(134)281 次回予告・リゾナンター'16 『どーだっていいの』

【ベインズワークショップ】
それは組織の精鋭が結集した破滅の工房
すべての戦争を始め、すべての戦争を終わらせる
そんな血みどろのやり方でしか世界を平和になどできない
あまりにも現実的な理想主義者の集団

弱き者は打ち捨てていく
たとえその弱き者が朽ち果ててもそれが平和への礎となる
そう信じていた筈だった
そう思っていた筈だった

「せんせい、この銃の分解の仕方わからない」
「せんせい、結ちゃんがナイフで指切った」
「せんせい、せんせいっておばあちゃんみたいだね」

気紛れで行った養成施設の教導でこの子たちと出会った時、なぜか心がざわついた
こんな子供たちに武器を持たせてもいいの?
こんな子供たちを戦場に送ってもいいの?

自分がこの子たちと同じぐらいの年の時には疑問にも思わなかったことがまるで澱のように心の奥底に積もっていく、

そして…

彼女は子供たちを連れて組織を出奔した
とある町の郊外にある牧場に仮住まいを見つけた彼女は子供たちに人を信じること、人を愛することを子供たちに教えていくことにした
どれだけの時間が自分に残されているかわからない
でも残された時間の中で子供たちに伝えたい
本当に必要なものをしっかり握りしめて生きていくことを

次回、モーニング戦隊リゾナンター’16『どーだっていいの』

どーだっていい
血塗られた自分の命なんかどーだっていい
でもいつか組織の死神が自分の前に立つ時があっても、子供たちだけは何としても救う

かつて海上で出会った二人の女のことを彼女は思う
自分たちを救おうと差し伸べられた手は振り払ってしまった
しかしその時、ある店の名前を伝えられた
その店の名はリゾナント
響きあう者が心寄せ合う場所


投稿日時:2016/11/05(土) 17:58:21.67



作者コメント
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/22534/1406309546/656-658
■ ベインズワークショップ -少女達- ■を参考にさせていただきました

■ ベインズワークショップ -少女たち- ■
http://www35.atwiki.jp/marcher/pages/1184.html  





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