(128)255 『Chelsy』24

「これは!!」
「何が視えたのかしら?」
「ええとですね。シルベチカは、拘束などされていません。鍵も開いているホテル??」

「ホテル??」
「それに・・・傷一つついていないようですし、ごはんも食べれています。
朝ごはんの残りですかね、固そうなパンがテーブルに残っています。あれは・・・ヨーグルト?」
「誘拐、監禁にしてはずいぶんと贅沢な食事っちゃね」

「それに、ドアに鍵はかかってないようですよ。それに見張りも・・・監視カメラもありません」
「え?逃げようと思えば逃げられる、ということ?」
「不可能ではない、いや、むしろ可能だと思うけど、なんでしないのかな?」

「その建物がどこかは千里眼でわからないの?」
「都内の・・・ただのマンション・・・ここからさほど遠くはないですよ」
「???」

「ぴょーんって跳んで、助けにいくなう?」
「どうします?」
「・・・私達が助けた方がいいのでは?」
「そうね、ただ、一筋縄ではいかなさそうですわ。この事件」   (Chelsy


投稿日時:2016/08/27(土) 14:29:06.04





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