(125)99 『Chelsy』7

「コレ、イツモのネ」
「・・・・ああ、確かに確認した。代金はいつもの口座に半分振り込んでいたはずだ」
「確認シタヨ。残りの半分、タノム」
「もちろんだ。次も頼む」
「毎度アリガト」

・・・ふう、また取引ですか。班長が呼び出して何かと思ったら
『また、また新しい薬の取引経路ができているらしい。チェルシー、探ってくれ』ですか。
全く次から次へと新しいdrugが出てくるんだから、嫌になっちゃう
それも探るだけだから、捕まえてはいけない、追跡が指令だもんね

あ~あ、追跡って確保よりも何十倍も疲れるんだよね
常に仲間がいないか周囲を見渡して、気付かれないように尾行して、いつでも逃げられるようにする、だもん
SO fatigue な order ね

でもちょっと班長、なんだか渋い顔をしていたな。体の調子が悪いのかな?
デザートを残していたんだから、あの人が。Surpriseだよ!
おっと、監視、監視。レーダーには・・・反応なし、磁場の乱れもないし、会話も録音できているわね
電磁銃 エネルギーFULLだし、暗視スコープも乱れなし・・・装備の乱れはないわね

「しかし、あんたらのところもまた変わった薬を作っているようだな」
「モウ知っているのカ?」
「薬はいくらあってもいいもんだからな」
「欲しがるトコロ、いっぱいアルネ。みんな、ホシガル」
「俺たちにとっては便利だ。絶対的な服従が得られるからな」

絶対的な服従??? そんな薬聞いたことないわ
もし、そんなものがあるとしたら・・・これは広めてはいけない!

「ウルよ」
「考えておくよ」
「違う、名前ダ」   (Chelsy


 投稿日時:2016/07/09(土) 22:17:38.63





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