居していたビルへの通路は閉鎖されていたが、ビル管理用の通路を使い問題のビルへと。
株式会社ダークネスの入っているフロアの2階下のフロア。
小さな貸しオフィスを開錠して入っていく。
中は何の変哲も無いオフィスに見えたが、キャビネットの中のあるファイルを抜き出すと、キャビネットが横にスライドする。
そこには拳銃や、ショットガン、グレネードランチャーの携行用火器があった。
躊躇いなくショットガンと弾薬を手にする“俺”。
「何だこの部屋は、まるで武器庫だな。 いやっ、部屋だけじゃない。 お前自身もまるで武器庫のようだ」
“俺”の手から、声の主に何かが飛んだ。
硬質な物がぶつかりあう音。
「ふん、暗殺用の錐刀か。 普通のサラリーマンが身につけるものじゃないな。」 「A」の声が響く。
「テメエ、何しにきた」
「忘れ物を届けに来てやった」
「A」はスナイパーライフルを手にしていた。
株式会社ダークネスが入居しているオフィスビルの前。
パトカーや救急車、消防車が大挙出動している。
ストレッチャーで搬送されている株式会社ダークネスの社員達。
搬送に当たっている救急隊員の様子から、社員たちは負傷しているものの命に別状はないようだ。
その様子を野次馬にまぎれて見ている“俺”。
社員たちの搬送を見届けると、事件があったビルと地下街でつながっているビルに向かう。
地下街でも株式会社ダークネスの入居していたビルへの通路は閉鎖されていたが、ビル管理用の通路を使い問題のビルへと。
株式会社ダークネスの入っているフロアの2階下のフロア。
小さな貸しオフィスを開錠して入っていく。
中は何の変哲も無いオフィスに見えたが、キャビネットの中のあるファイルを抜き出すと、キャビネットが横にスライドする。
そこには拳銃や、ショットガン、グレネードランチャーの携行用火器があった。
躊躇いなくショットガンと弾薬を手にする“俺”。
「何だこの部屋は、まるで武器庫だな。 いやっ、部屋だけじゃない。 お前自身もまるで武器庫のようだ」
“俺”の手から、声の主に何かが飛んだ。
硬質な物がぶつかりあう音。
「ふん、暗殺用の錐刀か。 普通のサラリーマンが身につけるものじゃないな。」 「A」の声が響く。
「テメエ、何しにきた」
「忘れ物を届けに来てやった」
「A」はスナイパーライフルを手にしていた。
922 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/11(日) 21:24:28.71 0
「恐怖の象徴?」
「そうだ、ダークネスに弓を引く者に死の粛清を断行する恐怖の象徴、それがRだ」
Jの語ったRとの因縁、それは粛清人Rによる襲撃の記憶だった。
ダークネスとの断交直後に襲来した粛清人R。
能力を持たぬ構成員。 能力を持った幹部。
その全てを斃し、Jの組織を葬ったR。
そして、Jも。
「あんたは、こうしてここにいるんじゃ」
「お前ならわかるだろう。
我々のチカラは実験室や訓練場でその精度を高めることは出来ても、新たなステップに進むことはない。
戦いの、それも死に直面する極限状態の中でのみ私たち能力者は新たなチカラを手にすることが出来る。
Rによって倒される寸前、私の“磁力制御”のチカラは究極の進化を遂げた。
今の私は磁力によって自分の肉体そのものを分解、再構築できる。
もしも、このチカラをもっと早く手にしていたら、仲間たちをむざむざ死なせることもなかったが」
Jの言葉に陰鬱なものを感じた愛。
「そう、私は復讐しようとしている。 粛清人Rに対して」
愛はJに復讐の無益さを説こうとする。
復讐は悲しみの連鎖しか生み出さない、Jの仲間もそんなことを決して望んではいない、と。
「正論だな。 お前は正論しか言わない。
私もお前のように考えようとはした。 拾ったこの命と手に入れたチカラで新世界を築くべきじゃないかと。
だが、私の仲間はもういない。 Rによって殺された。 そして、私の心の中にいる仲間の顔はRに与えられた苦痛で激しく歪んでいる」
Jの記憶に残っている粛清人Rの犠牲者の最期を見て、息を飲む愛。
「恐怖の象徴?」
「そうだ、ダークネスに弓を引く者に死の粛清を断行する恐怖の象徴、それがRだ」
Jの語ったRとの因縁、それは粛清人Rによる襲撃の記憶だった。
ダークネスとの断交直後に襲来した粛清人R。
能力を持たぬ構成員。 能力を持った幹部。
その全てを斃し、Jの組織を葬ったR。
そして、Jも。
「あんたは、こうしてここにいるんじゃ」
「お前ならわかるだろう。
我々のチカラは実験室や訓練場でその精度を高めることは出来ても、新たなステップに進むことはない。
戦いの、それも死に直面する極限状態の中でのみ私たち能力者は新たなチカラを手にすることが出来る。
Rによって倒される寸前、私の“磁力制御”のチカラは究極の進化を遂げた。
今の私は磁力によって自分の肉体そのものを分解、再構築できる。
もしも、このチカラをもっと早く手にしていたら、仲間たちをむざむざ死なせることもなかったが」
Jの言葉に陰鬱なものを感じた愛。
「そう、私は復讐しようとしている。 粛清人Rに対して」
愛はJに復讐の無益さを説こうとする。
復讐は悲しみの連鎖しか生み出さない、Jの仲間もそんなことを決して望んではいない、と。
「正論だな。 お前は正論しか言わない。
私もお前のように考えようとはした。 拾ったこの命と手に入れたチカラで新世界を築くべきじゃないかと。
だが、私の仲間はもういない。 Rによって殺された。 そして、私の心の中にいる仲間の顔はRに与えられた苦痛で激しく歪んでいる」
Jの記憶に残っている粛清人Rの犠牲者の最期を見て、息を飲む愛。
923 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/11(日) 21:25:39.76 0
「Rとの決着をつけない限り、私には未来は訪れない。 それが私の結論だ。
高橋愛、私はお前とは戦いたくない。
全ての世界を救うというお前の志を私は尊いと思う。
だから、そんなお前と刃を交えたくはない。
私の復讐に力を貸せとは言わない。 ただ、私の邪魔だけはしないで欲しい」
「そんなことを言ったって、今の石川さんはっ」
ついRの本名を口走ってしまった愛。 しまったという表情を見せるが。
「そうか、お前は既にこの世界のRと出会っているのか。
リゾナンターと戦って無様に敗れながら命を助けられたRと出会っているのか。
自分の犯した数々の凶行の報いも受けずに、のうのうと暮らしているRと会ったのか」
俺が石川梨華に関する情報を既に手にしていることに驚く愛だったが…。
「今のあの人はRなんかじゃない。 石川梨華としてひっそりと暮らしている。
そんなあの人を傷つけようというんなら、わたしはあんたのことを…」
「止めるというのか。 お前にそんな権利はあるのか。」
「権利って、ただわたしは人として当然のことを」
自分の命を助けてくれたJなら、善良な現在の石川梨華のことを許してくれるのではと一縷の希望を繋ごうとする愛。
「Rとの決着をつけない限り、私には未来は訪れない。 それが私の結論だ。
高橋愛、私はお前とは戦いたくない。
全ての世界を救うというお前の志を私は尊いと思う。
だから、そんなお前と刃を交えたくはない。
私の復讐に力を貸せとは言わない。 ただ、私の邪魔だけはしないで欲しい」
「そんなことを言ったって、今の石川さんはっ」
ついRの本名を口走ってしまった愛。 しまったという表情を見せるが。
「そうか、お前は既にこの世界のRと出会っているのか。
リゾナンターと戦って無様に敗れながら命を助けられたRと出会っているのか。
自分の犯した数々の凶行の報いも受けずに、のうのうと暮らしているRと会ったのか」
俺が石川梨華に関する情報を既に手にしていることに驚く愛だったが…。
「今のあの人はRなんかじゃない。 石川梨華としてひっそりと暮らしている。
そんなあの人を傷つけようというんなら、わたしはあんたのことを…」
「止めるというのか。 お前にそんな権利はあるのか。」
「権利って、ただわたしは人として当然のことを」
自分の命を助けてくれたJなら、善良な現在の石川梨華のことを許してくれるのではと一縷の希望を繋ごうとする愛。
924 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/11(日) 21:26:25.34 0
「お前は、常夜の世界で後藤真希という能力者と戦って、その命を奪ったな。 そんなお前に私を止める権利はあるのか」
「そんな、あれは…私だって」
「お前たちには戦う理由があって、その結果として後藤真希は逝ってしまった。 そういうことだろう。
そして、私にはRと戦い、Rの命を奪う充分過ぎる理由がある。 それだけのことだ」
言葉もなく立ち尽くす愛から目を背けると、Jは立ち上がった。
そして磁力制御のチカラを解放して、自分の肉体を分解し始めた。
「この世界のリゾナンターが戻ってくる日の為に、店には鍵をかけて出て行った方がいいだろう。 私も、そしてお前も。
さらばだ、高橋愛。 お前の淹れてくれたコーヒーを飲んでみたかったが、それは叶わないだろうな」
Jが去ったリゾナント、愛は力なく椅子に腰を下ろし自分の掌を見つめる。
後藤真希を消し去った掌を。
「お前は、常夜の世界で後藤真希という能力者と戦って、その命を奪ったな。 そんなお前に私を止める権利はあるのか」
「そんな、あれは…私だって」
「お前たちには戦う理由があって、その結果として後藤真希は逝ってしまった。 そういうことだろう。
そして、私にはRと戦い、Rの命を奪う充分過ぎる理由がある。 それだけのことだ」
言葉もなく立ち尽くす愛から目を背けると、Jは立ち上がった。
そして磁力制御のチカラを解放して、自分の肉体を分解し始めた。
「この世界のリゾナンターが戻ってくる日の為に、店には鍵をかけて出て行った方がいいだろう。 私も、そしてお前も。
さらばだ、高橋愛。 お前の淹れてくれたコーヒーを飲んでみたかったが、それは叶わないだろうな」
Jが去ったリゾナント、愛は力なく椅子に腰を下ろし自分の掌を見つめる。
後藤真希を消し去った掌を。
925 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/11(日) 21:27:09.85 0
「いっ、いっ、一体何のことだか。 ああこの部屋は旧ダークネス時代の武器庫だった。
俺は怖かったんだ。 会社に帰ってきたら、みんなが救急車で運ばれていくじゃないか。
俺たちの会社は合法化されたとはいっても、元は悪の組織なんだから恨んでるやつらだって多い。
だから護身用にと思ってだなあ。」
「二の矢が外れたら武器を現場に放棄して、全力で逃走に務める。 その徹底振りはたいしたものだ。
お前の狙撃ポイントから目標までの距離は、およそ500メートル。
お前は目標のことをよく知っていたな。 500メートルという距離が何のアドバンテージにもなり得ない、瞬間移動の能力を持っていると」
「そんなライフルは見たこともないな。 俺が撃ったっていう証拠が何処に…」
「A」は首筋の端子から伸ばしたケーブルを、オフィスを装っていた武器庫の備品のプロジェクターに繋いだ。
画面一杯に、今「A」が手にしている狙撃銃を構えている“俺”の姿が映し出された。
「お前は自分を小さく見せ過ぎた。
あのバカ女はそれをお前の実像だと思ったようだが、私にはそんなものは通用しない。
一体、お前は何者だ。 何の為に石川梨華の周辺をうろついた。 何の目的で、高橋愛の命を狙った」
「知るか、ボケェェェー」
“俺”がオフィス用の椅子を「A」に向けて蹴った。
床を滑る椅子、「A」はバカにしたように見ていたが、椅子の裏に括りつけられた閃光弾が破裂して…。
火災報知機の警報が鳴り響く中、廊下を歩く「A」。
「鮮やかな去り際だな。 しかし、行き先は判っているようなものだが」
「いっ、いっ、一体何のことだか。 ああこの部屋は旧ダークネス時代の武器庫だった。
俺は怖かったんだ。 会社に帰ってきたら、みんなが救急車で運ばれていくじゃないか。
俺たちの会社は合法化されたとはいっても、元は悪の組織なんだから恨んでるやつらだって多い。
だから護身用にと思ってだなあ。」
「二の矢が外れたら武器を現場に放棄して、全力で逃走に務める。 その徹底振りはたいしたものだ。
お前の狙撃ポイントから目標までの距離は、およそ500メートル。
お前は目標のことをよく知っていたな。 500メートルという距離が何のアドバンテージにもなり得ない、瞬間移動の能力を持っていると」
「そんなライフルは見たこともないな。 俺が撃ったっていう証拠が何処に…」
「A」は首筋の端子から伸ばしたケーブルを、オフィスを装っていた武器庫の備品のプロジェクターに繋いだ。
画面一杯に、今「A」が手にしている狙撃銃を構えている“俺”の姿が映し出された。
「お前は自分を小さく見せ過ぎた。
あのバカ女はそれをお前の実像だと思ったようだが、私にはそんなものは通用しない。
一体、お前は何者だ。 何の為に石川梨華の周辺をうろついた。 何の目的で、高橋愛の命を狙った」
「知るか、ボケェェェー」
“俺”がオフィス用の椅子を「A」に向けて蹴った。
床を滑る椅子、「A」はバカにしたように見ていたが、椅子の裏に括りつけられた閃光弾が破裂して…。
火災報知機の警報が鳴り響く中、廊下を歩く「A」。
「鮮やかな去り際だな。 しかし、行き先は判っているようなものだが」
926 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/11(日) 21:27:56.54 0
ヘルメットも着けずに、大型バイクを走らせる“俺”。
バイクは古びた一軒家が立ち並ぶ町並みに差し掛かる。
一軒の家が炎上している。
詰め掛ける野次馬をショットガンで威嚇する。
「死にたくなかったら、家に帰って大人しく寝てろ!!」
炎上している家の前に倒れている一人の男。
長身で黒ずくめだ。
身動きもしないその男に、何の躊躇いもなく銃撃を加えていく“俺”。
全弾を撃ち尽くすと、拳銃を取り出して構えながら黒ずくめの男に近づいていくが…。
「素晴らしい。 倒れている私に何の躊躇も無く銃弾を浴びせて、なおもその様子。
お前のような人間を部下に、いや仲間にしたかったよ」
黒ずくめの男、Jがゆっくりと起き上がってくる。
自分の肉体を使ってではなく、何か見えない手で引き起こされるように。
ヘルメットも着けずに、大型バイクを走らせる“俺”。
バイクは古びた一軒家が立ち並ぶ町並みに差し掛かる。
一軒の家が炎上している。
詰め掛ける野次馬をショットガンで威嚇する。
「死にたくなかったら、家に帰って大人しく寝てろ!!」
炎上している家の前に倒れている一人の男。
長身で黒ずくめだ。
身動きもしないその男に、何の躊躇いもなく銃撃を加えていく“俺”。
全弾を撃ち尽くすと、拳銃を取り出して構えながら黒ずくめの男に近づいていくが…。
「素晴らしい。 倒れている私に何の躊躇も無く銃弾を浴びせて、なおもその様子。
お前のような人間を部下に、いや仲間にしたかったよ」
黒ずくめの男、Jがゆっくりと起き上がってくる。
自分の肉体を使ってではなく、何か見えない手で引き起こされるように。
927 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/11(日) 21:29:26.51 0
「お前みたいなバケモンの仲間はこっちから願い下げだね。 R様の敵は討たせてもらう」
「ますますもって、素晴らしい。 この期に及んで尚もお前は自分の作り出した虚構を守り抜こうとするのか」
「何のことだ一体?」
「今、燃えているその家にRが住んでいないことは判っている。 そう全く同じような町並みだが、Rはここから少し離れた町に住んでいる」
「テメエ、何いい加減なことを言ってやがる」
「情報が簡単に入手出来すぎた時点で判ったよ。 この家はRを、粛清人Rを守るための囮だということは。
それが判っていて、何故虎の尾を踏むような真似をしたか。 それはお前と会うためだよ。
全ての世界のRを消去しようと、幾つもの世界を旅した私の邪魔をしてくれたお前の顔を見るためだよ。
Rに関する情報を改竄して、Rの名誉を守ろうとしたお前をこの手で倒すためだよ。
会ってみれば、何のことはないつまらない人間だったな。 お前に戴いた銃弾はお返ししよう。 私のチカラ“磁力制御”でな」
Jの黒ずくめの身体から飛び出した無数の散弾が、“俺”目がけて移動する。
“俺”は跳躍すると、自分の身体を地面と水平にして、散弾の雨に晒す面積を最小限にして防ごうとする。
それでも散弾のいくつかは俺の足に当たり、足の指を何本か奪っていく。
地面に落ちた“俺”は腹筋の力を使って跳ね起きる。
足元に走った激痛に一瞬顔を歪めながらも拳銃をJに向かって構える。
Jはそんな“俺”を称賛する。
「本当に素晴らしい戦士だよ、お前は。 私の攻撃に対して最善の対策を一瞬にして選択した。
もしもその拳銃で私や散弾を撃っていたなら、お前にとって最悪の事態に陥っていただろう」
「お前みたいなバケモンの仲間はこっちから願い下げだね。 R様の敵は討たせてもらう」
「ますますもって、素晴らしい。 この期に及んで尚もお前は自分の作り出した虚構を守り抜こうとするのか」
「何のことだ一体?」
「今、燃えているその家にRが住んでいないことは判っている。 そう全く同じような町並みだが、Rはここから少し離れた町に住んでいる」
「テメエ、何いい加減なことを言ってやがる」
「情報が簡単に入手出来すぎた時点で判ったよ。 この家はRを、粛清人Rを守るための囮だということは。
それが判っていて、何故虎の尾を踏むような真似をしたか。 それはお前と会うためだよ。
全ての世界のRを消去しようと、幾つもの世界を旅した私の邪魔をしてくれたお前の顔を見るためだよ。
Rに関する情報を改竄して、Rの名誉を守ろうとしたお前をこの手で倒すためだよ。
会ってみれば、何のことはないつまらない人間だったな。 お前に戴いた銃弾はお返ししよう。 私のチカラ“磁力制御”でな」
Jの黒ずくめの身体から飛び出した無数の散弾が、“俺”目がけて移動する。
“俺”は跳躍すると、自分の身体を地面と水平にして、散弾の雨に晒す面積を最小限にして防ごうとする。
それでも散弾のいくつかは俺の足に当たり、足の指を何本か奪っていく。
地面に落ちた“俺”は腹筋の力を使って跳ね起きる。
足元に走った激痛に一瞬顔を歪めながらも拳銃をJに向かって構える。
Jはそんな“俺”を称賛する。
「本当に素晴らしい戦士だよ、お前は。 私の攻撃に対して最善の対策を一瞬にして選択した。
もしもその拳銃で私や散弾を撃っていたなら、お前にとって最悪の事態に陥っていただろう」
928 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/11(日) 21:31:08.56 0
>>921-927
ここでまた切ります。
できればまた1時間後あたりに。
今年の汚れは今年の内に。
今スレの汚れは今スレのうちにということで何とか今晩中に終わらせときたいのですが
勿論雑談やらちゃんとした作品を上げられる方がいらっしゃるのなら遠慮なくどうぞです
当方は次の機会に回ります
ここでまた切ります。
できればまた1時間後あたりに。
今年の汚れは今年の内に。
今スレの汚れは今スレのうちにということで何とか今晩中に終わらせときたいのですが
勿論雑談やらちゃんとした作品を上げられる方がいらっしゃるのなら遠慮なくどうぞです
当方は次の機会に回ります
929 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/11(日) 21:45:37.00 0
ぉっです
930 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/11(日) 22:33:29.06 0
Jは自分の人差し指で“俺”を指差す。
「だが、お前の身体を傷つけた時点でこの戦いは終わっている。
私のチカラは“磁力制御”。 そして人間の血液には鉄分が含まれている。
この意味がわかるだろう、お前なら」
“俺”の足の傷から、Jの操る磁力によって血液が噴出していく。
“俺”の身体が揺らぎそうになるが、必死で堪える。
「これは勇敢なお前に対する私からのねぎらいだ。 痛みも無く、眠るように息絶えるがよい。
心配するな。 お前が自分の姿を変えてまで守ろうとしたRもすぐにお前の元に送ってやろう」
「待てっ、あいつの、梨華のところには行かせねえ」
立っているのがやっとの状態の“俺”。
石川梨華の本当の住居へ向かおうとするJは、背中越しに“俺”に言葉を投げる。
「お前の肉体は幾つもの世界を旅してきたことで、限界に達している。
ただでさえ辛いだろうに、それでもなおあの女のことを守ろうとするとはな。
地獄でRと二人して仲良くくらすがいい。 」
「ま、待てっつーんだよ」
「さらばだ、哀れなる能力者。 吉澤ひとみよ」
「ま、待てっ……」
* * *
Jは自分の人差し指で“俺”を指差す。
「だが、お前の身体を傷つけた時点でこの戦いは終わっている。
私のチカラは“磁力制御”。 そして人間の血液には鉄分が含まれている。
この意味がわかるだろう、お前なら」
“俺”の足の傷から、Jの操る磁力によって血液が噴出していく。
“俺”の身体が揺らぎそうになるが、必死で堪える。
「これは勇敢なお前に対する私からのねぎらいだ。 痛みも無く、眠るように息絶えるがよい。
心配するな。 お前が自分の姿を変えてまで守ろうとしたRもすぐにお前の元に送ってやろう」
「待てっ、あいつの、梨華のところには行かせねえ」
立っているのがやっとの状態の“俺”。
石川梨華の本当の住居へ向かおうとするJは、背中越しに“俺”に言葉を投げる。
「お前の肉体は幾つもの世界を旅してきたことで、限界に達している。
ただでさえ辛いだろうに、それでもなおあの女のことを守ろうとするとはな。
地獄でRと二人して仲良くくらすがいい。 」
「ま、待てっつーんだよ」
「さらばだ、哀れなる能力者。 吉澤ひとみよ」
「ま、待てっ……」
* * *
931 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/11(日) 22:35:03.73 0
* * *
「待てったら待てよ。 なあ梨華ちゃん。 粛清人に名乗りを上げたって本当なのか。
お前みたいな気の良いヤツにはつとまらねえぜ。 今からでも遅くはない、断っちまえよ」
「能力者が笑顔で生きていける世界を作るためには誰かがやらなきゃならないのよ。 だったら私が」
* * *
「震えてるじゃねえか。 やっぱりお前には無理だったんだよ。 お前の手だけを汚させるわけにはいかねえ。次はオレがお前の代わりをやるから」
「ありがとう心配してくれて。大丈夫、大丈夫だから。 ただ、今夜だけは一緒にいて欲しいの、手を握っていて」
* * *
「おい藤本てめえ、今なんて言った。 お前なんかに石川梨華の何が判るっているって言うんだ」
「あんたの大切な梨華ちゃんは、人間を壊すのが好きでたまらないってことは判るさ。 粛清人Rにやられた犠牲者の有様を見れば誰だってそう思うさ」
* * *
「何であの子たち、あんなに傷ついても立ち向かってくるの。 私たちとあの子たちの道はもう永遠に交わらないの」
「お互いが自分たちの正義の旗を掲げて戦ってる。 その戦いを終わらすには、どっちかが勝つしかないんだ」
* * *
「待てったら待てよ。 なあ梨華ちゃん。 粛清人に名乗りを上げたって本当なのか。
お前みたいな気の良いヤツにはつとまらねえぜ。 今からでも遅くはない、断っちまえよ」
「能力者が笑顔で生きていける世界を作るためには誰かがやらなきゃならないのよ。 だったら私が」
* * *
「震えてるじゃねえか。 やっぱりお前には無理だったんだよ。 お前の手だけを汚させるわけにはいかねえ。次はオレがお前の代わりをやるから」
「ありがとう心配してくれて。大丈夫、大丈夫だから。 ただ、今夜だけは一緒にいて欲しいの、手を握っていて」
* * *
「おい藤本てめえ、今なんて言った。 お前なんかに石川梨華の何が判るっているって言うんだ」
「あんたの大切な梨華ちゃんは、人間を壊すのが好きでたまらないってことは判るさ。 粛清人Rにやられた犠牲者の有様を見れば誰だってそう思うさ」
* * *
「何であの子たち、あんなに傷ついても立ち向かってくるの。 私たちとあの子たちの道はもう永遠に交わらないの」
「お互いが自分たちの正義の旗を掲げて戦ってる。 その戦いを終わらすには、どっちかが勝つしかないんだ」
* * *
932 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/11(日) 22:35:48.11 0
「私ね、夢があるんだ。 誰にも話したことはないけど、今度の戦いが終わったらしてみたいことがあるの」
「オレに聞かせてみろよ。 笑わねえって、約束するから。 ん、何々、プハハハ、ゴメンゴメン。」
* * *
「吉澤さん、石川さんが…」
「テメエ、何いい加減なことを言ってるんだよ、ぶっ殺すぞ」
* * *
「吉澤様、あなたにRの後を次いで粛清人となって戴きたい。 これが組織の決定です。」
「あいつが、梨華がいなくなったのに何でお前らは平気な顔で組織を回そうとしてるんだ」
「しかし、あなたにとっても粛清人となることは…」
「うるせんだよ。 あいつが消えても平気で回ってるこんな世界なんかオレの手でぶっ壊してやる」
* * *
「オメーら、こんな手作りのくだらねえ街なんて、ぶっ壊してやれ」
「みんなが立て直そうとしているこの街を壊させはしない」
「じゃ、死ぬんだな」
「ここにいる里沙ちゃんは本当はとっても素敵な笑顔をしてるってこと。 あんたがその笑顔を曇らすのなら私があんたを倒す。」
「私ね、夢があるんだ。 誰にも話したことはないけど、今度の戦いが終わったらしてみたいことがあるの」
「オレに聞かせてみろよ。 笑わねえって、約束するから。 ん、何々、プハハハ、ゴメンゴメン。」
* * *
「吉澤さん、石川さんが…」
「テメエ、何いい加減なことを言ってるんだよ、ぶっ殺すぞ」
* * *
「吉澤様、あなたにRの後を次いで粛清人となって戴きたい。 これが組織の決定です。」
「あいつが、梨華がいなくなったのに何でお前らは平気な顔で組織を回そうとしてるんだ」
「しかし、あなたにとっても粛清人となることは…」
「うるせんだよ。 あいつが消えても平気で回ってるこんな世界なんかオレの手でぶっ壊してやる」
* * *
「オメーら、こんな手作りのくだらねえ街なんて、ぶっ壊してやれ」
「みんなが立て直そうとしているこの街を壊させはしない」
「じゃ、死ぬんだな」
「ここにいる里沙ちゃんは本当はとっても素敵な笑顔をしてるってこと。 あんたがその笑顔を曇らすのなら私があんたを倒す。」
933 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/11(日) 22:36:38.52 0
* * *
「いいか力は敵を打ち砕き、従えるためにある。 そのことが判ってないお前等は私には勝てない」
「力は自分のたいせつなものを守るためにある。 そのことに気付かないあんたは誰も守れない、誰にも勝てない」
* * *
(オレは守れないのか、あの女のことを。 クソ動け、このボロ身体。 休みたいんなら死んでからイヤっていうほど休ませてやる。 動け、動いてくれ)
「待てっ!」
吉澤は最後の力を振り絞って、何かをJに投じた。
それはJの背中に吸い込まれたかのように見えた。
「成程、オールセラミックの錘刀、刀身には神経性の毒が塗られてある。
これなら私の磁力制御による防壁の影響も最小限に抑えられる。 以前の私ならこれで倒されただろう。
だが、今の私は自分の肉体を分解、再構築できる。 お前の大事なRとの戦いがもたらしてくれた私の新しいチカラ」
そう言って錘刀を手に、吉澤へ止めを刺すために振り返ったJの表情が歪んだ。
「…お前」
吉澤の体を支える愛の姿そこにあった。
「お前、わかっているのか。 その女、吉澤ひとみは全ての世界を破壊しようとしたことを。
お前だって、何度もその女に酷い目に遭わされた筈だ」
* * *
「いいか力は敵を打ち砕き、従えるためにある。 そのことが判ってないお前等は私には勝てない」
「力は自分のたいせつなものを守るためにある。 そのことに気付かないあんたは誰も守れない、誰にも勝てない」
* * *
(オレは守れないのか、あの女のことを。 クソ動け、このボロ身体。 休みたいんなら死んでからイヤっていうほど休ませてやる。 動け、動いてくれ)
「待てっ!」
吉澤は最後の力を振り絞って、何かをJに投じた。
それはJの背中に吸い込まれたかのように見えた。
「成程、オールセラミックの錘刀、刀身には神経性の毒が塗られてある。
これなら私の磁力制御による防壁の影響も最小限に抑えられる。 以前の私ならこれで倒されただろう。
だが、今の私は自分の肉体を分解、再構築できる。 お前の大事なRとの戦いがもたらしてくれた私の新しいチカラ」
そう言って錘刀を手に、吉澤へ止めを刺すために振り返ったJの表情が歪んだ。
「…お前」
吉澤の体を支える愛の姿そこにあった。
「お前、わかっているのか。 その女、吉澤ひとみは全ての世界を破壊しようとしたことを。
お前だって、何度もその女に酷い目に遭わされた筈だ」
934 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/11(日) 22:37:37.32 0
愛の顔が泣きそうに歪む。
「わあってる」
「ならば、何故」
「この人が世界中を敵に回しても、石川梨華を守ろうとしたことも判ってる」
愛の言葉を聞いたJは小さな笑いを浮かべた。
「度し難い愚か者だな、お前という女は。 ならば私と戦うというのか」
「それは出来ん、あんたはあっしのことを助けてくれた。 そんなあんたと戦うなんてあっしには出来ん、だから」
「ならば、死ね」
Jが錘刀を愛に投げた。
愛はそれを避けようともしない。
吉澤の身体を支え身動きの取れない愛に刺さろうとした寸前、飛来したヨーヨーが錘刀を叩き落した。
「お前が石川梨華という女の命を奪おうというなら、それは私にとって戦う理由となる。 一飯の恩義は返しておくのが旅人の礼儀というものだろう」
ヨーヨーを構えながら、Jと対峙する「A」。
「お前は何者だ。」
「通りすがりの旅人だ。 名乗る必要はない」
「そんな鋼製のヨーヨーなど、私には通用しない。 私のチカラ“磁力制御”の前には」
「お前は喋りすぎだ。 そっちがこないなら私からゆくぞ」
「A」とJの間で高まる緊張。
愛の顔が泣きそうに歪む。
「わあってる」
「ならば、何故」
「この人が世界中を敵に回しても、石川梨華を守ろうとしたことも判ってる」
愛の言葉を聞いたJは小さな笑いを浮かべた。
「度し難い愚か者だな、お前という女は。 ならば私と戦うというのか」
「それは出来ん、あんたはあっしのことを助けてくれた。 そんなあんたと戦うなんてあっしには出来ん、だから」
「ならば、死ね」
Jが錘刀を愛に投げた。
愛はそれを避けようともしない。
吉澤の身体を支え身動きの取れない愛に刺さろうとした寸前、飛来したヨーヨーが錘刀を叩き落した。
「お前が石川梨華という女の命を奪おうというなら、それは私にとって戦う理由となる。 一飯の恩義は返しておくのが旅人の礼儀というものだろう」
ヨーヨーを構えながら、Jと対峙する「A」。
「お前は何者だ。」
「通りすがりの旅人だ。 名乗る必要はない」
「そんな鋼製のヨーヨーなど、私には通用しない。 私のチカラ“磁力制御”の前には」
「お前は喋りすぎだ。 そっちがこないなら私からゆくぞ」
「A」とJの間で高まる緊張。
935 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/11(日) 22:38:23.40 0
「あいつは本当は優しいヤツなんだ。 粛清人なんて務まるはずなんかない」
「口を開いたらダメや」
「能力者とそうでない人間が手を取り合って生きていける。
そんな世界を作るためにはチカラを悪用して法の裁きから逃れようとする能力者に制裁を加える機関が必要だった。
それが、粛清人の始まりだった。」
「口を開いたら…」
「あいつはチカラに魅入られた能力者を恐怖で統制しようとした。
だから、粛清対象の人間をこれ以上ないぐらいぶっ壊して自分が恐怖の象徴になろうとした。
でも例え悪人であっても、同じ人間の命を奪うことは、あいつにとってとっても辛い仕事だった。
だがそれが辛いからこそ、その辛い役目を他人に投げるなんてことはしない、そういうヤツだった」
「もう、いいから。 これからあんたのことを待ってる人の所へ連れてゆくから」
「あの家に住んでいる女のことを言ってるんなら、違うぜ。 あの女はオレが時間を共有したアイツとは別人だ。
俺の知ってるアイツは死んだ、新垣里沙の手によって」
「里沙ちゃんが…」
「組織はオレにアイツの後釜の粛清人になることを命令したが、オレは拒否した。 だって、アイツが死んだんだ。 そんな世界に何の意味もねえ。
アイツが死んでも平気で回っている世界をぶっ壊す為にオレは旅立った。
そしてあの二人、治癒能力者と傷の共有能力者が居た世界でお前にやられて、吹っ飛ばされたオレは気がついたらこの世界に辿り着いていた。
そして、あの女に出会った。
あの女は、アイツと同じ名前でアイツと同じ姿形をしていて、でもアイツとは別人だった。
最初はこの世界もぶっ壊そうと思ったが、あの女の暮らしぶりを見ていたら、それが出来なくなった」
「あいつは本当は優しいヤツなんだ。 粛清人なんて務まるはずなんかない」
「口を開いたらダメや」
「能力者とそうでない人間が手を取り合って生きていける。
そんな世界を作るためにはチカラを悪用して法の裁きから逃れようとする能力者に制裁を加える機関が必要だった。
それが、粛清人の始まりだった。」
「口を開いたら…」
「あいつはチカラに魅入られた能力者を恐怖で統制しようとした。
だから、粛清対象の人間をこれ以上ないぐらいぶっ壊して自分が恐怖の象徴になろうとした。
でも例え悪人であっても、同じ人間の命を奪うことは、あいつにとってとっても辛い仕事だった。
だがそれが辛いからこそ、その辛い役目を他人に投げるなんてことはしない、そういうヤツだった」
「もう、いいから。 これからあんたのことを待ってる人の所へ連れてゆくから」
「あの家に住んでいる女のことを言ってるんなら、違うぜ。 あの女はオレが時間を共有したアイツとは別人だ。
俺の知ってるアイツは死んだ、新垣里沙の手によって」
「里沙ちゃんが…」
「組織はオレにアイツの後釜の粛清人になることを命令したが、オレは拒否した。 だって、アイツが死んだんだ。 そんな世界に何の意味もねえ。
アイツが死んでも平気で回っている世界をぶっ壊す為にオレは旅立った。
そしてあの二人、治癒能力者と傷の共有能力者が居た世界でお前にやられて、吹っ飛ばされたオレは気がついたらこの世界に辿り着いていた。
そして、あの女に出会った。
あの女は、アイツと同じ名前でアイツと同じ姿形をしていて、でもアイツとは別人だった。
最初はこの世界もぶっ壊そうと思ったが、あの女の暮らしぶりを見ていたら、それが出来なくなった」
936 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/11(日) 22:39:09.74 0
「それは一体、なんで」
「アイツが、俺の知っている石川梨華が最後の出撃の前に話したんだ。 自分には夢があるって。
絶対に笑ないという約束で聞いた、その夢を聞いた瞬間オレは笑っちまった。
今度の戦いが終わったら、一線を退いて誰も傷つけずに生きていきたいってな。
自分の名前のように、草花のようにだれも傷つけない暮らしをしたいって。 そんなアイツの夢をオレは笑っちまった。
あの女があの家でそんな風に生きている。
オレはアイツのことを救ってやることは出来なかった。 だからあの女のことは守ってやろうと思った」
「そうやって、自分の姿を完全に変えてまでも」
「あの女は自分がダークネスという組織の一員だった記憶を失っているらしい。
だから万が一、吉澤ひとみの姿を目にして、記憶が戻っちまったらあの女の暮らしは壊れちまう。
元に戻っちゃいけないんだ。 だから私は手術で姿を変えた。
アタシはしがないサラリーマン風の“俺”に変わって、あの女を守ることにした。
株式会社ダークネスの連中はただの一般人だ。 とんでもないことに巻き込んじまったな」
「あんた。」
「だが、謝るつもりはない。 お前にもな。
アタシは後悔していない。
もう一度同じ状況になったとしても、アタシは同じことをするだろう」
吉澤の腕が力なく垂れる。
慌てて吉澤を呼ぶ愛だったが…。
「後悔はしてないが、悔しいことはある。
お前も見ただろう。 あの家であの女が笑ってる様子を。
アタシはアイツにあんな心っからの笑顔をさせてやることが出来なかった・・そいつが・悔しくて…」
「アイツが、俺の知っている石川梨華が最後の出撃の前に話したんだ。 自分には夢があるって。
絶対に笑ないという約束で聞いた、その夢を聞いた瞬間オレは笑っちまった。
今度の戦いが終わったら、一線を退いて誰も傷つけずに生きていきたいってな。
自分の名前のように、草花のようにだれも傷つけない暮らしをしたいって。 そんなアイツの夢をオレは笑っちまった。
あの女があの家でそんな風に生きている。
オレはアイツのことを救ってやることは出来なかった。 だからあの女のことは守ってやろうと思った」
「そうやって、自分の姿を完全に変えてまでも」
「あの女は自分がダークネスという組織の一員だった記憶を失っているらしい。
だから万が一、吉澤ひとみの姿を目にして、記憶が戻っちまったらあの女の暮らしは壊れちまう。
元に戻っちゃいけないんだ。 だから私は手術で姿を変えた。
アタシはしがないサラリーマン風の“俺”に変わって、あの女を守ることにした。
株式会社ダークネスの連中はただの一般人だ。 とんでもないことに巻き込んじまったな」
「あんた。」
「だが、謝るつもりはない。 お前にもな。
アタシは後悔していない。
もう一度同じ状況になったとしても、アタシは同じことをするだろう」
吉澤の腕が力なく垂れる。
慌てて吉澤を呼ぶ愛だったが…。
「後悔はしてないが、悔しいことはある。
お前も見ただろう。 あの家であの女が笑ってる様子を。
アタシはアイツにあんな心っからの笑顔をさせてやることが出来なかった・・そいつが・悔しくて…」
937 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/11(日) 22:40:00.14 0
「A」とJの戦いは一瞬で帰結した。
磁力制御で防壁を張ったJ。
「A」の放つヨーヨーの一撃は、磁力の防壁で跳ね返される。
路上の砂鉄や、吉澤の撃った銃弾の破片、バイクの部品が高速で「A」を襲う。
次の瞬間、Jの身体を通過する黒い影。
「お前、前もって自分の体を電磁石化させてたな。 そして極性を変換させ防壁に敢えて引き寄せられて私の肉体を削ったな」
「私だから出来た戦い方だ。 一瞬とはいえ体内の動力機関を逆相に接続するのはいい気分ではなかった」
「お前が来なければ、私の復讐も本懐を遂げたのに」
「どうかな。 お前は派手に動きすぎた。
だから私も対策を取ることが出来た。 お前がそのチカラで暗殺者に徹したら私も危なかっただろう」
「陽の当たる世界で生きる為に、ボスの下で苦渋を飲んできた。 そんな私が薄暗い暗殺者など…」
Jの笑った気配に「A」が訝しげな表情になる。
「何がおかしい」
「私は高橋愛を度し難い愚か者だと言ったが、私もそれ以上の愚か者だったということだ。 だが、それでいい、それでよかったんだ」
Jの意志が薄らぎ、肉体を制御していた磁力が失われ、その肉体は砂のように崩れていった。
愛が「A」の元にやって来た。
吉澤の遺骸は横たえられている。
愛の目元は潤んでいたが、それを見ても「A」は何も言わなかった。
「これで終わったんかな…」
「そのようだが」 言いかけた「A」だったが。
「いや、まだ残ってるぞ」
磁力制御で防壁を張ったJ。
「A」の放つヨーヨーの一撃は、磁力の防壁で跳ね返される。
路上の砂鉄や、吉澤の撃った銃弾の破片、バイクの部品が高速で「A」を襲う。
次の瞬間、Jの身体を通過する黒い影。
「お前、前もって自分の体を電磁石化させてたな。 そして極性を変換させ防壁に敢えて引き寄せられて私の肉体を削ったな」
「私だから出来た戦い方だ。 一瞬とはいえ体内の動力機関を逆相に接続するのはいい気分ではなかった」
「お前が来なければ、私の復讐も本懐を遂げたのに」
「どうかな。 お前は派手に動きすぎた。
だから私も対策を取ることが出来た。 お前がそのチカラで暗殺者に徹したら私も危なかっただろう」
「陽の当たる世界で生きる為に、ボスの下で苦渋を飲んできた。 そんな私が薄暗い暗殺者など…」
Jの笑った気配に「A」が訝しげな表情になる。
「何がおかしい」
「私は高橋愛を度し難い愚か者だと言ったが、私もそれ以上の愚か者だったということだ。 だが、それでいい、それでよかったんだ」
Jの意志が薄らぎ、肉体を制御していた磁力が失われ、その肉体は砂のように崩れていった。
愛が「A」の元にやって来た。
吉澤の遺骸は横たえられている。
愛の目元は潤んでいたが、それを見ても「A」は何も言わなかった。
「これで終わったんかな…」
「そのようだが」 言いかけた「A」だったが。
「いや、まだ残ってるぞ」
938 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/11(日) 22:40:52.97 0
翌日、石川家。
石川梨華は相変わらずの朗らかな様子で家庭菜園を耕している。
突然の雷鳴。
「キャァァアーッ」
相変わらずの黄色い甲高い悲鳴を上げながら、洗濯物を取り込んでいく。
梨華は物干し竿の所に、ピンク色のランチョンマットとランチボックスが掛けてあるのに気づく。
それを手に取り頬に押し当てる梨華。
梨華の顔がほころぶ。
洗濯物の放り込まれた四畳半の居間の茶ダンスの上に写真立てが飾られている。
写真立てには、まだ粛清人を名乗っていない頃の石川梨華と、復讐者となる前の吉澤ひとみが肩を組んで笑っている。
「……おかえり、ひとみちゃん…」
――続く――
暗い瑞道の中を逃げ惑う女。
その体に着けている服は、切り裂かれ半ば裸の状態に近い。
女を追う人影は、兵士のようだ。
手にはサブマシンガン、顔はマスクで覆われている。
追手をやり過ごした女は、瑞道の切れ目から地上に抜けようとするが、そこに降りしきる「消滅のDrop」を見て恐れおののく。
脅えたように後ずさりする女を取り囲む追っ手。
女の口からは悲痛な叫び声が。
最初は人間のものだったが、やがてそれは獣の咆哮と変わり、女の姿も黒白の獣へと変わって…
翌日、石川家。
石川梨華は相変わらずの朗らかな様子で家庭菜園を耕している。
突然の雷鳴。
「キャァァアーッ」
相変わらずの黄色い甲高い悲鳴を上げながら、洗濯物を取り込んでいく。
梨華は物干し竿の所に、ピンク色のランチョンマットとランチボックスが掛けてあるのに気づく。
それを手に取り頬に押し当てる梨華。
梨華の顔がほころぶ。
洗濯物の放り込まれた四畳半の居間の茶ダンスの上に写真立てが飾られている。
写真立てには、まだ粛清人を名乗っていない頃の石川梨華と、復讐者となる前の吉澤ひとみが肩を組んで笑っている。
「……おかえり、ひとみちゃん…」
――続く――
暗い瑞道の中を逃げ惑う女。
その体に着けている服は、切り裂かれ半ば裸の状態に近い。
女を追う人影は、兵士のようだ。
手にはサブマシンガン、顔はマスクで覆われている。
追手をやり過ごした女は、瑞道の切れ目から地上に抜けようとするが、そこに降りしきる「消滅のDrop」を見て恐れおののく。
脅えたように後ずさりする女を取り囲む追っ手。
女の口からは悲痛な叫び声が。
最初は人間のものだったが、やがてそれは獣の咆哮と変わり、女の姿も黒白の獣へと変わって…
939 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/11(日) 22:42:38.52 0
>>495-505 第14話「Avenger ―全てのRを消去せよ―」
>>911-916 第15話 「Returnee―全てはRの為に―」
>>921-927
>>930-938
以上です。
世界だアイツだあの女だと判りにくいことこの上ないですな
俺俺を連発しましたが、いわゆる「俺」シリーズの世界とは繋がっておりません。
いわゆるオレオレ詐欺ですな(上手い
但し今回これだけ長くなったのは“俺”というキャラクターの持つ魅力です
Jは 『motor fivers 』に登場したボスがモデルです。
“俺”の中の人はRの人の「復讐と帰還」のあの人が組織の要請を蹴り、私怨を晴らすために世界にケンカを売ったっていうif設定です
話の舞台となった世界は特定できるような記述は皆無ですが、[MM。](18)117 『じゃじゃ馬パラダイス☆激闘編』が頭の中にあったってことは言及しておきます
しかしこんなつまらん話をよくもまあ長々と書いたもんだとその辺だけは自分を褒めてやりたい
>>911-916 第15話 「Returnee―全てはRの為に―」
>>921-927
>>930-938
以上です。
世界だアイツだあの女だと判りにくいことこの上ないですな
俺俺を連発しましたが、いわゆる「俺」シリーズの世界とは繋がっておりません。
いわゆるオレオレ詐欺ですな(上手い
但し今回これだけ長くなったのは“俺”というキャラクターの持つ魅力です
Jは 『motor fivers 』に登場したボスがモデルです。
“俺”の中の人はRの人の「復讐と帰還」のあの人が組織の要請を蹴り、私怨を晴らすために世界にケンカを売ったっていうif設定です
話の舞台となった世界は特定できるような記述は皆無ですが、[MM。](18)117 『じゃじゃ馬パラダイス☆激闘編』が頭の中にあったってことは言及しておきます
しかしこんなつまらん話をよくもまあ長々と書いたもんだとその辺だけは自分を褒めてやりたい
940 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/11(日) 23:06:46.17 0
前から登場してた吉澤さんは復讐と帰還のよっしーで俺さんになったって事ね!?
…やられた…オレオレ詐欺w でもなんか「A」が儲け役や!カッケー!
長いとおっしゃいますが、中身はめちゃ濃いですな もっと完全な長編として読みたいくらいです
…やられた…オレオレ詐欺w でもなんか「A」が儲け役や!カッケー!
長いとおっしゃいますが、中身はめちゃ濃いですな もっと完全な長編として読みたいくらいです
941 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/11(日) 23:53:11.57 O
おもしろい。一気に読んじゃったよ。
942 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/12(月) 00:06:29.42 0
943 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/12(月) 01:24:38.73 0
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| ̄ ̄\/|
| ▼ |/
| 皿 / <寝るぞ?
| /
|⊂
|
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| ̄ ̄\/|
| ▼ |/
| 皿 / <寝るぞ?
| /
|⊂
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944 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/12(月) 01:25:18.31 0
「A」のキャラがいいね
美少女ターミネーターみたい
美少女ターミネーターみたい
945 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/12(月) 01:28:11.10 0
>>939
すげーぇやこりゃ……
どっからここまで計算して世界を繋いできてたんですか
最初っから練ってたにしても途中から組み込んだにしても自分にはおよそ想像もつかない構成力です
多岐にわたる見事なリゾナントも同様です
どうやったらこういうの思いつくんだろほんと
そしてストーリーそのものもすっごくよかったです
Jも“俺”もそしてRも…「帰る場所」が見つかってよかったですね…
愛ちゃんや「A」もそんな場所にたどり着けるといいな
そして次回…また魅力的な世界が来る!
ほんと毎回味わいどころが尽きないシリーズですね
長いねごめんなさい;
すげーぇやこりゃ……
どっからここまで計算して世界を繋いできてたんですか
最初っから練ってたにしても途中から組み込んだにしても自分にはおよそ想像もつかない構成力です
多岐にわたる見事なリゾナントも同様です
どうやったらこういうの思いつくんだろほんと
そしてストーリーそのものもすっごくよかったです
Jも“俺”もそしてRも…「帰る場所」が見つかってよかったですね…
愛ちゃんや「A」もそんな場所にたどり着けるといいな
そして次回…また魅力的な世界が来る!
ほんと毎回味わいどころが尽きないシリーズですね
長いねごめんなさい;
946 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/12(月) 05:26:06.42 0
リゾナンターRの作者のアイデアの泉は尽きんのか
947 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/12(月) 06:58:05.76 O
俺があいつであいつが俺で
948 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/12(月) 08:23:33.29 0
そういや今日はよしざーさんの誕生日なんだなあ
949 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/12(月) 10:22:57.77 O
wiki更新乙!
めっちゃ作者さん増えてんのね
めっちゃ作者さん増えてんのね
950 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/12(月) 10:30:36.81 0
あ 作品感想の妨げになるかと思って自重していたのですが見つかったのでお知らせしておきますw
2周年の前祝いにwikiの「作者」の項目を編集してみました
(容量を激しくオーバーしたため2つに分けさせていただきました)
基本2作品以上書いていることが明確になっている作者様を載せています
正直やっつけの感は否めず また独断と偏見による内容になっていますがご了承くださいませ
遺漏や間違いを発見の段 及び内容へのご意見等があれば遠慮せずお知らせください
責任を持ってしぶしぶ直します
これら以外にも作者様がたくさんいらっしゃることは重々承知ですが 現状把握できているのはこれで限界です
もし情報をお持ちの方がいらっしゃれば 自他問わず教えてくださいませ
責任を持ってしぶしぶ追加します
力作投下のおかげもあって本スレもちょうど2周年を境くらいに次スレに行きそうですね!
…微妙かな
2周年の前祝いにwikiの「作者」の項目を編集してみました
(容量を激しくオーバーしたため2つに分けさせていただきました)
基本2作品以上書いていることが明確になっている作者様を載せています
正直やっつけの感は否めず また独断と偏見による内容になっていますがご了承くださいませ
遺漏や間違いを発見の段 及び内容へのご意見等があれば遠慮せずお知らせください
責任を持ってしぶしぶ直します
これら以外にも作者様がたくさんいらっしゃることは重々承知ですが 現状把握できているのはこれで限界です
もし情報をお持ちの方がいらっしゃれば 自他問わず教えてくださいませ
責任を持ってしぶしぶ追加します
力作投下のおかげもあって本スレもちょうど2周年を境くらいに次スレに行きそうですね!
…微妙かな
951 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/12(月) 11:38:30.27 O
乙です!
スゲー作者いるなぁ!リゾスレ恐るべしだな
スゲー作者いるなぁ!リゾスレ恐るべしだな
952 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/12(月) 11:45:33.92 O
うおおおおおおおおおお俺がWikiに載ってるうううううううううう
953 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/12(月) 14:12:58.37 O
早く帰ってWiki読みたい!!
954 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/12(月) 14:50:35.63 0
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川*’ー’)<どこへもいってなんかいない・・ リゾナンターはここにいるぜぇ!
『リゾナントブルーAnother Versからストーリーを想像するスレ 第3話