リゾナントブルーAnother Versからストーリーを想像するスレ 第34話(ミラー)
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1 : 名無し募集中。。。[sage] 投稿日:2009/09/28(月) 17:26:43.46 0
2 : 名無し募集中。。。[sage] 投稿日:2009/09/28(月) 17:27:27.18 0
3 : 名無し募集中。。。[sage] 投稿日:2009/09/28(月) 17:28:08.95 0
今まで出てきた設定やイメージ画像
高橋愛
http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/12.html
ttp://resonant.pockydiary.net/file/template/r_ai.jpg
新垣里沙
http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/13.html
ttp://resonant.pockydiary.net/file/template/r_risa.jpg
亀井絵里・道重さゆみ
http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/14.html
http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/15.html
ttp://resonant.pockydiary.net/file/template/r_sayueri.jpg
田中れいな
http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/16.html
ttp://resonant.pockydiary.net/file/template/r_reina.jpg
久住小春
http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/17.html
ttp://resonant.pockydiary.net/file/template/r_koharu.jpg
光井愛佳
http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/18.html
ttp://resonant.pockydiary.net/file/template/r_aika.jpg
ジュンジュン・リンリン
http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/19.html
http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/20.html
ttp://resonant.pockydiary.net/file/template/r_junlin.jpg
今まで出てきた設定やイメージ画像
高橋愛
http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/12.html
ttp://resonant.pockydiary.net/file/template/r_ai.jpg
新垣里沙
http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/13.html
ttp://resonant.pockydiary.net/file/template/r_risa.jpg
亀井絵里・道重さゆみ
http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/14.html
http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/15.html
ttp://resonant.pockydiary.net/file/template/r_sayueri.jpg
田中れいな
http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/16.html
ttp://resonant.pockydiary.net/file/template/r_reina.jpg
久住小春
http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/17.html
ttp://resonant.pockydiary.net/file/template/r_koharu.jpg
光井愛佳
http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/18.html
ttp://resonant.pockydiary.net/file/template/r_aika.jpg
ジュンジュン・リンリン
http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/19.html
http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/20.html
ttp://resonant.pockydiary.net/file/template/r_junlin.jpg
4 : 名無し募集中。。。[sage] 投稿日:2009/09/28(月) 17:28:49.84 0
喰らってくたばれ!
必殺!
ttp://resonant.pockydiary.net/file/helpme.gif
リゾナンカー
ttp://resonant.pockydiary.net/file/template/car.jpg
リゾナントロボ…
発……
ttp://resonant.pockydiary.net/file/robo.gif
喰らってくたばれ!
必殺!
ttp://resonant.pockydiary.net/file/helpme.gif
リゾナンカー
ttp://resonant.pockydiary.net/file/template/car.jpg
リゾナントロボ…
発……
ttp://resonant.pockydiary.net/file/robo.gif
5 : 名無し募集中。。。[sage] 投稿日:2009/09/28(月) 17:29:31.04 0
【今まで出てきた能力まとめ】
高橋愛:精神感応(リーディング) /瞬間移動(テレポーテーション)/光使い(フォトン・マニピュレート)
新垣里沙:精神干渉(マインドコントロール)
亀井絵里:傷の共有(インジュリー・シンクロナイズ) /風使い(ウィンド・マニピュレート)
道重さゆみ:治癒能力(ヒーリング)
さえみ(姉人格):物質崩壊(イクサシブ・ヒーリング)
田中れいな:共鳴増幅能力(リゾナント・アンプリファイア)
久住小春:念写能力(ソートグラフィー) /幻術(ハルシネーション)/発電(エレクトロキネシス)
光井愛佳:予知能力(プリコグニション)/心の浄化(ハート・プリフィケイション) /水守
リンリン:念動力(サイコキネシス)/発火能力(パイロキネシス) ※手で掴める物限定
ジュンジュン:念動力(サイコキネシス)/獣化(メタモルフォシス(トゥ・ビーストorパンダ))
詳しくはこちら
http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/35.html
ジュンジュン獣化参考画像
http://resonant.pockydiary.net/file/panda.jpg
【今まで出てきた能力まとめ】
高橋愛:精神感応(リーディング) /瞬間移動(テレポーテーション)/光使い(フォトン・マニピュレート)
新垣里沙:精神干渉(マインドコントロール)
亀井絵里:傷の共有(インジュリー・シンクロナイズ) /風使い(ウィンド・マニピュレート)
道重さゆみ:治癒能力(ヒーリング)
さえみ(姉人格):物質崩壊(イクサシブ・ヒーリング)
田中れいな:共鳴増幅能力(リゾナント・アンプリファイア)
久住小春:念写能力(ソートグラフィー) /幻術(ハルシネーション)/発電(エレクトロキネシス)
光井愛佳:予知能力(プリコグニション)/心の浄化(ハート・プリフィケイション) /水守
リンリン:念動力(サイコキネシス)/発火能力(パイロキネシス) ※手で掴める物限定
ジュンジュン:念動力(サイコキネシス)/獣化(メタモルフォシス(トゥ・ビーストorパンダ))
詳しくはこちら
http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/35.html
ジュンジュン獣化参考画像
http://resonant.pockydiary.net/file/panda.jpg
6 : 名無し募集中。。。[sage] 投稿日:2009/09/28(月) 17:30:12.42 0
7 : 名無し募集中。。。[sage] 投稿日:2009/09/28(月) 17:30:53.65 0
【TV・映画イメージ】
リゾナンターEDイメージ(字あり)
http://jp.youtube.com/watch?v=pbHlnMj9r1E
リゾナンターEDイメージ(字なし)
http://jp.youtube.com/watch?v=6veKqzAYQI0
リゾナンターEDイメージ(字あり提供入)
http://jp.youtube.com/watch?v=ijT95qkTqfA&NR=1
リゾナンター予告イメージ
http://jp.youtube.com/watch?v=wSVKqpCYrQs
リゾナンター予告編・i914Ver. ※血液等の映像が含まれますので苦手な方は見ないほうがいいです
http://jp.youtube.com/watch?v=TEsl4BjQ8sA
リゾナンターの予告編パート2/映画風
http://jp.youtube.com/watch?v=9Rvh02cQQoI&fmt=6
リゾナンター予告編/刃千史Ver
http://jp.youtube.com/watch?v=baXFvPKZQyI&fmt=6
リゾナンター予告編/予知能力者Ver
http://jp.youtube.com/watch?v=oR95z8sdOMM&fmt=18
リゾナンター/共鳴セヨ
http://jp.youtube.com/watch?v=3m65hxrvduY
リゾナンター予告編/ダークネスVer.
http://jp.youtube.com/watch?v=OkFqDKBJUBg&fmt=6
イントロダクション
http://www.youtube.com/watch?v=srvVoDEse2g
リゾスレ一周年記念動画
http://www.youtube.com/watch?v=VBgPc_o1u0E&fmt=18
The loneliness of the girls
http://www.youtube.com/watch?v=4IAclB1_-zs
【TV・映画イメージ】
リゾナンターEDイメージ(字あり)
http://jp.youtube.com/watch?v=pbHlnMj9r1E
リゾナンターEDイメージ(字なし)
http://jp.youtube.com/watch?v=6veKqzAYQI0
リゾナンターEDイメージ(字あり提供入)
http://jp.youtube.com/watch?v=ijT95qkTqfA&NR=1
リゾナンター予告イメージ
http://jp.youtube.com/watch?v=wSVKqpCYrQs
リゾナンター予告編・i914Ver. ※血液等の映像が含まれますので苦手な方は見ないほうがいいです
http://jp.youtube.com/watch?v=TEsl4BjQ8sA
リゾナンターの予告編パート2/映画風
http://jp.youtube.com/watch?v=9Rvh02cQQoI&fmt=6
リゾナンター予告編/刃千史Ver
http://jp.youtube.com/watch?v=baXFvPKZQyI&fmt=6
リゾナンター予告編/予知能力者Ver
http://jp.youtube.com/watch?v=oR95z8sdOMM&fmt=18
リゾナンター/共鳴セヨ
http://jp.youtube.com/watch?v=3m65hxrvduY
リゾナンター予告編/ダークネスVer.
http://jp.youtube.com/watch?v=OkFqDKBJUBg&fmt=6
イントロダクション
http://www.youtube.com/watch?v=srvVoDEse2g
リゾスレ一周年記念動画
http://www.youtube.com/watch?v=VBgPc_o1u0E&fmt=18
The loneliness of the girls
http://www.youtube.com/watch?v=4IAclB1_-zs
8 : 名無し募集中。。。[sage] 投稿日:2009/09/28(月) 17:31:34.53 0
【投稿日順に読む裏技】
まとめサイトの[検索]で「(1)」とか指定すると、第1話(1スレ目)の作品が投稿日順に並びます(降順)
(投稿日=まとめサイト掲載日時であり、スレ投下日時ではありません)
ただし、次回予告についてはシングルの順序と合わせるために
順番に並ぶように投稿日をいじってあるのでこの限りではありません
このスレに初めて来たから様子がわかんないよ、って人にはイイかも
※時々検索結果に違うスレの作品が混じりますが、本文中に張ったリンク(例:(1)123)を拾ってしまうためです
※※現在タグでスレごとの作品が読めるようになっています
【代理投稿を依頼するときのお願い】
したらば掲示板のアク禁スレに作品を上げるときは対処方法の指示も書いてください
例えば
・規制食らったので転載して欲しい
・レス数多いから掲載を手伝って欲しい
など
【投稿日順に読む裏技】
まとめサイトの[検索]で「(1)」とか指定すると、第1話(1スレ目)の作品が投稿日順に並びます(降順)
(投稿日=まとめサイト掲載日時であり、スレ投下日時ではありません)
ただし、次回予告についてはシングルの順序と合わせるために
順番に並ぶように投稿日をいじってあるのでこの限りではありません
このスレに初めて来たから様子がわかんないよ、って人にはイイかも
※時々検索結果に違うスレの作品が混じりますが、本文中に張ったリンク(例:(1)123)を拾ってしまうためです
※※現在タグでスレごとの作品が読めるようになっています
【代理投稿を依頼するときのお願い】
したらば掲示板のアク禁スレに作品を上げるときは対処方法の指示も書いてください
例えば
・規制食らったので転載して欲しい
・レス数多いから掲載を手伝って欲しい
など
9 : 名無し募集中。。。[sage] 投稿日:2009/09/28(月) 17:32:16.07 0
<<サボリン∞ヽ( ゚∀。)ノからのお願い事>>
・作品投下と同時に作品タイトルも決めてあるよ!
→作品の中・前後に『 』でくくってくれたらわかりやすいよ!
・前に投下した作品の題名考えたよ!
→必ずしたらばの「題名スレ」に書いてね
・題名変えたいんだけど…
→それも「題名スレ」でおkだよ
・自分の作品に誤字脱字編集したいとこ見つけた
→したらばの「催促スレ」に書き込んでね
・編集したいとこがいっぱいありすぎて書けない
→テキストをメールで送ってね まとめサイトにメールフォームあるよ
・自分のあの作品とこの作品リンクさせてほしい
→「催促スレ」に書いてね
・その分類じゃなくて違う分類がいいんだけど…
→それも「催促スレ」でおk
・こらサボティ!直せって言ったとこ直ってない!
→「催促スレ」で教えてねゴメンネ
☆「催促スレ」「題名スレ」でお願い事した場合はageてね!
・何か企画とか考えたいんだけど
→したらばに自由にスレ立てて進めてくださいな
・とりあえず雑談したいんだけど
→「更新履歴とか雑談スレ」はみんなで使っていいスレだよ
・テンプレにあれこれ追加削除したい
→したらば「テンプレスレ」で話し合おうぜ
<<サボリン∞ヽ( ゚∀。)ノからのお願い事>>
・作品投下と同時に作品タイトルも決めてあるよ!
→作品の中・前後に『 』でくくってくれたらわかりやすいよ!
・前に投下した作品の題名考えたよ!
→必ずしたらばの「題名スレ」に書いてね
・題名変えたいんだけど…
→それも「題名スレ」でおkだよ
・自分の作品に誤字脱字編集したいとこ見つけた
→したらばの「催促スレ」に書き込んでね
・編集したいとこがいっぱいありすぎて書けない
→テキストをメールで送ってね まとめサイトにメールフォームあるよ
・自分のあの作品とこの作品リンクさせてほしい
→「催促スレ」に書いてね
・その分類じゃなくて違う分類がいいんだけど…
→それも「催促スレ」でおk
・こらサボティ!直せって言ったとこ直ってない!
→「催促スレ」で教えてねゴメンネ
☆「催促スレ」「題名スレ」でお願い事した場合はageてね!
・何か企画とか考えたいんだけど
→したらばに自由にスレ立てて進めてくださいな
・とりあえず雑談したいんだけど
→「更新履歴とか雑談スレ」はみんなで使っていいスレだよ
・テンプレにあれこれ追加削除したい
→したらば「テンプレスレ」で話し合おうぜ
10 : 名無し募集中。。。[sage] 投稿日:2009/09/28(月) 17:32:57.22 0
川*’ー’) < テンプレの設定やまとめサイトを参考にして自由に想像するがし
ノ|c| ・e・) < 登場人物の能力やストーリーの背景・設定は作者さんの自由なのだ
ノノ*^ー^) < シリアル路線でもコメディ路線でもお好きなものどうぞ
从*・ 。.・) < AAを使ったものや1レス完結ものでもOKなの
从*´ ヮ`) < 他の作者さんの設定を流用するのもありっちゃ
ノリo´ゥ`リ < 気に入った話の続きや繋ぎの話を書いてみるのもありカナ☆
川=´┴`) < プロットを書いて他の作者さんにストーリーを書いてっておねだりしてもええで
川*^A^) < アーでも書いてくれるかは作者さん次第ヨ
川´・_o・) < ソッカー
川*’ー’) < テンプレの設定やまとめサイトを参考にして自由に想像するがし
ノ|c| ・e・) < 登場人物の能力やストーリーの背景・設定は作者さんの自由なのだ
ノノ*^ー^) < シリアル路線でもコメディ路線でもお好きなものどうぞ
从*・ 。.・) < AAを使ったものや1レス完結ものでもOKなの
从*´ ヮ`) < 他の作者さんの設定を流用するのもありっちゃ
ノリo´ゥ`リ < 気に入った話の続きや繋ぎの話を書いてみるのもありカナ☆
川=´┴`) < プロットを書いて他の作者さんにストーリーを書いてっておねだりしてもええで
川*^A^) < アーでも書いてくれるかは作者さん次第ヨ
川´・_o・) < ソッカー
11 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/09/28(月) 17:33:41.55 0
作品投稿の際、10レスを越える場合は連続投稿規制(バイバイさるさん)がかかるので注意。
それから1レス当たり最大32行までしか入らないのでそれも注意。
それでは…
ttp://resonant.pockydiary.net/file/template/r_coming.jpg
君の作品を待ってる
作品投稿の際、10レスを越える場合は連続投稿規制(バイバイさるさん)がかかるので注意。
それから1レス当たり最大32行までしか入らないのでそれも注意。
それでは…
ttp://resonant.pockydiary.net/file/template/r_coming.jpg
君の作品を待ってる
12 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/09/28(月) 18:29:24.09 0
,@-@、
,@ミA=Aツ@ こ、これは>>1乙じゃなくて
@ リo´ゥ`リ @ 雷なんだから
ゞ つ。 。つ 変な勘違いしないでよね!
,;:"⌒⌒⌒⌒゙;,.. .,;"⌒⌒⌒⌒゙:;、
,;:,,,,'''' ;;;;'''' ;;;) (;;;;;;;;; '''',,,,:;、;;;;;
,;:,,, ;;;;;; ;;;;; ,,) (,,;;;;; ;;;;;; ,,,:;、
゙゙~,,,,,,~,,,,ノ ゞ,,,,~,,,,,,~""
ピカッ ! // ! ゚ ! ! // ! ゚ ! !
! \\ ! ! \\ ! ゚
/ / ! ! / / ! !
\ 二 ̄ ̄> \ \
/ /
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/ <___/|
|______/
,@-@、
,@ミA=Aツ@ こ、これは>>1乙じゃなくて
@ リo´ゥ`リ @ 雷なんだから
ゞ つ。 。つ 変な勘違いしないでよね!
,;:"⌒⌒⌒⌒゙;,.. .,;"⌒⌒⌒⌒゙:;、
,;:,,,,'''' ;;;;'''' ;;;) (;;;;;;;;; '''',,,,:;、;;;;;
,;:,,, ;;;;;; ;;;;; ,,) (,,;;;;; ;;;;;; ,,,:;、
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\ 二 ̄ ̄> \ \
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13 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/09/28(月) 19:12:04.37 0
雷で1乙って書くとはw
そのアイデアにスタンディングオベーション
スレ立て乙です!
そのアイデアにスタンディングオベーション
スレ立て乙です!
14 : サボリン∞ヽ( ゚∀。)ノ[] 投稿日:2009/09/28(月) 19:26:59.14 0
15 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/09/28(月) 19:40:03.39 0
16 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/09/28(月) 20:32:01.69 O
新スレ誕生おめでとう
17 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/09/28(月) 20:47:26.95 0
新スレ立ててくれた人ありがとうございます
「月も一緒に笑ってる」は俺も好きな作品です
この作品がスレに上がった当時にスレに通い始めたんだっけな
プリントアウトして布団の中で読んだ記憶がある
「月も一緒に笑ってる」は俺も好きな作品です
この作品がスレに上がった当時にスレに通い始めたんだっけな
プリントアウトして布団の中で読んだ記憶がある
18 : サボリン∞ヽ( ゚∀。)ノ[] 投稿日:2009/09/28(月) 21:47:43.39 0
19 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/09/28(月) 21:51:19.07 0
作者かかって来いや~っ!!ってことで
20 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/09/28(月) 22:55:41.15 0
祝!34個目だ!
34÷2は=17!
17歳で小春の歳だ!!
34÷2は=17!
17歳で小春の歳だ!!
21 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/09/28(月) 23:32:56.71 0
リンリンごめんねリンリン…
22 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/09/28(月) 23:49:27.52 0
りんりんでごめんねしちゃったの?
しょうがないよ りんりんのぱいおつかいでーだもん
しょうがないよ りんりんのぱいおつかいでーだもん
23 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/09/29(火) 00:45:41.13 0
今スレ中に……
24 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/09/29(火) 01:26:00.75 0
みんなおやすみ~
25 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/09/29(火) 02:07:09.14 0
いつの間にか新スレだw
自分は書けないけどこれからもずっと来るぜ!
ほぜ
自分は書けないけどこれからもずっと来るぜ!
ほぜ
26 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/09/29(火) 02:59:38.35 O
今夜勤中
れいなの能力で俺の仕事の能力を増幅してもらいてぇえぇ!
れいなの能力で俺の仕事の能力を増幅してもらいてぇえぇ!
27 : 共鳴者作者[] 投稿日:2009/09/29(火) 04:06:05.23 0
こんばんは……いやもうおはようございます?
とにかく新スレおめです。
せっかくなので新スレ一発目、保全代わりにヴァリアントハンター外伝を投下させていただきます。
こんな時間なので誰もいないでしょうから次のレスから開始です。
とにかく新スレおめです。
せっかくなので新スレ一発目、保全代わりにヴァリアントハンター外伝を投下させていただきます。
こんな時間なので誰もいないでしょうから次のレスから開始です。
28 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/09/29(火) 04:06:06.21 0
ダクネチュ)<な・・に?・・里沙・・それは本当か・・・そうか・・・・
=クネチュ)<おいリゾナンターどうしたんだよ!9人でダークネスを倒すんじゃなかったのかよ!?
ワシはここにいるぞ!ワシはここにおるんだよ・・ずっと
ttp://resonant.web.fc2.com/data/toro17101.jpg
ノlc| ・e・)<・・・・・さま・・
=クネチュ)<里沙よ!リゾナンターレッドに伝えといてくれ!モデルに飽きたらいつでもかかって来いと!
リゾナンターに再び入ってワシを倒しに来いと!この悪いオジちゃんをやっつけに来いって・・
ダクネチュ)<里沙 スパイのお前に新たな任務を与える!失敗は許さん!任務の内容は・・・
卒業後のノリo´ゥ`リの成長を見届けてワシに報告し続ける事だ
ttp://resonant.web.fc2.com/data/toro18246.jpg
ノlc| ;e;)<はいっ!了解しましたダークネスさま!! 今すぐ任務を開始します!!!
=クネチュ)<おいリゾナンターどうしたんだよ!9人でダークネスを倒すんじゃなかったのかよ!?
ワシはここにいるぞ!ワシはここにおるんだよ・・ずっと
ttp://resonant.web.fc2.com/data/toro17101.jpg
ノlc| ・e・)<・・・・・さま・・
=クネチュ)<里沙よ!リゾナンターレッドに伝えといてくれ!モデルに飽きたらいつでもかかって来いと!
リゾナンターに再び入ってワシを倒しに来いと!この悪いオジちゃんをやっつけに来いって・・
ダクネチュ)<里沙 スパイのお前に新たな任務を与える!失敗は許さん!任務の内容は・・・
卒業後のノリo´ゥ`リの成長を見届けてワシに報告し続ける事だ
ttp://resonant.web.fc2.com/data/toro18246.jpg
ノlc| ;e;)<はいっ!了解しましたダークネスさま!! 今すぐ任務を開始します!!!
29 : ヴァリアントハンター外伝[] 投稿日:2009/09/29(火) 04:07:17.90 0
ソレはすでに"ソレ"ではなくなっていた。
記憶を持ち、感情を持ち、人格もある。
なにより、彼女には明確な目的が、野望があった。
まだ慣れないこの肉体と精神との調整にはまだ少し時間が要る。
生来待つことに不慣れな彼女には苦痛でしかないが、
これもまた野望のためだ。
野望にぎらつく双眸で周囲を睨み、彼女はガラスの中で沈黙を貫く。
* * *
ヴァリアント関連事案対策本部が抱えるヴァリアント出現予知班には、
レベル5以上の予知能力者が合計20名近く在籍している。
大手民間企業やユニオン、経済産業省、気象庁、防衛省に並び、警察組織における予知能力者の採用率は高い。
とは言え未来の事象を間違いなく正確に予知できるレベルにある者など稀少だし、
それが先の事象であればあるほど予知の精度は落ちていく。
学会の定説に則れば、正確には予知ではなく識域下での統合情報処理による「予測」能力なのだから当然だ。
一週間後に起こる事象を確実に予知できる能力者は世界中探し回ってもゼロと言っていい。
そこで対策本部を含め多くの組織では、複数の予知能力者を用いて情報の精度を高めるというシステムを確立している。
ひと口に予知能力者と言っても様々なタイプが存在する。
無意識下の精神感応能力と併用して人間、動物が起こす事象を予知する者、
大気の流れや湿度、地殻変動の起こす電磁波を感じて気象や自然災害を予知する者。
さらに、予知能力者の能力発現の仕方も様々だ。
恐怖や悪寒といった漠然とした感覚、断片的なビジョン、あるいは言語情報や、預言書めいた暗号の形で発現する者もいる。
中には数秒後という限定的だが確実な予知能力を戦闘に活かしハンターとして活躍する人材もいると聞く。
ヴァリアント出現は少なくとも表向きには自然災害とも人的災害とも断定できない事象だ。
いや、被害規模やヴァリアントの特異性を考えればそのどちらとも言える。
対策本部ではその両方の人材を集め、特にその事象がいつ、どこで起きるのかを予知できる者を優先的に配置していた。
市民の避難のため出現時刻や場所の特定が優先されているので、
ヴァリアントのランクや個体数は現場で確認されるケースがほぼ全てだ。
先日れいながあれだけ複数のヴァリアントに囲まれる事態が予想外だったのもその辺りに起因すると言えるだろう。
記憶を持ち、感情を持ち、人格もある。
なにより、彼女には明確な目的が、野望があった。
まだ慣れないこの肉体と精神との調整にはまだ少し時間が要る。
生来待つことに不慣れな彼女には苦痛でしかないが、
これもまた野望のためだ。
野望にぎらつく双眸で周囲を睨み、彼女はガラスの中で沈黙を貫く。
* * *
ヴァリアント関連事案対策本部が抱えるヴァリアント出現予知班には、
レベル5以上の予知能力者が合計20名近く在籍している。
大手民間企業やユニオン、経済産業省、気象庁、防衛省に並び、警察組織における予知能力者の採用率は高い。
とは言え未来の事象を間違いなく正確に予知できるレベルにある者など稀少だし、
それが先の事象であればあるほど予知の精度は落ちていく。
学会の定説に則れば、正確には予知ではなく識域下での統合情報処理による「予測」能力なのだから当然だ。
一週間後に起こる事象を確実に予知できる能力者は世界中探し回ってもゼロと言っていい。
そこで対策本部を含め多くの組織では、複数の予知能力者を用いて情報の精度を高めるというシステムを確立している。
ひと口に予知能力者と言っても様々なタイプが存在する。
無意識下の精神感応能力と併用して人間、動物が起こす事象を予知する者、
大気の流れや湿度、地殻変動の起こす電磁波を感じて気象や自然災害を予知する者。
さらに、予知能力者の能力発現の仕方も様々だ。
恐怖や悪寒といった漠然とした感覚、断片的なビジョン、あるいは言語情報や、預言書めいた暗号の形で発現する者もいる。
中には数秒後という限定的だが確実な予知能力を戦闘に活かしハンターとして活躍する人材もいると聞く。
ヴァリアント出現は少なくとも表向きには自然災害とも人的災害とも断定できない事象だ。
いや、被害規模やヴァリアントの特異性を考えればそのどちらとも言える。
対策本部ではその両方の人材を集め、特にその事象がいつ、どこで起きるのかを予知できる者を優先的に配置していた。
市民の避難のため出現時刻や場所の特定が優先されているので、
ヴァリアントのランクや個体数は現場で確認されるケースがほぼ全てだ。
先日れいながあれだけ複数のヴァリアントに囲まれる事態が予想外だったのもその辺りに起因すると言えるだろう。
30 : ヴァリアントハンター外伝[] 投稿日:2009/09/29(火) 04:08:00.24 0
今回も、防衛省と警察庁が予算を共同で出資、開発した軍事衛星からの情報が数刻前に入ってきたところだ。
個体数は一体。
現在は休息期に移行しているが、活動期の破壊行動の速度と威力から推測されるランクは4以上。
中澤がパイプを持っているユニオン筋の情報ではβタイプとかいうもので、
休息期から活動期への移行の過程で進化するおそれがあるとか。
まあ、障壁も超能力も無効化するれいなの体質と戦闘技能、このスーツのスペックを考慮すれば活動期でも敵ではないだろう。
とは言え前回の苦い経験もある。
レーダーは最初からアクティブに切り替えたまま、周辺に伏兵がいないことを確認しつつ標的の休息地点まで近づいていく。
と、
『生体反応感知。10メートル先の角を左。標的から900メートル離れた国道上』
「げ。また?」
『いいえ、ヴァリアントの反応じゃないわ。人間のもの』
「はい?」
意表をつかれて眉をしかめる。
住民の退避はヴァリアント出現より前に完了しているはずだし、周辺道路も封鎖されている。
役所の仕事に不手際がないのなら、住民や近隣オフィスに籍を置く人間の行方不明も報告されていない。
「……やっぱ役所の不手際かね。家で寝てて目覚めて街に出てみたらバイオハザード2状態でした、みたいな」
とりあえず危険だから保護しに行くか、と歩みを進める。
しかしアルエの意見はれいなのそれに否定的だ。
『なら携帯電話で状況の確認くらいするはず。避難勧告はネットでも確認できる。それに』
「それに?」
応える代わり、網膜上に軍事衛星で撮影したと思しき画像が表示される。
現在時刻は日中。昨夜は雨が降ったが、今は雲も少ない快晴だ。
最新の光学偵察衛星の解像度は30センチ以下。
上空からではあるが、その人物の容姿は足元の水たまりにハッキリと映っている。
個体数は一体。
現在は休息期に移行しているが、活動期の破壊行動の速度と威力から推測されるランクは4以上。
中澤がパイプを持っているユニオン筋の情報ではβタイプとかいうもので、
休息期から活動期への移行の過程で進化するおそれがあるとか。
まあ、障壁も超能力も無効化するれいなの体質と戦闘技能、このスーツのスペックを考慮すれば活動期でも敵ではないだろう。
とは言え前回の苦い経験もある。
レーダーは最初からアクティブに切り替えたまま、周辺に伏兵がいないことを確認しつつ標的の休息地点まで近づいていく。
と、
『生体反応感知。10メートル先の角を左。標的から900メートル離れた国道上』
「げ。また?」
『いいえ、ヴァリアントの反応じゃないわ。人間のもの』
「はい?」
意表をつかれて眉をしかめる。
住民の退避はヴァリアント出現より前に完了しているはずだし、周辺道路も封鎖されている。
役所の仕事に不手際がないのなら、住民や近隣オフィスに籍を置く人間の行方不明も報告されていない。
「……やっぱ役所の不手際かね。家で寝てて目覚めて街に出てみたらバイオハザード2状態でした、みたいな」
とりあえず危険だから保護しに行くか、と歩みを進める。
しかしアルエの意見はれいなのそれに否定的だ。
『なら携帯電話で状況の確認くらいするはず。避難勧告はネットでも確認できる。それに』
「それに?」
応える代わり、網膜上に軍事衛星で撮影したと思しき画像が表示される。
現在時刻は日中。昨夜は雨が降ったが、今は雲も少ない快晴だ。
最新の光学偵察衛星の解像度は30センチ以下。
上空からではあるが、その人物の容姿は足元の水たまりにハッキリと映っている。
31 : ヴァリアントハンター外伝[] 投稿日:2009/09/29(火) 04:09:31.03 0
「……一般人ではないっちゃね」
顔までは判別できないが、性別は女。
黒いコートを羽織り、中にはタクティカルベストらしきものを着込んでいる。
両手にはそれぞれに拳銃が握られていた。
とすれば、ベストにある長方形の膨らみは予備マガジンと見るべきだろう。
ヴァリアントの出現現場に、明らかに戦闘用の服装。
状況的にみてどう考えても――ヴァリアントハンターだ。
「紺野さん、ちょっとイレギュラーです。どーゆーわけかハンターが現場に紛れ込んでます」
『ハンター? え、そんなはずは……ちょっと待って、周辺道路封鎖してる警官に確認する』
れいなの出動時は、中澤を通してユニオン側に告知が届き、向こうもそれを承諾しているはずだ。
表向きは警察庁開発の新兵器の運用実験であるし、
本来は高難度の依頼になるはずの案件をこちらが請け負うことで、ハンターに払う報酬を浮かせられるユニオンにとっても損はない。
『確認できたよ。確かにさっきハンター証持った人間を通したって」
「通した? なんで?」
『や、それがまだ詳しくはわからないんだけど、なんでも上から今回は警察とユニオンの共同作戦だって聞かされたらしくて』
「共同作戦? 聞いてませんよ」
『そりゃ主任の私も初耳なんだから当たり前だよ。あ、それと――』
「……っと。紺野さん、どうやら初耳だったのうちらだけじゃないみたいです」
後頭部がちりちりと焼けつくような感覚に貫かれている。
両手を挙げて振り返ると案の定、衛星画像の彼女が銃口をこちらに向けていた。
前方にいたはずの彼女が背後に回っている理由など考えるまでもない。
ヴァリアントハンターとはすなわち超能力者。
おそらくは瞬間移動の類だろう。
顔までは判別できないが、性別は女。
黒いコートを羽織り、中にはタクティカルベストらしきものを着込んでいる。
両手にはそれぞれに拳銃が握られていた。
とすれば、ベストにある長方形の膨らみは予備マガジンと見るべきだろう。
ヴァリアントの出現現場に、明らかに戦闘用の服装。
状況的にみてどう考えても――ヴァリアントハンターだ。
「紺野さん、ちょっとイレギュラーです。どーゆーわけかハンターが現場に紛れ込んでます」
『ハンター? え、そんなはずは……ちょっと待って、周辺道路封鎖してる警官に確認する』
れいなの出動時は、中澤を通してユニオン側に告知が届き、向こうもそれを承諾しているはずだ。
表向きは警察庁開発の新兵器の運用実験であるし、
本来は高難度の依頼になるはずの案件をこちらが請け負うことで、ハンターに払う報酬を浮かせられるユニオンにとっても損はない。
『確認できたよ。確かにさっきハンター証持った人間を通したって」
「通した? なんで?」
『や、それがまだ詳しくはわからないんだけど、なんでも上から今回は警察とユニオンの共同作戦だって聞かされたらしくて』
「共同作戦? 聞いてませんよ」
『そりゃ主任の私も初耳なんだから当たり前だよ。あ、それと――』
「……っと。紺野さん、どうやら初耳だったのうちらだけじゃないみたいです」
後頭部がちりちりと焼けつくような感覚に貫かれている。
両手を挙げて振り返ると案の定、衛星画像の彼女が銃口をこちらに向けていた。
前方にいたはずの彼女が背後に回っている理由など考えるまでもない。
ヴァリアントハンターとはすなわち超能力者。
おそらくは瞬間移動の類だろう。
32 : ヴァリアントハンター外伝[] 投稿日:2009/09/29(火) 04:10:26.01 0
「どこのギルドの人間や。……つーか、そもそも人間か?」
双眸の奥にたぎるような殺意をたたえ、しかし幾らかの戸惑いは隠せないようだった。
対峙した相手が背中から長いケーブルを生やした青い人型の機械では無理もない。
「ええっと……、あの、あはは、中に乗ってるっていうか、これ一応パワードスーツっす。
ちなみにハンターじゃなくて警官。
だから発砲とかされちゃったりなんかすると公務執行妨害に抵触しちゃったりするような……。」
「……警官? ますます意味がわからん。この依頼を受けたのはあーしや。
そもそもヴァリアントの殲滅に警察が介入する余地なんかないやろ」
相対した小柄な女性は依然として警戒を解かず、不愉快そうに眉をひそめている。
射撃用のグローブをはめた両手に握られているのは二丁の拳銃。
SSAはドイツのH&K社が世界最大のシェアを誇っているというが、
その外観はFN社のFive-seveNに近い。
近未来的なデザインに、アルエが計測した口径は5.7mm。
安全装置は銃の側面両側から操作可能で、なるほど二丁拳銃には向いているのだろう。
「いやー、その辺はたぶんなんかの手違いっていうかなんていうか……。」
歯切れの悪いれいなの返答に女性は苛立たしげだ。
革のパンツと軍用ブーツに隠された左足は網膜上に投影された情報によると機械義肢らしい。
身長、体重、武装について、アルエによる分析は無機質な数値を伴って続く。
両手の拳銃。
数ミリ単位で微妙に形状の異なるグリップは工芸品大国ドイツの職人によるハンドメイドだろう。
フレームは軽量かつ強度にも定評のあるポリマー製。
バレルやトリガー、シア、ハンマーといった超能力エネルギーを弾丸へ伝達する機関部も恐ろしく高性能。
武装だけでもかなりの値段になるだろう。
ここまで情報が出揃えば、ユニオンに登録されたハンターの名簿を検索するまでもなく、彼女が何者なのか察しはつく。
双眸の奥にたぎるような殺意をたたえ、しかし幾らかの戸惑いは隠せないようだった。
対峙した相手が背中から長いケーブルを生やした青い人型の機械では無理もない。
「ええっと……、あの、あはは、中に乗ってるっていうか、これ一応パワードスーツっす。
ちなみにハンターじゃなくて警官。
だから発砲とかされちゃったりなんかすると公務執行妨害に抵触しちゃったりするような……。」
「……警官? ますます意味がわからん。この依頼を受けたのはあーしや。
そもそもヴァリアントの殲滅に警察が介入する余地なんかないやろ」
相対した小柄な女性は依然として警戒を解かず、不愉快そうに眉をひそめている。
射撃用のグローブをはめた両手に握られているのは二丁の拳銃。
SSAはドイツのH&K社が世界最大のシェアを誇っているというが、
その外観はFN社のFive-seveNに近い。
近未来的なデザインに、アルエが計測した口径は5.7mm。
安全装置は銃の側面両側から操作可能で、なるほど二丁拳銃には向いているのだろう。
「いやー、その辺はたぶんなんかの手違いっていうかなんていうか……。」
歯切れの悪いれいなの返答に女性は苛立たしげだ。
革のパンツと軍用ブーツに隠された左足は網膜上に投影された情報によると機械義肢らしい。
身長、体重、武装について、アルエによる分析は無機質な数値を伴って続く。
両手の拳銃。
数ミリ単位で微妙に形状の異なるグリップは工芸品大国ドイツの職人によるハンドメイドだろう。
フレームは軽量かつ強度にも定評のあるポリマー製。
バレルやトリガー、シア、ハンマーといった超能力エネルギーを弾丸へ伝達する機関部も恐ろしく高性能。
武装だけでもかなりの値段になるだろう。
ここまで情報が出揃えば、ユニオンに登録されたハンターの名簿を検索するまでもなく、彼女が何者なのか察しはつく。
33 : ヴァリアントハンター外伝[] 投稿日:2009/09/29(火) 04:11:15.18 0
高橋愛。
"暗闇の星―ダークネス・ノヴァ―"という大手ギルドの次期エース候補として最も有力視される人物だ。
確か能力は先に見せたレベル10の"瞬間移動"と、"光使い"。
魔術師的に言えば"地"と"火"の素質を併せ持って生まれたというところか。
「で。どうするん? この場で殺り合うか?」
「いや、できればそれは避けたいっつーかなんつーか」
そんな彼女は殺気をざわざわと目に見える勢いで放出している。
公務執行妨害がどーとかそんなチャチな脅しはまったく効いてない。
むしろ死人に口なし、問答無用、悪即斬、邪魔する奴も斬といった攻撃的姿勢である。
ぶっちゃけて言えば、殺し合いとなればれいなに負ける気は一切しない。
最大の問題は殺したりしたら後々厄介なことになるという常識的法学的倫理的、そして政治的観点。
かと言って一瞬で間合いを詰めて意識を刈り取るというのも難しいだろう。
いや、機体のスペックから言って間合いを詰めるのは簡単だ。
しかし、このスーツをつけて対人戦闘などしたことはない。
手加減をわずかでも誤れば、れいなの体質は超能力だろうがなんだろうが問答無用に打ち消し、
手刀ひとつで彼女の首と胴体に哀れ永遠の離別をもたらしてしまうことだろう。
彼女をけしかけて弾薬が尽きるまで待つというのも却下。
れいなの"能力殺し"が影響を及ぼすのはあくまでも超能力エネルギーそのものだ。
いつかの馬鹿のように自分の能力値の高さをひけらかして念動力そのものをぶつけてくるならともかく、
超能力エネルギーを運動エネルギーに変換して放たれた実弾の威力自体を無効化することはできない。
もちろんパワードスーツの装甲は強固だ。
通常の拳銃弾程度はいくらでも弾き飛ばせる。
ただ、SSAは超能力者のレベルと、篭められたエネルギー次第で対物ライフル並の貫通力を持ちうると聞く。
さらに悪いことに、高橋愛の使用弾薬のベースは「SS190」というライフル弾のようなボトルネック形状の、非常に貫通力に優れた弾だ。
戦車にも用いられるチタニウム合金が素材とは言え、スーツの構造上、装甲はそれほど厚くはない。
一点に集中して撃ち込まれれば貫通も十二分にありえる。
関節部の防弾繊維など狙われたらそれこそ一発でケリもつこう。
常日頃実践で磨き抜かれた、ヴァリアントの障壁の一点を撃ち抜く射撃技術を相手に消極的戦法は楽観視がすぎる。
"暗闇の星―ダークネス・ノヴァ―"という大手ギルドの次期エース候補として最も有力視される人物だ。
確か能力は先に見せたレベル10の"瞬間移動"と、"光使い"。
魔術師的に言えば"地"と"火"の素質を併せ持って生まれたというところか。
「で。どうするん? この場で殺り合うか?」
「いや、できればそれは避けたいっつーかなんつーか」
そんな彼女は殺気をざわざわと目に見える勢いで放出している。
公務執行妨害がどーとかそんなチャチな脅しはまったく効いてない。
むしろ死人に口なし、問答無用、悪即斬、邪魔する奴も斬といった攻撃的姿勢である。
ぶっちゃけて言えば、殺し合いとなればれいなに負ける気は一切しない。
最大の問題は殺したりしたら後々厄介なことになるという常識的法学的倫理的、そして政治的観点。
かと言って一瞬で間合いを詰めて意識を刈り取るというのも難しいだろう。
いや、機体のスペックから言って間合いを詰めるのは簡単だ。
しかし、このスーツをつけて対人戦闘などしたことはない。
手加減をわずかでも誤れば、れいなの体質は超能力だろうがなんだろうが問答無用に打ち消し、
手刀ひとつで彼女の首と胴体に哀れ永遠の離別をもたらしてしまうことだろう。
彼女をけしかけて弾薬が尽きるまで待つというのも却下。
れいなの"能力殺し"が影響を及ぼすのはあくまでも超能力エネルギーそのものだ。
いつかの馬鹿のように自分の能力値の高さをひけらかして念動力そのものをぶつけてくるならともかく、
超能力エネルギーを運動エネルギーに変換して放たれた実弾の威力自体を無効化することはできない。
もちろんパワードスーツの装甲は強固だ。
通常の拳銃弾程度はいくらでも弾き飛ばせる。
ただ、SSAは超能力者のレベルと、篭められたエネルギー次第で対物ライフル並の貫通力を持ちうると聞く。
さらに悪いことに、高橋愛の使用弾薬のベースは「SS190」というライフル弾のようなボトルネック形状の、非常に貫通力に優れた弾だ。
戦車にも用いられるチタニウム合金が素材とは言え、スーツの構造上、装甲はそれほど厚くはない。
一点に集中して撃ち込まれれば貫通も十二分にありえる。
関節部の防弾繊維など狙われたらそれこそ一発でケリもつこう。
常日頃実践で磨き抜かれた、ヴァリアントの障壁の一点を撃ち抜く射撃技術を相手に消極的戦法は楽観視がすぎる。
34 : ヴァリアントハンター外伝[] 投稿日:2009/09/29(火) 04:12:16.20 0
緊急用の拳銃と警棒はベルトに携帯しているし、スーツを脱いで生身で戦うという手もないではないが、それも相手が相手だけに賭けになるだろう。
そしてれいなには、命をベットにかけてまで今回のヴァリアントに固執する理由はない。
結論、
「ええと、どうぞ。標的はお譲りします」
「……賢明な判断やな」
「あ。ただ、警戒のために現場周辺までは同行させてもらいます」
「は?」
「いえ。実は前回――」
簡略に前回のヴァリアント大量発生について説明する。
ハンターと言えど一応は民間人だ。
警察官としてはその安全を保障する義務もある。
「そんな報告、ユニオンからは聞いとらんよ」
「え。あれ、中澤さんから直々に報告行ってるはずなんだけどなぁ……。」
「中澤……?」
高橋愛の顔つきが剣呑さを増す。
なにかまずいことを言っただろうか。
困惑するれいなに、高橋は詰問に近い口調で質してくる。
「アンタ、中澤裕子の部下か何かか?」
「へ? ああ、はいまあ、そんな感じですけど」
「そうか……。」
高橋はしばし思案げに虚空を見つめ、やがてまたきつく睨むような視線でれいなに向き直った。
スーツの全長の関係上こちらが見下ろす形ではあるのだが、形容しがたい迫力に思わず呑まれかける。
そしてれいなには、命をベットにかけてまで今回のヴァリアントに固執する理由はない。
結論、
「ええと、どうぞ。標的はお譲りします」
「……賢明な判断やな」
「あ。ただ、警戒のために現場周辺までは同行させてもらいます」
「は?」
「いえ。実は前回――」
簡略に前回のヴァリアント大量発生について説明する。
ハンターと言えど一応は民間人だ。
警察官としてはその安全を保障する義務もある。
「そんな報告、ユニオンからは聞いとらんよ」
「え。あれ、中澤さんから直々に報告行ってるはずなんだけどなぁ……。」
「中澤……?」
高橋愛の顔つきが剣呑さを増す。
なにかまずいことを言っただろうか。
困惑するれいなに、高橋は詰問に近い口調で質してくる。
「アンタ、中澤裕子の部下か何かか?」
「へ? ああ、はいまあ、そんな感じですけど」
「そうか……。」
高橋はしばし思案げに虚空を見つめ、やがてまたきつく睨むような視線でれいなに向き直った。
スーツの全長の関係上こちらが見下ろす形ではあるのだが、形容しがたい迫力に思わず呑まれかける。
35 : ヴァリアントハンター外伝[] 投稿日:2009/09/29(火) 04:12:57.71 0
「わかった。同行は許す。ただし邪魔すんな。
あとそんな大仰な装備つけてるんやし、あーしはアンタのフォローは一切しない」
つまり、自分の身は自分で守れということだろう。
高橋は言うだけ言ってスタスタとヴァリアントの休息地点まで歩き出す。
不器用だが、一応はれいなの身を案じてくれる辺り、存外に良い人ではあるのかもしれない。
『れいなー? せっかく交渉終わったとこ悪いんだけど』
「あ、紺野さん。すいません、さっき何か言いかけてましたよね」
『それなんだけど、悪い報せ。……どうやらもう一人、その地区に入ったハンターがいるみたい』
「はぁ!?」
ようやく厄介な相手の説得が終わったというのに、またか。
頓狂な声を上げたれいなを高橋は怪訝そうに振り返り、
「なんや、何ブツブツと一人で喋っとるん」
「や、上司から通信が入りまして」
「……中澤か?」
「いえ、現場の運用主任です。それより大変ですよ。もう一人べつのハンターが現場に来てるらしくて」
妙に中澤裕子にこだわるのを訝しみつつも、ひとまず目下の突発事案について告げる。
しかし高橋はたいした驚きを見せる様子もなく、軽く肩をすくめた。
「おおかた、横取り目当ての命知らずやろ」
「横取り? ああ、例の」
横取り制度については幾らか知識がある。
ハンター側からすれば、需要と供給のバランスを保つためだけの悪法。
「アンタの上司、中澤裕子が作った悪法。
ま、現場を知らん警察官僚様にとってはハンターの死亡事例なんて数字でしかないんやろうけどな」
あとそんな大仰な装備つけてるんやし、あーしはアンタのフォローは一切しない」
つまり、自分の身は自分で守れということだろう。
高橋は言うだけ言ってスタスタとヴァリアントの休息地点まで歩き出す。
不器用だが、一応はれいなの身を案じてくれる辺り、存外に良い人ではあるのかもしれない。
『れいなー? せっかく交渉終わったとこ悪いんだけど』
「あ、紺野さん。すいません、さっき何か言いかけてましたよね」
『それなんだけど、悪い報せ。……どうやらもう一人、その地区に入ったハンターがいるみたい』
「はぁ!?」
ようやく厄介な相手の説得が終わったというのに、またか。
頓狂な声を上げたれいなを高橋は怪訝そうに振り返り、
「なんや、何ブツブツと一人で喋っとるん」
「や、上司から通信が入りまして」
「……中澤か?」
「いえ、現場の運用主任です。それより大変ですよ。もう一人べつのハンターが現場に来てるらしくて」
妙に中澤裕子にこだわるのを訝しみつつも、ひとまず目下の突発事案について告げる。
しかし高橋はたいした驚きを見せる様子もなく、軽く肩をすくめた。
「おおかた、横取り目当ての命知らずやろ」
「横取り? ああ、例の」
横取り制度については幾らか知識がある。
ハンター側からすれば、需要と供給のバランスを保つためだけの悪法。
「アンタの上司、中澤裕子が作った悪法。
ま、現場を知らん警察官僚様にとってはハンターの死亡事例なんて数字でしかないんやろうけどな」
36 : ヴァリアントハンター外伝[] 投稿日:2009/09/29(火) 04:13:47.30 0
「あ。誤解ですよそれ」
「ア? 誤解?」
一段と殺気を増した高橋の眼光に気圧されるが、誤解は誤解だ。
訂正させてもらう。
官僚組織というものを知らなければ無理もないかもしれないが、
当時管理官のポストについたばかりの中澤に内閣へ提出するための法案を主導的立場で作る暇などなかった。
若干三十歳、しかも女性でありながら、
ヴァリアントという人々が日々怯える存在の対策本部管理官へ就任した中澤への世間の関心は高かった。
世間の好奇心を代表するマスメディアの報道などもあって法案を作ったのは中澤裕子ということになっているが、実際には他の官僚達だ。
確かに法案の作成に関わっていた事実はあるが、中澤自身は適用範囲の縮小、
別の法案作成によってヴァリアントハンターの選定基準をより厳格にすることでハンター自体の少数精鋭化を図るなど、
むしろ悪法による人的被害拡大の回避に尽力した人間だった。
これらは紺野かられいな自身も過去の書類で確認させてもらったことなので間違いない。
女だてらに異例の出世を遂げた中澤への庁内におけるやっかみは多く、
法案作成は中澤主導で行われたという誤情報をマスコミにリークしたのもそういった類の連中だろう。
マスコミの取材要請にもあまりに多忙なため対応できず、誤解は誤解のまま流布された。
結果として多くのハンターから恨みを買っているが、中澤自身は気にも留めていない。
曰く、「小物が小物なりに頑張ってうちの評判を落した。ま、後々自分のその小物ぶりを呪うことになるのは自分らの方やけどな」と。
事実として、当時中澤を陥れようとした人間たちは全員、
中澤が片手間に手練手管でことごとく出世競争から蹴落としていった。正直怖え。
あれは頂点まで上り詰めるか途中で背後から刺されるか二つに一つのタイプ、とはさゆみの談だ。
「……ふぅん。まあええわ、そんなんどっちでも」
「明らかにどっちでも良いって顔してないように見えるんですが……。」
「……うるさい。ほら、はよしねま。横取り馬鹿に先越されてまう」
「ア? 誤解?」
一段と殺気を増した高橋の眼光に気圧されるが、誤解は誤解だ。
訂正させてもらう。
官僚組織というものを知らなければ無理もないかもしれないが、
当時管理官のポストについたばかりの中澤に内閣へ提出するための法案を主導的立場で作る暇などなかった。
若干三十歳、しかも女性でありながら、
ヴァリアントという人々が日々怯える存在の対策本部管理官へ就任した中澤への世間の関心は高かった。
世間の好奇心を代表するマスメディアの報道などもあって法案を作ったのは中澤裕子ということになっているが、実際には他の官僚達だ。
確かに法案の作成に関わっていた事実はあるが、中澤自身は適用範囲の縮小、
別の法案作成によってヴァリアントハンターの選定基準をより厳格にすることでハンター自体の少数精鋭化を図るなど、
むしろ悪法による人的被害拡大の回避に尽力した人間だった。
これらは紺野かられいな自身も過去の書類で確認させてもらったことなので間違いない。
女だてらに異例の出世を遂げた中澤への庁内におけるやっかみは多く、
法案作成は中澤主導で行われたという誤情報をマスコミにリークしたのもそういった類の連中だろう。
マスコミの取材要請にもあまりに多忙なため対応できず、誤解は誤解のまま流布された。
結果として多くのハンターから恨みを買っているが、中澤自身は気にも留めていない。
曰く、「小物が小物なりに頑張ってうちの評判を落した。ま、後々自分のその小物ぶりを呪うことになるのは自分らの方やけどな」と。
事実として、当時中澤を陥れようとした人間たちは全員、
中澤が片手間に手練手管でことごとく出世競争から蹴落としていった。正直怖え。
あれは頂点まで上り詰めるか途中で背後から刺されるか二つに一つのタイプ、とはさゆみの談だ。
「……ふぅん。まあええわ、そんなんどっちでも」
「明らかにどっちでも良いって顔してないように見えるんですが……。」
「……うるさい。ほら、はよしねま。横取り馬鹿に先越されてまう」
37 : ヴァリアントハンター外伝[] 投稿日:2009/09/29(火) 04:14:29.43 0
歩調を早めて先を急ぐ高橋に、れいなはスーツの大幅な歩幅でむしろゆっくり追随する。
急激に不機嫌になった高橋の態度から、
ひょっとしてこの人も中澤さんを恨んでたクチかぁなどと呑気に考えていると、空気を切り裂く破裂音が周囲に轟いた。
網膜上に音域や波長パターンが表示される。
ガスの燃焼爆発音のない、弾丸が音速を超えたことによる衝撃波。
SSAによる銃声の特徴と合致する。
「チッ、無駄話に付き合ったせいで遅れ取ったわ」
「す、すいません。お詫びです、乗って下さい!」
「……速いんか?」
「最大で時速130km近く出せますよ」
れいなの手を借りることに一瞬の逡巡はあったようだが、
結局は依頼の遂行を取ったのか腰の左右に取りつけたホルスターに銃を挿しこんだ。
身軽にパワードスーツの胴体を足がかりにして肩のウェポンラックへしがみつく。
それを触覚で直に確認し、れいなは一気に加速。
路上のアスファルトを踏み砕きながら大股で駆け抜ける。
その間にも銃声は断続的に続いている。
おそらくはまだヴァリアントの障壁を砕きにかかっている段階だ。
目標はヴァリアント……と、そこに高橋から待ったがかかった。
「さっきの銃声、建物の上からやった。狙撃手や。経験上、先にそっちを黙らせんと厄介になる」
「はい。アルエ、銃声の正確な発生地点割り出して」
『了解』
網膜上に周辺区域をワイヤーフレームで描いた3D画像が投影され、
国道の右側にいる標的から直線距離で五百メートルほど離れたビルの屋上に音源が矢印で示される。
国道左側、ここから二区画ほど離れたビルの上だ。
「ショートカットしますよ。しっかり掴まってて下さい」
「は? ちょ、アンタ何を――」
急激に不機嫌になった高橋の態度から、
ひょっとしてこの人も中澤さんを恨んでたクチかぁなどと呑気に考えていると、空気を切り裂く破裂音が周囲に轟いた。
網膜上に音域や波長パターンが表示される。
ガスの燃焼爆発音のない、弾丸が音速を超えたことによる衝撃波。
SSAによる銃声の特徴と合致する。
「チッ、無駄話に付き合ったせいで遅れ取ったわ」
「す、すいません。お詫びです、乗って下さい!」
「……速いんか?」
「最大で時速130km近く出せますよ」
れいなの手を借りることに一瞬の逡巡はあったようだが、
結局は依頼の遂行を取ったのか腰の左右に取りつけたホルスターに銃を挿しこんだ。
身軽にパワードスーツの胴体を足がかりにして肩のウェポンラックへしがみつく。
それを触覚で直に確認し、れいなは一気に加速。
路上のアスファルトを踏み砕きながら大股で駆け抜ける。
その間にも銃声は断続的に続いている。
おそらくはまだヴァリアントの障壁を砕きにかかっている段階だ。
目標はヴァリアント……と、そこに高橋から待ったがかかった。
「さっきの銃声、建物の上からやった。狙撃手や。経験上、先にそっちを黙らせんと厄介になる」
「はい。アルエ、銃声の正確な発生地点割り出して」
『了解』
網膜上に周辺区域をワイヤーフレームで描いた3D画像が投影され、
国道の右側にいる標的から直線距離で五百メートルほど離れたビルの屋上に音源が矢印で示される。
国道左側、ここから二区画ほど離れたビルの上だ。
「ショートカットしますよ。しっかり掴まってて下さい」
「は? ちょ、アンタ何を――」
38 : ヴァリアントハンター外伝[] 投稿日:2009/09/29(火) 04:15:17.63 0
国道を標的に向けて走っていた足を急制動すると同時に方向転換。
左側のビル目掛けて正面から突っ込む。
激突の衝撃に高橋が身構える寸前、跳躍。
一足で10階建てのビルの半分ほどまで跳び上がり、コンクリートの壁に両手の指を突き立てる。
コンクリートに五つの穴を穿ちつつスパイダーマンもかくやという勢いで屋上までよじ登り、視線を右へ。
「発見! いいですか、殺したりしちゃ駄目ですよ!」
「っぅぷ」
ビルの屋上を次々と軽やかに(しかし地面は確実に踏み砕きながら)跳び移り、伏射姿勢で標的を穿つ狙撃手に迫る。
高橋が若干吐き気をもよおしていることには気づいていない。
「ん? ……へ? へぇえええええええ!? 何!? 何!? ロボット!?」
ズァッシャアアアアアミシベキメキメキ、と盛大にコンクリートをえぐりながら狙撃手の眼前へ着地。
完全に標的に集中していたのか、唐突に現れた青い巨躯の怪人(肩にはボロ雑巾のようになった黒服の人が垂れ下がっている)を目にして、
れいなとそう年は変わらないように見える女狙撃手はうろたえ、とりあえず必死に銃口をこちらに向けてくる。
「落ち着いて! こんなナリしてますけど警察です!」
女性が向けているライフルはH&K社のG3/SG1をベースにしたと思われるスナイパーライフル。
二脚はあっても照準器がないということは、おそらく超感覚を保持した超能力者なのだろう。
口径から察するに使用弾薬のベースも同銃で使用される7.62mmNATO弾。
火薬の燃焼エネルギーだけでも遠距離から人間の頭を汚い花火に変えられる弾薬だ。
しかもSG1のベースはG3アサルトライフルなのでフルオート機構が残っているはず。
超能力エネルギーを上乗せしてそんなものを振り回されたらたまらない。
弁明するれいなも必死だ。
左側のビル目掛けて正面から突っ込む。
激突の衝撃に高橋が身構える寸前、跳躍。
一足で10階建てのビルの半分ほどまで跳び上がり、コンクリートの壁に両手の指を突き立てる。
コンクリートに五つの穴を穿ちつつスパイダーマンもかくやという勢いで屋上までよじ登り、視線を右へ。
「発見! いいですか、殺したりしちゃ駄目ですよ!」
「っぅぷ」
ビルの屋上を次々と軽やかに(しかし地面は確実に踏み砕きながら)跳び移り、伏射姿勢で標的を穿つ狙撃手に迫る。
高橋が若干吐き気をもよおしていることには気づいていない。
「ん? ……へ? へぇえええええええ!? 何!? 何!? ロボット!?」
ズァッシャアアアアアミシベキメキメキ、と盛大にコンクリートをえぐりながら狙撃手の眼前へ着地。
完全に標的に集中していたのか、唐突に現れた青い巨躯の怪人(肩にはボロ雑巾のようになった黒服の人が垂れ下がっている)を目にして、
れいなとそう年は変わらないように見える女狙撃手はうろたえ、とりあえず必死に銃口をこちらに向けてくる。
「落ち着いて! こんなナリしてますけど警察です!」
女性が向けているライフルはH&K社のG3/SG1をベースにしたと思われるスナイパーライフル。
二脚はあっても照準器がないということは、おそらく超感覚を保持した超能力者なのだろう。
口径から察するに使用弾薬のベースも同銃で使用される7.62mmNATO弾。
火薬の燃焼エネルギーだけでも遠距離から人間の頭を汚い花火に変えられる弾薬だ。
しかもSG1のベースはG3アサルトライフルなのでフルオート機構が残っているはず。
超能力エネルギーを上乗せしてそんなものを振り回されたらたまらない。
弁明するれいなも必死だ。
39 : ヴァリアントハンター外伝[] 投稿日:2009/09/29(火) 04:16:11.82 0
「け、警察って、なんで警察がこんなとこにいるんですか!? ていうかこのロボットなんなんですか!?」
「いや、ロボットじゃなくてパワードスーツなんです! つまり中に人が乗ってます! 中の人などいます!
なので落ち着いて引き金から指を下ろしてください!」
「……うぅ、気持ち悪……アンタ、ちょっとは加減ってもんを考え――」
「ああもうますます訳がわかりませんよ! だいたいヴァリアント殲滅は警察の仕事じゃな――」
ぴたり。
そんな擬音が聞こえたような気がした。
よろよろと肩から降りた高橋愛と、うろたえていた狙撃手の視線が絡み合った瞬間だ。
「あ、あのー……?」
驚愕と混乱が巻き起こした沈黙も、しかし一瞬だった。
事態への理解が追いつかないれいなをよそに、二人は弾かれるような俊敏な動作で互いに距離を取る。
同時に跳ね上げられた銃口は互いの急所へ。
すでに周囲一体は殺気という名の不可視の圧力に満たされている。
「誰かと思ったらアンタか。なんや、あん時の意趣返しのつもりか」
「そっちこそ、また絵里の邪魔しに来たの?」
「邪魔しに来たんはそっちやろ」
「ふざけないで」
「「この依頼を正式に受けたのはこっちだ!」」
「……あ?」
「……え?」
「いや、ロボットじゃなくてパワードスーツなんです! つまり中に人が乗ってます! 中の人などいます!
なので落ち着いて引き金から指を下ろしてください!」
「……うぅ、気持ち悪……アンタ、ちょっとは加減ってもんを考え――」
「ああもうますます訳がわかりませんよ! だいたいヴァリアント殲滅は警察の仕事じゃな――」
ぴたり。
そんな擬音が聞こえたような気がした。
よろよろと肩から降りた高橋愛と、うろたえていた狙撃手の視線が絡み合った瞬間だ。
「あ、あのー……?」
驚愕と混乱が巻き起こした沈黙も、しかし一瞬だった。
事態への理解が追いつかないれいなをよそに、二人は弾かれるような俊敏な動作で互いに距離を取る。
同時に跳ね上げられた銃口は互いの急所へ。
すでに周囲一体は殺気という名の不可視の圧力に満たされている。
「誰かと思ったらアンタか。なんや、あん時の意趣返しのつもりか」
「そっちこそ、また絵里の邪魔しに来たの?」
「邪魔しに来たんはそっちやろ」
「ふざけないで」
「「この依頼を正式に受けたのはこっちだ!」」
「……あ?」
「……え?」
40 : ヴァリアントハンター外伝[] 投稿日:2009/09/29(火) 04:17:24.11 0
……再度、沈黙。
れいなもなんとなくではあるが二人のやり取りで事情が飲み込めた。
どうやら横取り制度の関係で過去に遺恨があるらしい二人。
不可解なのは一点。
互いがこの事案を正式に依頼として受けたという主張をしている。
横取り制度という法的な後押しがある以上、どちらにもそんな嘘をつく必要はないはずだ。
それゆえの沈黙。
互いが互いの真意をはかりかねている。
『紺野から事情は聞いた。なるほど、今度はこういう手で来よったか』
沈黙を破ったのは、パワードスーツの外部スピーカーから漏れた中澤裕子の声だった。
れいなもなんとなくではあるが二人のやり取りで事情が飲み込めた。
どうやら横取り制度の関係で過去に遺恨があるらしい二人。
不可解なのは一点。
互いがこの事案を正式に依頼として受けたという主張をしている。
横取り制度という法的な後押しがある以上、どちらにもそんな嘘をつく必要はないはずだ。
それゆえの沈黙。
互いが互いの真意をはかりかねている。
『紺野から事情は聞いた。なるほど、今度はこういう手で来よったか』
沈黙を破ったのは、パワードスーツの外部スピーカーから漏れた中澤裕子の声だった。
41 : 共鳴者作者[] 投稿日:2009/09/29(火) 04:20:36.31 0
>>29-40
今回は以上です。
誰もいないと思っていたらダクネチュ様ご降臨の邪魔しそうだったすいませんorz
今回はあのお二人の登場ってことでやたら長く(そして説明がくどく)なりましたが、
次回は比較的短くなるかと思われます。
それではお目汚し失礼致しました。
今回は以上です。
誰もいないと思っていたらダクネチュ様ご降臨の邪魔しそうだったすいませんorz
今回はあのお二人の登場ってことでやたら長く(そして説明がくどく)なりましたが、
次回は比較的短くなるかと思われます。
それではお目汚し失礼致しました。
42 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/09/29(火) 04:33:39.92 0
43 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/09/29(火) 05:07:14.63 0
こちらも共鳴者作者様のじゃまをしてしまうところでしたすいませぬ!
流れるような描写に感動しました 銃器の知識も凄いですね
それらの事がヴァリハンの世界を更に広く大きくしていっているんですね
いつか自分もこの世界にリゾナントしてみたいなと思いました
バイオハザード2状態・・すごく分かりますw
パワードスーツ・・なぜかスプリガンのオリハリコン製マッスルアーマードスーツが浮かんだw
流れるような描写に感動しました 銃器の知識も凄いですね
それらの事がヴァリハンの世界を更に広く大きくしていっているんですね
いつか自分もこの世界にリゾナントしてみたいなと思いました
バイオハザード2状態・・すごく分かりますw
パワードスーツ・・なぜかスプリガンのオリハリコン製マッスルアーマードスーツが浮かんだw
44 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/09/29(火) 06:44:03.63 O
45 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/09/29(火) 07:00:50.35 0
46 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/09/29(火) 07:54:51.63 0
ダクネチュ様… すぐに行きますよ…?
http://www.sanspo.com/geino/images/090927/gnj0909270506006-p5.jpg
な~んてね!
http://ufa.gotdns.com/img/ufa01104.jpg
http://www.sanspo.com/geino/images/090927/gnj0909270506006-p5.jpg
な~んてね!
http://ufa.gotdns.com/img/ufa01104.jpg
48 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/09/29(火) 08:51:31.49 O
ダクネチュ様の念写小春シリーズが見たい
是が非でも見たい
その…あくまでも成長を見届ける任務のお手伝いのために
是が非でも見たい
その…あくまでも成長を見届ける任務のお手伝いのために
50 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/09/29(火) 11:56:54.91 O
ヘラヘラ
51 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/09/29(火) 12:01:11.50 0
53 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/09/29(火) 12:25:25.56 O
たぶん自分のことをダクネチュとは言わないから違うんじぁW
54 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/09/29(火) 12:29:35.77 O
>>49は明らかに経験者ではあるなw
55 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/09/29(火) 14:32:10.59 O
ダクネチュ様あああああ~!! ・・・念写して!!
56 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/09/29(火) 15:30:35.12 0
ダクネチュ様大人気だな
57 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/09/29(火) 17:41:01.16 O
>>41
読んでいてこの世界に引き込まれた!次が待ち遠しいですわー!
読んでいてこの世界に引き込まれた!次が待ち遠しいですわー!
58 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/09/29(火) 18:27:01.86 0
媚びたり出来ないお姫の諸事情↑
59 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/09/29(火) 18:27:44.51 0
いやん誤爆のお姫
60 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/09/29(火) 19:00:59.94 0
保全ありがとうございます
61 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/09/29(火) 20:15:03.94 O
どこの誤爆だ?w
62 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/09/29(火) 21:25:13.03 0
63 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/09/29(火) 22:28:43.52 0
ヴァリアントハンター外伝は過剰なまでの情報に作者が飲まれていないのが凄い
64 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/09/29(火) 23:37:21.31 O
>>41
面白いっす続き期待してます
面白いっす続き期待してます
65 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/09/29(火) 23:38:28.86 O
d从*・ 。.・)b<気分は~あげあげなの☆
66 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/09/30(水) 00:01:20.26 O
q从*T 。.T)p <書きたくてたまらないのにヒマがとれないの気分サゲサゲなの…
67 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/09/30(水) 01:02:42.35 0
おやすみ
68 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/09/30(水) 02:14:45.37 0
ほぜ
69 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/09/30(水) 02:14:54.05 O
同じく書きたいけど時間がないです
70 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/09/30(水) 03:30:10.06 0
d从*T 。.T)b<書く時間が無いんで気分はサゲサゲだけどスレはアゲアゲでいくの!
71 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/09/30(水) 04:54:38.26 O
最近ダークネスの襲撃が多発しているらしい
用心の為パワードスーツを纏ながら就寝・・・
寝苦しい!
蒸し暑い!!
中が臭い!!!
用心の為パワードスーツを纏ながら就寝・・・
寝苦しい!
蒸し暑い!!
中が臭い!!!
72 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/09/30(水) 07:25:55.06 O
リゾナントブルーAnother Ver.を見て初心に返ってみよう
そうすれば書けるかな…
そうすれば書けるかな…
73 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/09/30(水) 09:36:07.82 O
久しぶりに見るとみんな変わったなーって思う
75 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/09/30(水) 10:31:48.50 0
カッコイイよね
One cut dance ver.からはさすがにストーリー思い浮かばないけどw
One cut dance ver.からはさすがにストーリー思い浮かばないけどw
76 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/09/30(水) 12:00:01.69 O
リーダーがショートなのが新鮮だ
77 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/09/30(水) 13:24:59.65 0
78 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/09/30(水) 13:43:00.19 0
高橋なのか亀井なのか分からんかったw
79 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/09/30(水) 17:00:33.96 O
うそだ
81 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/09/30(水) 18:00:17.00 O
82 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/09/30(水) 18:07:44.34 O
アー写が新しくなったけどガキさんだけ袖のある衣装だよね
携帯で見ただけだから違ったら悪いんだけど
携帯で見ただけだから違ったら悪いんだけど
83 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/09/30(水) 19:20:28.19 0
それはまた意味ありげな
84 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/09/30(水) 19:55:05.32 0
>>77
いつも思うけど黒目が大きいよねぇ
いつも思うけど黒目が大きいよねぇ
85 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/09/30(水) 20:18:45.37 O
Wikiのスレ総括がスレ総括すぎる!
86 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/09/30(水) 20:27:19.48 0
Wiki面白いね
読み入っちゃった
読み入っちゃった
87 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/09/30(水) 21:29:49.91 0
Wikiの22話総括に並々ならぬ熱意を感じる… 特に記念スレではなかったけど
充実したスレだったのが伝わってくるね
充実したスレだったのが伝わってくるね
89 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/09/30(水) 22:51:19.46 O
何気にリンリンの項も更新されてたのか
しかし何でこの人はこんなに不幸なんだろw
しかし何でこの人はこんなに不幸なんだろw
90 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/09/30(水) 23:58:04.43 0
新参でネタも未熟ですが、あと5分後に投稿させていただきます。面白くはないかもしれないので優しい目でご覧下さい
91 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/01(木) 00:03:26.42 0
ある日マルシェはいつものように研究室に向かおうとしていた所を吉澤に呼び止められた。
「ちょっとマルシェいいか?」
「どうかしましたか?吉澤さん?何か新しい武器でも考えたんですか?」
吉澤はマルシェの肩に手をのせてじっとマルシェの目をみた
「あ、あの・・・吉澤さん?なんですか?」
「・・・マルシェ・・・お前、最近運動してないだろ?」
「・・・はい?」
気の抜けた返事をするマルシェと真剣な吉澤の間には明らかな温度差があった。
「だ・か・ら、お前最近ずっと研究室にこもりっぱなしだろ。それじゃ体に悪いぞ。昔は長距離得意だったの覚えているんだから。『スポーツの秋』だぞ。動かなきゃ」
「いえ、私は『食欲の秋』です。おいもがおいしんですよね~吉澤さん、今度一緒にさつま芋ケーキ食べに行きましょうよ~」
「おう、いいね!甘いもの大好きだからね~ってちが~う。ほら、早く走ってこい」
そういうわけでマルシェは吉澤監視の元、1時間のジョギングをすることになった。
「私は忙しいからこれつけて走る」
そう言って吉澤はマルシェの腰に万歩計をつけた。
「だいたい1時間だから9000歩はいくだろう。行ってなかったら、、、夕食減らすから」
吉澤に無謀とも思われる課題を突き付けられたマルシェは去っていく吉澤の背中をにらんでいた。
(私だって時間があればやろうとは思ってますよ。強制されても進まないものですよ。吉澤さんみたいな運動『命』みたいな感じではないですから、私は)
「ちょっとマルシェいいか?」
「どうかしましたか?吉澤さん?何か新しい武器でも考えたんですか?」
吉澤はマルシェの肩に手をのせてじっとマルシェの目をみた
「あ、あの・・・吉澤さん?なんですか?」
「・・・マルシェ・・・お前、最近運動してないだろ?」
「・・・はい?」
気の抜けた返事をするマルシェと真剣な吉澤の間には明らかな温度差があった。
「だ・か・ら、お前最近ずっと研究室にこもりっぱなしだろ。それじゃ体に悪いぞ。昔は長距離得意だったの覚えているんだから。『スポーツの秋』だぞ。動かなきゃ」
「いえ、私は『食欲の秋』です。おいもがおいしんですよね~吉澤さん、今度一緒にさつま芋ケーキ食べに行きましょうよ~」
「おう、いいね!甘いもの大好きだからね~ってちが~う。ほら、早く走ってこい」
そういうわけでマルシェは吉澤監視の元、1時間のジョギングをすることになった。
「私は忙しいからこれつけて走る」
そう言って吉澤はマルシェの腰に万歩計をつけた。
「だいたい1時間だから9000歩はいくだろう。行ってなかったら、、、夕食減らすから」
吉澤に無謀とも思われる課題を突き付けられたマルシェは去っていく吉澤の背中をにらんでいた。
(私だって時間があればやろうとは思ってますよ。強制されても進まないものですよ。吉澤さんみたいな運動『命』みたいな感じではないですから、私は)
92 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/01(木) 00:04:09.26 0
―通常人間は1日に1万歩も歩けば健康にいいとされている。
どんなに動かない人でも1日では3000歩は動いている。
しかし1時間で9000歩とはかなりの無茶である。
計算上1分間で150歩もの足を出さなくてはならない。
走る速度としてはかなり速く、それを1時間続けるということは通常の人間では不可能であると思われる。―
マルシェはジャージに着替えて念入りにストレッチを行った。
「1,2,3,4、5,6、7、8・・・しかしどう考えても1時間で9000歩は無理ですねえ。でも、今日の夕食はさつま芋の天ぷらですから、食べたいですし・・・万歩計を上下に振るのも疲れますし・・・」
マルシェは天才の頭をフル活動して如何にして手を抜くことができるかを考えた。
そしてその答えは簡単だった。
「能力使えばいいじゃん。」
そういって普通にマルシェは走りだした。秋の訪れを告げるように少し色づき始めた林の中を黙々と走るマルシェ。鳥がささやくだけで他に聴こえるのはマルシェが地面をけるときに聞こえるザッと言う音だけ。そのスピードは普通の人にとっては全力疾走並みのスピードであった。
手を腰の高さにおろして前後に大きく振る。同時に肩・肘・握り拳の力は抜かれ、肩を中心に肘で弧を描くように振られる理想的なフォーム。普通よりも2,3倍は多く呼吸を繰り返し、胸が上下している。
足元のピンク色のランニングシューズで踏みつけた地面からは落ちていた枯れ葉や土が舞い上がる。そしてぎゅっと握った両手からはピンク色の光がさしていた。
Dr.マルシェの能力:【原子合成】
元素を操り、物質そのものを消失・発生・増殖させる能力。
両手から指している光はその能力が発動している印であった。
どんなに動かない人でも1日では3000歩は動いている。
しかし1時間で9000歩とはかなりの無茶である。
計算上1分間で150歩もの足を出さなくてはならない。
走る速度としてはかなり速く、それを1時間続けるということは通常の人間では不可能であると思われる。―
マルシェはジャージに着替えて念入りにストレッチを行った。
「1,2,3,4、5,6、7、8・・・しかしどう考えても1時間で9000歩は無理ですねえ。でも、今日の夕食はさつま芋の天ぷらですから、食べたいですし・・・万歩計を上下に振るのも疲れますし・・・」
マルシェは天才の頭をフル活動して如何にして手を抜くことができるかを考えた。
そしてその答えは簡単だった。
「能力使えばいいじゃん。」
そういって普通にマルシェは走りだした。秋の訪れを告げるように少し色づき始めた林の中を黙々と走るマルシェ。鳥がささやくだけで他に聴こえるのはマルシェが地面をけるときに聞こえるザッと言う音だけ。そのスピードは普通の人にとっては全力疾走並みのスピードであった。
手を腰の高さにおろして前後に大きく振る。同時に肩・肘・握り拳の力は抜かれ、肩を中心に肘で弧を描くように振られる理想的なフォーム。普通よりも2,3倍は多く呼吸を繰り返し、胸が上下している。
足元のピンク色のランニングシューズで踏みつけた地面からは落ちていた枯れ葉や土が舞い上がる。そしてぎゅっと握った両手からはピンク色の光がさしていた。
Dr.マルシェの能力:【原子合成】
元素を操り、物質そのものを消失・発生・増殖させる能力。
両手から指している光はその能力が発動している印であった。
93 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/01(木) 00:05:05.62 0
体内のエネルギーはブドウ糖を酸素によって燃焼させることで発生する。血中の酸素濃を一時的に高めてブドウ糖を燃焼させる。産生時に発生した水は汗としてすぐに体外に放出させ、二酸化炭素は呼吸を積極的に行うことで体内に増やさない。
同時に筋肉に蓄積する乳酸を分解し疲労物質の蓄積を防ぐ。乳酸を分解してできた、二酸化炭素と水はそれぞれ処理させている。
身体への負担を減らすために血管拡張を防ぐためにNOを産生を抑えてもいるし、積極的に脂肪を分解に回してダイエットの効果を一般人の数倍に挙げてもいる
精神的な部分も脳に十分や栄養を与えているので疲れることはなく、能力は一向に衰えることはない。
これが天才の導きだした『答え』であった。
「ふふふ・・・能力ができてからちょっとした運動で痩せるから楽でいいな。もともと長距離は特異だったけど今なら、24時間走れるかもね。エネルギー補充も体内で二酸化炭素と水から作れるし永久機関みたい」
1時間走りっぱなしでも全くつかれることはなく、汗だけが大量に出ていた。最後の数分間だけは能力を使うことはやめ、おそらく見守っているであろう吉澤にばれないように自分の足だけで走った
「はあ、はあ、苦しい・・・普通に走るとこんなに辛いんだ・・・吉澤さんとか普通に走れるのは凄いですね・・・あ!吉澤さ~ん!走りましたよ」
マルシェはダークネスの本部の入り口で待ち構えていた吉澤に大きく手を振った
そんなマルシェを吉澤はスポーツドリンクを片手に持って笑顔で迎えた
「おかえり~マルシェ。どうだ、気持ちよかっただろ」
「はい、久々に走って疲れました」
そう言って実際は数分間しか走っていないマルシェは脇腹を押えた。
同時に筋肉に蓄積する乳酸を分解し疲労物質の蓄積を防ぐ。乳酸を分解してできた、二酸化炭素と水はそれぞれ処理させている。
身体への負担を減らすために血管拡張を防ぐためにNOを産生を抑えてもいるし、積極的に脂肪を分解に回してダイエットの効果を一般人の数倍に挙げてもいる
精神的な部分も脳に十分や栄養を与えているので疲れることはなく、能力は一向に衰えることはない。
これが天才の導きだした『答え』であった。
「ふふふ・・・能力ができてからちょっとした運動で痩せるから楽でいいな。もともと長距離は特異だったけど今なら、24時間走れるかもね。エネルギー補充も体内で二酸化炭素と水から作れるし永久機関みたい」
1時間走りっぱなしでも全くつかれることはなく、汗だけが大量に出ていた。最後の数分間だけは能力を使うことはやめ、おそらく見守っているであろう吉澤にばれないように自分の足だけで走った
「はあ、はあ、苦しい・・・普通に走るとこんなに辛いんだ・・・吉澤さんとか普通に走れるのは凄いですね・・・あ!吉澤さ~ん!走りましたよ」
マルシェはダークネスの本部の入り口で待ち構えていた吉澤に大きく手を振った
そんなマルシェを吉澤はスポーツドリンクを片手に持って笑顔で迎えた
「おかえり~マルシェ。どうだ、気持ちよかっただろ」
「はい、久々に走って疲れました」
そう言って実際は数分間しか走っていないマルシェは脇腹を押えた。
94 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/01(木) 00:06:35.13 0
「じゃあ、早速、確認するから、万歩計を見せて」
そういって吉澤はマルシェにスポーツドリンクを渡しつつ腰につけていた万歩計を取った。
「あ・・・すまん、マルシェ、電池切れてたわ~これ」
「え?そんな!私しっかり走ったんですよ!吉澤さんの言うとおり9000歩くらい」
「ごめん、悪かった。でもいいだろ?そんなに汗かいているから走ったことには違いない」
満面の笑みでマルシェを見つめる吉澤。そこにはかつての優しいキャプテンの姿が見えた
「はい、吉澤さん!気持ちよかったです。今度は一緒に走りましょうね」
「よし、わかった。今度は一緒にな。」
吉澤はマルシェの肩に手をまわし、二人は一緒に建物の中に入っていった。
夕食がマルシェの研究室に運ばれてきた。
「いただきま~す!おイモの天ぷらだ~♡」
マルシェは当たり前のように天ぷらを触って、ピンク色の光を放った
「ふふふ、走った分栄養は取らないとね」
マルシェは掌くらいに大きくなった天ぷらを幸せそうに口に頬張った。
そういって吉澤はマルシェにスポーツドリンクを渡しつつ腰につけていた万歩計を取った。
「あ・・・すまん、マルシェ、電池切れてたわ~これ」
「え?そんな!私しっかり走ったんですよ!吉澤さんの言うとおり9000歩くらい」
「ごめん、悪かった。でもいいだろ?そんなに汗かいているから走ったことには違いない」
満面の笑みでマルシェを見つめる吉澤。そこにはかつての優しいキャプテンの姿が見えた
「はい、吉澤さん!気持ちよかったです。今度は一緒に走りましょうね」
「よし、わかった。今度は一緒にな。」
吉澤はマルシェの肩に手をまわし、二人は一緒に建物の中に入っていった。
夕食がマルシェの研究室に運ばれてきた。
「いただきま~す!おイモの天ぷらだ~♡」
マルシェは当たり前のように天ぷらを触って、ピンク色の光を放った
「ふふふ、走った分栄養は取らないとね」
マルシェは掌くらいに大きくなった天ぷらを幸せそうに口に頬張った。
95 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/01(木) 00:39:11.94 0
終わり?
なら締めレスしないとどうしたらいいのかわからないよ
なら締めレスしないとどうしたらいいのかわからないよ
96 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/01(木) 00:54:14.52 0
>95
初心者なんで・・・忘れてました。
91~94でタイトルは仮で『motor neuron』ってことにしておきます。
初心者なんで・・・忘れてました。
91~94でタイトルは仮で『motor neuron』ってことにしておきます。
97 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/01(木) 01:46:04.50 O
98 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/01(木) 01:58:53.84 0
99 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/01(木) 02:56:46.18 O
100 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/01(木) 04:18:48.95 0
101 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/01(木) 05:00:23.76 O
マルシェ様がおられれば飢饉に苦しむ人々はいなくなり世界に平和が訪れますぞ
102 : 【末吉】 de サボティ∞ヽ( ゚∀。)ノ[] 投稿日:2009/10/01(木) 07:00:39.94 0
>>98
暗黙と言うよりもだいぶ昔にサボがお願いしたことでござる
あったほうが確認のためにも楽なのでぜひよろしくです
ハートマークの再現はあんまり期待しないでくだしあ
試してないからできるかどうかわかんないけど
暗黙と言うよりもだいぶ昔にサボがお願いしたことでござる
あったほうが確認のためにも楽なのでぜひよろしくです
ハートマークの再現はあんまり期待しないでくだしあ
試してないからできるかどうかわかんないけど
103 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/01(木) 08:38:46.06 O
>>96
初心者のくせにいきなりスレタイ無視な作品を上げるとは不敵なw
おもしろかったです
専門的知識を用いながらポヤンとした感じがいかにもマルシェでした
最近はこういった感じの話が減って淋しい部分もありますので是非また
初心者のくせにいきなりスレタイ無視な作品を上げるとは不敵なw
おもしろかったです
専門的知識を用いながらポヤンとした感じがいかにもマルシェでした
最近はこういった感じの話が減って淋しい部分もありますので是非また
104 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/01(木) 11:23:04.82 O
今日もリゾナントで休憩するかな
105 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/01(木) 12:38:13.87 0
初心者さんが出てくるのは嬉しいね
106 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/01(木) 14:31:25.83 O
リゾナントで遅めのお昼
107 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/01(木) 15:34:23.15 0
おやつリゾ
108 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/01(木) 16:53:47.54 0
もうじき退勤時刻リゾ
109 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/01(木) 17:25:48.58 O
新規の作者さんが参加されたり、>>88さんの様な新しい住民さんたちが
増えるのはうれしいですね
増えるのはうれしいですね
110 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/01(木) 18:54:43.53 0
新しい作者&住人歓迎in喫茶リゾナント
111 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/01(木) 20:13:01.48 0
リゾナントで歓迎会をやろう!
112 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/01(木) 21:33:32.33 O
参加したい
113 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/01(木) 22:43:25.61 0
私はそろそろ1年になります… 皆さんいつ頃からの参加なんでしょうかね?
114 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/01(木) 23:18:16.54 0
一番最初からいますよー
115 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/01(木) 23:22:47.29 0
結構初めのころからいますね
116 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/01(木) 23:26:55.43 O
川*’ー’)¶<はい、喫茶リゾナントでしゅ、す。貸し切りでパーティー?今度の土曜?かしこまりました
ご予算は?…はい、メニューはおまかせでよろしいですね?それではお待ちしております
当日、テーブルに所狭しと並べられていたのは…
ご予算は?…はい、メニューはおまかせでよろしいですね?それではお待ちしております
当日、テーブルに所狭しと並べられていたのは…
117 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/01(木) 23:35:27.31 0
118 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/01(木) 23:39:26.03 0
119 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/02(金) 00:00:11.02 0
あと3ヶ月で2度目の年越し
120 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/02(金) 00:53:16.55 O
そうだね!普通にすごい
121 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/02(金) 01:22:38.97 O
私はリゾスレ一期生です 初期メンってやつかw
122 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/02(金) 02:34:43.15 0
ということは俺は34期生(笑)めっちゃ後輩です~
123 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/02(金) 03:04:06.75 O
『かわいい後輩が出来ました』
↑
バリコン小春ちゃんいらっしゃいのMC
↑
バリコン小春ちゃんいらっしゃいのMC
125 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/02(金) 03:31:08.96 0
RB17期生アンドウよろしくー!
126 : 共鳴者作者[] 投稿日:2009/10/02(金) 03:33:16.47 0
自分は確か共鳴者シリーズ書く前にROMったり独自路線でも大丈夫かなー?
と探り入れてた気がするのでリゾスレ四期生くらいでしょうかw
……と、珍しくスレの流れに乗ってみた後で流れをぶったぎって
ヴァリアントハンター外伝の続きを投下しに参りました。
時間も時間ですが、
前回の反省もあるので共鳴開始は3:40からと予告させていただきます。
と探り入れてた気がするのでリゾスレ四期生くらいでしょうかw
……と、珍しくスレの流れに乗ってみた後で流れをぶったぎって
ヴァリアントハンター外伝の続きを投下しに参りました。
時間も時間ですが、
前回の反省もあるので共鳴開始は3:40からと予告させていただきます。
127 : ヴァリアントハンター外伝[] 投稿日:2009/10/02(金) 03:40:27.92 0
調整が終わった。
彼女は歓喜に打ち震え、哄笑だけで周囲のガラスを粉微塵に変じさせた。
白衣の"ニンゲン"たちの、恐怖に満ちた悲鳴が心地良い。
研究所を警報機の大音響と赤色灯の明滅が蹂躙している。
それすらも、彼女には彼女の"誕生"を祝福する演出に思える。
と、かたわらに人影が音もなく輪郭を現した。
人影が告げた情報を耳にし、彼女は再び哄笑を発する。
彼女の雇用主はどうやら不要な"小細工"をろうしているようだが、
そんなものはもはや知ったことではない。
彼女は彼女の野望のためだけに動く。
人影が恭しく差し出した衣服に身を包み、彼女は研究所の壁に大穴を穿った。
まずは、この新たな肉体の機能を試すことから始めてみよう。
* * *
『説明は後や。とりあえず田中、そこのヴァリアントさっさと片づけたれ』
「は? え、いや、それはちょっと――」
中澤の指示に、色を変えたのはむしろ二人のハンターだった。
「待った。さっき話はつけたやろ。アレはあーしの獲物や」
「獲物がどうとかは置いといて、絵里も自分の仕事を譲る気はないよ」
今にも銃口を跳ね上げそうな剣幕にれいなはたじろぐ。
現場のそんな様子を感じ取れない愚かな上司でないことは承知しているが、
中澤は容赦なく口調を強める。
『命令や。十秒以内に対象殲滅。できなきゃ左遷。
そやな、ヴァリアントの発生なんぞほとんどないドのつく田舎の駐在所にでも――』
「わ、わかりましたよ! お二人ともすいません! アルエッ!」
『了解。SSS起動準備』
彼女は歓喜に打ち震え、哄笑だけで周囲のガラスを粉微塵に変じさせた。
白衣の"ニンゲン"たちの、恐怖に満ちた悲鳴が心地良い。
研究所を警報機の大音響と赤色灯の明滅が蹂躙している。
それすらも、彼女には彼女の"誕生"を祝福する演出に思える。
と、かたわらに人影が音もなく輪郭を現した。
人影が告げた情報を耳にし、彼女は再び哄笑を発する。
彼女の雇用主はどうやら不要な"小細工"をろうしているようだが、
そんなものはもはや知ったことではない。
彼女は彼女の野望のためだけに動く。
人影が恭しく差し出した衣服に身を包み、彼女は研究所の壁に大穴を穿った。
まずは、この新たな肉体の機能を試すことから始めてみよう。
* * *
『説明は後や。とりあえず田中、そこのヴァリアントさっさと片づけたれ』
「は? え、いや、それはちょっと――」
中澤の指示に、色を変えたのはむしろ二人のハンターだった。
「待った。さっき話はつけたやろ。アレはあーしの獲物や」
「獲物がどうとかは置いといて、絵里も自分の仕事を譲る気はないよ」
今にも銃口を跳ね上げそうな剣幕にれいなはたじろぐ。
現場のそんな様子を感じ取れない愚かな上司でないことは承知しているが、
中澤は容赦なく口調を強める。
『命令や。十秒以内に対象殲滅。できなきゃ左遷。
そやな、ヴァリアントの発生なんぞほとんどないドのつく田舎の駐在所にでも――』
「わ、わかりましたよ! お二人ともすいません! アルエッ!」
『了解。SSS起動準備』
128 : ヴァリアントハンター外伝[] 投稿日:2009/10/02(金) 03:41:39.35 0
十秒以内という常識的にありえない中澤の要求と、
それを渋々といった風情で、しかしできないとは一切考えていない様子で承諾したれいな。
それらに驚いたのか、二人のハンターは虚をつかれたようだった。
チャンス。
れいなはその隙を逃すことなく、スーツの巨体からは想像もできない俊敏な動作で屋上の手すりに駆け寄る。
「ま、待――!」
我に返って咄嗟に二人が銃口を向けて来ようとするのが気配でわかるが、もう遅い。
れいなはすでに眼下のヴァリアントに照準を合わせている。
『SSS起動』
背部から電源供給ケーブルが排除される。
そこからは文字通り刹那の光景だ。
砲声と、れいながビル側面を蹴ったことによる衝撃が轟き、衝撃波の突風が二人のハンターを襲う。
二人が手すりに駆け寄って眼下を見下ろした時、もはやそこに先ほどまでのヴァリアントはいない。
あるのはただ残骸と形容するのが相応しいほどに原型を失い周辺に飛び散った肉片と、
同心円状に広がる血痕の中央に佇む、真新しい紅に全身を染めた青い巨人。
「な、にあれ……?」
「ばけもん、や……。」
増幅された聴覚で、れいなは二人の畏怖と驚愕の織り交ざった声を聞く。
二人が現役のヴァリアントハンターだからこそ漏れた感想だろう。
彼女達が普段、命がけで破る"障壁"を異にも介さず、
純粋な物理的破壊力のみで高ランクのヴァリアントを屠ったのだから当然と言える。
それを渋々といった風情で、しかしできないとは一切考えていない様子で承諾したれいな。
それらに驚いたのか、二人のハンターは虚をつかれたようだった。
チャンス。
れいなはその隙を逃すことなく、スーツの巨体からは想像もできない俊敏な動作で屋上の手すりに駆け寄る。
「ま、待――!」
我に返って咄嗟に二人が銃口を向けて来ようとするのが気配でわかるが、もう遅い。
れいなはすでに眼下のヴァリアントに照準を合わせている。
『SSS起動』
背部から電源供給ケーブルが排除される。
そこからは文字通り刹那の光景だ。
砲声と、れいながビル側面を蹴ったことによる衝撃が轟き、衝撃波の突風が二人のハンターを襲う。
二人が手すりに駆け寄って眼下を見下ろした時、もはやそこに先ほどまでのヴァリアントはいない。
あるのはただ残骸と形容するのが相応しいほどに原型を失い周辺に飛び散った肉片と、
同心円状に広がる血痕の中央に佇む、真新しい紅に全身を染めた青い巨人。
「な、にあれ……?」
「ばけもん、や……。」
増幅された聴覚で、れいなは二人の畏怖と驚愕の織り交ざった声を聞く。
二人が現役のヴァリアントハンターだからこそ漏れた感想だろう。
彼女達が普段、命がけで破る"障壁"を異にも介さず、
純粋な物理的破壊力のみで高ランクのヴァリアントを屠ったのだから当然と言える。
129 : ヴァリアントハンター外伝[] 投稿日:2009/10/02(金) 03:44:28.74 0
『内部電源、活動限界まで残り11分56秒』
すでにSSSは解除してある。
SSS起動時の電力消費は1秒あたり通常時の約28秒分。
今のヴァリアントを殲滅するのには1秒も要らなかったから、内部電源にもまだ余裕があった。
「さて、と。上の二人になんて説明するかなぁ。……ま、中澤さんが責任もってやってくれるか。
とりあえずケーブル取りに戻――」
『待った。田中巡査』
「……うん、れなも感じた。なん、これ」
武の道を一定以上極めた者には一種の危機感知能力が備わる。
その"脅威"がとりわけ強大なものであれば、その感性はより鋭敏に働く。
ビルの上を一瞥すると、さすが彼女たちも百戦錬磨の猛者、
同じ何かに気がついた様子で空を仰いでいる。
「……ヴァリアント?」
『周辺を乱された磁場の波長は確かに同一。でも、強さは規格外。前例がない。
加えて――』
網膜上に衛星が撮影したと思われる画像が表示される。
一体どんな速度で飛行しているのか、輪郭はぼやけているが、
「これ……人間?」
『体長、外見に関しては確かにそう。けど違う』
「人間でもヴァリアントでもないって――」
「どうなっとるん? これ、アンタも感じとるやろ。こっちに近づいてくるで」
すでにSSSは解除してある。
SSS起動時の電力消費は1秒あたり通常時の約28秒分。
今のヴァリアントを殲滅するのには1秒も要らなかったから、内部電源にもまだ余裕があった。
「さて、と。上の二人になんて説明するかなぁ。……ま、中澤さんが責任もってやってくれるか。
とりあえずケーブル取りに戻――」
『待った。田中巡査』
「……うん、れなも感じた。なん、これ」
武の道を一定以上極めた者には一種の危機感知能力が備わる。
その"脅威"がとりわけ強大なものであれば、その感性はより鋭敏に働く。
ビルの上を一瞥すると、さすが彼女たちも百戦錬磨の猛者、
同じ何かに気がついた様子で空を仰いでいる。
「……ヴァリアント?」
『周辺を乱された磁場の波長は確かに同一。でも、強さは規格外。前例がない。
加えて――』
網膜上に衛星が撮影したと思われる画像が表示される。
一体どんな速度で飛行しているのか、輪郭はぼやけているが、
「これ……人間?」
『体長、外見に関しては確かにそう。けど違う』
「人間でもヴァリアントでもないって――」
「どうなっとるん? これ、アンタも感じとるやろ。こっちに近づいてくるで」
130 : ヴァリアントハンター外伝[] 投稿日:2009/10/02(金) 03:45:53.66 0
瞬間移動で下りてきたのか、高橋がれいなの傍らに現れる。
すでにその目にれいなのスーツに対する畏怖はない。
いや、より上の畏怖によって塗り潰されたと言うべきか。
『人間。超能力者。ヴァリアント。地球上、どの生物のデータとも一致しない』
外部スピーカーから漏れたアルエの音声に、高橋は瞳の奥の困惑を深める。
れいなも同じだ。
まさか、魔術師?
いや、それなら生物学上のデータは超能力者に分類されるはずだ。
疑問を重ねること数十秒。
"脅威"はぐんぐんと膨れ上がり、やがて、規格外の存在感を伴ってれいな達の眼前に降り立った。
「あ、れって――」
「……ご、」
"脅威"はしかし、優雅だった。
飛来した速度が嘘であるかのようなゆるやかさを伴い、ヴァリアントの肉塊が転がる死地に降り立つ。
栗色の長い髪。
彫像のように整った美貌。
膨張色であるはずの純白のコートとスーツを身にまとい、
しかしその四肢は恐ろしいほどにしなやかで、細い。
すでにその目にれいなのスーツに対する畏怖はない。
いや、より上の畏怖によって塗り潰されたと言うべきか。
『人間。超能力者。ヴァリアント。地球上、どの生物のデータとも一致しない』
外部スピーカーから漏れたアルエの音声に、高橋は瞳の奥の困惑を深める。
れいなも同じだ。
まさか、魔術師?
いや、それなら生物学上のデータは超能力者に分類されるはずだ。
疑問を重ねること数十秒。
"脅威"はぐんぐんと膨れ上がり、やがて、規格外の存在感を伴ってれいな達の眼前に降り立った。
「あ、れって――」
「……ご、」
"脅威"はしかし、優雅だった。
飛来した速度が嘘であるかのようなゆるやかさを伴い、ヴァリアントの肉塊が転がる死地に降り立つ。
栗色の長い髪。
彫像のように整った美貌。
膨張色であるはずの純白のコートとスーツを身にまとい、
しかしその四肢は恐ろしいほどにしなやかで、細い。
131 : ヴァリアントハンター外伝[] 投稿日:2009/10/02(金) 03:47:09.41 0
「久しぶり」
気安げに紡がれた言葉は、音節すべてが魅惑の呪力を帯びているかのように美しかった。
赤黒い血だまりの中、彼女はただ一点の穢れもない白い存在。
まるで赤と白で描かれた絵画のようだと思った。
そして直接の面識はないがれいなと、誰よりも、傍らで驚愕に全身を震わせる高橋愛にとって、
彼女は見知った存在だった。
「後藤さん――ッ!?」
撃墜王。
かつて"暗闇の星―ダークネス・ノヴァ―"のエースと呼ばれた最強のヴァリアントハンター。
レベル12、つまり最高ランクの念動力能力者(サイコキネシスト)。
れいなたちの眼前に舞い降りたのは、すでに故人であるはずの彼女、後藤真希その人だった。
気安げに紡がれた言葉は、音節すべてが魅惑の呪力を帯びているかのように美しかった。
赤黒い血だまりの中、彼女はただ一点の穢れもない白い存在。
まるで赤と白で描かれた絵画のようだと思った。
そして直接の面識はないがれいなと、誰よりも、傍らで驚愕に全身を震わせる高橋愛にとって、
彼女は見知った存在だった。
「後藤さん――ッ!?」
撃墜王。
かつて"暗闇の星―ダークネス・ノヴァ―"のエースと呼ばれた最強のヴァリアントハンター。
レベル12、つまり最高ランクの念動力能力者(サイコキネシスト)。
れいなたちの眼前に舞い降りたのは、すでに故人であるはずの彼女、後藤真希その人だった。
132 : 共鳴者作者[] 投稿日:2009/10/02(金) 03:53:11.74 0
>>127-131
短いですが今回は以上です。
次回分も書き上がってますが、
その先も書き進めてからの更新になると思うので次回は来週末あたりになる予定。
……過去の自分を振り返るに予定というか未定と言っておいた方がいいかもしれませんが。
それではお目汚し失礼いたしました。
短いですが今回は以上です。
次回分も書き上がってますが、
その先も書き進めてからの更新になると思うので次回は来週末あたりになる予定。
……過去の自分を振り返るに予定というか未定と言っておいた方がいいかもしれませんが。
それではお目汚し失礼いたしました。
133 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/02(金) 04:33:46.43 0
乙です
起きてから見ま~すzzz
起きてから見ま~すzzz
134 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/02(金) 06:36:35.47 O
パワードスーツつええ~
135 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/02(金) 06:56:44.99 O
>>124
いや おそらくうええおええ…
いや おそらくうええおええ…
136 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/02(金) 07:26:03.90 0
137 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/02(金) 09:59:40.12 O
そうです芋の季節です
138 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/02(金) 12:14:26.91 0
食欲の秋
139 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/02(金) 12:15:32.64 0
>>132
後藤かっこよすぎるww
後藤かっこよすぎるww
140 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/02(金) 12:28:21.22 O
昼はカボチャのパンかサツマイモのパンかどっちにしよう
141 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/02(金) 14:07:18.95 O
自分はちくわパンにしました
142 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/02(金) 14:20:47.45 0
リゾナントで雨宿りがてら休憩中・・・
143 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/02(金) 15:24:30.64 0
リゾナントを探してさまよい中
144 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/02(金) 16:01:47.76 O
喫茶リゾナント
《雨の日限定サービス》
定食にデザート“泣いちゃうかもミニクレープ”お付けします!
《雨の日限定サービス》
定食にデザート“泣いちゃうかもミニクレープ”お付けします!
145 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/02(金) 16:41:42.94 0
そんなサービスしてもらったら絶対泣いちゃうなあ
優しさが足りていない毎日だから…
優しさが足りていない毎日だから…
146 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/02(金) 16:59:52.08 0
お土産もあるよ
気まぐれプリン 1個150円
*中にはニンニク、スッポンの生き血、トナカイの角、サソリ
などが入っており食べるとちょいエロになります
精力を付けたい人にお薦め!
気まぐれプリン 1個150円
*中にはニンニク、スッポンの生き血、トナカイの角、サソリ
などが入っており食べるとちょいエロになります
精力を付けたい人にお薦め!
147 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/02(金) 17:11:51.71 0
元気が出すぎてその場で思わずマスターや店員さんにちょっかいをかけるとどうなりますか?
148 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/02(金) 17:46:24.81 O
出入り禁止
この世から
この世から
149 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/02(金) 17:52:24.45 0
手厳しいw
150 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/02(金) 18:12:36.11 O
じゃあここから「こんな喫茶リゾナントは嫌だ」シリーズをどうぞ
151 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/02(金) 18:31:08.01 O
マスターが実は超能力者
152 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/02(金) 18:44:07.74 O
マスターと仲良しのあの子が貧乳
153 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/02(金) 18:56:45.59 O
ウェイトレスさんも貧乳
154 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/02(金) 19:15:27.72 0
素材が何から作られてるか不明
156 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/02(金) 19:25:02.93 0
舞台が共産圏
158 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/02(金) 19:27:59.18 0
「どうせお客さんが食べるんだからいいや」と味見をしない
159 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/02(金) 19:30:12.92 0
他の客に迷惑がかかるほど騒ぐと
次の瞬間、コーヒー片手にエベレストにいたりする事がある
次の瞬間、コーヒー片手にエベレストにいたりする事がある
160 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/02(金) 19:31:49.67 0
床に白と黒の毛が落ちている
161 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/02(金) 19:39:37.80 0
マスターの方言が8割がた聞き取れない(この店は家の近所に実在する)
162 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/02(金) 19:53:42.35 O
>>157
そんな話が実はまとめサイトにもうある
そんな話が実はまとめサイトにもうある
163 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/02(金) 20:09:53.61 0
お題
『お客さんのヅラが取れてしまい、大変気まずい雰囲気です。
取り繕おうとして、マスターが言ったひと言は?』
『お客さんのヅラが取れてしまい、大変気まずい雰囲気です。
取り繕おうとして、マスターが言ったひと言は?』
164 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/02(金) 20:32:53.20 O
「れいな!サラダの盛り付けが、あの…その…皿に上手く乗っとらんやよ…」
「あーそうっちゃね…レタスがズレて…えーっと…皿の地肌が見えよるね……」
「ささささ皿は地肌言わんやよ!」
「えーっと…皿の…正体?」
「ああああアホッ!」
と言う会話をあえて繰り広げる
「あーそうっちゃね…レタスがズレて…えーっと…皿の地肌が見えよるね……」
「ささささ皿は地肌言わんやよ!」
「えーっと…皿の…正体?」
「ああああアホッ!」
と言う会話をあえて繰り広げる
165 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/02(金) 20:39:29.88 0
マスター「み、見事な月代(さかやき)ですね! まさに現代に生きる武士!」
※武士の髪が頭頂部にかけて剃ってあるのは元々、
いつでも兜をかぶって戦場に行けるという常在戦場の証だったらしい
あとマスターがいつか日本史に興味持ってた時期がある気がするので
※武士の髪が頭頂部にかけて剃ってあるのは元々、
いつでも兜をかぶって戦場に行けるという常在戦場の証だったらしい
あとマスターがいつか日本史に興味持ってた時期がある気がするので
166 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/02(金) 20:39:33.35 O
『ズラの高鳴る方へ・・・』
そして愛はそっと客の頭に被せた
そして愛はそっと客の頭に被せた
167 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/02(金) 20:46:45.38 0
ワロタw
みんなスゲェな
みんなスゲェな
168 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/02(金) 20:47:10.45 O
川;’ー’)<あ・・・あの~・・・その~・・・
リo´ゥ`リ<あ!お客さんお客さん!カツラずれてますよ!小春が直してあげます
リo´ゥ`リ<あ!お客さんお客さん!カツラずれてますよ!小春が直してあげます
170 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/02(金) 21:02:19.02 0
>>169
新しく入ってきた客「うわァ」
新しく入ってきた客「うわァ」
171 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/02(金) 21:03:46.14 0
>>164
座布団三枚差し上げるw
座布団三枚差し上げるw
172 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/02(金) 21:20:57.50 0
从*・ 。.・) <さゆがその頭皮、治癒してみましょうかなの。
道重が手をかざすと、ピンク色の光が、客の頭皮を照らした。
束の間、客の頭皮は熱を帯び、仄かに赤みを増したが毛は生えてこなかった。
从*´ ヮ`) <いやらしか!放送禁止みたいな頭になったっちゃww
道重が手をかざすと、ピンク色の光が、客の頭皮を照らした。
束の間、客の頭皮は熱を帯び、仄かに赤みを増したが毛は生えてこなかった。
从*´ ヮ`) <いやらしか!放送禁止みたいな頭になったっちゃww
173 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/02(金) 21:46:04.22 0
「・・・こちらご注文の品です」
そう言って、『誰かねえねえ誰かパフェ』をそっとテーブルに並べる
気まずさ、ますますリゾナント
そう言って、『誰かねえねえ誰かパフェ』をそっとテーブルに並べる
気まずさ、ますますリゾナント
174 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/02(金) 22:33:02.89 O
『大変失礼いたしました!今すぐ新しいヅラにお取り替いたしますッ!』
『さゆ!今のうちに治癒で・・・』
『さゆ!今のうちに治癒で・・・』
175 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/02(金) 22:36:07.33 O
『やっと強固な精神フィルターを脱いで頂けたのですね・・・』
『ああ・・以前に増してあなたの思考が私の頭に流れ込んできますよ』
『ああ・・以前に増してあなたの思考が私の頭に流れ込んできますよ』
176 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/02(金) 22:40:40.28 O
『おや?少し強すぎた様ですね飛んでしまいましたか』
『そうこれが亀井絵里のチカラ 風を操る能力です!』
ピカッ!
『!?この頭の輝き!私と同じ光の能力だと言うの?』
『そうこれが亀井絵里のチカラ 風を操る能力です!』
ピカッ!
『!?この頭の輝き!私と同じ光の能力だと言うの?』
177 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/02(金) 23:42:49.91 0
怒涛の連投w
178 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/03(土) 00:10:08.14 0
ピカッに笑ってしまったw
179 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/03(土) 00:14:12.50 0
180 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/03(土) 00:39:30.65 0
ミティ第三変身か
181 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/03(土) 00:44:45.17 0
いくら薄いのが気になるからってヤケにならなくても・・・
182 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/03(土) 02:39:42.19 O
魔女だってそういう時もあるさ
183 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/03(土) 02:56:47.94 0
最近のミティ様の眉毛が気になる
184 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/03(土) 04:32:18.45 O
今日もバナナの皮を拾う仕事が始まるお
185 : 名無し募集中。。。 [] 投稿日:2009/10/03(土) 06:32:59.07 0
( `.∀´)<時間よ止まれ
186 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/03(土) 08:20:31.12 0
やすすありがとう
187 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/03(土) 09:44:53.45 0
おはよう
188 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/03(土) 11:30:00.54 0
誰の胸が薄いって?
189 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/03(土) 12:44:09.84 O
…また命知らずなホゼナンターが1人…
190 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/03(土) 14:29:34.74 O
も、もうこんな悲劇は繰り返してはいけないんだ!(;ω;)
191 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/03(土) 15:24:38.48 0
しかし愚かな人間は同じ過ちを犯してしまう
192 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/03(土) 16:12:43.98 0
赤い太陽を背に 浮き上がる大きな影
その影から 得体の知れない咆哮が響き渡る
低く 唸るような 恐ろしい声で――――
◇◆
茜空の下、私は一人で家へと帰っている途中だった。
…先ほどの強襲が無ければ、もうすでに家へ着いている頃のはずだけれども。
「…早く帰る。シャワーあびたい」
喫茶リゾナントからの帰り道で、思わぬ強襲に遭ってしまい戦う羽目になった。
一人で簡単に倒すことはできたが、すぐにでも家へ帰ったほうが良いと思い帰路を急いでいる。
身体が汗でベトついていた。
微かに残る血の臭いが、風に吹かれて全て飛んでしまえば良いのにと思う。
赤い太陽を背に 浮き上がる大きな影
その影から 得体の知れない咆哮が響き渡る
低く 唸るような 恐ろしい声で――――
◇◆
茜空の下、私は一人で家へと帰っている途中だった。
…先ほどの強襲が無ければ、もうすでに家へ着いている頃のはずだけれども。
「…早く帰る。シャワーあびたい」
喫茶リゾナントからの帰り道で、思わぬ強襲に遭ってしまい戦う羽目になった。
一人で簡単に倒すことはできたが、すぐにでも家へ帰ったほうが良いと思い帰路を急いでいる。
身体が汗でベトついていた。
微かに残る血の臭いが、風に吹かれて全て飛んでしまえば良いのにと思う。
193 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/03(土) 16:14:14.83 0
もうすぐで夜になるこの時間帯は、危険な間だと強く注意されていた。
真夜中よりも敵の数は少ないが、一人で相手をするには面倒な数が来るから。
多くの闇が、私たちを捕えて殺しに来るから。
「真っ赤ダ…」
ふと、進めていた足を止めた。
見上げた先は、茜色した空。
身体に迸る血のように、斬られて流す血のように。
真っ赤な色をして、先ほどの光景が思い出された。
**
どこか、哀愁を漂わせるこの季節。
胸が締め付けられて、心が切なくなるような少しの時間。
私は獣になり、闇を斬り裂き、噛み砕いた――――
頭を横に振り、先ほどの戦いはすでに終わったことだと納得させ、止めていた足を再び動かした。
そして茜空を背に、遠くまで伸びる黒い影には目もくれず、自分の家へと足を進めた。
歩いている途中、人間に成りすます私の影が、声を荒げる獣のような形をしている気がした――――――
もうすぐで夜になるこの時間帯は、危険な間だと強く注意されていた。
真夜中よりも敵の数は少ないが、一人で相手をするには面倒な数が来るから。
多くの闇が、私たちを捕えて殺しに来るから。
「真っ赤ダ…」
ふと、進めていた足を止めた。
見上げた先は、茜色した空。
身体に迸る血のように、斬られて流す血のように。
真っ赤な色をして、先ほどの光景が思い出された。
**
どこか、哀愁を漂わせるこの季節。
胸が締め付けられて、心が切なくなるような少しの時間。
私は獣になり、闇を斬り裂き、噛み砕いた――――
頭を横に振り、先ほどの戦いはすでに終わったことだと納得させ、止めていた足を再び動かした。
そして茜空を背に、遠くまで伸びる黒い影には目もくれず、自分の家へと足を進めた。
歩いている途中、人間に成りすます私の影が、声を荒げる獣のような形をしている気がした――――――
194 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/03(土) 16:18:14.88 0
195 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/03(土) 17:36:52.94 0
ほ
196 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/03(土) 18:02:11.09 0
197 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/03(土) 18:17:49.21 O
198 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/03(土) 18:35:44.27 0
うん短いんだけど哀愁があって深いよねw
199 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/03(土) 19:46:29.29 0
今日は少し肌寒いね
喫茶リゾナントで鍋とか出してくれないかなぁ…
喫茶リゾナントで鍋とか出してくれないかなぁ…
200 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/03(土) 19:50:21.63 0
パンダ鍋とかw
201 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/03(土) 20:34:12.44 O
川´・_o・) <わたしは入らナいぞ!
202 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/03(土) 21:33:20.15 O
ジュンジュンが泣いちゃう鴨鍋
203 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/03(土) 22:32:47.42 0
_○ノ 失礼とは思いましたが頭だけ出してホゼナ ぁあああっ!
_○ノ 失礼とは思いましたが頭だけ出してホゼナ ぁあああっ!
204 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/03(土) 23:39:30.72 O
205 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/04(日) 00:23:29.25 0
どうした ほぜなんたあああああ!?
206 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/04(日) 01:13:17.10 0
荒涼とした大地。砂嵐が吹き荒れたこの地では、青い空など遠い昔にしか見た覚えがない。
地面にはヒビがはしり、見えるのはところどころにある四角い家々と井戸だけ。荒れ果てた街にその女は立っていた。
今から一時間前、ダークネス本部では幹部を集めての会議が極秘に行われた
報告をするのは諜報部部長の吉澤である
「・・・ということより、これまで我々と協力関係にあった組織が裏切ろうとしていることが判明しました。これは確実な情報となっています!」
その組織は麻薬や武器の売買で利益を得ており、ダークネスはその組織をボディガードとして働き、組織の活動が明るみに出ることや組織に敵対する組織を潰していった。月々組織から一定の金額を徴収することによって、ダークネスは利益を得ていた。
もともと裏の世界では知らないものはいない組織であるダークネスとつながっている組織を襲おうとするものなどいない。
警察やFBIからの捜査の手が及ぶ前にいくらでもダークネスは対処できるため、組織にとっては完璧なボディガードであった。
蜜月関係であったと両組織は思われていた。ダークネスのボスですら、先日“組織”のボスにお中元を贈っていた。
しかし、それにもかかわらず“組織”はダークネスを裏切った。圧倒的な実力と勢力を持つダークネスから離れるという普通では考えれない行動に飛び出たのだ
吉澤の説明が続く。
「組織が我々と手を切った理由というのも入手しました。先日、先方のボスが暗殺され、その暗殺を行ったものが新しいボスとなったとのことです。この青二才が自信過剰なものらしく、自分が最強の能力者であると述べていたとのことです。
さらにあろうことか明日にも先方がこちらに乗り込むということも入手いたしました。ボス、いかがしましょうか?」
幹部全員の視線がボスに集まる。
地面にはヒビがはしり、見えるのはところどころにある四角い家々と井戸だけ。荒れ果てた街にその女は立っていた。
今から一時間前、ダークネス本部では幹部を集めての会議が極秘に行われた
報告をするのは諜報部部長の吉澤である
「・・・ということより、これまで我々と協力関係にあった組織が裏切ろうとしていることが判明しました。これは確実な情報となっています!」
その組織は麻薬や武器の売買で利益を得ており、ダークネスはその組織をボディガードとして働き、組織の活動が明るみに出ることや組織に敵対する組織を潰していった。月々組織から一定の金額を徴収することによって、ダークネスは利益を得ていた。
もともと裏の世界では知らないものはいない組織であるダークネスとつながっている組織を襲おうとするものなどいない。
警察やFBIからの捜査の手が及ぶ前にいくらでもダークネスは対処できるため、組織にとっては完璧なボディガードであった。
蜜月関係であったと両組織は思われていた。ダークネスのボスですら、先日“組織”のボスにお中元を贈っていた。
しかし、それにもかかわらず“組織”はダークネスを裏切った。圧倒的な実力と勢力を持つダークネスから離れるという普通では考えれない行動に飛び出たのだ
吉澤の説明が続く。
「組織が我々と手を切った理由というのも入手しました。先日、先方のボスが暗殺され、その暗殺を行ったものが新しいボスとなったとのことです。この青二才が自信過剰なものらしく、自分が最強の能力者であると述べていたとのことです。
さらにあろうことか明日にも先方がこちらに乗り込むということも入手いたしました。ボス、いかがしましょうか?」
幹部全員の視線がボスに集まる。
207 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/04(日) 01:14:33.69 0
ボスはテーブルの上に置かれているお茶を取って言った。
「まあ、ほっといてもええんやけど、来たら来たでうちらの本部壊すだろうから修理費が惜しいし、誰かつぶしに行って来て」
あっけなく行って見せるボスに対してマルシェが手を上げて質問をした。
「誰が行けばよろしいのでしょうか?ボスお選びください」
ボスは一瞬考えたがすぐに前を向き言った。
「誰でもええけどな~行きたい奴はおらんのか?暇つぶしになると思うで。行ったもんは、今ある仕事は後回しにしてええからな」
それを聞いた幹部は、『ほぼ』全員は私が行く!と手を上げてボスにアピールしだした。
「キャハハ、簡単にわたしがやっつけてやりますよ!ボス!一ひねりですから~」
「ボス、氷の魔女と恐れられている、このワタクシめにおまかせください。無礼者を美しい氷像にして持って帰らさせていただきます」
「敵が強力な能力者ということに科学者魂が燃えます。決して仕事をさぼるためではなくてですね、興味で行きたいです」
「せっかくここまで情報を仕入れたのですから、楽しみは私にご褒美としてくださいよ、ボス」
「最近、鞭が錆びて仕方がなかったわ~骨のある仕事だわ。楽しめそうね・・・」
「強化したサイドブースターの機能を試したかったので、ボス、Aにご指名を」
「・・・眠いからいいや」「新しく買ったカメラで風景取りたいからパス」
「未来は私を呼んでいないわ」
結局、ボスの指示でじゃんけんをすることになった。
「「「最初はグー」」」「「「「じゃんけん、ポイ」」」」
グー、グー、グー、グー、パー、グー
「やったぁ~私の勝ちね。それでは皆様、悪いですが楽しませてもらいますわ。」
ジャンケンの結果、静粛人Rが向かうことになった。
そういうわけで今、Rはいつもの戦闘服で組織のあるアジトの近くまで来ていた。
「まあ、ほっといてもええんやけど、来たら来たでうちらの本部壊すだろうから修理費が惜しいし、誰かつぶしに行って来て」
あっけなく行って見せるボスに対してマルシェが手を上げて質問をした。
「誰が行けばよろしいのでしょうか?ボスお選びください」
ボスは一瞬考えたがすぐに前を向き言った。
「誰でもええけどな~行きたい奴はおらんのか?暇つぶしになると思うで。行ったもんは、今ある仕事は後回しにしてええからな」
それを聞いた幹部は、『ほぼ』全員は私が行く!と手を上げてボスにアピールしだした。
「キャハハ、簡単にわたしがやっつけてやりますよ!ボス!一ひねりですから~」
「ボス、氷の魔女と恐れられている、このワタクシめにおまかせください。無礼者を美しい氷像にして持って帰らさせていただきます」
「敵が強力な能力者ということに科学者魂が燃えます。決して仕事をさぼるためではなくてですね、興味で行きたいです」
「せっかくここまで情報を仕入れたのですから、楽しみは私にご褒美としてくださいよ、ボス」
「最近、鞭が錆びて仕方がなかったわ~骨のある仕事だわ。楽しめそうね・・・」
「強化したサイドブースターの機能を試したかったので、ボス、Aにご指名を」
「・・・眠いからいいや」「新しく買ったカメラで風景取りたいからパス」
「未来は私を呼んでいないわ」
結局、ボスの指示でじゃんけんをすることになった。
「「「最初はグー」」」「「「「じゃんけん、ポイ」」」」
グー、グー、グー、グー、パー、グー
「やったぁ~私の勝ちね。それでは皆様、悪いですが楽しませてもらいますわ。」
ジャンケンの結果、静粛人Rが向かうことになった。
そういうわけで今、Rはいつもの戦闘服で組織のあるアジトの近くまで来ていた。
208 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/04(日) 01:15:39.25 0
Rは改めて吉澤から聞いた情報を思い返した
「組織構成員は本部では200人くらい。能力者は幹部3人とボスのみ。その幹部は3人ともレベルとしてはB(―)クラスだから問題ない・・・か。なんだか、思ったよりも軽い仕事になりそうだわ」
手に持った黒色の鞭が風にひらりと揺れる。鞭に付けられた鋭い金属性の刃物は太陽の光を反射して赤く妖艶に輝いていた。
この鞭はこれまで無数に散っていった者たちの活き血を吸って、それをRが丁寧に磨いて作られた特製品である。
刃物は見た目では分からないくらいの細かい凹凸が付いており、ちょっと触れただけでも血管を破く。
「最近は・・・あまり暴れらなかったから・・・うずうずするわ」
口角を上げて声を出さずにRは笑い、吉澤から渡された地図を見た。
「なるほど・・・こういう構造になっているのね…ここが入り口で・・・ここにボスの部屋があって・・・」
奇襲計画をRは練りあげ、いよいよ行動に移す時が来た。
Rは鞭を颯爽とかかげ敵のアジトである建物まで走りだした。鍛え抜かれた脚力を活かして敵の誰にも気づかれることなくRはアジトまで100mの位置にまで移動した。
Rが目的の建物を見るとそれは不釣り合いとも思えるくらいに大きな屋敷であった。
「まったくあの組織は何を考えているのかしら。見た目を派手にして明らかに怪しいじゃないの・・・マハラジャじゃないんだから。潰しに来て正解だったかもね」
敵に気づかれないように警備の様子をちらっと目をやると入口には数人の銃を構えた覆面をした男がいた。吉澤の情報が確かならば彼らは能力者ではないことになる。
「なるべく楽しみたいから、どこまで能力を使わずにできるか試してみようかしら…」
そういって手に持った鞭を改め得て持ち直して、一気に建物に向かって走り出した。
「組織構成員は本部では200人くらい。能力者は幹部3人とボスのみ。その幹部は3人ともレベルとしてはB(―)クラスだから問題ない・・・か。なんだか、思ったよりも軽い仕事になりそうだわ」
手に持った黒色の鞭が風にひらりと揺れる。鞭に付けられた鋭い金属性の刃物は太陽の光を反射して赤く妖艶に輝いていた。
この鞭はこれまで無数に散っていった者たちの活き血を吸って、それをRが丁寧に磨いて作られた特製品である。
刃物は見た目では分からないくらいの細かい凹凸が付いており、ちょっと触れただけでも血管を破く。
「最近は・・・あまり暴れらなかったから・・・うずうずするわ」
口角を上げて声を出さずにRは笑い、吉澤から渡された地図を見た。
「なるほど・・・こういう構造になっているのね…ここが入り口で・・・ここにボスの部屋があって・・・」
奇襲計画をRは練りあげ、いよいよ行動に移す時が来た。
Rは鞭を颯爽とかかげ敵のアジトである建物まで走りだした。鍛え抜かれた脚力を活かして敵の誰にも気づかれることなくRはアジトまで100mの位置にまで移動した。
Rが目的の建物を見るとそれは不釣り合いとも思えるくらいに大きな屋敷であった。
「まったくあの組織は何を考えているのかしら。見た目を派手にして明らかに怪しいじゃないの・・・マハラジャじゃないんだから。潰しに来て正解だったかもね」
敵に気づかれないように警備の様子をちらっと目をやると入口には数人の銃を構えた覆面をした男がいた。吉澤の情報が確かならば彼らは能力者ではないことになる。
「なるべく楽しみたいから、どこまで能力を使わずにできるか試してみようかしら…」
そういって手に持った鞭を改め得て持ち直して、一気に建物に向かって走り出した。
209 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/04(日) 01:16:50.79 0
突然建物に向かってきた黒い衣服の女を見て警備兵は早速銃を構えた。
(侵入者だ、構えろ)(止まれ!止まらなければ撃つぞ)
警備兵たちはRに向かって一斉に銃口を構え、引き金を引いた。
ダダダダダッッッッッッッ・・・
「何言っているのか、わからないんだ、よ、っと」
Rは華麗にジャンプを決め、構えられた銃から放たれた全ての弾をよけ、同時に空中で鞭を振り回した。着地と同時に警備兵の胸には一直線に紅色の線が引かれ、その場に崩れ落ちた。
「生きているものには忠告を与えるわ。敵が正面から向かってきたときは先に引き金を引いた方が負けよ。ギリギリまで引き付ける。それが鉄則」
Rは鞭を一度振り付着した血液を払って、建物に向かって走り出した。
先ほどの光景を見ていたのであろう次々と兵士が出てくる。マシンガンを構えたものやナイフを構えてもの、青龍刀を振りかざすもの、次々と敵は出てくる。
(俺が殺る)(ここを通すわけにいは行かない)(ヤツを倒せば俺は幹部になれるんだ)
様々な感情が立ちあがる中、Rは次々と鞭を敵に向かって走らせていく。
聴こえるのは敵の向かってくる足音、銃の乱射音、兵士たちの叫び声とヒュンと小気味よい鞭のしなる音でだけであった。そして鞭のしなった跡には赤いしずくが常に舞い上がり、兵士達が倒れこんでいた。
Rが鞭を使うにはいくつかの理由があった。その1つが攻撃範囲の広さ。ロープ上の物質はなれるまでには時間を要するが一旦コツをつかむと手足のように裁くことが可能となる。
加えて刃物を仕込むことで殺傷能力は向上し、普通なら一瞬ひるむだけの攻撃も致命傷となる傷を与えることができる。
(侵入者だ、構えろ)(止まれ!止まらなければ撃つぞ)
警備兵たちはRに向かって一斉に銃口を構え、引き金を引いた。
ダダダダダッッッッッッッ・・・
「何言っているのか、わからないんだ、よ、っと」
Rは華麗にジャンプを決め、構えられた銃から放たれた全ての弾をよけ、同時に空中で鞭を振り回した。着地と同時に警備兵の胸には一直線に紅色の線が引かれ、その場に崩れ落ちた。
「生きているものには忠告を与えるわ。敵が正面から向かってきたときは先に引き金を引いた方が負けよ。ギリギリまで引き付ける。それが鉄則」
Rは鞭を一度振り付着した血液を払って、建物に向かって走り出した。
先ほどの光景を見ていたのであろう次々と兵士が出てくる。マシンガンを構えたものやナイフを構えてもの、青龍刀を振りかざすもの、次々と敵は出てくる。
(俺が殺る)(ここを通すわけにいは行かない)(ヤツを倒せば俺は幹部になれるんだ)
様々な感情が立ちあがる中、Rは次々と鞭を敵に向かって走らせていく。
聴こえるのは敵の向かってくる足音、銃の乱射音、兵士たちの叫び声とヒュンと小気味よい鞭のしなる音でだけであった。そして鞭のしなった跡には赤いしずくが常に舞い上がり、兵士達が倒れこんでいた。
Rが鞭を使うにはいくつかの理由があった。その1つが攻撃範囲の広さ。ロープ上の物質はなれるまでには時間を要するが一旦コツをつかむと手足のように裁くことが可能となる。
加えて刃物を仕込むことで殺傷能力は向上し、普通なら一瞬ひるむだけの攻撃も致命傷となる傷を与えることができる。
210 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/04(日) 01:17:50.45 0
2つ目としてはその攻撃が不規則であるという点であった。マシンガンやバズーカがいかに殺傷能力に優れていたとしてもその動きは直線的であり、発射する物体の向いている向きで攻撃対象は自分が狙われていることが分かる。
しかし鞭による攻撃では鞭を『なぎ払う』ようにして動かす直線的な攻撃に加え、手首を引くことで鞭の動きは曲線に変化し、その動きは持ち主にしか把握できないため敵は不意を突かれ傷を負う。
その動きは風のようであった。兵士が気がつくころには銃を撃てないほどの近距離に踏み込まれ直接打撃を受ける。鞭が届く範囲にいないものは銃を構えようとしているが、建物の中では仲間がいるために思い切り打つことはできない。
そのためにあっという間に距離を詰められ、Rの鞭の餌食となってしまう。
自分を中心にして踊るようにその場で一旋すると鞭は兵士たちの胸元に一様の傷を生み、その血は後ろに待機している兵士達からR自身の身を隠す絶好の壁となる。
しかし鞭による攻撃では鞭を『なぎ払う』ようにして動かす直線的な攻撃に加え、手首を引くことで鞭の動きは曲線に変化し、その動きは持ち主にしか把握できないため敵は不意を突かれ傷を負う。
その動きは風のようであった。兵士が気がつくころには銃を撃てないほどの近距離に踏み込まれ直接打撃を受ける。鞭が届く範囲にいないものは銃を構えようとしているが、建物の中では仲間がいるために思い切り打つことはできない。
そのためにあっという間に距離を詰められ、Rの鞭の餌食となってしまう。
自分を中心にして踊るようにその場で一旋すると鞭は兵士たちの胸元に一様の傷を生み、その血は後ろに待機している兵士達からR自身の身を隠す絶好の壁となる。
211 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/04(日) 01:18:43.60 0
しかし、鞭だけで戦うことも限界が来たようであった。
「オマエ、止まれ!」
ようやくRにも何を言っているのかわかる敵が出てきたことに満足して、Rは鞭を振り回すのをいったん止めた。
最後に振りぬいた鞭でまた7人ほどの兵士が倒れこんだ。
「やっと幹部様のお出ましか。どうしたのかしら?遅いじゃない。もう残っているのは100人もいないんじゃないかしら」
「黙ってイロ。お前はダレだ?ナマエ言え」
そういって幹部と思われる男達はRの周囲に残っている部下を全員集め、取り囲んだ
さすがにカタコトなのは仕方ないが仕方がないことだとRは思っていた。
「あなたの名前はなんなの?先に名乗るのは常識でしょ。そのセリフを言うのは敗者が多いのよ、知ってますか?」
「生意気イウナ!俺の名は・・・」
「興味ないからいいわ。教えてあげる、私の名前はR」
「オマエから聞いてきて、それはないだろ。オマエ、倒す(一斉に銃をぶっ放せ~)」
幹部の一人の言葉と同時にRの周囲に銃弾の雨が降り注ごうとしていた。
(チッ、ここまでが限界か・・・能力無しで倒したのは300強ってところか。。。つまらないが、能力の第一段階を解放するか)
Rは心の中で自身への制限を一部解除した。
Rは両手を上げ一瞬、目を閉じた。次の瞬間にはその手からは闇色の光が放たれた。
「オマエ、止まれ!」
ようやくRにも何を言っているのかわかる敵が出てきたことに満足して、Rは鞭を振り回すのをいったん止めた。
最後に振りぬいた鞭でまた7人ほどの兵士が倒れこんだ。
「やっと幹部様のお出ましか。どうしたのかしら?遅いじゃない。もう残っているのは100人もいないんじゃないかしら」
「黙ってイロ。お前はダレだ?ナマエ言え」
そういって幹部と思われる男達はRの周囲に残っている部下を全員集め、取り囲んだ
さすがにカタコトなのは仕方ないが仕方がないことだとRは思っていた。
「あなたの名前はなんなの?先に名乗るのは常識でしょ。そのセリフを言うのは敗者が多いのよ、知ってますか?」
「生意気イウナ!俺の名は・・・」
「興味ないからいいわ。教えてあげる、私の名前はR」
「オマエから聞いてきて、それはないだろ。オマエ、倒す(一斉に銃をぶっ放せ~)」
幹部の一人の言葉と同時にRの周囲に銃弾の雨が降り注ごうとしていた。
(チッ、ここまでが限界か・・・能力無しで倒したのは300強ってところか。。。つまらないが、能力の第一段階を解放するか)
Rは心の中で自身への制限を一部解除した。
Rは両手を上げ一瞬、目を閉じた。次の瞬間にはその手からは闇色の光が放たれた。
212 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/04(日) 01:19:52.57 0
念動力:最も普遍的な力。念じるだけで対象物に対して物理的干渉を及ぼすことができる。しかしそれゆえに能力者自身の強さが最も単純に現れる力でもある。
Rに向かった銃弾はあと少しで目標に着弾する距離で空中に静止した。
「な、なんだト。。。あ、ありえない。。。人間じゃない」
幹部の男は歯をガタガタふるわせながら、後ろに下がった
「人間じゃない?気にいったわ。そうね、私は人間じゃないわ。粛正人Rよ」
Rがそう言い放つと同時に空中に静止していた銃弾がそれを打ち出した本人へ向かって飛んで行った。銃を構えていた兵士達は空中に弾が止まっていたのを見て止まっていた。
誰一人として反射された銃弾をよけきれるものはおらず、全て倒れこんだ。
「残りはあなた達幹部3人とボスだけよ」
Rは後ろに下がっていた幹部に近づいた。コツリコツリというブーツの音が石造りの床にむなしく反射する。
「ヤメロ、近づくな」
少しずつ少しずつ後ろに下がっていく男
「許してくれ、オレ達は悪くない。新しいボスガ」
手をRに向けながら必死の弁解をする男
「助けてクレ、これが欲しいんだろ」
手に何かの粉を差し出しながら一歩Rに近づく男
「チッ、お前らなんかが幹部とはな・・・つまらない組織と手を組んだものだ。後悔しなさい、この私と出会ったことを」
そう言ってRは大きく鞭を持った手を掲げた。ヒュンと軽い音がして鞭が男達に向かって飛んで行ったが、急に停止した
「お前ら、何をしている?」後ろから男の声が聴こえた。「「「ボス」」」
Rに向かった銃弾はあと少しで目標に着弾する距離で空中に静止した。
「な、なんだト。。。あ、ありえない。。。人間じゃない」
幹部の男は歯をガタガタふるわせながら、後ろに下がった
「人間じゃない?気にいったわ。そうね、私は人間じゃないわ。粛正人Rよ」
Rがそう言い放つと同時に空中に静止していた銃弾がそれを打ち出した本人へ向かって飛んで行った。銃を構えていた兵士達は空中に弾が止まっていたのを見て止まっていた。
誰一人として反射された銃弾をよけきれるものはおらず、全て倒れこんだ。
「残りはあなた達幹部3人とボスだけよ」
Rは後ろに下がっていた幹部に近づいた。コツリコツリというブーツの音が石造りの床にむなしく反射する。
「ヤメロ、近づくな」
少しずつ少しずつ後ろに下がっていく男
「許してくれ、オレ達は悪くない。新しいボスガ」
手をRに向けながら必死の弁解をする男
「助けてクレ、これが欲しいんだろ」
手に何かの粉を差し出しながら一歩Rに近づく男
「チッ、お前らなんかが幹部とはな・・・つまらない組織と手を組んだものだ。後悔しなさい、この私と出会ったことを」
そう言ってRは大きく鞭を持った手を掲げた。ヒュンと軽い音がして鞭が男達に向かって飛んで行ったが、急に停止した
「お前ら、何をしている?」後ろから男の声が聴こえた。「「「ボス」」」
213 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/04(日) 01:25:53.96 0
>>206-212
タイトルは『motor fivers 前編』ということにしておきます。
自己紹介しますと本スレでの『motor neuron』を書いた者です。調子に乗って2作品目投下しました(汗
これで前半部分です。正直言ってここまでたいして面白くないと思います。後半はもう少し面白くなると思われます
一応、後半は出来ているのですが規制制限と細かい部分の推敲のために後日に上げます。
タイトルは『motor fivers 前編』ということにしておきます。
自己紹介しますと本スレでの『motor neuron』を書いた者です。調子に乗って2作品目投下しました(汗
これで前半部分です。正直言ってここまでたいして面白くないと思います。後半はもう少し面白くなると思われます
一応、後半は出来ているのですが規制制限と細かい部分の推敲のために後日に上げます。
214 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/04(日) 02:28:15.32 0
面白いです続き待ってます
ただ・・・
「粛清人Rだ・・・二度と間違えるな!わたしの名は粛清人Rというんだ!静粛人でも粛正人でもない!」
「すまんね」
ニヤリ!さらにわざと名前を間違えて怒りをさそっているぜこの>>213・・・・・・
根っからのリゾスレ病だぜ
ただ・・・
「粛清人Rだ・・・二度と間違えるな!わたしの名は粛清人Rというんだ!静粛人でも粛正人でもない!」
「すまんね」
ニヤリ!さらにわざと名前を間違えて怒りをさそっているぜこの>>213・・・・・・
根っからのリゾスレ病だぜ
215 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/04(日) 02:30:09.97 0
216 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/04(日) 06:16:54.62 0
おお、スレに新しい血が流れ込んでいる! ダークネスメンでシリーズ化? 期待してます!
217 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/04(日) 06:25:58.68 O
またリゾスレに優秀な作家さんが加わったようでめでたい
後半も楽しみだ
後半も楽しみだ
218 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/04(日) 06:54:12.00 O
>>213
意欲的に書かれてますね!
新しい風が吹くのは本当に嬉しいです
ダークネスの皆さんの立候補&辞退場面の「らしさ」に笑いました
後半も楽しみにしています
ただ…
「粛清人Rだ…二度と間違えるな!わたしの名は粛清人Rというんだ!静粛人でも粛正人でもない!……ハッ!」
意欲的に書かれてますね!
新しい風が吹くのは本当に嬉しいです
ダークネスの皆さんの立候補&辞退場面の「らしさ」に笑いました
後半も楽しみにしています
ただ…
「粛清人Rだ…二度と間違えるな!わたしの名は粛清人Rというんだ!静粛人でも粛正人でもない!……ハッ!」
219 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/04(日) 09:14:39.97 0
220 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/04(日) 10:28:22.54 0
粛正は肯定的な意味だけど
粛清は弾圧とかそういうイメージがあるね
Rは静粛人にはなれそうもないわな
粛清は弾圧とかそういうイメージがあるね
Rは静粛人にはなれそうもないわな
221 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/04(日) 11:47:12.89 0
危ない
222 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/04(日) 11:57:06.30 O
新しくスレに来た人ってどこから手をつけるのかな
やっぱり直近の作品からかな
やっぱり直近の作品からかな
223 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/04(日) 12:36:29.79 0
その辺は訊いてみたい
224 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/04(日) 13:04:45.66 0
>>218,220
『粛正人』の訂正ありがとうございます。後編では治しますので(汗
現スレから参加の私の場合はまとめサイトの作品集とか用語集の各キャラの設定で能力の出てくる主な作品を読みましたよ。
『禍刻』とか『P線上』が好きです。
基本は初期でキャラの特徴をつかんでいますが能力行使は作品集に収録されているものを参考にさせていただきました。
『粛正人』の訂正ありがとうございます。後編では治しますので(汗
現スレから参加の私の場合はまとめサイトの作品集とか用語集の各キャラの設定で能力の出てくる主な作品を読みましたよ。
『禍刻』とか『P線上』が好きです。
基本は初期でキャラの特徴をつかんでいますが能力行使は作品集に収録されているものを参考にさせていただきました。
225 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/04(日) 13:35:40.24 0
『過刻』と『P線上』が好きというのはまた対照的な
リゾスレではやられることも多いRの強さが目を引いた作品でした
新しい魅力が見出せたというか
後編楽しみにしてます
他のダークネスメンバーの話も読んでみたいです
リゾスレではやられることも多いRの強さが目を引いた作品でした
新しい魅力が見出せたというか
後編楽しみにしてます
他のダークネスメンバーの話も読んでみたいです
226 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/04(日) 13:58:29.02 0
確かに『禍刻』と『P線上』って対照的だね
新たな作者さんのこれからに期待!
新たな作者さんのこれからに期待!
227 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/04(日) 15:14:16.92 0
『禍刻』もあり、『P線上』もあり、というのがこのスレの良さですよね。
それにここまでスレが続いているのは、まとめサイト、Wikiが充実してるのがほんとに大きいと思います
それにここまでスレが続いているのは、まとめサイト、Wikiが充実してるのがほんとに大きいと思います
228 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/04(日) 16:39:29.64 O
よーし!Wikiみてくるわ!
229 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/04(日) 17:57:50.74 O
禍刻好きだったなまた復活しないかなあ
230 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/04(日) 18:08:35.78 O
何時になるかわかんないけど今日投下いたす
やたらとレス数多くなったけどあの手この手で一気投下予定
昨日今日は満月がキレイダネー
やたらとレス数多くなったけどあの手この手で一気投下予定
昨日今日は満月がキレイダネー
231 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/04(日) 18:50:14.87 0
楽しみやね
どんな話やろ
どんな話やろ
232 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/04(日) 19:10:56.07 0
満月が怪しいほどに美しいね
233 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/04(日) 19:55:11.56 0
234 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/04(日) 20:48:55.38 0
235 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/04(日) 21:11:37.63 0
123 名前:小春巻 ◆rn5risAIMk [] 投稿日:2009/10/04(日) 21:10:39.60 0
ラブマスタート時
愛ちゃんがガキさんの脳天にチョップ
ガキさんは愛ちゃんの鳩尾を手刀で攻撃
モニターにアップになって笑いが起きる
ラブマスタート時
愛ちゃんがガキさんの脳天にチョップ
ガキさんは愛ちゃんの鳩尾を手刀で攻撃
モニターにアップになって笑いが起きる
237 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/04(日) 21:56:28.99 0
>>236
!!!!!
!!!!!
238 : サボリン∞ヽ( ゚∀。)ノ[] 投稿日:2009/10/04(日) 22:08:25.03 O
ライブ見に行ける人は最終盤のリゾナントブルーで
リミッター外したモードで全身全霊込めて歌うメンバーにご注目
特にガキさんには毎回マジでなんか乗り移ってるわw
リミッター外したモードで全身全霊込めて歌うメンバーにご注目
特にガキさんには毎回マジでなんか乗り移ってるわw
239 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/04(日) 22:31:15.74 0
240 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/04(日) 22:45:35.98 0
しかし最近のライブでのリゾナントは普通に盛り上がるからPVの物悲しさはなくなっているな
241 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/04(日) 23:09:23.41 0
この間の神戸で現場デビューした者ですが生で見るリゾナントの迫力半端ないですね!
特にリーダーのフェイクには胸が震えました
このスレがなかったらこの曲にここまでハマることもなかったと思います
皆さん本当にありがとうございます
あまりに感動したので書き込ませていただきました
もう寝ます
特にリーダーのフェイクには胸が震えました
このスレがなかったらこの曲にここまでハマることもなかったと思います
皆さん本当にありがとうございます
あまりに感動したので書き込ませていただきました
もう寝ます
242 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/04(日) 23:38:20.86 0
さて、12時半ごろから始めさせていただきやす
満月眺めてお待ちくだされ
満月眺めてお待ちくだされ
243 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/05(月) 00:30:04.92 0
リゾナンターの9人は、高橋さんに呼ばれてリゾナントに集まっとった。
そこにはいつもの笑顔なんてない。
全員が、真剣な表情で高橋さんの言葉に聞き入ってた。
それは、最近リゾナントの近くをうろちょろしてるダークネスの小隊を全滅させるという、
リゾナンターにとっては今までにあんまりないような、ちょっと珍しい作戦やった。
こっちへ攻めてくるような数人の相手から自分たちを守る、
そういう戦いなら、今までにも何度か経験はある。
愛佳が知ってる限りでは、相手集団を積極的に攻めることっていうのは初めてかもしれない。
いや、そう考えると作戦自体が珍しいんとはちゃう。
ダークネスがこっちの様子をうかがってるのが珍しい、というか、不気味。
だから、相手に仕掛けられる前にこっちが仕掛ける。
『相手に先に手を出したら、さらにあっちの動きが活発になるかもしれん。
…でもな、少なくともこの街に、リゾナンターとダークネスの争いは関係ない。
この街に迷惑をかける前に、敵を倒す。
それでも終わらないようならば…、一時はここを離れて、徹底的に戦わなあかん』
それは簡単なようでいて、もしかしたらとんでもない方向への第一歩かもしれなかった。
けど、誰も反対しなかったし、しようとも思わなかった。
何かが始まろうとしている、ただ、そんな予感だけをみんなも持ってたんやと思う。
そこにはいつもの笑顔なんてない。
全員が、真剣な表情で高橋さんの言葉に聞き入ってた。
それは、最近リゾナントの近くをうろちょろしてるダークネスの小隊を全滅させるという、
リゾナンターにとっては今までにあんまりないような、ちょっと珍しい作戦やった。
こっちへ攻めてくるような数人の相手から自分たちを守る、
そういう戦いなら、今までにも何度か経験はある。
愛佳が知ってる限りでは、相手集団を積極的に攻めることっていうのは初めてかもしれない。
いや、そう考えると作戦自体が珍しいんとはちゃう。
ダークネスがこっちの様子をうかがってるのが珍しい、というか、不気味。
だから、相手に仕掛けられる前にこっちが仕掛ける。
『相手に先に手を出したら、さらにあっちの動きが活発になるかもしれん。
…でもな、少なくともこの街に、リゾナンターとダークネスの争いは関係ない。
この街に迷惑をかける前に、敵を倒す。
それでも終わらないようならば…、一時はここを離れて、徹底的に戦わなあかん』
それは簡単なようでいて、もしかしたらとんでもない方向への第一歩かもしれなかった。
けど、誰も反対しなかったし、しようとも思わなかった。
何かが始まろうとしている、ただ、そんな予感だけをみんなも持ってたんやと思う。
244 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/05(月) 00:30:54.80 0
「みっつぃ、何か視えたの?」
「へ?」
リゾナントでの作戦会議が終わると、久住さんに声を掛けられた。
なんか、たぶん愛佳はぼーっとしとっただけで、何かを視たとかでもなかったんやけど、
あまりにも愛佳がキョトンとしとったんやろう、久住さんは両手を顔の前で振っていた。
「あ、ゴメンゴメン、小春、変なこと言ったね」
「いや、何か今、ぼーっとしてましたから。
何も考えてへんとかじゃなくて、何か考えすぎてぼーっとしてたっていうか…」
何かが始まる予感から、視える未来につながるんならばどんだけ楽なのか。
予知がうまくいくビジョンになればそれに従えばええだけやし、
そうじゃなければ、違う未来をたどっていけばいい。
…けど、今の愛佳はたぶん、今まで以上の緊張感でいろんなことの整理がつかなくなっとる。
9人の未来が、ビジョンどころかボンヤリとしたものにすらなってくれない。
「焦らんでもええよ、みっつぃ」
カウンターの向こうから、ココアを出しながら高橋さんが声を掛けてくれた。
愛佳はマグカップを両手で受け取る。隣の久住さんにも同じものが手渡されていた。
「何もかも視ようと思わんでええよ。
少しずつカタチにしていけば、それだけでもあーしらは助かるんやし」
頷きながらココアに口をつける。
あったかさと甘さがすっと心の中に入ってくるみたいで、少し落ち着いた。
「へ?」
リゾナントでの作戦会議が終わると、久住さんに声を掛けられた。
なんか、たぶん愛佳はぼーっとしとっただけで、何かを視たとかでもなかったんやけど、
あまりにも愛佳がキョトンとしとったんやろう、久住さんは両手を顔の前で振っていた。
「あ、ゴメンゴメン、小春、変なこと言ったね」
「いや、何か今、ぼーっとしてましたから。
何も考えてへんとかじゃなくて、何か考えすぎてぼーっとしてたっていうか…」
何かが始まる予感から、視える未来につながるんならばどんだけ楽なのか。
予知がうまくいくビジョンになればそれに従えばええだけやし、
そうじゃなければ、違う未来をたどっていけばいい。
…けど、今の愛佳はたぶん、今まで以上の緊張感でいろんなことの整理がつかなくなっとる。
9人の未来が、ビジョンどころかボンヤリとしたものにすらなってくれない。
「焦らんでもええよ、みっつぃ」
カウンターの向こうから、ココアを出しながら高橋さんが声を掛けてくれた。
愛佳はマグカップを両手で受け取る。隣の久住さんにも同じものが手渡されていた。
「何もかも視ようと思わんでええよ。
少しずつカタチにしていけば、それだけでもあーしらは助かるんやし」
頷きながらココアに口をつける。
あったかさと甘さがすっと心の中に入ってくるみたいで、少し落ち着いた。
245 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/05(月) 00:31:37.51 0
「じゃ、小春は先に部屋戻ってるねー」
「あ、はーい!
愛佳ももうちょっとしたら戻りますー」
くいっとココアを飲み干してマグカップを高橋さんに渡して、
久住さんはいつもみたいに明るく軽やかな足取りで二階へ昇っていった。
「小春はいつもと変わらんなぁ」
「ホンマですねー」
口調は呆れていても、高橋さんが久住さんの背中を追う視線はやさしい。
誰もが緊張せぇへんはずはないんや。
実際、いつものリゾナントの中と空気が違う。
ジュンジュンとリンリンはもうそれぞれの部屋に戻って寝てしまってるし、
亀井さんと道重さんと田中さんは、3人でずーっと話し込んどる。
新垣さんは、少し離れたカウンターで何か考え事をしとるようやった。
…やから、久住さんは久住さんなりに、いつも通りを見せてくれてたんやと思う。
その瞬間、リゾナントにほんわかした空気が流れたのも間違いない。
そんなことができる久住さんがすごいと思うし、強いと思った。
少しぬるくなったココアを、愛佳も一気に飲み干した。
「あ、はーい!
愛佳ももうちょっとしたら戻りますー」
くいっとココアを飲み干してマグカップを高橋さんに渡して、
久住さんはいつもみたいに明るく軽やかな足取りで二階へ昇っていった。
「小春はいつもと変わらんなぁ」
「ホンマですねー」
口調は呆れていても、高橋さんが久住さんの背中を追う視線はやさしい。
誰もが緊張せぇへんはずはないんや。
実際、いつものリゾナントの中と空気が違う。
ジュンジュンとリンリンはもうそれぞれの部屋に戻って寝てしまってるし、
亀井さんと道重さんと田中さんは、3人でずーっと話し込んどる。
新垣さんは、少し離れたカウンターで何か考え事をしとるようやった。
…やから、久住さんは久住さんなりに、いつも通りを見せてくれてたんやと思う。
その瞬間、リゾナントにほんわかした空気が流れたのも間違いない。
そんなことができる久住さんがすごいと思うし、強いと思った。
少しぬるくなったココアを、愛佳も一気に飲み干した。
246 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/05(月) 00:32:32.65 0
「ごちそーさまでした」
しばらくして愛佳も席を立って、部屋に戻ることにした。
「おう、明日は朝早いから、ゆっくり寝るんやで?」
「はい、高橋さんも、早よ寝てくださいね?」
マグカップを返すと、高橋さんは愛佳の頭を二、三度ぽんぽんと軽く叩いた。
たぶん、みんなが寝た後に新垣さんと打ち合わせとかしはるんやろう。
それで、ほとんど寝んままに明日を迎えて、それでもうちらを引っ張ってくれる。
愛佳は、そんな感謝の意味も込めて深々と頭を下げた。
「それじゃ、おやすみなさ……」
―――言い終わるかどうかの時に、突然頭に流れ込んだビジョンは
視るべきこの戦いの行く末を示すものではなくて、
予想すらしていなかったような、まったく別の出来事を映していた。
いや、まさか、そんな未来なんて来てしまったら―――
「…っつぃ、どした?」
愛佳はしばらく立ち止まったままやったんやろう、気付いたら高橋さんが覗き込んどった。
「あ、ごめんなさい、…おやすみなさい!」
逃げるようにして慌てて階段を駆け上ったけど、明らかに変やと思われたろうなぁ…。
しばらくして愛佳も席を立って、部屋に戻ることにした。
「おう、明日は朝早いから、ゆっくり寝るんやで?」
「はい、高橋さんも、早よ寝てくださいね?」
マグカップを返すと、高橋さんは愛佳の頭を二、三度ぽんぽんと軽く叩いた。
たぶん、みんなが寝た後に新垣さんと打ち合わせとかしはるんやろう。
それで、ほとんど寝んままに明日を迎えて、それでもうちらを引っ張ってくれる。
愛佳は、そんな感謝の意味も込めて深々と頭を下げた。
「それじゃ、おやすみなさ……」
―――言い終わるかどうかの時に、突然頭に流れ込んだビジョンは
視るべきこの戦いの行く末を示すものではなくて、
予想すらしていなかったような、まったく別の出来事を映していた。
いや、まさか、そんな未来なんて来てしまったら―――
「…っつぃ、どした?」
愛佳はしばらく立ち止まったままやったんやろう、気付いたら高橋さんが覗き込んどった。
「あ、ごめんなさい、…おやすみなさい!」
逃げるようにして慌てて階段を駆け上ったけど、明らかに変やと思われたろうなぁ…。
247 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/05(月) 00:33:39.42 0
2階の廊下で何度か深呼吸して気持ちを落ち着けてから、
割り当てられた自分の寝室のドアを開けた。
「…失礼しまーす…」
電気も落とされていて、中ではジュンジュンとリンリン、そして久住さんの3人が寝ていた。
一番ドアに近い布団が、まだキレイにそのままで残っている。
部屋に戻った順番に奥から寝たんやろう、愛佳の隣には久住さんが寝ていた。
久住さんは愛佳の側に背中を向けていて、寝顔はこっちからは見えんかった。
愛佳はそっと布団の上に座って、3人の寝姿を見つめる。
3人とも静かに寝息を立てとったから、愛佳も静かに布団に潜った。
―――目を閉じてみても、どうしても眠れんかった。
仰向けになっても、うつぶせになっても、右を向いてもダメやった。
最後に左向きになると…、久住さんの背中が見えた。
愛佳は、さっき視えてしまったビジョンを思い返した。
そこにいたのは、久住さんやった。
久住さんやったけど、いつもと違うような久住さんやった。
そんな久住さんに、愛佳は声を掛けようとしたんやけど―――
愛佳は、物音を立てんように起き上がった。
そして3人を起こさんように、部屋から廊下に出た。
隣の部屋ももう電気が消えている。高橋さんと新垣さん以外は寝ているんやろう。
愛佳は1階に降りて、2人のいる店舗フロアを通らず、裏口から外に出た。
割り当てられた自分の寝室のドアを開けた。
「…失礼しまーす…」
電気も落とされていて、中ではジュンジュンとリンリン、そして久住さんの3人が寝ていた。
一番ドアに近い布団が、まだキレイにそのままで残っている。
部屋に戻った順番に奥から寝たんやろう、愛佳の隣には久住さんが寝ていた。
久住さんは愛佳の側に背中を向けていて、寝顔はこっちからは見えんかった。
愛佳はそっと布団の上に座って、3人の寝姿を見つめる。
3人とも静かに寝息を立てとったから、愛佳も静かに布団に潜った。
―――目を閉じてみても、どうしても眠れんかった。
仰向けになっても、うつぶせになっても、右を向いてもダメやった。
最後に左向きになると…、久住さんの背中が見えた。
愛佳は、さっき視えてしまったビジョンを思い返した。
そこにいたのは、久住さんやった。
久住さんやったけど、いつもと違うような久住さんやった。
そんな久住さんに、愛佳は声を掛けようとしたんやけど―――
愛佳は、物音を立てんように起き上がった。
そして3人を起こさんように、部屋から廊下に出た。
隣の部屋ももう電気が消えている。高橋さんと新垣さん以外は寝ているんやろう。
愛佳は1階に降りて、2人のいる店舗フロアを通らず、裏口から外に出た。
248 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/05(月) 00:34:28.58 0
少し肌寒いと感じたけど、軽く走ってみたらそんなことは感じなくなった。
思いつくままに向かった先は、街を見渡せる丘の上。
前に、亀井さんがお気に入りの場所やって言っとったところやった。
空は、キレイに晴れている。
丘から見える街の家並みは、月の明かりに照らされて何だか幻想的。
見上げると満月が高く昇っていた、
「…そいや、今日はお月見やったんやっけ…」
その場に腰掛けて空を眺める。
信じられんくらい、月が明るかった。
丘には街灯なんてほとんどないけど、そんなもんはいらんとさえ思えた。
夜空にぽつんと浮かぶ月の光を浴びていると、
胸の奥が痛くなって、目の奥が熱くなって、涙がこぼれてくる。
「…なんで、なんであんなビジョン視えたんやろ…」
ありえん。
それ以前に、考えたこともなかった。考えようとしたこともなかった。
それだけに、こんなビジョンが視えてしまったら、
いやでもそんな未来を考えてしまうことになる。
「…いやや、そんな未来、絶対来んでええ…」
愛佳は抱えた膝に目を押しつけて、考えを振り払うように頭を振った。
思いつくままに向かった先は、街を見渡せる丘の上。
前に、亀井さんがお気に入りの場所やって言っとったところやった。
空は、キレイに晴れている。
丘から見える街の家並みは、月の明かりに照らされて何だか幻想的。
見上げると満月が高く昇っていた、
「…そいや、今日はお月見やったんやっけ…」
その場に腰掛けて空を眺める。
信じられんくらい、月が明るかった。
丘には街灯なんてほとんどないけど、そんなもんはいらんとさえ思えた。
夜空にぽつんと浮かぶ月の光を浴びていると、
胸の奥が痛くなって、目の奥が熱くなって、涙がこぼれてくる。
「…なんで、なんであんなビジョン視えたんやろ…」
ありえん。
それ以前に、考えたこともなかった。考えようとしたこともなかった。
それだけに、こんなビジョンが視えてしまったら、
いやでもそんな未来を考えてしまうことになる。
「…いやや、そんな未来、絶対来んでええ…」
愛佳は抱えた膝に目を押しつけて、考えを振り払うように頭を振った。
249 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/05(月) 00:35:24.07 0
久住さんは、無言やった。
愛佳に背中を向けて、どこか遠くへ行こうとしてはった。
止めようとしたのに、身体は動かんし、
声も出すことができんかった。
遠く見えなくなってく久住さんを、
その場で涙を流しながら見てることしかできなくて、
何もかも尽き果てて、崩れ落ちていく自分が視えた。
久住さんは、無言やった。
愛佳に背中を向けて、どこか遠くへ行こうとしてはった。
止めようとしたのに、身体は動かんし、
声も出すことができんかった。
遠く見えなくなってく久住さんを、
その場で涙を流しながら見てることしかできなくて、
何もかも尽き果てて、崩れ落ちていく自分が視えた。
250 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/05(月) 00:36:21.19 0
「見ーつけたっ」
「ひゃあっ!!!!」
誰もいないはずの丘の上で、愛佳以外の声がした。
それだけでもビックリなのに、ありえん人の声がしたことがホンマビビった。
静かなこの場所で、自分の心臓のバクバクが響いてそうなくらいにうるさい。
愛佳の後ろ。
ありえん声が誰のモノかなんてそんなことは一発でわかっとる。
けど、あなたは確かに寝てはったやん。
そんな人が、なんで元気にこんなところに来てるん?
愛佳は、もしかしたら幻聴かもしれんって思いながらおそるおそる振り返ってみた。
…そしたら、もうホンマ当たり前みたいにそこに立ってる久住さんがいた。
泣いてたことを思い出して、慌てて元の通りに前を向いたら、
久住さんが近づいてきたらしくて、サクサクと地面を踏む音が聞こえてきた。
「…なんで、ここにいるってわかったんですか」
我ながら、ぶっきらぼうな聞き方をしたと思う。
眠れなかったのは、あなたのことを考えていたからで。
ひとりになりたかったのも、あなたのことを考えていたからで。
いつもの公園じゃなくて丘を選んだのは、あなたに見つかりたくなかったからで。
「ひゃあっ!!!!」
誰もいないはずの丘の上で、愛佳以外の声がした。
それだけでもビックリなのに、ありえん人の声がしたことがホンマビビった。
静かなこの場所で、自分の心臓のバクバクが響いてそうなくらいにうるさい。
愛佳の後ろ。
ありえん声が誰のモノかなんてそんなことは一発でわかっとる。
けど、あなたは確かに寝てはったやん。
そんな人が、なんで元気にこんなところに来てるん?
愛佳は、もしかしたら幻聴かもしれんって思いながらおそるおそる振り返ってみた。
…そしたら、もうホンマ当たり前みたいにそこに立ってる久住さんがいた。
泣いてたことを思い出して、慌てて元の通りに前を向いたら、
久住さんが近づいてきたらしくて、サクサクと地面を踏む音が聞こえてきた。
「…なんで、ここにいるってわかったんですか」
我ながら、ぶっきらぼうな聞き方をしたと思う。
眠れなかったのは、あなたのことを考えていたからで。
ひとりになりたかったのも、あなたのことを考えていたからで。
いつもの公園じゃなくて丘を選んだのは、あなたに見つかりたくなかったからで。
251 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/05(月) 00:37:07.19 0
久住さんはなかなか答えてくれへんまま、愛佳の隣に腰掛けた。
言葉の代わりに肩から服を掛けられて、見てみるとそれは愛佳のパーカーやった。
「みっつぃ、いなくなってからずーっと帰ってこないんだもん。
それに、上着も着ていかないで出てっちゃうし」
風邪引くよー、なんて、久住さんは言うけれど。
愛佳の頭の中はそれどころじゃなくて。
「…それって、愛佳が出てったのに気付いてたんですか?」
ちらりと横を見ると、久住さんは小さく微笑んどった。
違う違う、と、軽く首を振ってから、こう答えてくれた。
「みっつぃが出てったのは知らなかったけど。
小春のこと、呼んだでしょ? そういう声が聞こえたから」
なんか目が覚めて横を見たら、隣には誰もいないし。
でもパーカーが置いてあるから、みっつぃ一度は戻ってきたんだなぁって。
でも、しばらく経っても戻ってこないから、もしかしたらって。
「そしたら、丘の上にたどり着いていましたー」
おどけて両手を広げる久住さんを、愛佳はぽかんとしながら見ていた。
なんで?
なんで、もしかしたらくらいで、ここまでたどり着けるん?
言葉の代わりに肩から服を掛けられて、見てみるとそれは愛佳のパーカーやった。
「みっつぃ、いなくなってからずーっと帰ってこないんだもん。
それに、上着も着ていかないで出てっちゃうし」
風邪引くよー、なんて、久住さんは言うけれど。
愛佳の頭の中はそれどころじゃなくて。
「…それって、愛佳が出てったのに気付いてたんですか?」
ちらりと横を見ると、久住さんは小さく微笑んどった。
違う違う、と、軽く首を振ってから、こう答えてくれた。
「みっつぃが出てったのは知らなかったけど。
小春のこと、呼んだでしょ? そういう声が聞こえたから」
なんか目が覚めて横を見たら、隣には誰もいないし。
でもパーカーが置いてあるから、みっつぃ一度は戻ってきたんだなぁって。
でも、しばらく経っても戻ってこないから、もしかしたらって。
「そしたら、丘の上にたどり着いていましたー」
おどけて両手を広げる久住さんを、愛佳はぽかんとしながら見ていた。
なんで?
なんで、もしかしたらくらいで、ここまでたどり着けるん?
252 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/05(月) 00:37:56.81 0
「みっつぃ、知ってる?」
久住さんは、空を見上げながら愛佳に問いかける。
「リゾナンターってね、すごいんだよ」
脈絡の全然ないような唐突な言葉に、愛佳は戸惑った。
けど、太陽のようにニコッと笑う久住さんに、目が釘付けになる、
そして自分の左胸に手を当てて、そっと目を閉じた久住さんは続けた。
「“共鳴”ってね、リゾナンターの仲間がどこにいても、
どんなに隠れようとしていても、ちゃーんと見つけられるんだよ」
「共鳴…」
「それをね、ジュンジュンに教えてもらったんだ。
キズナは、目じゃなくて心でつながるんだって」
ジュンジュンが久住さんにそんなことを言ったって姿が想像できへんけど。
でも、久住さんは大切そうに話してくれた。
きっと、久住さんの中で、ものすごく大事な出来事やったんやと思う。
「詳しくはわかんないけど、みっつぃが何かに不安がってるのは、小春にだってわかるよ」
気がつくと愛佳はあったかいものに包まれていて、
それが久住さんの腕だと気がつくまでには、なぜかちょっと時間がかかった。
ぐっと引き寄せられて倒れ込んだ久住さんの腕の中は、
信じられんくらい、あったかくて、やさしくて、心が落ち着くようやった。
「不安なことくらい、口に出したっていーんだよ」
久住さんに頭を撫でられて、涙がまたこぼれそうになる。
愛佳はパーカーの袖を握りしめて、両目に押し当てた。
久住さんは、空を見上げながら愛佳に問いかける。
「リゾナンターってね、すごいんだよ」
脈絡の全然ないような唐突な言葉に、愛佳は戸惑った。
けど、太陽のようにニコッと笑う久住さんに、目が釘付けになる、
そして自分の左胸に手を当てて、そっと目を閉じた久住さんは続けた。
「“共鳴”ってね、リゾナンターの仲間がどこにいても、
どんなに隠れようとしていても、ちゃーんと見つけられるんだよ」
「共鳴…」
「それをね、ジュンジュンに教えてもらったんだ。
キズナは、目じゃなくて心でつながるんだって」
ジュンジュンが久住さんにそんなことを言ったって姿が想像できへんけど。
でも、久住さんは大切そうに話してくれた。
きっと、久住さんの中で、ものすごく大事な出来事やったんやと思う。
「詳しくはわかんないけど、みっつぃが何かに不安がってるのは、小春にだってわかるよ」
気がつくと愛佳はあったかいものに包まれていて、
それが久住さんの腕だと気がつくまでには、なぜかちょっと時間がかかった。
ぐっと引き寄せられて倒れ込んだ久住さんの腕の中は、
信じられんくらい、あったかくて、やさしくて、心が落ち着くようやった。
「不安なことくらい、口に出したっていーんだよ」
久住さんに頭を撫でられて、涙がまたこぼれそうになる。
愛佳はパーカーの袖を握りしめて、両目に押し当てた。
253 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/05(月) 00:38:50.23 0
秋の夜風がさらりと抜けて、ひんやりとした空気が肌を撫でる。
あんなこと言われたって、久住さんがどっか行きそうになる未来視たなんてさすがに言えへん。
しかも、明日からは大事な戦いが待っとるっていうのに。
さっき教わった作戦は、もうキチンと頭に入ってるし、
その場で最高の動きをする準備だってカンペキにできとるけど。
…でも、こんな不安を抱えとって、果たして本当に大丈夫なんかって思う。
油断とか、雑念とか、そういうので失敗して、
愛佳の失敗が全員の失敗に結びついたりはせんのかって…
「久住さんは…」
「ん?」
「不安なこと、ないんですか?」
わけのわからん愛佳の質問に、久住さんは軽く笑っていた。
でも、それは決してバカにしたようなものじゃなくて、
「ないわけないじゃん、ありまくりだよ」
愛佳を、安心させてくれようとしてたんやと思う。
「小春だって作戦はきっちり頭に入れてるけど、
でも、100パーセント絶対に思った通りになるとは限らないし、
そういうときにちゃんと対応できるのかなって、そりゃ、不安だよ。
でもさぁ」
久住さんの手は愛佳の手をぎゅっと握って、それから、月に向かって掲げた。
「小春には、信頼できる仲間がいるから大丈夫だって思えるんだ」
あんなこと言われたって、久住さんがどっか行きそうになる未来視たなんてさすがに言えへん。
しかも、明日からは大事な戦いが待っとるっていうのに。
さっき教わった作戦は、もうキチンと頭に入ってるし、
その場で最高の動きをする準備だってカンペキにできとるけど。
…でも、こんな不安を抱えとって、果たして本当に大丈夫なんかって思う。
油断とか、雑念とか、そういうので失敗して、
愛佳の失敗が全員の失敗に結びついたりはせんのかって…
「久住さんは…」
「ん?」
「不安なこと、ないんですか?」
わけのわからん愛佳の質問に、久住さんは軽く笑っていた。
でも、それは決してバカにしたようなものじゃなくて、
「ないわけないじゃん、ありまくりだよ」
愛佳を、安心させてくれようとしてたんやと思う。
「小春だって作戦はきっちり頭に入れてるけど、
でも、100パーセント絶対に思った通りになるとは限らないし、
そういうときにちゃんと対応できるのかなって、そりゃ、不安だよ。
でもさぁ」
久住さんの手は愛佳の手をぎゅっと握って、それから、月に向かって掲げた。
「小春には、信頼できる仲間がいるから大丈夫だって思えるんだ」
254 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/05(月) 00:39:41.91 0
そのまま久住さんは月を指さしていて、
いつか見たようなまぁるい月を、愛佳も改めてじっと見てみた。
「これで3回目、だね」
「そーですね…」
この時期、満月を見るとちょっと切なくなる。
それは久住さんとの、ホントの意味での出逢いの日を思い出させて、
あの日に見た満月には、愛佳と久住さんが重ねた一年間が詰まっているようで、
だからこそ…
「また、同じ月を見れたらええなぁって思うんです」
愛佳は、想いを無意識のうちに言葉にしていた。
これから起こるダークネスとの戦いに、誰も傷つかない保証なんてない。
まだ視えない未来。そこに、みんなが立ってるのかなっていつも不安になる。
じりじりと胸が痛くなって思わず目を閉じる。
視える未来があるクセに、視たい未来が視えないことがもどかしい。
久住さんの指先は、トトトンと規則的なリズムで愛佳の腕の辺りを叩いていて、
そのリズムを感じながら、大きく息を吐き出した。
ずっとずっとずーっと、穏やかな時間が続けばええのに。
何かに怯えたりせんでもいいような、そんな未来が来ればええのに。
久住さんの膝の上に頭を載せたまま、愛佳は祈るようにして目を閉じた。
また一つ息を吐き出したあと、今度は大きく息を吸い込む。
いつか見たようなまぁるい月を、愛佳も改めてじっと見てみた。
「これで3回目、だね」
「そーですね…」
この時期、満月を見るとちょっと切なくなる。
それは久住さんとの、ホントの意味での出逢いの日を思い出させて、
あの日に見た満月には、愛佳と久住さんが重ねた一年間が詰まっているようで、
だからこそ…
「また、同じ月を見れたらええなぁって思うんです」
愛佳は、想いを無意識のうちに言葉にしていた。
これから起こるダークネスとの戦いに、誰も傷つかない保証なんてない。
まだ視えない未来。そこに、みんなが立ってるのかなっていつも不安になる。
じりじりと胸が痛くなって思わず目を閉じる。
視える未来があるクセに、視たい未来が視えないことがもどかしい。
久住さんの指先は、トトトンと規則的なリズムで愛佳の腕の辺りを叩いていて、
そのリズムを感じながら、大きく息を吐き出した。
ずっとずっとずーっと、穏やかな時間が続けばええのに。
何かに怯えたりせんでもいいような、そんな未来が来ればええのに。
久住さんの膝の上に頭を載せたまま、愛佳は祈るようにして目を閉じた。
また一つ息を吐き出したあと、今度は大きく息を吸い込む。
255 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/05(月) 00:40:35.36 0
「いーんだよ、また見れば」
突然響いた素っ頓狂な声に、愛佳はぱちりと目を開けた。
吸い込んだ息は吐き出されずに、愛佳の中で止まったままだ。
「来年も、再来年も、その先もずーっと、一緒に見ればいいんだよ。
まんまるお月さまー、って、指さして」
ぷしゅ。知らず知らずのうちに息が漏れた。
身体を起こして顔を上げたら、月明かりを浴びた久住さんは笑顔やった。
「小春には、そんな楽しい未来しか見えませーん」
月に向かって両手を広げて、まるで月光からパワーをもらってるみたいやった。
ふふん、と愛佳に笑ってみせる久住さんは、なんだか頼もしい。
久住さんの考えてることは、愛佳にはようわからへんけど。
もしかしたら愛佳が漠然と抱えてた不安みたいなものに、気づいていてくれてたのかもしれん。
あえて言葉には出さなくても、久住さんはそういうことをしてくれる人。
いつだって明るく振る舞って、みんなに元気をくれるような、そういう人やから。
愛佳も、ちょっとしたことで下向いて、ウジウジしてるんやなくって、
ほんのちっちゃなことから夢を見つけて、しっかり前向いて歩いて行けるように。
「明日から、どうなるんかわかりませんけど」
だから、今から始めてみたいと思う。
「リゾナンターのみんなとなら、何でもうまくいきますもんね!」
精一杯、笑ってみせることを。
突然響いた素っ頓狂な声に、愛佳はぱちりと目を開けた。
吸い込んだ息は吐き出されずに、愛佳の中で止まったままだ。
「来年も、再来年も、その先もずーっと、一緒に見ればいいんだよ。
まんまるお月さまー、って、指さして」
ぷしゅ。知らず知らずのうちに息が漏れた。
身体を起こして顔を上げたら、月明かりを浴びた久住さんは笑顔やった。
「小春には、そんな楽しい未来しか見えませーん」
月に向かって両手を広げて、まるで月光からパワーをもらってるみたいやった。
ふふん、と愛佳に笑ってみせる久住さんは、なんだか頼もしい。
久住さんの考えてることは、愛佳にはようわからへんけど。
もしかしたら愛佳が漠然と抱えてた不安みたいなものに、気づいていてくれてたのかもしれん。
あえて言葉には出さなくても、久住さんはそういうことをしてくれる人。
いつだって明るく振る舞って、みんなに元気をくれるような、そういう人やから。
愛佳も、ちょっとしたことで下向いて、ウジウジしてるんやなくって、
ほんのちっちゃなことから夢を見つけて、しっかり前向いて歩いて行けるように。
「明日から、どうなるんかわかりませんけど」
だから、今から始めてみたいと思う。
「リゾナンターのみんなとなら、何でもうまくいきますもんね!」
精一杯、笑ってみせることを。
256 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/05(月) 00:41:24.21 0
涙でグチャグチャな顔なんやから、笑おうと思ったってどうしても引きつってしまう。
でも、そんな愛佳を見て久住さんは満足そうに笑って、
「んじゃ、帰ろっかー」
と、愛佳の肩をぽんぽんと叩いてから、スタッと立ち上がってもう歩き始めとった。
「ちょっと、久住さん…!」
慌てて呼びかけた愛佳の声は聞こえてるのか聞こえてないのか、
ゆっくりとした歩調だったけど、振り返ることもせんで丘を降りていこうとしてた。
その背中が、さっき視た予知のビジョンにビミョーに似ているから、
立ち上がった愛佳は妙に胸騒ぎみたいなもんがして、思わず心臓の辺りをおさえた。
当たり前やけど、このまま普通に追いかければ、久住さんの隣を歩ける。
明日、目が覚めれば久住さんは隣にいる。
でも、今の愛佳が求めてるのはそういうことやなくて、
今、この瞬間、久住さんがすぐ隣にいることやもん。
「あー、あー」
ビジョンとは違う。
今の愛佳は、キチンと声も出せる。発声練習はカンペキ。
―――あんな未来は、変えなアカン。
いつもと違うことをしてやろう。それが、きっと「違う未来」への第一歩。
でも、そんな愛佳を見て久住さんは満足そうに笑って、
「んじゃ、帰ろっかー」
と、愛佳の肩をぽんぽんと叩いてから、スタッと立ち上がってもう歩き始めとった。
「ちょっと、久住さん…!」
慌てて呼びかけた愛佳の声は聞こえてるのか聞こえてないのか、
ゆっくりとした歩調だったけど、振り返ることもせんで丘を降りていこうとしてた。
その背中が、さっき視た予知のビジョンにビミョーに似ているから、
立ち上がった愛佳は妙に胸騒ぎみたいなもんがして、思わず心臓の辺りをおさえた。
当たり前やけど、このまま普通に追いかければ、久住さんの隣を歩ける。
明日、目が覚めれば久住さんは隣にいる。
でも、今の愛佳が求めてるのはそういうことやなくて、
今、この瞬間、久住さんがすぐ隣にいることやもん。
「あー、あー」
ビジョンとは違う。
今の愛佳は、キチンと声も出せる。発声練習はカンペキ。
―――あんな未来は、変えなアカン。
いつもと違うことをしてやろう。それが、きっと「違う未来」への第一歩。
257 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/05(月) 00:42:14.70 0
「―――小春っ!」
だから試しに、初めて久住さんを名前で呼んでみた。
今度こそ振り返った久住さんは、もちろん驚いた顔をしとった。
いつか、もっともっと仲良くなって、心を通わせられたらそう呼ぶんやって、
愛佳は心の中では何度も何度も呼んでみてはいたけれど。
ぽかんとした顔で愛佳を見つめている久住さんは何にも言わなくって、
愛佳も、勢いで呼んでみたわりにはどーしたらいいのかわからんくなって、
でも、とっさに思いついた口実は、見事に明るい未来につながるような気がしたから、
愛佳は笑って、久住さんを指さして、こう言ってみせた。
「―――って、名前呼べるようになるまでは、久住さんを離さへんで」
久住さんは二、三秒固まってから、そのうち同じように笑って応えてくれた。
「何それ、まるで小春がどっか行っちゃうみたいじゃん」
当たり前やけど、久住さんにあんな未来は見えていない。
今は愛佳だけが視てしまった未来。でもそれは、まだ不確かなものやから。
数歩歩いて久住さんの隣に追いつくと、またちょっと不思議そうな顔をしとった。
「じゃあ、小春もそのうち、名前で呼べるようになればいいのかな」
「今すぐ呼べるようになってくださいよー」
「じゃあ、みっつぃも“小春”って呼んでくれなきゃ」
「久住さんがどこも行かへんって約束してくれるなら、ちっとはがんばります」
「えー、何それー」
だから試しに、初めて久住さんを名前で呼んでみた。
今度こそ振り返った久住さんは、もちろん驚いた顔をしとった。
いつか、もっともっと仲良くなって、心を通わせられたらそう呼ぶんやって、
愛佳は心の中では何度も何度も呼んでみてはいたけれど。
ぽかんとした顔で愛佳を見つめている久住さんは何にも言わなくって、
愛佳も、勢いで呼んでみたわりにはどーしたらいいのかわからんくなって、
でも、とっさに思いついた口実は、見事に明るい未来につながるような気がしたから、
愛佳は笑って、久住さんを指さして、こう言ってみせた。
「―――って、名前呼べるようになるまでは、久住さんを離さへんで」
久住さんは二、三秒固まってから、そのうち同じように笑って応えてくれた。
「何それ、まるで小春がどっか行っちゃうみたいじゃん」
当たり前やけど、久住さんにあんな未来は見えていない。
今は愛佳だけが視てしまった未来。でもそれは、まだ不確かなものやから。
数歩歩いて久住さんの隣に追いつくと、またちょっと不思議そうな顔をしとった。
「じゃあ、小春もそのうち、名前で呼べるようになればいいのかな」
「今すぐ呼べるようになってくださいよー」
「じゃあ、みっつぃも“小春”って呼んでくれなきゃ」
「久住さんがどこも行かへんって約束してくれるなら、ちっとはがんばります」
「えー、何それー」
258 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/05(月) 00:43:09.59 0
変なことやとは自分でも思う。
なんで、同い年の久住さんを「久住さん」としか呼べへんのか。
今となっては、そんな壁のある人とも思ってへんし。
よくわからんけど、もうその方が呼び慣れちゃったというか、
それでもいいやって思うことも多くなってるんやけど。
でも本当は、いつかもっともっと仲良くなって、
やっぱり、名前で呼び合えたらええなって、ちょっとどこかでは思ってる。
久住さんの見てる未来には、そんな場面はあるのかな?
「明日の朝、早いですもんね」
「そーだった。小春、起きれるかなー」
「ちゃんと目覚まし掛けてくださいよ?」
「だいじょーぶ!
小春には、“愛佳目覚まし時計”があるもんねー」
「えっ、ちょっ…!」
夜道を走り出した久住さんを、すぐには追いかけられんかった。
久住さんは、確かに今、“愛佳”って―――
「ほらみっつぃー! 早くー!
月に向かってダッシュだーっ!」
「…久住さん、今は夜中ですってば」
夜中だっていうのに大きな声出して人のこと呼んでみせるわ、
初めて人のこと名前で呼んだかと思えば、次の瞬間いつも通りにあだ名で呼んだり、
月に向かってダッシュとか、どこの青春マンガなんですか!
なんで、同い年の久住さんを「久住さん」としか呼べへんのか。
今となっては、そんな壁のある人とも思ってへんし。
よくわからんけど、もうその方が呼び慣れちゃったというか、
それでもいいやって思うことも多くなってるんやけど。
でも本当は、いつかもっともっと仲良くなって、
やっぱり、名前で呼び合えたらええなって、ちょっとどこかでは思ってる。
久住さんの見てる未来には、そんな場面はあるのかな?
「明日の朝、早いですもんね」
「そーだった。小春、起きれるかなー」
「ちゃんと目覚まし掛けてくださいよ?」
「だいじょーぶ!
小春には、“愛佳目覚まし時計”があるもんねー」
「えっ、ちょっ…!」
夜道を走り出した久住さんを、すぐには追いかけられんかった。
久住さんは、確かに今、“愛佳”って―――
「ほらみっつぃー! 早くー!
月に向かってダッシュだーっ!」
「…久住さん、今は夜中ですってば」
夜中だっていうのに大きな声出して人のこと呼んでみせるわ、
初めて人のこと名前で呼んだかと思えば、次の瞬間いつも通りにあだ名で呼んだり、
月に向かってダッシュとか、どこの青春マンガなんですか!
259 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/05(月) 00:44:07.99 0
…ホンマ、あなたは自由すぎる人。
でも、その自由なところに、愛佳はいつも救われてるんやで?
久住さん、そんなこともちっとも気付いてへんと思うけど。
呼んだ、とはいえないような“アイカ”というその音から、
ボンヤリと曖昧だけど、なんだか未来が視えたような気がする。
いや、もしかしたらそれはただの妄想なのかもしれない。
訪れる未来は違った形で、愛佳の思うものではないかもしれん。
それでも、愛佳は今は曖昧なこの未来への道を大切にしたいと思う。
未来は、変えられるかもしれないから。
あなたの名前を飽きるほど呼べるような、そんな楽しい未来を目指して。
「…明日から、がんばりま…、がんばろーね、」
こはる。
そう、堂々と呼べるような日が来るように祈りながら。
愛佳は、ずいずいと先を行ってしまう久住さんを追いかけた。
でも、その自由なところに、愛佳はいつも救われてるんやで?
久住さん、そんなこともちっとも気付いてへんと思うけど。
呼んだ、とはいえないような“アイカ”というその音から、
ボンヤリと曖昧だけど、なんだか未来が視えたような気がする。
いや、もしかしたらそれはただの妄想なのかもしれない。
訪れる未来は違った形で、愛佳の思うものではないかもしれん。
それでも、愛佳は今は曖昧なこの未来への道を大切にしたいと思う。
未来は、変えられるかもしれないから。
あなたの名前を飽きるほど呼べるような、そんな楽しい未来を目指して。
「…明日から、がんばりま…、がんばろーね、」
こはる。
そう、堂々と呼べるような日が来るように祈りながら。
愛佳は、ずいずいと先を行ってしまう久住さんを追いかけた。
260 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/05(月) 00:44:58.67 0
>>243-259
『あなたの名前を呼ぶ日まで』 でした
なんかもうセルフリゾナントしまくりの作品
ちょっと書いてしばらくくすぶってたけど、昨晩満月を見て絶対書ききると決めました
テンプレ採用への感謝と、それから自分なりの小春への想い
やっぱ、小春はこうであってほしいなってのを詰め込んだつもりです
『あなたの名前を呼ぶ日まで』 でした
なんかもうセルフリゾナントしまくりの作品
ちょっと書いてしばらくくすぶってたけど、昨晩満月を見て絶対書ききると決めました
テンプレ採用への感謝と、それから自分なりの小春への想い
やっぱ、小春はこうであってほしいなってのを詰め込んだつもりです
261 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/05(月) 00:52:49.33 0
>>260
<「小春には、そんな楽しい未来しか見えませーん」
涙が出ました
私の大好きな「月も一緒に笑ってる」の作者さんだったんですね
小春の浮かれたような言葉の中にも強い意志みたいなのが見えて
なんだか勇気づけられました
<「小春には、そんな楽しい未来しか見えませーん」
涙が出ました
私の大好きな「月も一緒に笑ってる」の作者さんだったんですね
小春の浮かれたような言葉の中にも強い意志みたいなのが見えて
なんだか勇気づけられました
262 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/05(月) 02:31:47.95 O
263 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/05(月) 05:37:44.59 O
おはよう
264 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/05(月) 06:10:39.45 0
265 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/05(月) 06:33:06.49 0
266 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/05(月) 08:57:43.46 0
267 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/05(月) 11:01:26.41 O
おっと
268 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/05(月) 12:33:13.06 0
現在を少しづつ変えていくことで違った未来が視えてくるのでしょうきっと
269 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/05(月) 14:44:46.16 O
あのとき感じた Ah 気持ちは本物
270 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/05(月) 16:35:25.85 O
おっとあぶないでチュ
271 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/05(月) 17:38:24.88 0
ナイスホゼナント
272 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/05(月) 18:53:50.76 O
みんな感想アリガト保全
あとがきの書き甲斐もあるよネ
あとがきの書き甲斐もあるよネ
273 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/05(月) 19:14:08.39 0
274 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/05(月) 20:24:53.14 O
リゾナンター側からダークネスに先制攻撃する話てあまりないよね
もしよかったら続きも書いてくれませんか作者さん>>260
もしよかったら続きも書いてくれませんか作者さん>>260
275 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/05(月) 20:27:22.82 O
「らしい」話でしたね
小春らしく作者さんらしく
小春らしく作者さんらしく
276 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/05(月) 21:14:34.73 O
あげとく
277 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/05(月) 21:20:19.05 0
278 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/05(月) 21:46:10.66 O
なるほどそれでは勝手に自分でその先の話妄想しときますw
いいお話ありがとうございました
いいお話ありがとうございました
279 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/05(月) 22:47:15.34 0
未来はそれぞれの手の中に
280 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/05(月) 23:51:40.93 0
川*’ー’)<みんな雨やで。風邪ひかんように気ぃつけてな
281 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/06(火) 00:02:43.64 0
282 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/06(火) 01:04:31.20 0
283 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/06(火) 02:18:13.32 0
ウーン 助けてくれ リゾナンター ZZZzzz…
_ _,,_ ___
/((-_ -从(() /
/ ̄⌒⌒⌒⌒ ̄)
/ ※※※※ /
(_______,ノ
ウーン 助けてくれ リゾナンター ZZZzzz…
_ _,,_ ___
/((-_ -从(() /
/ ̄⌒⌒⌒⌒ ̄)
/ ※※※※ /
(_______,ノ
284 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/06(火) 02:29:30.82 0
川*’ー’)<誰かが呼んでるやよ!
( ・e・)<私にも聞こえた!
ノノ*^ー^)<絵里の出番ですね?
从*・ 。.・)<さゆみの可愛さで癒してあげるの
从 ´ ヮ`)<久々に腕が鳴るっちゃね
ノリo´ゥ`リ<リゾナンターしゅつどぉーう!
川=´┴`)<久住さん落ち着いてください
川´・_o・)<リンリン、バナナくれ
川*^A^)<アイヤー、最後に締めようと思てたなのにー!
( ・e・)<私にも聞こえた!
ノノ*^ー^)<絵里の出番ですね?
从*・ 。.・)<さゆみの可愛さで癒してあげるの
从 ´ ヮ`)<久々に腕が鳴るっちゃね
ノリo´ゥ`リ<リゾナンターしゅつどぉーう!
川=´┴`)<久住さん落ち着いてください
川´・_o・)<リンリン、バナナくれ
川*^A^)<アイヤー、最後に締めようと思てたなのにー!
285 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/06(火) 03:19:33.54 0
286 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/06(火) 05:23:09.11 0
サイコダイバーの出番か!? …いや、“ドリームダイバー”かな?
287 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/06(火) 07:07:20.33 O
夢の中での死は精神の死よ…
288 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/06(火) 07:31:19.50 0
14 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/06(火) 01:13:41.20 O
从*・ 。.・)<重ピンクです
( `.∀´)<ヤスピンクです
23 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/06(火) 01:22:29.43 0
>>14
この二人のレイピン想像してみたらスゴく邪悪な感じになったw
从*・ 。.・)<重ピンクです
( `.∀´)<ヤスピンクです
23 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/06(火) 01:22:29.43 0
>>14
この二人のレイピン想像してみたらスゴく邪悪な感じになったw
290 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/06(火) 10:00:36.27 O
小春ちゃんは自由だから(道重さゆみ談)
291 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/06(火) 11:51:30.54 0
292 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/06(火) 12:53:00.00 0
その自由なところが小春らしい
293 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/06(火) 13:00:51.96 0
小春が娘を旅立つからとか?
295 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/06(火) 15:19:36.64 O
296 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/06(火) 16:10:36.77 0
ほぜ
それにしても今日は寒いな・・・
それにしても今日は寒いな・・・
297 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/06(火) 17:45:21.44 0
台風も迫ってる
298 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/06(火) 18:22:45.85 0
高橋と道重が毎週お笑い怪獣と戦ってるけど
そこにミティも参戦するらしいから大変な戦いになりそう
そこにミティも参戦するらしいから大変な戦いになりそう
299 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/06(火) 19:03:38.65 0
お笑い怪獣の厳しい喋りにたじたじになるミティもみて見たいなw
300 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/06(火) 19:19:30.41 O
2人がその戦いに巻き込まれないことを祈ろうw
301 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/06(火) 20:13:02.90 0
純粋に楽しみだ
302 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/06(火) 20:18:03.03 0
さゆがRに…
303 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/06(火) 20:24:49.88 O
さゆが囚われ拷問を受けている
304 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/06(火) 20:40:24.71 0
小春がいなくなる話は今のところ一つだけですか?
305 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/06(火) 21:22:58.93 O
小春がいなくなる話など無い!! ・・・(泣)
306 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/06(火) 21:54:13.41 0
そんな未来など変えてしまうのさ
307 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/06(火) 22:50:54.10 0
おっとスレの未来が見えなくなりかけたぞ
308 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/06(火) 23:23:19.12 O
このスレは俺が守る!
309 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/07(水) 00:41:11.16 0
お前だけに任せてはおけないな
頼りなくて見てられないぜ
頼りなくて見てられないぜ
310 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/07(水) 01:01:06.26 0
312 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/07(水) 03:05:49.40 0
>>311
卒業までまだ先なんでごゆっくりどうぞ
卒業までまだ先なんでごゆっくりどうぞ
313 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/07(水) 04:38:04.88 O
もうすぐ朝だぞ… 一人の朝だぞ…
314 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/07(水) 06:22:23.90 O
おはようリゾナンターの諸君
315 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/07(水) 07:22:14.17 O
あ おはようございます…(誰やよ?)
316 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/07(水) 08:22:11.61 0
i\,,,,,,,,-------;,,,,,,/7
ヽ,;'''_ ノ ヽ、 ''''';,ノ
/ ⌒ ⌒ \
| 三 (__人__) 三 | <ワシじゃろJK
ヽ ` ⌒' ,,ノ
'',ー ,,_,, ー ,,,, -'''
/ ヽ__"ノ )
/ l Θ .|
l :| | :::l .| )
{ :| .|:::::| |ノ
ヽ^)(_(_,_(__) (ハ_)_)
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| 三 (__人__) 三 | <ワシじゃろJK
ヽ ` ⌒' ,,ノ
'',ー ,,_,, ー ,,,, -'''
/ ヽ__"ノ )
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ヽ^)(_(_,_(__) (ハ_)_)
317 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/07(水) 08:41:09.68 O
……誰やよ?
318 : 名無し募集中。。。 [] 投稿日:2009/10/07(水) 10:23:26.85 0
( `.∀´)<時間停止能力作動
319 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/07(水) 11:38:15.67 0
ちょっと早い昼食リゾ
320 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/07(水) 13:17:11.33 0
i\,,,,,,,,-------;,,,,,,/7
ヽ,;'''_ ノ ヽ、 ''''';,ノ
/ ⌒ ⌒ \
| 三 (__人__) 三 | <…最近影薄いのお…
ヽ ` ⌒' ,,ノ http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/170.html
'',ー ,,_,, ー ,,,, -'''
/ ヽ__"ノ )
/ l Θ .|
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ヽ^)(_(_,_(__) (ハ_)_)
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ヽ,;'''_ ノ ヽ、 ''''';,ノ
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| 三 (__人__) 三 | <…最近影薄いのお…
ヽ ` ⌒' ,,ノ http://www39.atwiki.jp/resonant/pages/170.html
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ヽ^)(_(_,_(__) (ハ_)_)
321 : Breakin' Out[] 投稿日:2009/10/07(水) 14:15:45.46 0
みんなつられちゃう
OH YEAH OH YEAH
OH YEAH OH YEAH
322 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/07(水) 16:18:45.05 0
すんげーwww
323 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/07(水) 17:38:58.71 0
ガキさんの誕生日までにこのスレを完走させよう
OH YEAH OH YEAH
OH YEAH OH YEAH
324 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/07(水) 18:06:19.81 0
台風直撃怖いよー
喫茶リゾナントも早く店閉まって窓を板で覆うんだー
喫茶リゾナントも早く店閉まって窓を板で覆うんだー
325 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/07(水) 18:24:33.57 0
ノノ*^ー^)<みんなも台風ちゃんと仲良ししてね!
\ノノ*^ー^)/<フォー!
\ノノ*^ー^)/<フォー!
326 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/07(水) 18:56:24.73 O
从*` ロ´)<絵里!な、なんテンションあげとーと!?ああっ!窓がっ…!やめるっちゃん!絵里っ!
327 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/07(水) 19:44:09.17 0
風が強いとテンションも上がるのか
328 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/07(水) 20:27:49.39 0
ガキさんの誕生日までもう二週間きってんのかどうしよう
329 : コーヒーブレイクやよ[] 投稿日:2009/10/07(水) 20:36:09.60 0
リゾナントで勉強中の愛佳
川=´┴`) <う~ん…何やったけなぁ?この前、習ったばっかりやのに…
川*’ー’) <何の勉強してるの?
川=´┴`) <歴史です。一問だけどうしても分からなくて……
c| ・e・) <どんな問題?
川=´┴`) <穴埋め問題です。『板垣死すとも( )は死せず』分かりますか?
お題です
『板垣死すとも( )は死せず』
カッコを埋めて下さい。
川=´┴`) <う~ん…何やったけなぁ?この前、習ったばっかりやのに…
川*’ー’) <何の勉強してるの?
川=´┴`) <歴史です。一問だけどうしても分からなくて……
c| ・e・) <どんな問題?
川=´┴`) <穴埋め問題です。『板垣死すとも( )は死せず』分かりますか?
お題です
『板垣死すとも( )は死せず』
カッコを埋めて下さい。
330 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/07(水) 20:37:36.09 0
ガキさんの誕生日か
もうすぐほぜなんたーになって一年だわ
もうすぐほぜなんたーになって一年だわ
331 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/07(水) 20:41:26.76 0
>>329
板垣死すとも新垣は死せず
板垣死すとも新垣は死せず
332 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/07(水) 20:43:32.62 0
『板垣死すとも(●e●)は死せず』
333 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/07(水) 20:44:33.40 0
从*´ ヮ`) <『板垣死すともロックは死せず』
334 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/07(水) 20:57:37.67 O
板垣死すともダクネチュ様は不死身
335 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/07(水) 21:15:44.41 O
ガキさんのために穴埋め問題でスレ埋めをする愛佳の思いやり…
板垣死すとも共鳴は死なずだな
板垣死すとも共鳴は死なずだな
336 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/07(水) 21:53:55.81 0
――――PM 13:41 ファイティングステージ
集合時間に遅れてきた三人をたっぷり注意してから昼食をとったら、もうだいぶ時間が過ぎていた。
移動時間と待ち時間短縮のために、お昼はわざわざピザにしたっていうのに。
あーあ、キャラクターがお出迎えしてくれるようなレストランに行きたかったなあ。
予約と予算の関係で、元々無理だったけどさー。
この無念さは、エイリアンでも倒して晴らそう。
そう思って、私はみんなをファイティングステージへ連れてきた。
このエリアは、屋内のゲームアトラクションが中心になっている。
そのほとんどがシューティングゲームみたいな個人得点を競うアトラクションだ。
激し過ぎずゆる過ぎずで、食後に遊ぶにはちょうどいいだろう。
私も午前中いろいろ振り回されて、ちょっと疲れてるところだし。
・・・それにしても、なんでさゆみんは、あんなにはしゃいでたんだろう。
遊園地に着いたばかりの時はそれほどでもなかった気がするんだけど。
――――PM 13:41 ファイティングステージ
集合時間に遅れてきた三人をたっぷり注意してから昼食をとったら、もうだいぶ時間が過ぎていた。
移動時間と待ち時間短縮のために、お昼はわざわざピザにしたっていうのに。
あーあ、キャラクターがお出迎えしてくれるようなレストランに行きたかったなあ。
予約と予算の関係で、元々無理だったけどさー。
この無念さは、エイリアンでも倒して晴らそう。
そう思って、私はみんなをファイティングステージへ連れてきた。
このエリアは、屋内のゲームアトラクションが中心になっている。
そのほとんどがシューティングゲームみたいな個人得点を競うアトラクションだ。
激し過ぎずゆる過ぎずで、食後に遊ぶにはちょうどいいだろう。
私も午前中いろいろ振り回されて、ちょっと疲れてるところだし。
・・・それにしても、なんでさゆみんは、あんなにはしゃいでたんだろう。
遊園地に着いたばかりの時はそれほどでもなかった気がするんだけど。
337 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/07(水) 21:54:57.39 0
「じゃあさ、勝負しよ、さゆみとれいなで。このゲームで勝ったほうが貧乳キャラね」
「よぉし乗った!・・・って、ちょ、待って!今、“勝ったほう”って言ったと!?ねえ!!」
「リンリン、ひまだかラ私とぶっちゃけトークし・・・・・・ん。やッパ、リンリンは
めんどくさいからヤメた」
「エー!なんデですかー!ワタシめんどくさくないヨー!」
着いた途端に各自好きなところに散っちゃって、みんな居場所が少しずつ離れてしまった。
なのに、仲間たちの声がはっきり聞こえる。
にぎやかな動作音や演出音に負けてないってことは、声が大きいんだろうなぁ。
これ以上周りの人に迷惑かけませんように。
「ん?」
なんか視線が気になって横を見ると、愛ちゃんと目が合った。
「へへっ」
「・・・なによ愛ちゃん。人の顔見て笑うとか、失礼なんじゃないの?」
目が合うなり変な顔をして笑う愛ちゃん。
その顔は、私をからかっているようにも、何かに喜んでいるようにも見えた。
「だって、笑ってたから」
「え?」
「ガキさんが、ちゃんと笑えてたから」
それが嬉しくて、と、愛ちゃんはまた照れくさそうに微笑む。
「じゃあさ、勝負しよ、さゆみとれいなで。このゲームで勝ったほうが貧乳キャラね」
「よぉし乗った!・・・って、ちょ、待って!今、“勝ったほう”って言ったと!?ねえ!!」
「リンリン、ひまだかラ私とぶっちゃけトークし・・・・・・ん。やッパ、リンリンは
めんどくさいからヤメた」
「エー!なんデですかー!ワタシめんどくさくないヨー!」
着いた途端に各自好きなところに散っちゃって、みんな居場所が少しずつ離れてしまった。
なのに、仲間たちの声がはっきり聞こえる。
にぎやかな動作音や演出音に負けてないってことは、声が大きいんだろうなぁ。
これ以上周りの人に迷惑かけませんように。
「ん?」
なんか視線が気になって横を見ると、愛ちゃんと目が合った。
「へへっ」
「・・・なによ愛ちゃん。人の顔見て笑うとか、失礼なんじゃないの?」
目が合うなり変な顔をして笑う愛ちゃん。
その顔は、私をからかっているようにも、何かに喜んでいるようにも見えた。
「だって、笑ってたから」
「え?」
「ガキさんが、ちゃんと笑えてたから」
それが嬉しくて、と、愛ちゃんはまた照れくさそうに微笑む。
338 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/07(水) 21:56:16.80 0
不意打ちだった。
自分でも気づかなかったことを、まさか愛ちゃんに指摘されるとは。
普段はすっごくボケボケしてるくせに、こういう場面だけはしっかり見てるんだから。
まったく。かなわないなぁ、この人には。
「・・・笑うつもりじゃ、なかったんだけどね」
―――きっと、愛ちゃんが目撃した私の笑みは
「そっかぁ。よかった!」
「よかった?何が?」
特に面白いことがあったのでもなく。
演技やかけひきをしているのでもなく。
「だって、なんも意識せずに出た笑顔なんでしょ?それって本物じゃん」
ただみんなのことを考えてただけで出た、無意識の笑み。
自己嫌悪や疎外感なんて入る余地のないそれは、
本当の意味でみんなの仲間になれたからこそできること。
―――本物の、笑顔。
不意打ちだった。
自分でも気づかなかったことを、まさか愛ちゃんに指摘されるとは。
普段はすっごくボケボケしてるくせに、こういう場面だけはしっかり見てるんだから。
まったく。かなわないなぁ、この人には。
「・・・笑うつもりじゃ、なかったんだけどね」
―――きっと、愛ちゃんが目撃した私の笑みは
「そっかぁ。よかった!」
「よかった?何が?」
特に面白いことがあったのでもなく。
演技やかけひきをしているのでもなく。
「だって、なんも意識せずに出た笑顔なんでしょ?それって本物じゃん」
ただみんなのことを考えてただけで出た、無意識の笑み。
自己嫌悪や疎外感なんて入る余地のないそれは、
本当の意味でみんなの仲間になれたからこそできること。
―――本物の、笑顔。
339 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/07(水) 21:57:19.46 0
「愛ちゃん」
「んー?」
「あのさ、あ」
「それってやっぱ絵里のおかげですよねっ!」
「はい?」
愛ちゃんに向き合ったところで、突然割り込んでくる能天気な声。
まあ、いわゆる亀井絵里なわけですけど。
「カメ、なんであんたが出てくんの」
「やだなあガキさん、絵里はいつだってミステリアスガールなんですよ?」
「それ、答えになってないから」
話に入ってくるのは構わない。
だけど物事にはタイミングってもんがあるでしょーが。
だいたい、おかげってなんだ、おかげって。
「ガキさんがね、絵里にお礼を言いたいんじゃないかなと思ったんですよ」
「はい?」
「だって、ガキさんがガキさんとして笑えるようになったのは絵里のおかげじゃないですか。
ちょーキャワワ~な“絵里ちゃんスマイル”に癒されちゃったんでしょ?」
・・・・・・絶句。
頼むからカメ、どうやったらそんなに自意識過剰になれるのか教えてくれ。
「愛ちゃん」
「んー?」
「あのさ、あ」
「それってやっぱ絵里のおかげですよねっ!」
「はい?」
愛ちゃんに向き合ったところで、突然割り込んでくる能天気な声。
まあ、いわゆる亀井絵里なわけですけど。
「カメ、なんであんたが出てくんの」
「やだなあガキさん、絵里はいつだってミステリアスガールなんですよ?」
「それ、答えになってないから」
話に入ってくるのは構わない。
だけど物事にはタイミングってもんがあるでしょーが。
だいたい、おかげってなんだ、おかげって。
「ガキさんがね、絵里にお礼を言いたいんじゃないかなと思ったんですよ」
「はい?」
「だって、ガキさんがガキさんとして笑えるようになったのは絵里のおかげじゃないですか。
ちょーキャワワ~な“絵里ちゃんスマイル”に癒されちゃったんでしょ?」
・・・・・・絶句。
頼むからカメ、どうやったらそんなに自意識過剰になれるのか教えてくれ。
340 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/07(水) 21:58:51.14 0
確かに、お礼を言いたい気持ちにはなったけど。
愛ちゃんに対してだけじゃなく、みんなに対してそう思ったんだけど。
そりゃ、カメののーてんきさに救われたことだってないわけじゃないけど。
けど!
それを本人に直接言うのはムリ!だって絶対調子のるから!
「素直になろーぜ、ガキさん」
「もう充分なってるから!ていうか、さっきからなんなの、そのテンション!」
「アヒャヒャヒャ!観念しろやぁ、ガキぃ」
「なんや楽しそうですね。愛佳たちもまぜてくださいよ~」
「なになに~?なんか面白いことでもありましたぁ~?」
「やめて絵里!今日ガキさんをいじめるのはさゆみの仕事なの!さゆみのいじめる分も残しておいて!」
「さゆっ!れいなはまだ決着ついたとは思うとらんけんね!第二ラウンドやるっちゃ!」
「新垣さぁん、この遊園地、クレープあるて後ろの人言ってタ。バナナクレープもありマスか?」
「新垣サン、この遊園地、海賊いるって後ろの人言ってマシた!麦わら帽子の船長にも会えますカ!?」
結局またいつものペース。
さっきまでのシリアスな気分はどこへやら。
こんな風に振り回されてばっかじゃ、感傷に浸る暇もありゃしない。
だから、私は笑顔でいられる。
泣いている時間も悩んでる時間も、この子たちが全部吹き飛ばしてくれるから。
今日言えなかった気持ちは、いつか必ず伝えよう。
みんなに“ちゃんと”笑顔をそえて。
もちろんその時は、照れてごまかすことのないように。
―――ありがとう、みんな。
愛ちゃんに対してだけじゃなく、みんなに対してそう思ったんだけど。
そりゃ、カメののーてんきさに救われたことだってないわけじゃないけど。
けど!
それを本人に直接言うのはムリ!だって絶対調子のるから!
「素直になろーぜ、ガキさん」
「もう充分なってるから!ていうか、さっきからなんなの、そのテンション!」
「アヒャヒャヒャ!観念しろやぁ、ガキぃ」
「なんや楽しそうですね。愛佳たちもまぜてくださいよ~」
「なになに~?なんか面白いことでもありましたぁ~?」
「やめて絵里!今日ガキさんをいじめるのはさゆみの仕事なの!さゆみのいじめる分も残しておいて!」
「さゆっ!れいなはまだ決着ついたとは思うとらんけんね!第二ラウンドやるっちゃ!」
「新垣さぁん、この遊園地、クレープあるて後ろの人言ってタ。バナナクレープもありマスか?」
「新垣サン、この遊園地、海賊いるって後ろの人言ってマシた!麦わら帽子の船長にも会えますカ!?」
結局またいつものペース。
さっきまでのシリアスな気分はどこへやら。
こんな風に振り回されてばっかじゃ、感傷に浸る暇もありゃしない。
だから、私は笑顔でいられる。
泣いている時間も悩んでる時間も、この子たちが全部吹き飛ばしてくれるから。
今日言えなかった気持ちは、いつか必ず伝えよう。
みんなに“ちゃんと”笑顔をそえて。
もちろんその時は、照れてごまかすことのないように。
―――ありがとう、みんな。
341 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/07(水) 22:00:56.69 0
342 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/07(水) 23:06:29.98 0
板垣死すとも・・・・・・このスレは死なずぅぅぅ!!
343 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/07(水) 23:15:32.21 0
344 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/07(水) 23:24:01.81 O
ノリo´ゥ`リ/ <小春もミステリアスガールやりたーい!♪
345 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/08(木) 00:28:22.08 O
>>341
これは良いガキカメ!
これは良いガキカメ!
346 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/08(木) 01:34:38.99 0
お休みリゾナンター達
347 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/08(木) 01:38:05.24 0
>>341
ゲームで勝ったら貧乳キャラねでコーヒー吹きそうになったわw
ゲームで勝ったら貧乳キャラねでコーヒー吹きそうになったわw
348 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/08(木) 02:15:29.75 0
止まない雨はない
349 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/08(木) 04:36:46.32 O
やばい台風ヤバイ リゾナンターヘルミー
350 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/08(木) 05:11:11.90 0
おやすみりぞ
351 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/08(木) 06:21:30.73 O
おはリゾ
352 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/08(木) 06:54:58.95 O
353 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/08(木) 07:09:48.14 0
354 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/08(木) 08:12:25.66 O
昨日おいらは見たんだ嘘っぱちじゃあねぇ!
暴雨暴風の中で村の住人を救助する九人をな!
暴雨暴風の中で村の住人を救助する九人をな!
355 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/08(木) 09:37:37.10 0
村人がいるな
356 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/08(木) 11:57:03.98 O
生贄の村…
357 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/08(木) 12:19:25.01 0
358 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/08(木) 13:21:13.97 0
こちらの方は台風が過ぎてった
リゾナントのある所はどうなったのやら
リゾナントのある所はどうなったのやら
359 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/08(木) 13:37:29.37 0
きっと無事さ
360 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/08(木) 14:49:15.90 O
ノノ*^ー^)<絵里の起こす風で台風としょーぶだー!
从*` ロ´)<やけん絵里やめるっちゃんっ…あぁ!メニューが…!
从*` ロ´)<やけん絵里やめるっちゃんっ…あぁ!メニューが…!
361 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/08(木) 14:53:04.89 0
三 三 | | 三 三 ゴー
三 三 三 | |ゴー 三 三~
ゴー ∋oノハヽ | 三 三 三
三 ⊂ ̄从*` ロ´)と) 三
⊂____つ| 三ウォォォ 三
三ゴー 三 | | 三 ゴー三
三 三 三 | |ゴー 三 三~
ゴー ∋oノハヽ | 三 三 三
三 ⊂ ̄从*` ロ´)と) 三
⊂____つ| 三ウォォォ 三
三ゴー 三 | | 三 ゴー三
362 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/08(木) 15:17:45.27 0
台風より絵里が問題だw
363 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/08(木) 17:03:31.98 O
Wiki22話更新きてる!
盛り沢山だったんだなあ
盛り沢山だったんだなあ
364 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/08(木) 17:37:04.02 0
ウィキナンダーさんって作者なのかな
366 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/08(木) 17:53:07.46 0
367 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/08(木) 17:53:16.95 O
川*’ー’)<誰が猿やねんウキー
368 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/08(木) 18:47:49.53 0
何をリゾナントしとんねんw
369 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/08(木) 19:05:06.66 0
これが共鳴の力・・・恐るべし
370 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/08(木) 20:12:18.76 0
「motor fivers 後編」出来ました。投下します。
371 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/08(木) 20:13:23.60 0
「ボス」と呼ばれた男は静かに右手を上げた。Rの手から鞭が飛び、放物線を描いて後ろにいた男の手に静かにおさまった。男は鞭の感触を確かめつつ言った。
「ほう・・・なかなかいい武器ではないか・・・さすがRの愛用品だな」
Rは恐怖におびえている幹部の動きを封じつるために右手から念動力を放ちつつ、男の方を振り向いて睨みつけた。
「おまえがこの組織のボスか?」
男は流れるような動作で紳士の所作で頭を下げた。普通なら出るはずの隙がこの男には頭を下げたにもかかわらず、全く見られなかった。
「ようこそ、我が組織へ。R殿。改めて自己紹介をしよう。私がそいつらのボスのJだ」
(こいつ・・・できるな・・・)
Rの直感がそう伝えていた
「それにしても後ろにいるそいつらは本当に使えないな」
Jは後ろで動きを拘束された幹部達を指さして言った。
「やはり前のボスの時のぬるま湯に慣れていたんだな。おい、お前ら!最後のチャンスをやろう。命が惜しければ3対1でも構わん、その女を殺せ」
Jが握っていた右手をゆっくりと開くとRの念動力がほどかれ、幹部達は自由に動けるようになった。
自由になった幹部3人は全力の念動力を放った。一方のRは鞭を取られてしまっている。
念動力がいかに強力といえども、同心円状に並んでいる敵に対して放っては破壊力は格段に下がる。状況としてはRはかなり不利と思われた。しかし、Rはそれでも笑っている。
「オマエ、何がおかしい」
「いや、何、ようやく、楽しくなってきたなって思ったのよ」
「「「?」」」
Rは能力の第二段階のスイッチを入れた。
「ほう・・・なかなかいい武器ではないか・・・さすがRの愛用品だな」
Rは恐怖におびえている幹部の動きを封じつるために右手から念動力を放ちつつ、男の方を振り向いて睨みつけた。
「おまえがこの組織のボスか?」
男は流れるような動作で紳士の所作で頭を下げた。普通なら出るはずの隙がこの男には頭を下げたにもかかわらず、全く見られなかった。
「ようこそ、我が組織へ。R殿。改めて自己紹介をしよう。私がそいつらのボスのJだ」
(こいつ・・・できるな・・・)
Rの直感がそう伝えていた
「それにしても後ろにいるそいつらは本当に使えないな」
Jは後ろで動きを拘束された幹部達を指さして言った。
「やはり前のボスの時のぬるま湯に慣れていたんだな。おい、お前ら!最後のチャンスをやろう。命が惜しければ3対1でも構わん、その女を殺せ」
Jが握っていた右手をゆっくりと開くとRの念動力がほどかれ、幹部達は自由に動けるようになった。
自由になった幹部3人は全力の念動力を放った。一方のRは鞭を取られてしまっている。
念動力がいかに強力といえども、同心円状に並んでいる敵に対して放っては破壊力は格段に下がる。状況としてはRはかなり不利と思われた。しかし、Rはそれでも笑っている。
「オマエ、何がおかしい」
「いや、何、ようやく、楽しくなってきたなって思ったのよ」
「「「?」」」
Rは能力の第二段階のスイッチを入れた。
372 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/08(木) 20:15:14.55 0
硬質化:全身を金属に変化させることができる能力。そのことにより斬撃や銃撃、念動力による物理的ダメージを軽減させることができる。また肉弾戦の威力も格段に向上し、精神のロックも可能となる。まさに『鉄の女』になる
今やRはどんな念動力にも屈しない鉄壁の防御を手に入れた。硬質化することによりRの肌の色は黒から銀色に近い色に変化していた。
幹部が放ったエネルギーは大きな音を立ててRに直撃している。しかし一向にRが倒れる気配はなく、それどころかRは一歩ずつ幹部の1人に近づいていく。
「ち、チカヅイテくるナ。おい、おい、お前ら俺をサポートしろ」
「ムリだ、お前を助けたくテモ動けない」「俺もダ、もっと力を出すンダ」
幹部達は命が惜しいのだろう必死に念動波を出し続けた。一層激しくなっていく光が室内を白く染める。しかし、もう目の前には両手を掲げたRの姿が見えるほどに来ていた
「全く無力ね。せめて抵抗することもできないなんて・・・安心しなさい一瞬だから」
Rは一気に間合いを詰めて幹部の一人を殴り倒した。鋼鉄となった両腕の破壊力は物凄く戦闘に特化した幹部でも一発で床の上に倒れこんでしまった。
Rはゆっくりと後ろを振り向き、残った二人をにらみピースサインを出して、言った
「あと2人」
そして残った二人も訳もなく倒され、その場にいるのはRとJだけになった。
「Jだっけ?さあ、あなたの可愛い部下もみんな倒れたわ。最後に残ったのはあなただけ覚悟しなさい」
「ほう、私の名前を覚えてくれたか。それだけでも称賛に値するな」
「ふん、一応礼儀ってものはあるんだからね。それにあんたとなら楽しめそうだからね」
「俺としては伝説に残ることになるな『Rを倒しダークネスの支配者となったI』として」
二人ともこのような場面でも笑っていた。
今やRはどんな念動力にも屈しない鉄壁の防御を手に入れた。硬質化することによりRの肌の色は黒から銀色に近い色に変化していた。
幹部が放ったエネルギーは大きな音を立ててRに直撃している。しかし一向にRが倒れる気配はなく、それどころかRは一歩ずつ幹部の1人に近づいていく。
「ち、チカヅイテくるナ。おい、おい、お前ら俺をサポートしろ」
「ムリだ、お前を助けたくテモ動けない」「俺もダ、もっと力を出すンダ」
幹部達は命が惜しいのだろう必死に念動波を出し続けた。一層激しくなっていく光が室内を白く染める。しかし、もう目の前には両手を掲げたRの姿が見えるほどに来ていた
「全く無力ね。せめて抵抗することもできないなんて・・・安心しなさい一瞬だから」
Rは一気に間合いを詰めて幹部の一人を殴り倒した。鋼鉄となった両腕の破壊力は物凄く戦闘に特化した幹部でも一発で床の上に倒れこんでしまった。
Rはゆっくりと後ろを振り向き、残った二人をにらみピースサインを出して、言った
「あと2人」
そして残った二人も訳もなく倒され、その場にいるのはRとJだけになった。
「Jだっけ?さあ、あなたの可愛い部下もみんな倒れたわ。最後に残ったのはあなただけ覚悟しなさい」
「ほう、私の名前を覚えてくれたか。それだけでも称賛に値するな」
「ふん、一応礼儀ってものはあるんだからね。それにあんたとなら楽しめそうだからね」
「俺としては伝説に残ることになるな『Rを倒しダークネスの支配者となったI』として」
二人ともこのような場面でも笑っていた。
373 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/08(木) 20:16:30.80 0
先に動いたのはJの方であった。手元に持っていたRの鞭を念動力で操り手足のようにRを攻め立てる。右に左にR特製の鞭が踊り狂うように動く。そのたびに鞭の金属部とRの金属化された肌がぶつかり火花が散る。
「ほう、やはりお前はその鞭ではダメ-ジはないのか・・・」
「だからその武器を選んでいるんじゃない!当然の選択よ」
Rが鞭を選んだ理由の3つ目は自分の能力との相性の悪さにあった。鞭に仕込んだ金属は生身の肉体ならば脅威であるが、金属化、鉄の女となったRにとっては何の恐れもない。むしろ自分の体に当たるたびにはげしく飛び散る火花をRは楽しみにしていた。
「だがいつまでもそんな硬質化が使えるわけではなかろう。いつまでも持つものかな」
「あなた、私を見くびっているのね。粛清人Rよ。簡単には倒れないに決まっているじゃないの!」
「そう言っている割に口調が荒荒しくなっているぞ。しかし・・・私もそこまで暇ではない・・・一気にかたをつけさせてもらうぞ」
そういってJは鞭を部屋の外に放り出した。
Jは自身の能力を解放した。と同時にRは自身の体が鈍くなった感覚を覚えた。
「どうした、R?なんだか体が重くなった気がするんじゃないか?」
右手を前に、左手を後ろに出しているJは邪悪な笑みを浮かべた。
周囲を見渡すと砂が舞い上がっていて、同時に撃ち尽くされた銃弾が浮いていた
「J、あんたの能力はもうわかってしまったわ。場所が悪かったわね。」
「あん?・・・それは仕方のないことだ。もともと暗殺向きの能力と自負している」
「暗殺?これで前のボスの座を奪ったのね」
「まあ、そういうことだ。気づいているなら俺の口から言おう。俺の能力は『磁力制御』」
「私の体は今や金属。あなたの磁力によって動きが制限されている。そんなところかしら?」
「ご名答。この土地は砂に満ちているからばれるのは承知の上だ」
「自分から説明するということは、それほど自身の能力にほれ込んでいると解釈してよろしいのかしら?」
「まあ、そういうことだ」
「ほう、やはりお前はその鞭ではダメ-ジはないのか・・・」
「だからその武器を選んでいるんじゃない!当然の選択よ」
Rが鞭を選んだ理由の3つ目は自分の能力との相性の悪さにあった。鞭に仕込んだ金属は生身の肉体ならば脅威であるが、金属化、鉄の女となったRにとっては何の恐れもない。むしろ自分の体に当たるたびにはげしく飛び散る火花をRは楽しみにしていた。
「だがいつまでもそんな硬質化が使えるわけではなかろう。いつまでも持つものかな」
「あなた、私を見くびっているのね。粛清人Rよ。簡単には倒れないに決まっているじゃないの!」
「そう言っている割に口調が荒荒しくなっているぞ。しかし・・・私もそこまで暇ではない・・・一気にかたをつけさせてもらうぞ」
そういってJは鞭を部屋の外に放り出した。
Jは自身の能力を解放した。と同時にRは自身の体が鈍くなった感覚を覚えた。
「どうした、R?なんだか体が重くなった気がするんじゃないか?」
右手を前に、左手を後ろに出しているJは邪悪な笑みを浮かべた。
周囲を見渡すと砂が舞い上がっていて、同時に撃ち尽くされた銃弾が浮いていた
「J、あんたの能力はもうわかってしまったわ。場所が悪かったわね。」
「あん?・・・それは仕方のないことだ。もともと暗殺向きの能力と自負している」
「暗殺?これで前のボスの座を奪ったのね」
「まあ、そういうことだ。気づいているなら俺の口から言おう。俺の能力は『磁力制御』」
「私の体は今や金属。あなたの磁力によって動きが制限されている。そんなところかしら?」
「ご名答。この土地は砂に満ちているからばれるのは承知の上だ」
「自分から説明するということは、それほど自身の能力にほれ込んでいると解釈してよろしいのかしら?」
「まあ、そういうことだ」
374 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/08(木) 20:18:01.35 0
「しかし、お前は能力の相性が悪いと思わないのか?お前は金属。私は磁石。一方的にお前を近づけさせなくすることも可能なんだぞ。こうやってな!」
Jの手が緑に光るとRの体が浮き、後ろの壁に叩きつけられた。硬質化のため痛みはないが、まったく身動きがとれない。同時にRの周囲には砂鉄や銃弾が壁に突き刺さっていく。
「どうだ、動けないだろ。私は強力な反発力を発しているのがわかるだろ」
「確かに動けないけど、ここからどうするつもり?私を傷つけることはできないんではなくて?磁力でどうやって鉄の私を殺すつもり?」
「ふん、簡単にはいかないからこそ早く力を解放したのだよ・・・簡単な理科の質問だ。金属に磁力を与え続けたらどうなるかな?」
「・・・磁力を受けた金属が磁石になる。それでどうするの?」
「いかにお前が硬くなっていたとしても体がバラバラになったら終わりだろ?」
Jは懐から鋭くとがった金属片を取りだした。
「これが見えるかね?こいつは私特製の銃弾でね、重さゆえに私にしか打てない仕組みになっている。重さは444グラム。こいつをお前の胸の真ん中に狙って撃ち込む。
磁石のお前に金属の銃弾は私の念動力に加えて磁力を帯びて普通の銃弾の数百倍のスピードで撃ち込まれる。すると体は銃弾痕を中心にひび割れてお前は死ぬ」
これからの行動を隠そうともせず話すJの左手に砂がどんどん吸いついて行った。
「でも肝心の銃弾があたらなきゃ意味がないでしょ。私が硬質化を解いたらどうするのよ。あんた、バカ?」
「・・・お前の動きはもう十分に把握してある。お前と私の距離は少なく見ても5mはある。移動には二秒はかかるだろう。
その間にこの弾を撃ち込むだけでいいんだからな。直接攻撃するしかないお前は近づいてくるんだから狙い撃ちができるもんだ。有名なことを恨むんだな。」
「あなたの情報なら私が5mの距離を撃たれないで動くのは無理ってわけね・・・」
「その通りだ。念動力も打ち消すことはたやすい。チェックメイトだ、R」
Jの手が緑に光るとRの体が浮き、後ろの壁に叩きつけられた。硬質化のため痛みはないが、まったく身動きがとれない。同時にRの周囲には砂鉄や銃弾が壁に突き刺さっていく。
「どうだ、動けないだろ。私は強力な反発力を発しているのがわかるだろ」
「確かに動けないけど、ここからどうするつもり?私を傷つけることはできないんではなくて?磁力でどうやって鉄の私を殺すつもり?」
「ふん、簡単にはいかないからこそ早く力を解放したのだよ・・・簡単な理科の質問だ。金属に磁力を与え続けたらどうなるかな?」
「・・・磁力を受けた金属が磁石になる。それでどうするの?」
「いかにお前が硬くなっていたとしても体がバラバラになったら終わりだろ?」
Jは懐から鋭くとがった金属片を取りだした。
「これが見えるかね?こいつは私特製の銃弾でね、重さゆえに私にしか打てない仕組みになっている。重さは444グラム。こいつをお前の胸の真ん中に狙って撃ち込む。
磁石のお前に金属の銃弾は私の念動力に加えて磁力を帯びて普通の銃弾の数百倍のスピードで撃ち込まれる。すると体は銃弾痕を中心にひび割れてお前は死ぬ」
これからの行動を隠そうともせず話すJの左手に砂がどんどん吸いついて行った。
「でも肝心の銃弾があたらなきゃ意味がないでしょ。私が硬質化を解いたらどうするのよ。あんた、バカ?」
「・・・お前の動きはもう十分に把握してある。お前と私の距離は少なく見ても5mはある。移動には二秒はかかるだろう。
その間にこの弾を撃ち込むだけでいいんだからな。直接攻撃するしかないお前は近づいてくるんだから狙い撃ちができるもんだ。有名なことを恨むんだな。」
「あなたの情報なら私が5mの距離を撃たれないで動くのは無理ってわけね・・・」
「その通りだ。念動力も打ち消すことはたやすい。チェックメイトだ、R」
375 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/08(木) 20:19:01.75 0
笑みを浮かべてJがさらに語り続けた。
「そういえば磁力じゃ人を殺せないって言ったな、R。知っているか?MRIという機械がある。病気をみつけるために体の中を磁力によって見ることができる機械だ。
ある日、一人の患者がMRIの検査を受けた。目的は癌の進展の程度を見ること。いつも通りに検査を始めた検査技師はMRIの始動スイッチを押した。すると突然患者の絶叫が聴こえた。急いで近づくと患者はMRIの中で大量の出血をして、死に絶えていた。
原因は何だと思う?簡単なものさ。患者は手術を受けた時にメスを置き忘れられていたんだ。そのメスが強力な磁石によって内臓を傷つけ出血を生んでいた。医師の不手際には違いないが『磁力」で人を殺すことは可能なんだ」
Jはゆっくりとその銃弾を掌に載せた
「そろそろお前の磁石化が完成したようだな。皮膚に砂がつき始めたぞ。」
Rの皮膚に舞っていた砂や金属がくっつき始めた。
「さよならだ。R。今度は私が『粛清』させてもらう。」
Rは小さくクククっと喉から音を鳴らした
「どうしたのかね?気でも狂ったのか?」
「いや、嬉しいのさ、やっと本気で戦えて・・・本当の能力を出せる敵に出会えて」
「それなら本気とやらをみせてみよ。死ね~~~」
Jは銃弾をRに向かって放った
(奴は動けず、しかも私に近づくことすらできない。近づいても狙い撃ちだ。
更にこの銃弾は必ず当てることができる。仮に外れても、何度でも操作できるのだからな)
Jは勝利を目にして微笑んでいた
ドスッッッッッッッッッッ・・・・バコォォォォォン
銃弾の威力はJが自慢げに述べた通りにすさまじく、壁に大きな穴が開き豪快な音とともに崩れ落ちた。周囲には埃が巻き起こり視界が失われた。
「そういえば磁力じゃ人を殺せないって言ったな、R。知っているか?MRIという機械がある。病気をみつけるために体の中を磁力によって見ることができる機械だ。
ある日、一人の患者がMRIの検査を受けた。目的は癌の進展の程度を見ること。いつも通りに検査を始めた検査技師はMRIの始動スイッチを押した。すると突然患者の絶叫が聴こえた。急いで近づくと患者はMRIの中で大量の出血をして、死に絶えていた。
原因は何だと思う?簡単なものさ。患者は手術を受けた時にメスを置き忘れられていたんだ。そのメスが強力な磁石によって内臓を傷つけ出血を生んでいた。医師の不手際には違いないが『磁力」で人を殺すことは可能なんだ」
Jはゆっくりとその銃弾を掌に載せた
「そろそろお前の磁石化が完成したようだな。皮膚に砂がつき始めたぞ。」
Rの皮膚に舞っていた砂や金属がくっつき始めた。
「さよならだ。R。今度は私が『粛清』させてもらう。」
Rは小さくクククっと喉から音を鳴らした
「どうしたのかね?気でも狂ったのか?」
「いや、嬉しいのさ、やっと本気で戦えて・・・本当の能力を出せる敵に出会えて」
「それなら本気とやらをみせてみよ。死ね~~~」
Jは銃弾をRに向かって放った
(奴は動けず、しかも私に近づくことすらできない。近づいても狙い撃ちだ。
更にこの銃弾は必ず当てることができる。仮に外れても、何度でも操作できるのだからな)
Jは勝利を目にして微笑んでいた
ドスッッッッッッッッッッ・・・・バコォォォォォン
銃弾の威力はJが自慢げに述べた通りにすさまじく、壁に大きな穴が開き豪快な音とともに崩れ落ちた。周囲には埃が巻き起こり視界が失われた。
376 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/08(木) 20:20:32.96 0
「やったんだな・・・私は伝説の一人になったんだな・・・さて、死体を確認しようとするか」
壁に向かって一歩踏み出そうとした次の瞬間、Jは背中に強い衝撃を受け、壁のあった方向に飛ばされた。
ドカァァァァァァァァァン
壁のあった位置を超え、部屋を1つ、2つ分も飛ばされ、3つ隣の部屋の壁にぶつかってようやく止まった。周囲は壁が壊されたことによって生じた粉塵で再び見えなくなった
(くっ・・・動けない・・・どういうことだ・・・)
舞っていた埃や砂が少なくなるとJはRが自分を見降ろしていることに気がついた
(どういうことだ・・・なぜRが生きている?・・・声が出ない、どういうことだ?)
「首から下はもう動かないわ。だって脊髄を潰したんだもん。動くのは顔の筋肉だけよ」
RはJの顔を覗き込もうと一歩近づいた。その手が赤く染まっているのが見えた。
Jは右手を動かそうとした。しかし、全くピクリとも動かない。自分の感覚もなくなっていることを感じ、目の前が暗くなってきた。
Rは口から血の泡を吹いた。
(・・・グフっ・・・な、なぜ、Rは動けないハズでは・・・)
「なんで動けたのか不思議そうな表情ね。ふん、あたしの能力の全てを知っている?ふざけるんじゃないわよ。あんたみたいな三下にピンチになるほど、やわな能力ではないわ。でもね、教えてあげるわ。私の能力は・・・」
Rが口を開こうとした瞬間Rの呼吸音が途絶え、全身が小さく震え始めた。その震えを見てRは一瞬驚いたが、すぐに冷静を取り戻した。その震えもやがて止まりJの瞳が大きく開かれた。
RはJをブーツで踏みつけながらRは虚ろに呟く
「またあたしの能力を説明するまで生き残る者ではなかった。所詮コイツも雑魚か」
RはすでにJへの興味を失っていた。
壁に向かって一歩踏み出そうとした次の瞬間、Jは背中に強い衝撃を受け、壁のあった方向に飛ばされた。
ドカァァァァァァァァァン
壁のあった位置を超え、部屋を1つ、2つ分も飛ばされ、3つ隣の部屋の壁にぶつかってようやく止まった。周囲は壁が壊されたことによって生じた粉塵で再び見えなくなった
(くっ・・・動けない・・・どういうことだ・・・)
舞っていた埃や砂が少なくなるとJはRが自分を見降ろしていることに気がついた
(どういうことだ・・・なぜRが生きている?・・・声が出ない、どういうことだ?)
「首から下はもう動かないわ。だって脊髄を潰したんだもん。動くのは顔の筋肉だけよ」
RはJの顔を覗き込もうと一歩近づいた。その手が赤く染まっているのが見えた。
Jは右手を動かそうとした。しかし、全くピクリとも動かない。自分の感覚もなくなっていることを感じ、目の前が暗くなってきた。
Rは口から血の泡を吹いた。
(・・・グフっ・・・な、なぜ、Rは動けないハズでは・・・)
「なんで動けたのか不思議そうな表情ね。ふん、あたしの能力の全てを知っている?ふざけるんじゃないわよ。あんたみたいな三下にピンチになるほど、やわな能力ではないわ。でもね、教えてあげるわ。私の能力は・・・」
Rが口を開こうとした瞬間Rの呼吸音が途絶え、全身が小さく震え始めた。その震えを見てRは一瞬驚いたが、すぐに冷静を取り戻した。その震えもやがて止まりJの瞳が大きく開かれた。
RはJをブーツで踏みつけながらRは虚ろに呟く
「またあたしの能力を説明するまで生き残る者ではなかった。所詮コイツも雑魚か」
RはすでにJへの興味を失っていた。
377 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/08(木) 20:24:47.65 0
硬質化の応用
金属化することができるのは外面だけではない。Rは瞬時にして神経及び脳を金属、正確には最もこの世で電気を伝える速さの早い金属である金に変化させた。
―『移動』という行為は神経により電気の伝導とそれに対する筋肉の応答によって発生する。『動く』という動作は脳の中で情報として作られる。
その情報は運動神経によって筋肉へと伝わり、骨格筋が収縮することで『移動』ことができる。この速度が速ければ速いほど移動を速くすることが可能となる。
Rは壁に叩きつけられ、Jとの会話をしている間に硬質化を表皮の薄い部分のみにして、神経及び脳を金に変化させたのである。
金になった神経は瞬時にして脳の思考力及び筋肉運動を活性化し、Rの身体能力をさらに上げることになった。
その結果、Rは目でとらえられないスピードで動くことができたのだった。
Jがバカにしていたコンマ数秒の間にRはちょうどRの背後にまわり再び全身を金属に変化させた。今度は磁石になりやすい金属に変化した。
RはJが磁力を放つときに右手を前に左を後ろにしていたことに気が付いていた。RはJ自身が持っていた金属が飛んで行かなかったことから1つの予測を立てていた。
『Jの磁力は一つの方向にだけには働かないのではないか?反発力と同時に吸い寄せる力も放っているのではないか?』
そもそも磁力はSとNという2つの起点と終点を持つ。S極から出た磁力線はN極へ入っていく。Jは右手を前に出し、N極を後ろに出していた。あの不自然な格好が気になっていた。
「右手は反発、左手は吸着をする」と考えた。金になった脳は回転も数十倍に性能が上昇していた。
その予測は見事に的中し、反発力は右手から、左手は吸着の力を持っていた。後ろに回った瞬間にJの左手に砂がくっついるのを見てRは確信した。
金属化したRの体はJの背後から強力な磁力の力、J自身の能力を逆手にとって、ぶつかっていった。そしてぶつかる瞬間に背骨を折り、Jの自由を奪ったのだ。
金属化することができるのは外面だけではない。Rは瞬時にして神経及び脳を金属、正確には最もこの世で電気を伝える速さの早い金属である金に変化させた。
―『移動』という行為は神経により電気の伝導とそれに対する筋肉の応答によって発生する。『動く』という動作は脳の中で情報として作られる。
その情報は運動神経によって筋肉へと伝わり、骨格筋が収縮することで『移動』ことができる。この速度が速ければ速いほど移動を速くすることが可能となる。
Rは壁に叩きつけられ、Jとの会話をしている間に硬質化を表皮の薄い部分のみにして、神経及び脳を金に変化させたのである。
金になった神経は瞬時にして脳の思考力及び筋肉運動を活性化し、Rの身体能力をさらに上げることになった。
その結果、Rは目でとらえられないスピードで動くことができたのだった。
Jがバカにしていたコンマ数秒の間にRはちょうどRの背後にまわり再び全身を金属に変化させた。今度は磁石になりやすい金属に変化した。
RはJが磁力を放つときに右手を前に左を後ろにしていたことに気が付いていた。RはJ自身が持っていた金属が飛んで行かなかったことから1つの予測を立てていた。
『Jの磁力は一つの方向にだけには働かないのではないか?反発力と同時に吸い寄せる力も放っているのではないか?』
そもそも磁力はSとNという2つの起点と終点を持つ。S極から出た磁力線はN極へ入っていく。Jは右手を前に出し、N極を後ろに出していた。あの不自然な格好が気になっていた。
「右手は反発、左手は吸着をする」と考えた。金になった脳は回転も数十倍に性能が上昇していた。
その予測は見事に的中し、反発力は右手から、左手は吸着の力を持っていた。後ろに回った瞬間にJの左手に砂がくっついるのを見てRは確信した。
金属化したRの体はJの背後から強力な磁力の力、J自身の能力を逆手にとって、ぶつかっていった。そしてぶつかる瞬間に背骨を折り、Jの自由を奪ったのだ。
378 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/08(木) 21:22:51.72 O
1時間立つけど、まだ続くのかな…?
379 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/08(木) 21:25:44.67 0
さるさんになるレス数でもなさそうだけど…
もし代理投稿が必要なら掲示板 http://jbbs.livedoor.jp/music/22534/ を使ってくださいねー
もし代理投稿が必要なら掲示板 http://jbbs.livedoor.jp/music/22534/ を使ってくださいねー
380 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/08(木) 22:10:16.93 0
続き待つ
381 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/08(木) 22:56:48.49 0
382 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/08(木) 23:31:41.54 0
作品を上げるなら最後まで何らかのリアクションをしてくれないと…
規制にかかったとかどうなったとか最低限の報告はほしいですね
規制にかかったとかどうなったとか最低限の報告はほしいですね
383 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/08(木) 23:56:15.89 0
まあ何か別にアクシデントがあったのかもしれんし
流れ的にはあと1レスぐらいで終わりかあるいはこれで完結してるかもしれんが
RとJが能力の上乗せをしていくやり取りはなかなかに面白かった
流れ的にはあと1レスぐらいで終わりかあるいはこれで完結してるかもしれんが
RとJが能力の上乗せをしていくやり取りはなかなかに面白かった
384 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/09(金) 00:23:54.51 0
385 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/09(金) 00:31:12.16 0
リンリンというかみんなの手から炎・・・!?
386 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/09(金) 00:59:47.00 0
規制に引っ掛かりラストが書けませんでした(涙
次がラストです。
次がラストです。
387 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/09(金) 01:00:55.24 0
Jにとって致命傷となったのは、J自身の磁力は全ての金属に対して対象であったこと
そしてRを始末する目的に銃という数秒ではあるが時間のかかる手段を用いたことであった。
コンマ数秒の油断、それがJにとっての敗因となった。
全ての敵を倒したRは外に出て放り出された自分の鞭を拾った。鞭は少し傷ついてしまっていた。
硬質化させた腕に鞭をあてて、自身の腕で凹んだ金属部分を研ぎながらRは空を仰いだ。
「また私の満足いく敵と会えなかった・・・武器として鞭を選んだ本当の理由を理解する敵はいないのかしら・・・」
Rは虚ろな眼差しで何もない荒野を眺めて言った。
「鞭はね、戦争の発展に大きく貢献したの。鞭のおかげで馬や牛を操ることができ、勝利する確率をあげたの。
それに鞭は服従の印・・・しりたげられた者を打つことで完全に上下関係を示したもの・・・戦いにしか居場所を求められない『R』には最適じゃない?」
くぐもった声が静かな大地に響き、足元の乾いた大地が少し濡れたのはだれも知らない
そしてRを始末する目的に銃という数秒ではあるが時間のかかる手段を用いたことであった。
コンマ数秒の油断、それがJにとっての敗因となった。
全ての敵を倒したRは外に出て放り出された自分の鞭を拾った。鞭は少し傷ついてしまっていた。
硬質化させた腕に鞭をあてて、自身の腕で凹んだ金属部分を研ぎながらRは空を仰いだ。
「また私の満足いく敵と会えなかった・・・武器として鞭を選んだ本当の理由を理解する敵はいないのかしら・・・」
Rは虚ろな眼差しで何もない荒野を眺めて言った。
「鞭はね、戦争の発展に大きく貢献したの。鞭のおかげで馬や牛を操ることができ、勝利する確率をあげたの。
それに鞭は服従の印・・・しりたげられた者を打つことで完全に上下関係を示したもの・・・戦いにしか居場所を求められない『R』には最適じゃない?」
くぐもった声が静かな大地に響き、足元の乾いた大地が少し濡れたのはだれも知らない
388 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/09(金) 01:07:17.63 0
計算外の規制に引っ掛かり気まずいラストになりまして、本当に申し訳ありませんM(_ _)M
ホゼンターの皆様ありがとうございました★
改めて
>>371-377,387
で「motor fivers 後編」とさせていただきます。読みにくい作品になり非常に申し訳ありません。
「リゾナントブルー」から娘。ファンとなった私として以前のメンバーはそこまで愛情は強くないのでイメージのみで造りました
多少ではなくかなり脚色されていることをお許しください(汗
ホゼンターの皆様ありがとうございました★
改めて
>>371-377,387
で「motor fivers 後編」とさせていただきます。読みにくい作品になり非常に申し訳ありません。
「リゾナントブルー」から娘。ファンとなった私として以前のメンバーはそこまで愛情は強くないのでイメージのみで造りました
多少ではなくかなり脚色されていることをお許しください(汗
389 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/09(金) 02:48:29.76 O
390 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/09(金) 03:30:11.07 0
391 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/09(金) 04:14:10.62 0
限界眠いんで起きてから読みますムニャムニャ
392 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/09(金) 05:16:26.95 0
393 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/09(金) 06:14:50.91 0
394 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/09(金) 08:06:38.40 0
>>389-393
作者です…お酒を飲んでいるうちに無意識に投下しまったようです。。。記憶がないぞ…
『しりたげられた』の部分直さずに投下しているし…すみません
『ホゼンター』ではなく、『ホゼナンター』の皆様ですね…今回も入力ミスがありました orz
Jの由来は単純に「磁力使いの名前?・・・『jiryoku』だからJでいいや」
そんなノリです。深い意味はありません(笑)
『OBメンにそこまでの愛情はない』っていう発言も失礼ですね(汗
娘。時代のことを知らないので、現メンとは違う目で見ているっていう意味です。
OBメンも心から応援していますので、ダークネスの皆様安心してくださいよ・・・
あれ?誰か来たようだ・・・は~い、今ドア開けますよ~
作者です…お酒を飲んでいるうちに無意識に投下しまったようです。。。記憶がないぞ…
『しりたげられた』の部分直さずに投下しているし…すみません
『ホゼンター』ではなく、『ホゼナンター』の皆様ですね…今回も入力ミスがありました orz
Jの由来は単純に「磁力使いの名前?・・・『jiryoku』だからJでいいや」
そんなノリです。深い意味はありません(笑)
『OBメンにそこまでの愛情はない』っていう発言も失礼ですね(汗
娘。時代のことを知らないので、現メンとは違う目で見ているっていう意味です。
OBメンも心から応援していますので、ダークネスの皆様安心してくださいよ・・・
あれ?誰か来たようだ・・・は~い、今ドア開けますよ~
395 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/09(金) 09:30:25.40 O
記憶の迷路に入り込むほど飲んではいけません…
だが来訪者はむしろウラヤマシス
だが来訪者はむしろウラヤマシス
396 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/09(金) 09:34:53.29 0
現メンから入ったのに敢えてOGメンを書くとはツワモノですね
というかよく書けるなあ
能力の解釈とその応用の発想に感心しました
というかよく書けるなあ
能力の解釈とその応用の発想に感心しました
397 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/09(金) 12:01:41.71 O
お昼だお昼
398 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/09(金) 12:28:15.33 0
>>394
ドア開けちゃダメだあああw
ドア開けちゃダメだあああw
399 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/09(金) 13:37:04.74 O
もっと早く言ってやれよw
400 : 名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/10/09(金) 15:23:33.52 O
飲みすぎにはご注意を
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ノリo´ゥ`リ<「忘れるわけないじゃーん、小春、たぶん一生忘れないもん」
『リゾナントブルーAnother Versからストーリーを想像するスレ 第16話 770 「月も一緒に笑ってる」』 より
γ〃ハヽ ||
川=´┴`)Θ< 前回の話はこっちやでー↓ 愛佳も久住さんのこと絶対に忘れへん……
( O O) リゾナントブルーAnother Versからストーリーを想像するスレ 第33話
|\\三\旦. \ http://dubai.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1251990175/
| |. ̄ ̄ ̄ ̄ ̄.|
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リゾナントブルーAnother Versからストーリーを想像するスレ@wiki
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掲示板 (感想スレ、作品題名申請スレ、あとがきスレ他)
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テンプレ>>2-11ぐらいまで