リゾナントブルーAnother Versからストーリーを想像するスレ 第19話(ミラー)

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1 名前:名無し募集中。。。:2008/11/16(日) 23:29:47.22 0
从*・ 。.・)<人は皆、いつかは死ぬものです。そしてまた生まれる。破壊と創造は常に表裏の関係なのです

『リゾナントブルーAnother Versからストーリーを想像するスレ 第3話 833』より

前スレ
リゾナントブルーAnother Versからストーリーを想像するスレ 第18話
http://dubai.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1225892965/

まとめサイト
 PC:http://resonant.pockydiary.net/index.html
携帯:http://resonant.pockydiary.net/index.cgi

リゾナントブルーAnother Versからストーリーを想像するスレ@wiki
http://www39.atwiki.jp/resonant/

キャラ設定・作品ジャンル別検索ページ
http://resonantwolves.blog33.fc2.com/

掲示板 (感想スレ、作品題名申請スレ、あとがきスレ他)
http://jbbs.livedoor.jp/music/22534/

テンプレ>>2-15ぐらいまで

2 名前:名無し募集中。。。:2008/11/16(日) 23:30:36.26 0
188 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2008/04/13(日) 19:37:30.49 0

黒服を来てダンス踊ってるのはモーニング戦隊リゾナンターなんだよ
悪と戦う正義のヒーロー女集団なのさ
でも彼女達は普段は普通の社会で人間として暮らしてる

隊長の高橋は普段はジムで筋トレするOL、小春はアイドル、光井は女子高生、田中は孤独な不良
などみんなそれぞれ人間界で普通の生活を送ってんだよ
だけど悪の化身ダークネス邪鬼が街で暴れた時に
みんな集合して黒服を着て踊ってリゾナンター変身するわけよ
それを表現したのがあのPV


210 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2008/04/13(日) 20:08:59.27 0
ガキさん実は敵のスパイっていうのはどうだ?
でも悩んでるんだリゾナンダーたちの優しさに触れて
そして最終回で彼女は決断を迫られることになる・・・


259 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2008/04/13(日) 21:05:08.45 0
リゾナントイエロー(高橋)
リゾナントライトグリーン(新垣)
リゾナントオレンジ(亀井)
リゾナントピンク(道重)
リゾナントブルー(田中)
リゾナントレッド(久住)
リゾナントパープル(光井)
リゾナントインディゴ(ジュンジュン)
リゾナントグリーン(リンリン)

9人揃ってモーニング戦隊リゾナンダー

3 名前:名無し募集中。。。:2008/11/16(日) 23:31:56.24 0


↑このPVから妄想するスレ

4 名前:名無し募集中。。。:2008/11/16(日) 23:32:49.34 0
初期設定(第1話から抜粋)

高橋:リーダー兼スカウトマン


新垣: 実は敵のスパイ
    しかしリゾナンダーたちと共に過ごすうちその優しさに触れて悩み始めている


光井:成績優秀の普通の女子高生だがいじめられっこ
    エリートの両親は夜遅くまで帰ってこず家でも孤独


久住:超人気売れっ子モデル
    プライドが高く世の中は全てお金が解決すると言い放つ彼女はワガママな面もあり周囲を騒がせることもしばしば


田中:幼い頃に事故で両親を亡くして孤児院で育つ
    学校にも行かず不良仲間と遊ぶ荒れた毎日を送っていた


亀井:道重とはとても仲の良い大親友
    2人で将来一緒にケーキ屋を経営するという夢がある
    しかし生まれつき重度の心臓病を患っていた為病室に閉じこもる日が多かった

道重: 亀井とはとても仲の良い大親友
    2人で将来一緒にケーキ屋を経営するという夢がある
    大学生


ジュンジュン・リンリン: ビザが切れたけど日本に滞在したい謎の中国人


5 名前:名無し募集中。。。:2008/11/16(日) 23:33:32.85 0


強く・・・なりたいんだろ?
大切な人を守るために・・・




あいぼん・・・れいなはもう昔とは違うと
守るべきものが見つかったけん




・・・定期連絡です
特に変わった動きはありません
はい 何か動きがあればすぐ知らせます・・・




ビザが無いのか
一つだけ日本で仕事を続ける方法がある




そのハナシ・・・
ノッタアル!

6 名前:名無し募集中。。。:2008/11/16(日) 23:34:06.84 0



さゆも・・・

絵里も・・・

一緒に戦う・・・!


2人の夢を守るため

同じような夢を持った人たちを守るため・・・





こんな私でも誰かを救えますか?




はあ?
何で小春が見ず知らずの人助けなきゃいけないわけ?
そんなの誰かに任せておけばいいじゃん

7 名前:名無し募集中。。。:2008/11/16(日) 23:34:42.35 0
喰らってくたばれ!
必殺!




リゾナンカー


リゾナントロボ…
発……


8 名前:名無し募集中。。。:2008/11/16(日) 23:35:32.12 0
【今まで出てきた能力まとめ】

高橋愛:精神感応(リーディング) /瞬間移動(テレポーテーション)/光使い(フォトン・マニピュレート)
新垣里沙:精神干渉(マインドコントロール)
亀井絵里:傷の共有(インジュリー・シンクロナイズ) /風使い(ウィンド・マニピュレート)
道重さゆみ:治癒能力(ヒーリング)
        さえみ(姉人格):物質崩壊(イクサシブ・ヒーリング)
田中れいな:共鳴増幅能力(リゾナント・アンプリファイア)
久住小春:念写能力(ソートグラフィー) /幻術(ハルシネーション)/発電(エレクトロキネシス)
光井愛佳:予知能力(プリコグニション)/心の浄化(ハート・プリフィケイション) /水守
リンリン:念動力(サイコキネシス)/発火能力(パイロキネシス) ※手で掴める物限定
ジュンジュン:念動力(サイコキネシス)/獣化(メタモルフォシス(トゥ・ビーストorパンダ))

ジュンジュン獣化参考画像


9 名前:名無し募集中。。。:2008/11/16(日) 23:36:41.66 0
【GAME】

リゾナントブルーRPG
ttp://www4.uploader.jp/dl/reinachan/reinachan_uljp00256.zip.html

上とは別物
ttp://www4.uploader.jp/dl/reinachan/reinachan_uljp00277.exe.html
リゾナントブルーRPG Ver:0.2
※「RGSS200J.dllが見つかりません」が出たらここからランタイムインストールね
ttp://www.famitsu.com/freegame/rtp/vx_rtp.html

10 名前:名無し募集中。。。:2008/11/16(日) 23:37:39.49 0
【喫茶店リゾナントイメージ】

間取り


本日のランチ



タウン誌紹介文


【TV・映画イメージ】
リゾナンターEDイメージ(字あり)

リゾナンターEDイメージ(字なし)

リゾナンターEDイメージ(字あり提供入)

リゾナンター予告イメージ

リゾナンター予告編・i914Ver.  ※血液等の映像が含まれますので苦手な方は見ないほうがいいです

リゾナンターの予告編パート2/映画風

リゾナンター予告編/刃千史Ver


11 名前:名無し募集中。。。:2008/11/16(日) 23:38:11.41 0
娘。シングルソート http://resonant.pockydiary.net/singlesort.html
娘。C/Wソート http://resonant.pockydiary.net/cwsort.html

結果は掲示板の曲ソートスレに書いちゃってくださいね
http://jbbs.livedoor.jp/music/22534/

12 名前:名無し募集中。。。:2008/11/16(日) 23:38:48.83 0
【投稿日順に読む裏技】
まとめサイトの[検索]で「(1)」とか指定すると、第1話(1スレ目)の作品が投稿日順に並びます(降順)
(投稿日=まとめサイト掲載日時であり、スレ投下日時ではありません)

ただし、次回予告についてはシングルの順序と合わせるために
順番に並ぶように投稿日をいじってあるのでこの限りではありません

このスレに初めて来たから様子がわかんないよ、って人にはイイかも

※時々検索結果に違うスレの作品が混じりますが、本文中に張ったリンク(例:(1)123)を拾ってしまうためです

※※現在タグでスレごとの作品が読めるようになっています

【代理投稿を依頼するときのお願い】
したらば掲示板のアク禁スレに作品を上げるときは対処方法の指示も書いてください
例えば
・規制食らったので転載して欲しい
・レス数多いから掲載を手伝って欲しい
など

13 名前:名無し募集中。。。:2008/11/16(日) 23:39:20.07 0
川*’ー’) < テンプレの設定やまとめサイトを参考にして自由に想像するがし
ノ|c| ・e・) < 登場人物の能力やストーリーの背景・設定は作者さんの自由なのだ
ノノ*^ー^) < シリアル路線でもコメディ路線でもお好きなものどうぞ
从*・ 。.・) < AAを使ったものや1レス完結ものでもOKなの
从*´ ヮ`) < 他の作者さんの設定を流用するのもありっちゃ
ノリo´ゥ`リ < 気に入った話の続きや繋ぎの話を書いてみるのもありカナ☆
川=´┴`) < プロットを書いて他の作者さんにストーリーを書いてっておねだりしてもええで
川*^A^) < アーでも書いてくれるかは作者さん次第ヨ
川´・_o・) < ソッカー

14 名前:名無し募集中。。。:2008/11/16(日) 23:39:52.31 0


君の作品を待ってる

15 名前:名無し募集中。。。:2008/11/16(日) 23:41:39.32 0
从*` ロ´) <とりあえず立てたとおおおお

テンプレはメンテされてません

16 名前:名無し募集中。。。:2008/11/16(日) 23:44:08.12 0
なに落ちちゃったの?

17 名前:名無し募集中。。。:2008/11/16(日) 23:44:16.91 0
お疲れ様です
素早い対応ありがとうございます

しかしまさかこんなに早く落ちるだなんて
wikiいじってる場合じゃなかったです・・・
ともあれ気を取り直していきましょう

18 名前:名無し募集中。。。:2008/11/16(日) 23:46:19.65 0
>>16
そうだす

19 名前:サボリン∞ヽ( ゚∀。)ノ:2008/11/16(日) 23:47:45.69 0
テンプレさん乙でした!
まさかの70分落ちかぁ…

泣きながら新スレ化作業してきた
テンプレは未収録だけど、今回はいじったところないし別にいいか…

20 名前:名無し募集中。。。:2008/11/16(日) 23:48:24.07 0
テンプレさん、お疲れ様でした
あなたこそまさにリゾスレの守護者です

サーバ負荷試験の影響なんですかねw

21 名前:名無し募集中。。。:2008/11/16(日) 23:50:22.40 0
テンプレさん乙でした
しかし本当早く落ちたな

22 名前:名無し募集中。。。:2008/11/16(日) 23:52:11.56 0
>>10の追加も忘れてたorz
予知能力者ver高画質の方追加です

【喫茶店リゾナントイメージ】

間取り


本日のランチ



タウン誌紹介文


【TV・映画イメージ】
リゾナンターEDイメージ(字あり)

リゾナンターEDイメージ(字なし)

リゾナンターEDイメージ(字あり提供入)

リゾナンター予告イメージ

リゾナンター予告編・i914Ver.  ※血液等の映像が含まれますので苦手な方は見ないほうがいいです

リゾナンターの予告編パート2/映画風

リゾナンター予告編/刃千史Ver

リゾナンター予告編/予知能力者Ver


23 名前:名無し募集中。。。:2008/11/16(日) 23:53:01.70 0
もっと雑談やら何やらしたほうがいいんかね

24 名前:名無し募集中。。。:2008/11/16(日) 23:57:18.60 0
1時間ちょいで落ちるとは思わなかったからねえ
特別何があったわけでもないのにね

25 名前:名無し募集中。。。:2008/11/16(日) 23:57:25.84 O
ノリo>ゥ<リヾ<あーバカバカ自分のバカ
仮眠取ってて油断しました

26 名前:名無し募集中。。。:2008/11/16(日) 23:58:28.07 0
今30秒規制に戻ってるよね
特に荒れてる感じもないんだけど

27 名前:名無し募集中。。。:2008/11/17(月) 00:24:05.90 0
また落ちちゃうよ

28 名前:名無し募集中。。。:2008/11/17(月) 00:27:26.67 0
今晩誰か寝ずの番をお願いしますw
この後も下がって行くの早いかなあ
明日月曜だから大丈夫だと思うんだけど

29 名前:名無し募集中。。。:2008/11/17(月) 00:35:38.50 0
寝ずの番は無理だw

30 名前:名無し募集中。。。:2008/11/17(月) 00:41:45.85 0
( `.∀´)y-~~夜更かしは美容に悪いのよ

31 名前:名無し募集中。。。:2008/11/17(月) 00:56:21.33 O
ぎゃおおおおぉおぉぉぉぉぉぉぉおうぅぅぅう!!!!!!

32 名前:名無し募集中。。。:2008/11/17(月) 00:58:01.74 0
だったら圭ちゃんこのスレの時間切り取って停止保存しておいてくださいよ

33 名前:名無し募集中。。。:2008/11/17(月) 01:03:37.23 O
(ノД`)<目が、目が閉じてゆく。ダークネスの新しい能力なのか?
ホゼナンター、一人闇におちますGGG

34 名前:名無し募集中。。。:2008/11/17(月) 01:04:18.88 0
堕ちるの早いな


35 名前:名無し募集中。。。:2008/11/17(月) 01:23:23.47 0
( `.∀´)y-~~ >>31 下品ね
          >>32 このスレの時間だけ止めても無駄よ
          >>33 いい夢見なさい、悪夢かもしれないけど
          >>34 あなたも闇に堕ちなさい 


36 名前:名無し募集中。。。:2008/11/17(月) 01:27:37.36 0
何で当然のような顔で居座って全レスしてんすか圭ちゃんw
スレタイ嫁w

37 名前:名無し募集中。。。:2008/11/17(月) 01:46:41.35 0
今となっては圭ちゃんだけが頼りだ!
タバコはお肌に悪いですよ

38 名前:名無し募集中。。。:2008/11/17(月) 01:56:55.77 0
画像付き過去ログ更新しました

39 名前:名無し募集中。。。:2008/11/17(月) 01:58:19.00 0


40 名前:名無し募集中。。。:2008/11/17(月) 02:03:21.72 0
川*’ー’)<リゾマンコブルー

41 名前:名無し募集中。。。:2008/11/17(月) 02:19:11.16 0
だめだもう!一旦寝かせてくれ!頼む!zzzzzzz

42 名前:名無し募集中。。。:2008/11/17(月) 02:35:02.08 0
ちょっと収まったかな
今夜中にもう1本投下する予定だったけど、不測の事態を考えて自重しといた方が良さそうだね

43 名前:名無し募集中。。。:2008/11/17(月) 03:26:26.47 0

―ここまで来れば、もう大丈夫だ。
組織の追っ手も付いてはこれまい。

私は立ち止まって後ろを振り向いた。誰もいない。
―大丈夫だ。
ふうっと息を吐いて歩き出そうとしたその時――

「よくここまで来たね」

目の前にあの人が立っていた。
そこにだけ春の日差しが当たっているかのような肌と
何よりも深い闇を凝縮した瞳の持ち主。

「安倍さん…」

きりきりと、私の心を恐怖が締め付ける。
安倍なつみは柔和な微笑をその唇に浮かべたまま、言った。

「ちょっと、調子に乗りすぎてたみたいね。ここまで来たら取り返しが付かないよ」
「でも私は…」
「明日、いや今日か。今日は月曜日。あなたは間違いなく遅刻する」

その唇から笑みが消えた瞬間
急に目の前が闇に包まれた――

どうしよう…

44 名前:名無し募集中。。。:2008/11/17(月) 06:17:07.56 0
>>43
何と恐ろしい
でも今日はいつもより早く起きたよ安倍さん

45 名前:名無し募集中。。。:2008/11/17(月) 07:13:56.33 0
おはようございます。
今回は結構早かったですね(汗)
近日中には何か投下したいと思います。

>>1
復活お疲れ様でした。

46 名前:名無し募集中。。。:2008/11/17(月) 07:29:15.63 0
前スレいくつで落ちたの?

47 名前:名無し募集中。。。:2008/11/17(月) 07:50:16.67 0
過去ログ倉庫にあるよ
522くらいで落ちた

48 名前:名無し募集中。。。:2008/11/17(月) 08:56:35.71 O
なんと・・・!
作品もめっちゃ多くて賑わってたのに!?

・・・今度のダークネスは手強いッ!! ダーヤス協力してくれえ!!

49 名前:名無し募集中:2008/11/17(月) 09:05:43.94 O
安倍さん怖いヨー

50 名前:名無し募集中。。。:2008/11/17(月) 09:43:15.76 O
テンプレさん、サボちゃん、乙です いつもありがとです

ホゼナンダーもガンバルです

51 名前:名無し募集中。。。:2008/11/17(月) 10:04:00.41 0
昨日上げられてた言霊天使の話は凄かった
みつジュンの指きりの話も胸が熱くなった
圭ちゃんは保全してくれるのはありがたいけど、少し出過ぎだと思った

52 名前:名無し募集中。。。:2008/11/17(月) 10:14:15.07 0
ダクネチュ) <そうか 前スレは闇に落ちたか・・・
ノ|c| ・e・) <はい ダークネス様おみごとです
ダクネチュ) <フハハハハハ!!(はてはて~?べ べつに何もしてなかったんだけどな~
       まあいいか・・・)どうだ里沙よ我がチカラは!!すべて我の計算通りよ!!
ノ|c| ・e・) <マジ!ハンパッねーーーす!!

53 名前:名無し募集中。。。:2008/11/17(月) 11:31:13.53 0
なんだかんだ言ってこの二人も名コンビなんかなあ

54 名前:名無し募集中。。。:2008/11/17(月) 12:44:23.35 O
迷コンビだな

55 名前:名無し募集中。。。:2008/11/17(月) 14:41:19.80 O
今日はあっついな~
いい天気

56 名前:名無し募集中。。。:2008/11/17(月) 15:39:35.44 0
( `.∀´)y-~~昨日はよく寝たわ

57 名前:名無し募集中。。。:2008/11/17(月) 17:07:56.29 O
ホゼナンター登場!

58 名前:名無し募集中。。。:2008/11/17(月) 18:54:05.08 0
とうっ!

59 名前:名無し募集中。。。:2008/11/17(月) 19:15:33.58 0
深夜のホゼナンターの方々
昨晩はご苦労様でした
落ちるスピードが速かったので小まめな作業大変だったでしょう

60 名前:名無し募集中。。。:2008/11/17(月) 19:18:49.40 O
OGのみ登場する話も増えたね


61 名前:名無し募集中。。。:2008/11/17(月) 19:47:01.86 0
自分はOG面好きだけど、いやな人とかいるのかな?

62 名前:名無し募集中。。。:2008/11/17(月) 19:51:45.89 0
OG以外のハロメンって出してもいいのかしら

63 名前:名無し募集中。。。:2008/11/17(月) 19:52:40.32 0
自分は完全に現メンヲタですが全然嫌とかはないです(まあ卒メンも好きですけど)
そりゃ完全に乗っ取られたら嫌ですけどそれはないでしょうしw

64 名前:名無し募集中。。。:2008/11/17(月) 20:01:43.49 0
>>62
すでに出てる人もいるけど・・・まあ出し方によるんだと思う
その人のキャラを知ってて当然みたいな書き方だとついていけない人がいたりするけどね

65 名前:名無し募集中。。。:2008/11/17(月) 20:11:04.57 0
>>62
石川さん繋がりで美勇伝の二人を出したりってのは前にあったな
ベリキューとかはやめといた方がいいと思う

66 名前:名無し募集中。。。:2008/11/17(月) 20:22:18.02 0
内容によるよね当たり前だけど

67 名前:名無し募集中。。。:2008/11/17(月) 20:23:34.15 O
「A」は卒メンじゃないね

68 名前:名無し募集中。。。:2008/11/17(月) 21:06:47.87 0
℃-uteのメンバーやミルキーのメンバーが出てたこともあったね
そんなくらいだったかな

69 名前:名無し募集中。。。:2008/11/17(月) 21:49:32.30 0
好き嫌いはあるからそれはもう読者自身で取捨選択だよね

70 名前:サボリン∞ヽ( ゚∀。)ノ:2008/11/17(月) 22:34:37.15 0
千葉娘。紺チケについてしたらばでお願いごと掲載中
空席は作りたくないんですわ

作業スレに遠慮なく書いてもいいと思うんだホゼナンター諸君

71 名前:名無し募集中。。。:2008/11/17(月) 23:01:50.78 0
どこでもドアがあったら買わせていただくんだけどな

72 名前:名無し募集中。。。:2008/11/17(月) 23:06:24.77 0
>>70
サボリンさんから買ってあげたいんだが
その日はどうしても仕事が・・・ごめんよ

73 名前:名無し募集中。。。:2008/11/17(月) 23:44:34.81 0
ホゼナントしとく

74 名前:名無し募集中。。。:2008/11/18(火) 00:16:04.14 0
サボリンごめんよ
今は千秋楽チケの確保に必死なんだよ

75 名前:名無し募集中。。。:2008/11/18(火) 00:45:24.80 O
作者に今まで書いた話で一番のお気に入りはなんですか?
って聞いてみたいなぁ

76 名前:名無し募集中。。。:2008/11/18(火) 00:47:17.02 0
じゃあさ
今聞いちゃいなよ!

77 名前:名無し募集中。。。:2008/11/18(火) 00:51:29.65 0
過去の読むと恥ずかしくて顔から火が出そう
だからお気に入りはない

78 名前:名無し募集中。。。:2008/11/18(火) 00:52:57.66 0
保全代わりに前スレの感想など

安倍しゃんの「言霊」はほぼ反則でし なんか発動しない裏設定が欲しいトコですなあ

愛佳ジュンジュンの話は前回の話とのリゾナントが良い感じ
タイムパラドクス的なネタで書いてみたくなりました

79 名前:名無し募集中。。。:2008/11/18(火) 01:06:39.33 O
川o・‐・)つΨ<
「偉大なる汝の名において、我ここに闇に誓わん
すべての愚かなるものに、等しく滅びを与えたまえ!
いでよ!ダーヤス!!」

80 名前:名無しじゃないやい:2008/11/18(火) 01:11:02.58 0
>>78
感想ありがとうございまーす
あくまでも短編ということで“言霊”の強力さに焦点を当てただけなので、制限云々のことは
省略させて貰いました

便利すぎる能力には制約を与えなければパワーインフレ状態になってしまうので
あの話に限らず保田さんの時間停止能力等、強力な能力には何らかの制限が必要かと思います
例えば一日一回しか使用できない(外したら最後、身体能力で事態を切り開くしかない)とかね

さて、寝よう明日も仕事だ…おやすみなさい皆様

81 名前:名無し募集中。。。:2008/11/18(火) 01:12:32.64 0
発動したら一発で勝負がつくような能力持ってる人結構いるよね
そういうのをどう解釈してどう料理するかってのも
このスレの醍醐味なのかな

82 名前:名無し募集中。。。:2008/11/18(火) 01:24:51.69 0
カッコよく描こうとしてうっかり「神」にしてしまうとまずいよね
気を付けないと

83 名前:名無し募集中。。。:2008/11/18(火) 02:31:20.78 0
>>81
侍の真剣勝負みたいなもんだな

84 名前:名無し募集中。。。:2008/11/18(火) 02:38:34.97 0
前スレの>>508-519 (愛佳ジュンジュンの話)を読みました!感動しました!
ジュンジュンがとぼけているようで全て解かってる所・・・カッコイイィっ!
三枚目に見せかけておいて、実は二枚目!ジュンジュンが好きになりました!
リゾナントしていただき真にありがとうございます!
リゾナントされるのって嬉しいものですね!!

『銀翼の言霊使い-The spiritual-message master-』 は安倍さんがカッコよかったです!
言霊使いの安倍さんとはずいぶんとそそる設定をお考えになられた!
リゾナント欲を掻き立てられる設定ですね!


85 名前:名無し募集中。。。:2008/11/18(火) 04:08:05.34 O
天津飯の気功砲みたいに協力なチカラは
寿命を縮めるのであまり使えないよ設定とかありそう

86 名前:名無し募集中。。。:2008/11/18(火) 06:16:55.51 0
また懐かしい喩えを

87 名前:名無し募集中。。。:2008/11/18(火) 07:47:04.62 O
新しい能力を誰で使うか、他のハロプロメンバーを使って出すか

88 名前:名無し募集中。。。:2008/11/18(火) 09:11:20.96 O
>>75
デビュー作のP線上が1番スラスラ書けたという点で1番自分らしさが出てるかなと思います
でもお気に入りって聞かれるとやっぱり「満月の夜は」ですかねw

89 名前:名無し募集中。。。:2008/11/18(火) 09:29:47.65 0
「満月の夜は」は大好きです!!!!
>デビュー作のP線上を読んでみます!


90 名前:名無し募集中。。。:2008/11/18(火) 11:30:13.29 O
明日からホントにミティ様が活躍するらしい
みんな!今日中に冬物を用意してね

91 名前:名無し募集中。。。:2008/11/18(火) 12:27:46.13 O
夏に活躍してくれよー
ったくミティ使えねーなー

92 名前:名無し募集中。。。:2008/11/18(火) 12:32:22.08 0
>>91オワタなさよなら

各作者さんの自己お気に入り作品もっと聞きたいね!

93 名前:名無し募集中。。。:2008/11/18(火) 13:45:55.42 0
>>90
ノノ*^A^)ノ炎<バッチリデース!!

川´・_o・)<バナナ食ベレバ体アッタマルヨ 

94 名前:サボリン∞ヽ( ゚∀。)ノ:2008/11/18(火) 15:16:41.85 0
会社早く帰って来れたサボティデース
早すぎだろwwww でも早退じゃないです思わぬ直帰が出来ただけです

>>70はしたらばにお返事もらって解決!ありがとーでした

>>75については自作ナルシストというくらいリゾスレ投下作は愛着ある子たちが多いです
『BLUE PROMISES』は番外編も含めて渾身の作品だし
『真夏の光線』はしつこいようですが持てる安倍さんのイメージを出し切れたし
『月も一緒に笑ってる』はみっつぃ一人称(方言付き)が大のお気に入りで
『女神からのプレゼント』もキャラと風景が頭の中でガッチリはまったし
懐かしいところで『Healing Winds』『Green Monster』は皆さんから好評だったので嬉しいです
あ、当時はOGをダークネスとして出すことで話題?になった『見守る者たち~』もね

ってホント自作ナルシストだなw

95 名前:名無し募集中。。。:2008/11/18(火) 15:51:54.49 O
そうだね

96 名前:名無し募集中。。。:2008/11/18(火) 16:14:26.46 O
自作に自信を持てるのは羨ましいですねえ
まあそれだけの筆力があればこそですけど

97 名前:名無し募集中。。。:2008/11/18(火) 17:34:02.65 O
知らないのもあったからびっくり

98 名前:名無し募集中。。。:2008/11/18(火) 19:15:11.37 O
ご飯食べる

99 名前:名無し募集中。。。:2008/11/18(火) 19:26:30.18 0
『真夏の光線』と『月も一緒に笑ってる』はすごく印象に残ってます!

明日までに一本投下出来たらと思っております

わしもごはんたべよ

100 名前:名無し募集中。。。:2008/11/18(火) 20:00:35.67 0
100まで1本もないのは初だろうか?
こういう機会に過去作品振り返るという流れもいいですね

今日中に書けるといいなと思いつつ無理な気もしつつ
色んな作者さんの自己評価が聞きたいです

101 名前:名無し募集中。。。:2008/11/18(火) 20:29:22.28 0
リーダーが空から落ちる話
あれ実は日本の空じゃなくて海外の空です
タイトル申告するタイミングを逃したけど特に気にして無いな

102 名前:名無し募集中。。。:2008/11/18(火) 20:32:01.62 0
つかんだ!ってやつ?

103 名前:名無し募集中。。。:2008/11/18(火) 20:33:37.30 0
そうです

104 名前:名無し募集中。。。:2008/11/18(火) 20:51:18.03 0
>>101
落下するリーダーの話は大好きでした
そのお話にリゾナントさせていただいた事もあります
それくらい好きでした

105 名前:名無し募集中。。。:2008/11/18(火) 21:20:09.20 0
愛ジュンの話を書かれた方かな…?違ってたらすんません
当時「リーダーは死なせん」ていうレスがついたの見て
他人事のように感動してしまったw ここの人たちは熱いな!

106 名前:名無し募集中。。。:2008/11/18(火) 21:43:23.95 0
普通にどっかアフリカとか南米とか想像してた

107 名前:名無し募集中。。。:2008/11/18(火) 21:54:37.32 0
俺はハワイのキラウェアw

108 名前:名無しじゃないやい:2008/11/18(火) 22:25:34.24 0
>>100
満足した出来の話がないです
書いても書いてもまだまだ、自分の満足のいく作品が書けないorz
もっと筆力も発想力も欲しいなぁ…

109 名前:名無し募集中。。。:2008/11/18(火) 22:35:41.76 0
ふとした拍子に安倍さんの能力を封じ込めるアイデアを思いついた
しかもメンバーの能力だけで


・・・書く暇ねえよ
書きかけの2作も完成させなきゃならんのに

110 名前:名無し募集中。。。:2008/11/18(火) 22:38:57.04 0
>>109
つーか同じ話たった今書き終わった・・・
かなり都合よく封じ込めてるので多分全然違う話だと思いますが

上げても・・・いいですかね?
ないさいさんはもちろんのことみなさんも怒らないでほしい感じなのですが・・・

111 名前:名無し募集中。。。:2008/11/18(火) 22:41:25.28 0
どうぞどうぞ
設定は自由ですもんね

112 名前:名無しじゃないやい:2008/11/18(火) 22:42:03.12 0
>>110
ないさいさんワロタ
えーとないやい作品のどの作品にリゾナントしていただくのは自由です
ただ…不文律(過度のエログロ、カプ系)に触れなければというのが本音ですが

113 名前:名無し募集中。。。:2008/11/18(火) 22:42:39.22 0
>>110
そろそろ小説をあげてもいい頃じゃないでしょうか
前スレからの流れから見ても、どういう風に封じるのか読んでみたいです

114 名前:名無し募集中。。。:2008/11/18(火) 22:45:54.08 0
でしたらお言葉に甘えて今から上げさせていただきます

最初に謝っておきます
特にないやいさんに

過度にエロくもグロくもカプでもないですが
少しでも残酷なのが苦手な方はスルーをお願いします


115 名前:名無し募集中。。。:2008/11/18(火) 22:46:36.72 0

『―――キミはどうやってもあたしに傷一つつけることは出来ない』


あたしのその“宣言”に対し、その子は不敵な笑みを返した。

今まであたしを殺しに来た幾多の能力者と同じように―――


     *   *   *


116 名前:名無し募集中。。。:2008/11/18(火) 22:48:26.05 0

大陸からの寒気が流れ込み、秋晴れの続いていた昨日までとは打って変わった、真冬のような空気が辺りを覆っていた。
一日中鉛色だった空は日が傾いても微かな朱みすら差さず、その上に圧し掛かるようにして夜が迫っている。

誰もが俯き、首を縮めて背中を丸めるているであろうその空の下を、一人の小柄な女性が歩いていた。
まるで、その頭上には秋晴れの空が広がっているかのような、明るく軽い足取りで。

小さく歌を口ずさむその口元からは、白く輝く呼気が吐き出されている。
だが、女性はそれすらも楽しんでいるようだった。
その愛らしい顔に浮かぶ天使のような微笑みが、それを物語っている。


「あんたやね?最近うちらの組織の人間を片っ端から返り討ちにしてる能力者いうんは」


そのとき、“天使"の歌を遮るようにして背後から低い声がした。

振り返った先にあったのは、女性とそう変わらない小柄な体躯と可憐な顔の一人の少女だった。
いや、もしかしたら「女性」と呼んでもいい年齢なのかもしれない。

年齢不詳の端正な顔が2つ、重く垂れ込める暗色の空の下で向かい合う。
もしもその様を目撃したものがいたら、異界に紛れ込んでしまったと思ったかもしれない。
それほどにその光景は、どこか現実離れしていた。

117 名前:名無し募集中。。。:2008/11/18(火) 22:49:32.77 0

「これいい加減いい飽きたんだけどさあ、あたしは別に好きでやってるわけじゃないんだよ」

しばしの沈黙の後、女性は肩を竦めるようにして、過去に何度言ったかしれない台詞を吐き出した。
自分はいつまで同じことを繰り返さねばならないのかと思いながら。

少女から返ってきたのも、すでに倦むほど聞いた言葉と大差はない。

「考えは変わらん?今やったらまだ迎え入れてくれるらしいよ?あんたやったら今まで殺された人間の穴埋めも十分できるからて」

女性は深くため息を吐くと、投げやりに言った。
言うだけ無駄だということは嫌というほど理解しながら。

「もうさ、お願いだからあたしのことはほっておいてくれない?」

返ってくる答えは分かっている。
自身の力を過信した者たちのお決まりの台詞。

「・・・ほやったら・・・死ぬしかないやよ?」


あたしの唯一の願い。
それは自由に歌う素敵な時間を楽しむこと。
それだけ。
たったそれだけのことをいちいち邪魔しにくるのなら、気は向かないけれど―――この力で撃墜するしかない。
どんな能力者か知らないが、あたしの“言霊-スピリチュアル・メッセージ-”の前では全てが無力なのだから。

あからさまな殺気を放ち始めた少女に対し、女性は静かに“宣言”した。

118 名前:名無し募集中。。。:2008/11/18(火) 22:50:38.61 0

『―――キミはどうやってもあたしに傷一つつけることは出来ない』

少女はその言葉に不敵な笑みで応える。

「それはやってみんと・・・分からんよ?」
「じゃ、やってみれば?『キミはどうやってもあたしの体には何も触れさせることすら出来ない』よ、きっとね」

“言霊”を女性が重ねた直後、辺りの景色が一瞬歪んだような気がした。

一瞬、何が起こったのか分からず、女性はキョトンとした顔をした。
そしてその表情が苦悶を表わすものに変わるまでに、それほどの時間は要さなかった。

喉をかきむしるようにしながら必死に口を開け、女性は何かを叫ぼうとしていた。
だが、その言霊(こえ)はほんの微かにも聞こえない。
女性の激しい身悶えは、完全なまでの無音劇だった。

「あーしの声、もう届いとらんやろうけど一応言うとくよ?・・・あんたの周囲の空気を“移動”したんやよ」

笑みを浮かべたまま、少女は“物言わぬ”女性に話しかけた。

「知っとるやろ?音は空気を振動させんと伝わらん。音が伝わらんいうことは“言霊”も乗せられん。つまり・・・もうあんたは無力や」

驚愕か、恐怖か、それともいまだに何が起きているのか分からないのか。
必死で何かを喋りながら、女性の目はいっぱいに見開かれて少女を見つめている。

「あーしは確かにあんたに傷一つつけられん。・・・ほやけどあんたを殺すことはできる」

女性の表情から生気が抜けてゆくのが分かる。
ただ単に息を止めるのと、真空中にさらされるのではまったく意味合いが違うのだから。

――やがて女性の意識は闇に墜ち、その体は硬い地面の上に崩れ落ちた。

119 名前:名無し募集中。。。:2008/11/18(火) 22:51:42.31 0

「あんたのチカラは確かに強力や。それが逆にアダになったね」

少女の持つ能力“精神感応-リーディング-”は、女性の能力を対峙後すぐに見極めた。
そしてもう一つの能力“瞬間移動-テレポーテーション-”による攻撃の機会を的確に捉えた。

2つ目の“宣言”を女性がすると同時に、少女は女性の周囲の空気を“移動”させた。
そこに生まれるのは“無”―すなわち真空。
通常であれば、すぐにそこには隣接する空間の空気が流れ込む。

だが――

「あんたは自分のチカラを見誤った」

―『キミはどうやってもあたしの体には何も触れさせることすら出来ない』

その“言霊”により、新たな空気は女性の体に触れることを禁じられた。
“無”となった空間に流れ込み女性の体に触れることは、発された“言霊”に反することになるから。

発生した真空は、それ故女性の周りに存在し続けるを得なかった。
それは女性から“音”を奪い、その能力を奪った。
そして今、女性の意識を奪い、そう先ではない未来に命を奪うだろう。

120 名前:名無し募集中。。。:2008/11/18(火) 22:52:44.64 0

「あんたはこう思っとったね。『自分の能力を過信している者など敵ではない』と。ほやけど・・・」

少女の笑みが少し淋しそうな色を帯びる。

「自分が一番過信してたんやない?自分の能力があればすべてが思いのままやって」

微動もしなくなった女性に向かい、少女は小さく十字を切った。

「ごめんな。あーしも好きでやっとるわけやないんよ?こんなこと・・・。・・・向こうでは本当に自由に歌えるといいね」

そしてそう小さく呟くと、女性の骸と共に光の粒子となり掻き消えた。


“光”が去った後には無音の闇だけが残されていた―――

121 名前:名無し募集中。。。:2008/11/18(火) 22:53:52.07 0
>>115-120
以上です
っていうかほんとごめんなさい

『―How to kill an ANGEL―』・・・ってことで無理やりな「天使の封じ込め方」です

||c| ・e・)|<ちょっと愛ちゃん!なんてことするの!
川*’ー’)<このスレではあーしが最強やよ。邪魔する者は全部排除するやよ

・・・という思いでやってしまいましたすごくごめんなさい
なのでせめてもと思って敢えて2人とも文中に名前は出しておりません


122 名前:名無し募集中。。。:2008/11/18(火) 23:10:25.51 0
>>121
前スレで亀ちゃんが真空状態を作る話があったのでそれかなと思ったんですが
そう来ましたか…いやあ面白かったです
でもまあ確かにちょっと謝りたくなってしまう気持ちも分かります
難しいですよねバトルって

123 名前:名無し募集中。。。:2008/11/18(火) 23:16:23.62 0
>>121
なるほど!振動させる媒体を移動させたか!
面白い!
やるなぁ~!!天使の封じ込め方!決まったネ!乙!乙!


124 名前:名無し募集中。。。:2008/11/18(火) 23:17:57.32 0
>>121
どこかジョジョっぽい感じがして興味深かった
勝った側もやるせなさを覚えてるあたりに、かなしみを感じました

125 名前:名無し募集中。。。:2008/11/18(火) 23:26:30.33 0
面白かったです!ナイスアイデア!
リゾナントされてウラヤマシス!
わしもいつかリゾナントされるような作品を書いてみたいっす!

126 名前:名無し募集中。。。:2008/11/18(火) 23:59:46.12 0
>>121
素晴らしい
こんな作品を書くことの出来る才能に多少嫉妬すら覚えます

私が考えてた安倍さんへの封じ込め方は全く違う手段だったので全然OKですよ!

・・・圭ちゃん
私以外の世界の時間を止めて下さい・・・
書く時間が欲しい・・・

127 名前:名無し募集中。。。:2008/11/19(水) 00:57:23.78 0
保全しときます

128 名前:名無し募集中。。。:2008/11/19(水) 01:01:07.15 0
リゾナントしたい!されたい!リゾナント!


129 名前:名無し募集中。。。:2008/11/19(水) 01:02:10.73 0
ああ今度は作者さんたちに
リゾナントされて嬉しかった経験とか聞いてみたいなぁ

130 名前:名無し募集中。。。:2008/11/19(水) 01:02:54.00 0
>>128
そのノリ小春ですかあなたw

131 名前:名無し募集中。。。:2008/11/19(水) 01:17:41.74 0

リゾナンター参上

132 名前:名無し募集中。。。:2008/11/19(水) 01:29:37.96 0
>>131
最強の3人だなセンター

133 名前:名無し募集中。。。:2008/11/19(水) 04:03:33.01 O
今ヒャッコと言うアニメを見てたんだけど
予告がリゾナンターっぽくて吹いた

134 名前:サボリン∞ヽ( ゚∀。)ノ:2008/11/19(水) 07:09:58.27 O
\||/|///
ヽ( ゚∀。)ノ<ハンちゃんアンちゃん発売記念

ミティさん暴走は明日なのかな
今日も寒いけどそこまでではなかった

135 名前:名無し募集中。。。:2008/11/19(水) 07:19:23.26 O
そういえば今日でしたね
こちらは雪すら降るおそれありです
固めちゃわれないように気をつけます

136 名前:名無し募集中。。。:2008/11/19(水) 07:30:49.08 0
>>129
ペッパー警部予告からリゾナントしてくれた時は本当に嬉しかったですよ
だってガイノイド達が小説の中で生き生きと動いたり感動して
泣いたりしてるんですよ!!とても興奮したっす!

話は変わって以前 P線上の作者さんが作品のタイトルを募集していたとき
P線上のキャメイと言う案を出したのは実はあっしでやんス

137 名前:名無し募集中。。。:2008/11/19(水) 08:14:26.14 O
過去の話が分かっておもしろいね
作者さんに名指しで振ったら答えてくださるかなあ
『i914』の話書いた作者さんやBGMの作者さんのお気に入りなんかも聞きたい
あと動画や絵の人なんかも
…聞けたら超ラッキーくらいの思いでダメ元で書いといた
スルーが当たり前ですのでどうか気になさらず

138 名前:名無し募集中。。。:2008/11/19(水) 09:12:34.66 O
>>136
P線上作者です
あなたでしたか!
素敵なタイトルをありがとうございました
P線上の人と呼ばれるぐらい定着しているのは
あなたのおかげと言っても過言ではありませんw

>>129
リゾナントされて嬉しかったのは「Heros holding hands」のイラストを描いて頂いたことです
嬉し過ぎたので携帯にもPCにも保存してありますw

139 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/19(水) 10:43:37.16 0
( `.∀´)y-~~<能力発動するわよ!

140 名前:名無し募集中。。。:2008/11/19(水) 11:34:03.33 O
保全だけする女
保全田圭だな

141 名前:名無し募集中。。。:2008/11/19(水) 12:17:26.98 O
圭ちゃんミティ暴走したら出来るだけ時間稼いでね

142 名前:名無し募集中。。。:2008/11/19(水) 12:19:03.18 0
( `.∀´)∈凸 ←ブランデー
>>140さん飲む?
飲めないか、「停止」しちゃってたら・・・

・・・こんなリゾナントとかでも作者さんは嬉しいんだろうかw

143 名前:名無し募集中。。。:2008/11/19(水) 13:30:39.37 O
>>121
これはマズイ事になったのだ
ガキさん発狂!?

144 名前:名無し募集中。。。:2008/11/19(水) 15:24:13.61 O
ヤスス君は能力で時間を止められるけど、
ぼくは自分の魅力で君の心を止めてみせるよ。

145 名前:名無し募集中。。。:2008/11/19(水) 16:20:32.60 0
ノノ*^ー^) いまミティさんの攻撃がありました? 心の奥まで寒いんですが

146 名前:名無し募集中。。。:2008/11/19(水) 17:30:36.04 0
>>145
川'v')<シラネ。>>144のせいじゃね?

147 名前:名無し募集中。。。:2008/11/19(水) 18:25:00.20 O
逆に考えるんだ
>>144は男装のリーダーだと

・・・ダメだミティのパワーが強い・・・

148 名前:名無し募集中。。。:2008/11/19(水) 19:37:14.44 0
   
   oノハヽo  
.   从*・ 。.・)  お外もレスも寒すぎるの
  //\ ̄ ̄旦\
// ※.\___\
\\※ ※ ※ ※ ※ヽ
  \`ー──────ヽ
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

149 名前:名無し募集中。。。:2008/11/19(水) 19:38:08.32 0
>>147の案で一気に暖かくなってしまった単純な自分w

150 名前:名無し募集中。。。:2008/11/19(水) 20:47:02.50 0
寒すぎる・・・
このままじゃ凍え死んでしまうよ
ミティを倒してくれリゾナンダー

151 名前:名無し募集中。。。:2008/11/19(水) 20:50:52.39 0
>>137
覚えていてくださってありがとうございます!
BGMをつけて書いていた者です
自分自身のお気に入りは他の作者様の
[Darkness](07)338 『未来はこの手の中に ―SIDE Darkness―』
という作品に大リゾナントさせて頂いて書いた
[Darkness](09)803 『Memory 未来に射す光』です!
この話を書いた後にオリジナルの作者様がリゾナントし返してくださって
[Mitsui](11)296 『未来に選ばれし者たち』という作品に繋がったのがメッチャ嬉しかったし興奮しました!
動画はリゾナンター予告編というのを作っているんですが、映画風が自分では気に入っています


152 名前:名無し募集中。。。:2008/11/19(水) 21:42:06.71 O
なんと!BGMの人と動画の人が同一人物だったとは

153 名前:名無し募集中。。。:2008/11/19(水) 22:04:38.81 O
ヤスス、君にプレゼントだよ。
氷の結晶がついた指輪さ、おっと!大事な指輪が
溶けてしまわない様に、君の魔法で止めておくれ。

おや 何故か僕の身体が止まって・・・。どういうことなの?

154 名前:名無し募集中。。。:2008/11/19(水) 22:11:34.69 0
>>153
こういうの良いね!

155 名前:名無し募集中。。。:2008/11/19(水) 22:34:06.27 0
おーBGMの人と動画の人って同じ人なんや
俺BGMの人の作品好きだったからもういなくなって残念と思ってたから
動画職人になっててビックリw

156 名前:名無し募集中。。。:2008/11/19(水) 23:23:35.59 0
ヤスス寒いよー

157 名前:名無し募集中。。。:2008/11/19(水) 23:30:32.84 0
フッフッフ、リゾナンターどもだいぶ弱っているな?
我々「ダークネス越後」がとどめをさしてやる!

後藤様による我々のテーマ曲! ↓「越後なデスコ」じゃ!


158 名前:名無し募集中。。。:2008/11/19(水) 23:56:13.84 0
>>151
[Darkness](07)338 『未来はこの手の中に ―SIDE Darkness―』
[Darkness](09)803 『Memory 未来に射す光』
[Mitsui](11)296 『未来に選ばれし者たち』

読み直してみたよ…  続けて読むとまた格別だった・・・ 素晴らしいです

159 名前:名無し募集中。。。:2008/11/20(木) 00:01:45.15 0
>>157
なぜか腕立て伏せがしたくなった

なぜだろう
は!これもダークネスの

160 名前:名無し募集中。。。:2008/11/20(木) 00:13:50.15 0
>>159
まろ乙

161 名前:名無しじゃないやい:2008/11/20(木) 00:13:51.62 0
明日の夜九時に一本投下します
注意事項は下記の通り

・蒼の共鳴特別編第6夜
・少々描写がきつい部分がありますが作者はけして彼女本人のことをそういう風には思っていません
・今までとはまたパターンが変化しています

以上になりますよろしくお願いします

162 名前:名無し募集中。。。:2008/11/20(木) 00:20:13.69 0
>>151
思い出した、俺いいらさんオタだったんだ…

>>159
ゴトー様の必殺技、「G-emotion 」だなそれは

>>161
ないさいさん楽しみにしています!

163 名前:名無し募集中。。。:2008/11/20(木) 00:20:16.55 0
どうもです、◇◆の人です。
これから『海上の孤島』シリーズの続きを投下させていただきます。
なので、内容を忘れている方は事前に以下を読むことをおススメします。

まとめサイトにて
[MM。](18)106 『海上の孤島 -終わりの始まり-』
[MM。](18)331 名無し募集中。。。

では、投下させていただきます。

164 名前:名無し募集中。。。:2008/11/20(木) 00:22:29.65 0


颯爽と牢獄島内を駆け回る愛達。
鉄の扉の向こうでは収容されている輩が奇声を上げたり叫んでいたりしている。
侵入してきた愛達に感化されているのだろうか。

島内は赤いランプの色で埋め尽くされ、サイレンが鳴り響いていた―――



165 名前:名無し募集中。。。:2008/11/20(木) 00:24:16.59 0

   ◆◆


「愛佳次!!」
「右後方45度です!」
「焼けロ!!」

れいなとリンリンの二人が愛佳に聞き、愛佳が二人に応える。
愛佳の能力で敵の次の行動を瞬時に予知し、二人に伝えていくという戦法で進んでいた。

一方、絵里・さゆみ・ジュンジュン・小春の組はというと、彼女たちは彼女たちなりの戦法をとって進んでいた。
小春の能力である念写で敵を混乱させ、ジュンジュンの獣化と絵里の風で敵を退ける。
さゆみは敵が死なない程度に敵を回復させ、後方支援として共に戦っていた。


あくまで今回の作戦は新垣里沙を奪還するのが目的であり、
あえて敵は殺さないようにというリーダーからのお達しがあった。
その為、さゆみは死なせない程度に敵を回復しているのである。


そして、どちらの組にもいなかったリーダー・高橋愛は、一人で新垣里沙が捕まえられているであろう場所へと先に進んでいた。


166 名前:名無し募集中。。。:2008/11/20(木) 00:27:51.59 0

   **


愛たちと訪問者を乗せた船はゆっくりと島に近付いていた。

「そろそろ作戦の確認をしましょう」

詳しい作戦内容はこうであった。

・新垣里沙は牢獄島の中でも一番警備の厳しい場所に囚われている
・よって、少しでも警備を緩める為、島内で暴れる必要がある
・暴れるグループは三人、四人の二手に分かれる
・残り一人はその間に新垣里沙のいる場所へと気付かれぬように近付く
・二手に分かれたグループは、ある程度暴れた後に新垣里沙のいる場所へと行く


「けど、一番厳しい場所ってどれくらい厳しいの?」
「……確信があるわけではないけれど、いずれ処刑される者がいるという噂です」
「なっ…」
「それなら早く助けないと!」
「それは大丈夫です。そうだとしても、処刑されるまでに収容されてから最低一週間は日にちがありますから。
 新垣さんの場合、牢獄に入れられてまだ3日しか経っていませんので」

「それでも、早くガキさんを助けよう」


最後に愛はそう言い、目の前に現れた『海上の孤島』に目を向けた。

そして、腰のベルトに付けてあるお守りを、ゆっくりと撫でる。
それに想いを込めて、愛は立ち上がった。


167 名前:名無し募集中。。。:2008/11/20(木) 00:35:43.70 0

   ◆◆


意外にすんなりと敵の目を欺き、掻い潜ることができた愛は、すでに白い扉の前に立っていた。
この扉の向こうには里沙が待っている。
そう思い、愛は扉の取っ手に手をかけて開けた。

扉を開けて目を見張る。
そこは部屋全体が白く、牢獄とは言えないような場所であった。
愛は少しずつ足を進め、右手にある刀を握りなおした。

「なんやここ……しかも、扉が五つとかどこにいるか分からんし」

目の前には黒塗りの鉄の扉が五つあった。
どれなのかそれぞれの扉を見ていると一つだけ、右から二番目の扉が少し開いていた。

「罠か…?」

そう思いながらも、愛は扉に手をかけて開ける。
しかし、その向こうに広がっていたのは誰もいないごく普通の牢屋だった。

愛は考える。
もしかしたらここに里沙がいたかもしれないことを。


168 名前:名無し募集中。。。:2008/11/20(木) 00:37:36.75 0

もう一度、先ほどの広くて白い場所に出るが、他の扉は鍵がかかっていた為に開けることはできなかった。
試しに押さえ気味に小さく声を出して名前を呼んでみたが、どこからも返事は無い。
愛は考えながら、広くて白い場所の中心に立った。


「うーん…どこにいるんやろか?」


いろいろと考えを巡らせていると、いきなり床が動き出し、愛はそこから飛び退いた。
先ほどまで愛が立っていた床下から、瞬く間に螺旋階段が現れたのである。
愛はそれを見つめている間、螺旋階段は動きを止めた。
どうやら階段は天井よりも高い場所へと続いているようである。

愛は少し考えるも、目の前にある階段以外に探す場所は無く、螺旋階段を上っていくことにした。


169 名前:名無し募集中。。。:2008/11/20(木) 00:39:19.21 0

  ◆◆


「罪人・新垣里沙。
 己は我らの敵である共鳴者と通じ機密情報を流した罪と、
 共鳴者の側に身を寄せた反逆者として死刑を言い渡す。」


今、新垣里沙は暗雲立ち込めた夜空の下、牢獄島の屋上とでも言える広い場所で刑を言い渡されていた。


先ほど、里沙の下に監視者が複数来た。
その中の一人がこれから刑を執行すると里沙に伝え、彼らは里沙に目隠しをしてここに連れてきたのである。

処刑日は一週間後だったのではなかったのか?
そう思うも、すでに里沙は疲れきっており、理由を問いただす気力など無かった。

おぼつかない足取りで辿り着いた場所は、月や星なども出ていない夜空の下、
イエス・キリストが打ち付けられていた物と同じような十字架がそこにあった。
それはひどく不気味で異様な雰囲気を放ち、それまで冷静だった里沙の心を一瞬で乱した。


170 名前:名無し募集中。。。:2008/11/20(木) 00:41:19.84 0

監視者の一人が、里沙の手首に繋がれている手錠の鎖を持って十字架の前へと連れていく。


一歩ずつ近付くたびに、里沙の頭の中では今までの思い出が甦ってくる。

愛と初めて出会った時のこと
絵里のお見舞いに行った時のこと
さゆみとおいしいスイーツの話で盛り上がったこと
れいなと戦いのことでたくさん話し合ったこと
小春に毎回叱っては結局甘い顔をしてしまったこと
愛佳の能力を引き出して練習に毎日付き合ったこと
ジュンジュンにバナナのことで揉めるなと言ったこと
リンリンからたくさんの笑顔をもらったこと


すべてが大切で、愛しくて、忘れられないことなのに…

自分だけが覚えていればいい。彼女たちは何も悪くないのだ。
スパイとして彼女達に近付き、敵と戦わせてしまった自分が悪いのだ。


このお守りに誓ったことも、自分だけが覚えていればいい。

十字架の前に立ち、里沙は最後の願いをする。
いつのまにか涙を流していたが、里沙はその涙を拭うことはしなかった。


171 名前:名無し募集中。。。:2008/11/20(木) 00:42:34.24 0


そして、十字架の前に置かれた台の上に上がろうとした瞬間―――



「っ里沙ちゃん!!!」


名前を呼ばれ、咄嗟に後ろを振り向く。

そこにはここにいるはずのない
けれど、死ぬ前に一度でもいいから会いたいと願わずにはいられなかった


  ――――大切な仲間、大切な人、愛の姿がそこにはあった


172 名前:名無し募集中。。。:2008/11/20(木) 00:53:30.90 0



continue...








173 名前:名無し募集中。。。:2008/11/20(木) 00:58:04.70 0
いいところで終わるなぁ~!!!
無性に続きが気になる!!!

174 名前:名無し募集中。。。:2008/11/20(木) 01:17:25.08 0
>・暴れるグループは三人、四人の二手に分かれる

陽動作戦チームの活躍が楽しみです!続きを待ってます!

175 名前:名無し募集中。。。:2008/11/20(木) 01:22:25.38 0
なんか文体が昔のゲームブックみたいな味があるね
ちょっと癖になるような

176 名前:名無し募集中。。。:2008/11/20(木) 02:33:29.38 O
明日はミティ様が鎮まりますように…

177 名前:名無し募集中。。。:2008/11/20(木) 03:08:09.89 0
亀が暴れそう

178 名前:名無し募集中。。。:2008/11/20(木) 06:14:56.12 O
大丈夫リンリンがバッチリ暖めてくれるさ!

179 名前:名無し募集中。。。:2008/11/20(木) 07:39:31.41 O
>>172
チーム分けが上手いですね!
最後の愛が来た場面で「きたきたきたー!」と鳥肌が立ちましたw
続きも楽しみに待ってます

180 名前:名無し募集中。。。:2008/11/20(木) 09:21:00.21 0
>>172
愛ちゃんキタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!
続きに期待

181 名前:名無し募集中。。。:2008/11/20(木) 11:42:13.86 O
週末には考えたものを文章に起こしたい

182 名前:名無し募集中。。。:2008/11/20(木) 12:46:29.45 O
川*'ー')<なんか呼んだかー?

183 名前:名無し募集中。。。:2008/11/20(木) 13:23:51.56 0
>>172
続きを早く読みたいです!
>>181
楽しみに待ってます!

184 名前:名無し募集中。。。:2008/11/20(木) 15:04:05.61 O
こう寒いと世界を闇に染めたくなる…
なんてそこの君!

僕らと一緒に明るく世界を征服しませんか?

新規団員募集☆
090-XXXX-XXXX
ダークネス


あーさみぃ

185 名前:名無し募集中。。。:2008/11/20(木) 16:23:20.34 O
>>184
に電話して面接受けてきたんだけど 落とされちゃった・・・
リゾナンターについて熱く語り過ぎちゃったからかもしれない

186 名前:名無し募集中。。。:2008/11/20(木) 17:41:38.79 0
>>185
嘘だろそんなことして無事に返してもらったのか?
そんなはずは・・・
明日の・・・夜明けが見られるといいな・・・

187 名前:名無し募集中。。。:2008/11/20(木) 19:09:35.02 0
>>184
高待遇らしいからな・・・
俺も面接に行ってみるかな


188 名前:名無し募集中。。。:2008/11/20(木) 19:36:51.57 O
待て待て
募集かけるってことは入れ替わりが激しいってことだぞ

189 名前:名無し募集中。。。:2008/11/20(木) 19:38:39.18 O
電話してついて行ったら何か変な壼買わされた・・・orz

190 名前:名無し募集中。。。:2008/11/20(木) 19:41:13.33 O
ちゃんと有休とか取れるなら考えるか

191 名前:名無し募集中。。。:2008/11/20(木) 20:06:58.73 0
在宅勤務可だったらなぁ

192 名前:名無し募集中。。。:2008/11/20(木) 20:21:14.11 O
今電話したら酔っ払ってる関西弁のねーちゃんに絡まれて一方的に切られたぞ
電話番号間違ったかな?

193 名前:名無し募集中。。。:2008/11/20(木) 20:26:59.29 0
>>164-172を書いた◇◆の人です

今回からガキさんを奪還していく話に入っていきますが、
正直なことを言うとほとんどアイガキです(すみません
かと言ってCPが強いわけではなく、絆とお守りを強調してみたらそうなりました。
ある意味、他メンバーはないがしろですw
(一人だけちょっと活躍する人がいるけど…)
そんな内容でもお付き合いしてくれる方はよろしくお願いします。

>>164-172の題名申請を以下にさせていただきます
『海上の孤島 -奪還すべき人- 前編』
今後投下予定の後編も含めて一緒にできるようであれば一緒にしても構いません。

では、失礼致しました。

194 名前:サボリン∞ヽ( ゚∀。)ノ:2008/11/20(木) 20:51:21.83 0
>>193
申し訳ないッすけどこちらに書かれてもサボティは見逃すので
題名スレにお願いしまっす
スレ内作品拾い→したらば題名スレの順に見ているので、ここでは確実にスルーしちゃいます

あと10分でやいやいさんの投下始まるからみんな自重!w

195 名前:名無し募集中。。。:2008/11/20(木) 21:00:09.16 0
夕暮れ間近の駅のホームは、帰宅の途に着く学生達の姿が目立った。
髪を染め、シャツのボタンを第2ボタンまで開け、短い丈のスカート姿の学生達のグループもいれば、
校則をしっかり守った服装をし、参考書片手に電車を待つ学生もいる。

少女もまた、この駅を利用している学生の一人だった。
耳が隠れる程度の黒髪、膝が隠れる程度の丈のスカート。
猫背気味に立つその姿は活発な雰囲気からは程遠かった。
むしろ、教科書を片手に電車を待つ姿は優等生そのものである。

やがて、電車がホームへと滑り込んできた。
降りる人間が降りたのを見計らいながら、少女は電車の中に入って一番端の手すりがある席に座る。
少女が座ってから程なく、電車は動き出した。

隣に座った人間に迷惑にならないようにしながら、少女はホームで電車を待っていた時と同様に
教科書を片手に勉強を開始した。
揺れる電車の中で文字を読んでも酔わないのか、少女は顔色一つ変えることなく不定期にページを捲っている。

時折、眠そうに目を擦りながらも少女はけして教科書から目を離そうとはしなかった。
内容をよく咀嚼ように、ゆっくりと、時には前のページに戻りながら少女は教科書を読み進めていく。

少女が電車に乗ってから約一時間。
次の停車駅を告げるアナウンスが流れてから数秒ほど遅れて、少女はそのアナウンスに反応する。
教科書を鞄へとしまい、制服のポケットから携帯電話を取りだして時刻を確認し、少女は席を立ち上がった。


* * *


ドアの前へと立ち、電車がホームに到着するのを待つ少女の瞳はどこか曇っている。
数分後、電車がホームに到着しドアが開いた瞬間、少女は素早く電車から降りて歩き出した。

196 名前:名無し募集中。。。:2008/11/20(木) 21:00:50.54 0
少女は早足で改札を抜け、そのまま住宅街がある方向へと歩いていく。
十分程歩いただろうか、やがて少女の目の前には建築されてから数年程度と思われるマンションがあった。

少女はマンションの中へと進み、エレベーターに乗って8というボタンを押す。
程なく、少女を乗せたエレベーターは目的の階に到着した。

エレベーターを降り、少女は一番奥のドアまで一直線に歩く。
鞄から鍵を取り出し、ドアを開けて少女は素早く中へと体を滑り込ませるように入って鍵を閉めた。

ただいま、と挨拶をすることなく少女は廊下を進み、リビングへと足を踏み入れる。
部屋の灯りを点け、黒い革張りのソファーへと鞄を放り投げて少女は大きく溜息を付いた。

そのまま、少女はリビングから一旦姿を消す。
次にリビングに現れた少女は、部屋着と思しき淡い紫のジャージを着ていた。

少女は携帯電話を操作し、アラーム設定をした後…ソファーへと浅く腰掛ける。
先程放り投げた鞄から教科書、ノート、プリントの束そして筆記用具を取り出した少女は、それらをソファーの目の前にある
焦げ茶色の低いテーブルへと広げた。

間を殆ど置くことなく、少女はシャープペンシルを片手にプリントへと視線を向ける。
A4サイズのプリント数枚の束にぎっしりと詰め込まれた問題、それらを少女は教科書やノートを見ながら一心不乱に解いていった。

少女がそのプリントの束を半分ほど片付けた頃、携帯電話のアラームがけたたましい音を立てる。


「ここまでしかでけへんかった…早くご飯食べて片付けんとあかんなぁ」


シャープペンシルをテーブルに置き、携帯電話のアラームを止めた少女はうーんと一つその場で伸びをする。
携帯電話の時刻は、夜の六時半だった。

少女は立ち上がるとリビングからキッチンへと移動し、冷蔵庫の中身を確認する。

197 名前:名無し募集中。。。:2008/11/20(木) 21:01:31.67 0
「あー、そろそろ買い出しにいかんとなぁ。
今日はもう買い物行きたくないし、ある材料で何とかしよ」


そう言って、少女は冷蔵庫から鮭の切り身、バター、ほうれん草を取り出した。
少女は手際よく調理を進めていく。
二つあるコンロを同時に使い、かたやほうれん草を煮るためにお湯を沸かし、かたやフライパンをしかけて火をかけ。

料理を作ることに手慣れているのだろう。
少女は二十分もしないうちに鮭のバター焼きとほうれん草のおひたしを完成させた。
インスタントスープの素を開封し、マグカップに中身を零し入れてお湯を注ぎ入れ、淡いピンクのご飯茶碗へと軽くご飯を盛ってリビングへと戻る。


「…いただきます」


抑揚のあまり感じられない声が無音のリビングへと響く。
テレビを点けることもなく、目の前の食事を淡々と少女は片付けていった。
無表情に食べ進めていく姿は、食事を楽しむと言うよりも食べなければいけないから食べるというような義務感すら漂わせていた。

食事を片付けた少女は、素早く食器類をまとめて流し台へと運ぶ。
手早く洗い物を済ませた少女は、晩ご飯を食べる前と同様にテーブルの上に勉強道具を広げて勉強を再開した。

少女がプリントの束を片付けた時には、既に時計の針は夜の十一時を回った頃だった。
勉強道具を片付け別室へと鞄毎戻った少女は、机の所に貼られた時間割に視線を向ける。
明日の授業に必要な教科書類を鞄へと詰め、ハンガーに掛けられた制服のポケットにハンカチとティッシュを詰め、
少女はタンスから下着を取り出して浴室へと向かった。

シャワーを浴び、髪と体を洗った少女は湯船へと浸かる。
目を伏せ溜息をつきながら、少女の視線は浴室の天井へと向いていた。

198 名前:名無し募集中。。。:2008/11/20(木) 21:02:05.59 0
「あー、しんど。
早く中学卒業したいわほんまに」


温かい湯船に浸かりながら、少女は過去を思い返す。
今も尚少女を苦しめる、悲しい過去を。


* * *


少女が生まれたのは、滋賀県にあるそこそこ大きな街だった。
天真爛漫でおてんばだった少女の人生がねじれ始めたのは、少女が八歳になる年のこと。

両親に連れられ、ドライブに出かけていた少女は突如―――車が大破する“ビジョン”を見た。
自分の乗る車ではなく、その前を進行する他人が乗った車、それが反対車線から来たトラックとぶつかるというビジョン。

両親はそのことを知る由もなく、少女を横目に楽しそうに会話している。
話さなければ、そうしなければ巻き込まれてしまう。
少女は楽しげに会話をしている両親へと、自分の見たビジョンを話した。

そんなわけないじゃない、そう言って微笑む母親。
それに同調し、速度を緩めることなく前の車の追うように車を運転する父親。

両親の頬が引きつったのは、少女がその未来を告げた数分後。
たまたま、信号に引っかかった少女達が見た光景は―――僅か百メートルほど先でトラックと衝突し大破した乗用車だった。

その一件から、少女は不定期にビジョンを見るようになる。
小学校でも、家にいる時でも…不意にそのビジョンが現れ、少女はその度に周りの人間に見たビジョンの内容を告げ続けた。

最初のうちは、ただの偶然だろう、そう周りの人間は高をくくっていた。
だが、どんな些細なことでもそうなると“予言”する少女は―――いつしか、両親から疎まれ、級友達からはイジメを受けるようになる。

199 名前:名無し募集中。。。:2008/11/20(木) 21:02:45.63 0
進学し、中学生になっても尚そのイジメは続き、両親の態度は変わらない。
深く傷ついた少女は、転校すればこのイジメから逃れられるのではないかという想いから、両親に転校させてほしいと願い出た。

その願いは聞き入れられ、少女は中学二年生の春に故郷から遠く離れた都会の街の中学校へと転校する。
だが、そこでも―――少女はイジメのターゲットに選ばれてしまったのだった。

ビジョンを見れるようになった頃から受け続けたイジメによって、少女は幼い頃の天真爛漫さ、活発さを失っていた。
誰と会話をするにしても、何処かおどおどとした態度は―――いじめる理由としてはうってつけである。

少女にとって不幸だったのは。
彼女達は、けして目に見えるような痕跡を残すようなイジメ方をしないということだった。
ねちねちと罵詈雑言を浴びせ、周りの目を盗んでは脇腹などの服に隠れて見えない部分を少し強く殴るだけ。
だが、周りの目を盗み常に心ない言葉を浴びせ続けられ、時には暴力を振るわれるのは多感な年頃の少女にはかなり辛いことだった。

少女が電車での移動時間も、家に帰ってからも勉強に精を出す理由。
それは、いじめてくる少女達から逃れるために、少女達ではけして進学出来ないようなレベルの高校へ進学するためだった。

元々勉強が出来る部類だった少女だが、地方と都心部の学校ではかなりレベルが違う現実があった。
故郷の進学校なら余裕で進学できる程の成績を修めていても、都会の方の進学校を目指すとなると事情が変わってくる。
息抜きにテレビを見たり、読書する時間などを惜しんで少女は勉強に励んでいた。

レベルの高い高校にさえ進学すれば、イジメから逃れられるに違いない。
だが、少女は気付いていなかった。
それこそは、かつての自分が取った行動と何の変化もなく、自分自身が変わらなければ今と同じ結果になるのが目に見えているということを。

少女は風呂から上がり、服を着替えてベッドに入る。
明日もまた、周りの目をかいくぐっての罵詈雑言に身を晒されることに諦念を覚えつつ、少女は眠りの淵へと落ちていった。

200 名前:名無し募集中。。。:2008/11/20(木) 21:03:25.64 0
少女は夢を見ていた。
自分に心ない言葉を浴びせ、今までにないくらいの暴力を振るう少女達。
いつまで続くのかと思った光景は場面転換し、少女は駅に一人立っていた。
自分とは思えぬほど、目の前の少女は暗い空気を纏って佇んでいる―――それこそ、電車が来たら飛び込んでしまいそうな程に。
その光景に、早く終われ、終われと叫ぶ少女が最後に見たのは…涙を流しながら自分へと話しかける、見たことのない女性の姿だった。


「…嫌な夢見たわ。
てか、この夢…まさか、予知夢じゃないやろな…」


携帯電話のアラームと共に起きた少女は、起きて早々溜息混じりに呟いた。
背中にかいた汗、起きても尚まざまざと思い出せる程のリアルな夢は―――予知夢なのではないかと思わせるには十分すぎる程だった。

少女が有する能力―――“予知-プリゴニクション-”。
その名の通り、未来に起こる出来事について前もって知ることができる超能力であり、現在の知識・情報を基にした推測や演繹の類いではなく、
全く未知の事柄をも知覚することができる能力である。

物心付いた頃とは違い、今ではその能力を自在に行使出来るようになった少女。
だが、こうして…眠っている間に予知能力が発動することは今まで無かったことだった。

当たって欲しくない、そう思うのとは裏腹に、少女は見た夢が的中することを感覚的に悟る。
いっそ、その未来を現実のものにしないために学校を休むことさえ考えたが、少女は結局シャワーを浴びた後学校へ行くことを選択した。

201 名前:名無し募集中。。。:2008/11/20(木) 21:04:04.84 0
レベルの高い進学校に行くことを希望する以上、成績も勿論のことだが、内申書のことを考えると体調が余程悪くない限り
欠席することは躊躇われる。

少女は溜息を付きながら、制服に着替えて家を後にした。


* * *


心ない言葉を浴びせられながらも、今日の授業は全て終わった。
早く帰宅して勉強しなければと、少女はいつものようにいそいそと帰宅するために教科書類を鞄に詰めていた、その時だった。


「光井ー、この後予定ないよな。
うちらと一緒に遊びにいこうぜ」


少女―――“光井愛佳”は背後から聞こえてきた声に、背中が震えるのを感じた。
愛佳をいじめる主犯格の少女が発した言葉は、言葉だけならただ遊びに誘っているようにしか聞こえない。
だが、愛佳はその言葉が純粋な“遊び”ではないことを感じる。

拒否して逃げ出したかった。
だが、そうしたら―――言葉と“軽い”暴力だけで済んでいるイジメが、さらにエスカレートするかもしれない。
今でも心ない言葉に傷つき、時には学校に行きたくないと思いながらも必死に登校しているというのに、
これ以上何かされたら心が折れてしまいそうだった。

声がした方に振り返り、愛佳は不本意ながらも首を縦に振る。
ニヤリと笑った少女達の顔に寒気すら覚えながら、愛佳は鞄を両手に抱えて少女達の後を追いかけていった。

少女達の後を追った愛佳が見たものは、寂れた児童公園。
人っ子一人見当たらない公園は、遊具がさび付き、漂う空気はただただ寂しさだけを伝えてくる。

202 名前:名無し募集中。。。:2008/11/20(木) 21:04:40.29 0
嫌な予感がして、愛佳は思わず立ち止まる。
だが、愛佳の背中を少女達の一人は乱暴に押して、砂場の方へと無理矢理歩かせていった。


「てかさー、いい加減お前学校辞めろよ。
見ててうざいんだけど」

「そーそー、いつも勉強できるんです、あんた達とは違うんだって言わんばかりに、
偉そうにしちゃってさー、勉強出来るから何だっつーの」

「超絶ブスだし、勉強以外何も取り柄もない暗くてつまんない子だしねー」

「何とか言えよ、その口は何のためにあるんだよ!」


言葉と共に、愛佳の鳩尾にめり込んだ蹴り。
痛みもかなりのものだったが、それ以上に精神的ダメージの方が大きかった。

今まで、言葉でごちゃごちゃ言うのと軽く殴る以外何もしてこなかった少女達が、いきなり激しい暴力を振るってきた。
監視の目がない時でもそこまでの暴力を振るってはこなかった少女達の行動は、体よりも心に遥かに大きなダメージを与える。

砂場に転がった愛佳は、為す術もなく少女達の暴力をその身に受け続けるしかなかった。
愛佳の耳に、顔とか目に見えるところは止めておかないとまずいぞという声や、目に見えない範囲ならどこ殴ってもいいんだよね、
という耳を覆いたくなるような確認の声が届く。

太ももに、鳩尾に、腕に、肩に。
制服に隠れて見えない箇所へと、今まで堪えていたものを吐き出すかのように繰り出される攻撃に、愛佳はただただ歯を食いしばる。
早く終わって、早く終わって、そう念じ続けるしかなかった。

やがて、愛佳への攻撃の手が止む。
ようやく終わったのかと息をついたその瞬間、愛佳は身に起こったことが信じられずに固まった。

203 名前:名無し募集中。。。:2008/11/20(木) 21:05:21.67 0
「あー、ごめーん。
埃まみれで可哀想だったから、つい水かけちゃった」

「うわー、この季節に水かけるとかひどくない?」

「えー、綺麗にしてあげようとしただけだしー」

「そうそう、別に悪いことしてないしうちら。
あ、鞄も埃まみれで可哀想だから洗ってあげようか」


その言葉に、愛佳は思わず止めてと叫んだ。
だが、その願いは叶えられず―――愛佳の鞄は水をかけられていく。

愛佳のアイデンティティとさえいえる、大切な勉強道具が濡れていった。
水によって教科書も、ノートも参考書の類も…何もかもが濡れていく。


「てか、本当ブスでガリ勉しか取り柄ないくせに男に色目使ってんじゃねーよ」

「そうそう、あんたがどんだけ好きでも無駄なんだし、ガリ勉はガリ勉らしく勉強だけしてればいいんだよ」

「ま、勉強できてもその容姿じゃ彼氏なんてこれから先出来ないだろうけどねー」

「はは、勉強が恋人ってねー、ほーんと、可哀想」


口々にそう言いながら、少女達は鞄を放り捨てて去っていった。
後に残されたのは、濡れ鼠になった愛佳と無残な姿になってしまった大切な勉強道具達。

痛みに顔を引きつらせながら、愛佳は這うように鞄の元へと歩み寄る。
暴力を今まで振るってこなかった少女達が何故急にこんなことをしたのか、愛佳には見当が付かなかった。

204 名前:名無し募集中。。。:2008/11/20(木) 21:06:26.79 0
鞄を抱え、立ち上がった瞬間に愛佳の中にストン、と答えが落ちてくる。
今日、愛佳は隣の席の男子が教科書を忘れたので教科書を見せてあげたのだ。
せいぜい、思い当たることと言えばそれくらいしかない。

まだ異性に興味を覚えたことのない愛佳は知らなかった。
その男子は、イジメの主犯格である女子が密かに好意を寄せていた男子であったことを。
取り立てて会話があったわけじゃない、ただ見せて欲しいと言われたから見せただけで、それ以上の他意はなかった。
無論、仲良くなる気なんてなかったし、寧ろ、忘れてくるくらいなら置き勉でもすればいいのにと思ったことを覚えている。


「…そんなしょーもないことで、何でうちがこんな目にあわなあかんねん!」


言葉と共に愛佳の口から漏れてきたのは嗚咽だった。
何も悪いことなんてしていないのに、何故こんな目に遭わなければならないのか。
教科書を見せてあげただけ、たったそれだけのことすら彼女達は許してくれない。

とぼとぼと駅へと向かう愛佳の胸に過ぎったのは、これから先への不安だった。


* * *


電車を待つ愛佳の目は何処までも虚ろだった。
ずぶ濡れの姿に加え、水が滴り落ちる鞄を持った愛佳を周りの人間は遠巻きに眺めるだけ。

愛佳の心を支配するのは、暗い感情だけであった。
能力に目覚めた時からイジメを受けながらも自分なりに必死に頑張ってきたけれど、頑張るだけ無駄なんじゃないか。
一生懸命頑張って、希望通りの進路に進めたとしてもまたこういう目に遭うんじゃないか。

205 名前:名無し募集中。。。:2008/11/20(木) 21:07:03.25 0
そもそも、何故こんな力を持って生まれてきたのだろうか。
この力さえなければ、今頃故郷から遠く離れた地で一人孤独に暮らすことなく、友達や家族と共に笑いあえていたはずだった。
未来なんて見えなくたっていいのに、こんな力必要なんて無いのに。

この力がある限り、これから先生きていてもいいことなんて訪れないのではないか。
例えこの力を使わなくても、この力を有している限り自分にとって不幸な出来事がずっと続くかも知れない、愛佳はそこまで思い詰めた。

暗い感情に支配された愛佳は、まもなく電車が来るというアナウンスに導かれるようにふらふらと歩き出す。
一歩一歩、黄色の線を越え、後一歩踏み出せばホームへ落下する。

その刹那だった。
愛佳の体は突如後ろへと引かれる。
ホームに尻餅をついたのと、電車がホームへ滑り込んだのはほぼ同時だった。


「…何があったかあーしには分からんけど、でも、そう簡単に命を粗末にしたらダメやよ」


低く、怒気を孕んだ声に愛佳はとっさに後ろを振り返る。
愛佳と同じように尻餅をついていたのは、愛佳の視た“予知夢”の最後に現れた女性だった。


* * *


女性に促されるまま、愛佳は一旦駅の改札を出た。
そのまま、女性が歩いていく方向に着いていった先にあったのは、先程とは別の児童公園。
女性はベンチに座ると、隣に座るように促す。

スカートが乾いていないままベンチに座ったせいか、ひどく冷たくて気持ちの悪い感覚が愛佳の下肢に走った。
顔を顰めた愛佳の姿に女性は小さく微笑みながら、何があったか話して欲しいと懇願するように呟く。

206 名前:名無し募集中。。。:2008/11/20(木) 21:07:50.03 0
その声に込められた切実さに突き動かされるように、愛佳は口を開いた。
物心付いた時に目覚めた能力のせいでイジメにあっていたこと、そのせいで都会の学校へと転校することになったこと。
転校してきたけど、結局昔と変わらずイジメを受け続けていること、そして、さっき今までになかったようなことまでされて、
もう、生きていても仕方ないんじゃないかと思ったことを一気に話す。


「―――努力したって、未来なんて変わらへん。
幾ら未来が見えても、それを変える為に努力しても何も変わらん。
努力しても何も変わらへんのに、ただ今の辛い時間が続くだけなのに生きるとか正直アホくさいですわ」


言い切った愛佳は、女性の方を振り返って目を見開く。
見ず知らずの愛佳のために―――女性は涙を流していたのだった。


「ちょ」

「何で、何で転校してくるくらい行動力あるのに、その子達に抵抗せんの?
未来は変えられへんってキミは言うけどさぁ、未来は変えられるんだよ、キミ次第で。
はっきり止めてって言って、暴力振るわれるなら全力で抵抗すればいい」

「そんなん出来たら苦労せんわ!
何も知らんと偉そうに言わんといて!」

「確かに、あーしは何も知らんよ、キミがどれだけの想いを抱えているかなんて、100%分かるわけじゃない。
でもね、未来なんか変わらへんなんて言ってても、心の何処かで未来を変えたい、そう思ってることくらい分かる。
後ほんのちょっとや、今あたしに食ってかかったみたいに想いをぶつけて、精一杯抵抗すればいい。
そうせんと、何も変わらんよ、本当に」


涙を流しながら、真剣な眼差しを向けてくる女性に愛佳はただ呆気に取られるしかなかった。
どうして、この女性は見ず知らずの他人の話を信じ、他人のために涙を流すことが出来るんだろう。

207 名前:名無し募集中。。。:2008/11/20(木) 21:08:44.10 0
今まで、自分のために涙を流して真剣な想いをぶつけてくれた人間はいなかった。
いじめてくる人間、それを見て見ぬ振りをする人間ばかり。
そういうものだと思っていたし、自分のことを想ってくれる人間が現れるなんて考えも及ばなかったこと。


「―――あーしも、キミと同じ、能力者や。
助けを求めるキミの声が聞こえたから、ここにいる。
でもな、あーしはキミにこうして説教は出来ても、それ以上の行動は出来ん―――何でか、分かるよね?」

「…自分の未来は、自分で切り開くしかない。
誰かや何かが未来を変えてくれるって期待したって、自分の思い通りになんて動いてくれへん。
せやから―――自分で頑張るしかない」

「そういうこと。
周りに一人でも信頼出来る人間がいるなら、その人と一緒に頑張ることも出来るだろうけど、
今キミの周りにそういう人がいないのなら、辛くても自分だけで頑張るしかない」


そう言って、女性はベンチから立ち上がって歩き出す。
背筋をピンと伸ばして歩くその姿は、自分とさほど身長は変わらないはずなのにとても大きく見えた。
その背中が去っていくのが名残惜しくて、愛佳は女性へと声をかける。


「あの、よかったら―――愛佳と友達になってください!」

「キミがちゃんと勇気を振り絞って行動することが出来たら、その時はここに来ればええ。
―――ここは、過去と向き合いながらも一生懸命未来を切り開いていこうとしている子達が集う場所やから」


言葉を紡ぎながら、女性はポケットからメモ帳とボールペンを取り出し、さらさらと何か書いていく。
程なく、女性はボールペンを仕舞い、メモ帳から切り破いて少女へと手渡し―――微笑みながらその場から“消えた”。

208 名前:名無し募集中。。。:2008/11/20(木) 21:09:31.91 0
突然の事態に驚きながらも、愛佳は手渡されたメモ帳の切れ端を大事そうにその手に包む。
愛佳のために泣いて怒って、真剣に向き合ってくれた女性。

この女性、そしてそこに集う人達の元へと行くためには、今の自分のままじゃいけない。
事態を変えるために大した努力もせず、心ない言葉や暴力を受け止め続けるしかない自分のままでは駄目なのだ。

まだ、正直怖くないかと言えば嘘になる。
嫌だと言葉で、態度で示しても結局何も変わらない可能性だってあるのだから。

それでも、何もしないままでは本当に何も変わらない。
神様なんていやしない、自分の未来は―――この手で切り開くしかないのだ、例え、そのために深く傷つき涙を流すことになろうとも。

愛佳は大きく息を吸い込むと、ベンチから立ち上がって駅へ向かって歩き出す。
体はズキズキと痛むし、濡れた服の感触が気持ち悪い。
顔を顰めながら、少し猫背気味に歩く愛佳の姿は、何故か不思議と明るい空気を纏っている。

帰り道を歩く愛佳の胸を満たすのは―――未来への希望だった。


* * *


翌日、愛佳はいつものように学校へと姿を現す。
相変わらず、少女達は愛佳に向かって心ない言葉を浴びせた。
だが、愛佳はその言葉に対しておどおどとした様子を見せるどころか、少女達をキッと睨み付ける。

放課後になり、愛佳はいつもと同じように帰宅準備をした。
今までとはどこか違った空気が面白くないのか、案の定―――少女達は鞄を持って帰ろうとする愛佳に声をかける。

209 名前:名無し募集中。。。:2008/11/20(木) 21:10:10.09 0
「光井、これから一緒遊びにいこうぜー」

「帰宅部だし、どうせ用事もないでしょ」

「…ええで、ちょうどうちもあんたらに言いたいことあったし」


低く小さな声だった。
だが、確かに―――今までの愛佳とは違うことを感じ取った少女達は、そのことに内心驚きながらも愛佳を連れて歩き出す。

昨日と同じ公園へと連れて来られた愛佳。
調子こいてんじゃねーよ光井のくせに、という主犯格の少女の声が合図となり、少女達は一斉に愛佳に向かって襲いかかる。

抵抗なんてするはずがない。
所詮光井、少し生意気な態度を見せていても殴ればいつも通りだと想っていた少女達に―――愛佳は飛びかかった。

蹴られたら蹴り返し、殴られたら殴り返し。
必死になって愛佳は少女達に抵抗する。
向こうは四人、こっちは一人というかなり不利な状況など今の愛佳の頭にはこれっぽっちも浮かばない。

先に根を上げたのは少女達の方だった。
地面に膝を付きながら愛佳を睨み付けてくる少女達に向かって、愛佳は大きな声を上げる。


「あんたらがいくらいじめてきても、うちはもう逃げへん!
殴ったら殴り返すし、蹴ったら蹴り返すし、言われたら言われ返したる!
覚悟しとき、今までやられてた分も含めて今度からきっちり返したるからな!!!」


愛佳の叫びに、少女達は弾かれるように公園から退散する。
殴り合いの際に放り投げた鞄を拾い上げ、愛佳は駅に向かって歩き出した。

210 名前:名無し募集中。。。:2008/11/20(木) 21:10:49.95 0
いつも乗る電車とは逆方向に行く電車が来るホームへと立つ愛佳。
背筋をピンと伸ばして立つ姿は、もういじめられっ子には見えないほど凛とした空気を纏っていた。

電車に乗り込んだ愛佳は、鞄から教科書の代わりに小さな紙片を取り出す。
その小さな紙片を見つめて、愛佳は小さく微笑んだ。


(待っててくださいね、うち、ちゃんと勇気出して頑張ったから)


小さな紙片に書かれていた文字―――“喫茶リゾナント”とその建物の住所。
電車に揺られながら、愛佳はその紙片を大切に胸ポケットへと仕舞い込む。

女性、そしてそこに集う仲間達のために何が出来るだろうか。
何が出来るかなんて分からないけれど、分かっていることがある。

未来を予知出来る能力“予知-プリゴニクション-”。
それで未来を知ることが出来るならば、そこに集う“仲間達”と共に…今日のように未来を切り開くために戦おう。

虚ろな目をした少女はもう何処にもいなかった。

超能力組織リゾナンターへと、この日第6番目の能力者が加わる。
誰も知りうることのない未来を視ることのできる、幼き予知能力者“光井愛佳”。


その目が見つめるのは、希望か絶望か。
その答えは―――愛佳以外誰も知ることはなかった。

211 名前:名無し募集中。。。:2008/11/20(木) 21:11:41.59 0
>>195-210
第7夜に続く

212 名前:名無し募集中。。。:2008/11/20(木) 21:29:41.57 0
>>211
いやぁ感動しました・・・
一気に読み終わった・・・ふぅ~・・・泣いた!!

>超能力組織リゾナンターへと、この日第6番目の能力者が加わる。
>誰も知りうることのない未来を視ることのできる、幼き予知能力者“光井愛佳”。

ここのところで何か奮い立ち鳥肌がたちました!乙でした!


213 名前:名無し募集中。。。:2008/11/20(木) 21:49:28.37 0
感動した
愛佳ちゃん強くなったのね

214 名前:名無し募集中。。。:2008/11/20(木) 21:57:09.91 0
一人で逞しく立ち上がる姿が眩しいです
感動しました

215 名前:名無し募集中。。。:2008/11/20(木) 22:15:53.72 O
愛佳は能力に一切頼る事無く いじめを乗り越えたんだな 泣かせやがって

216 名前:名無し募集中。。。:2008/11/20(木) 22:25:08.41 0
愛佳の明日へと向かってゆく強さはこのスレの一つのシンボルですね
素敵な話でした
ところで・・・
川=´┴`)<滋賀にある進学校ってめっちゃレベル高いんやでー w

あと校正見落としと思われる部分を発見しましたので一応報告しておきますね
姑みたいだと言わないで・・・
細部まで読んでいる証拠ですので

>内容をよく咀嚼ように、ゆっくりと、時には前のページに戻りながら少女は教科書を読み進めていく。>>195
>先に根を上げたのは少女達の方だった。>>209

217 名前:サボリン∞ヽ( ゚∀。)ノ:2008/11/20(木) 23:26:09.55 0
\||/|///
ヽ( ゚∀。)ノ<とりあえず保全グリー

そろそろまとめもせんとね

218 名前:名無し募集中。。。:2008/11/21(金) 00:13:31.52 0
>>217
いつも乙です!

219 名前:名無し募集中。。。:2008/11/21(金) 00:21:56.09 0
渇いた喉を潤して
汚れたものを浄化する。

水面を覗く、その人の
ありのままの姿を映し出す。

・・・ときに石を投げられて
波紋が広がることもある。
けれどすぐに元通り。
何事もなかったように佇む。

――それが、泉。


私は泉のような存在になりたい。
空の動きを静かに見つめる、泉でいたい。




光井愛佳『明鏡止水』

220 名前:名無し募集中。。。:2008/11/21(金) 00:24:55.34 0
>>211
超能力を全く使わない「ドラマ」、というのがこのスレとしては新機軸ですかね?
そこにちゃんと「人間」がいれば、「ドラマ」はちゃんと描けるんですねえ…。

221 名前:名無し募集中。。。:2008/11/21(金) 00:36:01.77 0
愛佳師匠キター

222 名前:名無し募集中。。。:2008/11/21(金) 00:43:13.55 0
いい話だな~

223 名前:名無し募集中。。。:2008/11/21(金) 01:27:32.90 0
よく考え付くな~

224 名前:名無し募集中。。。:2008/11/21(金) 03:08:55.77 O
月9でドラマいけると思う

225 名前:名無し募集中。。。:2008/11/21(金) 04:48:37.35 O
今度滋賀?でコンサートあるらしいから 愛佳待っててな!

226 名前:名無し募集中。。。:2008/11/21(金) 07:20:22.52 O
春は福井もあるね

227 名前:名無し募集中。。。:2008/11/21(金) 09:09:37.64 0
山口や福岡もだってね
えらく凱旋祭りだよね

228 名前:名無し募集中。。。:2008/11/21(金) 11:02:08.40 O
戦士の凱旋だな

229 名前:名無し募集中。。。:2008/11/21(金) 11:15:33.73 O
四字熟語でメンバー表すってのは改めてセンスいいですね
その内容の素晴らしさもさることながら発想が素敵です
ダークネス編も待ってますw

230 名前:名無し募集中。。。:2008/11/21(金) 12:44:50.96 0
「死なないで」 そう言うと女は横たわっている俺の傍らに跪き、癒しの波動を送り始めた。

俺の仲間の放った敵味方お構いなしの攻撃で出来た傷口がふさがり、出血が止まる。
薄れていた意識がしっかりし始めると同時に激痛が襲ってきたが、それは俺が死の淵から生還しつつある証拠だ。
俺は歓びと感動に心を打ち振るわせながら、女に言った。

「どうして俺なんかを助けるんだ。 あんたの命を奪おうとした俺のことを」

すると女は立ち上がり、俺の顔を見下ろしながら言った。

「死なないで、ずっと苦しめばいい。
それが世界一かわいいさゆみの顔を傷つけたお前への罰」

俺は目の前が暗くなったが、それは女が日の光を遮っているからだけではなさそうだ。

以上。

231 名前:名無し募集中。。。:2008/11/21(金) 14:16:03.86 O
こえぇ

232 名前:名無し募集中。。。:2008/11/21(金) 14:26:14.76 0
从*・ 。.・) < 死なないで、ずっと苦しめばいいの!!

233 名前:名無し募集中。。。:2008/11/21(金) 14:40:31.80 O
最近さゆがこのスレでも本性を顕しつつあるなw
序盤の優しいキャラはどこへ?w

234 名前:名無し募集中。。。:2008/11/21(金) 15:03:54.75 0
>>211
>メモ帳から切り破いて少女へと手渡し
>―――微笑みながらその場から“消えた”。
派手な超能力の行使ではないけど、ココが好きでした
瞬間移動の能力を愛佳に見せることによって
他にも能力者は存在するんだよって事と
自分もその一人だってことをわからせて消えるのがかっこよかった!

>>219
おみごと!いつも楽しみにしてます





235 名前:名無し募集中。。。:2008/11/21(金) 16:52:47.34 0
>>230
ナイスアイデア!
ラストがカッコイイね

236 名前:名無し募集中。。。:2008/11/21(金) 18:37:55.08 0
色々としたいことはあれど時間が足りないねえ
皆さんも同じく忙しい時期に入った感じでしょうか

237 名前:名無し募集中。。。:2008/11/21(金) 18:38:58.87 0
でも時間があると別のことがしたくなるジレンマw

238 名前:名無し募集中。。。:2008/11/21(金) 19:26:15.74 0
確かに忙しくて書けてないけど
このスレへの愛は変わらない

239 名前:名無し募集中。。。:2008/11/21(金) 20:26:26.47 0
プロットはある 描写ができない そんな毎日

240 名前:名無し募集中。。。:2008/11/21(金) 20:28:58.51 0
最近人増えたから自分の駄文書き散らさなくてもいいやと余計に足が遠のいちゃう

241 名前:名無し募集中。。。:2008/11/21(金) 21:17:37.12 0
ないやいです感想ありがとうございました
書き終えてから読み返して、そういやバトルさせてないなと思いながらも
これはこれでありなんじゃないかということでああなりました

さて、次回は…来週中に何とかいけるといいなぁ

242 名前:名無し募集中。。。:2008/11/21(金) 22:13:56.34 O
楽しみにしとるよー!
来週と言えばいよいよ大阪ですなー

243 名前:名無し募集中。。。:2008/11/21(金) 22:16:57.59 0
千秋楽のチケ昼夜確保できた!
高かったけど

244 名前:名無し募集中。。。:2008/11/21(金) 23:23:59.21 0
大阪遠征決まったから来週が楽しみ
そして千葉は大阪遠征にお金かかるから回避orz

245 名前:サボリン∞ヽ( ゚∀。)ノ:2008/11/21(金) 23:44:51.88 0
ミティ寒くなってきたぞミティ

風邪引いては治りかけてまたぶり返しの繰り返し
睡眠不足ですねわかります

自分も千葉回避(青球団パレードのため)&千秋楽参戦っす!

246 名前:名無し募集中。。。:2008/11/22(土) 00:27:51.59 O
千秋楽リゾナント結構多いんだね

247 名前:名無し募集中。。。:2008/11/22(土) 00:58:27.05 0
私は千葉参加組

248 名前:名無しじゃないやい:2008/11/22(土) 01:44:30.43 0
「んー、まさか圭ちゃんとサシで戦う日がくるなんてね」

「あたしも、出来るならあんたとやりあいたくはなかったわよ。
かつては一緒の組織で共に戦ってきた仲間だし」

「仲間、か…何か、懐かしいね」

「そうね、あんたがいなくなって、組織も変わって。
あたしもおばちゃんになるわけだわ、ホント」


対峙する二人の女性、一人は黒のレザーコートに身を包み、一人は白衣を羽織っていた。
穏やかな声とは裏腹に、徐々に高まっていくお互いの―――殺気。


「何してんの!
あんた達は早く先に進みなさい!!
―――この世界に光を掲げ、未来を切り開けるのはあんた達リゾナンターしかいないんだから」


その声に弾かれたように、九人は走り出す。


「さて、早く倒して追いかけないと」

「…言ってくれるじゃない、後藤。
だけど、そう簡単にはいかないわよ」


“永遠殺しの傍観者”vs“空間の支配者”
壮絶な戦いが今、始まる―――!

249 名前:名無しじゃないやい:2008/11/22(土) 01:45:09.25 0
保全の代わりに書いた
具体的に話を書く予定は今のところない

250 名前:名無し募集中。。。:2008/11/22(土) 03:17:07.65 O
わても千秋楽リゾナントしたいぞなもし

251 名前:名無し募集中。。。:2008/11/22(土) 06:23:53.96 O
ミティ本気出さなくていいよミティ・・・

252 名前:名無し募集中。。。:2008/11/22(土) 08:13:22.92 O
自分のなかでは後藤と言う存在は本体以外では一番デカイので・・・
書きたいんですが逆になかなか書けないですね

253 名前:名無し募集中。。。:2008/11/22(土) 09:20:17.57 0
>>249
今は無くていいので明日ぐらいに予定に入れておいてくださいw

254 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/22(土) 09:24:30.50 0
>>250
四国?

255 名前:名無し募集中。。。:2008/11/22(土) 10:54:43.45 0
今日は喫茶リゾナントの仲間全員めかしこんで記念写真を撮りました
田中さんと久住さんは絶対真ん中と言い張ってケンカになってました^口^


256 名前:名無し募集中。。。:2008/11/22(土) 11:45:33.40 O
>>254
いや違いやす すまん

257 名前:名無し募集中。。。:2008/11/22(土) 13:40:40.96 O
ホゼナント滋賀!

258 名前:名無し募集中。。。:2008/11/22(土) 14:37:11.42 O
ホゼナント千葉!

259 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/22(土) 15:31:12.66 0
ホゼナント千葉第二支部!

260 名前:名無し募集中。。。:2008/11/22(土) 17:13:39.38 0
( `.∀´)y-~~油断してちゃ危ないわよ

261 名前:名無し募集中。。。:2008/11/22(土) 17:22:14.69 O
今日はさすがに静かですね
保全作でも考えようかと思ったら規制されてるよ…

>>255
一枚の画像からリゾナントな話が思い浮かぶようになったら終わりだよね
俺ももちろん終わってるわけだけど
カラータイツなんかいいなあ…

262 名前:名無し募集中。。。:2008/11/22(土) 18:11:13.94 O
終わったんじゃないさ、始まったんだよ。

263 名前:名無し募集中。。。:2008/11/22(土) 19:09:09.50 0
しかし凄いスレだねここは
何だってこんなに絶え間ないのさ?

264 名前:名無し募集中。。。:2008/11/22(土) 19:42:10.98 0
規制に巻き込まれました
只今他人のパソから交信中
ホゼナンター一人離脱します

265 名前:名無し募集中。。。:2008/11/22(土) 19:43:45.04 0
サボリンちゃんの新作を期待してやまないサボリンヲタです
新作を心待ちにしてます

266 名前:名無し募集中。。。:2008/11/22(土) 20:02:56.37 O
自分も誰かに待ち焦がれられる作者になりたいものです

267 名前:サボリン∞ヽ( ゚∀。)ノ:2008/11/22(土) 20:11:05.42 O
>>265
どうしようどうしよう
そんなこと言われたの初めてだぜありがたいことです

後は誰かネタの神様を呼んでくれれば…

268 名前:名無し募集中。。。:2008/11/22(土) 20:33:31.73 O
川 ∨ )<とうぜんワタシの話しだよね?
じゃなかったら、固めちゃおっかなー

269 名前:名無し募集中。。。:2008/11/22(土) 20:40:16.33 O
\||/|///
 (0^~^)<このタイミングならあたしらの話しじゃね?フツ~

270 名前:名無し募集中。。。:2008/11/22(土) 20:52:09.27 0
川o・-・)<サボティの心は私のものです。

271 名前:名無し募集中。。。:2008/11/22(土) 20:57:07.82 O
トルーマン・サボーティ・・・なんつてw

272 名前:名無し募集中。。。:2008/11/22(土) 20:58:49.79 O
川*’ー’)<お前らスレタイ嫁やよ あーしに決まってるやよ

273 名前:名無し募集中。。。:2008/11/22(土) 21:02:12.56 0
从*^ー^)<疾風の絵里の出番ですよ?

274 名前:名無し募集中。。。:2008/11/22(土) 21:55:16.97 O
みんな落ち着け!
ここはホゼナンターを題材にしてだな

275 名前:名無し募集中。。。:2008/11/22(土) 21:59:40.55 0
|。.・)

276 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/22(土) 22:16:01.89 0
|`.∀´)

277 名前:名無し募集中。。。:2008/11/22(土) 22:44:41.47 0
その女は闇の装いを身に着けて現れた。

「助けてくれ、俺を殺さないでくれ」
「…聞かせてもらおうかしら。 何故安倍なつみを殺そうとしたかを」

俺は喋った。
自分はダークネスに入りたかったということを。
ダークネスの幹部の一人と接触したら、ある試験を課せられたということを。
ダークネスは少数精鋭の能力至上主義。
もしその幹部の一員として迎え入れられたいのなら、誰か幹部級の能力者を倒さねばならない。
安倍なつみを抹殺せよ。
彼女は組織最大の功労者、でも今は最悪の反乱分子。
誰もが苦々しく思っているが、誰もが手を出すことはできない。

「だから…」
「だから倒そうとしたんだ、それだけだ」

女は憐れむような笑みを浮かべた。

「その幹部も貴方も何か誤解しているみたいだけど、安倍なつみは反乱分子ではないわ。
私たちのような強い力を持っていない人間には到底理解できないでしょうけどね。
彼女は私たちダークネスの能力者にとっての太陽。
今は光り輝くことは叶わないけど、かつては眩い限りに輝いていた。
闇の中でしか生きていくことの出来ない私たちにはお似合いの真夜中の太陽。
そんな安倍なつみに危害を加えようという貴方を私は…許さない」

俺の心臓が悲鳴を上げ、その鼓動がどんどん緩やかに限りなく緩やかに、呼吸を維持できないほどに緩やかになっていく
薄れていく意識の中で俺はある能力者の噂を思い出した。
A、R、ミティ…コードネーム持ちの能力者と同等以上の力を持ちながら、コードネームを持たない女の噂。
でもその女の名がアルファベットの11番目の文字と同じ響きを持つことから、ある者はこう呼ぶ。
その女、K   以上(酒場からホゼナント)


278 名前:名無し募集中。。。:2008/11/22(土) 22:46:19.95 O
お前らどんだけ出たがりだよw
サボリンさん超大作になりそうですねw

279 名前:名無し募集中。。。:2008/11/22(土) 23:02:28.59 0
>>277
上手いな
圭ちゃんかっけー

280 名前:サボリン∞ヽ( ゚∀。)ノ:2008/11/22(土) 23:35:33.36 0
ちょwwwどんだけスレ伸びてるんだよそして期待してるんだよwww
むやみにハードルを上げてはイケマセン、イケマセン、イケマセン…

281 名前:名無し募集中。。。:2008/11/22(土) 23:41:39.37 0
サボリンって今まで作品書いたことあったの?
全然気付かなかった

282 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/22(土) 23:44:40.44 0
>>277
1レスでここまで書き上げられるのか・・・脱毛いや脱帽です

283 名前:名無し募集中。。。:2008/11/22(土) 23:45:02.30 0
(; ・`д・´) ナ、ナンダッテー !! (`・д´・ (`・д´・ ;)

284 名前:名無し募集中。。。:2008/11/22(土) 23:53:59.53 0
「キャハハハ、汚物は消毒だぁー」

女は楽しげに笑いながら兵士の所持していたマシンガンを手にすると店の窓を乱射し始めた。
店の名は喫茶リゾナント。
ダークネス政府に対する反逆者、リゾナンター達のアジト。

新垣里沙を奪還する為に、リゾナンターがダークネスの本拠に強襲をかけている間に、ダークネス別働隊は国会を占拠した。
マインドコントロールされた議員達は、次々とダークネスを合法化する法案を成立させた。
リゾナンターとの決戦の為に、本拠地に召集されていた能力者の多くは倒れ傷ついたが、元々戦闘能力を
高くは買われてなかった女は、別働隊の指揮を任されていたこともあって、無傷のままだった。
そして今女はずっと自分を痛い目に合わせて来たリゾナンター達の大事な場所を蹂躙しようとしている。

「お前だな。 最初は月島きらりの追っかけで、リゾナントの客になったのに、そのうち亀井とかいう奴に熱を上げたのは、この浮気者が」
「そんなの勝手だろ。 それより僕達をどうするつもりだ」

リゾナントの前には常連客十数名が拘束されている。

「お前らは国家への反逆者リゾナンターの支援者として拘束されている。
おめーらが生きるも死ぬもオイラ次第。 口の聞き方には注意しろ、あん」

年下の高校生に悪態をついた女の目が邪な光で輝いた。

「お前らにチャンスをやる。 解放されたいやつは自分の手で自分の大好きだったリゾナントを壊せ。」
「…このドチビ」

自分の気にしていたことを口にされて逆上した女は、高校生目がけて銃を乱射した。
高校生は着弾の衝撃で倒れてしまった、が血は流れない。

(え、やべ。 傷の共有かよ)
周囲を見回した女は、自分が連れてきた兵士達が、全員地面に倒れ伏している光景を目にした。
次の瞬間、体中に着弾の衝撃を受けて女は倒れてしまった。
仰向けに倒れた女を嘲笑うように、折鶴が待っていた、ひらひらと。  以上(駅からホゼナント)

285 名前:名無し募集中。。。:2008/11/23(日) 00:29:54.03 0
ホゼナント板橋

286 名前:サボリン∞ヽ( ゚∀。)ノ:2008/11/23(日) 01:01:08.04 0
>>281
さっき数えたら26作(登録数)書いてるんだけどなぁ…

サボちゃんは明日の青パレードに向けてデジイチのレンズ買ってご機嫌です

287 名前:名無し募集中。。。:2008/11/23(日) 01:34:38.74 0
>>284
折鶴ですか…
なんかすげーです

288 名前:名無し募集中。。。:2008/11/23(日) 02:42:42.36 0
( `.∀´)y-~~時間よ、私の美の前にひれ伏しなさい

289 名前:名無し募集中。。。:2008/11/23(日) 03:38:51.44 O
从*` ー´)=3れいなはマダ暖房つけんし、ひれ伏さん!

290 名前:名無し募集中。。。:2008/11/23(日) 05:17:15.53 0
寒がりのくせに無理しやがって

291 名前:名無し募集中。。。:2008/11/23(日) 07:31:26.00 0
絶望は淑女の装いをして現れた。
戦場よりもパーティ会場の方が似合いそうなイブニングドレスを身につけた女。

「諦めの悪い奴だな。 お前は指先で私に触れることすら叶わんというのに。
私の前にひれ伏せば、お前にもこの力を分けてやろう。 そして新しい世界へ連れて行ってやろう」
「いらん。 れいなは力も欲しくない、新しい世界へも行きたくない。
れいなが好きなリゾナントを、この街を守るたい」

女の優美な顔を飾る眉が僅かに歪むと、瞬間的にれいなの眼前まで高速移動してきた。

「なら、死ね」

激痛がれいなの体中を走る。
女の腕がれいなの脇腹に深々と刺さっていた。

「う、あああぁぁ」
「どうしたさっきまでの威勢は。 お前はバカだなあ。
野良猫のままでいれば、あんな高橋の飼い猫になんてならなければ、こんな痛い目に遭わずにすんだのに」
「…愛ちゃんを悪く言うな」
「はっ、ご主人さまに忠誠を示すとは見上げたペットだなあ。 お前は使えない、要らない、ん、何がおかしい」
「くくく、バカはお前たい。 わざわざしばかれに来よってからに」

自分の脇腹に刺さっている女の腕を握りしめ固定した状態でれいなは女の顔面に頭突きを命中させた。

「何をする、放せ」
「放せっちゅうて放すバカはおらんやろ。 あんたぁ綺麗な顔をしとったけど今日から鼻ペチャたい」
「止めないと只じゃ済まないぞ」
「れいなはあんたがどんだけ強かっても何も怖くない。 れいなの胸の中には仲間がおるから」

女の腕が刺さった状態で頭突きを何発もぶちかますのは正直辛いけど、止める気はない。
この女をここで止めんと世界はエライことになるから。
愛ちゃん、見とってや。                    以上(電車待ちのホゼナント

292 名前:名無し募集中。。。:2008/11/23(日) 08:19:03.15 O
1レス作品すごいなあ
全部同じ人だよね?
この短い中でこれだけ色々想像させる話を書けるとは
このスレの積み重ねをこれ以上なく上手く利用した見事な作だと思う
折り鶴のやつなんかは特にいいね
本人が直接出ないのにカッコよさがビンビンきます

293 名前:名無し募集中。。。:2008/11/23(日) 08:47:44.69 O
長いスレだなあおもしろそうだ

294 名前:名無し募集中。。。:2008/11/23(日) 09:30:42.61 0
>>291
れいなにシバかれた女は後藤さんかな
1レスでもこんだけの作品が書けるんだなあ


295 名前:名無し募集中。。。:2008/11/23(日) 09:51:29.84 0
ドレスでなんとなく飯田さんかと思ったけどそういえばレッドクリフの時の後藤さんのイメージだな

296 名前:名無し募集中。。。:2008/11/23(日) 10:10:11.03 0
>>291
>絶望は淑女の装いをして現れた。
この始まりがカッコイイね

れいなのど根性に泣いた!!どうか死なないで!

297 名前:名無し募集中。。。:2008/11/23(日) 10:46:43.27 0
从*・ 。.・) < ホゼナントってレベルじゃねーぞ ゴルァ!!

川=´┴`) < ええで ええで~!!

298 名前:名無し募集中。。。:2008/11/23(日) 11:42:42.90 0
( `.∀´)y-~>>277さん、良いわよぅ。

299 名前:名無し募集中。。。:2008/11/23(日) 13:17:32.67 0
>>291
感動しました!

自分も1スレものにチャレンジしてみたいです!難しそうだけど

300 名前:名無し募集中。。。:2008/11/23(日) 14:50:10.80 0
「亀井さん、お見舞いの折鶴は首の部分を折ったらあかんらしいですよ。
何か俯いているようで縁起が悪いと思われるみたいで」
「みっつぃーは物知りなんだね。 
でも鶴は落ち込んでああいう格好をしてるわけじゃないじゃん。 
鶴は鶴なりに前へ進もうとしてああいう格好をしてるわけだから、ここは折っとこうよ」

予知能力者光井に見えた不吉なビジョン。
難病の子を抱えた母親が、わがこの命を奪い自分もその後を追う。
そんな未来は悲しすぎるから、そんな未来は変えてしまいたいから、光井は風使い亀井に助けを求めた。

「何で私を呼んだの」
「さあ何となく亀井さんの顔が浮かんだんです」
「泣いてもいいかな」

「ガキさん呼ぼうか」
悩みに悩んで導き出した答えがそれだった。
確かに新垣の精神干渉の力なら、暗く悲しい考えに取り付かれた母親の心を解きほぐしてくれるだろう。
電話の向こうで新垣は一瞬絶句したが、ふっと笑って来てくれると言った。

新垣が来るまでの間、母子の部屋を見張ることになった二人。
所在無げにしていた亀井は光井の大事なノートの白紙のページを一枚破りとった。
咎めるような目で見る光井に亀井は言った。

「うへへへ、お見舞いの折鶴でも折ろうかと思ってさ」

二人の思いが込められた折鶴が、風に舞ってひらひらと悲しい母子の部屋に向かって羽ばたいていく。
頼りなげなその姿が風にさらわれそうになると、亀井が巧みに風を操った。
やがて窓の僅かな隙間から、祈りの折鶴が 母子の部屋に届けられた。
泣きそうな目で母子の部屋を見守る二人の姿は本当の姉妹のようだった。
やがて部屋の窓が開き、母親が顔を覗かせた。
二人に深々と頭を下げるその姿は、二人で折った折鶴の姿に少し似てた。
                                              (飯屋でホゼナント)

301 名前:名無し募集中:2008/11/23(日) 14:52:08.75 O
泣けました

302 名前:名無し募集中。。。:2008/11/23(日) 15:05:25.65 O
なんて完成度!
様々な場所から送られるホゼナントストーリーに釘付けです
ほんと見事すぎる
亀井さんと光井さんの組合せの妙も完璧です
いやあ…きっとこういう人のことを言うんでしょうねえ

…リゾスレ病重症患者って

303 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/23(日) 15:30:15.35 0
お前はさゆかw

304 名前:名無し募集中。。。:2008/11/23(日) 15:45:38.37 0
从*・ 。.・) < >>300さんいない所で言うのはホント悪いんですけど、
        ホントにヤバイリゾスレ病重症患者なんですよ~
        で、さゆとしてはもっと書いてくれると上手く納まるなっていうか。
        結果としてよかったな、と思ってます!

305 名前:名無し募集中。。。:2008/11/23(日) 16:43:42.58 O
言葉や文章で 人の感動させられる事が出来る人って天才だわ

306 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/23(日) 17:18:22.95 0
>>300はリンリンか・・・w

最近1レス作品とかリゾナンターの想いに焦点が当てられた作品が多くて
リゾナンターのすごいとこは能力じゃなくてその想いの強さとか
まっすぐな信念にあるなぁって再確認させられる・・・19話にもなって今更だけどw
でも能力者故の辛い過去とかバックグラウンドがあるからこそっていうのが皮肉だな
・・・なんて思っちゃう"結果オーライ"という考え方ができない幼稚な自分orz
大人になりたいホゼナンター、おでん食べつつホゼナント。

307 名前:名無し募集中:2008/11/23(日) 18:11:28.67 O
ヤンタンのPの結婚式に出たリーダーはテンパッて"ねぇねぇだけど"とリゾナントブルーの1フレーズを歌ってしまいみっつぃに暴露されて何でハピサマとか歌いはれへんかったんですかと言われてた

308 名前:名無し募集中。。。:2008/11/23(日) 19:21:45.80 O
川*'ー')<そ~ゆう曲歌えばいいんかー
好きな歌でいいと思ってたがし
今のメンバー好きやからリゾナント歌ってもーた

309 名前:名無し募集中。。。:2008/11/23(日) 19:24:35.13 O
きっとあれだな
リーダーには新婦の心の叫びが聞こえてしまったんだよ
幸せそうな顔の奥に隠された悲しいリゾナントが…

しかし羨ましいなあ結婚式に愛ちゃんが来てくれるなんて
全然嫉妬とかしてないけど

310 名前:名無し募集中。。。:2008/11/23(日) 19:36:52.48 0
>>300
上手いねぇ
最後の一言がいいね

311 名前:名無し募集中。。。:2008/11/23(日) 20:49:50.20 O
最後の一言は最初の会話があるからこそだよね
これマジで感心したわー

312 名前:名無し募集中。。。:2008/11/23(日) 21:40:04.76 O
大事な書類が見つからないorz
もう小春に念写して欲しい

313 名前:名無し募集中。。。:2008/11/23(日) 21:59:55.51 O
>>309
結婚する予定もない俺にはどのみち縁のない話だorz

314 名前:名無し募集中。。。:2008/11/23(日) 22:34:33.22 0
あなたが笑っていたから、私は笑った。
あなたの歓びが伝わって、私も笑った。

あなたが泣いていたから、私は泣いた。
あなたの哀しみが伝わって、私も泣いた。

……あなたが笑っていたから、私は泣いた。
あなたの心が伝わって、私が泣いた。
ねえ、あなた。
本当は泣いているじゃない。


表に出せない心でも、私は必ず気付いてみせる。
だから、かわりに願っていい?

―――言葉にできないこの想い、いつかあなたに伝わって。




高橋愛『以心伝心』

315 名前:名無し募集中:2008/11/23(日) 22:39:15.04 O
愛ちゃんのもはまってますねえ

316 名前:名無し募集中。。。:2008/11/23(日) 23:34:06.15 0
>>314
いいっすねえ
個人的には光井さんのが好きだったんですが、愛ちゃんのも凄くいい
全メンバーのものをまとめて見たらさぞや壮観でしょうね


317 名前:名無し募集中。。。:2008/11/24(月) 00:27:53.62 0
( `.∀´)y-~~私の美を讃えなさい

318 名前:名無し募集中。。。:2008/11/24(月) 01:28:31.99 0
はいはい美しい美しい

319 名前:pepperの人:2008/11/24(月) 02:04:09.63 0
ヤススありごとう… 後藤様にやられちゃわないように気をつけてね…
でも後藤様やっつけちゃうのもダメよ なぜなら私が後藤オタだからw

さて、もうお忘れの方も多いかとは思いますが…。pepper続編・長文投下致します。

最初に<予告編>
[S3.ペッパー警部](16)527 名無し募集中。。。 2008/10/05(日) 07:36:26.79 0
[S4.ロマンス](16)528 名無し募集中。。。 2008/10/05(日) 07:37:14.90 0
http://resonant.pockydiary.net/index.cgi?no=500
http://resonant.pockydiary.net/index.cgi?no=501

それにリゾナントされた<小説>
[MM。](16)538 名無し募集中。。。 2008/10/05(日) 14:16:59.08 0
http://resonant.pockydiary.net/index.cgi?no=503 (自作ではありません)

上記に勝手にリゾナントさせて頂いた無駄に長い長編… ↓の続編となります。
[MM。](16)928 『コードネーム「pepper」-ガイノイドは父の夢を見るか?-』
[MM。](17)447 『コードネーム「pepper」-ガイノイドは父の夢を見るか?-2 』
http://resonant.pockydiary.net/index.cgi?no=545
http://resonant.pockydiary.net/index.cgi?no=577

320 名前:pepperの人:2008/11/24(月) 02:05:28.56 0
「ありがとう、君達のおかげで脱出する事が出来た。 …しかし、君達はなぜ助けに来てくれた
のかね?」
「…実は今、私達のメンバーの里沙が彼女たちと同行しています。そして、里沙は彼女たちに
協力したいと、心底から思ったようです…。我々は里沙のその心に共鳴しました…、ただそれ
だけの事です」
「彼女たちの逃避行の目的は自分たちの父親探しです。 …博士、あなたですよね?」
「父親か…」阿久博士がつぶやく。
「…ただ、残念な事をお伝えしなければなりません…。追っ手との戦いの中で、リサさんとアイカ
さんが命を失いました…」
「何…!? まさか…。 なぜあの二人が…!?」
「申し訳ありません…。リサさんは戦いの中で、私達の里沙をかばって亡くなられたようです…」
「アイカさんは…、今局長代行をされている秋元氏の手によって…」
「秋元か!! アイツは一体何を考えているんだ!? 確かにアイツは彼女等の事を良くは知ら
ん…、ただのロボットではない事をな。 だが、むやみに攻撃などする必要がどこにある!?」
「…あまり詳しくお話する訳にはいきませんが…。 秋元氏は阿久博士に対する私怨をお持ちの
様です…」
「あの馬鹿者が!! 逆恨みもいい所だ!! …許せん!!」
博士は怒声も荒く立ち上がると、今にも再び警察庁に向かいそうな勢いである。
「待って下さい! 今戻られてはまた振り出しですよ? 今はまず彼女たちと合流しましょう」
メンバー達が博士を押しとどめ、愛が説得にかかる。
「う~む…。 今はまずそれが先決か…」
納得いかなげな博士ではあったが、リゾナンター達の説得を受け入れ、「pepper」達との合流を
目指す事となる。
「だが、彼女らは今? …どこにいるのかね?」
「とりあえず他の情報から、 Tukuba City へと向かっているはずです…。今は位置のせいか、
連絡がつきませんが、連絡がついたら戻って来てもらいましょう」
「いや、私がTukubaへ向かおう…。さすがだよ、彼女らは。 …Tukuba Cityには彼女らが会う
べき人がいるんだ… アイたちに連絡がついたら、すぐに伝えてくれ!」
「Tukuba Cityの国立バイオテクノロジー研究所に向かってくれ!その所長、シュン・都倉博士…。
…彼こそが、彼女らの父親だと!」
「シュン・都倉博士!」

321 名前:pepperの人:2008/11/24(月) 02:06:32.63 0
シュン・都倉博士。
阿久博士と並び称される日本が生んだ天才科学者であり、海外での活躍により名声を獲得した
後、数年前からは国立バイオテクノロジー研究所の所長として迎えられていた。
「都倉博士が父親…? それはどういうことですか?」
「うむ…。まだ詳しくは私の口から言う訳にはいかないだろう…。とりあえずアイたちには戸倉博士
に会うように伝えてくれ!彼が全てを話すだろう。私が彼に連絡をしておくよ」

「…戸倉君か?阿久だ。 …こんな早朝にすまない。 彼女らのイニシエーションに失敗した。私の
管理が悪かった…。そのせいで今彼女らは察庁に追われている。信じがたい事だが…、リサ君と
アイカ君が命を落としたらしい…。」
「…本当に申し訳ない事をした…。だが、今彼女らは君の所に向かっている。君の口から真実を
告げてやってくれ! …私もたった今まで監禁状態でね…。うむ、私もこれからそちらに向かうよ」
「…宜しく頼む」と携帯を切ると、阿久博士はさらに「…もう一箇所いいかな?」といいながら電話を
かける。
「ああ、起きていたのか? 私だ。たった今リゾナンターの皆さんに助けられて脱出した。」
「今もアイたちと連絡は取れるのか?…そうか…。もし連絡が取れたら、国立バイオテクノロジー
研究所の都倉博士に会いに行くよう伝えてくれ!そうだ、彼が彼女たちの本当の父親だ!」
「お前もすぐ車を回せるか? 私もアイ達のところへ向かう。 …そうだ、あのバスが良いだろう、
急いでくれ!」

電話を終えると、博士は愛たちリゾナンターに向かって言う。
「君達も一緒に来てくれるかな? 今、全員で移動できる車を手配してもらっているが…」
「もちろんです。 …今のはどなたですか?」
「私の研究所の研究員で、土居と言う男だ…。まあ色々とあって…、100%信頼できる男だ」
「…わかりました」
博士とリゾナンター達は土居研究員との合流場所へと急いだ。

322 名前:pepperの人:2008/11/24(月) 02:08:52.54 0
しかし、なかなか土居研究員は現れない。博士が痺れを切らす頃、機動隊の隊員移送車を思わ
せるミニバスが現れ、リゾナンターたちの前に止まった。
中から現れたのは意外にも、身長190cm程もある、F2風ジャケットに身を包んだ筋骨たくましい
短髪の青年である。
「どうした! 遅かったじゃないか!」
博士が言う。
「すみません…。車を取りに庁舎へ行ったのですが、ちょうどそこへLINLINから連絡が入りまして
…。実は、レイナとコハルも… 戦いの中で命を落としたそうです…」
「何!? そんなバカな!! あの二人が負けるはずが無い!!」
「いえ、倒されたのではなく…、自身の能力のオーバードライブ(過剰稼動)が原因です。…秋元は
AK-B40の2個中隊と、あのAK-B8まで投入したそうですが…。その殆どを二人で破壊した
らしいです」
「なに!? あの『大量破壊兵器』とまで言われたAK-B8か? 秋元…、あいつは馬鹿か!?」
「ええ…、ちょうど庁舎に秋元がいるというので、俺もその脚で秋元に抗議に行ったんですが…。
ヤツはもう手がつけられません。手駒を失った事でさらに逆上してました。」
「あまりに腹が立ったんで…、殴り倒して失神させて来てしまいました。そんな事では気がすみま
せんが、これで少しでも時間を稼げると良いですが…」
「そうか…。むしろよくやってくれた。だがとりあえず急ごう、一刻も早くアイたちと合流しなければ」

323 名前:pepperの人:2008/11/24(月) 02:09:55.23 0
博士に促され、リゾナンター達もバスに乗り込む。元々「pepper」達の移送用に用意されたのだろ
う、バスには全員がゆったりと座る事が出来た。
先ほどの青年が運転席に座る。
「彼が研究員の土居だ。アイ達にとっても、家族のようなものだよ」
ふと、愛たちの不思議そうな視線に気付き、博士が続ける。
「ああ…、研究員と言ってもだね…、彼は元々察庁の特別機動の出身でね。格闘技能の専門
家なんだ。アイ達の指導の為に出向してもらっていたんだよ」
「…なるほど、そこでLINLINさんとも…?」
「なんだ、そんな事も知ってるのか!? …そう、コイツは指導しているうちに、うちのLINLINに
すっかり惚れ込んでしまってな…」
「…博士!?」
土居研究員が慌てたように遮る。
「でも、LINLINさんの気持ち、ワカリマス…。 …土居さん、素敵デス…」
とリンリン。
「えええ…!?」「…リンリン、意外とマッチョ好きっちゃね…」「…三角関係はヤバイと思うの…」
リゾナンターたちが勝手な事を言い合う中、バスはTukuba Cityに向け出発した。

「しかし、レイナとコハルは一体…。何が起こったんだ?」
阿久博士が土居研究員に問い掛ける。
「それぞれ電磁カッターと、放電攻撃の機能を限界の十数倍までオーバードライブしたようです」
「だが、あれは全て強力なリミッターを掛けておいた…。過剰稼動などありえないはずだが
…?」
「…二人の強力な『意思』の力が…、限界を超えた稼動を可能にしたのだと思います」
「う~む…。すると…他のメンバーも危険だな…? 特にアイの右手の電子砲は…命を削って
撃つ様な物だ…。 早く合流しないとまた何が起こるかわからん…」
「…はい。ただ、皆はもうTukuba Cityに向けて移動中でした。皆の方が先に研究所に着く事
になるでしょう」
そして土居研究員は言葉を続けた。
「…LINLINたちの事…。詳しく話してくれませんか? …俺もまだ本当のことを知りません…」

324 名前:pepperの人:2008/11/24(月) 02:11:16.24 0
* * * 

同じ頃、「pepper」たちはNishi Chiba City のカジュアルショップにいた。里沙の勤める
ブティック「ピンチャポー」の姉妹店、「ジュマペール」を無理を言って開けてもらったのだった。
「とりあえずみんな、そのモノトーンの服じゃ目立つから、急いで好きな服選んで!!」
里沙が叫ぶ。
「里沙さん、それより病院行かないと!左肩の傷、早く医者に見せないと、跡が残ったりしたら
大変ですよ!」
里沙の肩の傷の応急処置をしてくれたサユミが言う。彼女もやはり医療担当らしかった。
「大丈夫!サユミちゃんの処置で充分だよ!それにアタシ良いお医者さん知ってるから!」
と、治癒能力を持つさゆみを思い浮かべながら、里沙は言い張る。
「仕方ないわね…。里沙さんは言い出したら聞かないところもガキさんそっくりやね…」
とアイが言い、みんなに早く選んで、とうながす。
みんなも渋々服を選び出すが、そこはやはり若い女の子たちのこと。だんだんと夢中になって
それぞれの服選びに集中しはじめる。

突然、エリの高い声が響いた。
「ねえ!?レイナァ!?これ…!」
みんながハッとして振り返ると、そこにはいかにもレイナに似合いそうなパープルのミニスカート
を広げたエリが、茫然と立ち尽くしていた。
「…ごめんなさい… これ…レイナに… 似合うと思って…」
みるみる内にエリの目に涙がたまり、あふれて頬を濡らす。
サユミが黙ってエリの肩を抱くと、エリはサユミの肩に顔をうずめた。
アイがゆっくりと二人に歩み寄り、やさしく肩をたたきながら言う。
「…さ、早く… 自分のを選んで… ゆっくりはしていられないわよ…」
はい… と二人は言うと、涙を拭きながら服を選び始める。

325 名前:pepperの人:2008/11/24(月) 02:12:00.61 0
「これにします…」
と言ってレジに差し出したエリのセレクトの中には、あきらかにエリには不似合いな、パープル
に近いブルーのキャップが入っていた。
「わたしも…」
と、サユミの選んできた服のなかにも、豹柄の縁飾りがついた黒のグローブがあり…。
JUNJUNは…。
「コレ、コハルの好きな色ダヨ…」
とつぶやきながら…真赤に白い縁取りのグローブを選んでいた。
LINLINは何も言わず…。でも、パープルの縞模様のグローブを握りしめていた。
「あんたたち…。コーディネートおかしいわよ…?」
アイが苦笑しながら言う。…でも、その手にも…、ちょっと不釣合いな…きれいなライトグリーン
のマフラーがあった。

服選びが終わると、店長と、今日の仕払いは次の給料からの天引きにしてくれ…、と交渉中の
里沙をよそに、アイがゴールドのクレジットカードを取り出す。
「里沙さん、大丈夫よ…。まだちゃんと使えるみたいだから」
日常生活および任務行動時の為に、研究所から支給されていたらしい。
滞りなく支払いを済ませると、店長が、売上あがって良かったわねー、コレでしばらく休んでも
大丈夫でしょ、などと軽口を叩く。
「でも、いい娘さんたちよね…。昨夜お葬式だったの? …お友達が本当に好きだったのね…」
店長の言葉は、単に彼女たちのモノトーンの服装から誤解したものであったが、
「そうです…。とても大切な仲間が…」
と答えかけた里沙は思わず涙ぐみそうになり、声を詰まらせた。

326 名前:pepperの人:2008/11/24(月) 02:13:29.42 0
ごめんなさいね、大丈夫? と気遣う店長にお礼を言い、里沙たちは店をあとにした。
詳細はまだわからないながら、父親であると言う都倉博士の元に着実に近づいているという
実感もあり、里沙は朝食をどこかで取って行こうと提案する。
不思議な事に、逃走中は持ち出した携帯用の非常食が中心であったようだが、「pepper」たち
は普通の人間と全く同じように食事を取っていた。
ありふれた大手チェーンのハンバーガーショップに席を取った「pepper」たちは、私服になった
せいもあり、本当に今どきの女の子たちにしか見えない。
今までの激しい戦いが嘘のような光景にとまどいながら、里沙は思い切り息を吸い込んで自分
に気合を入れる。これだけは言っておかなきゃ…。
「皆さんに!一言、言いたいことがあります…」
食事を終えた「pepper」たちの視線が集まる。
「…約束してください…。もう、死ぬの、禁止です!」
「死ぬの禁止」と言う言葉のコミカルさに、皆の顔に笑みが広がる。しかし、里沙は大真面目で
続ける。
「特にアイさん!…ああ、もうアイちゃんと呼ばせて下さい! …アイちゃん、昨夜、死のうとした
でしょ!? みんなを助ける為に…。ごまかしてもダメですよ…。」
「…そういうの、もうやめて下さい!もう、わかるでしょ?残された人がどれだけ悲しむか…!」
「必ず、みんなで、この5人で、お父さんに会いましょう!他のみんなの思いも、この5人で届け
ましょう!」
里沙の目には涙が浮かんでいた。
「…ごめんね…」
アイが静かに答える。その言葉には、さっきまでのクールさはなかった。
「みんなの為に…、とあーしも考えたけど…、今はそれは間違ってたと思う…。」
「ガキさんの言う通りや…。あーしはリーダーとして、もう誰も死なせはしない!あーし自身が、
みんなを必ずお父さんの所に送り届ける!」
「…みんな、約束して…」
里沙が言う。
「2つ目の誓いやよ…。あーしらは絶対に諦めない!必ず、この5人でお父さんに会いに行く!」
「…ハイ!」
5人の目にも涙が浮かんでいた。
「ガキさんはやっぱりガキさんなんやね…」
アイが泣き笑いのような顔で言った。

327 名前:pepperの人:2008/11/24(月) 02:19:49.72 0
>>320-326
以上です。 開き直って「見えた」エピソードほとんどカットせず入れてみました…。
冗長なのはご勘弁…。 よければ読んでみてください。

まだ1~2回続きがありそうです。

328 名前:名無し募集中。。。:2008/11/24(月) 03:45:16.20 O
乙です!
PEPPERの人さんは、後藤様オタだったんですね

329 名前:名無し募集中。。。:2008/11/24(月) 06:30:02.62 O
リゾスレの夢を見て起きた
自分でもびっくり

ペッパーきてる!
後でゆっくり読ませていただきます!

330 名前:名無し募集中。。。:2008/11/24(月) 07:25:56.37 0
>>327
[MM。](16)538を書いた人です
私の話は過去ログに埋もれてしまった感がありますが、pepperの人さんの話はリゾスレを
訪れる人の記憶にしっかり刻み込まれているんじゃないでしょうか
かなしみの人とpepperの人を繋ぐ役目を担えたことを誇りに、ガイノイドたちの旅の行方を
見守りたいと思います
ちなみに>>291の後藤さんをシバく話を書いたのは私ですが、電子砲の的にしないでねw

>>329
これはまたとびきり重症のリゾスレ病患者だ!
ご愁傷様です

331 名前:名無し募集中。。。:2008/11/24(月) 07:39:10.43 O
>>327
長い長い旅の様です その間に見せる数々の思い・・・つたわってくる
もうすぐこの旅もあと1、2話で終点なのですね
彼女たちが幸せな旅の終わりを迎えられる様に祈ります

332 名前:名無し募集中。。。:2008/11/24(月) 08:27:43.99 0
>>327
残った5人が、去ってしまった4人のカラーの衣装を選ぶのに泣けました
pepperさんに見えているものには全て意味があると思うんだわ
納得できる作品に仕上げて欲しいです

>>330
あなたが1レスものの作者だったんですか
あなたの描いたガイノイドの話も、自分の胸の中にしっかり残ってます

333 名前:名無し募集中。。。:2008/11/24(月) 09:05:20.16 O
>>327
>「ねえ!?レイナァ!?これ…!」
ここ泣きました
なんて胸にくるシーンでしょう

pepperの人さんの「見えた」ものすべてに意味があるというのは自分も心底賛成です
それらがすべて文章人写し取られ終わるときを 切なさを抱きながら楽しみにお待ちしています

…すげー作品がきてる夢を見て起きたわけですが…まさかあれは予知夢?
未来はこの手の中に?

334 名前:名無し募集中。。。:2008/11/24(月) 10:20:49.69 O
ええ話やなぁ ペッパーのみんなは純粋ですごく暖かくて人より人らしいね

335 名前:名無し募集中。。。:2008/11/24(月) 11:44:32.36 0
「雪が見たいの」 そんな気ままな天使のお供でオイラはアイスランドの氷河に来ている。

「大丈夫なのかよ」 
かつて”銀翼の天使”や”絶対共感者”として敵対組織に悪魔のように恐れられた安倍なつみの警護が、オイラ
一人っていうのはどうにも心細くて、仲間の予知能力者に今回の旅の安全を予知してもらいに行ったら彼女は
いつもと変わらずどこかと交信しているような表情でこう言った。

「まあ安全じゃないの。 あんただってダークネスの幹部級以外の人間が相手ならそこそこ戦えるでしょうし」
「冷てえなあ。 仲間の安全の為に気合入れて予知しようっていう気は無いのかよ」
「あんたが私のことをどう思っているか知らないけど、私はあんたのことを仲間と思っていないから」
「へいへい、未来を知ることのできる神様には仲間なんて必要ないんでしょうよ」
「一つだけアドバイスをしてあげるわ」

神様にしては珍しい笑みを浮かべながら、予言者は言った。
「なっちはね、誰の足跡も付いていない雪の原を見たら、駆けずり回って自分の足跡だらけにしなきゃ、
気の済まない人だから…」
「だから…」
「精々振り回されないようにね」

折角のアドバイスは無駄に終わった。
判ってはいたことだけど、オイラは天使様の想像以上の気ままぶりにヘトヘトにされた。
それでもようやくたどり着いたアイスランドの氷河地帯を駆け回る天使の姿を見ていると、この光景をほぼ独占
していることを、幸せに思う自分に戸惑ってた。

「!!」 明らかに能力者だとわかる男達が5、6人ばかり、接近してきている。
オイラはそいつらの前に立ちはだかった。

「ちょっと待った。 なっちの邪魔はさせないよ。
オイラの能力は、アンチサイキックつまり能力の阻害。 キミたちに勝てるかな」
命を奪っていいなら、30秒ぐらいで片付きそうだが、それはやらないことにした。
だって天使の遊び場に、むさ苦しい野郎どもの屍骸は似合わないからね、キャハハハハ。
                                         (銀翼天使にホゼナント)

336 名前:名無し募集中。。。:2008/11/24(月) 11:44:52.56 0
今日は小春の新潟凱旋だね
リゾスレ住人で行く人はいるのかな?

337 名前:名無し募集中。。。:2008/11/24(月) 12:47:04.03 O
やぐやぐなぜかあまり出ないけど好きw
あれは警護だったのかw


新潟ではミティ様の配下との戦いもキツそうやねw

338 名前:名無し募集中。。。:2008/11/24(月) 12:47:20.19 O
仕事でいけないから 代わりに自分のサイボーグが行った

339 名前:名無し募集中。。。:2008/11/24(月) 12:55:54.82 O
しばた乙

340 名前:名無し募集中。。。:2008/11/24(月) 13:23:49.44 0
>>335
旬のネタを上手く取り込んで、最後まで楽しませてくれました
絶対共感っていうのも面白げな能力ですな

341 名前:名無し募集中。。。:2008/11/24(月) 13:30:49.75 0
絶対共感って言霊を指してるんじゃないの

342 名前:名無し募集中。。。:2008/11/24(月) 14:49:32.36 0
『海上の孤島』シリーズ続編を投下していきます
>>164-172の後編です
では、よろしくお願いします

343 名前:名無し募集中。。。:2008/11/24(月) 14:50:55.14 0


「彼女を解放しろ」


刀を握り締めてそう言い放つ貴女を見て、
たった三日しか経っていないのにとても久しぶりのようで。

その言葉の奥から私を懸命に探してきてくれたことが、強く伝わってきた。


344 名前:名無し募集中。。。:2008/11/24(月) 14:52:50.29 0
 
  ◆◆


階段を駆け上がると、そこは塔のてっぺんにある開けた場所だった。

周囲を見渡すと、目に映るのは大きな十字架。
そしてその下には、今まで探していた求めてやまない人がいた―――


「っ里沙ちゃん!!!」


愛は声を荒げて叫ぶ。
目の前の状況を見て、分からない人なんていない。
里沙は、まさに処刑されようとする寸前だった。


「そいつを殺せ!!」


監視者の一人が声を上げ、周囲にいた者たちが一斉に愛に詰めかかる。
しかし、愛はこの状況を目の辺りにし腹を立て、怒りが頂点に達した。

刀を振り上げ、敵を斬り刻む。
もうすでに愛の頭からは敵を殺さないという約束は消えていた。
ただ刀を振り回し、里沙をここから助け出すということしか考えていなかった。


345 名前:名無し募集中。。。:2008/11/24(月) 14:54:43.36 0

数多の敵が来ようとも冷静に斬り数を減らしていく愛に、もはや監視者達は成す術など無かった。
敵の数が減り、お互いがその場でにらみ合いとなった頃、愛は里沙の側にいる監視者に向けて言い放つ。


「彼女を解放しろ」


冷たい瞳で、下手に動いたら一瞬で斬るという意志を込めて、敵に言う愛。
里沙の側にいた監視者は鎖を離し、ゆっくりと離れた。
そして、愛は里沙のもとへと歩み寄る。


「…っ愛ちゃん、愛ちゃん!」
「里沙ちゃん、もう大丈夫やから…」


里沙は泣き出し、愛が近くに来ると身を寄せた。
そんな里沙を愛は左腕で抱きとめ、大丈夫だと諭し安心させる。


「っ愛ちゃん、わたしね」
「話すんは後や。今はここから出ることを考えようか」


話そうとする里沙に後からでいいと抱きしめたまま言う。
里沙はさらに泣き出すかと思ったが、涙を押しとどめ黙った。


346 名前:名無し募集中。。。:2008/11/24(月) 14:56:16.11 0

「…っと、その前に」
「愛ちゃん…?」


愛は里沙を離し、監視者のほうへと近付く。


「里沙ちゃんの手首に付いてる手錠。あれ取る為の鍵とか誰か持っとらん?」


冷たい言い方で問いただす愛。
さすがに愛の前では何もできないと思ったのか、誰も抵抗はせず一人の監視者が鍵を愛の方へと放り投げた。
愛はその鍵を拾い上げ、里沙の手首に付いている手錠を開錠した。


「さあ、帰ろうか」


そう言って里沙に手を差し伸べる愛。
当然のように、里沙は手を重ねてくれると思っていた。

しかし―――


「無理だよ、愛ちゃん」


里沙は俯きながら、言葉を搾り出すように愛に言った。


347 名前:名無し募集中。。。:2008/11/24(月) 14:58:09.52 0

「…っな、なんでぇ?」


愛は混乱する。


「もう、一緒に帰れないよ…」


そう言いながら、里沙は顔を上げて愛を見つめる。


「……私は、闇から逃れることができない」
「いきなり、何言ってるんやっ…そんなこと、ここから出ればいいだけ」
「ダメなんだよ!」


声を荒げて説得する愛を止める。


「ダメなんだよ…もう、…帰れない…」


再び涙を流し始める里沙。
なぜ帰れないというのか、なぜダメだと言うのか。
愛は混乱し、目の前にいる里沙がどこか遠くにいるように感じた。


348 名前:名無し募集中。。。:2008/11/24(月) 14:59:51.22 0

「……里沙ちゃん…」


愛が里沙の泣く姿を見つめていると、視界の端で敵が動く気配を感じた。
無防備になったと思い敵は攻撃を仕掛けてくるが、今の愛は神経質になっているせいと里沙が傍にいる為、
敵からの攻撃をすべて回避し里沙を守りながら、敵を斬っていった。


その場にいた敵がまったくいなくなった頃、愛は口を開き里沙に言う。


「なんで里沙ちゃんが帰れんのか、あーしは分からん。
 けど、一つだけ言えることがある。
 …みんなは、あーしも、里沙ちゃんのことを責めとらんよ。
 嫌ってないし、むしろ嫌ってたらここまで来とらんし。
 だからそんな、帰れんとか言わんでよ。
 仲間への後ろめたさから帰れんとか言ってるんなら…

 そんなん、考えんでえーよ。仲間やろ、一緒に帰ろう。」


愛は再び、血で汚れていない左手を里沙に差し伸べる。

そんなにも苦しめているなら包み込めるように
そのつらさを少しでも和らげることができるように

そんな思いを込めて、なかなか顔を上げない里沙にもどかしくなり、
差し伸べていた左手で里沙の身体ごと抱きしめる。


349 名前:名無し募集中。。。:2008/11/24(月) 15:01:45.28 0

「里沙ちゃんが帰らんって言うなら、あーしも帰らんよ」


なぜそこまでして帰れないというのか分からないが、
愛は大丈夫だからと安心させるように里沙を優しく抱きしめる。
里沙もまた両腕を愛の背中に回し、さらに涙を流す。


「……帰るから、…帰らないって言わないでよ」


愛はその言葉に少し驚くが、素直じゃない里沙を可愛く思い微笑む。


「良かった。帰らんと、みんなに何言われるか分からんからな」


やっと泣き止んだのか、里沙は身体を離す。
愛は身体を離すも、腕はまだ里沙の背中に回しているまま。

「もう、大丈夫だから」
「ホントかー?」
「もうっ、ホントだよ」

いつもの里沙に戻った気がして、またも愛は微笑む。


350 名前:名無し募集中。。。:2008/11/24(月) 15:03:27.20 0

「よし、じゃあ…」
「待って!」
「へ?」
「その前に、言いにくいんだけど…」
「…なんや?」

なかなかその先の言葉を口に出さない里沙を、愛は少し疑いながらも待つ。

「あのね……お守り、置いてきちゃって…」
「…は?」
「あ、あのね、私が収容されてた牢屋に、置いてきちゃって…それで…」


里沙は困った顔をして言うが、またも愛はそんな里沙を可愛いと思う。


「…取りに戻りたいんやろ、ええよ」


今の疲弊しきっている状態の里沙を連れていくのは少し気が引けるが、
里沙がいないとお守りがどこにあるのか分からないので渋々了承する。

その代わり、帰るまで里沙が傷付かないようにしっかりと守ろうと、密かに愛は誓った。


351 名前:名無し募集中。。。:2008/11/24(月) 15:04:39.91 0


continue...



352 名前:名無し募集中。。。:2008/11/24(月) 15:09:52.61 0
>>343-351
以上です

>>174さんの期待を裏切る結果となりましてすみません
けど、後悔はしてない!
陽動作戦は書く気無いままで進んでいきますので…
自分もサボりんさんのようにアイガキ好きーなのでこんな形になりました

まだまだお話は続きますので、また次回まで...

353 名前:名無し募集中。。。:2008/11/24(月) 16:32:12.57 O
今日はうちの地方では寒さに加えて雨がひどい
みんな風邪とリゾナントしないようにな

354 名前:名無し募集中。。。:2008/11/24(月) 18:16:58.23 0
うちの地方も同じく寒い

355 名前:名無し募集中。。。:2008/11/24(月) 18:17:01.47 O
ふふふ少し遅かったな
…完全に風邪です頭痛いです
咳をすると頭の中で鳴り響くこの胸を締め付けるです

356 名前:名無し募集中。。。:2008/11/24(月) 18:21:41.01 O
同じく・・・完全に

カゼナントブルー と言うか
「風邪使い」となってしまった と言うか・・・

357 名前:名無し募集中。。。:2008/11/24(月) 18:24:22.12 0
昨日の千葉にダークネスの工作員が潜入していたな

358 名前:名無し募集中。。。:2008/11/24(月) 18:37:58.53 0
ミティが氷の魔女ならAYA the witchは何の魔女だと対になるかなぁと考えてみる今日この頃

359 名前:名無し募集中。。。:2008/11/24(月) 18:48:58.93 0
>>335
いつの間にかなっちがとても大きな存在と化してる!!
面白いね!無垢なる神みたいな

360 名前:名無し募集中。。。:2008/11/24(月) 18:52:33.88 0
>>335
口惜しいけどちょっとだけ矢口が好きになった

>>352
やはり◇◇さんの書く愛ガキは良い
何かコーヒーの香りみたいに心に染み入ってくるものがあります

361 名前:名無し募集中。。。:2008/11/24(月) 19:13:55.01 0
久々に天使さんのラジオを聞いてる

362 名前:名無し募集中。。。:2008/11/24(月) 19:25:47.89 0
>>352
>>174です変なプレシャーを与えてしまってすみませんでした
アイガキ凄く良いですね!
お守りを取りにもう一度牢屋に戻るんですね
またまた続きが気になる!!!

363 名前:名無し募集中。。。:2008/11/24(月) 19:31:55.59 0
>>335
自分の好きな作品のキャラクターが共演しててムチャクチャ楽しめました!!
神と嘯く予言者に銀翼の天使、それにアンチサイキックのキャハハの人まで!
こりゃ矢口さんに惚れますね

364 名前:名無し募集中。。。:2008/11/24(月) 19:33:27.98 0
>>361
俺も聞いてみよっと!

365 名前:名無し募集中。。。:2008/11/24(月) 21:05:58.16 0
   ▼ハヽヽ▼
/|\从*・ 。.・)<ヒトイネーの
⌒⌒''(U 重 )J─∈
  ▼~し'~し'

366 名前:名無し募集中。。。:2008/11/24(月) 21:52:37.18 O
規制が解けへんねん!
反規制能力(アンチ・レギュレーション)とかないんすか!

367 名前:pepperの人:2008/11/24(月) 22:02:04.30 0
皆さん、pepperたちに暖かい言葉をいただき、ありがとうございます
今回はバトルも超能力も全くゼロ…という地味なパートということもあり、バッサリカット
する事も考えましたが…、半ば開き直りでUPした様な次第です

そして、 >>330 さん! …私はずっと、かなしみさんと >>300 さん がどう思われてるかが
気になって… もし、続きを書こうとされているところに割り込んでいたりしたら…? と
ずっと心配でした

このスレの >>136 で、かなしみさんの言葉は聞けましたが、これは >>300 さんの第1話に
ついての感想の様な気もします… >>300 さんの第1話がガイノイドたちに命を与えてくれた
と、私は思っています 私はその後の彼女らを追っかけて、語り部となっただけ…

368 名前:pepperの人:2008/11/24(月) 22:12:22.85 0
しかも、>>300 をはじめとする1レス作品も素晴らしいです 正直、あの >>300 の後に
自分の駄文をUPするのが嫌でしたが・・・w

ただ、後藤様の件はそれとは別です…w さ、アイちゃん!!

川*’ー’) < 電子砲極限オーバードライブショット、準備OKやよ~!! 

369 名前:pepperの人:2008/11/24(月) 22:15:15.19 0
あ、>>330>>300 がごっちゃになってますね… でも、同じ方ですよね?

370 名前:名無し募集中。。。:2008/11/24(月) 22:25:30.87 0
pepperの人さんへ
>>136に書いた言葉はpepperの人への言葉でもありますよもちろん!
嬉しいに決まってるじゃないですか それにあなたもガイノイド達にすごく
素敵な命を与えているじゃないですか!!(・v・)ノ

371 名前:名無し募集中。。。:2008/11/24(月) 23:39:54.45 0
( `.∀´)y-~~私の美貌を崇めなさい

372 名前:名無し募集中。。。:2008/11/24(月) 23:40:51.36 O
今夜もやや下がるのがはやいですね
誰か見守りお願いします

373 名前:名無し募集中。。。:2008/11/24(月) 23:41:29.02 0
ヤススネタ飽きた

374 名前:名無し募集中。。。:2008/11/24(月) 23:53:06.20 0
19話までくると雑談するネタが無くなってきますな

375 名前:名無し募集中。。。:2008/11/24(月) 23:59:08.50 O
飽きたならネタ提供しろよ

376 名前:名無し募集中。。。:2008/11/24(月) 23:59:40.26 O
そんなことないと思うけどなー
その気になればいくらでも話したいことはあるもの
ただまあ皆さん忙しいみたいだし

377 名前:名無し募集中。。。:2008/11/25(火) 00:24:18.98 0
   ▼ハヽヽ▼
/|\( ´ Д `)<空間の支配者だぽ
⌒⌒''(U 後 )J─∈
  ▼~し'~し'


378 名前:名無し募集中。。。:2008/11/25(火) 00:50:15.48 O
ヽ川*'ο')/<みんなーあ~しに雑談をするネタを少しづつだけ分けてやよー

379 名前:名無し募集中。。。:2008/11/25(火) 01:15:54.19 O
どうだろうか
ここは新規の人に勧める気持ちで
お気に入りの話を出し合うというのは

380 名前:名無し募集中。。。:2008/11/25(火) 01:50:38.21 0
そもそも娘らがテレビで全く見かけなくなったのが痛いね
もう1ヶ月近く見れないし
この調子じゃファン続けるのすらキツくなりそう

381 名前:名無し募集中。。。:2008/11/25(火) 02:03:25.88 0
ラジオと現場があればモチベーション保てるかな

382 名前:名無し募集中。。。:2008/11/25(火) 02:07:01.45 0
ドアップで何かやればいいのにねぇ
現場行くやつだけ相手にしてたらファンってレベルの人はどんどん離れて行く
是非リゾナントブルーのドラマをドアップで!w

383 名前:名無し募集中。。。:2008/11/25(火) 02:07:36.29 0
現場も来週で終わっちゃうしね・・・
地方まで追いかけて見に行ける人の方が限られてるし
やっぱハロモニ終わったのはきついわ

384 名前:名無し募集中。。。:2008/11/25(火) 04:02:33.02 O
レポート終わりの死に際ホゼナント…zz

385 名前:名無し募集中。。。:2008/11/25(火) 06:48:49.62 O
仮眠明けでも誰も居ない(´;ω;`)

ひとりの朝・・・

386 名前:名無し募集中。。。:2008/11/25(火) 06:51:18.85 0
( `.∀´)y-~~<おはようさん!


387 名前:名無し募集中。。。:2008/11/25(火) 07:27:19.65 O
いまだに初読の衝撃が残っている作品は
『ボーイング機内』
『LIAR GAME』
『i914』
…あたりですね
携帯につき略称ですみません
もちろん他にもいくつもありますが このあたりの印象は忘れがたい

388 名前:名無し募集中。。。:2008/11/25(火) 08:47:56.34 O
良いセレクトだな~

完結してないけど、愛れなと後藤のからむMM。(08)546からのも好き
かっこいい

389 名前:名無し募集中。。。:2008/11/25(火) 09:17:22.68 O
自分は
Heros holding hands(8話・愛、絵里)
Orange-Aid(7話・絵里、ジュンジュン)
が強く残ってます
前者はi914・改の登場が衝撃的で後者は単純に
戦闘シーンの亀井さんと共に『うおおおおおおぉ!!』ってなった

390 名前:名無し募集中。。。:2008/11/25(火) 10:26:59.19 O
自分はジュンジュンがパンダ化した話が忘れられないな

391 名前:名無し募集中。。。:2008/11/25(火) 10:45:08.87 0
このスレのネタどころか狼全体のネタすら尽きてきたもんなぁ
ほんと事務所はもっと予算使ってでもメディア露出を仕掛けてほしいよ

392 名前:名無し募集中。。。:2008/11/25(火) 11:42:36.39 O
wikiの作者の項また書き直されてたんだね
何人くらいいるんだろうなほんと

393 名前:名無し募集中。。。:2008/11/25(火) 12:21:52.34 O
>>390
あれは革命的だったよねー そして獣化解けた姿にドギマキしたw

394 名前:名無し募集中。。。:2008/11/25(火) 12:35:27.51 0
密かに待ってる作品も幾つかあるけど
忙しいのかな皆

395 名前:名無し募集中。。。:2008/11/25(火) 13:35:19.17 0
待ってますって言うとプレッシャーになるかなと思って言い出さないよねえ

396 名前:名無し募集中。。。:2008/11/25(火) 13:35:27.93 O
何を待ってるか書いてみたら?
モチベーション上がるかも

397 名前:名無し募集中。。。:2008/11/25(火) 13:37:02.28 O
同時に逆の事を・・・w

398 名前:名無し募集中。。。:2008/11/25(火) 14:11:45.27 O
逆のことだけど矛盾もしてないと思うw
プレッシャーだけどモチベーションも上がるんじゃないかな
そしてどちらも作品を書こうという思いに繋がる気がする

399 名前:名無し募集中。。。:2008/11/25(火) 15:45:26.94 O
名前が挙がるのは嬉しいもんだよね

400 名前:名無し募集中。。。:2008/11/25(火) 15:54:14.57 0
最近だと残酷シリーズの残りメンバーを待ってたりします

401 名前:名無し募集中。。。:2008/11/25(火) 16:19:19.38 O
残酷シリーズてw
でも俺もあれ好きだな

402 名前:名無し募集中。。。:2008/11/25(火) 16:38:31.04 0
この手の話題には殆ど名前や作品名の上がらない作者だけど…
言われないのは多分言われなくても書くからに違いないと信じたいorz

403 名前:名無し募集中。。。:2008/11/25(火) 16:43:39.65 O
まあ、どっちかというとレアな作家さんが挙げられるでしょw
WIKIに載るような人はあえて挙げないよねw

404 名前:名無し募集中。。。:2008/11/25(火) 16:54:01.13 0
『Wingspan』の作者さんと後は 『刃千吏護衛官 銭琳(字幕版)』書いた作者さんの新作とか、
個人的に待ってるんだけど…どうされているのかな?

405 名前:名無し募集中。。。:2008/11/25(火) 16:59:39.50 0
>>404
個人的にはどちらの作者さんもコンスタントに(1スレにつき最低1つくらいは)書いておられる感じかなと思っています
思っているのが合っていれば・・・ですけど

406 名前:名無し募集中。。。:2008/11/25(火) 17:32:01.22 0
下がるのが早い感じだから今日はいつもよりも念入りに保全しないとね

そういえばまとめサイト見てて気付いたんだけど、ジュンジュン単独話って少ないんだね
誰かと絡めた作品はそれなりにあるのに

407 名前:名無し募集中。。。:2008/11/25(火) 17:48:00.28 0

「できれバ殺したくハなかっタ。だが・・・仕方ないナ」
李純(リー・チュン)は静かにそう呟くと、僅かに前傾の姿勢をとった。
次の瞬間、体中の筋肉が膨張を始め、着ていた服が一瞬ではじけ飛んだ。
同時に、白銀と漆黒の体毛が全身を覆い、鋭い爪や牙が生え揃ってゆく。

―大熊猫(ジャイアントパンダ)
殺意を剥き出しにした、その凶暴な獣のシルエットが夕闇の中に浮かび上がった。

「ぐるるるる・・・」
「ふふ・・・ふははは!笑わせる!それで私に勝とうと言うのか?」
凶悪な唸り声を上げる猛獣を前に、女は余裕の笑みを浮かべた。
「“獣化(セリオモルフォシス)”の能力を持つのは・・・・・・お前だけではない!」
そう女が叫ぶと同時に、その姿は人間のそれを離れ始めた。
褐色と暗色の体毛が全身を覆い、体は縮んで着ていた服からするりと抜け出した。
つぶらな瞳が愛らしいその顔には、白い体毛がかわいらしい模様を描き出す。

―小熊猫(レッサーパンダ)
愛嬌抜群の、その愛くるしい獣のシルエットが夕闇の中に浮かび上がった。

「今や時代はレッサーパンダだ李純!見ろ!2本足で立ててしまうんだぞ!どうだ!」
「ぐるるるる・・・」
「しかも貴様はぐるるしか言えまいが、私は獣化後も人語を操ることができるのだ!」
「ぐおおぉぉん!」
「悔しいか!貴様の負けだ李純!私の方が人気も・・・!?」

パキョッ!!

「バカメ。レッサーパンダのブームなどとっくに去っタ。時代は・・・・・・バナナダ」

獣化が解けて顕わになった素肌を幽闇の空気に晒しながら、李純は淋しそうな顔でバナナを静かに頬張った―――

408 名前:名無し募集中。。。:2008/11/25(火) 17:49:03.14 0
>>407
以上です

『禍刻Ⅶ―King of beasts―』

>>400さん>>401さん
あまりにも嬉しくて書きました
ご期待に沿えましたでしょうか?

・・・ごめんなさい浮かれましたもうしません
まとめさんこれはもちろん収録しないでください
本物は絶賛構想中です
長らく絶賛構想中のままです
パンダ超むずいんです
ガキさんの構想も練っています
おかげさまでモチベーションが上がったので頑張ります
でも正直プレッシャーの方が大きいですw

409 名前:名無し募集中。。。:2008/11/25(火) 18:18:51.67 O
マジの禍刻シリーズかと思ってビビったw

でも収録はしようよw オモロイからw

410 名前:サボリン∞ヽ( ゚∀。)ノ:2008/11/25(火) 19:21:46.19 O
独断と偏見で問題作と認定されない限りは収録しちゃうんだぜ

でもその場合タイトルはその通りでいいのか判断ムズいから
ご指示お待ちしておりますなんだぜ

411 名前:名無し募集中。。。:2008/11/25(火) 19:26:54.39 0
>>410
乙です
今スレは1スレものが多いから、拾い難いかもですね

412 名前:名無し募集中。。。:2008/11/25(火) 20:27:51.54 0
>>230のフォロー?というか
重い
ご家族に大病を患っておられる方には不快な内容かもしれませんが、近しい人との別れを
何度か経験した私の素直な坦懐だったり

413 名前:名無し募集中。。。:2008/11/25(火) 20:28:35.22 0
死なないで
今日たまたまこの病院に来なければ貴女の顔も名前も知ることは無かった私にこんなことを言う資格はないのかもしれない
でも死なないで
医師も看護師も延命を諦めている状態の貴女にこんなことを言うのは、苦しみを長引かせるだけということはわかってる
でも死なないで

不思議な力を持つ私の大切な人は、貴女の精神に感応して貴女の歩んできた人生を知ってしまった
家族への愛情、他人への感謝、自分の為にはどんなささやかなものさえ求めてこなかった貴女の人生
そんな貴女の最期は安らかであっていいと思う
でもでも死なないで、生きて欲しい

心清らかに生きてきた貴女
そんな貴女の最期だからこそ、慈しんでこられた家族に見守られて旅立って欲しい
だから死なないで
こうしている間にも貴女の家族がお別れを告げようとここに向かっているはずだから
もう少しだけ頑張って生きていて、貴女からもお別れをしてあげて
死なないで
それは今の貴女にとってはとても残酷なことかもしれない
でも生きることの大切さを、命の重さを貴女の家族に教えてあげて欲しい
私の力では貴女の病を癒すことはできないけど、少しでも貴女の苦しみが和らぐなら、私の力の全てを貴女に注ぐ
死なないで

「目、覚ましたんか」
「私、気が遠くなっちゃって…、あの人は、ねえあの人はどうなったんですか」
「逝ったよ。 家族に見守られて。
最後にさゆに言っとった。 ありがとうって」
「そうですか。 これで良かったんでしょうか」
「さゆはようやったよ。 さゆのおかげであの人と家族は最後にお別れできたんや」
「…ならいいんですけど。 愛ちゃん一ついいですか。
最初あの人のことをばあちゃんって言ってましたけど、あの人って愛ちゃんのおばあさんに似てたんですか
「いや、あーしのばあちゃんより、あの人の方がずっとべっぴんさんや。
でもな、声がな、あーしの心に飛び込んできた声が、あーしのばあちゃんとそっくりやった」  (さゆへホゼナント)

414 名前:名無し募集中。。。:2008/11/25(火) 20:37:48.17 0
>>408
何の前置きもなしにバトルシーンから始まるのって超カッコイイね!
獣化の描写もメチャかっこいい!
こりゃ面白そうだ、と思って読み始めたら・・・ワロタww
服からスルリと抜け出たとこを想像して吹き出したww

415 名前:名無し募集中。。。:2008/11/25(火) 20:57:34.06 0
>>413
優しさが心に染み入ります
さゆの治癒能力者としてではなく
一人の人間としておばあちゃんの傍にいて励ましていたんだね
誰かが傍にいて看ててくれる事って大切なんだね
それだけで力になるんだね

416 名前:名無し募集中。。。:2008/11/25(火) 21:28:23.23 0
>>410
いつもありがとうございます
しかし今回ばかりは見逃してくださいorz
あんなのをおもしろがってくださる方がいらっしゃったのは大変にありがたいですがあまりに適当すぎるので・・・
っていうか
>でもその場合タイトルはその通りでいいのか判断ムズいから
・・・いいわけがないじゃないですかw
『戯刻―King of beasts―』・・・みたいな感じでしょうか?つけるなら

・・・いやこればっかりは本当に載せないでください
少なくとも本分類では・・・

>413
こんな流れでの感想をお許しください
「死なないで」のリフレインが心に沁みました
死ぬと分かっている相手へそれでも「死なないで」と繰り返すその想いが
ラスト4行のさゆと愛ちゃんの会話がまた効果的ですね
こんな素敵な作品が直後来ると分かっていればあんなこと絶対しなかったのに・・・

417 名前:サボリン∞ヽ( ゚∀。)ノ:2008/11/25(火) 21:38:05.33 0
んじゃOthers行きケテーイ

418 名前:名無し募集中。。。:2008/11/25(火) 21:48:30.35 0
>>408
禍刻ファンとして本物をお待ちしてます
これはこれで絶賛ものですが

>>413
「死なないで」という言葉は広島紺のMCからの引用ですよね
同じ言葉でも、>>230のそれとは違う真摯な響きを感じました

419 名前:名無し募集中。。。:2008/11/25(火) 22:37:40.56 O
さすがに今日は下がるのがはやい…
個人的に今年は娘。のよさを心底再認識した年になったのに皮肉だなあ

420 名前:名無し募集中。。。:2008/11/25(火) 22:55:24.70 0
ガキさんがピアノ線もしくは鋼線を武器として使ってるけどピアノ線と鋼線の違いって
作品ごとのぶれの範疇なの?
それとも作者さんによってこだわりがあったりするのかな?

他にもこの設定は自分の中ではこうなんだよってのがあったら聞いてみたい

421 名前:名無し募集中。。。:2008/11/25(火) 23:04:08.15 0
数作しか書いてないけど
絵里の「風」の能力はあくまで「風を起こす力」であって「空気を動かす力」ではない
という設定で書いてる

422 名前:名無し募集中。。。:2008/11/25(火) 23:24:42.85 0
もうここにはあまり来なくなったが
ジュンジュンのパンダ化を気に入ってくれている人がいて嬉しい

ちなみに変身シーンのイメージは元ネタの一つにもなっている
ベルセルクのゾッドの変身を想像してもらいたい
ゾッドははじめから素っ裸だけど

423 名前:名無し募集中。。。:2008/11/25(火) 23:32:06.89 0
>>420
実はあんまり意識してない
それぞれ別の作品で両方のパターン使ったこともある
ただしピアノ線・鋼線それぞれの良さは出して書いたつもり

424 名前:名無し募集中。。。:2008/11/25(火) 23:53:22.25 0
>>422
ジュンジュンから立ち込める謎の煙幕・・・ゴクリ

425 名前:名無し募集中。。。:2008/11/26(水) 00:05:20.13 0
>>422
不死(ノスフェラトゥ)のジュンジュンか

426 名前:名無し募集中。。。:2008/11/26(水) 00:06:05.73 0
>>424
ガス会社見たばっかりだから違うもん想像しちゃったじゃないか

427 名前:名無し募集中。。。:2008/11/26(水) 00:21:00.86 O
鋼線とピアノ線
どっちが先に出たんだ?

428 名前:名無し募集中。。。:2008/11/26(水) 00:24:50.21 O
>>427
[Ai-Gaki](03)750『光放つ、原罪』参照です
これが最初のはず

429 名前:名無し募集中。。。:2008/11/26(水) 00:25:09.97 0
ピアノ線の初出が[Ai-Gaki](03)750 『光放つ、原罪』
鋼線の初出が[Niigaki](08)472 『RとR(1)』
ピアノ線のほうが先だけど定着したのは鋼線が出てからって感じ

430 名前:pepperの人:2008/11/26(水) 00:39:02.88 0
調子に乗って、先日UPしたスト-リーの、カットした部分を保全代わりにUPしてみます

>>321 と >>322 の間のエピソードです。 リゾナンターも、pepper も出てこない…
文字通り「蛇足」になりそうですが、保全の為と言う事でご容赦下さい

431 名前:pepperの人:2008/11/26(水) 00:39:44.14 0
土居研究員は口を真一文字に結び、警察庁科学技術局の廊下を大股に歩いていた。
ついさっき、LINLINから連絡が入り、「pepper」のメンバー、レイナとコハルが亡くなった事を
知らされたのである。

「気持ちの真っすぐな娘たちだった…」とつぶやく。
彼は、彼女らが好きだった。真剣に格闘技術を学ぶ姿、仲間を思いやり、励ましあう姿…。
その命が、理不尽に失われた事を思うと、胸が熱くなる。

彼は「第一特殊作戦指令部」と書かれたドアを開けると、ためらう事無く中に歩みを進める。
本部席の中央、局長代行の席には、入ってきた土居研究員にも気付かぬ様子の秋元が、茫然
自失の体で座っていた。
足早に歩み寄った土居研究員が声を荒らげる。
「秋元さん! アンタ、何を考えているんだ!? 阿久博士からも聞いているはずだ…、彼女たち
はただのガイノイドではないと! アンタのやっている事は、殺人と変らないぞ!」
秋元はやっと土居研究員に気付いたように、ゆっくりと目を上げる。だが、その視線は宙を泳いで
いるように見えた。
「な、何を言っているんだ…? バカな、あれはただのガイノイドだよ…。危険なロボットなんだ…」
「しかし、俺はどうしたらいい…? まさかAK-B8が潰されるなんて…。 しかも2個中隊が壊滅
だと…。 重大な責任問題になるぞ…?」
秋元は土居研究員の怒りをよそに、熱にうかされたように話し続ける。
「そうだ、自爆だ…! 残ったAK-B40全てに、自爆用の爆弾を仕込むんだ…! No.1さえ
破壊すれば、あとはさほど怖くない…。 1体づつ接近して自爆させる…! なんとしててもあれを
全滅させなければ、俺の立場が無い…!」
ふらふらと立ち上がりながら言い続ける秋元がふと見上げると、そこにはすでに怒りを通り越し、氷のような冷徹さをたたえた土居研究員の眼があった。

ブンッ…と、土居の右腕が唸りを上げる。最小限の動きから発せられた掌底が、秋元の顎の先端
を横殴りに打ち抜いた。頚椎を中心に強烈な回転をくらった脳は完全な脳震盪を起こし…、コントロールを失った秋元の身体が、糸の切れたマリオネットの様にフロアに崩れ落ちる。

432 名前:pepperの人:2008/11/26(水) 00:40:34.74 0
土居研究員は秋元局長代行の机の上から無造作に一枚の紙を取ると、太いマジックペンを手に
取り、「辞表 土居 甫」と書くと、失神している秋元の顔に貼り付ける。
ふと振り返ると、二人の若い警備の警官が唖然として土居を見つめていた。
「…コイツが目を覚ましたら、刑事告訴でも何でもしろ、と伝えてくれ。俺は逃げも隠れもしない」
「ただ、今は行かせてもらうぞ? もし邪魔をするなら…」
「…いいえ」
と、警官が答える。
「我々二人がかりでも、土居先輩には敵わないでしょう…。 …皆さんの無事をお祈り致します」
「…なんだ、お前らか…!?」
二人の警官は、特別機動在籍時に、土居が格闘技術の指導にあたった若者であった。
「ありがとう…。すまんが、行かせてもらうぞ…」
立ち去る土居の後姿を、二人の警官は敬礼で見送っていた。

自分の席に戻り、デスク上に警察手帳、通行証、車のキーなどを返却する。
これで「pepper」たち用の移送車両は使えなくなってしまった…。レンタカーでも借りていくしか
ないな…、などと考えながら廊下を歩いていくと、後ろから金髪の小柄な男が追ってくる。
「土居!! 土居!! ちょっと待ちいな!!」
「寺田か…。 今、秋元に辞表を出して来ちまった。 あとはよろしく頼むわ。俺は阿久博士と、
アイたちを迎えに行く」
「そうか…。あの時俺が余計な事をしたせいで、エライ事になってもうたな…」
「悪気は無かったんや…。大阪から来たばかりで、彼女らの事、よう知らんかったからなあ…」
「…ああ、わかってるよ…。博士も、別にお前の事を悪くは思ってないと思うぞ」
「これ、彼女らの移送車のキーや。俺の名前で貸し出して来とる。好きに使ってくれや」
「…お、良いのか? 助かる。」
「うん、何かあったかて、俺が始末書書く位なんでもないわ。博士にもよろしく言うといたってな…」
おう、と手を振ると、土居は駐車場への廊下を走り出した。

433 名前:pepperの人:2008/11/26(水) 00:43:47.27 0
以上です。

これは収録は無しで良いと思います。 … >>407 はぜひ収録された方が良いと思いますがw

ジュンジュン可愛いですよねw

434 名前:名無し募集中。。。:2008/11/26(水) 01:59:20.73 0
いやこれを収録しないとか無しだろ

435 名前:名無し募集中。。。:2008/11/26(水) 02:40:58.13 0
故郷でよく見ていた雨に似た白いモノ。
窓は靄で外を阻み、ソッと手を泳がすとヒヤリと冷たい感触。
ハァッと息を吹きかけると、白く世界は曇った。

曇った空。灰色の雲。
故郷は雪が降り、いつかの景色も、誰かの足音も、仔猫の鳴く声も
子ども達の笑う声も、きっと消してしまう。
私の吐く息は、いつだってただ真っ白で、酷く哀しい色でしかない。

―――見下ろす世界は、どこか静かに佇んでいる。





十一月下旬、天気はくもり。

空からは雪なのか雨なのか分からないモノが微かに降っていた。
唇はカサカサになり、寝癖に嫌気を差しながら愛はトボトボと歩いている。
ふと、現在高校生である二人の姿を思い出す。

まだあの子達は受験があるワケでもないが、1人は芸能人としての仕事があり
1人は進学校に通っている為、冬休みなど関係が無い。
年明けには全国模試があると嘆いている声だけが聞こえてくるだけだ。
愛と言えば、喫茶「リゾナント」の店長として務める前はほぼ現在の生活と
あまり変わらない暮らしをしていたが、『学校』というものに通った記憶は殆ど無かった。


436 名前:名無し募集中。。。:2008/11/26(水) 02:42:22.61 0

愛は、自分の中にある勉学的知識がどれほど平凡で、平均的なやつかを自認している。
身長も小さい、運動や戦闘能力に関しては頭ひとつ抜けていたとしても
それは自分が「異能力者」だからだと思っていた。

 もしも普通の人間であったなら、そんな他愛の無い日々を過ごしていたのだろうか。

時々、その二人―――小春と愛佳が高校から出された課題を見せ合いながら解く姿を見た事がある。
何のオチも無い話をしながら向かい合う姿に微笑ましくなると同時に、自分の子供の頃の姿が重なった。
同い年くらいの子達と遊んでいる自分が。
この場所に来てから自分は上から見上げられる側にもなったし、下からも見上げられる側にもなれた。
だがどこかで、壁を感じていたのは否めない。

 まるで、自分だけ肩を並べられる人間が居ないように思えたから。

絵里や里沙、さゆみとれいな、小春と愛佳、ジュンジュンとリンリンは同じ出身国だから
それなりに通じ合えることだってあるだろう。

 ―――なら、あーしは?

『M。』から抜けて、必死に自分の"目的"へと進んできた。
だが、それを遣り遂げたとして、後に残るものってなんだろう?
一番上に立ち、皆で助け合って今まで来たが、まだ、そう―――メンバーに知られていない"秘密"という名の壁。
それが解決しない以上は、先に進むのは難しい。

"秘密"。それは、このリゾナンター自身に課せられた因縁そのもの。
多分、もしかしたら、それがどんな形で結末を迎えたとしても、愛達が築き上げてきた
「リゾナンター」という存在が、無くなってしまうかもしれない。

それほど重大な事。だからこそ、メンバーには秘密にしてきた。
だがもう、今ではそれがいつバレてしまうか分からない所までやってきていた。


437 名前:名無し募集中。。。:2008/11/26(水) 02:43:48.90 0

 ―――"その時"が近い、そう愛の中で叫んでいる。

自分は多分、遠からずあの子達の傍から居なくなる。
それは寂しくて、哀しくて、とても辛い事だ。
それでも、あの子達が「リゾナンター」である限り、この因縁は彼女達にも繋がれる。

 光と闇に愛されし共鳴者―――"リゾナンター"
 其れに結末など無い、全てに紡がれ、全てに告げる歌詩(リリック)達

愛は自身の居場所へと変える道筋を辿りながら、聞こえてくる微かなメロディに耳を傾けた。
まるで呪文のようなそれらは何の意図もなく愛の元へと集う。
この歌詩が聞こえる限り、どこまでも道は続いていくのだ。
ふと、既に空は暗く染まり、照らし出される喫茶店のライトが視界に入った。

店内に入ると、猫の様な目をする副店長が大きな声を上げる。
そういえば、材料の買出しに行ってくると言って、既に数時間も経っているのに今気付いた。
今日もまた、いつも通りのメンバーが集まり、そしてまた違った歌詩が流れている。
だがどこか慌しいのは気のせいだろうか?
里沙が怒って何かを言っているが、それを軽く受け流してカウンターへと入ると
不意に良い匂いが漂い始めていた。

 「愛ちゃん、ちょっと味見してくれん?」
 「ちょ、道重さんちゃんと野菜は洗いましょうよぉ!」
 「亀井さん!それちゃんと根とか斬りはりました?」
 「え?これって全部食べれるんじゃないの?」
 「コラー!そこのさゆえりコンビ!アンタ達は二階で準備って言ったでしょうがぁ!
 愛ちゃんも帰って来たから、ジュンジュンとリンリンを手伝ってきなさい!」



438 名前:名無し募集中。。。:2008/11/26(水) 02:44:54.86 0

里沙に怒られて渋々厨房から出て行く絵里とさゆみを見守りながら
小皿に入れられたスープの味見をする。
瞬間、愛の中で何処か懐かしい風味が現れた。

 「もしかしてこれ…」
 「ほら、もう冬だしさ、お鍋の時期だって田中っちと話てたのよ」
 「そしたらいきなり小春が出演した番組でお鍋セットと具材を当てて来たっちゃん。
 なら今夜はお鍋パーティしよっかって事になったけん」

さすが芸能人…と愛は内心で小春の凄さを改めて感じていたが
先ほどまで抱いていた頭の中のモヤがフッと消えたような気がした。
誰が何を言ったかなどの問題ではない。
突然の事をそれでも当たり前に受け入れる事が、愛にとって「リゾナンター」の凄さだと思えた。

 「という事で高橋さん、これお願いしまーす!」

小春が取り出したのは新鮮な魚介と、大きな蟹。
先ほどから騒いでいたのはこれだったのか。
愛の口角が引きつったのを見た里沙はただ笑うしかなかった。



 蛇口を捻る。
 冷たい水が手の平を跳ねる。
 痛いくらいの温度で、体温が徐々に下がるのを感じる。
 凍えるように冷え切っていたココロは、まるで凍死しそうなほどだったのに。

あの子達はきっと、愛にとっての太陽なのだろう。
雪のような愛を溶かしてくれる、唯一の存在達。
陽が沈んで、夜が来て、また雪で覆いつくされたとしても、きっと、溶かしてくれるだろう。


439 名前:名無し募集中。。。:2008/11/26(水) 02:46:18.32 0

 いつかの景色を思い出す。
 ただひとり、背中が叫んでた。泣いていた。
 温かく、柔らかく、優しく抱きしめてあげたいと思えるほどに、その声は悲痛で、哀しい。
 誰かに愛されていた分、もっと愛されたくて、愛したくて。
 背中が叫び続けている。だが愛には、それを受け止められない。
 何故か?何故か。

足跡に咲いた花。いつかの風景で、―――高橋愛は、待っていた。



故郷でよく見ていた雨に似た白いモノ。
窓は靄で外を阻み、ソッと手を泳がすとヒヤリと冷たい感触。
ハァッと息を吹きかけると、白く世界は曇った。

ひとしきり終えた晩餐会の後の静けさ。
どこかが寂しげだが、それでもココロの中は温かみを帯び続ける。
グラスを傾け、愛の表情はどこか柔らかい。 

 それはどこか安心したように。

月明かりが眩い世界に手を伸ばし、空の果てへと息を吐く。
屑星がまた堕ちるかと思ったが、そんな事があるはずも無く。
愛は視線を伏せて、今度は歌詩(リリック)を鳴らした。

光を背ける事はしない。
眩しさの向こうにはきっと在るから。
唇からこぼれてく溜息が、風に滑っていく。

 ―――見下ろす世界は、どこか静かに佇んでいる。


440 名前:名無し募集中。。。:2008/11/26(水) 02:51:28.00 0
>>435-439
以上です。
ほぼ忘れ去られている「異能力」の作者です(平伏)
全く話が進まないクセに番外編などを書いるというorz
お目汚し失礼致しました。

ご報告ではありませんが
リーダーの出身地に先日初雪が降りました。


441 名前:名無し募集中。。。:2008/11/26(水) 06:17:40.13 O
作者のみなさんは右利き?左利き?

442 名前:名無し募集中。。。:2008/11/26(水) 07:28:59.56 O
pepperの人さんと異能力の人さんがきている!
後ほど読ませていただきます

末席の作者たる自分は右利きです

443 名前:名無し募集中。。。:2008/11/26(水) 07:38:18.97 O
>>433
伝わる彼女たちへの熱い思い、これ収録しとかなきゃだめですよー。
>>440
愛ちゃんのなんか暖かくなぜか切なさが感じられる
思わず応援したくなる作品ですね

444 名前:名無し募集中。。。:2008/11/26(水) 08:11:09.32 0
>>433
本編の中に挟むことはないかなあ
全てを話の中で描ききるより、読者の読み手に委ねた方がいい場合もあるし
ただこんな細部まで書いているから、本編のガイノイド達に生命の息吹を与えられるんだということは感じました。
まあ収録の有無はサボティ決済でw

>>440
あなたのことを忘れるわけがないでしょう
雪の白さ、暖かさと切なさが伝わってきました
春から始まったこのスレが雪の季節まで続くとは感慨深い

445 名前:名無し募集中。。。:2008/11/26(水) 08:37:53.71 0
>>433
人様の作品だと「これ収録しないとかありえないだろ」って思えますね
是非とも収録すべきです
こういう裏側は物語に厚みをもたせますよね
その部分を自分で想像するのも好きですが やはり作者さんご本人が書かれるとキャラの生命感が違います

>>440
いつも感心しますがテクニックに長けておられますよねえ
冒頭と末尾で同じ文章を繰り返しながら それにまったく違う意味を持たせているのが見事です
それと同時に 違う種類の淋しさや切なさを感じさせて・・・

独りの寒さの中の孤独 仲間に囲まれた温かさの中の孤独
本編も楽しみにしています
忘れるはずなどありません

446 名前:サボリン∞ヽ( ゚∀。)ノ:2008/11/26(水) 09:07:15.74 O
作者のみなさんはそんな謙遜すんのやめましょうや
どうだ!書いたぞ!載せろ!くらいでいてほしい
こんなん載せないでくださいって言われたって収録させてもらいますからw
それがよっぽどの問題作でない限りは…

というサボティは右利き

447 名前:名無し募集中。。。:2008/11/26(水) 10:08:39.03 0
私は生まれつき左だけど色々あって両手利きになったよ

448 名前:pepperの人:2008/11/26(水) 10:15:37.55 0
サボリン∞ヽ( ゚∀。)ノさん、私の場合は謙遜でもないのですわ 

私の作品は主人公がリゾナンターではなく「pepper」だと言う点で、既にリゾスレのスピンオフ
的な位置にあると思いますので…、さらにそのスピンオフ的エピソード、と言うのは如何な
ものかと

ただですねえ…、このパートには、このストーリーがリゾナントさせて戴いた >>330 さんの
[MM。](16)538 http://resonant.pockydiary.net/index.cgi?no=503 に出てくる、「寺田さん」
(の本体)がちょびっと登場しますのでw 一度読んでもらいたかったと言うのが本音です 

…しかも意外とイイヤツなんですよ…?w

449 名前:名無し募集中。。。:2008/11/26(水) 10:57:21.44 O
>>441
突然どうしたのかわかりませんが
わたしは鋏以外左です

450 名前:pepperの人:2008/11/26(水) 12:23:03.57 0
>>370
かなしみさんにそう言っていただけるとホント嬉しいです かなしみさんの「予告編」を見て
あー、これ書きたい! と思ったところへ、すぐさま >>330 さんの第1話… やられました

ただ、いつも思うのは、>>440 さんをはじめ、このスレの方は表現が詩的で素晴らしいです
よねえ…?
自分の目指す作風として仕方ないとは思いますが、自分の散文がいつも浮いてしまう気が
して気になる… そんな私は平凡な右利き… でもなんで?w 

451 名前:名無し募集中。。。:2008/11/26(水) 13:39:21.76 0
>>441
右利きだけど…何故急にそんなことを?w
時間帯も時間帯だから、寝惚けて書き込んじゃったのかもしれないけど

452 名前:名無し募集中。。。:2008/11/26(水) 13:43:06.79 0
右利き~ 右利き~ 右利き ワイキキ~
右利き~ ワイキキ~ リゾスレ 大好き~
ってことなんじゃない?
まことにすいまめ~んってことなんじゃない?

・・・ごめんね疲れてるんだ

453 名前:名無し募集中。。。:2008/11/26(水) 14:17:31.20 0
ま、待てっ! 作者( The Messenger )の皆さんっ……!
>>441 はダークネスの罠だっ……!!

この簡単な質問により、作家さんたちの『存在座標』と『運動速度』を割り出そうとして
いるのだっ……! 『確率密度関数』っ……! それがっ…! ヤツラの狙いっ……!

それにより 古に放たれた人類最大の問い…!  >>392 への回答がっ……!
あ、まてなにをするfrtgyふじこlp;@

454 名前:名無し募集中。。。:2008/11/26(水) 14:42:00.94 O
ここまで発展させた>>441に若干嫉妬するわw

455 名前:名無し募集中。。。:2008/11/26(水) 15:06:23.46 O
まさかダークネスの罠だったなんて・・・

456 名前:名無し募集中。。。:2008/11/26(水) 15:13:25.53 O
そういえば喫茶リゾナントの各メンバーの時給いくらなんだろ?
あ れいなはいいや、CDだもんね

457 名前:名無し募集中。。。:2008/11/26(水) 15:16:57.99 0
たまにお手伝いはするものの基本的には店員ってれいなだけじゃなかったっけ?
他のメンバーは店に集まってるだけで

458 名前:名無し募集中。。。:2008/11/26(水) 16:00:45.17 0
懐かしいな れいなの時給がCDって話

459 名前:名無し募集中。。。:2008/11/26(水) 16:09:54.90 0
チッ… もっと早く >>453 は始末しておくべきだったな …だがまあいい… 
>>441のトラップにより、とりあえず今朝から今までで、6人もの「作家」と
呼ばれるリゾナンターの「共鳴者」の存在が確認された… 想像以上だ

>>442さん 右利き
>>446 サボリン∞ヽ( ゚∀。)ノ ちゃん 右利き
>>447さん 生まれつき左だけど色々あって両手利き
>>449さん 鋏以外左
>>450 pepperの人 さん 右利き
>>451さん 右利き

コイツラにはすでにナノマシンが投与された… これで本人またはその嫁が貧乳になる!
これはすでに8thを除くリゾナンターにも投与され、絶大な効果を上げているのだ!
ミスってミティ様にも投与したのは内緒だ…

460 名前:名無し募集中。。。:2008/11/26(水) 16:17:21.96 0
>>459
ちょwww
ナノマシン効きすぎなんですけどwww



_| ̄|○

461 名前:名無し募集中。。。:2008/11/26(水) 16:45:15.91 O
>>459
あれ?作者さんでもなんでもないのに何でナノマシーンの効果が…
ダークネスめ!!…モットヤレー

462 名前:名無し募集中。。。:2008/11/26(水) 16:51:22.20 0
本格的にミティが暴れ出す季節になりましたね
リゾスレ住人の皆さんくれぐれも風邪には気をつけて…

463 名前:名無し募集中。。。:2008/11/26(水) 17:09:36.72 O
从*` ロ´)<ガキさんかっ!ガキさんのことかああああああああああああああっ!!!!






トゥルトゥルトゥル
川∩´┴`)<あ、高橋さんですか?田中さん、たぶん明日から2、3日
       お休みいただくと思いますわ。え?理由?それは愛佳の口からは言えませんわ…

464 名前:名無し募集中。。。:2008/11/26(水) 17:25:34.84 0
川o・-・) < 他のダークネスメンバーは大丈夫みたいねミティにはかわいそうだけど、



http://up2.viploader.net/pic/src/viploader851801.jpg

465 名前:名無し募集中。。。:2008/11/26(水) 17:34:09.70 0
  _, ._ノノハヽ
( ・eノリo´ゥ`リ<おのれダークネス!許さん!

466 名前:名無し募集中。。。:2008/11/26(水) 17:36:59.04 0
从;` ロ´;) <マルシェ様~!! 対処法を~!!

川=´┴`) <…田中さん… 魂売っちゃダメです!

>>463
从*` ロ´) <あいか、トゥルトゥル はやめるっちゃ!

川=´┴`) <…? なんでですのん?

467 名前:名無し募集中。。。:2008/11/26(水) 17:49:53.66 O
保全と言えば保全になるけどなあ

468 名前:名無し募集中。。。:2008/11/26(水) 18:05:09.81 0
>>459
あんたそれダークネスのめっちゃ怖い人にも間違って投与しなかったか

469 名前:名無し募集中。。。:2008/11/26(水) 18:25:39.94 0
>>468
…それは違う… 

このナノマシンは「めっちゃ怖い人」の遺伝子マトリクスを解析して作ったのだ! 

…これは超極秘だ…

470 名前:名無し募集中。。。:2008/11/26(水) 18:50:28.89 O
日本人の男性は遺伝子的に貧乳好きが多いらしいね
着物はその方が似合うからだって
それが本当かどうかは分からないけど少なくとも自分は貧乳好きです!
世の中の貧乳女子は自分の胸の魅力に気付いてほしいマジで

471 名前:名無し募集中。。。:2008/11/26(水) 18:55:08.05 0
年に1度のレッドホワイト武闘会には今年は参加出来なかったけど
来年こそは・・・

472 名前:名無し募集中。。。:2008/11/26(水) 19:34:00.14 O
>>470
そんな話ここに書いてどーすんだよバカ
誰もそんなレスのぞんでねーよ
勝手に別のスレにでも行って書いてこい

473 名前:名無し募集中。。。:2008/11/26(水) 19:45:14.91 0
なんか以前にもこんなやり取りがあったような気がww

明日か明後日までにはなんとか一本投下したいなと思いつつ苦戦中

474 名前:名無し募集中。。。 :2008/11/26(水) 20:14:37.80 0
>>472
2行目と3行目は自分の事を書いてるのですね
わかります

475 名前:名無し募集中。。。:2008/11/26(水) 20:35:52.39 0
なんだこのやりとりはw吹いたw

476 名前:名無し募集中。。。:2008/11/26(水) 20:36:01.42 0
>>473
楽しみにお待ちしてます








477 名前:名無し募集中。。。:2008/11/26(水) 20:42:13.04 0
>>473
待ってます!!!
作品こそこのスレの命!
予告があれば我々は道をあけますので

478 名前:名無し募集中。。。:2008/11/26(水) 21:08:39.51 0
一度でいいから新作を待ってますと言われてみたいです
作品というか思い付きを投下します

ダークネスでゴメン
ノープロットでゴメン

479 名前:名無し募集中。。。:2008/11/26(水) 21:09:12.96 0
逃げていく最後の生き残りの背中に氷の槍を飛ばした。
今この土地で動いてるのは、あたしとあたしの後ろで震えているこいつだけ。

「ぐはっ」 流石に疲れたわ。
「ったくよお。 泣く子も黙る氷の魔女ミティ様をただ働きさせるなんて、いいタマだぜ」

恥じ入るように下を向き、言葉を発しないやつの首筋を一撫でしてやった。

向日葵。
十一月に向日葵が咲いてたって驚くようなことじゃないんだろう。
でも畑に群生してるのでもなく、街中で人に守られてるのでもない。
北関東の原っぱにぽつんと一本だけ生えている向日葵が、雪の便りが届けられるこの時期に
花の形を保っている根性は少しばかり誉めてやっていいいだろう。

「オメーはよ、こうやって一本だけ目立つから射撃の的にされるんだよな」

敵対する外国人組織を殲滅するという任務を果たし、本部へ帰還するために指定された
転送ポイントへ向かう途中に見かけた光景。
自動小銃を手にした男達が数十人ばかり。
その内の何人かが茎も花も色あせた向日葵を的に、射撃の練習をしていた。

480 名前:名無し募集中。。。:2008/11/26(水) 21:09:46.72 0
見過ごすつもりだった。
だけど最初は離れていた着弾が徐々にこの向日葵の付近に集まり始め、水分の枯渇しきった
葉を一枚飛ばしたのを見たら、自然と身体が動いていた。
後に残ったのは謎の武装集団の屍の山ってわけだ。

「ミティ様、お迎えに参りました」

転送ポイントに到着しないあたしに痺れを切らして、マルシェが寄越したのだろう。

「そのヒマワリお気に召したなら、抜いて本部に持って帰りましょうか」
「どうやらお前固めて欲しいらしいな」

どいつもこいつもわかっちゃいない。この向日葵はここに生え、ここで咲き、ここで枯れる。
ミティ様は行きたい場所に行き、生きるのに飽き続けるまで生きる。
どっちも同じってこと。
この向日葵に手を出すってことは、ミティ様に喧嘩を売るっていうことさ。
凍死の恐怖に固まってしまっている下っ端の尻を蹴っ飛ばして、転送ポイントに向かうことにした。

あばよ、向日葵。
今度咲く時は仲間のたくさんいる場所で咲きな。

最後に振り返ると、やつが頷いたように見えた。

481 名前:名無し募集中。。。:2008/11/26(水) 21:11:48.74 0
>>479-480
以上です
2レスでゴメン

482 名前:名無し募集中。。。:2008/11/26(水) 21:18:43.69 O
かっけぇ!
物言わぬ植物を護るとこが美貴様らしい
自分に重ねたのだろうか
色々と想像させるね

483 名前:名無し募集中。。。:2008/11/26(水) 21:27:26.41 0
>>481
美貴様… お仕置きキボン… じゃねーや 男前だね! 

個人的にはキャラが今までの作品の中でも、すごくリアルで魅力がありますね 
なんか目に浮かぶ!

 新 作 を 待 っ て ま す ! !

484 名前:名無し募集中。。。:2008/11/26(水) 22:06:29.81 0
ミティとひまわりの組み合わせがいいね
何となくジョジョのカーズを思い出した
新作待ってます

485 名前:名無し募集中。。。:2008/11/26(水) 22:16:30.00 0
規制解除されたー!
ミティ様ありがとう!

486 名前:名無し募集中。。。:2008/11/26(水) 22:30:23.86 0
あー、コーヒー美味えなー

487 名前:名無し募集中。。。:2008/11/26(水) 22:37:12.23 O
(`▽´)ツ<☆キャー☆ミティさまー☆ステキでーす☆

488 名前:名無し募集中。。。:2008/11/26(水) 22:52:59.04 0
>>481
超カッコイイ!!!!

>逃げていく最後の生き残りの背中に氷の槍を飛ばした。
>今この土地で動いてるのは、あたしとあたしの後ろで震えているこいつだけ。

この簡潔にして超クールな冒頭に惚れた!



489 名前:名無し募集中。。。:2008/11/26(水) 23:38:01.36 0
しばしばジョジョに喩えているのは同じ方ですか?
毎回一人忍び笑いを漏らしているのですがw

490 名前:名無し募集中。。。:2008/11/27(木) 00:17:36.70 0
>>481
かっこええ!
ホントにカッコええ!
もし俺の思う人だったら何度か新作をせがんだ事があるはず

491 名前:名無し募集中。。。:2008/11/27(木) 00:29:50.51 0
久しぶりにwiki見たらすごく整理されて充実してて感動したw

492 名前:名無し募集中。。。:2008/11/27(木) 00:34:42.65 0
ハイライトまとめた人が凄いと思った

493 名前:名無し募集中。。。:2008/11/27(木) 02:09:24.98 O
从*` ヮ´)/<れいな参上♪ニヒヒヒヒ

494 名前:名無し募集中。。。:2008/11/27(木) 05:17:09.82 0
「ごめんな、ばあちゃん。 急な用事のせいで遅くなってしもうて」
「難しい手術じゃないから、別に来なくても良いって、言ったじゃないか。
それにどさくさ紛れに人をばあちゃん呼ばわりするんじゃないよ」

二ヒヒと笑う気配がした。

「手術が済んで退院できたら、また犬を飼うたらよかやろ」
「もう犬はいいよ。 チビみたいに先立たれるとやっぱり辛いしね。
もっとも、今度犬を飼ったら、私のほうが先にあの世へ行くことになりそうだけど」
「冗談でもそんなこと言うたらいけん」

博多訛りの彼女は、ふとしたことから知り合った年下の友人。
見かけはちょっと不良っぽいけど、とっても純粋な子。
以前この病院で乱闘騒ぎを起こしたことがあると、年配の看護婦が言っていた。
五十人殺しとか、百人切りとか昔の剣豪じゃあるまいし。

「これお見舞いっていうか、お守りみたいなもん」 

そう言うと私の右手に何か固い物を握らせた。
それは冷たかったけど、握り締めているうちに暖かいものが心の中に流れ込んできた。

手術が終わって、意識が戻ると医師が目の前にいた。

「手術は成功です。 リハビリさえ真面目にやっていただければ、社会復帰できます。
あ、それと手術中ずっとこんな物を握り締めておられましたが、何かのおまじないですか?」

医師の掌の上には歪な形の小石が載っていた。
黒い絵の具か何かで目が描かれている小石は、ちょうどお座りをしている犬のように見えた。

「チビ…」

博多訛りの野良猫は誰よりも優しい子、私の大切な友人だ。  (野良猫にホゼナント)

495 名前:名無し募集中。。。:2008/11/27(木) 06:30:51.26 O
>>494
れいにゃあああああああああああ!!!
意識的にリゾナントされたかはわかりませんが
黒い絵の具か何か>9色で作った歪な『ダメ黒』の話がすぐ浮かびました
ナイス1レス作品ごちそうさまです!

496 名前:名無し募集中。。。:2008/11/27(木) 07:52:19.96 0
>>494
優しいノラ猫・・・

何だか川原に石を探しに行きたくなったよ・・・素敵なカタチをした石をさ

497 名前:名無し募集中。。。:2008/11/27(木) 10:01:30.95 0
なんやねんこの素敵すぎる話・・・
小道具の使い方が天才的ですね

498 名前:名無し募集中。。。:2008/11/27(木) 12:04:14.23 O
だけどねぇねえだけど

うええおええーどーん

499 名前:名無し募集中。。。:2008/11/27(木) 12:38:52.39 O
ちょwww4位にボスwww

ttp://pets.yahoo.co.jp/hiroba/photocontest/contest/5/list/

500 名前:名無し募集中。。。:2008/11/27(木) 13:03:40.48 0
やっとこ「AとA」の続きが書き終わったので今夜にでも
投下させていただきます
お待たせして申し訳ありませんでした

501 名前:名無し募集中。。。:2008/11/27(木) 14:07:35.71 0
>>499
何でこんなとこにボスがwwwwwwwwwwwwwwww

502 名前:名無し募集中。。。:2008/11/27(木) 14:27:22.42 0
ボスwwww

503 名前:名無し募集中。。。:2008/11/27(木) 15:28:54.13 0
>>499
最近見ないと思ったら飼われてたのかwww

>>500
待ってました!楽しみにしてます

504 名前:名無し募集中。。。:2008/11/27(木) 16:10:04.38 0
>>500
待ってたよ!ホントに!
今夜楽しみにしてるからね!!!

505 名前:名無し募集中。。。:2008/11/27(木) 16:53:44.75 0
>>500
「AとA」の完結編クル――――――――――!!
待ってます!



506 名前:名無し募集中。。。:2008/11/27(木) 16:55:00.31 0
ないやいさんが前回投下したミッツィー話みたいな
人間ドラマをまた読みたいなぁ~なんてリクエストしたりして・・・
あの話が忘れられなくて・・・

507 名前:名無し募集中。。。:2008/11/27(木) 16:57:08.08 O
>>499

!!Σ川;’∀’)。oO(テキトーに撮った写真が入賞してしまったやよ!!

508 名前:名無し募集中。。。:2008/11/27(木) 18:55:55.92 0
全話の登場人物&能力一覧表(とても簡易なものです)を作り始めたりしているのですが
皆さんの目に触れた方が嬉しいですか?
だとしたらどこにどういう形式で上げればいいと思いますか?

509 名前:名無し募集中。。。:2008/11/27(木) 19:30:00.88 0
>>508
ぜ、ぜ、ぜ、ぜ、全話!!?
すごく大変な作業だったのでは!!
ともかく超嬉しい!!!早く見てみたいです!!!!
とりあえずしたらばの感想スレとかをお借りして
上げるって言うのはどうでっしゃろ?


510 名前:名無し募集中。。。:2008/11/27(木) 19:43:50.65 0
全話って全部の話ってことですかい!!
ご自分でブログやサイトをお持ちでしたら、そちらで公開という手もありますが、
トラブルが発生するやもしれませんし、したらばで新しくスレを立てられてはいかがでしょうか。しょうね。
理想はwikiでしょうが、どういう形態でまとまっているかにもよりますしw
何にせよご苦労様です

511 名前:名無し募集中。。。:2008/11/27(木) 20:05:43.81 0
「AとA」の続きです

・分量が多くなったので分けて投下します
・血なまぐさい描写があるので苦手な人はスルーして下さい

>>508
見たい!!待ってます!

512 名前:名無し募集中。。。:2008/11/27(木) 20:06:52.43 0

「どういう意味だ」

高橋愛の双眸が粛清人Aを睨みつけた。
瞳の奥で炎が、ぎらり、と揺らめく。

「ふふん」

と、粛清人は冷たい笑みを頬に貼り付けて、愛に歩み寄る。
一見無防備に見えるが、全く隙がない。
迷いもない。
気負いもない。
びりびりと突き刺さる愛の視線の熱も全く感じていないような足取りであった。
気が付くともう、手の届きそうな位置に立っている。
いきなり右足が飛んできた。
咄嗟に顎を引いてかわす、右足が通り過ぎた瞬間、左の踵が襲ってきた。
後ろ回し蹴りだ。

「くっ!」

愛は、左腕をあげて、頭部を守る。
速く、鋭く、重い一撃が愛のガードを跳ね上げた。
さらに粛清人は旋風の様に回転し、裏拳を愛の顎に叩き込んだ。
スパァン!と乾いた音が耳の奥で響く。
間髪入れずに右のハイキックが愛のこめかみを狙う。

―潜れ!

身をかがめた愛の頭上を粛清人の右足が通り過ぎ・・・ない。

―フェイント?

513 名前:名無し募集中。。。:2008/11/27(木) 20:07:40.90 0
次の瞬間、愛は頭から地面に叩きつけられていた。
恐ろしいほどの痛みと衝撃が頭部を突き抜ける。

―どこでもいいから跳ばなければ殺される!

恐怖が高橋愛の背すじを走り抜ける。
朦朧とする意識の中、愛はむりやり再度空間を跳躍した。
集中もへったくれもない出鱈目な跳び方である。
しかしそれでも、あのまま粛清人の追撃を受けるよりかはましだった。
自分が敵からどの方向に跳んだのか分からない。
ぐわんぐわんと、まだ頭の中で鐘が鳴っているようだ。
首を二、三度振って意識を覚醒させる。

右の方から、しゃー、ぱしっ、と音がした。
粛清人がヨーヨーを上下に弄んでいる。
ゆっくりと、眼が合った。
愛の瞳に映る粛清人の顔は驚くほど平静だった。
いささかも、呼吸が乱れていない。

―なんて奴だ

右の回し蹴りから左の後ろ回し、一回転しての裏拳。
そしてフェイント。
先程愛がAに対して繰り出した攻撃をそっくりそのまま返された。
いや、そのままではない。速さと強さがぐんと増している。
格闘戦には自信のある高橋愛だったが、その自信が崩れそうになっていた。

「強いだろう?私は」

514 名前:名無し募集中。。。:2008/11/27(木) 20:08:58.10 0
と、黒衣の狩人は言った。
地球が丸いとか、空が青いとか、そんな当たり前の事を言うような口ぶりだった。
ごくり、と愛が唾を飲み込む。
それを肯定の合図と受け取ったのか、粛清人の頬に冷たい微笑が浮かぶ。

「でもねえ――私よりもRの方が強いんだよ。
 ――少なくとも殴り合いはね。あいつ本物の化け物だから」

愛の全身から冷たい汗が噴き出した。

―そういう意味だったのか

実際のところ、粛清人AとRの戦力はほぼ互角である。
ただ身体能力に於いては、わずかにRがAを上回っていた。
そういう意味ではAは嘘を言っているわけではない。

「新垣が今頃Rとたたかってるって、まだ思ってる?」

―とっくに殺されてるんじゃないの?

愛の耳には粛清人の言葉がそう聞こえた。
心臓をぐうっと鷲掴みにされたように、胸が苦しくなる。

ガキさんが
―落ち着け
そんなまさか
―ただの揺さぶりだ
里沙ちゃん!
―前!!

515 名前:名無し募集中。。。:2008/11/27(木) 20:09:49.89 0

不意に銀色の凶器が唸りをあげて襲い掛かってきていた。
ちいっと舌を鳴らし、咄嗟に身をひねってかわす。
愛の髪が数本、空中で切断されていた。

「おう、よくかわした」

なぶる様な口調で粛清人が言葉を続ける。

「今更お友達のことが心配になってきたわけ?」
「――」
「まあ確かに気の毒ではあるわね、安倍なつみのお気に入りで、
 優秀なスパイで、サイコ・ダイバーとしても一流。
 順当に行けば幹部の座は確実だったのにねえ、ふう」

わざとらしくため息をついた。

「それが――i914なんかと関わり合いになったばっかりにさ
 ――今頃血祭りだよ。可哀想に」

Aはお前のせいだと言っているのである。
お前と知り合ったせいで新垣は裏切り者の烙印を押され、殺されるのだ。
お前と心を通わせたばかりに、絶望的なたたかいに身を投じたのだ。
地位も、未来も、安倍なつみの抱擁も、全て捨てる羽目になったのだ。
全部、お前のせいだ。
そう、黒衣の粛清人は言っているのである。

―粛清とは相手を屈服させて殺すことである。

516 名前:名無し募集中。。。:2008/11/27(木) 20:11:21.57 0

粛清人Rは恐怖によって相手を屈服させる。
粛清人Aが相手を屈服させる際に用いるのは――
絶望。
敵の希望の芽を一つずつ摘み取っていく。
自信を砕き、信頼を揺るがし、勇気を萎えさせる。
そうすればどんな屈強な人間も心が折れる。
絶望する。

粛清人Aは絶望の申し子である。

「まあ、すぐにあいつの元に送ってやるよ」

こつり、こつり、と粛清人が歩み寄る。

「…舐めるなよ」

肉体の中に潜む獣が唸るような声が、愛の口から漏れた。
高橋愛の血が冷たく滾る。

「何?よく聞こえなかったんだけど」
「舐めるな!」

弾丸のように右の拳を放った。
拳が粛清人の頬をかすめると同時に左膝を叩き込む。
肘、足、拳、肉体の全てを動員して粛清人に攻撃を繰り出す。
空気が摩擦で焦げ付いてしまいそうな程の猛攻だった。

―さっきより速い…!

517 名前:名無し募集中。。。:2008/11/27(木) 20:12:12.58 0
愛の攻撃を捌きながらも、粛清人はじりじりと後退していた。
どこにこんな力が眠っていたのか。
シィッと鋭く息を吐き、左拳を放つ。ごきり、と鈍い音がした。
愛が額で拳を受けたのだ。

「シャアッ!」

愛の渾身の力を込めた前蹴りが粛清人のみぞおちを捕らえた。
自ら後方へ吹っ飛ばされることである程度威力を殺したが、
それでも強烈な衝撃が体を突き抜けた。
愛が粛清人を睨みつけてもう一度言った。

「舐めるなよ」

私たちの絆を、響き合う心を、胸の高鳴りを。
九人で紡いだ希望の糸はそう簡単に引き裂かれはしない。
竜が雲を得て天に昇るように、仲間たちへの想いが愛に力を与えている。

粛清人は立ち上がって軽くため息をついた。

「分かった、もう遊びは終わりにするよ」

粛清人の手から鋼のヨーヨーが飛び掛る。
愛は首をひねってそれをかわし、素早く空中でチェーンを絡めとった。
愛の顔の横でヨーヨーが力なくぶら下がっている。

「何度同じ手を使えば気が済むわけ?」

黒衣の粛清人の唇に浮かんだ微笑がこれまでと違うことに愛は気付かなかった。

518 名前:名無し募集中。。。:2008/11/27(木) 20:13:16.45 0

「爆ぜろ」

パン!と音がした瞬間、愛の顔の右半分がかっと熱くなった。
ずぶり、と何かが瞼を貫いた感覚があった。

―?

顔に手を当ててみる。
右手が真っ赤に染まっていた。
血だ。

次の瞬間、恐ろしい痛みが襲ってきた。

「くううう!」

愛の口から苦痛が漏れる。
右半分の視界が闇に包まれていた。

「私の能力は破裂。手に触れたあらゆる物体を爆発させられるのよ」

愛の顔のそばでヨーヨーを爆発させたのだ。
そして、その破片の一つが愛の右目を貫いた。

「遊びは終わりね。ここからは、狩りの時間」

519 名前:名無し募集中。。。:2008/11/27(木) 20:15:34.71 0
>>512-518
とりあえずここまで
続きを12時ごろに投下したいと思うんですけど
他に投下予定のある方いらっしゃいます?
いらっしゃるようでしたら日を改めます

520 名前:名無し募集中。。。:2008/11/27(木) 20:26:09.32 0
>>519
相変わらず面白い
自分は過疎ってるときに保全作品を考えてもいいかなという程度なので、
この続きがあるならそちらを読むほうに回りたいです、というか読ませてw

521 名前:名無し募集中。。。:2008/11/27(木) 20:31:04.96 0
>>519
執筆中だけど、完成しても今晩投下する予定はないのでどうぞどうぞ
てか、普通に続きを見たいですw

522 名前:名無し募集中。。。:2008/11/27(木) 20:57:51.72 0
>>519
続きがすんげぇー楽しみ!

523 名前:名無し募集中。。。:2008/11/27(木) 21:03:18.91 0
構成中な上に愛亜弥で被りそうだけどまだ2、3日はかかりそうなのでどうぞ遠慮なくw

524 名前:名無し募集中。。。:2008/11/27(木) 21:12:23.83 0
能力を使いつつもそればかりではない白兵戦の迫力は過去作品にもそうはない魅力ですね
すごいなあ
続きを楽しみにしています

ところで自分は>>508なのですが・・・
「作り始めたりしている」と言ったのであってまだ超序盤戦です誤解させるようなこと言ってごめんなさい;
要は例えば

[Sayu-Eri](01)203 『傷と癒し』
高橋愛:精神感応・瞬間移動
亀井絵里:傷の共有
道重さゆみ:治癒能力

・・・なんていうのが延々並んでいるだけのものです
面白みも何もない単なるデータですので
多分そんなもの見たい人少ないだろうなと思っての質問でした
・・・想像と違ったと思われた方も多いかもしれませんねごめんなさい

525 名前:サボリン∞ヽ( ゚∀。)ノ:2008/11/27(木) 21:32:35.12 0
久々にまとめしようと思ったら何から手を付けていいかわからず5分くらいフリーズしてた
前スレからか…

526 名前:名無し募集中。。。:2008/11/27(木) 21:38:18.10 0
>>519
自分が書くとやられた方に感情移入しすぎて体中が痛くなるので書けません><
それだけリアルに感じさせられる筆力がうらやましい・・・

527 名前:サボリン∞ヽ( ゚∀。)ノ:2008/11/27(木) 22:10:42.20 0
pepperの人にお願いです
よろしければ今までの作品をテキストファイルでメールしてもらえないでしょうか
いくらなんでも作品収録の仕方をミスりました
それを元に再収録させてもらいます
てことで今スレの作品収録はちょっと見送りますスンマセン

あと、何か変なとこで改行入ってたり入ってなかったりと見受けられるんで、
そこらへんも編集していただけると助かります

528 名前:名無し募集中。。。:2008/11/27(木) 22:13:16.98 0
それではお言葉に甘えて12時に続き投下します
かなり血なまぐさいことになってますので
御不快な方はスルーしてください

529 名前:サボリン∞ヽ( ゚∀。)ノ:2008/11/27(木) 22:26:28.33 0
第18話

>>499 「保全」
>>508-519 光井 未来予知の話を「光井愛佳」
>>542-548 『銀翼の言霊使い~』を「ダークネス」

第19話

>>43 「番外編」
>>115-120 『―How to kill an ANGEL―』を「MM。」 たぶん高橋愛が正しいんだけど作中名前を出さなかった意向を尊重
>>164-172 >>343-351 『海上の孤島 -奪還すべき人-』を「愛ガキ」
>>195-210 『青の共鳴特別編第6夜-紫雲の予知夢-』を「蒼の共鳴」
>>219 『明鏡止水』を「光井愛佳」
>>230 「番外編」
>>248 「保全」
>>277 女、Kを「ダークネス」
>>284 キャハハの人を「ダークネス」
>>291 れいなvs、を「田中れいな」
>>300 病院、亀井を「亀井絵里」
>>314 『以心伝心』を「高橋愛」
>>335 キャハハの人、再「ダークネス」
>>407 『禍刻Ⅶ―King of beasts―』を「番外編」
>>413 さゆ、病院でを「道重さゆみ」
>>435-439 高橋、回想を「高橋愛」
>>479-480 ミティと向日葵を「ダークネス」
>>494 小石のお守りを「田中れいな」

題名スレ
>>78-82

思ったほどの量ではなかったー

530 名前:名無し募集中。。。:2008/11/27(木) 22:56:59.84 0
>>529
乙です
ちなみにwikiのハイライトをまとめたのってサボリン?

531 名前:名無し募集中。。。:2008/11/27(木) 23:02:02.75 0
>>529
いつもどうもです
まとめサイトの話数タグがありがたいです
今さらながらナイスアイディアだったと思います

532 名前:サボリン∞ヽ( ゚∀。)ノ:2008/11/27(木) 23:02:48.33 0
>>530
サボちゃんそんなに賢くないお
wikiでは自分の名前と自作紹介に暗躍するナルシスト

>>531
全話やったかどうか記憶にないので抜けがあったら使われていない催促スレにぜひ!

533 名前:pepperの人:2008/11/27(木) 23:20:46.30 0
>>527 サボリン∞ヽ( ゚∀。)ノ さん、現状まずいですかね? あまり気にしてませんでしたがw
自分でまとめると修整加筆したくなったりして…w

でも、改行は確かに見難いですかねえ… 1行何文字が適正でしょうか?

534 名前:pepperの人:2008/11/27(木) 23:41:32.99 0
しかし、サボリン∞ヽ( ゚∀。)ノ さん、いつもありがとうございます! あらためてお礼をゆいたい

このスレは作家さんももちろんですが、まとめやWiki、テンプレまでもが充実しているのが
素晴らしいですよね

535 名前:名無し募集中。。。:2008/11/27(木) 23:52:15.10 0
最近モー娘が見れなくて落ち込むけど
このスレ来てたらまた元気になれるから助かる

536 名前:サボリン∞ヽ( ゚∀。)ノ:2008/11/27(木) 23:53:18.08 0
>>533
どもです
や、数回で終わると勝手に思ってたのであんまり熟考せずに1作品に収録したので
なんかもうバランスもおかしいのでw
サボティ個人的に気になってたもんでー

改行は、投下したヤツ変なとこで切れてません?
エディタのせいなのか一定の文字数で切れてるように見えるんですが

まぁ個人的に見やすい一行の文字数は35~45くらいですかね?
って20分前に投下したつもりでしてなかったらもうすぐ0時だ

537 名前:名無し募集中。。。:2008/11/28(金) 00:00:58.05 0
黒衣の狩人から放たれたもう一つのヨーヨーが、愛の眼前で破裂した。
両腕で頭部をガードする。破片が腕に突き刺さり、激しい痛みが走る。
次の瞬間、粛清人の姿が消えていた。

―!どこだ?

「ここだよ」

死角から突風のような蹴りが愛を襲った。
わき腹を乱暴に蹴り上げられ、愛の体が宙に浮く。

「私に能力使わせるなんて、やるじゃない」

粛清人の能力を見て、生きている者はいない。
絶望的な現実は、Aの繰り出す怒涛のような連撃へと姿を変えて
愛の体へ叩きつけられた。

コンクリートが血に染まっている。
右目からの出血が酷い。
濃厚に、死の気配がたちこめた。


―ねえ

―聞こえる?私
聞こえとるよ。あたし

幼い頃に心の奥底へ封印されたもう一人のアイ。
i914としてこの世に生を受けた少女。
彼女の心の声が愛に語りかけていた。

538 名前:名無し募集中。。。:2008/11/28(金) 00:02:06.34 0

―私の力…使う?

―恐い?

恐くない。と言えば嘘になる。
i914の力。
『光』
あらゆるものを消し去る、人間が持つには大きすぎる力。
はたして自分に使いこなせるのか?自分が自分でいられるのか?
命を失うことと、自分を失うことと、どちらか選ばなくてはならないのか?

――ふと脳裏に里沙の顔が浮かんだ。

「大丈夫。信じて、心を」

そう言って、ちょっと困ったような顔をして微笑んでいた。

そうだ、愛もアイもi914も全てひっくるめて私なんじゃないか。
彼女はそんな私を受け入れてくれたんじゃないか。
今更、何を恐がるって言うんだ?
私には、かけがえの無い友と仲間がいるじゃないか。

―私、大丈夫?
ああ、大丈夫。あたし、力を、貸してくれるね?
―うん

全身の力を振り絞って立ち上がる。愛の肉体を衝き動かす何かが目覚めつつあった。
右腕を突き出し、手のひらを粛清人に向ける。

539 名前:名無し募集中。。。:2008/11/28(金) 00:03:32.73 0
「まだ立ち上がれるのか、凄いな」
「負けんよ、あたしは」

そう言いながら眼の焦点が合っていない。気力のみが彼女の足を支えているようだ。

「強かったよ、お前」

愛の頭部にAの左足が放たれた。
閃光のような蹴りが、愛の側頭部へ吸い込まれるように弧を描く。
愛の潰された右目にはそれが全く捕らえられない。
もろに右のこめかみに当たった。
残酷な音が工場跡に響く。
粛清人の左のブーツがねっとりと血に染まっていた。

「終わりだ。リゾナンター」

その時、愛の中で何かが弾けた。
凶暴な獣が檻を食い破るような衝動が堰を切って溢れ出す。

―調子に乗りやがって

血で紅く染まった唇がついいいっと吊り上った。
凄まじい微笑が愛の表情を染め上げていく。
血涙を流しながら嗤う一匹の美しき夜叉がそこにいた。
粛清人Aはかつて無い程の恐怖に直面していた。死の恐怖など生ぬるい。
己の存在そのものを抹消される恐怖。闇よりも深い闇、無の恐怖。
粛清人の天才が回避という選択肢を即座に選び取る。
弾かれるように横に跳んだ。

あひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ~~

540 名前:名無し募集中。。。:2008/11/28(金) 00:04:26.13 0
異様な笑い声が己の唇からこぼれている。
自分の声?愛の声?アイの声?ⅰ914の声?

目の前が光と闇に包まれ、愛の右手から獰猛な光の奔流が放たれた。
十数年間の封印が解かれた瞬間、生と死が交錯する瞬間、希望と絶望が混ざり合う瞬間。
様々な運命を乗せた一瞬が通り過ぎる。
一瞬の静寂があった。

―これは組織も躍起になるわけだ…

粛清人Aは恐るべき光景を目の当たりにしていた。
工場跡のコンクリートの壁に直径1メートル程の孔がぽっかりと口を開けている。
まるで始めから存在しなかったかのように、綺麗に消えていた。
その穴から赤い夕陽が差し込んでいる。

―外したか!?

途轍もない疲労感が愛に圧し掛かった。全身に鉛を流し込まれたように体が動かない。
光とともに生命力を吐き出してしまったようだ。
立っているだけで意識が遠くなる。
残された左目で、粛清人を見た。
粛清人の右肩から先が、――無い。
直撃は免れたものの、そこに光を浴びたのだ。
おびただしい血が噴き出して、地面がみるみる赤く濡れていく。
黒衣の狩人は悲鳴とも絶叫ともつかない声をかみ殺しながらその場に崩れ落ちた。

―この出血では助かるまい

決着がついた。急に里沙のことが心配になる。
彼女の元へ行く為、工場跡を後にしようとしたとき背後から苦悶の声が聞こえた。
振り返ると己の流した血の海でのたうち回っているAの姿があった。

541 名前:名無し募集中。。。:2008/11/28(金) 00:05:25.54 0

あまりに凄惨であった。
あまりにも哀れだった。
これがあの冷徹で沈着な粛清人かと思った。
ダークネス最強の一角といわれた粛清人Aの面影はそこには無い。
死の苦痛に苛まれている一人の女がいるだけだ。

「あんまりじゃないか」

愛はぼそりと呟いて、自問する。
―このまま苦しませながら死なせるのか?
―せめて自分の手で一思いに送ってやろう。
―それが、この強敵に対するせめてもの礼儀じゃないのか。
―せめて少しでも早く苦痛から解放してやろう。
右手をその女に向ける。眼が合った。
自分のやろうとしていることを理解しているようだった。
そしてそのことに抵抗しようとはしていない。
愛は、静かに意識を右手に集中して最後の力を振り絞る。

「さっきみたいに大きいのはいらない、ほんの少しでいい」

狙いを心臓に定めて、深く息を吸った。
そして、光を放とうとした。


ぶちぃ


愛の右腕が根元からちぎれて、空中を舞っていた。

542 名前:名無し募集中。。。:2008/11/28(金) 00:06:33.14 0
―?

自分の身に何が起きたのか理解できない。
たちの悪い冗談かと思った。
右腕が地面に落ちると同時に、愛も地面に倒れこんだ。

「ギリギリだったわね、こりゃ」

背後に夕陽を浴びている人影が立っていた。
さらにその後ろに人が潜り抜けられる程度の大きさをした
銀色の輪っかのようなものが空中に浮いている。
組織の発明した転送孔と呼ばれるものだ。一種のワープホールである。
人影が粛清人に歩み寄った。
その顔がぞくりとするほど美しい。
黒いドレスに身を包んだその姿から凍てつくような気品が溢れ出している。

「後藤…」

粛清人が消えそうな声で言った。

―後藤真希

安倍なつみと並ぶダークネス二つの頂点の一人。
人は彼女を『堕天の聖女』『闇の女王』などの異名で呼ぶ。
そしてその異名にふさわしい風格と実力がある。
死闘の繰り広げられた空間の中で、
彼女はたった一人、薔薇の咲き乱れる庭園に佇んでいるかのようだった。

543 名前:名無し募集中。。。:2008/11/28(金) 00:07:52.84 0

「派手にやったものね、これがi914の力か」
「どうしてここに…」
「Rがやられたわ」
「…!嘘でしょ?」
「だから、アンタまでやられたら組織がガタガタになっちゃうでしょ」

あまり緊張感の無い口調でそう言うと、Aの傷口を見つめ、意識を集中した。
蛇口の壊れた水道のように流れていた血がぴたりと止まる。
念動で血管を塞いだのだ。

「応急処置にもならないけれど」

高橋愛の右腕を引きちぎったのも彼女の念動力である。
愛が肉体的にも精神的にも極端に疲労して
念動に対する抵抗力がほぼ皆無になっていたとはいえ、
人間の腕を引きちぎるなどという力技は常識的にはありえない。
ダークネス最強――
つまり恐らくは人類最強の念動能力者である後藤だけが、それを可能にする。

「ま、組織に良い義手作ってもらうことね」

そう言ってAをひょいと抱き上げて、転送孔へ歩き出す。
自分のドレスが血まみれになることに全く無頓着なようだ。
二人と転送孔の間には愛が倒れている。
後藤は当然のように彼女を跨いで転送孔に入ろうとする。

544 名前:名無し募集中。。。:2008/11/28(金) 00:09:04.24 0

「あ、あいつを…」

Aに言われてやっと気付いたかのように愛を見つめた。
その視線が恐ろしく冷たい。
深海に潜む魔物の様なまなざしをしていた。

「放っときゃ死ぬでしょ」

あっけなく、言い放った。

「ほら、早くしないとゲートが閉まっちゃうから」

二人がゲートをくぐるのと、愛の意識が途切れるのと、ほぼ同時だった。

―そうかあ、ガキさん勝ったんかあ

愛は安堵して眠っているような顔をしている。
その顔に、殆ど沈みきった夕陽が差し込んでいた。



夜の帳がもうすぐ下りる。

545 名前:名無し募集中。。。:2008/11/28(金) 00:12:30.97 0
>>512-518
>>537-544
以上「AとA(2)」です
お目汚しでございました

>>まとめちゃんへ
上記二つ合わせてまとめサイトへ収録していただければ有難いです

546 名前:名無し募集中。。。:2008/11/28(金) 00:16:21.68 0
さゆ早く愛ちゃんの腕くっつけてよ

547 名前:名無し募集中。。。:2008/11/28(金) 00:17:47.91 0
>>545
凄いものは凄い、としか言いようが無い
書きたいことを書き切るその力、十分の一でいいから分けて欲しい
とにかく乙でした



548 名前:名無し募集中。。。:2008/11/28(金) 00:20:06.86 0
愛ちゃんがどうなるのか……

549 名前:名無し募集中。。。:2008/11/28(金) 01:30:01.46 0
更新乙でした

550 名前:名無し募集中。。。:2008/11/28(金) 01:37:29.26 0
>>545
超絶バトルッ!乙!
先が気になるなぁ~!!

551 名前:名無し募集中。。。:2008/11/28(金) 01:58:03.62 0
>>545です 長文で失礼します
まず読んで不快な思いをされた方にお詫び申し上げます 申し訳ありませんでした
ちょっと言い訳みたいなんですけど
自分としてはこの決着の付き方は最初から決めてあったことでして
注意書きにもうちょっと配慮すれば良かったんですが話のオチをまずばらすのも
どうかと思いこういった形式をとらせて頂きました
このスレの様々な作品に登場する人物たちが好きでいつも楽しませてもらってまして
何より主役である九人の絆が凄く素敵だと感じたんですね
で自分でもその絆というものを書いてみたくてストーリーを作ったんですが
その流れの中で今回のような話が出来てしまいました
AとAの対決はこれでお終いですけど愛ちゃんガキさんをはじめとしたメンバー達の物語は
まだまだ続くので次回がいつになるか分かりませんがこれに懲りずにお付き合いいただければ嬉しいです
ちなみに次は仲間達がリーダーを死の淵から助け出そうとする話です
さゆみん大活躍の予定ですよ!
長々と失礼しました            


長文きめぇwすいませんでした
     

552 名前:名無し募集中。。。:2008/11/28(金) 02:34:49.28 0
>次は仲間達がリーダーを死の淵から助け出そうとする話

早く読みたいよぅ

553 名前:名無し募集中。。。:2008/11/28(金) 06:22:59.60 0
雪を見たい、と思った。
そう思う時、決まって思い出すのはあの人のこと。
だから本当は雪が見たいのではなく、あの人に会いたいのかもしれないと思う。

吐く息は白くなってもまだ11月。東京で雪なんて降るわけもない。
首に巻いたマフラーに顔を埋めて歩き出す道。
真夏には木陰の遊歩道は、今は落ち葉を降らせる。

「雪が見たい」なんて、あの人にはとても言えるわけがなかった。
あの人にとっての雪は、故郷の思い出であり、忘れたい能力の思い出。
一面を覆う白い雪は、一瞬であらゆるものを溶かすように消し去って、そして―――

―――それでもあなたと一緒に雪を見たいと願うのは、やっぱりわがままなのでしょうか。
あなたはどんな風に空を見上げるのだろう。どんな風に微笑むのだろう。
そして、どんな言葉を紡ぎ出すのだろう。

「ガキさん、北海道じゃもう雪が降ってるんだって」

あなたはあたしの気も知らず、無邪気に笑ってそう言った。
驚いて声も出せないあたしの頭を撫でる右手は、もうハタチになったあたしをまるで子供扱いするようで。
「やだなぁ、なっちはそんな弱くないんだよ」

 一緒に見に行こう。なっちのふるさと、見せてあげるから。

あぁ、忘れていた。あなたは心優しき、最強の戦士だったことを。
あなたはどんな悲しみや苦しみも乗り越え、笑顔に変えてみせる人であることを。

 ガキさん、約束ね。

真っ白な天使は小指を差し出す。
あたし一人が凍らせていたいろんな想いは、あなたと絡めた小指一本であっという間に溶け出した。

554 名前:名無し募集中。。。:2008/11/28(金) 06:24:07.37 0
『スノーエンジェル』

流行りの1レスに便乗してみた

555 名前:名無し募集中。。。:2008/11/28(金) 07:27:42.44 O
>>554
雪の降る中、天使の降り注ぐ様な笑顔が見えます・・・いいねいいねー。

556 名前:名無し募集中。。。:2008/11/28(金) 08:13:38.80 0
もうすぐ千秋楽SP予告
            その日喫茶リゾナントへ投げ込まれた挑戦状の内容は
 〝自分の方が強いのにリゾナンターがヒーローなのはオカシイ!と言うか入れろ!〟というものだった・・・
 リゾナンターになりたい気持ちがガチでメキメキと伝わる・・が 字は下手さらにアテナというサインの横に
  希美という字を棒線で書き直しており本名がバレバレであった メンバーは能力者の可能性 悪用を止める為
仕方なくアテナが待つと言う廃工場へ向かうのだった・・工場内の暗い廊下を進むリゾナンターを歓迎するかの如く
        太陽の様に眩しいライトが突如照らす!・・・しかしそれは敵の罠であった!

  伸びて1つに重なった9つの影をアテナは踏みしめこう言った『動けないし超能力も使えなくなくない?』
  その言葉通りになり戸惑うメンバー達 だがサブリーダーの里沙は冷静にそして狡猾にアテナを揺さぶる
 それは封印中のマインドコントロールならぬ匠の話術(毎日繰り返される小春からの口撃防御から生まれし術)

    「影縫い?催眠術か?・・・なかなか面白いわね~ もしかして自分にも暗示を掛けられる?」
   『エッヘン!のん・・いやアテナになら当ったり前よぉぅ!それにこれだけじゃないんらもん!』
         『こうやって影と自分を引っ付けて壁に登れるんらから んしょ!』
     アテナはそう言うと9人の影からあっさり足を外して壁を登って見せるのだった

 「うぇぇちょっとぉw!スゴイ!!あなたならもっと高い所まで上れるんじゃ?・・なんて言っちゃって」
     昭和リアクションを炸裂する里沙のリクエストに見事に答えてマジシャンは天井へ
            ・・・・そろそろいいかなと里沙は小春にウインクを

     「ニーガキさんOK~カナ☆」電撃は設置されていたライトへと注がれ舞台は暗転
   タネを無くしたマジシャンの落ちる音『ひ~~~ん(泣)』どうやら壁登りのショーは失敗の様子
     自分を倒し見下ろすリゾナンター達をアテナはトキメキと憧れいっぱいの眼で見つめる

「あっちゃーこれはマズイことになったのだ・・・」本気で戸惑うサブリーダー そして入る救援の知らせ!


次回かなしみ戦隊リゾナンターS 前編「本気メキメキ♥トキメキメキ」

     『強い!もっと入りたくなっちゃった! 救援?あたしも連れてってよ~!!』
         エッ! 新メンバー加入!? どうなってしまうのか!!!

557 名前:名無し募集中。。。:2008/11/28(金) 08:16:32.61 0
次回予告
       救援は街の住人からであった リゾナンターは現場へと急ぐ おまけを引っさげて
        〝大木の枝から子猫が降りられない〟そう現場で救援内容を聞いたアテナは
   『えっ!リゾナンターはこんなちっちゃな活動もするのれすか!?』と言葉を漏らすのだった
              そんなアテナに愛佳は真剣な表情でこう答える

    「命に小さいも大きいもあらへん それにこの子の命を助けられへんくて何がヒーローなんや!」

     難航する作業・・・枝は非常に細く人は近づけない 梯子車も路地が狭く近づけないでいた
       メンバーも作戦を練り色々と格闘するが 子猫は暴れるばかりで手がつけられない
    -過ぎる時間は子猫の体力を奪っていく・・・夜の暗闇は子猫の姿を今にも奪い隠しそうで・・・-
       そんな中 自分より年下の愛佳の言葉を受けてからずっと下を向いたままだったアテナが!
『あたし・・あたしあの子を助けたい・・・』アテナから飛び出した子猫救出作戦 メンバーはこの作戦に賭けた!!

  翼を広げたリンリンがライトを持ち上空へ ライトの光が大木と子猫の影を造りだすとアテナはその影へと・・
     しかしライトの光に驚いた子猫が暴れてしまう この作戦も失敗かと思われたその時 愛佳が

 「あっ・・・リンリン ライト消してくれへん・・・」思わず皆は上空を見上げる・・すると別の光が・・?
  それは雲に隠れていた満月が現れ辺りを照らす光だった! 地面に映った子猫の影 優しくアテナは踏むと
      安心した様に子猫は動きを落ちつかせる 子猫を抱きゆっくりとリンリンは降下

         「アテナサーン!オッケーデース!!バッチリデース!!!」
        子猫を受け取って大事そうに抱いているアテナに里沙はこう告げる

       「ごめんね あなたをリゾナンターへは入れてあげられないけど・・・」
         「・・・もう 立派なヒーローなんじゃない? ほら見て!!」


次回かなしみ戦隊リゾナンターS 後編「勝利のBIG WAVE!!!」

    まわりに集まった人々の感謝の声がウエーブとなり アテナを包み込んでいた・・・

558 名前:名無し募集中。。。:2008/11/28(金) 08:18:10.28 0
またSを5つほど追加したくなったので投下しましたすいません!!
あの方がまだ登場してないな~と思い 勢いに身を任せまた仕事中に妄想しました
残り3つは後日投下したいと思います 保全代わりになれればと思います

では かなしみは三重の悲しき公害の街からあふさかへと参ります・・
イベで真野ちゃんの護衛をリゾナンターが務めるらしいのでw
そしてコン! ヒャッホーーイ!! でも千秋楽は無理なんだぜ orz

559 名前:名無し募集中。。。:2008/11/28(金) 08:37:10.47 O
なんかスゲー!! このスレここ数日異常に充実してない!?

560 名前:名無し募集中。。。:2008/11/28(金) 08:46:51.52 0
>>554
いいなぁ~こういうの!
子ども扱いされるガキさんに萌える

>>558
かなしみ戦隊キテル――――――――!!!
嬉しい後三つ読めるのもなお嬉しい

561 名前:名無し募集中。。。:2008/11/28(金) 09:03:41.54 0
あの方って誰のことだろう
楽しみにしています

562 名前:名無し募集中。。。:2008/11/28(金) 09:25:11.12 O
>>554
ガキさんの思いがここまで伝わってくるようだ
なっちも雪の様に純粋に真っ白で・・・いい

563 名前:名無し募集中。。。:2008/11/28(金) 10:01:56.85 O
>>561
のんちゃんの事です すみません自分の作品にはまだ登場していなかったもので
ちなみに次はれいなとこのスレに最近出て来ていない方を出す予定です!W

564 名前:名無し募集中。。。:2008/11/28(金) 10:09:53.25 0
从*  ・   。 . ・)<スモーエンジェルなの ごっつぁんですなの

565 名前:名無し募集中。。。:2008/11/28(金) 12:33:20.35 0
「脂身が食べたい」なんて、あの人には言えるわけがなかった。
あの人にとって脂身は最高の好物であり、忘れてしまいたい体重の思い出。
表面を覆う白い脂肪は、一瞬で舌の上で溶けるように消え去って、そして

さゆはスモーエンジェル。

本当にすまんかった。

566 名前:名無し募集中。。。:2008/11/28(金) 12:59:22.84 O
それはひどいわ

567 名前:名無し募集中。。。:2008/11/28(金) 13:35:23.73 O
なんかいつも自分の作品やタイトルはそうやってパロられるんだよね…
ちょっと素直には喜べないネタ的な方向でorz
まぁいいんだけどさ…

568 名前:名無し募集中。。。:2008/11/28(金) 13:43:46.93 O
凹みなさんな
全然触れられない作者よりもずっと羨ましいよw

………orz

569 名前:名無し募集中。。。:2008/11/28(金) 15:19:28.36 O
今日も皆さんいい感じにリゾナントシンドロームしてますね

570 名前:名無し募集中。。。:2008/11/28(金) 17:13:35.50 0
何気に前スレで落ちた番数を越えていた
天使inアイスランドのなっちは、キャハハの人を困らせたけど、スノーエンジェルのなっちはガキさんを甘えさせてあげる。
どっちもそれっぽかった。
かなしみ戦隊の更新に出会うと、何か特をした気分になる。

571 名前:名無し募集中。。。:2008/11/28(金) 19:04:37.53 0
( `.∀´)y-~~危ない落ちるわ

572 名前:名無し募集中。。。:2008/11/28(金) 19:33:55.00 0
ありがとうやすす
物語はまだ終わってないものね・・・

573 名前:名無し募集中。。。:2008/11/28(金) 19:46:46.58 O
でもいつもパロられるってのは才能感じるなw

いつも同じ人がパロリゾナントしてるのかもw

574 名前:名無し募集中。。。:2008/11/28(金) 20:15:45.19 0
>>554
最後の一行がいいな
自分も「雪が見たい」で始まる天使inアイスランドを書いたけど、締めはキャハハだもんな
雪の質感が伝わってくるような素敵な1レスでした

>>558
あのアニメ結構見てたから、この話はかなしみさんのいつもの話以上に、感じるものがありました
ただアテナというよりはロビーのキャラに近い気がしますが

>Sを5つほど追加したくなったので

5つといわず、10でも20でも!!

575 名前:名無し募集中。。。:2008/11/28(金) 20:52:04.73 0
明日の夜十時に一本作品投下します
注意事項は下記の通り

・蒼の共鳴特別編第7夜
・架空の施設名が出てきます
・長い

以上ですではまた明日ー

576 名前:名無し募集中。。。:2008/11/28(金) 21:42:16.74 0
     oノハヽo
     从*・ 。.・)
   //\ ̄ ̄ ̄\ 
  // ※.\___\
 \\※ ※ ※ ※ ※ヽ  
   \`ー──────ヽ

577 名前:名無し募集中。。。:2008/11/28(金) 22:38:31.43 0
>>575
楽しみだ!
誰の回だろう!

578 名前:名無し募集中。。。:2008/11/28(金) 23:47:43.32 O
待ってます

579 名前:名無し募集中。。。:2008/11/29(土) 00:04:06.66 O
>>545
愛ちゃん大変なことになってますが・・・
後藤様がめっちゃかっこ良く登場したのでアヒャヒャヒャ喜んでしまいました

580 名前:名無し募集中。。。:2008/11/29(土) 00:45:25.35 0
なんか最近好みの世界観の話が少なくなってきたなー
あ 文句とかじゃないよもちろん
純然たる好みの話だから

581 名前:名無し募集中。。。:2008/11/29(土) 00:55:09.10 0
もやもやさまーずで蒲田

582 名前:名無し募集中。。。:2008/11/29(土) 00:58:02.49 0
観覧者キタ━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!

583 名前:名無し募集中。。。:2008/11/29(土) 01:08:07.25 0
ぐれ太の観覧車www

584 名前:名無し募集中。。。:2008/11/29(土) 01:32:40.14 0
>>580
それがどんな世界観なのかがわからないと作者も書けないと思うw

585 名前:名無し募集中。。。:2008/11/29(土) 02:15:09.56 O
さあ今日はリゾナントライブであります!

586 名前:名無し募集中。。。:2008/11/29(土) 03:31:21.65 0
胃が痛ぇ

587 名前:名無し募集中。。。:2008/11/29(土) 04:12:15.43 0
>>580
そう言う時は自分で書いてみるんだ

588 名前:名無し募集中。。。:2008/11/29(土) 07:30:27.83 O
モーニングコーヒーを一つ頂けるかな

589 名前:名無し募集中。。。:2008/11/29(土) 07:58:52.10 O
つ旦 白湯どうぞなの

590 名前:名無し募集中。。。:2008/11/29(土) 08:02:30.36 0
  |  ||;;|||;;|        ||;;|||;;||___ | ) (  | menu |
  |  ||;;|||;;|        ||;;|||;;|| [][][]|(  )  | ::::: ::::: |
_|三三三三  ノノハヽ三三三三三三三三||;; ;. ̄ ̄ ノノハヽ
 /| ;;i____┏8 川*’ー’)  /±±± ;;/ .ハ.ハi ̄\  (・e・*|b|
,/ :| / 。ノヾ ( つ∞と) | ̄ ̄ ̄ ̄| |  |  |   \ 凵と ヽ    
  :| ̄ ̄ ̄ ̄ |  |: |   | []     | |  |/ ⊂⊃ \    )
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|~~| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄           |二二)
            ̄               . .. .   .  /| |::| ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|:;;:;j ハ
;;(二二二) (二二二) (二二二) (二二二) (二二二) ::|
   |::|      |::|      |::|     |::|     |::| :| ノ
 ̄ ハ  ̄ ̄ ̄ハ ̄ ̄ ̄ .ハ  ̄ ̄ ̄ハ ̄ ̄ ̄ ハ ̄
           ∧
  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
  | >>588さんお待ちどう様やよー |

591 名前:名無し募集中。。。:2008/11/29(土) 08:45:18.17 O
ありがとうおいしかったよ さあ出発だね!

592 名前:名無し募集中。。。:2008/11/29(土) 09:27:03.51 0
>>589
こうして飲んでみると白湯も美味しいものだな・・・ってオイッ!何かしら入れてくれよっ!インスタントの粉でもいいからっ!

593 名前:名無し募集中。。。:2008/11/29(土) 10:09:19.76 O
>>580
今までの作品で好きなものを挙げるとどんな感じ?

594 名前:名無し募集中。。。:2008/11/29(土) 10:17:22.39 0
例えば作品のほんの一部を抜粋して上げられたとして
それが自分の書いた者だった時に気が付くものなのだろうか?

>その場から一歩も動かなかった

>動けなかった

これぐらいでも「あ、自分の書いたものだ」って気が付くのかな?
深い意味は全く無いんです
1話目から読み返していてふとそう思ったもので・・・

595 名前:名無し募集中。。。:2008/11/29(土) 10:28:36.19 0
>>594
フレーズによっては短くても気付くことあるでしょうけどねえ
あまりに一般的な一文だと分からないかな
でもまあ自分の作品が自分で大好きな人には分かるのかもですね

596 名前:名無し募集中。。。:2008/11/29(土) 11:14:18.24 O
>>594
他の作者さんにリゾナントされて自分の書いた会話の一部が出た時は
「ん…?あれ、もしかして…」と自信が持てず確認してみてやっぱり!って感じだったw

597 名前:名無し募集中。。。:2008/11/29(土) 11:22:09.09 O
>>594
>その場から一歩も動かなかった

>動けなかった

これガキさんがタクシー降りた後の話のフレーズ?
だったら自分が書いたやつだけどわからんわw


598 名前:名無し募集中。。。:2008/11/29(土) 11:46:07.38 0
>>597
そうです
すごくいいお話ですねラストのフレーズもすきでした
きっと二行目の>動けなかった  が無ければ分からなかったでしょうね

>>595さんの言うとおり印象的なフレーズ以外は本人だって分からないものなんでしょうね
あたりまえでしたね・・・すみませんでした




599 名前:名無し募集中。。。:2008/11/29(土) 12:15:15.15 O
>>592
こんどは脂肪を溶かしてみるの・・・

・・・って うええおええ・・・

600 名前:名無し募集中。。。:2008/11/29(土) 12:36:00.24 O
>>598
記憶があやふやだったから今読み返してきたw
気に入ってくれてるみたいで嬉しいです
ありがとうございます
続き止めてる話を書こう!とやる気みなぎってきたがし

601 名前:サボリン∞ヽ( ゚∀。)ノ:2008/11/29(土) 13:00:10.67 0
サボちゃんブログ始めたんだー
したらば参照だよー

602 名前:名無し募集中。。。:2008/11/29(土) 13:55:19.54 0
>>601
期待とプレッシャーを込めてwikiからリンク張っておきましたw

603 名前:サボリン∞ヽ( ゚∀。)ノ:2008/11/29(土) 14:44:35.17 0
それは何というプレッシャーwww

604 名前:名無し募集中。。。:2008/11/29(土) 16:05:42.03 0
>>603
行って見たよ
これから
ちょくちょく覗かせていたいただきますよ

605 名前:名無し募集中。。。:2008/11/29(土) 17:10:26.07 0
>>603
いつまでサボらないで頑張れるか、見守らせていただきます

他愛もないバカ話を1本
練れば少しは面白くなりそうな気もしますが、練れません
そんな書き手のダメダメさを失笑してください




606 名前:名無し募集中。。。:2008/11/29(土) 17:11:00.61 0
危ない!!!

いきなり路上に躍り出た人影に急ブレーキを踏んだ。
ドアを開け飛び降りる運転手。

「あんた何を考えてるんだ、いきなり車の前に飛び出す…、寒くないのかそんな格好で」
「私の名はR、暗闇を駆ける美しき女豹」
「何訳の判んないこと言ってるんだ。 ハハーン、あんた露出狂っていう奴だ、グェッ」

女豹の繰り出した回し蹴りを喰らって昏倒する運転手。

「私の身体を拝ませてやった代償に、このトラックの積荷はダークネスが頂くよ」

言うなり精神を集中させて念動力を発動させる。
美しい貌は般若のように歪み、額の血管がピクピクと隆起している。

ハァーーーッ!!

「お前達、運び出すんだ」

横転したトラックの荷台から積荷を運び出す戦闘員達。

「アッハッハッハッ」 Rの哄笑が響き渡る。

607 名前:名無し募集中。。。:2008/11/29(土) 17:11:35.69 0
「梨華ちゃん、頑張ってるね」
「あ、安倍さんいらしてたんですか」
「ちょっと寒くなってきたから、マルシェの淹れた紅茶でも頂こうと思ってね」
「あ、待ってくださいね」
「これで7台目だよね」
「ええ、流石に石川さんもお尋ね者ですよね。 素顔で街を出歩けませんよ」
「あのままトラックごと転送できる地点まで移動すればいいんじゃないのかねえ」
「いやあ、あれが石川さんの生き甲斐でしょう」

ディスプレイにはトラックの積荷を運び続ける数十人の戦闘員の姿が映し出されていた。

ハングリーアングリー計画。
それは日本人の好む食品の流通量を減らし、飢餓感を煽り人心を荒廃させようという遠大な計画。
粛清人Rはその計画を指揮することを申し出て、今その任に当たっている。

「でもまだ全然品薄になっていないよね」
「ええ、あれは日本人が最も好む果物、ということは元々流通量が多いということですから、
2トン車を7台襲ったぐらいでは、とても追いつきませんよ。
そうですねえ、あと3万4千台ばかし襲撃すれば、価格が5%は上昇するでしょうが」
「何で最初に言ってあげなかったのさ」
「だってぇ」

608 名前:名無し募集中。。。:2008/11/29(土) 17:12:15.00 0

元々は農作物発病用ナノマシンを生産地に送り込むことを前提に、自分が立てた計画だった。
それを途中で割り込んできた石川さんが勝手に暴走するからいけないんだ。

「ああやって頑張ってる石川さんって可愛いじゃないですか」
「マルシェもワルだねえ」
「安倍さんにはとても敵いませんよぅ。  あ、紅茶が入りましたよ」

それにしてもダークネス本部に次々と運び込まれている日本人が最も好む果物―バナナ。
14トンのバナナはダークネス本部の倉庫を埋め尽くし、独特の甘い香りは本部中に漂い始めている。
こんな状態の本部に、現在海外支部を視察中のあの人、バナナ嫌いのあの人が帰ってきたら、計画の
実行者はどんな目に遭うか。
それを想像すると、自然と頬がほころんでくる二人だった。

「紅茶が美味しいね」
「ええ」

マルシェの研究室を穏やかな時が流れていった。

609 名前:名無し募集中。。。:2008/11/29(土) 17:13:35.70 0
>>606-608
以上です
千秋楽に参加される方々、思いっきりリゾナントしてきてください

610 名前:名無し募集中。。。:2008/11/29(土) 17:18:56.44 O
ハングリーのHANGRYはハンガーのhangで空腹のhungryじゃないっていう指摘はKYか
でもなんか面白かった!

611 名前:名無し募集中。。。:2008/11/29(土) 17:24:23.67 0
>>609
ほのぼほ会話劇!乙!なんか面白いねホントに

612 名前:名無し募集中。。。:2008/11/29(土) 17:30:00.00 0
>>610
何となく語感で使っただけでして、今ご指摘を受けて初めて意味を知りました(汗
こんな私ですが、吉澤さんで少しシリアルなものを書こうと思っているのは秘密です

>>611
いやこのスレの人たちは暖かいわ、ほんま

613 名前:名無し募集中。。。:2008/11/29(土) 17:40:12.66 0
>「紅茶が美味しいね」
>「ええ」

このラストの安倍さんとマルシェのやりとりがいい味出してますw
バナナを大量に保管しておくとその部屋は酸欠状態になるので気をつけるようにお伝えください

614 名前:名無し募集中。。。:2008/11/29(土) 17:42:57.10 0
>>609
作者さん・・・もしやすごく初期から書いておられる方ですか?
シリアスコミカル取り混ぜて

615 名前:名無し募集中。。。:2008/11/29(土) 18:43:40.74 0
>>613
ありがとうございます。
適当な書き手と違って、マルシェは完璧だから酸欠対策も大丈夫でしょう

>>614
作品を書き始めたのは第13話からです
前スレだと終盤のみつジュン、今スレでは魔女と向日葵の話で、皆様のお目を汚しています

616 名前:名無し募集中。。。:2008/11/29(土) 19:57:53.08 0
ミティ、寒いよ、ミティ

617 名前:名無し募集中。。。:2008/11/29(土) 21:16:31.95 0
こっちも寒くなってきたよミティ

618 名前:名無し募集中。。。:2008/11/29(土) 21:16:41.37 0
確かに寒いし、風もちょっと強い

619 名前:名無し募集中。。。:2008/11/29(土) 21:16:51.39 0
>>615
なるほどーその作者さんでしたか
好きな話ばかりです
次作も楽しみにしています

620 名前:名無し募集中。。。:2008/11/29(土) 22:00:07.91 0
“60分7,000円”などと書かれた看板を持って立つ客引きの姿、道行くサラリーマンに猫なで声を出す水商売の女性が目に付く街。
数多くの居酒屋が建ち並ぶ街の喧噪から少しばかり離れたところに、一軒の中華料理屋があった。

六階建てのさほど大きくはないビルの一階にある、中華料理屋“謝謝-シェイシェイ-”。
連日連夜、安価でありながら確かな味、気のいい主人の話術に惹かれて通い詰める客は後を絶たない。


「お待たせシましタ、水餃子にナりまスー」

たどたどしい口調とは裏腹に、訪れた客のテーブルへときびきびと料理を運ぶ一人の少女。
どこか愛嬌のある顔立ちと、その真面目な働きぶりは訪れる客の心を少し温かくしていた。

お昼時と夜の六時~九時頃は、主人と奥さんが二人がかりで料理を作っている。
そのため、少女は一人でフロアに立って料理出しから会計、客が帰った後のテーブルの片付けまでこなしていた。
目の回るような忙しさでも、少女は笑顔を絶やすことなく客の一人一人に心の籠もった接客をする。

夜の十時を過ぎ、客のピークも過ぎたのを確認した少女は奥の厨房にと引っ込んだ。
少女が引っ込むのを待っていたかのように、小柄な店主は少女へと賄いののったお盆を手渡す。


「ありがとう、おじさん」

「いやいや、今日もよくやってくれたよ。
今日はもう大丈夫だから、早く帰って体を休めなさい」


厨房に響くのは―――中国語だった。
客に料理を出している時とはうって変わって、滑らかに紡がれる言葉。
少女は微笑みながら、主人と奥さんに向かって再度ありがとうと言ってから厨房の奥にあるドアへと消えていく。

備え付けの、古いエレベーターに乗った少女は5という数字を押した。
程なく、少女は五階へと辿り着く。

621 名前:名無し募集中。。。:2008/11/29(土) 22:00:49.22 0
エレベーターを降りた少女は、そのまま一番奥にあるドアまで歩いていって鍵を開けた。
お盆を一旦下駄箱の上に置き、鍵を閉めた少女は電気を点けてからお盆と共にリビングへと歩く。

この歳の少女が住むにしては、かなり立派な部屋だった。
少々古い印象はあるものの、風呂トイレ別の1LDKという間取り。
駅から少し離れているとはいえ、この条件で部屋を探したらとてもバイトだけでは住めない家賃がかかるだろう。

バイトである少女がこの部屋に住める理由は、店主の好意によるものだった。
ビルのオーナーでもある店主が、中国から出てきた少女を住み込みのバイトとして雇用してくれたおかげで、
少女は衣食住に困ることなく生活できている。

テーブルに盆を置き、少女はキッチンで手洗いを済ませる。
店の売りである羽根付き餃子にレタスチャーハン、スープとデザートというかなり豪華な食事を少女は楽しんだ。

テレビを見ながら一人で食べる食事。
だが、料理の美味しさと店主の気遣いのおかげで、不思議とわびしさを感じたことはなかった。

食事を終えた少女は、台所へと食器類を運んでそのまま洗い出す。
洗い終えた食器類を拭き、お盆の上にまとめた少女はテレビを消して寝室へと向かった。

着替えを持ち、風呂場へと姿を消した少女は四十分後に紺色のジャージ姿でリビングへと戻る。


(今日はもう面白いテレビもなさそうだし、日記を書いて寝よう)


適当にチャンネルをザッピングした後、少女はテレビを消してリビングの電気も消した。
そのまま、少女は寝室へと行き、パソコンの置かれたデスクの前へと座る。

バイト代を貯めて買ったのだろうか。
黒く大きなタワー型のデスクトップPCは、見た目だけならかなり高性能に見える。
少女はパソコンを起動し、数十秒後、今度はブラウザを立ち上げてブックマークから自分のブログへとアクセスした。

622 名前:名無し募集中。。。:2008/11/29(土) 22:01:27.03 0
全ユーザーに非公開のブログ。
少女は毎日、その日あったことをブログに簡潔に記すのが日課だった。
メモ帳にテキストとしてまとめてもよかったのだが、ブログ形式だと読み返したい日付の日記を探しやすい。

たどたどしい手つきで、時折手を止めながら少女は日記を書いていく。
母国語である中国語ではなく、日本語で書かれた日記の内容は非常に明瞭であった。


『きょうはもくようびだった。
いつもよりもきょうはおきゃくさんがおおかった。
つかれたけど、おじさんのつくってくれたりょうりおいしかった。』


漢字が一切使われていない日記だったが、これだけの内容を打つのも少女にとっては一苦労だった。
店主も奥さんも少女と同じ中国人で、周りに日本語の読み書きを教えてくれる人間はいない。
むしろ、その環境を考えれば上出来とさえ言えた。

もう一言何か付け加えようと、画面とにらめっこしながら少女は過去を思い返していた。


* * *


少女が生まれたのは、中国にあるとある都市だった。
事業家であった両親の元、少女は何一つ不自由なく成長していく。

いずれは、大学まで進学して両親の役に立てるような大人になろう。
幼いながらも、少女は既に遠い未来まで見据えて勉学に励んでいた。

親思いの優しい少女。
だが、少女は十歳になる頃に両親の手によって、施設へと入れられたのだった。

623 名前:名無し募集中。。。:2008/11/29(土) 22:02:05.29 0
いい子にしていれば、必ず迎えに来るからねと言った両親。
その言葉を信じて、少女は一人健気に施設での日々を過ごす。

少女は知る由もなかった。
経済的に困窮していたわけでもない両親が、何故施設に少女を預けたのか。

それは、少女の身には…常人では到底理解しがたい“超能力”というものが備わっていると知ったからだった。

少女を成人まで立派に育て上げるという“契約”の元、多額の金銭を得た両親。
そんな上手い話には裏があるに違いないと、少女が両親に引き取られてから数年、
両親は密かに探偵を雇い少女の身元に付いて調べていた。

その結果、両親が知ったのは―――少女が、人の手によって造られた“超能力”を有したクローンであるということだった。

元々、金に困っていたわけではなく、純粋に子供が欲しかっただけだった両親にとって、少女はただの“化け物”でしかない。
今はまだ能力に目覚めることなく、両親の言うことにも従順だが…成長したら、どうなるか分からないのだから。

そんな“爆弾”を抱えて生活するくらいなら、契約破棄になろうとも少女を捨てた方が賢い、そう判断した両親は少女を施設へと入れたのだった。


* * *


少女が施設に入れられてから実に九年もの月日が経過していた。
最早、少女も今更両親が迎えに来るとは思ってもいなかった。

能力にも目覚め、もうじき二十歳の誕生日を迎える少女。
少女のいる施設は、成人になったら出所しなければならない決まりだった。

今は何故、両親が自分を施設へと預けたか分かるくらい成長した。
だが、少女はそれでも…出所した暁には、両親の元へと赴き問い質すつもりだった。

624 名前:名無し募集中。。。:2008/11/29(土) 22:02:42.19 0
超能力が使えるとはいえ、実の子を何故こんな施設へと預けたのか。
答えてくれるかも分からないし、そもそも両親に会わせて貰えるのかも分からない。
それでも、少女はそうしなければ前に進めない、そう感じていた。

蒸し暑く、寝苦しい夜だった。
少女は夜中に起き出して、少しでも涼を取ろうと施設内をうろうろしていた。

歩き回るうちに、涼しい風が漏れているドアを発見した少女。
その風に身をさらそう、そう思った少女はドアへ向かってゆっくりと、足音を立てないように近づいていく。

ひんやりとした風に眼を細めた少女は、ドアの隙間を覗き込んで―――声を失った。

そこには、筒型のガラスの中に閉じこめられたおびただしい程の―――人の山。
もう死んでいるのだろう、何かの薬液につけ込まれたその人の山に少女は吐き気を堪えるのが精一杯だった。

この部屋は一体何だ。

覗き込んではいけないと本能が告げていても、少女は部屋の中を注視せずにはいられない。
おびただしい筒型のガラスで出来た“装置”の中に、先日成人して出ていったはずの友人の姿を見つけて、少女は思わず口元を押さえた。

625 名前:名無し募集中。。。:2008/11/29(土) 22:03:17.85 0
「…どうだ、実験の方は進んでいるか?」

「はい、ミティ様。
実験の方は順調ですよ、次は李純という念動力使いの少女が対象です」

「そうか、しっかり頼んだぞ。
この施設とお前には“素晴らしき主”も一目置いている。
いい結果を出せば、それだけお前の組織内での立ち位置も変わるぞ」

「承知しておりますとも。
では、また後日」


遠くから聞こえてきた会話の内容に、少女はその場に座り込まずにはいられなかった。
一体何をされるのか分からないが、次にあの装置の中に入れられるのは自分ということは分かる。

ドアの隙間から見えた、冷酷な表情を浮かべた黒いドレスの女性。
そして、普段は少女“李純-リー・チュン”に一般常識などを教えている初老の男。

やがて、女性はその場から“消え”、後に残った男はニヤニヤと笑いながら部屋の奥の方へと消えていった。

逃げなければ、ここから逃げなければ。
おそらく、否、確実に…二十歳の誕生日を迎えたその日のうちに、自分はあの男に殺されてしまうに違いない。

例え、能力―――“念動力-サイコキネシス-”を使って男を殺したところで、それで事態が解決するとは思えなかった。
むしろ、余計に自分の立場を危うくするだけだろう。

ならば、出来るだけ遠くへ―――この国から出て、異国の土地へ。
誰かを手にかけたりしなければ、おそらく自分への捜査はぐっと小規模なものになるはずだ。

死にたくなかった。
楽しいことも悲しいことも何も知らず、施設という“箱庭”の中で育ってきた少女。

626 名前:名無し募集中。。。:2008/11/29(土) 22:03:52.17 0
この世界から飛び出して、もっとこれから…輝かしい人生を歩もう。
そう思った矢先の出来事は、二十歳前の少女には余りにも残酷だった。

震える両足に力を込めて、少女は立ち上がる。
お金も何も持たない少女は、そのままそっと施設から抜け出した。


* * *


何処をどう走ったのかさえ分からない。
人の出入りの少ない小さな通用門から抜け出し、ひたすら走った。
なるべく遠くへと、少女はひたすら夜中のうちに走り続けた。

昼間は物陰に隠れ、ひたすらじっと夜を待った。
夜になったら、犬も寄りつかないような汚く汚臭のする裏通りを駆け抜けながら街から街へと移動する。

施設から抜け出してから三日目、少女はボロボロだった。
服は埃と汗に汚れ、足には擦り傷が幾つも生まれ…とてもじゃないが、“普通”には見えない状態。

それでも、少女は空腹に足をよろめかせながらも夜の街の裏通りを歩いていた。
よたよたと、時に地面の小石に足を躓かせながらも少女は必死に歩き続ける。

627 名前:名無し募集中。。。:2008/11/29(土) 22:04:33.72 0
だが、少女の体は既に限界を超えていた。
三日間飲まず食わず、夜は一睡もすることなく走り続けた少女。

足がふらつき、意識が朦朧とする。
それでも、少女はひたすら足を前へと踏み出しながら―――ついに、その場に倒れた。


* * *


「…こ、こは、天国、か…?」

「いいえ、ここはちゃんと現実の世界よ…あなた、大丈夫?」


自分の不確かな声に返ってきた柔らかい声に、少女は目を開けて声がした方を向いた。
目の前が暗くなって、もう駄目だと意識を手放したことしか覚えていない。

だが、柔らかく微笑む女性の姿に、どうやら自分は命拾いをしたのだということは分かった。
鼻をひどく刺激する、美味しそうな料理の匂いに腹の音が大きく音を立てる。


「起きたばっかりだけど、その調子ならご飯食べれそうね。
持ってくるから、ちょっと待ってなさい」


そう言って、女性は一旦部屋から出ていく。
数分後、少女の前に並んだのは豪華とは言えないが、出来たてほやほやの料理に少女は我を忘れてむしゃぶりついた。

628 名前:名無し募集中。。。:2008/11/29(土) 22:05:11.77 0
その見事なまでの食べっぷりに、女性は何か作ってくるから待ってなさいと苦笑いしながら再び奥へと引っ込む。
十数分後、山盛りの料理を抱えて出てきた女性にありがとうと声をかけて、少女は再び我を忘れてむしゃぶりつく。
空腹だったと言うことを差し引いても、施設で出されていた食事よりも断然美味しい料理だった。

空腹を満たされ満足げな表情を浮かべる少女に、女性は苦笑いしながら話しかける。


「あなた、あんな裏路地に倒れてたけど…一体何があったの?
たまたま私が通りかかったからよかったけど、あのままだったらあなた死んでたわよ」


その優しい声に、少女は信じて貰えないかも知れないけど、と前置きして今までのことを簡潔に伝える。
施設に入れられたこと、もうすぐ施設を出所出来ると言うときにたまたま知ってしまった、施設の“裏の顔”。
死にたくなかったから、命がけでそこから抜け出してきたのだと告げた少女は、震える己の肩をきつく掴んだ。

その余りにも真剣な姿に女性は少女が言っていることは妄想などの類ではなく、真実なのだと直感する。
少女の言っていることが真実である以上、ここにこれ以上匿っていては少女も…そして自分の身も危険だ。

だからと言って、この少女をこのまま放り出すわけにもいかない。
どうしたらいいのかと考えを巡らせる女性に、少女はこの国から出ることが出来ればきっと追っ手を振り切れるはずだと告げた。
その言葉に、女性はしばし黙り込んだ後口を開く。

629 名前:名無し募集中。。。:2008/11/29(土) 22:05:46.97 0
「…どうなるか分からないけど。
私の親戚に、日本で働いている小父さんがいるの。
その人がいいって言えば、あなたをそこに送り出すわ」

「…何故、そこまで見ず知らずの人間に親切にする?
そもそも、私が言っていることが本当であるかも分からないのに」

「何故って…そんなこと言われても、ねぇ。
誰かを助けるのに理由がいるなら、私はあなただけじゃなくて、他の誰かも救えないわ。
助けたい、そう思うからそうするだけよ」


女性の言葉に、少女の目から零れだした涙。
女性は少女を抱き寄せると、大丈夫、きっと上手くいくわと告げた。

一晩明けて、少女は女性の手引きによって船に乗って日本へと渡る。
もう二度と踏むことがないかもしれない大地を見つめながら、少女は未来への期待と不安を募らせたのだった。

女性の親戚である中華料理屋を営む夫婦は、少女にとても優しくしてくれた。
昔、事故で子供を亡くしていた夫婦にとって、少女はただの住み込みのバイトではない。
自分達の実の娘であるかのように夫婦は少女に優しく接し、少女もまた、その優しさに応える。

あの辛い逃亡劇が嘘だったかのように、異国の地で少女は穏やかに暮らしていた。


日記を書き終えた少女は、保存するというボタンを押した後、PCの電源をオフにする。
物思いに耽っていたせいか、気がつけばもう日付が変わっていた。

630 名前:名無し募集中。。。:2008/11/29(土) 22:06:21.54 0
明日も、昼前には店に行って仕込みの手伝いから始めなければいけない。
眠くはないが、そろそろ寝るべきだろうと、少女はベッドに潜り込む。

柔らかな布団と、温かさに意識が徐々に微睡んでいった。


* * *


翌日、少女は朝の八時に起床し朝食を済ませると、すぐさま食器類ののった盆を持って階下の中華料理屋へと降りる。
既に店主と奥さんはランチタイムに向けて材料の仕込みを始めていた。

おはようございますと声をかけ、すぐさま少女はその中に加わる。
安価かつ美味いということもあって、ランチタイムも長蛇の列が出来る“謝謝”。
今のうちに仕込めるだけ仕込んでおかないと、昼になっててんてこ舞いするのが目に見えている。

黙々と作業する夫婦に倣うように、少女もまた仕込みを手伝いつつ、テーブルを拭いて周り、備品を補充して回った。

数時間後、怒濤のようなランチタイムを終えた少女は、奥の厨房で賄いを食べる。
今日も、足繁く通う常連客、常連客に連れられてやってきた新規の客のおかげで大繁盛だった。

賄いを食べ終えた少女は、夜に向けて休憩を取りに自室へと戻る。
夕方になったらまた、夕食タイムへ向けて仕込みをしなければいけない。
体を休めて、その時間を無事に乗り切れるようにしなければと、少女は携帯のアラームをかけてベッドに横になる。

二時間後、アラームの音と共に起床した少女は、寝惚け眼をこすりながら再び階下へと降りた。
厨房では相変わらず、店主も奥さんも仕込み作業に精を出している。

631 名前:名無し募集中。。。:2008/11/29(土) 22:06:56.39 0
「ジュンジュン、悪いけど“芝麻醤-ジーマージャン-”が切れたから買ってきておくれ。
なくても代用できなくはないけど、やっぱりお客様には美味しいものを食べて欲しいからねぇ」

「分かりました、おばさん。
あの店のやつですよね」

「そうそう、あそこの店のは本場中国の味だからね。
頼んだよ、ジュンジュン」


奥さんの声に、分かりましたと再び少女―――“ジュンジュン”は奥さんからお金を受け取って店を出た。
夜の繁忙時までに戻って手伝わねば、と足を進めるジュンジュン。

店を出て、五分程経っただろうか。
目的の中華調味料を扱う店へと向かうジュンジュンの目の前に、必死の形相で走ってくる少女が現れた。

その真剣な表情に、一体彼女に何があったのかと思わず心配するジュンジュン。
普段なら、誰とすれ違おうとも気にも留めないジュンジュンは少女とすれ違った瞬間―――その場に立ち止まった。

ジュンジュンの心を揺さぶる、大きな声。


『早くいかんと、愛ちゃんとガキさんだけじゃきついっちゃ!さゆと絵里は来るのに時間かかるだろうし』


何故、彼女の“声”が聞こえるのだろう。
切羽詰まったその声は、ジュンジュンの心を激しく揺さぶる。

ひょっとしたら、いや、ひょっとしなくても―――彼女は自分と同じ“能力者”。

買い出しを頼まれていたことを忘れ、ジュンジュンは少女の走っていった方向へと走り出す。
あまり足は速くないのだろう、走って数十秒程でジュンジュンは少女を視界へと捉えた。

632 名前:名無し募集中。。。:2008/11/29(土) 22:07:31.42 0
そのまま数分、付かず離れずと言った距離を維持しながらジュンジュンは少女の後を追い続けた。
やがて、少女とジュンジュンの目の前に現れたのは―――“黒い障壁”。

躊躇うことなく、目の前を走っていた少女はその障壁へと両手を突き出し…無理矢理こじ開けて体をねじ込んだ。
少女が消えると同時に、再びその障壁は元通りの形へと戻る。

ジュンジュンはその場に立ち止まり、どうしようか考える。
少なくとも、この障壁の内部に入ったらそう簡単に出られそうもない。
この障壁を作り上げた能力者を倒せば出られるだろうが、そもそも、勝てるような相手なのだろうか。

少女の心の声が蘇る。

あの、切羽詰まった感じ…ひょっとしたら彼女とその仲間はかなり格上の能力者と戦っているのではないか。
自分が加勢したところで勝てるような相手ではない可能性も充分ある。

脳裏を過ぎる、女性の声。
助けるのに理由がいるなら、誰も助けることは出来ない。
ただ助けたい、それだけのことなのだ、と言って微笑んだ女性。

ジュンジュンは己の胸に問う。
確かに、あの少女とその仲間を助ける理由は―――ない。
だが、助けたい、漠然とだがそう思う。

ジュンジュンは息を大きく吸い込むと、その障壁に両手をかけた。
侵入者を阻むように元の形状を維持しようとする障壁に抗うように、ジュンジュンは両腕に力を込めて障壁を引き裂いて体をねじ込んだ。

障壁を引き裂き、異空間内へと入り込んだジュンジュンの目の前では激しい攻防が繰り広げられている。
傷だらけになりながらも、果敢に黒い服に身を包んだ女性へと飛びかかる少女達。

常人では考えられないような速度での拳と能力の応酬に、ジュンジュンは魅入られずにはいられなかった。
おそらく、この目では完全に視認しきれない程の攻撃の応酬が繰り広げられているのだろうが…それら全てを完全に見切ることは難しかった。

633 名前:名無し募集中。。。:2008/11/29(土) 22:08:05.30 0
戦況を見つめるジュンジュンの視線は、傷だらけの少女達から黒衣の女性へと向く。
刹那、ジュンジュンの脳裏に蘇る―――あの日の夜。

冷酷な表情を浮かべて微笑んでいた、黒衣の女性。
そして、今、少女達へと氷塊を生み出し攻撃を加える女性は、身に纏う服こそ違えど確かに同じ顔をしていた。

体が震え出さずにはいられない。

日本へ渡り、ようやく平和な暮らしを手に入れられたと思っていたのに。
彼女がここにいるということは、ひょっとしたら自分の居場所はとっくに割れているのかもしれなかった。

数人の能力者相手に、たった一人で互角以上に渡り合う女性。
この能力者を相手にして、果たして勝てるのだろうか。
先程までの戦意は喪失し、ジュンジュンの心を支配するのは恐怖だった。

刹那、油断していたジュンジュン目がけて、鋭く尖った氷塊が飛んでくる。

反射的に両腕を顔の前で交差した瞬間、ジュンジュンの視界に飛び込んできたのは―――先程の、小柄な少女だった。


「ああああああああ!!!」


ジュンジュンを庇ってその攻撃を受けた少女は、その場に膝を付く。
背中から流れ出した血が、その氷塊の鋭さを視覚的に伝えてきていた。

ジュンジュンは素早く少女の元に駆け寄ると、そっと少女を抱き締める。
突然の事態に沈痛な表情を浮かべるジュンジュンに向かって、黒衣の女性は笑いながら口を開いた。

634 名前:名無し募集中。。。:2008/11/29(土) 22:08:39.18 0
「馬鹿じゃないの、仲間でもない人間庇ってダメージ食らうなんて。
もっとも、馬鹿じゃなきゃ―――うちらダークネスに盾突くわけがないか」


あの夜と何ら変わらない、冷たい声に。
そして、自分を庇って傷ついた少女の姿に―――ジュンジュンの中を駆け巡る、激しい感情。


「ガアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」


激しい感情と共にジュンジュンが目覚めた第二の能力は“獣化-メタモルフォシス・トゥ・ビースト-”であった。
その名の通り、動物へと変身することが出来る超能力であり…変身することで、人間では考えられないような身体能力を一時的に得ることが出来る超能力。
だが、身体能力が飛躍的に向上する反面、自己の意識を保つことが出来ずに凶暴化するというデメリットもあった。

白と黒の体毛に覆われ、最早人間とは言えない姿になったジュンジュンは、咆吼と共に女性に向かって駆け出す。
突然の事態に焦りながらも、女性は獣化したジュンジュン目がけて幾つも氷塊を生み出しては放ち続けた。

普通の人間の体だったら、その攻撃に傷だらけになっているはずだった。
だが、ジュンジュンはその攻撃をもろともせずに女性へと一気に詰めよって“前足”を一閃する。


「ちぃ!
こんな能力者がいるなんて…!」


焦ったようなその声に耳を傾けることなく、ジュンジュンはひたすら前足を振るって女性に攻撃を加える。
一撃一撃の重さは、例えるならば巨大なハンマーを思い切り振り下ろされているかのようだった。
留まることを知らない攻撃に、徐々に女性の眉間に深い皺が生まれる。

635 名前:名無し募集中。。。:2008/11/29(土) 22:09:17.19 0
「…避けて!」


その声が聞こえた刹那、ジュンジュンは反射的にその場にしゃがみ込む。
しゃがみ込んで数秒後、女性の体を突き抜けてたのは―――鮮やかな黄色の“閃光”。

その場に霧散していく女性を見つめながら、ジュンジュンは自分の体が通常の状態へと戻っていくのを感じる。
数秒程で人間に戻ったジュンジュンは、自分の身を覆っていた服が破けていたことに気付き、思わずその場にしゃがみ込んだ。

羞恥の余り、恥部を隠して目を伏せるしかないジュンジュンの肩に、柔らかい感触が生まれる。


「キミより背が低いけど、ぎりぎりこれで全部は隠れると思うから。
後、これ…これで、ズボンとか買って」


低く、それでいて優しい声のトーンにジュンジュンは目を開いた。
目の前で微笑むのは、自分とそう歳は変わらないであろう少女の姿。

手渡された数枚の紙幣を受け取るか迷った挙げ句、ジュンジュンはそれを受け取ることを選択する。
買い出し以上のお金を持っていない上、全裸となってしまったジュンジュンにとって、
その数枚の紙幣があれば何とかズボンやカットソーが買えなくもない。

肩にかけられたコートに袖を通しボタンを閉じながら、ジュンジュンは自分を庇って傷ついた少女の元へと歩み寄る。
傷が深いのであろう、意識を失って横たわる少女を抱き締めながらジュンジュンは大粒の涙を零した。

636 名前:名無し募集中。。。:2008/11/29(土) 22:09:53.34 0
「…よかったら、話してくれないかな。
あいつを見た時から、キミの心、すごい乱れてるのが伝わってきたんだよね。
ひょっとしたら、キミにとって有益なことを教えられるかもしれない」


そう言って、真摯な表情を浮かべてジュンジュンを見つめてくる少女に、ジュンジュンは自分の過去を全て話した。
たどたどしい日本語で紡がれ、時に数秒、数十秒程黙り込むこともあるジュンジュンの言葉に、少女も…そして、敵の女性を
閃光で貫いた少女も小さく頷きながら耳を傾ける。

何とか、全てを伝え終えたジュンジュンに向かって、コートを渡した女性は口を開いた。


「キミがいた施設は…ダークネス関係の施設である可能性が高いね。
今日会った敵にキミが見覚えがある時点でかなりその可能性は高い、あの女性は―――ダークネスの一員だから。
で、これはあたしの考えついた可能性なんだけどさ…多分、キミの住んでいる場所からそんな離れていない場所に敵が現れたってことは、
そのうち、キミやキミに近しい人間に危害が加わる可能性がある」

「そレは…」

「うん、言い切りたくないけど…キミが働いている中華料理屋のご主人と奥さん、その二人に危害が加わらないとは言えない。
キミは、あたし達の心の声…“共鳴”が聞こえるみたいだから、キミが望む望まないに関わらず…あいつら“ダークネス”の人間は、
キミを亡き者にしようと動くと思う―――そして、キミに関わった人間も」


沈痛な表情を浮かべる少女に、ジュンジュンは何も言えなかった。
中国を抜け出し、平和な生活を送っていた矢先にこんな事態に巻き込まれ、挙げ句、
自分や、自分の大切な人間に危害が加わると言われて何か言葉を紡げるような状態ではない。

目の前が暗くなるような感覚を覚えたジュンジュンに向かって、別の少女が口を開いた。

637 名前:名無し募集中。。。:2008/11/29(土) 22:10:28.12 0
「なぁ、そのまま一人じゃ…今日よりも強い敵が現れた時、どうしようもないよ。
自分の命も、大切な人の命も危うい…やから、あーしらと一緒にダークネスと戦おう。
一人一人の力は大したことないかもしれんけど、皆で力を合わせたらきっと何とかなるよ」


その言葉に、考えさせて欲しいと言うのがやっとだった。
黙り込むジュンジュンから傷ついた少女を受け取った二人は、ジュンジュンに思い思いの言葉を紡ぐ。

そのコートは返さなくても大丈夫だから。
無理にとは言わんけど、よかったらあーし達と一緒に戦おう。

二人の言葉を背に、ジュンジュンは重い足取りでその場を後にした。


* * *


ズボンとカットソーを買い、頼まれた調味料を買ってとりあえず店に戻ったジュンジュン。
ギリギリ繁忙時前に帰って来れたとホッとしたジュンジュンに、奥さんも店主も口々に何処に行ってたのかと、心配したよと口を開く。

その言葉に、後で話すとだけ答えてジュンジュンは一旦自室へと戻り、着替えて店へと戻る。
徐々に店内を埋め尽くす客、そしてテーブルが空くのを今か今かと待つ客の姿を見ながらジュンジュンはいつものようにフロアを仕切った。

ジュンジュンが繁忙時に間に合ったため、今日も何とか普通に営業することの出来た中華料理屋“謝謝”。
この日最後の客が会計を済まして出ていったのを見計らい、ジュンジュンは店主と奥さんに事情を説明する。

詳しい事情を知らされないままジュンジュンを引き取った夫婦は、ジュンジュンのいうことを半信半疑で聞いていたが。
超能力が使える証拠にと、ジュンジュンが使わなくなった古い中華鍋を手を一切触れることなく真っ二つに折り曲げたことから、
ようやく、ジュンジュンの話が現実の話であると認識した。

638 名前:名無し募集中。。。:2008/11/29(土) 22:11:06.10 0
「ジュンジュン…お願いだから危ないことはよしておくれ。
あんたにもしものことがあったら、あたしは一体どうしたらいいんだい?」


ジュンジュンにしがみついて泣き出した奥さんの姿に、ジュンジュンの胸は熱くなる。
親戚の紹介とはいえ、いきなりやってきた自分にとてもよくしてくれた恩人、否、最早家族とさえ言える人。
この人達に危害が加わるのは、どうしたって許せそうもなかった。

決意を胸に口を開こうとしたジュンジュンの言葉を遮るように、店主が口を開く。


「お前の言いたいことはもう分かっているよ、ジュンジュン。
俺が言えることはただ一つ…無茶だけはするんじゃないぞ。
お前の代わりに誰かを雇うことは出来ても、お前の存在に代わるものはないんだからな」

「ありがとう、おじさん、おばさん。
大丈夫、私は一人じゃない…仲間がいる。
彼女達と一緒なら、きっと大丈夫だから」


そう宣言したジュンジュンの瞳は強く光り輝いていた。


* * *


あの日から数日後、何かあってもすぐに仲間達の元に飛び出していけるようにと、店主は一人バイトを雇ってくれた。
その心遣いに感謝しながら、ジュンジュンは新しく入ったバイトに仕事を教える。
繁忙時の目が回るような忙しさが軽減された上に、いい話し相手が出来たことが素直に嬉しい。
今まで以上に張り切ってフロアに立つジュンジュンの姿を、夫婦は優しい眼差しで見つめていた。

639 名前:名無し募集中。。。:2008/11/29(土) 22:11:39.51 0
数日間は新人に仕事を教えながら、前と変わらない忙しい時間を過ごしたジュンジュン。

そして、ようやく“謝謝”の定休日である火曜日になった。
“約束”の時間までの間、忙しかった分の骨休めとして家でゆっくりと過ごす。
部屋を掃除し、洗濯物を片付け、いつもよりも長めの午睡を取ったジュンジュンが動き出したのは、夕暮れ間近だった。

黄昏の街を、ジュンジュンは駅に向かって歩く。
ゆっくりと歩くジュンジュンの右手が持っているのは―――クリーニング屋の袋だった。

目的地は電車を使わずとも歩いていけなくもない距離にあったが、この辺りの地理を完全に把握しているわけではない。
駅から電車に乗って、そこから歩いた方が迷わずに目的地につけるだろう。

コートのポケットに入っていた、小さな紙片。
そこに書かれていた番号へと電話したジュンジュンは、“彼女達”が集う場所の住所とそこに行くための道のりを知ることができたのだった。

中国にいる女性、そして自分を受け入れてくれた夫婦を守りたい。
彼女達を守るために“仲間達”と共に戦うことも、今まで受けてきた恩に報いることの一つなのだと思いながらジュンジュンは電車に乗り込む。

電車に揺られるジュンジュンの目に映った空は、もう夜が近いことを思わせる濃紺の空だった。

640 名前:名無し募集中。。。:2008/11/29(土) 22:12:18.84 0
>>620-639
第8夜に続く

641 名前:名無し募集中。。。:2008/11/29(土) 22:27:14.39 0
>>640
自分もこのスレで話を書かせてもらってるけど、色んな描写とか情景とかを読む手に委ねている、
と言えば聞こえはいいけど、読む方の好意に甘えてるだけなんだなあと改めて思った

今回の番外編は娘。に好意を持っていない人間、リゾスレの何たるかを知らない人間が読んでも
何か伝わるものがあると思う

自分も一篇の小説として感動した

642 名前:名無し募集中。。。:2008/11/29(土) 22:45:41.93 0
ジュンジュンの過去は今まで詳細に描かれたことがなかっただけにやりやすかったりやりにくかったりだったかと思いますが・・・素晴らしいですとしか言えない
長くなるのを怖れずに細部まで描きこまれたのがこれ以上なくその効果を発揮していると思います
さすがですね

643 名前:名無し募集中。。。:2008/11/29(土) 23:01:58.80 0
>>640
かつて助けられた女性の言葉が、ジュンジュンに危地に向かわせる勇気を与える
言葉が軽い昨今ですが、ないやいさんは言葉に力があると信じてるんだろうな
だからこそ「蒼の共鳴」では言霊が最強の能力かw
いい話でした


644 名前:名無し募集中。。。:2008/11/29(土) 23:57:14.38 0
今回も大作乙!

645 名前:名無し募集中。。。:2008/11/30(日) 00:08:44.19 0
>>641
超大作乙!凄い面白かった
素晴らしすぎます
色んな作者さんからリゾナントされる訳だな

646 名前:名無し募集中。。。:2008/11/30(日) 00:42:38.25 0
>>640
今夜からジュンジュンヲタにメタモルフォーゼします

647 名前:名無し募集中。。。:2008/11/30(日) 01:41:04.61 0
ないやいさんは戦闘シーンにあまり力を注がないのが一つの良さになってるんだろうね

648 名前:名無し募集中。。。:2008/11/30(日) 02:19:44.21 0
落ちるのが早いな
睡魔に負けて寝ます
あとはヨロシ・・・zzzzzzz

649 名前:名無し募集中。。。:2008/11/30(日) 02:35:15.55 0
新しい話のプロットが次々と沸いてくる!
まだ書き始めてはいないけど今後できあがればいいな…

650 名前:名無し募集中。。。:2008/11/30(日) 06:46:33.20 0
ないやいです皆さん感想ありがとうございます
今回のジュンジュン編は正直書きにくかったんですが、独自路線で行くかということで
中華料理屋で住み込みのバイトをしている設定になりました

これで残るのは後1人となりました
川*▼A▼)<格好良ク書いテくれナいと怒りまスよー!

次はまた来週中にでもと言いつつ、大阪に向けて旅立ちますー 

651 名前:名無し募集中。。。:2008/11/30(日) 07:53:00.38 0
>>650
期待してますよ!

大阪旅行、お気をつけていってらっさい!

652 名前:名無し募集中。。。:2008/11/30(日) 08:49:19.91 0
目覚ましが鳴る前に目覚めたのは、肌を刺すような寒さのせいじゃない

心は野原に飛んでいる

夏は緑の絨毯で、遊び疲れた身体を包んでくれた

でも今朝は真っ白なキャンパス

早く出かけ、私の足跡で埋め尽くそう

少女は家を飛び出した

アスファルトの道が真っ白に染まってる

早く野原へ行きたい

駆け出したら転げそうになった

笑いながら腕を振り回す少女の背中には

いつのまにか銀色の翼が生えていた

翼は少女を野原へと連れてゆく

そう、少女は銀翼の天使



(携帯規制でテンション低めのホゼナント)

653 名前:名無し募集中。。。:2008/11/30(日) 09:13:59.57 0
>>652
素晴らしい
癒されま詩た・・・

654 名前:名無し募集中。。。:2008/11/30(日) 09:14:51.16 0
定期 斜視ヲタのれいなじるは狼でだけではなく一般の
インターネットの世界でも広汎にアンチ活動をしてるよガクブル


> 774 名前:|仝゜) れいなじる ◆017JIRUx.6 [] 投稿日:2008/11/29(土) 12:16:17.49 0
> かなりDDなれいなヲタの記者さんのブログにコメントしてきました
>
> 正直僕は紅白落選を聞いてザマーミロと思いました。
> ちょっと前のあるラジオでれいなが
> 「モーニング娘。はこれから1からはいあがります」
> と言っていたのを思い出します。
> 常々れいなは僕たちと同じかそれ以上に自分の立場がよくわかっていると思うので心配はしていません。
> 要は事務所がこれで危機感を感じてもっとちゃんとした仕事をしてもらえればいいのですから。
> だって今年モーニング娘。がカバーではなく本業として出したのはリゾナントブルーだけですよ?
> リゾナントブルーは素晴らしい曲で、今のモーニング娘。を表現するのに最適の曲だったと思います。
> ですが、まともなプロモーションもせずほとんど世の中の人は存在すらしらないまま終わりました。
> ただそれだけしか今年は曲は出してないんです。
> どう考えても事務所の怠慢としか考えられません。
>
> PS.この危機感がまのえりゴリ推しのみに向けられることがありませんようにと祈ります
> | れいなじる | 2008/11/29 12:04 PM |


655 名前:名無し募集中。。。:2008/11/30(日) 09:55:41.60 0
∬´▽`)<安倍さ~ん 「キャンパス(campus)」は「大学構内」ですよ~

・・・ごめんなさい無粋極まる口出しを
安倍さんには一面の雪景色ってこれ以上ないくらい似合いますよね

656 名前:名無し募集中。。。:2008/11/30(日) 10:31:30.57 0
>>655

(●´ー`)マコ、雪のように溶かしてあげようか、って

まあ安倍さんの言霊の力で今日からキャンパスが画布って意味になるんでしょうけどねw
詩人もいるんだねこのスレには


657 名前:名無し募集中。。。:2008/11/30(日) 11:59:26.15 O
朝、すぐにベッドから出られなくなった。
そういう時、もう冬だなと思う。
思い切ってベッドから降りて、大きく背伸びをしたら、少しだけ眠さが無くなった。
寝癖があるなぁと何となく感じて、少しだけブルーになる。
ひざかけを肩にかけて、カーテンを開ける。
空は澄んでいて、空気の冷たさを見せている。
黄色いお日さまも出てる。
今日もいい天気だ。
手櫛で適当に髪の毛を整えたら、少しだけ気分が良くなった。
病室の窓からは公園が見える。
今日はお母さんと女の子の二人だけだ。
ぼんやり眺めていたら、女の子が泣いていることに気付いた。
木を指差している。
そこには赤い風船が引っ掛かっていた。
そういえば、最近近くのデパートで風船を配ってるってさゆが言ってたっけ。
デパートの方を見ると、ウサギの着ぐるみが風船を配っていた。
あれ、さゆなんじゃないの?なんて思いながら、ごめんなさいと呟いた。
窓を開けると、風が絵里の前髪をなびかせた。

「えいっ」

公園とデパートに向かって、一瞬だけ大きく風を吹かせる。
木は突風に煽られ、赤い風船を手放した。
ウサギさんも咄嗟に頭を押さえ、持っていた風船を手放した。
赤い風船は、色とりどりの仲間に合流して、水色の空を舞った。
女の子はお母さんと手を繋いで、風船を指差しながら笑っている。今度風船もらいに行くからねと、空を見上げるウサギさんに向かって、心の中で呟いた。
窓を閉める時に、病院の入口にさゆがいることに気付いた。
さて、風船の話をされたらどうしようか。
とりあえず寝たフリをしながら考えようと、絵里はベッドに戻った―

658 名前:名無し募集中。。。:2008/11/30(日) 12:01:59.73 O
>>657 「風のいたずら」
保全代わりに書いてみました

659 名前:名無し募集中。。。:2008/11/30(日) 12:56:52.71 O
ステキないたずらっ子キターーーー☆

660 名前:名無し募集中。。。:2008/11/30(日) 14:33:29.11 O
あまり人稲みんな大阪かな

661 名前:名無し募集中。。。:2008/11/30(日) 14:33:30.51 0
これから『海上の孤島』シリーズ続きを投下していきます

前回の>>343-351から続きます
ではでは、どうぞ...

662 名前:名無し募集中。。。:2008/11/30(日) 14:35:23.47 0


螺旋階段で白い場所へと再び戻り、先ほど愛が覗いた牢屋へと入っていく二人。

「さっき上に行く前にこの部屋覗いたけど、何も無かったよ」
「だって隠してるから」

そう言うと、里沙は一番奥の壁際の床と接している穴が空いた部分に手を差し込んだ。
少ししてそこから里沙はお守りを取り出す。

「そんな所に隠してたんか」
「うん、じゃないと没収されちゃうから…」

里沙は取り出したお守りを愛おしそうに撫でる。
彼女のその行動を見て、愛は嬉しくなると同時に少し恥ずかしくなる。


「見つかったなら、早くここから出よっ」
「あ、待ってよっ」


愛は恥ずかしさを隠すように牢屋から出た。
だが、愛は牢屋から出た瞬間、後悔することになる。


「見つけましたよ高橋さん、新垣さん。
 ……処刑はまだ、終わっていませんよ。」


そこには、愛達に情報を教えてくれたあの訪問者の姿があった。


663 名前:名無し募集中。。。:2008/11/30(日) 14:40:56.04 0

    ◆◆


「…あんた、やっぱり敵やったんか…」


愛は目の前に現れた訪問者から里沙を庇うようにして言い放つ。

「愛ちゃん…?」
「高橋さん、新垣さんをこちらに渡してください。」
「嫌や」

睨み合う二人。
二人の関係性が分からない里沙でも、状況が良くないことは嫌でも分かる。
また、目の前にいる相手が自分を欲しく思っていることも。


「あなたが庇っている人はスパイだったんですよ。
 そんな人を庇ったって、何も得など無いじゃないですか。」
「里沙ちゃんは大切な仲間や。誰にも渡したりせん」


愛はさらに里沙を庇うようにして前に出る。
そんな愛にしがみつく里沙。


「…高橋さん、あなたは馬鹿な人です。そんな人を守る価値などどこにも無い。
 元スパイで、闇の集団に属していた人ですよ?なぜそこまでして守ろうとするのですか」
「…大切な仲間やから。それ以外の何物でもないよ」


664 名前:名無し募集中。。。:2008/11/30(日) 14:42:32.04 0

訪問者がため息を付く。
その行動に少しビクついた里沙は、おもむろに愛の服を強く握る。
愛はそれに気付き、里沙を守らなければと強く思う。


「大切な仲間だから、か…。アホらしいね」


そう言うと、訪問者は懐から銃を取り出し二人に狙いを定めた。


「新垣里沙。早くこっちに来ないとあんたを守ってくれる人が死んじゃうよ?」
「行くな、里沙ちゃん。あーしは大丈夫やから」


行かなければ、愛は撃たれてしまうかもしれない。
しかし行くなと強く訴えている。

里沙は一瞬戸惑ったが、その場から動かないほうが良いと答えを出し、思いとどまった。


「……二人して馬鹿な答えを出して……
 ……新垣里沙!お前に死を!!」


665 名前:名無し募集中。。。:2008/11/30(日) 14:43:53.36 0


途端、ひどい形相で里沙を睨み銃を撃つ訪問者に、愛はすばやく近付き刀を振るった。


赤い鮮血が飛び散り、白い部屋を染め上げる。
白に映える赤が二人の姿をも染め、その一瞬がスローモーションのように目の前に広がる。


弾道は逸れ、里沙の左腕を掠める程度に収まった。
しかし、愛の一振りは逸れることなく、訪問者の右わき腹から左肩へと一直線に斬っていた。

訪問者はその場に倒れ、口から血を吐きながらも言葉を続けた。


「にいがき、りさ…お、前は……一…生うら、ぎりも、の……」



666 名前:名無し募集中。。。:2008/11/30(日) 14:45:19.02 0

その言葉を最後に、命を落とした訪問者。
里沙はその言葉を聞き、心を揺さぶられる。
しかし、いつのまにか傍にきていた愛が、優しく里沙の傷付いた頬を撫でながら言う。


「もう大丈夫やから」


またも静かに涙を流す里沙に、愛は優しく微笑みかける。
そんな愛の言葉に安堵し、里沙は愛の手に自分の手を重ねた。


幾度も戸惑う自分に温かい優しさを与えてくれることに
どんな自分も受け入れてくれることに

里沙は愛に感謝する。


「…ごめんね……ありがとう…」


大丈夫だと言う愛の強さと優しさに触れて、里沙は涙を止めることなどできなかった。



667 名前:名無し募集中。。。:2008/11/30(日) 14:46:38.34 0


continue...



668 名前:名無し募集中。。。:2008/11/30(日) 14:50:09.22 0
>>662-667
以上です

今回は短くなりました、しかも戦ってる部分がうまく書けないw
ということでこんな形になりましたー
この話はまだ長々と続きます(他メンほっとんど出てないしねwww

ではではまたの次回まで…

669 名前:名無し募集中。。。:2008/11/30(日) 15:03:37.51 0
>>668
愛ちゃんに切り伏せられた訪問者が情報を教えた意図が今イチ謎ですな。
リゾナンターを誘き寄せる罠だったのか、ガキさんに一度助かるという希望を与えてから処刑しようという
手の込んだ復讐なのか。
それにしてはあっさり倒されたしw

でも彼女の最後の一言は印象的で、その一言で心が揺れるガキさんを愛ちゃんが優しく包むという
描写は流石だと思いました。
他のメンバーの動向も含めて次の更新待ってますよ。



670 名前:名無し募集中。。。:2008/11/30(日) 15:18:43.14 O
今回も面白かったよ~!次回も楽しみに待ってます

671 名前:サボリン∞ヽ( ゚∀。)ノ:2008/11/30(日) 16:58:28.07 O
サボちゃん現着ヽ( ゚∀。)ノ

672 名前:名無し募集中。。。:2008/11/30(日) 17:15:05.92 0
◇◆の人です

>>669
闇の訪問者の正体はこの後少しずつ分かっていきます
ていうか、いろんな訳がこの後の展開で分かっていきますので

言葉が少なくてすみませんw
楽しんで待ってくれる方へ、毎回嬉しい言葉ありがとうございます

673 名前:名無し募集中。。。:2008/11/30(日) 19:04:55.81 0
あいがきはやっぱりいいなぁ
大好物でした!乙!

674 名前:名無し募集中。。。:2008/11/30(日) 19:06:09.67 O
从*` ヮ´)<正義をつらぬくけん、れいな!
闇の人には負けない!ニヒヒヒヒ

675 名前:名無し募集中。。。:2008/11/30(日) 19:59:34.97 0
零れる笑みを抑えずに
戯れ合う仲間を見つめている。
気遣いも遠慮も必要なし。
互いの信頼があればいい。

一切の感情を排除して
人々に災厄をもたらす者を駆逐する。
情けも容赦も必要なし。
揺るがぬ意志さえあればいい。


昼間の一笑、闇夜の一瞥。

穏やかな笑顔の裏に潜むのは
静かに猛る、両刃の正義。




676 名前:名無し募集中。。。:2008/11/30(日) 20:00:37.52 0
>>675 銭琳『外柔内剛』

自己満足な四字熟語シリーズもようやく終わりが見えてきました
あと三人です

もう少し我慢して見守るorスルーしてもらえると嬉しいです

677 名前:名無し募集中。。。:2008/11/30(日) 20:54:04.86 0
>>676
いや超カッコイイ!

>昼間の一笑、闇夜の一瞥。

闇夜の一瞥ってカッコイイ!

>両刃の正義。はリゾナンターの大きなテーマの一つかもね

678 名前:名無し募集中。。。:2008/11/30(日) 20:59:43.80 0
すごいなあこのスレはみんな詩人さんばかりやねえ

679 名前:名無し募集中。。。:2008/11/30(日) 20:59:49.32 0
>>676
「外柔内剛」とはまたピッタリの言葉を見つけられたものです
刃千吏の設定というのは、i914に匹敵する大発明だと思います
最初に考え出された方は凄い

あと三人とか寂しいこと言わずに、ダークネスの主要メンバーの分もw

680 名前:名無し募集中。。。:2008/11/30(日) 21:18:44.19 0
リゾナントの秋SP予告
             -これはもう存在しない記憶-
  “私の心は小さなビスケット崩れ易いビスケットだからポッケにしまっておくの
   深い闇に隠しておくの・・・れいなが家出したのは私のせいだと思ってた・・・
      あの子の居場所を教えると言うから付いていったの闇の中へ・・・
  そして私は利用されたの・・・いや・・ただかまって欲しかっただけかもしれない・・
          もう・・分からない・・わからない・・・・”

      加護に良く似た人物の目撃情報がメンバーに舞い込んだ!!
        彼女は目の前で光となり消えてしまったはず・・!?
  〔以前ダークネス組織内で盛んに行われていたクローン計画 実験体であった
 加護のオリジナルは消滅 だがそのクローンは家族の手によって救出 生存していたのだ〕

れいなは青春時代を親友として一緒に過ごして来た加護の話を聞くとあの頃の思い出が広がる・・

【お弁当を持って2人で何度も大冒険した・・・2人なら何処までも行けそうな気がした・・・】
   【伝えたい事はあの日持って行ったお弁当箱の中身よりも・・いっぱい・・・ある・・】

       情報に慎重なメンバー達にれいなはいてもたってもいられず

       「もうあの加護ちゃんではないのよ!れいなのことはもう・・」
    と静止するメンバー達を掻き分けて飛び出して行ってしまうのだった・・・


次回かなしみ戦隊リゾナンターS 前編「青春!LOVEランチ」


          「分かっとるッ!・・ッ・・やけんッ・・・」

681 名前:名無し募集中。。。:2008/11/30(日) 21:19:43.13 0
次回予告
-オレンジのシャーベットの様な太陽が溶けて揺らぐ夕刻の街外れ そこに確かに加護はいた-
     母親 友人達と楽しげに玄関から顔を見せるショートヘアーのあの少女
       以前と変わっている髪型それだけでもれいなの足を鈍らせる・・・

            声を掛けようと決心し近づくが・・・

      「ッあいぼん・・・」『ん・・?えーと・・あなたはだーれ?』
        無情にも複製である少女にはオリジナルの記憶は無く・・・
     れいなはどうしても涙を堪えきれずその場を駆け出してしまうのだった
      その時 同じように涙を溜めた母が 立ちつくしている加護に告げる
『来てくれたんや・・これ あの子に渡してきなさい』『え・・これを?お母さんは知ってる子なん?』
加護は走る!オレンジ色に染まり輪郭を無くした街があの子まで染め隠してしまう前に・・・

  やがて2人の伸びた影が重なるとれいなは振り向き抱きついた 影はさらに重なり合うと
        加護の持つそれから甘酸っぱい香りが2人を包み込む
            -そしてれいなの口から出た言葉は-


   「あの・・・(もう1度・・もう1度・・)友達になって欲しいとよ・・・」


次回かなしみ戦隊リゾナンターS 後編「夕暮れ☆シャーベット」

              『・・・・はい!』
   【シャーベットの様にゆっくりと溶けて沈む秋の夕陽に照らされて】
         【2人の心もゆっくりと解け出して・・・】

682 名前:名無し募集中。。。:2008/11/30(日) 21:21:40.14 0
コンサート大成功SP予告
      娘。ツアーは千秋楽 完全燃焼の私の身体をベットが誘う
    ・・・ここちよいねむり・・ねぇ 聞こえる・・みんなの声が・・・


        隣のベットで今日もれいながあいぼんと長電話
        夢から醒めて【少しづつね・・】また眠りに付く


         冷蔵庫でジュンジュンがバナナを漁る音
      夢から醒めて【そう 隣の戸棚よ・・】また眠りに付く


  ソファーで寝ているリンリンの日本語睡眠学習テープの漏れる音
  夢から醒めて【もう バッチリデースかな?・・】また眠りに付く

 
 
  ガキさんが絵里 さゆ 小春 愛佳を連れて今日も朝一のお客さん
夢から醒めて【最初のオーダーモーニングコーヒーを9つ・・】1日が始まる

    ・・・ここちよい朝の光・・そう 感じる・・私の心・・・


次回かなしみ戦隊リゾナンターS「夢から醒めて」


           「いらっしゃい!!」
       さあ 今日も喫茶リゾナント 開店です!

683 名前:名無し募集中。。。:2008/11/30(日) 21:23:54.88 0
以上
千秋楽に参戦した方お疲れ様です!・・・ そしてうらやましい~

684 名前:名無し募集中。。。:2008/11/30(日) 21:48:17.04 0
かなしみ戦隊キテルやないかっ!
嬉しい!!!!!!

685 名前:名無し募集中。。。:2008/11/30(日) 23:24:45.45 0
あと3つのうち1つはなんだろうと思いきや・・・夢から醒めてが来ましたか!
千秋楽・・・参加できた方羨ましいです

686 名前:名無し募集中。。。:2008/11/30(日) 23:24:52.60 O
明日から仕事とリゾナント

687 名前:名無し募集中。。。:2008/12/01(月) 00:13:30.89 0
さゆ

あんまり似なかったけどさゆです
今回はいろいろ限界に挑戦して見事に玉砕した感じ
俯瞰難しいおorz

残すはリーダーのみでつ
待ってる人いるのかわかんないけどボクがんばる

688 名前:名無し募集中。。。:2008/12/01(月) 00:28:40.19 0
おお!段々豪華なイラストになっていくw
イラストそのものもさることながら全体のデザインがいつも素敵です
すっげー細かいですが「薬」の草かんむりが4画になってるのが好き
まあ確かに本人に似ているか似ていないかで言えばあまり似ていませんけどw
リーダー楽しみにしています!

689 名前:名無し募集中。。。:2008/12/01(月) 01:43:37.63 0
初期の頃のも是非カラーにしてほしいです!
そして・・・ダークネスもまだいますよw

690 名前:名無し募集中。。。:2008/12/01(月) 01:44:17.46 0
このアングル描くの難しそうですなー

691 名前:名無し募集中。。。:2008/12/01(月) 01:51:38.08 0
>>683
夢から醒めて・・・凄く良いなぁ~!!!

>>687
カーディガンがさゆっぽいね

692 名前:名無し募集中。。。:2008/12/01(月) 03:41:05.83 0
>>683
いつもながらに感動させられました・・・ふわり、心が癒されました

>>687
待ってます!いつも!
髪の毛の感じが凄く良いですね


693 名前:名無し募集中。。。:2008/12/01(月) 05:49:12.45 0
>>683
まとめサイトに既収録の作品の中でも、ぼんさん編は力の入った作品でしたが
中の人の仕事が順調になってきた今、この新作を読むと感慨深いです

>>687
影が怖い
リーダーをどう描くか楽しみです

694 名前:名無し募集中。。。:2008/12/01(月) 06:54:18.98 O
从*` ロ´)ツ<今年も残り一ヶ月っちやん!頑張って!
今日も~いきまっしょい!

695 名前:名無し募集中。。。:2008/12/01(月) 08:32:41.46 O
コンでの

「リゾナントしてますかぁ~!?」

妙に反応してしまう・・・ だいぶ病は重い・・・

696 名前:名無し募集中。。。:2008/12/01(月) 08:54:00.37 O
>>695

「日頃からしまくりですが何か?」って感じだよなw

697 名前:名無し募集中。。。:2008/12/01(月) 09:14:19.11 0
>>682
久しぶりに夢から醒めてを聴きました
気持ちの良い一日になりそう

698 名前:名無し募集中。。。:2008/12/01(月) 09:30:30.00 0
>>695
リゾナントなツアーが終わってもこっちはリゾナントし続けてるぜって叫びたいw
しかしまさか年を越えそうになっても続いているなんて正直思ってなかったよ

699 名前:名無し募集中。。。:2008/12/01(月) 10:15:55.39 O
突然ですがまとめのまとめページの宣伝ですw
昨日リゾナントしまくってきたので衝動的に携帯待受画像作っちゃいました
まだふたつしかないですがよろしければどうぞ
http://resonantwolves.blog33.fc2.com/

700 名前:名無し募集中。。。:2008/12/01(月) 11:10:18.50 0
>>699
愛ガキとリンリンってとこが素敵です
いいですなあ
っていうかまとめのまとめページと関係ねーw

701 名前:名無し募集中。。。:2008/12/01(月) 11:48:45.85 O
>>700
そう言われてみればホント関係ねーw
次からは画像直川*^A^)貼りますわorz

一応携帯向け直リン貼っとく
愛ガキ
http://c.fc2.com/imgsa/http%3A%2F%2Fblog-imgs-24.fc2.com%2Fr%2Fe%2Fs%2Fresonantwolves%2Fkeitai_aigaki.jpg/
リンリン
http://c.fc2.com/imgsa/http%3A%2F%2Fblog-imgs-24.fc2.com%2Fr%2Fe%2Fs%2Fresonantwolves%2Fkeitai_Lin.jpg/

702 名前:名無し募集中。。。:2008/12/01(月) 12:53:56.75 O
>>697
そう言って頂けると嬉しいです 自分も曲を聞いて出勤しました
気持ちの良い1日になりそう!そして感想をくれた方 読んでくれた方ありがとう!

703 名前:名無し募集中。。。:2008/12/01(月) 13:12:14.84 0
>>699
いいね~

704 名前:名無し募集中。。。:2008/12/01(月) 13:20:52.59 0
>>701
いやいやご自身のサイトなのですからどんなコンテンツを設けようといいじゃないですか
それを機会に訪れてもらえるわけで
・・・ただし更新へのプレッシャーはかかるかもしれませんがw

705 名前:名無し募集中。。。:2008/12/01(月) 13:40:16.41 0
むしろ宣伝はどんどんしてほしいね
リゾナンターがいっぱい増えてくれるのは嬉しいw

706 名前:名無し募集中。。。:2008/12/01(月) 15:33:04.13 0
当初と比べてスレ住人は増えたのかなあ
減ってはないよなあ

707 名前:名無し募集中。。。:2008/12/01(月) 15:37:37.49 0
>>699
カッコイイ!!
アイガキが特にカッコエエ!
どうやって作ってるんですか?

708 名前:サボリン∞ヽ( ゚∀。)ノ:2008/12/01(月) 17:37:48.04 O
サボちゃん京都の旅もいよいよ終盤
保全代わりに京都の旅路をサボログに上げてるよとスレチな宣伝

709 名前:名無し募集中。。。:2008/12/01(月) 17:51:00.63 0
正直くだらねー

サボちゃんこれはまとめに入れなくていいですのでってか入れないで欲し(ry

>>689
>初期の頃のも是非カラーに
前からやりたいと思ってたのでちまちまやっていこうと思いまつw


710 名前:名無し募集中。。。:2008/12/01(月) 18:05:50.65 O
サボちゃんマイコハンになったのか

711 名前:名無し募集中。。。:2008/12/01(月) 19:08:30.56 0
コロッケが無性に食べたくなった

712 名前:名無し募集中。。。:2008/12/01(月) 19:20:29.58 0
>>709
影が喋ったああぁ((((;゚Д゚))))ガクブル

713 名前:名無し募集中。。。:2008/12/01(月) 19:34:44.03 O
て 敵の能力かもしれぬーー! 皆気を付けよーー!!

714 名前:名無し募集中。。。:2008/12/01(月) 20:20:03.05 0
影を自在に操る能力ってのは今のところ出てないかね
「影縫い」はこないだ辻がやってたけど

715 名前:名無し募集中。。。:2008/12/01(月) 20:29:13.84 O
影はその人の本性を映す鏡 だから知らない間に別の行動をしているかも・・・

716 名前:名無し募集中。。。:2008/12/01(月) 21:07:52.57 0
[Rena-Eri](17)385 『禍刻Ⅲ―Crimson symphony―』 に
人影支配(シャドウ・ディレクション)という影を操って戦う能力者が出てきてましたよ


717 名前:名無し募集中。。。:2008/12/01(月) 22:10:05.29 O
生き字引再びw

718 名前:名無し募集中。。。:2008/12/01(月) 22:17:15.84 O
ノノ*^ー^) [絵里の日記]
今日は1日中病院でした
だって影が恐くて、おさんぽに行けなかったの
さゆがお見舞いに来てくれたら頑張ったのに!
 
いけない!さゆに頼ってたら立派なハタチになれない!
明日は、ばんばろう
 
たぶん

719 名前:名無し募集中。。。:2008/12/01(月) 23:06:36.21 O
最近ダークネスの陰謀で朝の布団から抜け出せないんだが

720 名前:名無し募集中。。。:2008/12/01(月) 23:09:07.09 0
だよな
じゃあ俺も明日はダークネスの陰謀のせいで年休にしよう

721 名前:名無し募集中。。。:2008/12/01(月) 23:13:21.90 0
>>718
ハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!!

722 名前:名無し募集中。。。:2008/12/02(火) 00:11:32.51 O
じゃあうちの会社のボーナスがカットされるのもダークネスのせいに違いない

723 名前:名無し募集中。。。:2008/12/02(火) 00:28:27.38 0
これらは今まで出てない能力?

・物体すり抜け能力
・鏡の中に入り込む能力
・小さくなって体の中に入り込む能力
・体を入れ替える能力
・匂いの能力

724 名前:名無し募集中。。。:2008/12/02(火) 00:33:39.13 0
>>723
ジョジョにならいくつか出てたけどこのスレには出てないねw

725 名前:名無し募集中。。。:2008/12/02(火) 01:11:30.96 0
能力とキャラクターのバランスが難しい

726 名前:名無し募集中。。。:2008/12/02(火) 01:12:53.36 0
自分がいくつかストックしている能力が先に出てしまわないかちょっと心配してる
話はまったくもって思い浮かんでいないだけにw

727 名前:名無し募集中。。。:2008/12/02(火) 01:15:07.48 0
登場人物&能力のまとめは現在まだ第3話までしか終わっていません
挫折するかもしれませんがそうなっても困る人もいないでしょうから気楽にコツコツやりますw

728 名前:名無し募集中。。。:2008/12/02(火) 01:18:33.30 0
自分が考えてる能力が出るとたとえ雑談の場でもハラハラするよな

729 名前:名無し募集中。。。:2008/12/02(火) 02:54:46.55 0
>>724
723だけどまさにそのJOJO読んで書いてみたw
鏡の中に入ってる能力のやつをこの前読んだよ
拳銃のスタンドと鏡のスタンドが2人組になって闘うんだよね
俺小説とか書けないから誰かどれか書いてくれーw

730 名前:名無し募集中。。。:2008/12/02(火) 03:09:05.73 0
ここの作者連中でジョジョの愛読者なら一人の持つ能力は
一つだけという事ににこだわっているはず

731 名前:名無し募集中。。。:2008/12/02(火) 03:10:52.85 0
俺も1度も作品書いたことないな
絵も書けなけりゃ動画も無理
ただこのスレ読んでたまに雑談するだけの完全な客・・・

732 名前:名無し募集中。。。:2008/12/02(火) 07:13:32.59 O
>>729
あれは厳密には鏡のスタンドじゃあねーんだぜ
光のスタンドなんだぜ
ジョジョのスタンドをこのスレ風に書いてみるのもおもしろいかもですね

>>730
まさにw
無意識に基本その姿勢になります

>>731
そういう方の存在は本当に嬉しいです
作者だけのスレって虚しいじゃないですか

保全代わりの何様的レスでした

733 名前:名無し募集中。。。:2008/12/02(火) 07:55:07.21 O
>>731
ワタシと同じホゼナンターですね。このスレを守るのが任務

734 名前:名無し募集中。。。:2008/12/02(火) 09:08:01.47 O
>>731
みんなが作者じゃつまらないよ
いろんな人がいるからここまでやってこれたんだと思う

735 名前:名無し募集中。。。:2008/12/02(火) 09:34:47.23 O
そうさ
リゾナンターみんなが全員パンダになってもきっとつまらないのと同じさ

736 名前:名無し募集中。。。:2008/12/02(火) 10:29:42.84 O
>>735
それはつまらなくないやん
人の姿に戻る時に全員はdっ!?え?うわあっ!

…………ぐはっ!!

737 名前:名無し募集中。。。:2008/12/02(火) 11:37:24.37 0
戦闘後毎回全裸のセイギのミカタって新しいな

738 名前:名無し募集中。。。:2008/12/02(火) 11:53:29.50 0
>>737
デビルマンはシャツ破いて変身するから全裸のはずなんだがな
魔力でシャツ直してんのか

739 名前:名無し募集中。。。:2008/12/02(火) 11:56:21.65 0
超人ハルクはいつも大変だったな

740 名前:名無し募集中。。。:2008/12/02(火) 11:58:49.73 0
来年のよろセンJJはパンダの講師とかやったりしてw

741 名前:名無し募集中。。。:2008/12/02(火) 12:02:27.27 0
ケンシロウのように服が破れてもすぐ元に戻るんだろねw

742 名前:名無し募集中。。。:2008/12/02(火) 12:03:39.35 0
なんだか古い漫画ばっかりだね
なんだよこの流れw

743 名前:名無し募集中。。。:2008/12/02(火) 12:22:47.44 0
>>736
ガキさんが鼻血吹くな

744 名前:名無し募集中。。。:2008/12/02(火) 12:56:48.71 0
前から疑問に思ってたんだけど
ダークネスが現れたと知らせが来たら例の黒服に着替えてから現場に向うんだろうか?
突然襲われたら着替えてる暇無いしあの服の扱われ方ってどうなってるんだろう?

745 名前:名無し募集中。。。:2008/12/02(火) 12:58:37.58 O
リーダーとさゆは戦闘後のこと考えて戦闘中ニヤニヤしっぱなし
れいなは戦闘後のこと考えて戦闘中ずっと憂鬱

746 名前:名無し募集中。。。:2008/12/02(火) 13:07:30.23 0
>>744
俺の脳内ではリゾナントパワーメイクアップすることになっている

747 名前:名無し募集中。。。:2008/12/02(火) 13:18:14.46 0
>>746
どう言う仕組みでそうなるのかを考えると悩みが増えるw
誰か1人でも衣装を瞬時にチェンジ出来る能力を持ってたらそのメンバーが全員を着替えさせてる可能性も
でもちょっと魔法っぽい

748 名前:名無し募集中。。。:2008/12/02(火) 14:11:13.58 O
自分のようなバトル時も私服イメージ派はもしかして少数?

749 名前:名無し募集中。。。:2008/12/02(火) 14:37:06.22 O
いや、俺も私服イメージだけど

・・・キューティーハニーってどうだっけ?

750 名前:名無し募集中。。。:2008/12/02(火) 14:45:32.59 0
空中元素固定装置を持っております

751 名前:名無し募集中。。。:2008/12/02(火) 15:35:56.97 O
それ採用

752 名前:名無し募集中。。。:2008/12/02(火) 15:38:15.02 0
もう小春の念写でいいじゃん

753 名前:名無し募集中。。。:2008/12/02(火) 16:09:49.01 O
つ「着せ替えカメラ」

754 名前:名無し募集中。。。:2008/12/02(火) 16:19:47.41 O
つ「電話ボックス」

755 名前:名無し募集中。。。:2008/12/02(火) 16:28:31.59 O
念写って・・・ それ写してるだけで下は裸だったら・・・

ガキさんが鼻血だしそうだw

756 名前:名無し募集中。。。:2008/12/02(火) 18:02:15.32 O
むしろ最初から真っ裸なら問題無いし清々しい
おい!放送できないよw

757 名前:名無し募集中。。。:2008/12/02(火) 18:46:28.03 O
採用 異論は認めないw

758 名前:名無し募集中。。。:2008/12/02(火) 20:04:08.00 0
虫使いはいなかったっけ?

759 名前:名無し募集中。。。 :2008/12/02(火) 20:04:58.49 0
けっこう仮面の仮面なしバージョンかよw

760 名前:名無し募集中。。。:2008/12/02(火) 20:05:27.83 0
よそのスレのガキさんが出張してきてるような

761 名前:名無し募集中。。。:2008/12/02(火) 20:34:18.84 O
>>758
かつてダンゴムシ使いのさゆというネタが出たけど結局実現はしていないw

762 名前:名無し募集中。。。:2008/12/02(火) 20:43:48.45 0
作家の人で能力等を考えるとき参考にしてるorイメージしてる作品ってある?
上のほうでジョジョの話が出てたから聞いてみたくなってw

ボクは作家じゃないけど筒井氏の某小説や
上遠野氏の某死神シリーズ等をイメージしてまつw

763 名前:名無し募集中。。。:2008/12/02(火) 20:48:18.65 0
FFとかのファンタジー系RPGだなー

764 名前:名無し募集中。。。:2008/12/02(火) 21:30:11.48 0
強いて言えばNIGHT HEADとかですかねえ
筒井氏のもあるかも
要は基本超能力をシビアに書いたものです
自分は逆にファンタジーっぽくならないように心がけています
自分の書くものは・・・っていうだけで読者としてはどちらも楽しんでますけど

765 名前:名無し募集中。。。:2008/12/02(火) 21:52:36.94 0
代理投稿です
全部で3レスになります

こちらの物語のカットされたサイドストーリーとなります。
保全代わりですが…。興味のある方は読んで見て下さい。
[MM。](17)447 『コードネーム「pepper」-ガイノイドは父の夢を見るか?-2 』
2008/10/24(金) 05:08:19.19 0
http://resonant.pockydiary.net/index.cgi?no=577

766 名前:名無し募集中。。。:2008/12/02(火) 21:53:24.10 0
それはあの夜の事。月に照らされた森の中…。

レイナとコハルが、リサとアイカの墓標の前に並んで座っていた。
「なあ、コハル…」
レイナが話し掛ける。
「…里沙さんの事はどう思っとる?」
「えー? 何でですか? …イイ人なんじゃないですかー? …たぶん」
コハルがちょっと横を向きながら答える。
「ホントにそう思っちょる?」
「…ええ、思ってますよ…」
「あの人、顔や姿も、言う事もガキさんそっくりっちゃね…?」
「…ニイガキさんとあの人は違いますよ…」
少し拗ねた様にコハルが言う。
「コハル…。コハルは、ガキさんはあの人のせいで死んだと思いよる…。 それは違うっちゃよ」
コハルは答えない。
「ガキさんは、そこにいたのがレイナでも、コハルでも、同じ事をしよった…」
「ガキさんはどこにいようと、誰が相手でも、自分の本当にするべき事をしよる人だったけん…」
「それに…ガキさんは死んだんと違う…。 ガキさんは自分の信念に従って、最後まで全力で生きた…。…生き抜いた。…そう、レイナは思うっちゃ…」
「…はい…」
「レイナも…。 そういう風に生きたい… いや、そういう風に…生きる。 レイナはそう決めたっちゃ」

767 名前:名無し募集中。。。:2008/12/02(火) 21:54:07.58 0
「コハルも、里沙さんの事を…。 何であの人が、全然関係ないうちらの為に危険を冒して、科学技術局へ行きよったり、今もうちらと一緒に来よるのか…? よく考えてみたらよかよ…」
レイナはそう言うと立ち上がり、お疲れ、と手をひらひらと振りながら森の奥に消えていく。

コハルは一人残り、じっとリサとアイカの墓標を見つめていた。
まだ出合ってから2日も経っていないのに、コハルの脳裏には、出会ってからの里沙の…泣いている顔、驚いている顔、真剣な顔…が浮かんでくる。

…じばらくたって、ゆっくりと立ち上がったコハルの顔には、柔らかな笑みが浮かんでいた。

… … …

「pepper」たちと共にTukuba Cityへと向かう高速バスの中…。
ひとりの席に座る事になった里沙は、窓の外を眺めながら、あの夜のコハルの事を思い出していた。
コハルが…、自分に対してよそよそしい態度である事は里沙も感じていた。
リサの死のきっかけとなったのは自分であるし、リサをとても慕っていたように見えるコハルの感情は、痛いほど理解できた。
里沙はそれをある意味仕方のない事と考えながら「pepper」たちと同行していた。

768 名前:名無し募集中。。。:2008/12/02(火) 21:55:29.31 0
しかし、あの夜のコハルは違った。
あの夜…。レイナと共に、敵の只中に飛び込み、自らの命と引き換えに皆を救ったあの日。
レイナの後を追って飛び出そうとしたその時、コハルはふと里沙に駆け寄り、以前にリサに見せていたような、屈託の無い笑顔を見せた。
そして里沙の肩にそっと顔を寄せると、小さな声でささやく。
「新垣さん…、コハル、ちょっとイイトコ見せますよっ!?」
それは、里沙がコハルたちに出会った時に、コハルがリサに言っていた言葉…。
「…え…?」
と驚く里沙を残し、コハルは外に飛び出していく。
その姿は、まるで背中に天使の羽でも生えているかのように軽やかだった。

「…コハル…」
バスの窓から流れる景色を眺めながら、里沙は思う。
どうしてあなたはあの時…あんなに明るく笑っていたの…?
「教えてよ、コハル…」
「…もう一度、アンタの笑顔が見たいよ…」
里沙の脳裏には、コハルの輝くような笑顔が浮かび、いつまでも消えなかった。

769 名前:名無し募集中。。。:2008/12/02(火) 21:57:04.08 0
>>766-768
pepperの人の代理投稿でした


770 名前:名無し募集中。。。 :2008/12/02(火) 22:03:35.14 0
。・゚・(ノД`)・゚・。

771 名前:名無し募集中。。。:2008/12/02(火) 22:52:48.44 0
テンプレさん代理投稿ご苦労様でした

このエピソードを事前ではなく事後にもってくるセンスとテクニックが見事です
今回の話だけでなくコハルとレイナが“死ぬ”回も 改めてその悲しさがこみ上げました

>「新垣さん…、コハル、ちょっとイイトコ見せますよっ!?」
特にここ泣いた
うまいなあ・・・

772 名前:名無し募集中。。。:2008/12/02(火) 23:28:52.37 O
>>769
泣けました。そしたら、えりの日記を思い付きました

773 名前:名無し募集中。。。:2008/12/02(火) 23:30:10.52 O
ノノ*^ー^) [絵里の日記]
えりが入院してると、ガキさんからメールが1時間おきにくる
「足は暖かくしなさい!」とか「ワガママ言ってない?」とか
もーガミガミ。えり二十歳になるんですよ!
まあ、ガキさんはえりの事好きみたいだけど、えりは好きじゃない
 
日記には書いちゃうけど、えり本当は、ガキさんの事
 
ノノ*^ー^)だいだい、だーいすき!!

774 名前:名無し募集中。。。:2008/12/03(水) 00:20:32.24 0
pepperさん泣けるっ 胸が切なくなったよ
代理の人もありがとう

775 名前:名無し募集中。。。:2008/12/03(水) 01:25:31.56 0
>>762
粛清人AはSBRのウェカピポがモデルです
大分アレンジを加えてしまってますけれども
常に敵の一枚上を行く戦い方なども参考にさせていただきました

776 名前:名無し募集中。。。:2008/12/03(水) 01:48:08.60 0
>>769
pepperの人はしんみりさせるのが上手いなぁ~
ガイノイドたちが可愛くて仕方がないよ

777 名前:名無し募集中。。。:2008/12/03(水) 02:19:28.23 0
関係ないけどさっき久しぶりにリゾナントブルーをフルで聞いた
やっぱいい歌だわ

778 名前:名無し募集中。。。:2008/12/03(水) 02:44:43.41 0
毎度どうも!6期つくってみた…


>>707 Photoshop使ってるッス

779 名前:名無し募集中。。。:2008/12/03(水) 05:23:26.24 0
>>778
ポップでかわいい!!
重さんがカワイイね!

780 名前:名無し募集中。。。:2008/12/03(水) 07:06:51.24 O
ノリo´ゥ`リノ<ダーヤスかもーん

781 名前:名無し募集中。。。:2008/12/03(水) 07:23:05.09 O
娘。ノ新曲決マッター!

・・・けどこのスレ的にはリゾナント出来るのかな?w

782 名前:名無し募集中。。。:2008/12/03(水) 08:29:05.67 0
少なくともかなしみさんにとっては余裕でしょうねw

783 名前:名無し募集中。。。:2008/12/03(水) 08:53:46.96 0
>>762
高橋の光の矢は光牙もしくはライトニングプラズマ

784 名前:名無し募集中。。。:2008/12/03(水) 09:08:09.95 0
        __,,,,○,,__   __,,,,○,,_
        ヽ:::::|純|/  ヽ:::::|琳|/
   = = 川´・_o・)  川*^A^)
        (~つ ̄つ  (~つ ̄つ
        |;;;;;[回|    |;;;;;[回| 
 ⌒Y⌒  彡 し´し´   彡 し´し´


785 名前:名無し募集中。。。:2008/12/03(水) 09:09:22.64 0





  
  
 

 

 



 

 
 
 

 


 

 
 
まだあったのかこのスレ                                                       ...

786 名前:名無し募集中。。。:2008/12/03(水) 11:08:52.73 0
モチロンソウヨ

787 名前:名無し募集中。。。:2008/12/03(水) 11:22:08.16 0
未来を視る者にさえ、物語の結末はわからない
そこに到るまで、物語はつづいてゆく

788 名前:名無し募集中。。。:2008/12/03(水) 11:23:10.89 0

「高橋さん」


その少女は、愛を一目見るなりそう呼んだ。それ自体は驚くほどのことではなかった。
共鳴能力者であれば、こちらが名乗る前に名前を知ることも不可能ではないだろう。
それよりも愛を戸惑わせたのは、親しみに満ちたその呼び方。あまりにも無防備なその笑顔。
初めて会ったはずなのに、なぜか懐かしさにも似た感情に襲われ、愛は少し困惑した。

「あなたは……?」

言いかけた愛の脳裏に、突然ある映像のイメージが浮かんだ。
夜の帳が降りた、見覚えのある駅のホーム。
そこにたたずむのは、いまよりも幼い少女。
そしてその傍らには、いまよりも若い自分。

目の前の少女が、この映像を直接自分の脳に送り込んでいるということが、愛にはすぐにわかった。
これも共鳴の力がなせる業なのか、それともこの少女も自分と同じ精神感応能力者なのか。
いずれにしても、少女の真意がわからず、愛は困惑の色を深めた。

映像の中の自分が、少女に話しかける。

――飛び込むんなら、次の電車にしてよね。あたし、帰れなくなっちゃうから。

言った。確かにそう言った、と愛は思った。
しかし、記憶のどこを探してもそんな出来事は存在しない。
奇妙な感覚にとらわれ、怪訝な表情を浮かべる愛に少女が告げる。

789 名前:名無し募集中。。。:2008/12/03(水) 11:24:12.71 0
「私が“過去”に視た“未来”のビジョンです。あの日、私はあの駅のホームに行ったけど、
あなたは現れなかった。でもそれはしょうがないことだったんです。
もっとずっと前から、ボタンは掛け違えられていたんですから」

少女のしゃべり方には、関西特有の訛りがあった。
しかし、少女の言っていることが理解できないのは、その訛りのせいではないだろう。
怪訝な表情を浮かべたまま、愛は少女に問いかけた。

「過去に見た未来……?あなたは、なにを言ってるの?」

愛の問いかけには答えず、少女は静かに目を閉じた。
その途端、予想だにしなかった衝撃が愛を襲った。
先程とは比べものにならないほど膨大な量の映像が、一気に愛の脳裏になだれ込んできたのだ。

幾人もの、見知らぬ少女たち。その中には、自分の姿もあった。目の前の少女もいる。
日常の一瞬を切り取ったような風景が、スライドショーを早回しにしたように次々と映し出される。
みんな、笑っていた。無邪気に、楽しげに。
しかし、見ていると切なさが込みあげてくるような笑顔だった。
心に癒しがたい悲しみを抱えながら、それでもこうして屈託なく笑っているのだろう、と
愛は理由もなく思った。
そして、彼女たちこそが、自分が探し求めていた共鳴能力者なのだということが、愛には
はっきりとわかった。

不意に、愛は目眩を覚えた。
送られてくる映像の膨大さに、脳が追いついていない。
愛はふらつきながら、こめかみのあたりを手で押さえた。
それでも少女は映像の送信をやめようとはしなかった。

790 名前:名無し募集中。。。:2008/12/03(水) 11:25:16.22 0

愛の脳裏に流れ込んでくる映像の雰囲気が変わった。
夜の街。少女たちの顔に憂いがさす。敵。闘っていた。
先頭に立っているのは、まぎれもなく自分。
傷つき、倒れる少女。慈愛の光。立ちあがり、また闘う。
来る日も来る日も、闘っていた。
なぜ、そんなに闘うのか。
問いかけても、映像の中の自分が、少女たちが、答えるはずもない。

目眩。いいかげん、立っているのが苦痛だった。
両手で頭を抱え、愛はひざから崩れ落ちた。
その瞬間、映像の送信がゆるやかになった。
愛の脳裏に、青空のイメージが広がっていく。

いつか、どこかで見たような青空だった。
流れる雲の向こうに、どこまでも深く、蒼く、澄み渡った空。

映像は、そこで途切れた。
束縛から解放されたように、愛は地面に両手をついた。
呼吸が乱れ、肩が大きく上下する。

少女がゆっくりと口を開いた。

「“彼ら”を止められる唯一の可能性を持っていた私たちは、出会うのがずっと遅くなってしまいました。
運命の悪戯と言うには、あまりにも作為的ですが」

791 名前:名無し募集中。。。:2008/12/03(水) 11:25:36.27 O
愛ちゃんの能力名「フォトン」では違和感覚えてる人多そうだね

792 名前:名無し募集中。。。:2008/12/03(水) 11:26:18.95 0

少女の言わんとしていることが、愛にもようやくわかってきた。
少女が愛に見せたのは、かつて予定されていた“未来”。
そして“現在”となっては訪れなかった“過去”。
しかし、そんなものにいまさらなんの意味があるというのか。

少女はしゃがみ込み、愛の顔をのぞき込んだ。

「でも、まだ終わってません。それどころか、私たちの物語はまだはじまってもいないんです。
みんな、あなたと出会う日を、いまもずっと待っています」

少女の目が、愛を見つめていた。深い悲しみを湛えた目だった。
しかし、汚れてはいない。むしろ愛にはまぶしく思えるほど、純真さに満ちた目だった。

「未来は……私たちの、手の中にあるんです」

愛は、なんと答えればいいのかわからなかった。
聞きたいことも山ほどあるのに、言葉が出てこない。
少女がおもむろに立ちあがった。

「時間です」

少女の周囲の空間が歪み、少女の姿が徐々に半透明に薄れていく。
強制転送。
愛ははっとして、思わず声をあげた。

793 名前:名無し募集中。。。:2008/12/03(水) 11:27:19.84 0

「待って!」

少女に向かって手を伸ばしかけて、愛は思いとどまった。
転送される空間に触れるのは、あまりにも危険な行為だ。

「高橋さん」

少女が微笑む。
胸を締めつけられるような笑顔だった。

「“未来”で待っています」

そう言い残すと、透き通っていた少女の姿が一瞬にしてかき消えた。

愛はその場にひざまずいたまま、少女が消えた空間を呆然と見つめていた。
少女に向けて伸ばしかけた手は、所在なく宙に浮いたままだった。

行ってしまった。ようやく出会えた、自分と同じ共鳴能力者。
しかし彼女は、一方的な言葉だけを残して消えてしまった。

愛は振りあげたこぶしを地面に叩きつけた。
そして、かつては舗装されたアスファルトだったであろういびつな砂利を握りしめる。
噛みしめた唇から、押し殺したような声が漏れた。

794 名前:名無し募集中。。。:2008/12/03(水) 11:28:22.29 0

「“未来”なんて、どこにもないじゃない……!」

愛の周囲に広がるのは、見渡すかぎりの瓦礫の山だった。
人間の形を留めていない無残な死体が、其処此処に転がっている。
遠く望めば、かつては高層ビル群がひしめいていた景色も、いまでは荒涼とした原野のようだ。
力なく見あげた空は、いつ晴れるともしれない鉛色の雲が厚く垂れこめていた。

不意に、身体が震えた。
叫び出したい衝動に駆られ、愛は曇天をにらみつけた。
その刹那。

愛の脳裏に、少女が見せた映像の中の青空が広がった。
現実の空と、ビジョンの空が重なる。
耳の奥に残った少女の言葉がよみがえった。

――まだ終わってません。

もう終わったと思っていた。ただ、死にきれなかった。

――みんな、あなたと出会う日を、いまもずっと待っています。

映像の中の見知らぬ少女たち。自分と同じ共鳴能力者。
探しつづけていたのは、惰性に過ぎないと思っていた。
しかし、違った。
きっとどこかにいる“仲間”。その存在こそが、自分がいまなお生きつづける理由。
自分に残された、唯一の希望。

795 名前:名無し募集中。。。:2008/12/03(水) 11:29:23.96 0


愛は、ゆっくりと立ちあがった。
風が吹きすさぶ。
長い髪がばさりと顔にかかった。

取り戻せるだろうか。
あの青空を。失われた“未来”を。

髪を払いのけるように、愛は風が吹いてくる方向に顔を向けた。
瓦礫の荒野。その先にあるものを、じっと見据える。

……取り戻してみせる。必ず。

一陣の風が、くすぶっていた愛の心にいま、希望の灯をともした。
出会いの日は近い。



796 名前:名無し募集中。。。:2008/12/03(水) 11:31:07.77 0
>>788-795
以上です
この話はいろんな作品にリゾナントして書かせていただきました

[Mitsui](01)282 『予知能力者』
[Mitsui](05)479 『未来はこの手の中に』
[Mitsui](14)876 『青空はこの胸の中に』
[Movies](18)157 『リゾナンター予告編/予知能力者Ver.』

上記作品の各作者さま、ありがとうございました!

797 名前:名無し募集中。。。:2008/12/03(水) 12:25:01.76 O
リゾナンターたちが出会う事のなかった、悲しい未来・・・

それでも、これからは・・・ その先の未来は・・・ 未だ彼女たちの手の中にある・・・

切なさのある、とても好きなお話になりました 
実はリゾナントされた作品も皆好きですw いつかこんなお話がかけたらなあw

798 名前:名無し募集中。。。:2008/12/03(水) 13:08:42.29 O
ごめんなさい割り込んじゃった…
感想はあとでゆっくり書かせていただきます

799 名前:名無し募集中。。。:2008/12/03(水) 13:40:20.12 0
>>796
世界観がカッコエエ!
ラストの一行もゾクッと来た!乙です!


800 名前:名無し募集中。。。:2008/12/03(水) 14:11:24.91 O
今外に出たら、本当に雲一つ無い、最高の青空が広がっていたよ・・・

きっとみんなで見る日が来るよ・・・ 必ず

801 名前:名無し募集中。。。:2008/12/03(水) 14:47:48.33 0
青空がいつまでも続くような未来であれ!は
このスレの裏テーマなのかもしれん

802 名前:名無し募集中。。。:2008/12/03(水) 16:46:44.81 O
三時のおやつはリゾナンターチップス(青のり味)

803 名前:名無し募集中。。。:2008/12/03(水) 16:50:04.63 0
>>802
中のリゾナンターカードだけ抜いてチップスは捨てるんだろ?

804 名前:名無し募集中。。。:2008/12/03(水) 17:21:34.92 O
す、捨てねぇよ…
リーダーのキラカードが当たったよ!
瞬間移動中だから姿は見えないんだぜ

805 名前:名無し募集中。。。:2008/12/03(水) 17:29:10.85 0
意味ねーw

806 名前:名無し募集中。。。:2008/12/03(水) 17:36:59.77 0
ちょw
他のメンバーはどんななのか気になるなw

807 名前:名無し募集中。。。:2008/12/03(水) 17:42:18.10 0
リンリンのキラカードも持ってたんだけど…
案の定キラっと燃えちゃったんだ…

808 名前:名無し募集中。。。:2008/12/03(水) 17:47:05.99 O
地形とか重要になってきそうだな 能力カード発動!

809 名前:名無し募集中。。。:2008/12/03(水) 17:50:45.31 O
マジック・ザ・リゾナント発売中

810 名前:名無し募集中。。。:2008/12/03(水) 18:00:59.69 O
さゆキラカードはめくると あら不思議!シップに早変わり

811 名前:名無し募集中。。。:2008/12/03(水) 18:48:06.67 O
れいなのキラカードをひくと他メンのキラカードが集まりやすいっていうのは都市伝説なのかな?

812 名前:名無し募集中。。。:2008/12/03(水) 18:50:24.53 0
亀ちゃんのキラカードは団扇代わりになるよ

813 名前:名無し募集中。。。:2008/12/03(水) 18:53:41.62 0
レアカードはモノにもよるけど数万円の値で取引されてるのも有る

814 名前:名無し募集中。。。:2008/12/03(水) 18:54:55.06 0
銀翼の天使のカードは超レア

815 名前:名無し募集中。。。:2008/12/03(水) 19:06:27.71 O
確かれいなのキラカードを送ると全カードセットが送り返されて来るらしい
俺の持ってるパンダキラカードは毛が生え・・・

816 名前:名無し募集中。。。:2008/12/03(水) 19:40:10.23 O
>>782
このスレ的に合ってる曲名だと思います・・・
でもC/Wがひょっこりひょうたん島系の曲名だったら「泣いちゃいそう」ですw

レア里沙カード持ってるけど、見つめ過ぎると意思にに反して体が動き出すから困る

817 名前:名無し募集中。。。 :2008/12/03(水) 19:51:41.47 0
光井のカードを見てると心が洗われるようだ・・・

818 名前:名無し募集中。。。:2008/12/03(水) 20:50:21.34 O
今日は面白い形で伸びてるなw

819 名前:名無し募集中。。。:2008/12/03(水) 20:55:51.15 0
さゆカードに癒されようとしたらさえカードな罠

820 名前:名無し募集中。。。:2008/12/03(水) 20:57:35.42 0
もうすぐクリスマスや正月と行事が続いていくわけだけど
それに関連した作品も出てくるんだろな~
リゾナンター初の年越しが楽しみ

821 名前:名無し募集中。。。:2008/12/03(水) 21:17:51.94 0
>>796
あのようなマイナーな話を覚えていてくださった上に素敵なリゾナントまでしていただいて本当に嬉しいです
びっくりしました

もうすぐ20話に達しようかというこのスレで 様々な作者さんの手によって連綿と綴られてきたリゾナンターの物語・・・
それらを「あった筈の“未来”、だけどなかった“過去”」という設定で描かれたアイディアには感心しました
なんだかものすごく切ない気持ちになりました
しかしそれで終わらないのがこの作品の最も素晴らしいところです

胸のうちに鳴り響く共鳴の息吹
決して止むことなき共鳴の連鎖

初心に帰らせてもらったような気がしました
改めてありがとうございます

・・・っていうかこの流れの中で空気読まないレスをしてごめんなさいw

822 名前:サボリン∞ヽ( ゚∀。)ノ:2008/12/03(水) 21:35:20.81 0
なんかやっと落ち着いてきたので今から更新始めます
ぺっぱーさんテキストどうもでした
ばったばったバタバタしてたのでお返事もできず申し訳ないです

該当の作者様にお願い
ご自身の関連作、その他リゾナント作など、作品 to 作品のリンクがあればいいなという場合、
例の使われていない催促スレにじゃんじゃん書き込んでください
後日作業します

823 名前:名無し募集中。。。:2008/12/03(水) 21:37:30.09 O
いや、良いんですよ
みんなホゼナンダーなんだから、リゾナンターと作者(メッセンジャー)が
来るのを待ってるだけですw

824 名前:名無し募集中。。。:2008/12/03(水) 22:27:18.64 0
少女には愛情を注ぐ対象がいなかった。
だから少女は自分を愛した。
他人を愛するのは難しいから、自分を愛そうと思った。

ある日、少女は彼女を見つけた。
少女は彼女を愛するようになった。
その心境に至るのは、そう難しいことではなかった。
彼女を愛するということは、自分を愛することに等しかった。


少女は彼女に「大好き」と言った。
彼女も少女に「大好き」と言った。

二人の想いはいつだって同じだった。
二人の言葉はいつだって一つだった。

二人は、いつだって一人だった。



825 名前:名無し募集中。。。:2008/12/03(水) 22:28:20.59 0
>>824 道重さゆみ『一心同体』

みなさんが待ってるような作者さんじゃなくて悪いけど投下
残った二人はいっぺんにやるかもです

826 名前:サボリン∞ヽ( ゚∀。)ノ:2008/12/03(水) 22:40:29.32 0
>>512-518 >>537-544 『AとA(2)』を「高橋愛」
>>553 『スノーエンジェル』を「新垣里沙」
>>556 >>557 「かなしみ戦隊S」
>>606-608 ハングリーアングリー計画を「番外編」
>>620-639 『青の共鳴特別編第7夜』を「蒼の共鳴」
>>652 「ダークネス」
>>657 『風のいたずら』を「亀井絵里」
>>662-667 『海上の孤島 -赤き鮮血、白き地で- 』を「愛ガキ」
>>675 『外柔内剛』を「リンリン」
>>680-682 「かなしみ戦隊S」
>>687 「イラスト館」
>>766-768 pepperサイドストーリーを「MM。」
>>788-795 「愛みつ(新分類)」
>>824 『一心同体』を「道重さゆみ」

題名スレ
>>83-84

今日はとにかく眠いんだパトラッシュ

827 名前:名無し募集中。。。:2008/12/03(水) 22:41:31.37 0
>>825
>二人は、いつだって一人だった。

過去形が良いですね
物語の予感。

>>796
リゾナントされるのって嬉しいものですね!ありがとうございます!
リーダーの脳内に未来のイメージが怒涛のごとく流入してくる描写が
凄く面白かったです。引き込まれました!絶望と希望の物語!超カッコ良かったです!
ラストの一行のカッコ良いこと!

>出会いの日は近い。

>>826
お疲れ様です おやすみなさい

828 名前:名無し募集中。。。:2008/12/03(水) 23:09:23.78 0
>>826
寝るなあああ
寝るとミティ様の吐息で凍え死ぬぞおおお

829 名前:名無し募集中。。。:2008/12/03(水) 23:50:26.78 0
>>788-795に心奪われた件
※成長後捏造(と言う名の妄想)絵が苦手な方はスルーしてやってください


保存間違えてサイズでかいですが気にしちゃいけない
それにしてもやたら部屋が寒いんですがミティ様のおかげなんですかね

830 名前:名無し募集中。。。:2008/12/04(木) 00:22:45.37 0
>>829
ちょ・・・成長みっつぃーに超心奪われた件
待っててください未来で待っててください
ボクはあなたの手の中にあります
マジで惚れてまうわー

831 名前:名無し募集中。。。:2008/12/04(木) 01:29:58.13 0
>>826
乙です!でも昇天しないでねw
>>828
むしろミティ様の吐息で凍え死にが本望なのではw
>>829
わーいみっつぃーだーい!

832 名前:名無し募集中。。。:2008/12/04(木) 02:26:43.42 0
>>829
未来から来た感じがするね!
ぼかしがかかってる感じがイイね!

833 名前:名無し募集中。。。:2008/12/04(木) 05:04:16.45 0
>>826
サボリンさん乙です
>>829
かわいい大人みっつぃ

834 名前:名無し募集中。。。:2008/12/04(木) 07:03:53.23 O
寒いなー
でもこんな朝でもれいなはジョギングしてるんだろうな

835 名前:名無し募集中。。。:2008/12/04(木) 08:08:19.53 O
ジョギングついでに公園のネコにホットミルクあげたりしてるかもな

あとチラウラだが昨晩飲みに行った店で中国から来た人と
一番好きな動物はパンダって話で意気投合してこんな画像もらったんだが…
これってもしかして…


836 名前:名無し募集中。。。:2008/12/04(木) 08:12:02.34 O
>>835
ちょwリンリンwww
いや、ジュンジュンか…

837 名前:名無し募集中。。。:2008/12/04(木) 08:28:04.21 0
>>835
これこそ超レアカード!
3万円で買った!



838 名前:名無し募集中。。。:2008/12/04(木) 08:28:37.36 0
>>835
職員が約11000人居るらしいから出張に来ててもおかしくは無いな

839 名前:名無し募集中。。。:2008/12/04(木) 08:39:51.22 0
リンリンは未成年だから多分他の構成員だな
任務じゃなくて単なる観光で来ていると見た

840 名前:名無し募集中。。。:2008/12/04(木) 09:13:21.79 0
>>835
意気投合したってことは・・・
835さんは・・・リンリンの知り合いの知り合い・・・
もうリンリンの友達って言っちゃっても良いんじゃないかな?

841 名前:名無し募集中。。。:2008/12/04(木) 10:15:08.15 0
>>834
れいなってリアルで早朝ジョギングしてるの?
それともリゾナンターの中にそういう話があるの?

842 名前:名無し募集中。。。:2008/12/04(木) 11:39:07.42 O
>>841
从*` ロ´) れいなはまったく運動せんけん
     ジョギングなんてもってのほかと

843 名前:名無し募集中。。。:2008/12/04(木) 11:41:11.25 0
>>841
リアルには多分していないw
れいなの早朝トレーニングの話はいくつか見られますよ

844 名前:名無し募集中。。。:2008/12/04(木) 11:57:22.64 0
話の中にあったんだwそれ見てなかった

845 名前:名無し募集中。。。:2008/12/04(木) 12:55:09.76 O
たしかにこれだけ作品が増えると全ては把握しきれなくなりますね
読み直すのも一体何日仕事になるやらですしw

846 名前:名無し募集中。。。:2008/12/04(木) 13:15:50.98 0
>>796です。読んでくださったみなさん、ありがとうございました
遅レスですが返レスさせてください

>>797>>800
同じ方…ですよね?とても温かいレスをありがとうございました!
みんなで最高の青空を見る日…必ず来ると信じています
もし気が向いたら、書いていただけませんか?w

>>798
いまさらですがお気になさらずに…

>>799
ラストの一行は“降ってきた”というよりはなんか“ポロッと出てきた”みたいな感じで
思いついたフレーズでした。もっといい締め方があるんじゃないかと悩みながら上げてしまったのですが
気に入っていただけたようで、思わずPCの前で「よかった~」とつぶやいてしまいました
キモいですね、はい

>>821
流れぶった切ってまでの丁寧なレス、ありがとうございます!
『未来はこの手の中に』と『青空はこの胸の中に』は心に残っているというより
自分が思い描くリゾナンターの世界の中で当たり前に存在しているエピソードといいますか、
物語の重要な土台の一部を担っている作品なんです
今回も意図的にリゾナントしようと思ったのではなく、無意識レベルでこの二作品を大前提として
構想を進めていったという感じでした
それぐらい自分の中ではメジャーを通り越してユニバーサルな作品です
…早い話が「大好きです」ってことが言いたかっただけなんですw
またいつかリゾナントさせてください!

847 名前:名無し募集中。。。:2008/12/04(木) 13:16:22.76 0
>>826
いつもありがとうございます!っていうかサボリン仕事早っ!w
新分類作ってもらえるのって嬉しいですね

>>827
愛の脳裏に“未来”の映像がなだれ込んでくる描写はもっとも力を注いだ部分なので言及していただけて嬉しいです!
笑顔の少女たちと青空の映像は『リゾナンター予告編/予知能力者Ver.』からイメージしました
うまく伝わってるといいのですが…
少女たちの笑顔を見て愛が抱く想いや、最初に青空の映像を見たときの愛の心境は
『リゾナンター予告編/予知能力者Ver.』を見たときの自分の感想でもあります
あんな凄い映像作品にリゾナントさせていただけて光栄です。ありがとうございました!

>>829
あなたのイラストに心奪われっぱなしの件
なにこの胸を締めつけられるような笑顔
消えかけてるみっつぃーが切なすぎるわ!
以前にも作中の一場面をセリフ付きで描いていただいたのですが
絵師さんがこうして自分の意図を汲んでイラストを描いてくださるのは本当に嬉しいです


…長々と本当にすいませんでしたorz
言うまでもないこととは思いますが、自分のレスへの返レスは不要ですので…

848 名前:名無し募集中。。。:2008/12/04(木) 15:12:06.97 O
気が早いとはいえ、次は20話だね!
嬉しいなぁ

849 名前:名無し募集中。。。:2008/12/04(木) 16:37:26.90 O
本当ですね!ちょっと前に10話突入でスゲーと思ってたばかりなのに

850 名前:名無し募集中。。。:2008/12/04(木) 17:14:03.82 0
>>846
自分の書いたものを物語の土台の一部とまで言っていただいて ものすごく嬉しいのとともに本当に驚いています
なんというか・・・書いてよかったと心から思いました

[Mitsui](01)282 『予知能力者』を書かれたのも動画の作者さんのようなのですが この話が元となって今の自己のリゾナンター世界があります
自分が思い描く世界に共感をいただける方が一人でもおられたのは本当に嬉しいことですね
・・・返レスいらないと言われたのにあまりに嬉しかったので何度もすみませんでした


まさか年を越えそうなところまで続くなんて夢にも思っていませんでしたが・・・皆さんとともに見届けられるところまで見届けたいですね

851 名前:名無し募集中。。。:2008/12/04(木) 18:52:31.85 0
もう今年も終わりなんだな
来年も今と変わらず楽しいスレにしたい

852 名前:名無し募集中。。。:2008/12/04(木) 19:06:50.62 0
誰かこれで喫茶リゾナント作ってキャプ貼ってくれw
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20010329/kissa.htm

853 名前:サボリン∞ヽ( ゚∀。)ノ:2008/12/04(木) 19:07:37.97 O
>>843
初出かどうかは定かではないが
自分が割と序盤でれいなトレーニングシーンは出しました
そのせいか自分の中じゃすっかり「己を磨き続ける少女」な設定だけど
現実はスポーツ大好きって訳でもないよねw

>>847
サボちゃんはやる時はやる子
でもよくサボるのがサボクオリティ

854 名前:名無し募集中。。。:2008/12/04(木) 19:08:21.23 0
いまだかつて
透視能力者は出てませんよね

855 名前:名無し募集中。。。:2008/12/04(木) 19:15:05.90 0
>>852
これ面白そうだね!
喫茶店経営か・・・やってみたい!

>>853
あのトレーニングシーンの影響で
自分の中でもレイナは割と運動神経抜群みたいなイメージで書いてます
実際はそんなイメージじゃないですけどねw

856 名前:名無し募集中。。。:2008/12/04(木) 19:36:17.53 0
>>855
スポフェスで見せた足の遅さはガチw

857 名前:名無し募集中。。。:2008/12/04(木) 19:39:16.55 O
岡女体育祭で見せた変な走り方もガチw

858 名前:名無し募集中。。。:2008/12/04(木) 19:53:14.18 O
でもロッククライミングは猫のごとくいい線いってたよね

859 名前:名無し募集中。。。 :2008/12/04(木) 19:58:16.82 0
鈍足以外はそこまで酷い運動神経ではないのかもね

860 名前:名無し募集中。。。:2008/12/04(木) 19:58:55.85 O
身体年齢測定も満点だったな

861 名前:名無し募集中。。。:2008/12/04(木) 20:07:42.56 0
>>854
確か出てきていないような…
生き字引さんならより確実な答えを返せるのかもしれませんね

862 名前:名無し募集中。。。:2008/12/04(木) 20:18:45.77 0
>>859
まぁそんな酷かったら娘。のダンスはきついだろう

それにしてもあのイメージとのギャップは紺野の対極にあるな
逆にイメージ通りなのはさy(ry

863 名前:名無し募集中。。。:2008/12/04(木) 20:21:40.79 0
PVではなんか強そうに見えるからね

864 名前:名無し募集中。。。:2008/12/04(木) 20:28:36.65 0
実際のれいなはハロモニバレー部の体力測定では満点だったけど
走るのはフォームからして終わってるし跳び箱とか走り高飛びみたいなのも全然だよね
戦闘能力としたらその辺が一番重要そうなのにw

865 名前:名無し募集中。。。:2008/12/04(木) 20:31:29.60 O
れいなはバランス能力もガキさんに次いで2番だったねw
透視能力は出ていませんよ確か

866 名前:名無し募集中。。。:2008/12/04(木) 21:21:07.01 0
バランスやってたれいなは可愛かった

867 名前:名無し募集中。。。:2008/12/04(木) 22:02:16.20 0


Morning Musume - Resonant Blue (Another Ver.)
国境を越えているねえ

868 名前:名無し募集中。。。:2008/12/04(木) 23:12:45.06 0
20話になったらまた企画とかするのかな?
テーマとか…

869 名前:名無し募集中。。。:2008/12/04(木) 23:47:08.79 0
>>867
インドの映画みたい
踊るマハラジャw

870 名前:名無し募集中。。。:2008/12/05(金) 00:46:15.13 0
企画とかしたらばで何か話してみますか?

871 名前:名無し募集中。。。:2008/12/05(金) 01:02:08.02 0
企画話は企画話でいいけどテンプレ話が途中のままの気もしていますw

872 名前:名無し募集中。。。:2008/12/05(金) 01:49:06.85 0
企画のアイデアでもしたらばの観想スレに書いておきます

873 名前:名無し募集中。。。:2008/12/05(金) 04:28:04.86 0
「・・・私も、アンタみたいになれるかな」

874 名前:名無し募集中。。。:2008/12/05(金) 06:18:06.32 0
企画の一案です
例えば透視能力者というお題で作品を募るとか・・・


875 名前:名無し募集中。。。:2008/12/05(金) 06:58:39.13 O
透視能力者かあ…なかなか難しそうだね
凍死能力者なら書けそうですが
ね ほら凍えそうでしょすでに

876 名前:名無し募集中。。。:2008/12/05(金) 08:47:14.54 0
みんな固まってんじゃねーかどうすんだよ

877 名前:名無し募集中。。。:2008/12/05(金) 09:29:26.15 0
>>875
確かに強力ですね

878 名前:名無し募集中。。。:2008/12/05(金) 09:34:43.30 O
あれ?
なんだか…眠くなってきたぞ…?

879 名前:名無し募集中。。。:2008/12/05(金) 11:35:17.66 0
みなさーん!起きてください!
死にますよ?マジで死にますよ?そして落ちますよ?w
今日は寒いですね本当に

880 名前:名無し募集中。。。:2008/12/05(金) 12:04:28.00 O
ほわいと・すもー!!

ブルガリアン力士!?

881 名前:名無し募集中。。。:2008/12/05(金) 12:10:19.42 0
明日はもっと寒くなるらしい
リンリンに大活躍してもらわないと

882 名前:名無し募集中。。。:2008/12/05(金) 12:48:05.79 0
<バッチリデース

883 名前:名無し募集中。。。:2008/12/05(金) 12:54:39.77 0
ヽ川*^A^)ノ<ハイハイまかせてクダサーイ!

ヽ川*^A^)ノ<トマト2個道を歩いていマシタ
        片方のトマトが車に轢かれたのを見てもう1個のトマトが言いマシタ
        「アー、トマトケチャップになっちゃっター」  ・・・HAHAHA!!



ヽ川;*^A^)ノ<・・・アレ?

884 名前:名無し募集中。。。:2008/12/05(金) 12:59:01.21 0
もうそのネタはよせリンリンw

885 名前:名無し募集中。。。:2008/12/05(金) 14:56:35.02 0
しかし、本当今日は寒い
喫茶リゾナントもそろそろ冬季限定メニューが出る頃だろうか

886 名前:名無し募集中。。。:2008/12/05(金) 15:13:37.94 O
つ わたしをすき鍋

887 名前:名無し募集中。。。:2008/12/05(金) 15:20:33.10 O
東京はコートが要らないほど暖かいんだがなぁ

888 名前:名無し募集中。。。:2008/12/05(金) 15:52:55.12 O
>>887
なんて書いてたら
おもいっきり雷雨に襲われたΣ( ̄◇ ̄;)

889 名前:名無し募集中。。。:2008/12/05(金) 16:08:27.09 0
「あの…明日も、リゾナント来てくれはりますよね?」

890 名前:名無し募集中。。。:2008/12/05(金) 16:24:12.68 0
>>890
[Blue-R](03)888 『蒼の共鳴-守るべきモノ-前編』に出てくる台詞でファイナルアンサー!
・・・そういうことじゃなく?

891 名前:名無し募集中。。。 :2008/12/05(金) 17:10:22.02 0
>>890
おちつけw

892 名前:名無し募集中。。。:2008/12/05(金) 19:04:34.19 0
明日の夜九時に一本投下します
注意事項は下記の通り

・蒼の共鳴特別編第8夜
・ある作品の設定をアレンジリゾナントしています

以上ですそれではまた明日

893 名前:名無し募集中。。。:2008/12/05(金) 19:05:09.44 0
ミティ、ひどいよミティ

894 名前:名無し募集中。。。:2008/12/05(金) 19:11:32.06 0
>>892
ウハァ~嬉しい!!!
楽しみなことこの上ねえなぁ~!!
待ってます!

>>893
寒いんか?
ミティ様のお仕置きだと思えばその寒さも嬉しさに変わるやろ

895 名前:名無し募集中。。。:2008/12/05(金) 19:45:25.80 O
テンプレ結局どうなるんですかねえ
今のままでもいいと言えばいいのかもしれないけど

896 名前:名無し募集中。。。:2008/12/05(金) 20:30:28.59 0
テンプレさんにお任せという形で良いんではないでしょうか?

897 名前:名無し募集中。。。:2008/12/05(金) 20:38:54.70 0
個人的にはテンプレ消さないでほしいな
新規の人が来ても分かりやすいし

898 名前:名無し募集中。。。:2008/12/05(金) 20:52:28.85 O
その点は、したらば掲示板でもある程度検討されてましたから大丈夫でしょう

899 名前:名無し募集中。。。:2008/12/05(金) 20:55:00.66 O
画像はイメージに必要ですので残して欲しいです

900 名前:名無し募集中。。。:2008/12/05(金) 21:17:18.59 O
>>893
なあにかえって免疫がつく
普段から寒いギャグを言う人がいるから

901 名前:名無し募集中。。。:2008/12/05(金) 21:40:41.64 0
>>895-897
次スレのテンプレですがしたらばにあるように>>2-8を変更し全部で10レスの予定です
>>899
画像は残します

アイデアがありましたらこちらでもしたらばでもお願いします

902 名前:名無し募集中。。。:2008/12/05(金) 22:23:47.88 0
小説職人、絵描き職人、動画職人、短歌職人などなど
このスレには沢山の職人がいるけど1人いないことに気付いた

AA職人w


903 名前:名無し募集中。。。:2008/12/05(金) 23:12:01.71 0
来た道を後戻りする勇気も
その場に留まる覚悟も
持ち合わせてはいなかった。

あるのは一つ。前へと進む決意のみ。

障害物は蹴散らして
光の射すほうを目指していく。
行く手を阻むことなんて
神様だってできやしない。


この先続くは獣道。
故に、この道を往く。




李純『勇往邁進』


904 名前:名無し募集中。。。:2008/12/05(金) 23:12:48.94 0
私はこちらにいられない。
それは過去の自分に背くこと。

私はあちらに戻れない。
それは現在の自分に背くこと。

私はどちらも選べない。
それは未来の自分に背くこと?


真実は一つだけとか言うけれど
どちらも私にとっては虚偽じゃない。
ねえねえ、誰か。
知っているなら教えてよ。

私はどちらに進めばいい?




新垣里沙『二律背反』


905 名前:名無し募集中。。。:2008/12/05(金) 23:13:48.53 0
                    _ ∩  ;. ;.,;.;.∵
                 ⊂/   ノ ). ;. ; ←>>902
                 /   /ノハヽ
                 し'⌒∪
       みちしげけん
         ノハヽo∈
         (・` 。.´・∩
         o   ,ノ
        O_ .ノ
          .(ノ

        彡
      ━━━

906 名前:名無し募集中。。。:2008/12/05(金) 23:14:02.53 0
まじめな流れが続いてたところ悪いけど
このスレの中で終わらせたかったので投下しちゃった、ごめんなさい

以上で全員分の四字熟語は完走です
お付き合いいただいた方、コメントくれた方、ありがとうございました
後日あとがき(というか補足兼言い訳?)でも書きます
…ダークネス編は書きやすい人ならできるかもしれないので、その時はよろしくw


>>902
AA職人ほしいね
名シーンの再現とかしてほしいw

907 名前:名無し募集中。。。:2008/12/05(金) 23:17:55.06 0
>>905
「どうやら決まりね。あなたをAAナンターに命名するわ」


908 名前:名無し募集中。。。:2008/12/05(金) 23:20:48.80 0
>>906
これ縦文字にしたいね
筆書きでw

909 名前:名無し募集中。。。:2008/12/05(金) 23:22:30.74 O
>>900
ノノ*^ー^)<あのねえ、絵里ねえ。
それ言う子、誰の事言ってるかわかる。なんとなく。
それって共鳴だよね!うん。たぶん。

910 名前:名無し募集中。。。:2008/12/05(金) 23:26:06.38 0
>>903
カッコイイ!!!

>この先続くは獣道。
>故に、この道を往く。

ちょっと鳥肌立った



911 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 00:21:28.10 O
(`・ω・)/<ダークネスよ!かかって来い!リゾナンターの親衛隊長であるワシが~相手をしてやる!
この老いぼれに怖じ気付いたか?さあさあ

912 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 01:03:35.83 0
>>911
     _
    / _ヽ
   〃ノノハヾo
   从 'v')<その願い かなえよう
  と~,,,  ... ~つ
  .|.|_ .ミ,,,/~),..|.|
  | .|  .し'J ̄|.

913 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 01:59:10.73 O
(((;・ω・)))ブルブル <な、なんか寒くなってきたぞ?
いや~武者震いじゃ!だんじて!!恐れでわないわい!
誰でも来い!ガタガタ)))

914 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 03:27:02.40 0
>>892
+   +
∋oノハヽ  +
 从*・ 。.・)   ワクワクテカテカ
 (0゚∪ ∪ +        
 と__)__) +

915 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 03:27:11.64 O
(ヽ~ω~)<眠い、、もしやダークネスの・・・
いか~ん!寝ると死ぬぞー
若い者に繋ぐためワシが、ここで踏ん張らんでどうする!

916 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 05:02:02.68 O
やるじゃねえかじーさん・・・

あとはまかせな! 氷の魔女とダンスしてくるぜ!

917 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 06:45:48.04 0
>>906
乙です
四字熟語シリーズ面白かったです!
『明鏡止水』 がとても好きでした
是非とも続けて欲しいッス
ダークネスバージョンも期待してます

918 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 07:54:46.19 0
>>906
とりあえず完走お疲れ様です。
このシリーズ何気に楽しみにしていました。
自分も「明鏡止水」が一番心に残りましたね。
>>908の方も言っておられますが、筆で書き表したものが見たいですよね。
メンバーのイラストと組み合わせたらさぞや壮観だろうなw


919 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 08:07:35.85 O
メンバーのイラスト載せたら台なしだw

920 名前:名無しじゃないやい:2008/12/06(土) 08:58:54.28 0
予告時間まで待ってたらレス数的にもう次スレ待ちになりそうなので
他に投下予定がなければ昼の12時くらいにでも投下しようと思うんですが
他の作者様で投下予定ある方いますかー?

921 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 09:31:09.45 0
>>920
うわ~い!!!
すんごく楽しみです!!!
お昼に、蒼の共鳴特別編が読める喜び!ワクテカ

922 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 09:54:06.62 0
>>920
やっぱり950を越えると投下しづらくなるかもしれませんし、可能なら早目にどうぞです



923 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 10:14:44.49 0


あまりいい書体が入っていませんでした・・・

924 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 10:17:27.37 0
>>920
>>922さんのおっしゃる通り早めの方が良いかもしれませんね
何て言って少しでも早く読みたいだけだったりもしますがw自分の場合はw

>>923
良い!!
凄く雰囲気が出るねぇ~


925 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 10:27:18.58 0


登場順に並べました
こうしてみると壮観ですね

926 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 10:41:57.19 0
>>925
かっこいいね
リゾナンター全体の四字熟語も欲しいね

927 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 11:40:58.40 0
>>923
ちょww縦書きだと雰囲気出ていいね~

928 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 11:46:11.64 0
>>920ことないやいですが問題なさそうなので12時に投下します
よろしくお願いします

929 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 12:00:13.05 0
柔らかな日差しが降り注ぐ、昼下がりの商店街。
エコバッグやスーパーの買い物袋を片手に提げた主婦の姿が目立つ、小さくも活気ある商店街を一人の少女が歩いていた。
主婦達に混じり立ち並ぶ商店を覗くその姿は、とても十代の少女とは思えないくらいしっかりとした空気を纏っている。


「そレ、一つ、くださイ」

「あいよ、180円ね」


八百屋の店主に、ちょっト待ってテ下さイと言いながら少女はポケットから財布を取り出して小銭を一つ一つ数える。
そのたどたどしさは店主を苦笑いさせるには十分過ぎるくらいだった。
数え終わった少女は、店主にお金を手渡すと白い無地のビニール袋に入れられた野菜を受け取って微笑む。


「…お嬢ちゃん、ひょっとして外人さんかい?」

「そウでス、すいマせン、にホんご、まダ、ヘタ」

「いいっていいって、お嬢ちゃん若いからこれからすぐに日本語も覚えられるって。
…これはおまけしておくよ、またおいで」

「ありガとウござイまス!」


店主がおまけと言ってくれた林檎をビニールに放り込むと、少女は店主に深く頭を下げてから再び歩き出した。
ビニール袋を片手に、少女は一軒一軒覗きながら必要なものだけを買っていく。
その度に、気のいい店主達から色々貰ったおかげで買い物袋はもうパンパンになっていた。

商店街を抜けた少女は、そのまま自分の住むマンション目指して歩いていく。
のんびりとした足取りで、時に鼻歌を歌いながら歩く姿はとても可愛らしい印象をすれ違う人間に与えていた。

930 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 12:00:48.84 0
程なく、自分の住むマンションに着いた少女は階段を上っていく。
築二十年、三階建てのマンションの二階にある角部屋、それが少女の城だった。

風呂とトイレが別で、おまけ程度の収納付きのワンルームマンション。
まさに小さな箱のような部屋でも、駅や商店街からそこまで離れていないというだけで数万円もの家賃がかかる。
欲を言えばもう少し広い部屋に住みたいところだったが、今のところは物が溢れているわけでもない。
狭いということを除けば、今のところは快適な住処だった。

少女はまず、冷蔵庫の中に買ってきたものを手際よく仕舞っていく。
次に、ベランダへと出て干してあった洗濯物を取り込むと一つ一つ畳んでいった。
畳み終われば、それらをプラスチックの衣装ケースへと次々に仕舞い込む。

洗濯物を仕舞い終わった少女は、今度はパソコンののった机やテーブルの埃をハタキで叩いていった。
それが終われば、今度は床をモップがけしていく。
綺麗好きなのだろう、部屋の掃除が終わったら今度は風呂場に行って軽く浴槽や床をスポンジで磨く少女。

一連の家事が終わる頃には、もう窓から差し込む光は暖かなオレンジ色へと変わっていた。
少女は満足げに微笑むと、携帯電話を操作してアラームをかけてベッドへと横たわる。

とろとろとした温かさに引き込まれるように、少女は眠りに落ちていった。


* * *


アラームの音と同時に目覚めた少女は、一つ伸びをしてから冷蔵庫の前へと立つ。
冷蔵庫を空けて適当な食材を取り出した少女は、備え付けの小さな台所へと食材を持って移動した。

小さなまな板を何とか置けるようなスペースがあるだけの、ガスコンロと流し台のみの台所。
そこで少女は、材料を洗ったり刻んだりしながら手際よく調理を進めていく。

931 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 12:01:23.85 0
数十分後、テーブルの上に並べられていたのは麻婆豆腐と青椒肉絲、杏仁豆腐という中国料理の数々だった。
テレビを見ながら、少女はゆっくりとテーブルに並んだ料理を食べていく。
食べ終わったら、使った食器類を洗って備え付けの戸棚へと仕舞った少女は、そのままテレビを見始めた。

バラエティ番組、ニュース番組と…少女がテレビを見始めてから、数時間が経過していた。
少女は壁に掛けられた時計を見た後、徐に立ち上がる。
衣装ケースの前に行き、次々に服を取り出して着替えていった。
全身を黒い衣服で統一した服装になった少女の表情は、昼間見せていたような愛らしさはどこにもない。

午前0時になったのと同時に、少女は携帯電話を服のポケットにねじ込み、携帯プレイヤーを装着して部屋の電気を消す。
部屋の鍵をかけて、少女はそのままマンションを飛び出していった。

軽快な音楽を聞きながら、マンションを出て人気のない裏路地へと移動した少女は―――高く跳躍して、壁を駆け上って行く。
小さなビルの屋上に上った少女は、そのままビルからビルへとまるでSF映画の主人公のように飛び移っていった。

その姿は、獣のようですらあった。
普通の人間ではありえない身体能力を有した少女は、重力を感じさせないような軽やかさで数メーター以上離れたビルとビルの間を飛び移る。
その姿を見た人間は、おそらく自分の目を疑わずにはいられないだろう。

まるで何かを探しているかのように、少女は周りを見渡しながら移動していた。
時折、十数秒程立ち止まって目を閉じたり、方向を変えたりしながら少女はひたすらに夜の街を駆け抜けていく。

どこか焦ったようなその表情を、銀色の月が照らし出していた。


* * *


少女が育ったのは、中国のとある都市だった。
緑も豊かでありながら、それなりに発展した街に生まれた少女。

だが、少女は普通の少女が辿るような人生を送ることはなかった。

932 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 12:01:57.18 0
少女が育った家、それは非公式ではあるが国家認定を受けた超能力組織“刃千吏-バッチリ-”の創設者の家だった。
子宝に恵まれなかった創設者は、その当時まだ赤子だった少女を引き取り育てることを決意する。

“念動力-サイコキネシス-”、そして“発火能力-パイロキネシス-”。
生まれながらに二つも能力を宿していた少女は、まさに組織の後を継がせるのにはうってつけの人材。
その上、少女は成人まで育て上げれば莫大な金銭を得られるという“契約”が付いていた。
組織の跡継ぎと莫大な活動資金を同時に得られるという、創設者にとっては非常に美味い話だった。

幼い頃から、少女には過酷な訓練が課せられた。
能力の制御及びその知識、格闘訓練、密偵訓練等々、幼い少女に課するには余りにも厳しい訓練の数々。

だが、少女はそれらの訓練を投げ出すことはなかった。
幼いながらも、自分の置かれた立場を少女は誰よりも分かっていたのだ。

国家認定超能力組織“刃千吏”、その創設者の娘である自分。
いずれは一万人を超える組織のトップに立ち、組織を統轄していかなければならない。

そのことを誰に言われるでもなく悟っていた少女は、訓練で手を抜くことはけしてなかった。
組織に属する能力者として必要な技術、知識を必死に自身に叩き込みながら生活していく少女。

どこまでもストイックに、組織のために訓練に明け暮れる日々。
それは、少女にとっては孤独の日々でもあった。

小学校などの、公共の施設で勉強を学ぶことを許されなかった少女。
周りは大人ばかりの超能力者組織の施設では、当然友人と呼べるような人間はいなかった。
友と呼べるような人間のいない環境で、ひたすら少女は己に課せられた訓練をこなしながら生きていく。

十六歳になり、組織に属する能力者としてかなりの成長を遂げた少女。
今日も無事に訓練を終え、そろそろ家に戻って寝ようかという少女の耳に届いたのは、組織の人間の嘲笑う声だった。

933 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 12:02:31.43 0
「おい、見ろよ。
こいつら馬鹿じゃねーの、ダークネスの能力者相手に喧嘩売ってるぜ」

「刃千吏ですら喧嘩売らないような組織相手によくやるぜ。
日本人ってのは、本当狂ったようなヤツが多いんだな」


その声に、少女はふらふらと施設内部にある監視室へと足を踏み入れた。
そこの巨大なモニターに映されていたのは、黒づくめの衣装に身を包んだ“ダークネス”の能力者相手に
血を流しながらも果敢に立ち向かう数人の少女達の姿だった。

仲間達の言うように、はっきり言って馬鹿としかいいようのない光景だった。
刃千吏を超える構成員数を誇る超能力者組織“ダークネス”、その一員である能力者に数人で立ち向かわなければいけない程弱い能力者達。
こんな巨大な組織を敵に回して、生きていけるわけがないのは明白だった。

だが、少女はその光景から目を離すことが出来なかった。
必死にダークネスの能力者相手に食らいつく少女達の姿を見ていると、何故だか胸が熱くなる。

不思議な感覚だった。
常に、次期総統としての立場を自覚した行動を求められた、年齢よりも遥かに大人びた少女の胸を揺るがす熱い想い。

やがて、モニターに映る少女達は…力を合わせて、ダークネスの能力者を倒してしまった。
その光景に、個々の能力はそこそこあるんだな、ちゃんとした組織で鍛えられたらもっと強いだろうにと言った声が次々に上がる。

934 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 12:03:05.20 0
全てが終わっても、少女はその場から立ち去れずにいた。
胸に湧き上がる、強い感情が少女の胸を大きく揺るがし続ける。

ポン、と肩を叩かれ、もう家に帰って寝なさいと言われるまで少女はその場に立ち尽くしていた。


* * *


その出来事から数日経った。
だが、少女はその出来事を忘れられずにいた。

強大な組織に果敢に立ち向かう少女達の姿、そして画面越しに見ていた自分に訴えかけるような熱い“想い”。
その場にいないのに、まるでその場にいて想いを共有しているかのような、得体の知れない感覚が今も尚少女の心を占めていた。

訓練に身が入らない。
いつもと同じように訓練に臨んでいるつもりでも、何処か動きの鈍い少女。

訓練後、少女は別室へと呼び出された。
少女にとっては父親であり、属する組織のトップである総統の部屋。

935 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 12:03:46.39 0
「琳、今日は一体どうしたというのだ。
報告によると、今日はいつもよりも成績が悪かったというではないか。
困るぞ、お前は私の跡継ぎ…この刃千吏の次期総統になる人間なのだからな」

「申し訳ございません、総統。
あの…」

「何だ、琳」

「…私に、お暇をいただけないでしょうか」


突然の少女の申し出に、少女の父でもある組織の総統は絶句した。
今まで従順に、課した全ての訓練をこなしながら立派に成長してきた少女の突然の申し出。
それは、総統にとってはある種の裏切りにも近い言葉だった。


「何故だ、琳。
これまで、お前には厳しい訓練も課してきたが、それ以上にお前に対する愛情は注いできたつもりだ。
一体、何が不満だと言うのだ琳よ」

「総統、いえ、お父様。
不満があるから言ったわけではないのです。
全ては、私自身の問題なのです」


そう言って、少女は先日の出来事、そして今も尚続く不思議な感覚について語る。
話し終えても尚、理解出来ないといった眼前の父親に対して少女は悲しげに微笑んだ。

936 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 12:04:26.58 0
「愚かなことだと承知しています。
中国随一であり、最強の能力者組織刃千吏をいずれは率いねばならぬ立場であることも、重々承知しています。
ですが、私は…この、今も胸を締め付ける切実な叫びを無視することが出来ないのです。
このまま、何もなかったかのように今までの日々を送ることなど出来ません。
私は、誰に止められようとも…彼女達の元にいかねばならない、そう思っています」

「…それは、いずれ得られる刃千吏の総統の座、そして名誉を捨てる行為だと分かっていてもか?」


鋭い眼光を隠さずに少女を見つめてくる父親から目を逸らすことなく、少女ははいと澄んだ声で答えた。
揺るぎない眼差しを浮かべた少女を、父親はしばし何も言わずに見つめる。

どれほどの時間が経っただろうか。
溜息を吐きながら、父親はゆっくりと口を開いた。


「―――分かった、琳。
日本に行き、彼女達と共に戦うことで得られる何かもあるだろう。
ただ一つ言っておく…絶対に、死ぬんじゃないぞ」

「お父様…ありがとうございます」


それから数日、少女は以前と変わらない時間を過ごした。
日本に行くために必要な手続きなどの類は、全て父親が少女の代わりに行ってくれた。
家具の類は、先に日本に行かせておいた組織の人間があらかじめ住居となるマンションに設置してくれる。
そのため、少女が特にやることはなく…以前と変わらず、訓練に打ち込む以外すべきことはなかったのだ。

937 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 12:05:13.83 0
少女が日本に行くことは、瞬く間に組織の人間達に知れ渡った。
次期総統になる者の突然の行動に、少女を見かけた人間は口々に止めておけと声をかける。
文化の違う国に行っても馴染めずに辛いだけだ、ここにいればそんな苦痛を味わうことはない、そう言ってくる人達に少女は曖昧に笑ってみせた。
分かっていても、それでも行かねばならないと思う程の強い感情、それを話して分かって貰えるとは到底思えない。

そして、少女は一時休職扱いで組織から離脱し、日本へと旅立ったのだった。


* * *


少女が日本に来て、一ヶ月が経過していた。
東京に来た当初と比べて、少しは日本語も話せるようにはなった。
それこそ、日本に来てから二週間は会話どころか、全く日本語が理解出来ない状態だったため、困ったことがあってもどうにもならない状態。
簡単な会話が出来るようになるために、本屋に日本語の会話に関する書籍を買いに行くのですら一苦労だった。

日本語が読めないから、地図が読めない。
場所を聞こうにも日本語が話せないから、道行く外国人に英語で話しかけて案内してもらうしかなかった。

やっとの思いで本屋についても、今度はどの棚に目的の本が置かれているのか分からない。
幸い、話しかけた店員が英語を少しは理解出来たため、何とか本を購入することが出来たのだった。

店員が勧めてくれたのは、単語と単語を組み合わせて、意思の疎通を図ることを目的とした会話帳。
単語の下に、日本語の読みと中国語で単語の意味が記載されている会話帳のおかげで、少女は徐々に日本語を覚えていった。

まだまだ、難しい会話は出来なかったが、日常生活で困らない程度のコミュニケーションはとれる。
そして、ようやく少女は本来の目的を果たすために本格的に行動を取るようになったのだった。

ダークネスの能力者が活動する時間帯は夜であるため、少女は夜はダークネスの能力者及び少女達の探索、
昼間は買い物などの家事に加えて、人のいない空き地等で超能力の訓練を行っていた。

938 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 12:05:51.70 0
「きょウは、モう、だメでスね」


額に汗を滲ませた少女は、携帯電話を取りだして時間を確認する。
時刻はもう、明け方に近い時間だった。

もう少し探索を続けてもよかったが、数時間殆ど休むことなく飛び回っていた少女の体にはかなりの疲労が溜まっていた。
少女は呼吸を整えると、再び跳躍しながら自分のマンションへと戻っていく。

いつになったら、彼女達と出会えるのだろう。

不思議な感覚に導かれるまま訪れた日本で、毎日探索を続けても誰一人遭遇することの出来ぬ状態は、少女を苛立たせるのには十分だった。
彼女達どころか、ダークネスの能力者にも出会うことがない日々。

住む街を間違えただろうか、そう思わずにはいられない。
だが、確かにあの時モニターに映し出されていた街はこの街だった。

ひょっとしたら、彼女達はこの街に住んでいるわけではないのかもしれない。
自分が思っているよりも彼女達の行動範囲が広ければ…あの時はたまたまこの街で戦闘しただけで、彼女達の住む街は別にある可能性がある。

探索範囲をさらに広げる必要があることに溜息をつきながら、少女はマンションに帰り着いた。
シャワーを浴び、部屋着に着替えた少女はアラームをセットしてベッドへと潜り込む。

何かを思う間すらなく、少女は深い眠りに落ちていった。


* * *


アラームの音で目覚めた少女は、ゆっくりとベッドから起き上がるとタオル片手に洗面所へと向かう。
顔を洗ってきた少女は、冷蔵庫を空けて中から、先日八百屋の店主からタダで貰った林檎を取り出した。

939 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 12:06:30.57 0
包丁で適当に等分した林檎の芯と皮を取り除き、少女はテレビを見ながらのんびりとブランチをとる。
林檎以外には、パックの牛乳しかないというとても簡素なブランチ。

食べ終えた少女は、後片付けを済ませて今度は歯磨きをする。
しっかり時間をかけて歯を磨き上げた少女は、出かける準備を始めた。

服を着替え、携帯電話と携帯プレイヤー、何かの詰まった袋を持った少女はゆっくりとした足取りで近所にある河原へと向かう。
平日の昼間ということもあり、片手で数えられる程度の人間しかいない河原。

少女は人のいない方向へと進んでいく。
数百メートル程歩いただろうか、周りを見渡しても人がいない場所に辿り着いた少女は立ち止まると―――“能力”を解放した。

深緑色の光がゆらゆらと立ち上り、十数秒程で半径数百メートルの範囲を覆い尽くす光のドームが完成する。
この光に覆われた空間は、周りの外界から隔離された異空間と化す。
外敵からの攻撃から身を守り、また周囲の建物や人間に被害を及ぼすことなく超能力を駆使することのできる空間―――“結界”。

結界を張り終えた少女は、袋を持って数十メートル程離れた場所まで歩いていく。
立ち止まった少女が袋から取り出したのは、空き缶だった。

少女は空き缶を一つ地面に置くと、今度はその缶から数十センチ程離れた場所に空き缶を置く。
その行為を十数回繰り返した少女は、空になった袋を持って再び元の位置に戻った。

軽く息を吸い、少女は空き缶の一つへと手を翳す。
刹那、少女の体から深緑色の“念動弾”が解き放たれた。

カーンと小気味よい音と共に、念動弾の命中した缶は宙を舞う。
それに構うことなく、少女は次々に念動弾を残った缶目がけて放っていった。

凄まじい連射だった。
打ち上げられた缶が地面に落下するよりも先に、次の念動弾が再び缶を空中へと浮き上がらせる。

940 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 12:07:08.09 0
エネルギーを絞った、空き缶を浮き上がらせる程度の念動弾。
念動弾をコントロールし、確実に標的に当てるための特訓なのだろう。
少女は気を緩めることなく、ひたすら缶を撃ち続けていく。

徐々に、空き缶の形が変わっていく。
小さな凹みが幾つも生まれた缶は、塗装が剥がれて最早元の形を成していない。

一時間ほど、延々と缶を撃ち続けた少女は一旦手を止める。
額に滲んだ汗を服の袖で拭うと、少女はストレッチを始めた。

二十分程かけて、丹念に体をほぐした少女はその場で腕立て伏せを開始する。
胸が地面につくギリギリの体勢で一分停止した後、腕の力だけでゆっくりと上体を起こし、再び先程と同じ状態にして一分停止。
普通の腕立て伏せの何倍も筋肉に負荷のかかる腕立て伏せを数十回、少女は淡々とこなした。

腕立て伏せが終われば、今度は腹筋である。
膝に胸が付くくらいの姿勢で一分停止、その後ゆっくり上体を倒してから再び同じ体勢に戻して一分停止という、これまた
通常の腹筋よりも負荷のかかるやり方で、少女は己の体を鍛えていく。

刃千吏に居た時のような、密度の濃い格闘訓練が出来ないのがもどかしかった。
筋力が衰えないように体を鍛えたり、念動力のコントロールといった能力系の訓練は一人でもそれなりに出来る。
だが、格闘訓練だけはどうしようもなかった。

せいぜい、相手がその場にいるかのように拳を突き出し、蹴り上げたりといった程度の、訓練と呼ぶには程遠い“お遊び”しか出来ない。
何処かの道場にでも入門すればいいのかもしれないが、刃千吏では一般人のいる普通の道場に入ることは禁止されている。
能力者は裏の存在、表に出てはならないのだ。

だが、ここは日本、刃千吏の人間が監視しているわけではない。
その言いつけを破ろうと思えば出来なくもなかった。

941 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 12:07:42.57 0
だが、誰が見ていなくても、自分が見ている、知っている。

自身に対して誠実でありたい、その想いが胸にある限り。
例え自分のためとは言えど、禁を破ることは出来なかった。

いずれ、彼女達と共に戦うことが出来るようになったら、その時は幾らでも組み手の相手がいる。
それまでは格闘訓練に関しては我慢するしかない。

少女の訓練は夕方まで続いた。


* * *


帰宅した少女は、シャワーを浴びて部屋着に着替えるといつものように部屋の掃除にとりかかる。
掃除が終わったら、今度は晩ご飯を作るべく冷蔵庫の前に立ち必要な材料を取り出した。

淡々と料理を作りあげた少女は、テレビを見ながらご飯を食べる。
くたくたになるまで訓練に励んだおかげか、今日の晩ご飯はいつもよりも美味しく感じた。

後片付けを終えた少女は、ベッドに横たわりながらうつらうつらと船を漕ぐ。
面白いテレビも特にない日ということもあり、少女はいつもの日課である夜の探索の時間まで寝ることにした。

少女が目覚めたのは、いつも探索に出かける時間の十分前だった。
寝惚け眼をこすりながら、顔を洗ってきた少女は服を着替え、携帯電話と携帯プレイヤーを持ってマンションを出て行く。

アップテンポの音楽を聴いていても、なかなか意識がすっきりとはしない。
無理にでも起きているべきだったかと想いながら、少女は人影のない裏路地へ移動する。

高く跳躍し、壁を駆け上った少女はゆっくりと伸びを一つして、いつものように夜の街を飛び回り始めた。
ただ、今までと違うのは捜索範囲を広げたことである。

942 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 12:08:17.70 0
いつもなら、自分の住むマンション付近を起点として周回するように移動するのだが、少女はひたすら街の外に出るような進路を取る。
無論、その間も神経を研ぎ澄まし、彼女達の発する“声”を聞き漏らさないように注意しながらであった。

ひたすら飛びながら、やはり、何一ついつもと変わらない空気の漂う夜に諦めを覚えかけたその時だった。


「…!?」


少女は一旦立ち止まると、携帯プレーヤーの電源を落とし、イヤフォンを外してポケットの中に仕舞い込んだ。
そして、目を伏せて…周囲の“気配”を探り始める。

数十秒ほど、少女はその場から動かなかった。
やがて、目を開けた少女の口元に浮かんだのは…鮮やかな微笑み。

少女は今までよりも加速をつけて、ビルからビルへと飛び移りながら移動していく。
移動を開始して数分、少女の目の前に広がるのはダークネスの能力者特有の黒い“結界”だった。

少女は大きく息を吸い込むと、その結界目がけて“念動刃”を解き放つ。
能力のコントロール訓練の時とは違う、強いエネルギーを凝縮させた念動刃は結界に大きな切れ目を生み出した。
結界が再び元の形に戻るよりも早く、素早く少女は結界内部に侵入する。

そこには、突然の事態に驚くダークネスの能力者と―――ずっと探していた彼女達の姿があった。

943 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 12:08:54.01 0
「お前、一体何者だ…?
服装だけならうちの能力者と間違えそうだけど、ここに割り込んできたってことは…敵、だよな」


その問いに答えることなく、少女は一気に黒づくめの女性へと駆け出していく。
少女は舞うように拳を突き出し、女性の顔を鮮やかに蹴り上げ、目にも止まらぬ速さで連続攻撃を仕掛け始めた。


「…あの子は一体…?」

「どこかの組織にいたんだろうね、動きが明らかに素人じゃない」

「すごい、絵里達が力を合わせて戦わないといけない相手を、たった一人であそこまで圧倒してる…」

「あの子も仲間なの?」

「分からんけど、仲間だったらすごく頼もしいと!」


少女の華麗な戦い振りを見ながら、少女達はただただ呆然としていた。
自分達と何も変わらないような外見の少女が、たった一人でダークネスの能力者と渡り合っている。
衝撃的な光景だった。


「なかなかやるな、少なくともあいつらを相手にしてるよりは楽しめる。
だが、これで終わりだ」


至近距離で放たれた、鋭い氷塊。
だが、その氷塊が少女を傷つけることはなかった。
少女はその氷塊を手で受け止め―――完全に溶かしてしまったのだった。

944 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 12:09:48.86 0
自分の放った攻撃を、こういう形で無効化されるとは思っていなかったのだろう。
目を見開いて動きを止めた女性に向かって手を伸ばしながら、少女は冷たい表情を浮かべて口を開いた。


「消失」


その言葉の意味を理解するより早く、女性の体は深緑色の炎によって焼き尽くされた。
“発火能力-パイロキネシス-”、熱源の存在しない場所・物に火を発生させることのできる超能力であり、
その炎の威力は能力者の能力レベルに左右される。

生み出した炎を自在に操り、近距離でも遠距離でも攻撃することが出来る能力者もいるが、少女の場合は
手で掴んだものを発火させることしか出来ない。
そのため、少女は女性に対して接近戦を挑んだのであった。

もう一つの能力である“念動力-サイコキネシス-”で戦ってもよかったのだが、折角敵がいるというのに、
いつでも訓練できる能力で攻撃するのは“勿体ない”。
こういう時こそ、普段訓練しにくい能力と格闘術を駆使した戦いをするべきなのだ。
もっとも、相手が格上の能力者かつ体術にも優れているという場合は、もっと違った戦い方をする必要があるのだが。

視線を感じた少女は、ゆっくりと後ろを振り返る。

「わタしのなマえは、“銭琳-チェン・リン-”。
あなタたチをさガして、このマちにやっテきマしタ」

驚いた表情を隠すことなく浮かべる少女達に向かって、少女は続けた。


「わタしも、あなタたチとトもに、たタかわせテくダさイ」

945 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 12:10:28.60 0
>>929-944
第9夜に続く

946 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 12:15:36.27 0
チェン・リンむちゃくちゃ強いやん!
こいつは頼もしい!!

947 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 12:22:44.73 0
少女っぽい見た目とは裏腹の剛の者!って感じがカッコエエ!乙でした!

948 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 12:39:17.44 O
カッケー
ダジャレを連発しているリンリンからは想像つかないw

949 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 13:54:32.27 0
リンリンは一万人の組織の長だったのか
凄いのが仲間に加わったな

950 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 14:05:55.77 0
>>945
>誰が見ていなくても、自分が見ている、知っている。

この言葉から教えというか道のようなものを感じた。
ないやいさんの話はストーリーもさることながら、登場人物が口にする何気ない言葉や呟きに
深みがあるからつい読んでしまう。

951 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 14:34:01.78 0
リンリン強いな
唯一の弱点が寒いジョークか

952 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 15:06:00.90 0
ないやいです感想ありがとうございます
まずは、刃千吏の作者様…勝手に刃千吏の設定をアレンジさせてもらいました
もっと魅力的なアレンジに出来なかったのは作者の発想力のなさ、筆力のなさが原因ですorz
こればかりはどうしても、という点がありましたらご連絡下さい、リライトしますので

今回の話は少々伝わりにくかった部分があるので後書き代わりに解説を少々

・リンリンは“次期総統”になるはずだった(組織在籍時は、数多の戦闘員の一人)

いずれは、という表現をしていますが、日本に渡る際にその次期総統の座、及び組織の一員であることを放棄したと考えられます
(表向きは休職扱いですが、刃千吏に戻らない可能性もあるため)


・リンリンが今までのメンバーの中でも強く見える

これは、ダークネス側が生み出した能力者本体の“クローン”が、その当時はリンリンより劣っていたためです
ダークネス側の技術の進歩と共に、リゾナンターに送り込まれるクローン達の能力は向上するため、
いずれはリンリンも一人では苦闘するようになると考えられます
また、リゾナンター側も戦いと共に徐々に強くなっていくので、ある種堂々巡りに近い状態です
(本編内では結構ダークネス側の技術の進歩が早いため、力を合わせて撃破というパターンになっていますが)

ともあれ、全員揃いました
後二夜程書いた後、本編内のいくつかの矛盾点を直した上で…本編を再開します
今まで書いてきた特別編、番外編を活かした内容の本編になるよう、残り二夜も気合いを入れていきますので
よろしくお願いします

953 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 15:32:51.40 0
今夜には次スレに突入しそうですね
いよいよ20話かすごいなあ

今スレは「長編(シリーズもの)」と「掌編(1レスもの)」の活躍が目立った感じでしたね
ゆっくりした立ち上がりながら終わりを迎えてみれば今スレも良作が目白押しでした
個人的にはpepperさんのレイナとコハルの話と新分類の「愛みつ」の話が印象に残っています

954 名前:サボリン∞ヽ( ゚∀。)ノ:2008/12/06(土) 16:09:31.82 O
\||/|///
ヽ( ゚∀。)ノ<久々サボグリー

今日の夜から明日はのんびり予定なので新スレ化作業もタイミング良くできそうですぜ

次スレで年を越すのかどうか微妙なラインかなw

955 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 16:28:03.41 0
>>952
>>949です 紛らわしいレスをしてすみません
リンリンが総統の座を捨てて旅立ったのは理解しております

>リンリンは一万人の組織の長に立ったも同然の凄い人だったんですね
とこう書けばよかった

>>954
サボリンさんいつも乙です




956 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 16:38:04.91 0
>>952
日本で暮らすリンリンの描写が丁寧に描かれていてとっても良かったです!
[Blue-R](12)882 『蒼の共鳴番外編-温かな孤独-Ver.リンリン-』を思い出しました
大好きな作品になりました!

957 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 16:50:39.39 0
ウィキに新項目キテル―――――!!!!

今スレはジュンジュンが愛佳を助けに来る未来の話がすごく好きだった
敵の群れを蹴散らして現われた獣に心震えた

958 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 17:11:54.00 0
>ジュンジュンが愛佳を助けに来る未来の話

それは多分前スレの話ではないかと思われw
dat落ちやらリゾナントLIVEの終了やらでどうなることやらと思ってましたが、
結構色んな作品が投下されて盛り上がりましたね
ペッパーに蒼の共鳴特別編、◇◆の人の続き物やら、1レスもの
小石のお守りの話は印象に残ってます


959 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 17:28:54.65 0
かなしみ戦隊が五つも読めたのは嬉しかったかな
あと四字熟語シリーズも毎回楽しみでした
他の人も書いてるけどリゾナンターのチームとしての四字熟語も読んでみたいですね

960 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 18:34:44.90 O
こんなに続くとは思わなかった
いろいろあったけどこれからも安定して続くといいね!

961 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 18:46:26.82 0
数ある長寿スレの中でもその充実度は随一ではないでしょうか

>>413 のホゼナント作品が好みでした
あとミティと向日葵も好きでしたね

962 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 18:47:00.91 O
20話か・・・ダークネス側も全力で闘いを挑んでくるだろうな
しかし我々は敗けない!そうだろ・・・戦士達!!

963 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 18:48:09.25 0
川o・-・)<日本凍土化計画、ナノマシン散布計画・・・フフフフフ

964 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 19:13:59.12 0
>>962
はい!総統!
我々ダークネスは20話で完全にリゾナンターの小娘共を叩き潰してみせます!

965 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 19:17:24.72 O
そ、そのナノマシンってのは・・・ まさかアレか?

966 名前:サボリン∞ヽ( ゚∀。)ノ:2008/12/06(土) 19:34:09.61 0
ぜんぜん関係ないけど誰か「ヽ( ゚∀。)ノ」のロゴマークみたいなの作ってくれないか
サボログのプロフィール画像に使いたいw
立体的、デフォルメ、などいろいろ募集w

967 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 19:35:48.61 0
どうでもいいがサボリンって昔書き手だったことある?他スレで

968 名前:サボリン∞ヽ( ゚∀。)ノ:2008/12/06(土) 19:37:24.90 0
>>967
狼では書いたことナイヨー
自サイトと飼育でならあるけど

969 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 19:56:17.32 0
980過ぎたぐらいで次スレ立てます

970 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 19:56:53.43 0
銀翼の言霊使いからリゾナントして
幾つか作品が生まれたのが面白かった
特に『―How to kill an ANGEL―』がニヤリとさせられました
やっぱりリゾナントはこのスレの華だなって思いました

>>657には癒されましたね

971 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 20:10:38.57 0
>>969
いつもお疲れ様です
しかし20話か…すごいなほんと

972 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 20:29:37.70 0
>>969
本当にいつも乙です

リゾナントLIVEの終了が一つのヤマかと思ってましたが、能力の話、制服の話、カードの話と雑談で
盛り上がるは、相変わらず良作は投下されるはこのスレの生命力は旺盛ですな

973 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 20:35:00.03 0
「AとA」も本スレでしたね。
これはないやいさんにも言えることですが、自分の書きたいことを
書き切る力のある書き手さんは凄いと思う。

愛みつの話も印象的でした。
自分は前スレでみつジュンの未来を変える話を書きましたが、正直
完成度が全然違います
この作者さんの書きたかったことと、自分の書きたかったことはかなり
近い気がしますが、読んだときはやられたと思いました。

個人的には能力話の人の話が読めたのが嬉しかったです
あの人の書く文章は好きです
本編に関係なく作品を投下して欲しいものです

あとwikiの登場人物と能力の項目は簡潔にまとめられていて、常駐の
人にもご新規さんにも重宝する内容だと思います
編集された方、ご苦労様です

974 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 20:59:26.34 O
色んな場所からのワンレスホゼナントに驚いた・・・特に>>300はとても好き
あとは全く新しい世界を見せてくれた切ない愛光ストーリー、
個人的には最も愛せるミティ像を見せてくれた向日葵とミティ・・・

よかったです!

975 名前:名無し募集中:2008/12/06(土) 21:02:50.30 O
正義を象徴するかのような白い衣装で歌うリゾナントブルーは素敵でした
武道館参加された方お疲れ様でした

976 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 21:12:14.10 0
刃千吏書いた者です

ないやいさんリゾナントして頂き、ありがとうございました
消してーリライトしてー なんて欠片ほども思いませんでした、ホントです
刃千吏がこのような素敵なお話の一部になれたこと

川´・_o・)<アリガトゴザイマース


ついでに勝手に遅レスコーナー
>>404
刃千吏のような雰囲気ではないですが、
だいたい毎スレ一つは話を投下させて頂いてます

>>137
『i914』と刃千吏の思い入れは大きいですが、
好きなのはOrange-Aidです


今まで恥ずかしゅーて個々に言い出せませんでしたが、
これまでリゾナントしていただいた方、まとめて御礼申し上げます…

977 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 21:19:53.01 0
>>976
よかった、投下しておいてなんですがやはり元の作者様が
どう思ったかなと気がかりだったので…こちらこそ、本当にありがとうございます
今後も素敵な作品を期待してます

978 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 21:26:26.85 0
>>976
>>405で勝手にレスしたものです
あなた様のファンです
合っててよかったです
『Orange-Aid』大好きです

979 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 21:41:43.29 0
こりゃ明日まで持たないなこのスレ

980 名前:サボリン∞ヽ( ゚∀。)ノ:2008/12/06(土) 21:44:23.83 0
カウントダウンへの980をゲットズザー

>>979
そりゃもたないでしょw
今日には新スレって勢いだったし

981 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 21:49:05.99 0
むしろ早いことしてあげないとテンプレさんが気の毒・・・って980到達したから新スレですね
20話・・・20話かあ・・・すごいね!

982 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 21:57:29.44 0
次スレ
リゾナントブルーAnother Versからストーリーを想像するスレ 第20話
http://dubai.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1228567655/

983 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 21:57:40.64 0
乙です
リゾナントロボが出てくる話は未だ無いなw

984 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 22:01:59.08 0
おつ

985 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 22:02:17.27 0
>>982
乙です
いやはや、こうしてみると感慨深いものがありますなー

986 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 22:03:23.21 0
テンプレさんいつもほんとありがとー!

>>983
[Other](03)708 名無し募集中。。。 に一応ロボは出るよ
リゾナントロボではないけどw

987 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 22:16:30.15 0
テンプレさんいつもご苦労様です!
>>976
『i914』と刃千吏を考えた人は一緒だったんですね!!すげぇ!

988 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 22:23:40.67 0
>>973
みつジュンの未来を変える話、は超好きでしたよ!
もちろん愛みつの話も良かったですけど!

ペッパーさんの今後も期待です

989 名前:サボリン∞ヽ( ゚∀。)ノ:2008/12/06(土) 23:14:54.17 0
よし、新スレ化作業とか残りまとめとか明日の朝一気にやろっと

990 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 23:15:36.93 0
AA職人欲しいなあ
あと20話にダークネスVerのPVきてました

991 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 23:15:59.52 0
敢えて今夜って言わないサボリンさんが好きw

992 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 23:18:46.24 0
風呂で考えてくるか

993 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 23:19:26.75 0
なんだかんだ言ってちゃんとやっちゃうサボリンクオリティ
略してサボリティが俺好きだよ…

994 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 23:27:54.00 0
从*・ 。.・)<次スレはさゆみが活躍するの

995 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 23:32:11.44 0
>>993
サボリティってwwちょっと面白いw

>>994
さゆの活躍は嬉しい!

996 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 23:45:50.43 0
20話おめでとう


997 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 23:46:12.89 0
ありがとう

998 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 23:46:45.03 0
では

999 名前:名無し募集中。。。:2008/12/06(土) 23:47:42.83 0
>>994
从*・ 。.・)<ガキさん 作者さん達をちょちょいと操って欲しいの


1000 名前: ◆GOMA3QJ.sA :2008/12/06(土) 23:48:17.80 0
1000

1001 名前:1001:Over 1000 Thread
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。




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