(140)200 「Sの悲劇」反省編

「さてと。保全保全っと……」

ネット上の1スレに過ぎないがこの不思議な小説スレに出会ったおかげで物語を住人で創作していく面白さにも向き合えた。
こんな感じの設定が理想って保全代わりに書いてた事を文にして貰えたり、その逆もあったり。
先住人の設定を引き継いだりアレンジしたり、wikiやまとめを巡っては多種多様なその作品群に眩暈を覚えた。

狼という特殊な環境の下、スレが落ちる恐怖と戦いながらも住民にはいつしか不思議な連帯感が生まれていた。
仕事の合間、日々の生活の合間にと。全国に散らばったホゼナンター達の地道な保全活動は本日も繰り返される。
時には雑談をし、時にはメンバーのネタを何とか捻り出そうと悪戦苦闘してみたり。
創作するのもまとめて投下更新するのにも体力が居る。保全ネタを書く苦悩も理解している。
皆がいつ何を投稿しても構わないように、スレを守る。
作品を書いて無い時間は皆ホゼナンター、その筈だった。


事の始まりは、先月と今月。
決して某3人組Buono!専属の謎の関西弁スタイリスト、バースデー今月さんの関係ではない。

スレを立てて数レスでちぇる並みに巻き込まれプロバイダ規制を食らう謎の展開。
いやー、慌てたねアレは。久し振りの規制、新鮮でした。
保全も上手く出来ずで皆には色々迷惑をお掛けしました。

月末。中々繋がらない回線の不安定さ。
まあ重いのは狼住人が増えたのかお客さんが増えたかのどっちかだろう。
飯窪さんの写真集とか森戸の写真集の話題とかあったし。
いつもの事か、とさして重要な事ではないだろうと軽く思っていた。

そして今月。2月になったばかりだというのに、
自分にも狼への書き込みが吸い込まれる現象が起きていた。
ここ3日書き込んでも反映されなかったという仲間の報告があった直後だ。

保全しようと思って書き込んだのに【π送りになりました】と表示される。
一瞬下ネタが浮かんだがここでは割愛しておこう。書き込みが吸い込まれて消えてしまうのだから。
即座に調べたら●持ち以外書き込め無いようになっているとの情報がモニター画面に表示される。
まさか、また狼で実験しているのか!?


嫌な予感がした。


導入テスト時にも阿鼻叫喚になった15日ルールや即死ルールの他に、
書き込むには課金しなければならないアフォなシステムを狼に導入する気なのか――と。
最近他のネタスレにも嵌ってまとめやホゼナンター業務を少々サボってた罪と罰なのかと己を一瞬だけ呪った。
投稿が来たか保全時間は大丈夫かを確認だけして他の業務の為に移動する、そんな日も正直あった。
「すまない、皆――――」


だがその心配は杞憂に終わった。
1~2時間程のテストだったらしく直ぐにいつも通りのルールの狼に戻っていた。
書き込み数が激減した事で『あ、これあかんやつや』とでも思ったのだろうか。
π送りテストの真相は2chの管理人にしか分からない。
この設定だけは導入されない事を祈るばかりだ。


しかしそれだけでは無かった。明くる朝、開いたスレに仲間からの「スマホが壊れた」という報告を見る。
日中の保全はどうしても文明の利器に頼らざるを得ない。その手段が失われたのだ。
今迄仲間の奮闘に幾度と無く助けられてきたが、その日中ホゼナンターが一名、戦線を一時離脱。
深夜ナンターにも残業ナンターにも何度も助けられている。
自分も出来るだけ保全をしよう、たとえ1人では微力であってもスレの手助けにはなるだろう。


スマホのバッテリーギリギリまで頑張ってくれた日中ホゼナンターのスマホは直っただろうか。
ショートしてはーちんの火脚並みに燃えてはいないだろうか。
寝る前に来てくれるホゼナンターの風邪が早く治りますように。
日中にほんの少しだけ戻って来てくれるのを待っています。

全ての住人に敬意を表し、今月のネタ確率大凶の運命を変える為、ミティの寒波に負けぬ為、
今日も我らは保全と創作を繰り返していく。


「Sの悲劇」反省編・終 


投稿日時:2017/02/02(木) 02:14:43.54





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